JP2004229335A - 分岐接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板やバスバーの導電材にタブを半田なしで接続固定する。
【解決手段】タブは先端側の外部端子接触部と、中間の太幅としたケース固定部と、根元側の導電材接触部とから構成し、ケース固定部の両側に抜け止め突起を形成すると共に、導電材接触部では先端部より所要寸法あけた位置に菱形形状に拡幅させた圧接部を設けている一方、タブ圧接穴を穿設したプリント基板等の導電材の上方にタブ貫通穴を穿設したタブ固定用仕切壁をアッパーケースに設けておき、タブ貫通穴に上方より上記タブを圧入し、先端側の上記導電材接触部の圧接部を導電材のタブ圧接穴の内周面と圧接させて導電材と電気接触させる一方、中間部の上記ケース固定部では上記抜け止め突起をタブ貫通穴の内周面に食い込ませて固定している。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のワイヤハーネスに接続される分岐接続箱に関し、特に、分岐接続箱内に収容するプリント基板やバスバー等の導電材とタブとを半田なしに接続するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、アッパーケース1とロアケース2とからなる分岐接続箱のケース内にプリント基板3を収容し、該プリント基板3の導電路4と他回路とを接続する場合、回路密度向上や外形肥大化を抑制するため、プリント基板3に穿設した貫通穴3aに端子金具からなるタブ5の根元を貫通させて垂直方向に組みつけ、プリント基板3の裏面側で半田6で固定すると共に導電路4と電気接続している。これらタブ5はアッパーケース1内に突出させ、該アッパーケース1内にワイヤハーネスの端末に接続したコネクタ等のケースを嵌合し、該ケース内の雌端子あるいは圧接端子と上記タブとを嵌合して電気接続している。 また、分岐接続箱のケース内部にバスバーを収容し、該バスバーに対して別個に形成したタブを垂直方向に接続している場合もあり、この場合もバスバーに穿設した貫通穴のタブの根元を通して半田接続している場合もある。
【0003】
このように、プリント基板の導電路あるいはバスバーに対して垂直方向にタブを固定接続する場合は半田づけで行われているが、環境上の問題より鉛の使用低減化が要請されており、半田の鉛フリー化の開発が進められている。しかしながら、半田の鉛フリー化をしても、半田接続する場合には、プリント基板あるいはバスバーを半田槽に搬送して半田付けをしなければならず、工程数が増加してコストアップとなり、かつ、プリント基板やバスバーの端子穴に挿入したタブが不安定であると、信頼性の点で問題がある。
【0004】
上記した問題に対して、半田付けを使用せずに機械的に接続する接続構造が特開平10−241759号公報(特許文献1)で提案されている。
上記特許文献1の接続構造は、図8に示すように、プリント基板3’の導電路4’に切欠4a’を設け、タブ5’に面方向に働く圧縮バネ部5a’を設け、切欠4a’に側方からタブ5’を挿入すると、圧縮バネ部5a’が切欠4a’の内面の導電路4’に圧接する構成とし、タブに設けた圧縮バネ部5a’でプリント基板3’との固定と導電路4’との電気接続を図っている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−241759号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の構造では、タブ5’をバネ接触だけでプリント基板に圧接保持しているだけであるため、取付強度に信頼性が低い問題もあり、特に、タブに相手方端子を嵌合接触した際に、タブが受ける外力が圧縮接バネ部に直接に伝わり、圧縮バネ部が切欠4a’より抜け出る恐れもある。
【0007】
本発明は、上記した問題を解消し、半田なしでプリント基板にタブを垂直方向に強固に固定できると共に、該プリント基板の導電路とをタブとの電気接触も確実に行えるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ケース内部にプリント基板あるいはバスバーからなる導電材を収容し、該導電材にタブの根元側を固定して該タブを垂直方向に立設している分岐接続箱であって、
細長い垂直方向の平板からなる上記タブは、細幅とした上部側の外部端子接触部と、該外部端子接触部に連続する太幅としたケース固定部と、該ケース固定部に連続する下部根元側の導電材接触部とから構成し、
上記ケース固定部の両側に抜け止め突起を形成すると共に、上記導電材接触部には左右両側部を外方へ菱形形状に拡幅させた圧接部を設けている一方、
上記導電材にタブ圧接穴を穿設していると共に、該導電材の上方にアッパーケースからタブ貫通穴を穿設したタブ固定用仕切壁を設けておき、
上記タブ貫通穴に上方より上記タブを圧入し、下部根元側の上記導電材接触部の圧接部を上記導電材のタブ圧接穴の内周面と圧接させて導電材と電気接触させる一方、中間部の上記ケース固定部では上記抜け止め突起をタブ貫通穴の内周面に食い込ませて固定していることを特徴とする導電材とタブとの接続構造を提供している。
【0009】
上記構成とすると、タブの中間部はアッパーケースに設けたタブ貫通穴に圧入されると共に抜け止め突起をタブ貫通穴の内周面に食い込ませて強固に固定しているため、タブを相手方端子と嵌合した時に、外力がアッパーケースに負荷され、先端側の圧接部と導電材との電気接触部には伝わらない。よって、タブと導電材との電気接続信頼性を高めることができる。
上記タブの左右両側に拡幅して菱形形状に設けた圧接部は、タブの幅方向の中央部を叩たき出しより設けて他の部位よりも剛性を低下させ、所要の可撓性を持たせている。なお、幅方向の中央部に切れ目を設けて左右を分離させ、この分離させた部分を“く”の字状に拡幅さてもよい。
上記形状としたタブの圧接部は、ケースのタブ貫通穴に無理なく縮径させて挿通させた後に、導電材のタブ圧接穴に圧入して、圧接部を導電材と電気接触させることができる。
かつ、導電材に穿設したタブ圧接穴に上方よりタブを圧入固定できるため、導電材の中間部の任意の位置にタブを垂直に接続でき、回路密度を高くした場合に十分に対応でき外形の肥大化を抑制できる。
【0010】
上記タブのケース固定部の幅寸法Aは導電材接触部の圧接部の最大寸法B以上(A≧B)としている。
上記A≧Bとすると、導電材接触部がアッパーケースのタブ貫通穴に圧入される時にスムーズに挿入でき、圧接部に損傷を発生させない。
【0011】
また、ケース固定部がアッパーケースのタブ貫通穴に圧入される圧入ストロークCは導電材接触部がプリント基板あるいはバスバーのタブ圧接穴に圧入される圧入ストロークDより短くしている(C<D)。
上記設定とすると、先端側の導電材接触部がプリント基板あるいはバスバーからなる導電材のタブ圧接穴に圧入された後に、中間部のケース固定部がアッパーケースのタブ貫通穴に圧入される。よって、タブ導電材接触部とケースのタブ貫通穴の位置ずれが発生しても、導電材接触部が先にプリント基板の圧接穴に固定されるため、タブとプリント基板との安定した接触状態を確保できる。
【0012】
上記プリント基板では上記タブ圧接穴の内周面全面から上記プリント基板の絶縁基板の裏面あるいは/および表面側の導電材と接合する位にかけてメッキを施して導電部を設け、該導電部を介して上記タブとプリント基板の導電材とを電気接続している。
上記メッキは銅メッキに錫メッキあるいは半田メッキを上塗りしている。
上記構成とすると、プリント基板の絶縁基板の表面あるいは裏面のいずれか一方あるいは両方に導電材からなる回路を設けた場合に、タブと電気接続できる。
【0013】
タブと電気接続するプリント基板は1層に限らず複数のプリント基板を積層してもよい。この場合、積層したプリント基板の垂直方向に連続した位置にタブ圧接穴を設けておき、これらタブ圧接穴の上記メッキよりなる導電部を形成し、各プリント基板の導電材と電気接続させておくとと共に各層の導電部を接合しておくことにより、最上層のプリント基板のタブ圧接穴にタブの導電材接触部を圧入して接触させるだけで、複数枚のプリント基板の導電材を1つのタブに電気接続させることができる。
さらに、積層したプリント基板のうち、タブと電気接続しないプリント基板があれば、タブ圧接穴の内面に設けた導電部と該プリント基板の導電材とを接続させなければ良いだけである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は第1実施形態を示し、分岐接続箱10は図1に示すようにアッパーケース11に複数のコネクタ収容部19を並列に設けた構成で、下部にロアケース12を組つけている。
上記アッパーケース11の下端面の全面にはプリント基板13からなる導電材を配置し、該プリント基板13の周縁をアッパーケース11の側壁11aの下端面にネジ止めあるいは樹脂カシメ等で固定している。
上記プリント基板13には、図示のように、各コネクタ収容部19に突出するように多数タブ15を垂直方向に立設している。
【0015】
図2、3に示すように、タブ15は、導電性金属板からなる細長い平板状で、細幅とした先端側の外部端子接触部15aと、該外部端子接触部15aに連続する太幅としたケース固定部15bと、該ケース固定部15bに連続する根元側の導電材接触部15cとから構成している。即ち、プリント基板13に垂直に立設固定した状態で上部側に外部端子接触部15a、中間部にケース固定部15b、下部側に導電材接触部15cを設けている。
【0016】
上記ケース固定部15bは細幅の外部端子接触部15aの下端より段状に幅広とし、該幅寸法をAとしている。また、該ケース固定部15bの長さ方向の中間部の幅方向の両側に抜け止め突起15dを突設している。該抜き止め突起15dは下向き三角形状とし、上端面を水平として下端に傾斜させ、樹脂成形品からなるアッパーケース11に食い込むことができる形状としている。
【0017】
ケース固定部15bの下部に連続する導電材接触部15cの幅は、上部側の外部端子接触部15aの幅Aと略同一として段状に細幅とし、かつ、先端はテーパ状に縮径している。この導電材接触部15cの長さ方向の中間部には、幅方向中央15eを叩き出して左右両側部を外方へ“く”の字状に屈曲させ、全体として菱形形状の圧接部15fを設けている。この圧接部15fの最大幅Bを上記ケース固定部15bの幅Aと同等以下(A≧B)としている。
【0018】
上記タブ15を垂直方向に立設するプリント基板13は、絶縁基板13aの表裏両面に導電路16を導電材を貼着、接着して設け、あるいは印刷して設け、かつ、タブ圧接穴17を図2に示すように所定ピッチをあけて穿設している。図4に示すように、これらタブ圧接穴17の内周面全面からプリント基板の表裏両面にかけて銅メッキを施すと共に該銅メッキの表面に錫メッキまたは半田メッキを施して導電部18を設け、導電部18の上下両端部18aを表裏両面の導電路16と接合している。
【0019】
上記コネクタ収容部19を設けたアッパーケース11には、コネクタ収容部19の底壁となる位置で且つプリント基板13の上方にタブ固定用仕切壁11bを設けている。該タブ固定用仕切壁11bにはタブ貫通穴11cを所定ピッチをあけて設けている。これらタブ貫通穴11cは下方のプリント基板13のタブ圧接穴17と同一垂直線上に設けている。該タブ貫通穴11cの幅寸法はタブ15のケース固定部15bの幅寸法Aと同等としている。よって、ケース固定部15bはタブ貫通穴11cに圧入され、該ケース固定部15bより突設した抜け止め突起15dをタブ貫通穴11cの内周面に食い込むこととなる。一方、プリント基板13のタブ圧接穴17は、タブ15の圧接部15fの幅寸法Bより若干小さくし、圧接部15fを圧縮して圧入し、該圧接部15fの最大突出部をタブ圧接穴17の内周面の導電材18に圧接接続させるようにしている。
【0020】
タブ15のケース固定部15bがアッパーケース11のタブ貫通穴11cに圧入される圧入ストロークCと、導電材接触部15cがプリント基板13のタブ圧接穴17に圧入される圧入ストロークDとは、(C<D)の関係に設定している。
【0021】
上記タブ15とプリント基板13との接続固定は、アッパーケース11の下端にプリント基板13を固定した後、タブ15をアッパーケース11のコネクタ収容部19の上方開口よりタブ貫通穴11c、タブ圧接穴17へと圧入することにより行っている。
即ち、タブ15の下部の導電材接触部15cをアッパーケース11のタブ固定用仕切壁11bのタブ貫通穴11cに差し込む。このとき、圧接部15fの最大幅部の寸法BをA≧Bとしているため、タブ貫通穴11cをスムーズに通すことができる。
【0022】
タブ15の中間のケース固定部15bがアッパーケース11のタブ貫通穴11cに圧入される前に、下部の導電材接触部15cの下端がプリント基板13のタブ圧接穴17に挿入される。このように、導電材接触部15cがタブ圧接穴17に挿入された後、ケース固定部15bがタブ貫通穴11cに圧入され、その抜け止め突起15dがタブ貫通穴11cの内周面に食い込み、タブ15はアッパーケース11に強固に固定される。このケース固定部15bがアッパーケース11に固定される圧入時に、下部の導電材接触部15cの圧接部15fもプリント基板13のタブ圧接穴17に圧入され、その内周面の導電部18に圧接部15fが圧接接触される。
【0023】
上記のようにプリント基板13を固定したアッパーケース11内に、タブ15を上方より挿入し、その根元をプリント基板13に垂直に立設固定し、プリント基板13の導電路16とタブ15とを電気接続した後に、ロアケース12をプリント基板13の下部に被せて、アッパーケース11にロアケース12をロック結合して、分岐接続箱10を組み立てている。
なお、アッパーケース11にロアケース12を組みつけた状態で、タブ15をアッパーケース11のタブ貫通穴11cを貫通させてプリント基板13のタブ圧接穴17に圧入させてもよい。
【0024】
上記のようにタブ15を組みつけることにより、タブ15は中間のケース固定部15bでアッパーケース11に固定され、下部の導電材接触部15cがプリント基板13のタブ圧接穴17の内部で導電部18と圧接接続される。該導電部18はプリント基板13の表裏両面の導電路16と接続されているため、タブ15はプリント基板13の導電路16と電気接続される。
【0025】
上記構成とすると、アッパーケース11のコネクタ収容部19に、ワイヤハーネス端末に接続されたコネクタ(図示せず)が嵌合され、該コネクタ内の雌端子がタブ15の外部端子接触部15aに嵌合され、プリント基板13の導電路16はタブ15を介してワイヤハーネスに接続される。上記コネクタの嵌合時に負荷される外力は、ケース固定部15bを固定したアッパーケース11のタブ固定用仕切壁11bで受け止められ、プリント基板13と圧接する導電材接触部15cには伝わらない。よって、タブ15とプリント基板13の導電路16との電気接続信頼性を高めることができる。
【0026】
また、プリント基板13の端部ではなく、任意の中間位置にタブ圧接穴17を設け、タブ15を上方より圧入固定できるため、回路密度を高めることができると共に、分岐接続箱10の肥大化を抑制できる。かつ、タブ15をプリント基板13の導電路16と半田なしで簡単に圧入固定することができ、工数削減によりコスト低下を図ることができる。
【0027】
図5は第2実施形態を示す。
第2実施形態では、プリント基板13を3枚積層している。これら積層するプリント基板13A、13B、13Cに垂直位置にタブ圧接穴17A、17B、17Cを貫通させて穿設し、かつ、これらタブ圧接穴の内周面からプリント基板の表面に導電路16に連続する導電部18’を銅メッキにより設けている。この導電部18’により3層のプリント基板の導電路16を電気接続している。
【0028】
タブ15は第1実施形態と同様な形状であり、最上層のプリント基板13Aのタブ圧接穴17Aに圧入して導電部18’と圧接により電気接続している。
【0029】
上記構成とすると、1つのタブ15に積層した3層のプリント基板の導電路を電気接続することができる。
なお、プリント基板は3層に限らないことは言うまでもない。
また、例えば、3層積層したプリント基板のうち、中間層のプリント基板13Bの導電路16をタブ15と接続しない場合は、該プリント基板13Bのタブ圧接穴17Bの導電部18’にプリント基板13Bの導電路を接合させていない。
【0030】
図6は第3実施形態を示し、該第3実施形態はタブ15と接続する導電材は、プリント基板に変えてバスバー30としている点で第1、2実施形態と相違させている。バスバー30もアッパーケース11の下端に固定しており、所要位置にタブ圧接穴30aを穿設している。
タブ15、アッパーケース11の構成は第1実施形態と同様で、タブ15の導電材接触部15cはバスバー30のタブ圧接穴30aに圧接させて、タブ15とバスバー30とを電気接続している。また、タブ15のケース固定部15bをアッパーケース11のタブ固定用仕切壁11bに穿設したタブ貫通穴11cに固定している。
【0031】
第3実施形態においても第1実施形態と同様に、タブ15と外部回路との嵌合時に嵌合力をアッパーケース11で受けることができ、タブ15とバスバー30との圧接部に嵌合力を伝えないことにより、タブ15とバスバー30との電気接続信頼性を高めることができる。かつ、タブ15とバスバー30とを半田なしで接続できる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明では、タブをアッパーケースのタブ固定用仕切壁に穿設したタブ貫通穴およびその下方のプリント基板やバスバーからなる導電材に穿設したタブ圧接穴に上方より圧入するだけで、タブを確実にアッパーケースに固定できると共に導電材とタブとを電気接触させることができる。よって、従来必要とされていた半田づけを無くすことができ、環境上の要請に応えることができると共に、半田工程の削減でコスト低下も図ることができる。
【0033】
さらに、タブはアッパーケースで固定しているため、該タブに外部回路の端子を嵌合接続した際に負荷される外力はアッパーケースで負荷され、導電材とタブとの圧接部には外力は伝わらないため、導電材とタブとの電気接続信頼性を高めることができる。
【0034】
さらにまた、導電材の端部および中間部の任意の位置にタブ圧接穴を穿設してタブを圧接接続させることができるため、回路密度の向上および外形の肥大化抑制も図ることができる等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分岐接続箱の概略斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】タブとタブ貫通穴およびタブ圧接穴との関係を示す拡大図である。
【図4】(A)はプリント基板のタブ圧接穴の拡大断面図、(B)はタブ圧接穴にタブが圧入された状態を示す拡大断面図である。
【図5】第2実施形態を示す断面図である。
【図6】第3実施形態を示す断面図である。
【図7】従来例を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図8】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 分岐接続箱
11 アッパーケース
11b タブ固定用仕切壁
11c タブ貫通穴
12 ロアケース
13 プリント基板
15 タブ
15a 外部端子接触部
15b ケース固定部
15c 導電材接触部
15d 抜け止め突起
15f 圧接部
16 導電路
17 タブ圧接穴
18 導電材
19 コネクタ収容部
30 バスバー

Claims (3)

  1. ケース内部にプリント基板あるいはバスバーからなる導電材を収容し、該導電材にタブの根元側を固定して該タブを垂直方向に立設している分岐接続箱であって、
    細長い垂直方向の平板からなる上記タブは、細幅とした上部側の外部端子接触部と、該外部端子接触部に連続する太幅としたケース固定部と、該ケース固定部に連続する下部根元側の導電材接触部とから構成し、
    上記ケース固定部の両側に抜け止め突起を形成すると共に、上記導電材接触部には左右両側部を外方へ菱形形状に拡幅させた圧接部を設けている一方、
    上記導電材にタブ圧接穴を穿設していると共に、該導電材の上方にアッパーケースからタブ貫通穴を穿設したタブ固定用仕切壁を設けておき、
    上記タブ貫通穴に上方より上記タブを圧入し、下部根元側の上記導電材接触部の圧接部を上記導電材のタブ圧接穴の内周面と圧接させて導電材と電気接触させる一方、中間部の上記ケース固定部では上記抜け止め突起をタブ貫通穴の内周面に食い込ませて固定していることを特徴とする導電材とタブとの接続構造。
  2. 上記タブのケース固定部の幅寸法Aは上記導電材接触部の圧接部の最大寸法B以上(A≧B)とし、かつ、ケース固定部がアッパーケースの上記タブ貫通穴に圧入される圧入ストロークCと導電材接触部が上記導電材のタブ圧接穴に圧入される圧入ストロークDとは(C<D)としている請求項1に記載の分岐接続箱。
  3. 上記プリント基板では上記タブ圧接穴の内周面全面から上記プリント基板の絶縁基板の裏面あるいは/および表面側の導電材と接合する位にかけてメッキを施して導電部を設け、該導電部を介して上記タブとプリント基板の導電材とを電気接続している請求項1または請求項2に記載の分岐接続箱。
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