JP6434332B2 - モータ駆動回路および制御方法 - Google Patents

モータ駆動回路および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステッピングモータの制御技術に関するものであり、特にモータの駆動効率を向上させる技術に関するものである。
家庭用機器や生産装置など様々な用途にステッピングモータが用いられている。ステッピングモータとしては、例えば、ユニポーラ型のステッピングモータが広く用いられている。ステッピングモータでは、静止と回転の安定した動作とともに、必要なモータトルクを高い電力効率で得られることが要求される。
ユニポーラ型のステッピングモータでは、A相、B相、AN相、BN相のコイルを順次、励磁することにより、モータを回転させる。モータを回転させる際に、例えば、A相のコイルに励磁すると、対向相であるAN相のコイルに誘導起電力が生じる。AN相のコイルに誘導起電力が生じて電流が流れると、A相の磁力が弱められモータトルクの低下が生じ得る。対向相のコイルに生じる誘導起電力によってモータトルクが低下するので、必要なモータトルクを得る上での電力効率の低下が起こり得る。そのため、ステッピングモータにおいて、効率を低下させずに必要なモータトルクを得るための技術開発が盛んに行われている。ステッピングモータにおけるモータの駆動効率の低下を抑制する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1には、ステッピングモータを制御するモータ駆動回路が示されている。特許文献1のモータ駆動回路は、各相のコイルごとにフリーホイルダイオードが備えられている。また、特許文献1のモータ駆動回路は、各コイルからフリーホールダイオードへ流れる電流を一括で制御するスイッチ手段を備えている。特許文献1のモータ駆動回路は、コイルからフリーホールダイオードへの電流を1つのスイッチ手段によって所定のタイミングで制御する。特許文献1では、コイルからフリーホールダイオードに流れる電流をスイッチ手段で制御することで、駆動トルクの低下等を抑制することができるとしている。
特開平8−275589号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1のモータ駆動回路では、各相のコイルに接続されたダイオードのアノード側の電圧は1つのスイッチ手段によって一括で制御される。そのため、特許文献1のモータ駆動回路では、各相のダイオードごとに電流が流れる状態か流れない状態であるかを制御することができない。例えば、特許文献1のモータ駆動回路では、ある相をダイオードを介して電流を流して定電圧に保ち、他の相は電流を流さない状態とするような制御を行えない。そのため、特許文献1のモータ駆動回路は、相ごとに最適な状態とすることができないため、モータトルクが低下し電力効率低下を十分に抑制できない恐れがある。よって、特許文献1の技術は、モータの駆動効率の低下を抑制する技術としては十分ではない。
本発明は、モータの駆動効率の低下を十分に抑制することができるモータ駆動回路を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明のモータ駆動回路は、第1の励磁回路と、第2の励磁回路と、制御回路を備えている。第1の励磁回路は、第1のコイルと、第1の制御素子と、第1の定電圧ダイオードと、第1のスイッチを有している。第1のコイルは、磁場を生成する。第1の制御素子は、第1のコイルと電源との間に直列に接続され第1のコイルと電源の接続を制御する。第1の定電圧ダイオードは、第1のコイルと第1の制御素子の間に一端が接続されている。第1のスイッチは、第1のコイルと第1の定電圧ダイオードとの接続の有無を切り替える。また、第2の励磁回路は、第2のコイルと、第2の制御素子と、第2の定電圧ダイオードと、第2のスイッチを有している。第2のコイルは、第1のコイルと並列に電源に接続され第1のコイルの対向相として磁場を生成する。第2の制御素子は、第2のコイルと電源との間に直列に接続され第2のコイルと電源の接続を制御する。第2の定電圧ダイオードは、第2のコイルと第2の制御素子の間に一端が接続されている。第2のスイッチは、第2のコイルと第2の定電圧ダイオードとの接続の有無を切り替える。制御回路は、第1のコイルを励磁するときに、第1の制御素子を接続状態、第1のスイッチを接続状態、第1の定電圧ダイオードを接続状態となるように制御する。また、制御回路は、第1のコイルを励磁するときに、第2の制御素子を非接続状態、第2のスイッチを非接続状態、第2の定電圧ダイオードを非接続状態となるように制御する。
本発明のモータ制御方法は、磁場を生成する第1のコイルと電源との間に直列に接続され第1のコイルと電源との接続を制御する第1の制御素子を接続状態とする。本発明のモータ制御方法は、第1のコイルと第1の制御素子の間に一端が接続された第1の定電圧ダイオードと第1のコイルとの接続の有無を切り替える第1のスイッチを接続状態とする。本発明のモータ制御方法は、第1のコイルと並列に電源に接続され第1のコイルの対向相として磁場を生成する第2のコイルと電源との間に直列に接続され、第2のコイルと電源との接続を制御する第2の制御素子を非接続状態とする。本発明のモータ制御方法は、第2のコイルと第2の制御素子の間に一端が接続された第2の定電圧ダイオードと、第2のコイルとの接続の有無を切り替える第2のスイッチを非接続状態として第1のコイルを励磁する。
本発明によると、モータの駆動効率の低下を十分に抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成を適用したステッピングモータを模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態における制御信号のシーケンスを示した図である。 本発明の第2の実施形態における制御信号のシーケンスを示した図である。 本発明の第2の実施形態のモータ駆動回路の状態の例を示した図である。 本発明の第2の実施形態のモータ駆動回路に流れる電流をグラフとして示した図である。 本発明と対比した構成のモータ駆動回路の例を示した図である。 本発明と対比した構成のモータ駆動回路に流れる電流をグラフとして示した図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態のモータ駆動回路の構成の概要を示したものである。本実施形態のモータ駆動回路は、第1の励磁回路101と、第2の励磁回路102と、制御回路103を備えている。
第1の励磁回路101は、第1のコイル111と、第1の制御素子112と、第1の定電圧ダイオード113と、第1のスイッチ114を有している。第1のコイル111は、磁場を生成する。第1の制御素子112は、第1のコイル111と電源130との間に直列に接続され第1のコイル111と電源130との接続を制御する。第1の定電圧ダイオード113は、第1のコイル111と第1の制御素子112の間に一端が接続されている。第1のスイッチ114は、第1のコイル111と第1の定電圧ダイオード113との接続の有無を切り替える。
また、第2の励磁回路102は、第2のコイル121と、第2の制御素子122と、第2の定電圧ダイオード123と、第2のスイッチ124を有している。第2のコイル121は、第1のコイル111と並列に電源130に接続され第1のコイル111の対向相として磁場を生成する。第2の制御素子122は、第2のコイル121と電源130との間に直列に接続され第2のコイル121と電源130との接続を制御する。第2の定電圧ダイオード123は、第2のコイル121と第2の制御素子122の間に一端が接続されている。第2のスイッチ124は、第2のコイル121と第2の定電圧ダイオード123との接続の有無を切り替える。
制御回路103は、第1のコイル111を励磁するときに、第1の制御素子112を接続状態、第1のスイッチ114を接続状態、第1の定電圧ダイオード113を接続状態となるように制御する。また、制御回路103は、第1のコイル111を励磁するときに、第2の制御素子122を非接続状態、第2のスイッチ124を非接続状態、第2の定電圧ダイオード123を非接続状態となるように制御する。
本実施形態のモータ駆動回路の制御回路103は、第1の励磁回路101の第1のコイル111を励磁するときに第1のスイッチ114を接続状態、第2のスイッチ124を非接続状態となるようにそれぞれ制御する。第1のスイッチ114を接続状態とすることで、第1のコイル111と第1の定電圧ダイオード113は、接続された状態となる。よって、第1のコイル111の電圧は所定の電圧以下に制御される。また、第2のスイッチ124を非接続状態とすることで、第2のコイル121と第2の定電圧ダイオード123は、非接続状態となる。よって、第2のコイル121から第2の定電圧ダイオード123へは電流が流れない。そのため、本実施形態のモータ駆動回路では、第1のコイル111が励磁されたときに、対向相である第2のコイル121には誘導電流は流れない。よって、本実施形態のモータ駆動回路では、対向相に生じる誘導電流起因のモータトルクの低下は生じない。
本実施形態のモータ駆動回路は、コイルと定電圧ダイオードの組み合わせごとにスイッチを備えているので、各コイルとダイオードの接続を個別に制御することができる。そのため、本実施形態のモータ駆動回路では、励磁したコイルの電圧を一定に保ちつつ、対向相で生じる誘導電流による磁力の低下を抑制することができる。よって、本実施形態のモータ駆動回路では、モータトルクの低下を防ぎ、電力効率の低下を抑制することができる。その結果、本実施形態のモータ駆動回路では、モータの駆動効率の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態のモータ駆動回路の構成の概要を示したものである。本実施形態のモータ駆動回路は、ユニポーラ1相励磁ステッピングモータの駆動回路である。
本実施形態のモータ駆動回路は、各相のコイルごとにスイッチ素子および定電圧ダイオードであるツェナーダイオードを備え、各コイルを励磁するタイミングに応じて各スイッチをそれぞれ制御できることを特徴としている。すなわち、本実施形態のモータ駆動回路は、各コイルを励磁するタイミングに応じて定電圧ダイオードとコイルの接続の有無を制御することができる。
本実施形態のモータ駆動回路は第1のトランジスタTr1と、第2のトランジスタTr2と、第3のトランジスタTr3と、第4のトランジスタTr4を備えている。また、本実施形態のモータ駆動回路は第1のダイオードD1と、第2のダイオードD2と、第3のダイオードD3と、第4のダイオードD4を備えている。本実施形態のモータ駆動回路は第1のコイルL1と、第2のコイルL2と、第3のコイルL3と、第4のコイルL4とを備えている。本実施形態のモータ駆動回路は、第1のスイッチSW1と、第2のスイッチSW2と、第3のスイッチSW3と、第4のスイッチSW4を備えている。本実施形態のモータ駆動回路は電源11と、制御部12をさらに備えている。
図3は、本実施形態のモータ駆動回路で動作させるステッピングモータの回転部を模式的に示したものである。本実施形態のモータ駆動回路の第1のコイルL1はステッピングモータのA相、第2のコイルL2はAN相、第3のコイルL3はB相、第4のコイルL4はBN相にそれぞれ対応する。本実施形態のステッピングモータは、A相、B相、AN相、BN相の順にコイルが励磁されることによって回転動作を行う。
図2を参照して、本実施形態のモータ駆動回路についてさらに詳細に説明する。A相を励磁する回路は、第1のコイルL1の負の端子側に第1のスイッチSW1と第1のトランジスタTr1が直列に接続されている。第1のトランジスタTr1の、第1のスイッチSW1と反対の端子は接地されている。また、第1のトランジスタTr1と並列になるように、第1のダイオードD1が接続されている。第1のダイオードD1は、第1のスイッチSW1側がカソードになるように接続され、アノードは接地されている。以上のように構成されるA相を励磁する回路を、本実施形態ではA相励磁回路と呼ぶ。
本実施形態のA相励磁回路は、第1の実施形態の第1の励磁回路に相当するとみなすことができる。第1の励磁回路に相当するとした場合に、本実施形態の第1のコイルD1は、第1の実施形態の第1のコイル111に相当する。また、本実施形態の第1のトランジスタTr1、第1のダイオードD1および第1のスイッチSW1は、第1の実施形態の第1の制御素子112、第1の定電圧ダイオード113および第1のスイッチ114にそれぞれ相当する。また、本実施形態の電源11は第1の実施形態の電源130に相当する。本実施形態の制御部12は、第1の実施形態の制御回路103に相当する。
AN相を励磁する回路は、第2のコイルL2の負の端子側に第2のスイッチSW2と第2のトランジスタTr2が直列に接続されている。第2のトランジスタTr2の、第2のスイッチSW2と反対の端子は接地されている。また、第2のトランジスタTr2と並列になるように、第2のダイオードD2が接続されている。第2のダイオードD2は、第2のスイッチSW2側がカソードになるように接続され、アノードは接地されている。以上のように構成されるAN相を励磁する回路を、本実施形態ではAN相励磁回路と呼ぶ。
本実施形態のA相励磁回路を第1の実施形態の第1の励磁回路とした場合に、本実施形態のAN相励磁回路は、第1の実施形態の第2の励磁回路に相当する。第2の励磁回路に相当するとした場合に、本実施形態の第2のコイルD2は、第2の実施形態の第2のコイル121に相当する。また、本実施形態の第2のトランジスタTr2、第2のダイオードD2および第2のスイッチSW2は、第1の実施形態の第2の制御素子122、第2の定電圧ダイオード123および第2のスイッチ124にそれぞれ相当する。本実施形態と第1の実施形態の各部位の対応は、対向相として組み合された励磁回路どうしであれば他の組み合わせでもよい。
B相を励磁する回路は、第3のコイルL3の負の端子側に第3のスイッチSW3と第3のトランジスタTr3が直列に接続されている。第3のトランジスタTr3の、第3のスイッチSW3と反対の端子は接地されている。また、第3のトランジスタTr3と並列になるように、第3のダイオードD3が接続されている。第3のダイオードD3は、第3のスイッチSW3側がカソードになるように接続され、アノードは接地されている。以上のように構成されるB相を励磁する回路を、本実施形態ではB相励磁回路と呼ぶ。
BN相を励磁する回路は、第4のコイルL4の負の端子側に第4のスイッチSW4と第4のトランジスタTr4が直列に接続されている。第4のトランジスタTr4の、第4のスイッチSW4と反対の端子は接地されている。また、第4のトランジスタTr4と並列になるように、第4のダイオードD4が接続されている。第4のダイオードD4は、第4のスイッチSW4側がカソードになるように接続され、アノードは接地されている。以上のように構成されるBN相を励磁する回路を、本実施形態ではBN相励磁回路と呼ぶ。
A相励磁回路、AN相励磁回路、B相励磁回路およびBN相励磁回路は、電源11に対して並列に接続されている。電源11は、直流電源である。
第1のトランジスタTr1、第2のトランジスタTr2、第3のトランジスタTr3および第4のトランジスタTr4は、制御部12から送られてくる制御信号に基づいて動作する。各トランジスタは、コイルの負の端子側と電源との間に接続されている。各トランジスタは、High状態の信号を受けたときに電流を流すように動作する。すなわち、各トランジスタはHigh状態の信号を受けたときにオン状態となる。トランジスタを用いて、電源11から各コイルへの電源供給を制御することで、励磁の開始と終了のタイミングを精度良く制御できる。
本実施形態の第1のダイオードD1、第2のダイオードD2、第3のダイオードD3および第4のダイオードD4は、ツェナーダイオードである。各ツェナーダイオードは、電源電圧よりも高いツェナー電圧を有する。本実施形態の第1のダイオードD1、第2のダイオードD2、第3のダイオードD3および第4のダイオードD4は、回路の電圧がツェナー電圧よりも高くなったときに電流を流すので定電圧ダイオードとして機能する。各ダイオードは、備えられている回路のコイルへの励磁を切ったときに発生する誘導起電力の電圧を抑制する。
第1のコイルL1、第2のコイルL2と、第3のコイルL3および第4のコイルL4は、ステッピングモータを回転させた際に所定のトルクを得るために必要なインダクタンス特性を有するコイルが用いられている。
第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4は、制御部12から送られてくるスイッチ制御信号に基づいて動作する。各スイッチは、コイルの負の端子側に接続されている。また、各スイッチの負の端子側にはトランジスタおよびダイオードが並列に接続されている。各スイッチの開閉状態によりコイルとダイオードとの接続の有無を制御することができる。各スイッチは、High状態の信号を受けたときに、スイッチを閉じて回路に電流がながれるように動作する。すなわち、各スイッチはHigh状態の信号を受けたときにオン状態となる。
電源11は、直流電源である。電源電圧は、ステッピングモータを動作させるために必要な電圧値となるように設定されている。
制御部12は、各回路のトランジスタおよびスイッチを制御して、各層のコイルへの励磁を制御する機能を有する。制御部12は、各トランジスタに制御信号を送りトランジスタのオンとオフを制御する。また、制御部12は各スイッチにスイッチ制御信号を送り、スイッチの開閉を制御する。
図4は、制御部12が各トランジスタに送る制御信号のシーケンスを模式的に示したものである。図4の横軸は、時間を示し、縦方向は制御信号のHigh状態とLow状態、すなわち、トランジスタのオン状態とオフ状態を示している。図4の最上段は、BN相励磁回路の第4のトランジスタTr4に送られる制御信号S14のシーケンスを示している。図4の上から2段目は、AN相励磁回路の第2のトランジスタTr2に送られる制御信号S12のシーケンスを示している。図4の上から3段目は、B相励磁回路の第3のトランジスタTr3に送られる制御信号S13のシーケンスを示している。図4の最下段は、A相励磁回路の第1のトランジスタTr1に送られる制御信号S11のシーケンスを示している。図4に示すように、制御部12は、A相、B相、AN相、BN相の順にHigh状態の制御信号を送り、各トランジスタを順にオン状態としている。すなわち、制御部12は、A相、B相、AN相、BN相の順に各コイルを励磁するように制御している。
本実施形態の制御部12は、励磁を開始する回路のトランジスタをオン状態にし、スイッチを閉じるように制御することで、コイルと電源を接続して各コイルの励磁を行う。また、本実施形態の制御部12は、励磁を停止する回路のトランジスタをオフ状態にし、コイルと電源を切り離して各コイルの励磁を停止する。また、制御部12は、励磁を行っていた回路のスイッチを、トランジスタをオフ状態としてから所定の時間後に開いた状態にする。すなわち、制御部12は、励磁を停止してから所定の時間後にスイッチを開いた状態にする。励磁を制止してから所定の時間は、回生電流が生じているため、回生電流の電圧値の抑制のためコイルとダイオードを接続しておく必要があるからである。
所定の時間は、回生電流が生じる時間を想定してあらかじめ設定されている。所定の時間は、例えば、回生電流が流れる時間を実測することにより設定することができる。また、所定の時間は、回路の各特性を用いて行う回生電流値のシミュレーション結果に基づいて設定されてもよい。
本実施形態において第1のトランジスタTr1、第2のトランジスタTr2、第3のトランジスタTr3および第4のトランジスタTr4の各制御信号は、それぞれ、制御信号S11、制御信号S12、制御信号S13および制御信号S14とする。
本実施形態において第1のスイッチSW1の制御信号は、第1のスイッチ制御S21であるとする。また、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4の各制御信号は、それぞれ、スイッチ制御信号S22、スイッチ制御信号S23およびスイッチ制御信号S24とする。
本実施形態のモータ駆動回路の動作について説明する。A相の第1のコイルL1が励磁されモータが回転を開始するタイミングを起点としてモータ駆動回路の動作を説明する。
図5は、制御部12が各回路に送る制御信号およびスイッチ制御信号のシーケンスを模式的に示したものである。図5の横軸は時間を示し、縦方向は信号のHigh状態とLow状態を示している。図5の下方の「BN相 Tr4 CMD」から「A相 Tr1 CMD」までの4つの段は、図4と同様の制御信号のシーケンスを示している。図5の下方の「BN相 SW4 CMD」から「A相 SW1 CMD」の4つの段は、各回路に送れるスイッチ制御信号のシーケンスを示している。図5の中段の「BN相電流」から「A相電流」までの4つの段は、各コイルに流れる電流を示している。図5では、本実施形態では流れない誘導電流についてもタイミングをわかりやすくするために示している。また、図5は、モータの回転動作が継続的に行われている際の制御信号およびスイッチ制御信号のシーケンスを示している。
制御部12は、第1のトランジスタTr1をオン状態にする制御信号S11を送る。また、同時に制御部12は、第1のスイッチSW1にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S21を送る。
このとき、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4は、開いた状態、すなわち、電流を流さない状態である。動作開始時に、励磁する相以外のスイッチに、スイッチを開いた状態にするスイッチ制御信号を送る構成としてもよい。また、動作開始時にスイッチを全て開いた状態にする初期化が行われるようにしてもよい。
第1のトランジスタTr1および第1のスイッチSW1がオン状態となると、第1のコイルL1は、電源11からの電流が流れ、第1のコイルL1は励磁された状態となる。
図6は、第1のスイッチSW1が閉じられている際のモータ駆動回路を模式的に示したものである。第1のスイッチSW1が閉じられた状態で、第1のトランジスタTr1がオン状態となると、第1のコイルL1が励磁される。第1のコイルL1が励磁されるとき、第1のダイオードD1のツェナー電圧以上の電圧がかかると、第1のダイオードD1に電流が流れる。そのため、第1のコイルL1にかかる電圧はツェナー電圧に応じた所定の電圧値以下となる。また、第1のコイルL1が励磁された際に、AN相の第2のコイルL2で誘導電流が生じうるが、第2のスイッチSW2が開いた状態で第2のダイオードD2と切り離されているのでAN相励磁回路には誘導電流が流れない。そのため、AN相に生じる電流でA相の電流が弱められることはない。
次に制御部12は、B相の第3のコイルL3を励磁する動作を行う。制御部12は、第1のトランジスタTr1をオフ状態にする制御信号S11を送る。第1のトランジスタTr1がオフ状態となると第1のコイルL1は電源からの電流が供給されなくなるが、A相の回路には自己誘導起電力による回生電流が流れる。このとき、第1のスイッチSW1は、閉じた状態なので第1のコイルL1と第1のダイオードD1は接続状態のままである。そのため、第1のダイオードD1によって、第1のコイルL1の自己誘電起電力により発生する電圧は抑制される。
第1のトランジスタTr1をオフ状態とする際に、制御部12は、第3のトランジスタTr3をオン状態にする制御信号S13を、第3のトランジスタTr3に送る。また、同時に制御部12は、第3のスイッチSW3にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S23を送る。第3のトランジスタTr3がオン状態、第3のスイッチSW3が閉じた状態となると、第3のコイルL3に電源からの電流が流れる。
このとき、第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3は閉じた状態。第2のスイッチSW2および第4のスイッチSW4は開いた状態である。また、第3のトランジスタTr3以外のトランジスタはオフ状態である。
第3のコイルL3の励磁の動作を開始してから所定の時間が経過すると、制御部12は、第1のスイッチSW1を開いた状態にするスイッチ制御信号S21を、第1のスイッチSW1に送る。所定の時間は、第1のコイルL1の自己誘電起電力によって生じる回生電流が流れる時間としてあらかじめ設定されている。
第1のスイッチSW1が開いた状態になると、第3のスイッチSW3のみが閉じた状態で他のスイッチは開いた状態である。第3のコイルL3が励磁されると、モータが回転する。
次に制御部12は、AN相の第2のコイルL2を励磁する動作を行う。制御部12は、第3のトランジスタTr3をオフ状態にする制御信号S13を送る。また、第3のトランジスタTr3をオフ状態とする際に、制御部12は、第2のトランジスタTr2をオン状態にする制御信号S12を、第2のトランジスタTr2に送る。また、同時に制御部12は、第2のスイッチSW2にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S22を送る。第2のトランジスタTr2がオン状態、第2のスイッチSW2が閉じた状態となると、第2のコイルL2に電源からの電流が流れる。
このとき、第2のスイッチSW2および第3のスイッチSW3は閉じた状態。第1のスイッチSW1および第4のスイッチSW4は開いた状態である。また、第2のトランジスタTr2以外のトランジスタはオフ状態である。
第2のコイルL2の励磁の動作を開始してから所定の時間が経過すると、制御部12は、第3のスイッチSW3を開いた状態にするスイッチ制御信号S23を、第3のスイッチSW3に送る。第2のコイルL2が励磁されると、モータはさらに回転する。
次に制御部12は、第4のコイルL4を励磁する動作を行う。制御部12は、第2のトランジスタTr2をオフ状態にする制御信号S12を送る。また、第2のトランジスタTr2をオフ状態とする際に、制御部12は、第4のトランジスタTr4をオン状態にする制御信号S14を、第4のトランジスタTr4に送る。また、同時に制御部12は、第4のスイッチSW4にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S24を送る。第4のトランジスタTr4がオン状態、第4のスイッチSW4が閉じた状態となると、第4のコイルL4に電源からの電流が流れる。
このとき、第2のスイッチSW2および第4のスイッチSW4は閉じた状態。第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3は開いた状態である。また、第4のトランジスタTr4以外のトランジスタはオフ状態である。
第4のコイルL4の励磁の動作を開始してから所定の時間が経過すると、制御部12は、第2のスイッチSW2を開いた状態にするスイッチ制御信号S22を、第2のスイッチSW2に送る。第4のコイルL4が励磁されると、モータはさらに回転する。
次に制御部12は、第1のコイルL1を励磁する動作を行う。制御部12は、第4のトランジスタTr4をオフ状態にする制御信号S14を送る。第4のトランジスタTr4をオフ状態とする際に、制御部12は、第1のトランジスタTr1をオン状態にする制御信号S11を、第1のトランジスタTr1に送る。また、同時に制御部12は、第1のスイッチSW1にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S21を送る。第1のトランジスタTr1がオン状態、第1のスイッチSW1が閉じた状態となると、第1のコイルL1に電源からの電流が流れる。
このとき、第4のスイッチSW4および第1のスイッチSW1は閉じた状態、第2のスイッチSW2および第3のスイッチSW3は開いた状態である。また、第1のトランジスタTr1以外のトランジスタはオフ状態である。
第1のコイルL1の励磁の動作を開始してから所定の時間が経過すると、制御部12は、第4のスイッチSW4を開いた状態にするスイッチ制御信号S24を、第4のスイッチSW4に送る。第1のコイルL1が励磁されると、モータはさらに回転する。
次に第3のコイルL3を励磁させる動作が行われる。制御部12は、第1のトランジスタTr1をオフ状態にする制御信号S11を送る。第1のトランジスタTr1をオフ状態とする際に、制御部12は、第3のトランジスタTr3をオン状態にする制御信号S13を、第3のトランジスタTr3に送る。また、同時に制御部12は、第3のスイッチSW3にスイッチを閉じた状態にするスイッチ制御信号S23を送る。第3のトランジスタTr3がオン状態、第3のスイッチSW3が閉じた状態となると、第3のコイルL3に電源からの電流が流れる。
このとき、第1のスイッチSW1および第3のスイッチSW3は閉じた状態。第2のスイッチSW2および第4のスイッチSW4は開いた状態である。また、第3のトランジスタTr3以外のトランジスタはオフ状態である。
第3のコイルL3の励磁の動作を開始してから所定の時間が経過すると、制御部12は、第1のスイッチSW1を開いた状態にするスイッチ制御信号S21を、第1のスイッチSW1に送る。以降は同様の動作の繰り返しにより、各コイルの励磁を順番に行うことでモータの回転制御が行われる。
図7は、本実施形態のモータ駆動回路において各コイルに流れる電流を示したものである。図7の横軸は時間、縦軸は各相のコイルにおける電流を示している。本実施形態のモータ駆動回路では、図7に示すように、A相のコイルに電流が流れるときに、AN相には誘導電流が発生しない。AN相励回路の第2のスイッチSW2が開いた状態だからである。AN相のコイルに電流が流れないので、A相のコイルに流れる電流はコイルのインダクタンス特性に則った波形を示す。そのため、本実施形態のモータ駆動回路を用いたモータは、十分なモータトルクを得ることが可能となる。
次に、B相のコイルの励磁が始まると、B相に電流が流れ始める。このとき、A相には自己誘電起電力による回生電流が流れる。回生電流が流れるとき、A相励磁回路の第1のスイッチSW1は閉じたままであり、第1のコイルL1と第1のダイオードD1が接続された状態となっている。そのため、第1のダイオードD1を介して回生電流が流れるので、第1のコイルL1で生じる自己誘電起電力による電圧値は抑制される。図7では、AN相、BN相と順次、同様の励磁が行われる。本実施形態では、図7に示すようにいずれのタイミングでも誘導電流は発生していない。
図8は、本実施形態のモータ駆動回路と対比した構造であるスイッチを備えていないモータ駆動回路の例を示したものである。図8に示すような、コイルとダイオードの間にスイッチ素子を備えていない構造の場合は、誘導電流が他の相の回路に流れる。図8は、A相の回路が励磁されたときに、AN相に誘導電流が流れる例を示している。A相のコイルが励磁されたときに、AN相のコイルに誘導電流が生じるが、図8の構造の場合は生じた誘導電流が第2のダイオードD2を介してAN相回路を流れる。よって、AN相の影響でA相の磁力が低下し、得られるモータトルクが低下する。
図9は、図8の構造において各層のコイルに流れる電流を模式的にしめしたものである。図9の横軸は時間、縦軸は各相のコイルにおける電流を示している。図9の例では、A相の励磁が行われたときに、AN相に誘導電流が流れている。AN相に流れた誘導電流により、A相の磁力が弱められている。その結果、A相の電流はインダクタ特性に基づかずに急峻な立ち上がりを見せる。このとき、モータ駆動回路によって生成されるモータトルクは低下する。
本実施形態のモータ駆動回路は、A相の第1のコイルL1を励磁する際に、A相励磁回路の第1のスイッチSW1のみ閉じた状態とし、他相の回路を開いたままとしている。すなわち、AN相、B相およびBN相のスイッチは開いた状態となっている。そのため、他の相のコイルとダイオードは接続していないため、A相の第1のコイルL1を励磁した際に、他の相には誘導電流が流れない。その結果、本実施形態のモータトルクの低下を生じない。
本実施形態のモータ駆動回路は、A相の第1のコイルL1の励磁からB相の第3のコイルL3の励磁に移行する際に、第1のコイルL1への励磁と停止してから所定の時間が経過してから、第1のスイッチSW1を開いた状態にしている。第1のスイッチSW1をすぐに開かないことにより、第1のコイルL1に流れる回生電流を第1のダイオードD1に流すことができる。そのため、回生電流を適正に処理できるので回生電流がモータの駆動に与える影響を抑制することができる。本実施形態のモータ駆動回路では、スイッチを各相の励磁回路ごとに備え、励磁するタイミングと回生電流が流れるタイミングに合わせて各スイッチをそれぞれ制御している。そのため、本実施形態のモータ駆動回路は、各相の状態に合わせて最適に制御することができ、誘導電流等によって生じるモータトルクの低下を抑制することができる。よって、本実施形態のモータ駆動回路は、モータトルクの低下を防ぎ、電力効率の低下を抑制することができる。その結果、本実施形態のモータ駆動回路は、モータの駆動効率の低下を十分に抑制することができる。
11 電源
12 制御部
101 第1の励磁回路
102 第2の励磁回路
103 制御回路
111 第1のコイル
112 第1の制御素子
113 第1の定電圧ダイオード
114 第1のスイッチ
121 第2のコイル
122 第2の制御素子
123 第2の定電圧ダイオード
124 第2のスイッチ
130 電源
Tr1 第1のトランジスタ
Tr2 第2のトランジスタ
Tr3 第3のトランジスタ
Tr4 第4のトランジスタ
L1 第1のコイル
L2 第2のコイル
L3 第3のコイル
L4 第4のコイル
D1 第1のダイオード
D2 第2のダイオード
D3 第3のダイオード
D4 第4のダイオード
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
SW3 第3のスイッチ
SW4 第4のスイッチ

Claims (9)

  1. 磁場を生成する第1のコイルと、前記第1のコイルと電源との間に直列に接続され前記第1のコイルと前記電源との接続を制御する第1の制御素子と、前記第1のコイルと前記第1の制御素子の間に一端が接続された第1の定電圧ダイオードと、前記第1のコイルと前記第1の定電圧ダイオードとの接続の有無を切り替える第1のスイッチとを有する第1の励磁回路と、
    前記第1のコイルと並列に前記電源に接続され前記第1のコイルの対向相として磁場を生成する第2のコイルと、前記第2のコイルと前記電源との間に直列に接続され前記第2のコイルと前記電源との接続を制御する第2の制御素子と、前記第2のコイルと前記第2の制御素子の間に一端が接続された第2の定電圧ダイオードと、前記第2のコイルと前記第2の定電圧ダイオードとの接続の有無を切り替える第2のスイッチとを有する第2の励磁回路と、
    前記第1のコイルを励磁するときに、前記第1の制御素子を接続状態、前記第1のスイッチを接続状態、前記第1の定電圧ダイオードを接続状態、前記第2の制御素子を非接続状態、前記第2のスイッチを非接続状態、前記第2の定電圧ダイオードを非接続状態となるように制御する制御回路と
    を備えることを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記第1のコイルと並列に前記電源に接続され磁場を生成する第3のコイルと、前記第3のコイルと前記電源との間に直列に接続され前記第3のコイルと前記電源との接続を制御する第3の制御素子と、前記第3のコイルと前記第3の制御素子の間に一端が接続された第3の定電圧ダイオードと、前記第3のコイルと前記第3の定電圧ダイオードとの接続の有無を切り替える第3のスイッチとを有する第3の励磁回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記第1のコイルから前記第3のコイルに励磁するコイルを切り替えるときに、前記第1の制御素子を非接続状態、前記第3の制御素子を接続状態、前記第3のスイッチを接続状態となるように制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記制御回路は、前記第1のコイルから前記第3のコイルに励磁するコイルを切り替えてから、所定の時間の経過後に前記第1のスイッチを非接続状態となるように制御することを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記所定の時間は前記第1のコイルに回生電流が流れている間の時間として設定されていことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記第1の制御素子および前記第2の制御素子は、前記制御回路からの制御信号に基づいて動作するトランジスタとして形成されていることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載のモータ駆動回路。
  6. 磁場を生成する第1のコイルと電源との間に直列に接続され、前記第1のコイルと前記電源との接続を制御する第1の制御素子を接続状態とし、
    前記第1のコイルと前記第1の制御素子の間に一端が接続された第1の定電圧ダイオードと、前記第1のコイルとの接続の有無を切り替える第1のスイッチを接続状態とし、
    前記第1のコイルと並列に前記電源に接続され前記第1のコイルの対向相として磁場を生成する第2のコイルと前記電源との間に直列に接続され前記第2のコイルと前記電源との接続を制御する第2の制御素子を非接続状態とし、
    前記第2のコイルと前記第2の制御素子の間に一端が接続された第2の定電圧ダイオードと、前記第2のコイルとの接続の有無を切り替える第2のスイッチを非接続状態として前記第1のコイルを励磁することを特徴とするモータ制御方法。
  7. 前記第1の制御素子を非接続状態とし、
    前記第1のコイルと並列に前記電源に接続され磁場を生成する第3のコイルと前記電源との間に直列に接続され前記第3のコイルと前記電源との接続を制御する第3の制御素子を接続状態とし、
    前記第3のコイルと前記第3の制御素子の間に一端が接続された第3の定電圧ダイオードと、前記第3のコイルとの接続の有無を切り替える第3のスイッチを接続状態として、前記第1のコイルから前記第3のコイルに励磁するコイルを切り替えることを特徴とする請求項6に記載のモータ制御方法。
  8. 前記第1のコイルから前記第3のコイルに励磁するコイルを切り替えてから、所定の時間の経過後に前記第1のスイッチを非接続状態とすることを特徴とする請求項7に記載のモータ制御方法。
  9. 前記所定の時間は前記第1のコイルに回生電流が流れている間の時間として設定されていことを特徴とする請求項8に記載のモータ制御方法。
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