JP6431976B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J40/00Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles
    • B62J40/10Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles characterised by air duct arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels

Description

本発明は鞍乗型車両に関し、特に、限られた車体スペースで容量を確保できるエアクリーナ構造を備える鞍乗型車両に関する。
従来の鞍乗型車両において、例えば、特許文献1に開示されているように、ヘッドパイプから車両後方に延びた左右一対のメインフレームは、乗車シートの前方に跨り部を形成するように、斜め下方に向かって傾斜する。そして、大きな設置スペースを必要とするエアクリーナが、乗車シートの略下でメインフレーム間に配置される構造となっている。
日本国特開2006−088892号公報
特許文献1に記載された所謂跨り部を有する構造においては、乗車シートの下方側にエアクリーナを設置した場合、乗車シート下に設置する、例えば、ラゲッジボックスや燃料タンクなどの容量を大きくとることができない。一方、ラゲッジボックスや燃料タンクの容量を大きくすると、エアクリーナの容量を大きくすることができない問題があった。また、エアクリーナの設置位置を、ヘッドパイプの直ぐ後方側にすることも考えられるが、メインフレームの幅を大きくせずにエアクリーナの容量を大きくすることが難しかった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メインフレームの幅を大きくすることなく容量を大きくできるエアクリーナ構造を備える鞍乗型車両の提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
前輪を操舵可能にするステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプ)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレームを備える前部車体フレームと、
前記前部車体フレームに接続され、車体後方に延びる後部車体フレームと、
後部車体フレームの下方に配置された後輪と、
前記前部車体フレームの下方に設けられる内燃機関と、
前記メインフレームの間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナと、
前記エアクリーナのケース本体に設けられ、前記ケース本体内に外気を供給する吸気ダクト用開口と、
前記吸気ダクト用開口に接続される吸気ダクトと、
前記ケース本体に設けられたコネクティングチューブ用開口と、
前記コネクティングチューブ用開口に接続され前記内燃機関に吸気を供給するコネクティングチューブと、
を備える鞍乗型車両であって
記エアクリーナは、車両側面視で前記メインフレームよりも下方に延出する膨出部を備え、
前記膨出部には、上面視で前記メインフレームの少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部が設けられ
前記コネクティングチューブに、前記エアクリーナとは別体に構成されるレゾネータが接続され、
前記レゾネータは、前記ケース本体内に配置され、車両上面視で少なくとも一部が左右一対の前記メインフレーム間に位置している
ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記吸気ダクトの少なくとも一部が、左右一対の前記メインフレーム間に配置されている
ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、
前記膨出部は、車両側面視において、前記メインフレームと、前記内燃機関のクランクケースから車両前方側に延出されるシリンダと、前記前輪の上方側を覆うフロントフェンダとで囲まれるメインフレーム下空間に配置されている
ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記コネクティングチューブ用開口が車両後方を指向して設けられ、
前記コネクティングチューブの少なくとも一部が車両後方を指向して設けられ、
前記コネクティングチューブと前記コネクティングチューブ用開口の少なくとも一部が、左右一対の前記メインフレーム間に配置されている
ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記ケース本体は、第一ケースと第二ケースとで構成され、
前記第一ケースは、外気を取り込む前記吸気ダクトと連通する第一空間を構成し、
前記第二ケースは、前記コネクティングチューブと連通する第二空間を構成し、
前記第一空間と前記第二空間とを隔てるフィルタエレメントが、前記膨出部に配置されている
ことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記第一ケースと前記第二ケースとの接合面は、前記膨出部に略車幅方向に広がる面として配置され、
前記フィルタエレメントは、前記接合面で前記第一ケースと前記第二ケースに挟持されている
ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5または6に記載の構成に加えて、
前記第二ケースには、前記第二空間と区画されて前記第一空間に連通し車両後方に向かって膨出する後方向膨出部が設けられ、
前記吸気ダクト用開口が前記後方向膨出部に設けられている
ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項〜7のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記エアクリーナは、前記ケース本体のケース前部に設けられた取付け部が、前記メインフレームの前部に設けられたブラケットに締結支持され、
前記ケース本体のケース後部が、前記コネクティングチューブに接続支持されている
ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の構成に加えて、
前記取付け部が前記第二ケースに設けられている
ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、
前輪を操舵可能にするステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプ)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレームを備える前部車体フレームと、
前記前部車体フレームに接続され、車体後方に延びる後部車体フレームと、
後部車体フレームの下方に配置された後輪と、
前記前部車体フレームの下方に設けられる内燃機関と、
前記メインフレームの間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナと、
を備える鞍乗型車両であって、
前記エアクリーナは、車両側面視で前記メインフレームよりも下方に延出する膨出部を備え、
前記膨出部には、上面視で前記メインフレームの少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部が設けられ、
前記膨出部の上側の膨出部上面壁には、前記メインフレームとは車両上下方向で重ならない位置に、電装品を取り付ける電装品取付け部が設けられている
ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、
前輪を操舵可能にするステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを軸支するヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプ)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレームを備える前部車体フレームと、
前記前部車体フレームに接続され、車体後方に延びる後部車体フレームと、
後部車体フレームの下方に配置された後輪と、
前記前部車体フレームの下方に設けられる内燃機関と、
前記メインフレームの間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナと、
を備える鞍乗型車両であって、
前記エアクリーナは、車両側面視で前記メインフレームよりも下方に延出する膨出部を備え、
前記膨出部には、上面視で前記メインフレームの少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部が設けられ、
前記膨出部の上側の膨出部上面壁には、前記メインフレームの下端面近傍まで延びるガイド片が、前記膨出部の後方に延出する後方延出部のケース側面壁に沿うように突設されている
ことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の構成に加えて、
左右一対の前記メインフレームは、左右各一本で上下に幅広に構成される
ことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記エアクリーナの上端は、側面視で前記メインフレームよりも上方へ延出している
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エアクリーナは、前部車体フレームのメインフレームに設けられるので、車体後方のスペースを大きくすることができる。また、エアクリーナは、メインフレーム間に設けられ、車両側面視でメインフレームから下方に延出する膨出部を有する構成であるので、部品点数の少ない車体フレームでもエアクリーナの一部を保護すると共に容量を大きくすることができる。また、膨出部には、車両上下方向においてメインフレームの少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出される延出部が設けられているので、さらにエアクリーナ容量を大きくすることができる。
また、コネクティングチューブに接続されたレゾネータが、クリーナ本体内に配置されることで、レゾネータ用の締結部材を必要とせず、また、車体への組み込み時において、クリーナケース内に仮組してエアクリーナと一緒に組み込むことができる。また、レゾネータが車両側面視で少なくとも一部がメインフレーム間に位置していることにより、スペースの有効利用と共にレゾネータの保護機能が高められる。
請求項2の発明によれば、吸気ダクト用開口に接続される吸気ダクトの少なくとも一部が、左右一対のメインフレーム間に配置されていることで、メインフレーム間のスペースを有効に利用できる。また、吸気ダクト用開口に接続された吸気ダクトは、メインフレームに左右に配置されて車両後方に延びるので、前輪が巻き上げる塵埃などを吸い込み難くすることができる。
請求項3の発明によれば、膨出部は、車両側面視で、内燃機関のシリンダと、メインフレームと、フロントフェンダとで囲まれるメインフレーム下空間に配置されていることで、メインフレームの下側でフロントフェンダの後方且つシリンダ上方のスペースを活用できる。さらに、エアクリーナがシリンダの近傍に配置されるので、エアクリーナからシリンダに到る吸気経路を短くでき、吸気を円滑に行うことができる。
請求項の発明によれば、ケース本体には、コネクティングチューブ用開口が車両後方を指向して設けられ、コネクティングチューブ用開口に接続され内燃機関に吸気を供給するコネクティングチューブの少なくとも一部が車両後方を指向して設けられ、コネクティングチューブとコネクティングチューブ用開口の少なくとも一部が、左右一対のメインフレーム間に配置されていることで、メインフレーム間のスペースを有効に利用でき、車体後方および上方のスペースを確保することができる。また、コネクティングチューブ用開口が車両後方を指向しているので、コネクティングチューブの少なくとも一部をメインフレーム間でメインフレームに沿って延ばすことが容易になる。この結果、メインフレーム間のスペースを有効活用できるだけでなく、メインフレームによってコネクティングチューブを効果的に保護できる。
請求項の発明によれば、外気を取り込む吸気ダクトと連通する第一空間とコネクティングチューブと連通する第二空間を隔てるフィルタエレメントが、膨出部に配置されていることで、フィルタエレメントを大きくして濾過面積を大きくすることが容易になる。
請求項の発明によれば、第一ケースと第二ケースとの接合面は、膨出部に略車幅方向に広がる面として形成されことで、接合面を大きく構成できるとともに接合面に沿って配置されるフィルタエレメントを大きくすることができる。また、接合面においてフィルタエレメントを挟持することで、フィルタエレメントの固定が容易になる。
請求項7の発明によれば、第二ケースに、第二空間とは区画されて第一空間に連通し車両後方に向かって膨出する後方向膨出部が設けられているので、第一空間を第二ケース側の構造により大きくすることができる。また、第二ケースに吸気ダクト用開口が設けられることで、コネクティングチューブと吸気ダクトの接続を、第二ケース側に集中する構成にできる。この結果、第一ケースにはチューブ類の部材の接続がなく、第一ケースの着脱を容易に行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
請求項8の発明によれば、エアクリーナは、ケース前部に設けられた取付け部が、メインフレームの前部に設けられたブラケットに締結支持され、ケース後部がコネクティングチューブに接続されて支持されていることで、後方側は固定用部材によらない支持構造にでき、少ない部品でエアクリーナの支持することができる。
請求項9の発明によれば、取付け部が第二ケースに設けられていることで、エアクリーナの固定が第二ケース側だけで行われるので、第一ケースを第二ケースに対して容易に着脱する構成とすることができる。この結果、エアクリーナの開閉が容易にでき、メンテナンス性を向上させることができる。
請求項10の発明によれば、膨出部の膨出部上面壁において、電装品を取付ける電装品取付け部が設けられていることで、膨出部上面壁のスペースを有効利用できる。また、メインフレームとは車両上下方向で重ならない位置に、電装品を設けることで、上下方向の設置スペースを抑えて配置することができる。さらに、メインフレームと上下方向で重ならないことから、電装品のメンテナンスにおいて、アクセスし易い構造を提供できる。
請求項11の発明によれば、膨出部上面壁には、メインフレームの下端面近傍まで延びるガイド片が、膨出部の後方に延出する後方延出部のケース側面壁に沿うように突設されていることで、膨出部上面壁、フレーム対面壁、ガイド片およびメインフレームにより4方を囲む空間を形成することができる。したがって、この空間内にスロットルワイヤ等のワイヤ類を外れないように囲繞する保持構造を形成することがき、しかもこの保持構造は、ガイド片の突設の形状変更だけで部品点数を増やすことなく構成できる。

請求項13の発明によれば、エアクリーナの上端は、側面視でメインフレームよりも上方へ延出していることで、エアクリーナの容量をより大きくすることができる。
本発明に係る第1実施形態の鞍乗型車両において車体カバーの一部を取り外した状態の左側面図である。 図1に示す鞍乗型車両においてメインフレームの部分を上方から見た平面図である。 図1に示す鞍乗型車両におけるエアクリーナの取付け位置を示すための要部概略側面図である。 図1に示す鞍乗型車両におけるメインフレームの部分を一部破断して車両後方から見た状態を示す要部斜視図である。 図1に示す鞍乗型車両におけるエアクリーナの分解斜視図である。 図5に示すエアクリーナにおけるケース本体の背面側を示す斜視図である。 図1に示す鞍乗型車両において、電装品を取り付けた部分を示す車両右斜め後方から見た要部斜視図である。 図7におけるX−X線に沿った部分の概略断面図である。 本発明に係る第2実施形態におけるエアクリーナに装着するレゾネータおよびコネクティングチューブを示す斜視図である。 図9に示すレゾネータおよびコネクティングチューブの装着状態を示す斜視図であって、第二ケース内を、図1の矢印B方向(車両前方下方側)から見た概略斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両である自動二輪車について、図1〜図8を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載するものとし、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。また、自動二輪車の各部品の向きについての記載においても同様に記載する。
図1に示すように、自動二輪車1における骨格部である車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から後方へ左右に離間して延びる一対の左右のメインフレーム17(図2参照)を有する前部車体フレーム7と、前部車体フレーム7の後部から上方に延びる後部車体フレーム9とで構成される。後部車体フレーム9は、運転者が跨るためのシート37を支持する左右一対のシートレール12と、内燃機関40近傍に配置されるピボットプレート14と、シートレール12の後部とピボットプレート14とを繋ぐ左右一対のサポートフレーム13等により構成される。また、左右のメインフレーム17は、内燃機関40の上側付近において、クロスメンバ7g(図2参照)により連結されている。
本実施形態における左右のメインフレーム17は、左右それぞれ一本の鉛直方向に延び幅広に構成されたダウンフレームで構成されている。すなわち、メインフレーム17は、上下方向の幅Wが左右方向の幅に比べて大きく構成されている。
ヘッドパイプ6の後方且つメインフレーム17の上方には、ワイヤハーネス11やスロットルワイヤ21などがワイヤガイド10にて適宜支持されている(図2参照)。また、ヘッドパイプ6の後方でメインフレーム17の間には、エアクリーナ50が設けられている。また、エアクリーナ50よりも後方で且つ下方側には、内燃機関40が設けられている。
内燃機関40は、クランクケース42から略水平に前方へシリンダ43が延出された構造を有しており、シリンダ43の上部のスロットルボディ45がコネクティングチューブ46(図3参照)を介してエアクリーナ50に繋げられている。また、シリンダ43の下部の排気ポートには、排気管47を介して後方のマフラー48が繋げられている。また、シート37の下側には、物品収納用の収納ボックス60が配置されている。
前輪FWの懸架操舵機構は、ヘッドパイプ6に操舵自在に取付けられたフロントフォーク4と、このフロントフォーク4のステアリングシャフト26の上部側に取付けられたバーハンドル3とを有する。
ピボットプレート14には、ピボット支持部27に上下揺動可能に支持されたスイングアーム29が取付けられている。このスイングアーム29の後端側の支持軸に後輪RWが支持されている。そして、スイングアーム29の後端側と、シートレール12のシート37下部近傍との間にリアクッション28が設けられている。なお、後輪RWは、内燃機関側のドライブスプロケット(不図示)と後輪RW側に支持されたドリブンスプロケット(不図示)間に掛け回されたドライブチェーン(不図示)により駆動力が伝達される。
以下、エアクリーナ50の構造について説明する。
本実施形態におけるエアクリーナ50は、図1に示すように、車両側面視でメインフレーム17よりも下方に延出する膨出部50aを備えている。また、膨出部50aは、車両側面視において、メインフレーム17と、内燃機関40のクランクケース42から車両前方側に延出されるシリンダ43と、前輪FWの上方側を覆うフロントフェンダ30とで囲まれるメインフレーム下空間MSに配置されている。
また、図2に示すように、膨出部50aは、車両上方から見て(図1における矢印A方向から見て)、左右一対のメインフレーム17の少なくとも一部と重なるように左右方向に延出されている。本実施形態におけるエアクリーナ50は、図2に示すように、上面視で膨出部50aが、車両左右方向のメインフレーム17を越えて車幅方向へ大きく張り出した延出部50atを有する構成となっている。このためエアクリーナ50の容量をより確保できるとともに、フィルタ52b(図3および図5参照)の面積を大きくすることも可能になる。
本実施形態におけるエアクリーナ50は、図3に示すように、前方側の第一ケース51aと後方側の第二ケース51bとの組み合わせから構成されるケース本体51を備えている。すなわち、後方部分が、メインフレーム17間に位置するとともに、第二ケース51bの前方部分が、メインフレーム17の下側に出ており、この第二ケース51bの前方部分に第一ケース51aが取り付けられて膨出部50aとして構成されている。また、エアクリーナ50が取り付けられた状態においては、図3に示すように、後部側のケース後部51rが上方となるように傾斜して設けられており、エアクリーナ50のケース後部51rの上端50ruが、側面視でメインフレーム17よりも上方へ延出している。したがって、エアクリーナ50は、側面視でメインフレーム17の上下方向からはみ出すように設けられている。
このケース本体51は、ケース本体51内に外気を供給するための吸気ダクト用開口51hが第二ケース51bに設けられている。そして、図4に左側のメインフレーム17を一部破断して示すように、この吸気ダクト用開口51hには、吸気ダクト55が接続されている。ここで、吸気ダクト55は、車両後方に向かって開口しており、また、開口位置は、左右一対のメインフレーム17間に配置されている。
また、図3および図4に示すように、本実施形態におけるケース本体51には、第二ケース51bにコネクティングチューブ用開口51iが車両後方を指向して設けられている。そして、このコネクティングチューブ用開口51iには、内燃機関40に吸気を供給するコネクティングチューブ46の少なくとも一部が車両後方を指向して接続されている。これは、内燃機関40のスロットルボディ45がケース本体51の後方下方側に配置されていることで、コネクティングチューブ46は、前方部分(コネクティングチューブ用開口51i側の部分)が車両後方に向かって延出され、後方部分(スロットルボディ45側の部分)が車両下方に向かって延出されている。また、コネクティングチューブ用開口51iは、少なくとも一部が左右一対のメインフレーム17間に配置され、コネクティングチューブ46は、その一部がメインフレーム17間に配置されている。
また、本実施形態のコネクティングチューブ46は、コネクティングチューブ用開口51iとスロットルボディ45との距離が接近しており、短い構成となっている。
また、本実施形態のケース本体51は、図5に示すように、第一ケース51aと第二ケース51bとの間にフィルタエレメント52を位置させて組み合せる構成となっている。ここで、第一ケース51aは、膨出部50aの前半部を構成する蓋状部材であり、車両側面視で下方側が幅広く上方に向かって幅を小さく、後方に向かって開口している(図5参照)。また、開口縁部51aeには、適宜間隔あけてねじ止め用の穴51ahが複数設けられている。
第二ケース51bは、第一ケース51aの開口縁部51aeに対応して膨出部50aの後半部を構成するようにメインフレーム17よりも前方へ延出された前方延出部51bfと、前方延出部51bfよりも左右方向の幅を小さくして後方に延出される後方延出部51brとを有している。前方延出部51bfには、上部に後述するブラケット8に締結される左右一対の取付け部50ftが設けられている。また、前方延出部51bfには、後方延出部51brの上側で、後方に向かって膨出する後方向膨出部51baが設けられている(図6参照)。また、ケース本体51のケース後部51rである後方延出部51brの後部には、コネクティングチューブ46が接続されるコネクティングチューブ用開口51iが形成されている。
また、後方延出部51brは、右側上面が他の部分よりも上方に高く盛り上がった右側突出部51bcが形成されている。そして、この右側突出部51bcと吸気ダクト用開口51hは、ケース本体51の右側で上下方向において並んだ配置となっている。したがって、右側突出部51bcは、コネクティングチューブ46が接続された状態において、コネクティングチューブ46の前方部分がケース本体51内に長く進入したときの収納スペースを形成することができる。
また、後方延出部51brの左右両側には、上下に幅広のメインフレーム17を受容でるように凹んだフレーム対応凹部51fsが形成されている。
フィルタエレメント52は、第一ケース51a側と第二ケース51b側を区画する隔壁52aを有し、この隔壁52aに塵埃を濾過するフィルタ52bが設けられている。また、第二ケース51bの後方向膨出部51baに対応する位置に、隔壁開口52hが形成されており、後述するように、後方向膨出部51baにより構成される空間が第一ケース51a側によって形成される空間と連通するようになっている。
そして、第一ケース51aとフィルタエレメント52との間に第一シール部材53aを、第二ケース51bとフィルタエレメント52との間に第二シール部材53bを配置して適宜ケース同士を締結して組み立てられている。そして、第一ケース51aは、外気を取り込む吸気ダクト55と連通するダーティルームである第一空間S1を、フィルタエレメント52よりも前方側に形成する。また、第二ケース51bは、コネクティングチューブ46と連通するクリーンルームである第二空間S2を、フィルタエレメント52よりも後方側に形成する(図5参照)。
また、図5に示すように、第一ケース51aと第二ケース51bとの接合面51pは、膨出部50aに延出部50atを有して車幅方向に広がる大きく形成された面として配置されている。そして、フィルタエレメント52が、接合面51pで、第一ケース51aと第二ケース51bとによって挟持されることで、前述したように、前方側の第一空間S1と後方側の第二空間S2とを隔てる構造となっている。
なお、第一ケース51aの前面に形成された凹み部51adは、フロントフェンダ30の後方に向かった膨らみ形状に対応する凹み構造である。すなわち、凹み部51adが設けられることで、エアクリーナ50の前面をフロントフェンダ30に接近させて配置することができ、メインフレーム下空間MSの大きさを有効利用することができる。
また、本実施形態における第二ケース51bには、前述の如く、第二空間S2と区画されて第一空間S1に連通し車両後方に向かって膨出する後方向膨出部51baが設けられている。そして、この後方向膨出部51baには、図6に示すように、吸気ダクト用開口51hが設けられており、この吸気ダクト用開口51hに、吸気ダクト55が取り付けられる吸気ダクト55が取り付けられる(図3参照)。
また、図6に示すように、エアクリーナ50の吸気ダクト用開口51hは、車幅方向左右の一方側(本実施形態では左方向)にオフセットして設けられ、コネクティングチューブ用開口51iは、他方側へオフセットして設けられていることを特徴とする。そのため、エアクリーナ50の前後長を短くできスペースを活用できる。また、本実施形態においては、コネクティングチューブ用開口51iは、スロットルボディ45と同じ側にオフセットされている。この構成により、ネクティングチューブ46の取り回しが容易となり組み立て性もよい。
また、前述したように、ケース本体51のケース前部51fに取付け部51ftが設けられている。この取付け部51ftに、締結ボルト81が挿通可能な締結孔51bhが設けられている。
一方、メインフレーム17の前部には、図3に示すように、メインフレーム17の下端面にブラケット8が溶接されている。このブラケット8には、取付け部51ftに対応して締結ボルト81が貫通可能な固定孔を備える左右一対の固定片8aが下方に向けて延出されている。
そして、このブラケット8に、取付け部51ftが締結ボルト81にて締結される。また、ケース後部51rには、コネクティングチューブ46が接続される。このように、エアクリーナ50のケース本体51は、前方上部がブラケット8に締結支持され、後方が下部コネクティングチューブ46にて支持されている。
本実施形態におけるエアクリーナ50は、その膨出部50aの上側の膨出部上面壁50usには、例えば、図7に示すように、膨出部50aの右側においては、イグニッションコイル70a、吸気センサ70bなどの電装品70を取付ける電装品取付け部50dが設けられている。
このように、本実施形態では、吸気センサが配置されており、図示(図2参照)では、膨出部50aの上面左右にセンサ(上面左側に吸気センサ70c)を設けているが、どちらか一方に配置するだけでも問題ない。また、右側に配置した場合は、吸気センサ70bとイグニッションコイル70aを同側方に配置することができ、配線等を一方側にまとめることができる。もし左右両側に配置した場合は、エアクリーナ50のクリーンルーム(第二空間S2)とダーティルーム(第一空間S1)両方をセンサにて検出することができる。その場合、左右に違うセンサを配置しても差し支えない。すなわち、右側のセンサは車体後方側のクリーンルームへ検出部が配置でき、左側のセンサは、フィルタエレメント52に構成された隔壁開口52hを挿通し車体前方側のダーティルームに検出部が配置されるため、状況の違うデータを検出することができる。
これらの電装品70の配置は、メインフレーム17とは車両上下方向で重ならない位置、すなわち、カバー部材を取り外した状態において、上方か見える位置に設けられている。
また、本実施形態における膨出部上面壁50usには、図7に示すように、ガイド片50gがメインフレーム17の下側に設けられている。このガイド片50gは、メインフレーム17の下端面17dに向かって延出されている。すなわち、メインフレーム17の下端面17d近傍まで延びるガイド片50gが、第二ケース51bのケース側面壁51bwに沿うように突設されている。
ここで、エアクリーナ50の後方で且つ右側のメインフレーム17の下方において、スロットルボディ45内のスロットルバルブを回動させるためのボビン45b、およびこのボビン45bに連結されるスロットルワイヤ21を固定するワイヤガイド21gが設けられている。したがって、ワイヤガイド21gとバーハンドル3との間には、スロットルワイヤ21が配索されるが、図8に示すように、例えば、スロットルワイヤ21は、ガイド片50gの内側に配索されている。すなわち、スロットルワイヤ21は、ガイド片50g、膨出部上面壁50us、メインフレーム17の下端面17dおよびケース側面壁51bwにより囲繞されたスペースに通すように配索されている。
また、スロットルワイヤ21と電装品取付け部50dとの間にも、突壁50jが設けられており、スロットルワイヤ21の電装品70への干渉を回避するように構成されている。
また、本実施形態においては、エアクリーナ50は、前部車体フレーム7のメインフレーム17に設けられるので、車体後方のスペースを大きくすることができる。また、エアクリーナ50は、車両側面視でメインフレーム17から下方に延出する構成であるので、車高を低く抑えることができる。また、膨出部50aには、車両上下方向においてメインフレーム17の少なくとも一部と重なるように左右方向に延出される延出部50atが設けられた構造となっているので、エアクリーナ容量を大きくすることができる。
このように本実施形態においては、吸気ダクト用開口51hに接続される吸気ダクト55の少なくとも一部が、左右一対のメインフレーム17間に配置されていることで、メインフレーム17間のスペースを有効に利用できる。また、吸気ダクト用開口51hが車両後方を指向して開口し、吸気ダクト55は、メインフレーム17に左右に配置されて車両後方に延びるので、前輪FWが巻き上げる塵埃などを吸い込み難くい。
また、本実施形態においては、コネクティングチューブ46とコネクティングチューブ用開口51iの一部が左右一対のメインフレーム17間に配置されていることで、メインフレーム17間のスペースを有効に利用でき、車体後方および上方のスペースを確保することができる。また、コネクティングチューブ用開口51iが車両後方を指向しているので、コネクティングチューブ46をメインフレーム17間でメインフレーム17に沿って延ばすことが容易になる。この結果、メインフレーム17間のスペースを有効活用できるだけでなく、メインフレーム17によってコネクティングチューブ46を効果的に保護できる。
また、本実施形態においては、外気を取り込む吸気ダクト55と連通する第一空間S1とコネクティングチューブ46と連通する第二空間S2を隔てるフィルタエレメント52が、膨出部50aに配置されていることで、フィルタエレメント52を大きくして濾過面積を大きくすることが容易になる。
また、本実施形態においては、第一ケース51aと第二ケース51bとの接合面51pは、膨出部50aに略車幅方向に広がる面として形成されことで、接合面51pを大きく構成できるとともに接合面51pに沿って配置されるフィルタエレメント52を大きくすることができる。また、接合面51pにおいてフィルタエレメント52を挟持することで、フィルタエレメント52の固定が容易になる。
また、本実施形態においては、膨出部50aは、車両側面視で、内燃機関40のシリンダ43と、メインフレーム17と、フロントフェンダ30とで囲まれるメインフレーム下空間MSに配置されていることで、メインフレーム17の下側でフロントフェンダ30の後方且つシリンダ上方のスペースを活用できる。さらに、エアクリーナ50がシリンダ43の近傍に配置されるので、エアクリーナ50からシリンダ43に到る吸気経路を短くでき、吸気を円滑に行うことができる。
また、本実施形態においては、第二ケース51bに、第二空間S2とは区画されて第一空間S1に連通し車両後方に向かって膨出する後方向膨出部51baが設けられているので、第一空間S1を第二ケース51b側の構造により大きくすることができる。また、第二ケース51bに吸気ダクト用開口51hが設けられることで、コネクティングチューブ46と吸気ダクト55の接続を、第二ケース51b側に集中する構成にできる。この結果、第一ケース51aにはチューブ類の部材の接続がなく、第一ケース51aの着脱を容易に行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
また、本実施形態においては、エアクリーナ50は、ケース前部51fに設けられた取付け部51ftが、メインフレーム17の前部に設けられたブラケット8に締結支持され、ケース後部51rがコネクティングチューブ46に接続されて支持されていることで、後方側は固定用部材によらない支持構造にでき、少ない部品でエアクリーナ50の支持することができる。
また、本実施形態においては、取付け部51ftが第二ケース51bに設けられていることで、エアクリーナ50の固定が第二ケース51b側だけで行われるので、第一ケース51aを第二ケース51bに対して容易に着脱する構成とすることができる。この結果、エアクリーナ50の開閉が容易にでき、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、膨出部50aの膨出部上面壁50usにおいて、電装品70を取付ける電装品取付け部50dが設けられていることで、膨出部上面壁50usのスペースを有効利用できる。また、メインフレーム17とは車両上下方向で重ならない位置に、電装品70を設けることで、上下方向の設置スペースを抑えて配置することができる。さらに、メインフレーム17と上下方向で重ならないことから、電装品70のメンテナンスにおいて、アクセスし易い構造を提供できる。
また、本実施形態においては、膨出部上面壁50usには、メインフレーム17の下端面17d近傍まで延びるガイド片50gが、膨出部50aの後方に延出する後方延出部51brのケース側面壁51bwに沿うように突設されていることで、膨出部上面壁50us、ケース側面壁51bw、ガイド片50gおよびメインフレーム17により4方を囲む空間を形成することができる。したがって、この空間内にスロットルワイヤ等のワイヤ類を外れないように囲繞する保持構造を形成することがきる。しかも、この保持構造は、ガイド片50gの突設の形状変更だけで部品点数を増やすことなく構成できる。
本実施形態においては、エアクリーナ50の上端50ruが、側面視でメインフレーム17よりも上方へ延出しているので、エアクリーナ50の容量をより大きくすることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について、図9および図10を参照して説明する。
第2実施形態のエアクリーナ50においては、前掲の第1実施形態と同じ構造については説明を省略し、第1実施形態と異なった構造およびその周辺構造を説明する。なお、図9は、第2実施形態におけるレゾネータおよび配管構造の斜視図であり、図10は、エアクリーナ内部を示すための車両前方下方(図1における矢印B方向)から見た斜視図である。
図9に示すように、コネクティングチューブ46は、ケース本体51の外側に配置されるケース外管部46aとケース本体51内に配置されるケース内管部46bとを有している。そして、ケース外管部46aは、車両後方かつ下方に延出されており、その後端部46rにおいてスロットルボディ45と接続され、前端部46tがコネクティングチューブ用開口51iに接続されている。
一方、ケース内管部46bは、ケース内において蛇行して配管長さを長くした形状となっており、先端が若干広がるファンネル部46cとして車両前方且つ下方に向かって(フィルタエレメント側に向かって)開口している。また、ケース内管部46bには、レゾネータ54が接続されている。このレゾネータ54は、コネクティングチューブ46に連通部54aを介して連通する空間が、エアクリーナ50の内部空間とは別な空間として形成されている。
レゾネータ54は、連通部54aとは反対側には、必要に応じてレゾネータ取付部54gが設けられている。このレゾネータ取付部54gに設けられたレゾネータ取付孔54ghを利用して取付けられる。これは、例えば、図10に示すように、レゾネータ54は、ケース内に所定の位置に嵌め込まれた状態で、レゾネータ取付孔54ghを貫通する固定ネジ83により固定される。また、ケース内管部46bは、例えば、二箇所に設けられた管部取付部46gの取付け孔46ghを貫通する固定ネジ83によりケース内に適宜固定される。
ここで、レゾネータ54が取り付けられている箇所は、第二ケース51bの右側突出部51bcの後方側に嵌まり込むように設置されている。すなわち、右側突出部51bcの左右側壁面並びに後方壁面の形状が、レゾネータ54の一部と同じ形状とされているので、レゾネータ54は、第二ケース51bの後方壁面、すなわち、ケース後部51rの右側突出部51bc内(図6参照)に接するように取付けられている。したがって、レゾネータ54は、車両側面視で少なくとも一部がメインフレーム17間に位置している。
このように、本実施形態においては、コネクティングチューブ46に接続されたレゾネータ54が、ケース本体51内に配置されることで、レゾネータ用の締結部材を必要とせず、また、車体への組み込み時において、クリーナケース内に仮組してエアクリーナ50と一緒に組み込むことができる。また、レゾネータ54が車両側面視で少なくとも一部がメインフレーム17間に位置していることにより、スペースの有効利用と共にレゾネータ54の保護機能が高められる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、膨出部50aは、メインフレーム17よりも左右両側に張出した構造としたが、例えば、メインフレーム17から張り出さない形状で、上下方向に大きく延出した構造とするなど、メインフレーム下空間MSが許容する形状にケース本体51を適宜変更することができる。また、ガイド片50gを右側に設けが左側に設け、ワイヤハーネス11などの配索に利用することもできる。
また、上記実施形態においては、自動二輪車について説明したが、本発明は、他のバギー等の鞍乗型車両でもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
6 ヘッドパイプ
7 前部車体フレーム
8 ブラケット
9 後部車体フレーム
17 メインフレーム
17d 下端面
26 ステアリングシャフト
30 フロントフェンダ
40 内燃機関
42 クランクケース
43 シリンダ
46 コネクティングチューブ
50 エアクリーナ
50a 膨出部
50at 延出部
50ru 上端
50us 膨出部上面壁
50g ガイド片
51 ケース本体
51h 吸気ダクト用開口
51i コネクティングチューブ用開口
51a 第一ケース
51b 第二ケース
51h 吸気ダクト用開口
51ba 後方向膨出部
51bw ケース側面壁
51f ケース前部
51ft 取付け部
51r ケース後部
52 フィルタエレメント
54 レゾネータ
55 吸気ダクト
70 電装品
FW 前輪
MS メインフレーム下空間
S1 第一空間
S2 第二空間

Claims (13)

  1. 前輪(FW)を操舵可能にするステアリングシャフト(26)と、
    前記ステアリングシャフト(26)を軸支するヘッドパイプ(6)と、
    前記ヘッドパイプ(6)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレーム(17)を備える前部車体フレーム(7)と、
    前記前部車体フレーム(7)に接続され、車体後方に延びる後部車体フレーム(9)と、
    後部車体フレーム(9)の下方に配置された後輪(RW)と、
    前記前部車体フレーム(7)の下方に設けられる内燃機関(40)と、
    前記メインフレーム(17)の間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナ(50)と、
    前記エアクリーナ(50)のケース本体(51)に設けられ、前記ケース本体(51)内に外気を供給する吸気ダクト用開口(51h)と、
    前記吸気ダクト用開口(51h)に接続される吸気ダクト(55)と、
    前記ケース本体(51)に設けられたコネクティングチューブ用開口(51i)と、
    前記コネクティングチューブ用開口(51i)に接続され前記内燃機関(40)に吸気を供給するコネクティングチューブ(46)と、
    を備える鞍乗型車両(1)であって
    記エアクリーナ(50)は、車両側面視で前記メインフレーム(17)よりも下方に延出する膨出部(50a)を備え、
    前記膨出部(50a)には、上面視で前記メインフレーム(17)の少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部(50at)が設けられ
    前記コネクティングチューブ(46)に、前記エアクリーナ(50)とは別体に構成されるレゾネータ(54)が接続され、
    前記レゾネータ(54)は、前記ケース本体(51)内に配置され、車両上面視で少なくとも一部が左右一対の前記メインフレーム(17)間に位置している
    ことを特徴とする鞍乗型車両(1)。
  2. 前記吸気ダクト(55)の少なくとも一部が、左右一対の前記メインフレーム(17)間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(1)。
  3. 前記膨出部(50a)は、車両側面視において、前記メインフレーム(17)と、前記内燃機関(40)のクランクケース(42)から車両前方側に延出されるシリンダ(43)と、前記前輪(FW)の上方側を覆うフロントフェンダ(30)とで囲まれるメインフレーム下空間(MS)に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両(1)。
  4. 前記コネクティングチューブ用開口(51i)が車両後方を指向して設けられ、
    前記コネクティングチューブ(46)の少なくとも一部が車両後方を指向して設けられ、
    前記コネクティングチューブ(46)と前記コネクティングチューブ用開口(51i)の少なくとも一部が、左右一対の前記メインフレーム(17)間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
  5. 前記ケース本体(51)は、第一ケース(51a)と第二ケース(51b)とで構成され、
    前記第一ケース(51a)は、外気を取り込む前記吸気ダクト(55)と連通する第一空間(S1)を構成し、
    前記第二ケース(51b)は、前記コネクティングチューブ(46)と連通する第二空間(S2)を構成し、
    前記第一空間(S1)と前記第二空間(S2)とを隔てるフィルタエレメント(52)が、前記膨出部(50a)に配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両(1)。
  6. 前記第一ケース(51a)と前記第二ケース(51b)との接合面(51p)は、前記膨出部(50a)に略車幅方向に広がる面として配置され、
    前記フィルタエレメント(52)は、前記接合面(51p)で前記第一ケース(51a)と前記第二ケース(51b)に挟持されている
    ことを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両(1)。
  7. 前記第二ケース(51b)には、前記第二空間(S2)と区画されて前記第一空間(S1)に連通し車両後方に向かって膨出する後方向膨出部(51ba)が設けられ、
    前記吸気ダクト用開口(51h)が前記後方向膨出部(51ba)に設けられている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の鞍乗型車両(1)。
  8. 前記エアクリーナ(50)は、前記ケース本体(51)のケース前部(51f)に設けられた取付け部(51ft)が、前記メインフレーム(17)の前部に設けられたブラケット(8)に締結支持され、
    前記ケース本体(51)のケース後部(51r)が、前記コネクティングチューブ(46)に接続支持されている
    ことを特徴とする請求項〜7のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
  9. 前記取付け部(51ft)が前記ケース本体(51)の前記第二ケース(51b)に設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両(1)。
  10. 前輪(FW)を操舵可能にするステアリングシャフト(26)と、
    前記ステアリングシャフト(26)を軸支するヘッドパイプ(6)と、
    前記ヘッドパイプ(6)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレーム(17)を備える前部車体フレーム(7)と、
    前記前部車体フレーム(7)に接続され、車体後方に延びる後部車体フレーム(9)と、
    後部車体フレーム(9)の下方に配置された後輪(RW)と、
    前記前部車体フレーム(7)の下方に設けられる内燃機関(40)と、
    前記メインフレーム(17)の間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナ(50)と、
    を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記エアクリーナ(50)は、車両側面視で前記メインフレーム(17)よりも下方に延出する膨出部(50a)を備え、
    前記膨出部(50a)には、上面視で前記メインフレーム(17)の少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部(50at)が設けられ、
    前記膨出部(50a)の上側の膨出部上面壁(50us)には、前記メインフレーム(17)とは車両上下方向で重ならない位置に、電装品(70)を取り付ける電装品取付け部(50d)が設けられている
    ことを特徴とする鞍乗型車両(1)。
  11. 前輪(FW)を操舵可能にするステアリングシャフト(26)と、
    前記ステアリングシャフト(26)を軸支するヘッドパイプ(6)と、
    前記ヘッドパイプ(6)から後方へ延び、左右に離間した左右一対のメインフレーム(17)を備える前部車体フレーム(7)と、
    前記前部車体フレーム(7)に接続され、車体後方に延びる後部車体フレーム(9)と、
    後部車体フレーム(9)の下方に配置された後輪(RW)と、
    前記前部車体フレーム(7)の下方に設けられる内燃機関(40)と、
    前記メインフレーム(17)の間に少なくとも一部が配置されるエアクリーナ(50)と、
    を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記エアクリーナ(50)は、車両側面視で前記メインフレーム(17)よりも下方に延出する膨出部(50a)を備え、
    前記膨出部(50a)には、上面視で前記メインフレーム(17)の少なくとも一部と重なるように車幅方向に延出する延出部(50at)が設けられ、
    前記膨出部(50a)の上側の膨出部上面壁(50us)には、前記メインフレーム(17)の下端面(17d)近傍まで延びるガイド片(50g)が、前記膨出部(50a)の後方に延出する後方延出部(51br)のケース側面壁(51bw)に沿うように突設されている
    ことを特徴とする鞍乗型車両(1)。
  12. 左右一対の前記メインフレーム(17)は、左右各一本で上下に幅広に構成される
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
  13. 前記エアクリーナ(50)の上端(50ru)は、側面視で前記メインフレーム(17)よりも上方へ延出している
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
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