JP6428548B2 - エアコン稼働時の音演出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアコン稼働時の音演出装置に関する。
従来から、特許文献1、特許文献2の車室内騒音低減装置が公知である。これらの車室内騒音低減装置は、車室内での騒音を検出し、この騒音の逆位相の音波を生成することによって前記騒音を消音するアクティブノイズコントロールによって行っている。
特開平11−149290号公報 特開2004−50859号公報
ところで、稼働中のオートのカーエアコンは、ブロアファンの音(エアコン音)が発生する。このため、上記車室内騒音低減装置を利用すれば、前記ブロアファンによる騒音もアクティブノイズコントロールが発生する制御音により低減することが可能である。
すなわち、車室内温度が予め設定した温度との差が大きい場合、オートのカーエアコンのコントローラによりブロアファンは高速で回転されて、車室内温度が設定した温度に近づくと低速で回転されるように制御される。このような場合、上記車室内騒音低減装置によって、ブロアファンの高速作動、低速作動にかかわらず、その騒音を低減することができて、車室内の乗員は、上記車室内騒音低減装置によって、ブロアファンによる騒音から逃れることはできる。
一方、車室内騒音低減装置がない場合、車室内温度が設定した温度に近づくとフロアファンの音が低減されて、その音量が一定となった場合、車室内温度がカーエアコンに対して予め設定しておいた設定温度に達したことをこの音で気付くことができる利点がある。従って、上記車室内騒音低減装置がある場合には、この利点が失われている。
また、家庭用エアコンや業務用エアコンにおいても、アクティブノイズコントロールによる騒音低減装置が考えられるが、この場合も同様に、室内にいる人は、室内温度がエアコンに対して予め設定しておいた設定温度に達したことを音で気付くことができない。
本発明の目的は、エアコンの吹き出し音が消音されている状態においても、騒音ではないサウンドによって室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを知らせることができるエアコン稼働時の音演出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、エアコンから室内に吹き出す空調空気の吹き出し音をキャンセルする制御音を発生するスピーカ部と、前記吹き出し音の変化に応じて、前記スピーカ部からの制御音を変化させるべくキャンセル信号を出力する制御音制御部とを含むエアコン稼働時の音演出装置であって、前記制御音制御部は、前記キャンセル信号の他に、前記エアコンの冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である音成分信号を前記スピーカ部に付与するとともに、前記エアコンの吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、前記非騒音成分の音成分を0またはレベルを小さくするものである。
また、前記エアコンは、前記空調空気を吹き出すための駆動源であるモータを備えており、前記制御音制御部は、前記モータの制御量がエアコン起動時よりも小さくなった場合は、前記非騒音成分の音成分のレベルを0としてもよい。
また、前記室内としての車室内に設けられた複数の座席と、前記座席毎に対応して設けられたスピーカ部としての車載スピーカと、前記複数の座席のいずれに乗員が着座しているかを設定する設定部とを備え、前記制御音制御部は、前記設定部の設定に基づいて乗員の着座がある座席に関連した車載スピーカに対して、前記制御音の他に、前記エアコンの冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である音成分信号を付与するとともに、前記エアコンの吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、前記非騒音成分の音成分を0またはレベルを小さくするようにしてもよい。
また、前記設定部は、乗員が前記座席に着座しているか否かを検出する着座センサにしてもよい。
また、前記設定部は、乗員が着座している座席を手動で設定する手動設定部にしてもよい。
本発明によれば、エアコンの吹き出し音が消音されている状態においても、騒音ではないサウンドによって室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを報知することができる効果を奏する。
第1実施形態のエアコン稼働時の音演出装置を有する車両の座席及びエアコンのレイアウト図。 第1実施形態のエアコン稼働時の音演出装置の電気ブロック図。 第1実施形態のエアコン稼働時の音演出装置のCPU53が行うノイズキャンセル処理のフローチャート。 第2実施形態のエアコン稼働時の音演出装置を有する車両の座席及びエアコンのレイアウト図。 第2実施形態のエアコン稼働時の音演出装置の電気ブロック図。 第2実施形態のエアコン稼働時の音演出装置のCPU53が行うノイズキャンセル処理のフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明を車両用のエアコン稼働時の音演出装置に具体化した第1実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
まず、エアコン20について説明する。図1に示すように本実施形態における車両10に搭載されたエアコン(カーエアコン)20は、図2に示すA/CECU30による制御に応じて車室12内の空調を行うようにされている。なお、空調には、温度、風向、風量等が調整された空調空気の車室12内への導入を含む。
具体的には、エアコン20は、冷媒を圧縮するコンプレッサ(図示しない)と、圧縮された冷媒を液化するコンデンサ(図示しない)と、液化された冷媒を急激に膨張させて、低温、低圧の霧状にする膨張弁(図示しない)と、前記膨張弁で霧状の冷媒を気化し、このときの気化熱により空調空気を冷却するエバポレータ(図示しない)とを備える。
また、エアコン20は、内外気ダンパ(図示しない)と、ブロアファン24(図2参照)と、ヒータコア(図示しない)と、エアミックスダンパ(図示しない)とを備えたダクト23を有する。
内外気ダンパは、車外から取り込んだ空気で空調空気を生成する外気モードと、車室内の空気を取り込んで空調空気を生成する内気モードとを切り替える。
ブロアファン24は、エバポレータより上流に配置されるとともに、駆動源としてのブロアモータ22(図2参照)により回転駆動されてエバポレータに空調空気を送る。また、ブロアモータ22は、後述するA/CECU30により回転量(短時間当たりの回転数)が制御されることにより、空調空気の風量を調整する。前記ヒータコア(図示しない)は、前記エバポレータより下流に配置されて空気を昇温して暖気を生成する。前記エアミックスダンパ(図示しない)は、エバポレータとヒータコアの間に配置されてエバポレータで冷却された冷気とヒータコアで加熱された暖気との混合比率を決める。図1に示すように、ブロアファン24から送風された空調空気は、ダクト23の開口に設けられたレジスタ14を介して車室内に導入される。
A/CECU30には、車室内温度を検出する温度センサ25が接続されている。
また、図示しないインストルメントパネルには、ヒータコントロールユニット(以下、「ヒーコンユニット」と略す)26が設けられている。ヒーコンユニット26は、カーオーディオやナビゲーションシステムなどと共に一体型車載システムとしてレイアウトされている。
ヒーコンユニット26は、エアコン20による空調条件(すなわち、設定温度、風量、風向、モード等)を設定する操作部である。例えば、ヒーコンユニット26は、ON/OFFスイッチ、温度設定スイッチ、風量切替スイッチ、内外気切替スイッチ、デフロスタスイッチ、エアコンの自動制御のオン/オフを切り替えるために操作されるAUTOスイッチ、といった各種スイッチを含んで構成される。これらのスイッチは、各々公知の押圧操作部やダイアル操作部として構成されている。
A/CECU30は、前記温度センサ25及びヒーコンユニット26から入力された入力信号と予め格納されている制御プログラムとに基づいてブロアモータ22と、内外気ダンパ(図示しない)を作動する図示しないアクチュエータ、エアミックスダンパ(図示しない)を作動する図示しないアクチュエータ、ヒータコア等を制御する。そして、A/CECU30は、乗員によって設定された所望の温度(すなわち、設定温度)、風量及び吹出方向を具備する空調空気を車室12内へ供給可能に構成されている。
図2に示すように、A/CECU30には、複数の着座センサ40が接続されている。着座センサ40は、車両10に登場する乗員の座席(すなわち、前列の座席(運転席15、及び助手席16)、後列の座席17、18)にそれぞれ設けられている。着座センサ40は、座席に乗員が着座しているか否かを検出する。着座センサ40は、乗員の着座を設定する設定部に相当する。
次に、エアコン稼働時の音演出装置50について説明する。
図2に示すようにエアコン稼働時の音演出装置50は、メインユニット52と、メインユニット52に接続されたオーディオアンプ55と、メインユニット52に接続されたディスプレイ60と、及び外部入力部62と備えている。ディスプレイ60及び外部入力部62は、前記インストルメントパネル(図示しない)に設けられている。外部入力部62は、例えば、USBメモリ等が接続されて、外部から各種データの入力が可能となっている。
メインユニット52は、CPU53(中央演算処理装置)と、記憶装置54とを備えている。記憶装置54は、例えば、書換可能なEEPROM等の不揮発性メモリからなる。メインユニット52のCPU53は、A/CECU30とCAN(Controller Area Network)通信等の通信プロトコルにより通信が可能となっている。なお、A/CECU30とCPU53との通信プロトコルは、CAN通信プロトコルに限定するものではなく、他の通信プロトコルであってもよい。
メインユニット52のCPU53は、A/CECU30と所定の制御周期で通信が行われて、エアコン20の現在の作動状態を示す各種データの受信が行われる。
この各種データには、ブロアモータ22の制御量、及び冷房モードまたは暖房モードを示す冷暖房モードデータを含む。
なお、前記冷暖房モードデータは、乗員によって設定された設定温度と車室内温度に基づいてA/CECU30により作成される。この冷暖房モードデータは、設定温度が、車室内温度よりも低ければ、冷房モードである旨のデータであり、前記設定温度が車室内温度よりも高ければ暖房モードである旨のデータである。
また、A/CECU30は、前記設定条件の各種データと合わせて、複数の着座センサ40による、座席に乗員が着座しているか否かの検出結果データをCPU53に送信する。
記憶装置54には、前記ブロアモータ22が駆動された際に発生する騒音(すなわち、レジスタ14から空調空気が出るときの吹き出し音)を消音する複数の制御音データが後述するブロアモータ22の制御量と関連付けて格納されている。この制御量は、ブロアモータ22の回転量と一義的に関連付けされている。
すなわち、ブロアモータ22の回転量が異なれば、発生する騒音(前記吹き出し音)もその周波数分布が異なってくることと、音量も変化するため、それに応じて、その騒音を消音するための制御音データが前記記憶装置54に複数格納されている。なお、音量が変化するとは、ブロアモータ22の回転量が大の場合には吹き出し音の音量が大きくなり、ブロアモータ22の回転量が小さくなればその音量は小さくなることをいう。
制御音データは、前記制御音データに基づいてスピーカが制御音を発生した場合、該制御音が消音する騒音の位相とは逆位相となるデータである。なお、A/CECU30からの制御量に基づいてブロアモータ22の回転量が決まることから、この回転量によって発生する騒音(前記吹き出し音)を消音できる制御音データは試験等によって作成されている。
また、記憶装置54には、エアコン20の暖房モード及び冷房モードのそれぞれに合わせて、暖房用サウンドデータと冷房用サウンドデータが格納されている。暖房用サウンドデータは、例えば、たき火の音、心温まる音等の暖かさを感じさせる音のデータが好ましいが、これらの音に限定するものではない。また、冷房用サウンドデータは、例えば、風鈴の音、さざ波の音、滝の音、せせらぎの音等のように涼しさを感じさせる音のデータが好ましいが、これらの音に限定するものではない。
暖房用サウンドデータは、エアコン20が暖房モードのときに、A/CECU30により選択されて、非騒音成分である音成分信号としてオーディオアンプ55に出力される。また、冷房用サウンドデータは、エアコン20が暖房モードのときに、A/CECU30により選択されて、非騒音成分である音成分(音成分信号)としてオーディオアンプ55に出力される。
CPU53は、A/CECU30がブロアモータ22を回転制御するときの制御量をA/CECU30から定期周期で受信し、その制御量に基づいて、記憶装置54に格納した制御音データのうち、消音するのに最適なデータを選択可能となっている。
オーディオアンプ55には、複数のスピーカ56〜59が接続されている。スピーカ56、57は、運転席15に隣接する運転席側のドア63の内面及び助手席16に隣接するドア64の内面にそれぞれ設けられている。また、スピーカ58、59は、2列目シートの運転席15の後列の座席、及び助手席16の後列の座席に隣接するドア65、66の内面にそれぞれ設けられている。
なお、スピーカ56〜59の配置は、ドアに限定されるものではなく、ルーフや車体等であってもよい。スピーカ56〜59はスピーカ部及び車載スピーカに相当する。
(第1実施形態の作用)
上記のように構成されたエアコン稼働時の音演出装置50の作用を説明する。図3は、エアコン20の自動制御(オート制御)のオン/オフを切り替えるために操作されるAUTOスイッチがオンとされた際に、エアコン稼働時の音演出装置50のCPU53が実行するノイズキャンセル処理のフローチャートであり、前記所定の制御周期で実行する。
(S10)
CPU53は、エアコンがオン操作されたか否かを、ヒーコンユニット26のAUTOスイッチがオン状態(オン操作された)か否かで、判定する。AUTOスイッチがオン操作された場合には、S20に移行しオフの状態となっているときは、このフローチャートを一旦終了する。
(S20)
S20では、CPU53は、エアコン状態を把握する。すなわち、CPU53は、A/CECU30から、冷暖房モードデータ、及び、現時点でのブロアモータ22の制御量を取得(受信)する。
(S30)
S30では、CPU53は、着座センサ40の検出結果データに合わせて、ノイズキャンセルの範囲を設定する。すなわち、CPU53は、着座センサ40によって、運転席15、助手席16、座席17または座席18に着座が検出されていれば、その検出された座席に最も近いスピーカが制御音を発生するスピーカとして設定される。なお、運転席15に最も近いスピーカはスピーカ56、助手席16に最も近いスピーカはスピーカ57、座席17に最も近いスピーカはスピーカ58、並びに座席18に最も近いスピーカは、スピーカ59である。
(S40)
S40では、ブロアモータ22の制御量とあった制御音データを選択する。すなわち、CPU53は、現時点でのブロアモータ22の制御量にあった制御音データを記憶装置54から一義的に選択する。ここで、ブロアモータ22の制御量が大きければ、吹き出し音の音量も大きくなり、ブロアモータ22の制御量が小さければ、吹き出し音の音量も小さくなる従って、吹き出し音の音量の大小を判定するのに、本実施形態では、ブロアモータ22の制御量を指標としているのである。
(S50)
S50では、CPU53は、ブロアモータ22の制御量がサウンド消去条件を満たしているか否かを判定する。サウンド消去条件は、本実施形態では、ブロアモータ22の制御量が、最小制御量の場合である。
ブロアモータ22の制御量がサウンド消去条件を満たしている場合は、S60に移行し、ブロアモータ22の制御量がサウンド消去条件を満たしていない場合は、S70に移行する。
(S60)
S60では、CPU53は、S20で把握したエアコン状態の1つである冷暖房モードデータに基づいて、冷房用サウンドデータまたは暖房用サウンドデータを選択する。
すなわち、CPU53は、受信した最新の冷暖房モードデータが冷房モードであれば、冷房用サウンドデータを選択し、受信した最新の冷暖房モードデータが冷房モードであれば、暖房用サウンドデータを選択する。
そして、CPU53は、S30で設定したノイズキャンセルの範囲のスピーカを駆動すべく、選択した冷房用サウンドデータまたは暖房用サウンドデータに基づくサウンド信号とともに、S40で選択した制御音データに基づく制御音信号をオーディオアンプ55に出力する。なお、これらのサウンドデータの音量は、乗員間の会話を害するような大きな音量にはならないように設定されている。オーディオアンプ55はこれらの信号による合成音を増幅して前記選択されたスピーカで生成し、このフローチャートを一旦終了する。制御音信号は、キャンセル信号に相当し、CPU53は、制御音制御部に相当する。
この結果、ノイズキャンセルの範囲にいる乗員は、騒音である吹き出し音が消音され、かつ、エアコン20の冷暖房モードに応じたサウンドを聞くことができる。
(S70)
S50からS70に移行する場合とは、車室内温度が設定温度に近づくとブロアモータ22の制御量がエアコン20が起動時のときよりも小さくなり、かつ、サウンド消去条件を満たすほどの制御量であることから、エアコン20が起動時の状態よりもエアコンの吹き出し音が小さくなった場合である。
ここでエアコンの起動時とは、エアコンがオート制御の際に、ブロアモータ22が最初に回転した時である。例えば、暖房モードでは、エアコンがオンとなった直後では、ヒータコアが暖まっていない場合があり、このようなときは、エアコンがオン状態であっても、ブロアモータ22が回転されない場合がある。このような場合は、ブロアモータ22が回転を開始した時を本明細書ではエアコンの起動時に含む趣旨である。
S70では、CPU53は、S30で設定したノイズキャンセルの範囲のスピーカを駆動すべく、S40で選択した制御音データに基づく制御音信号をオーディオアンプ55に出力する。オーディオアンプ55は前記制御音信号を増幅して前記選択されたスピーカで生成し、このフローチャートを一旦終了する。
この結果、ノイズキャンセルの範囲にいる乗員の周囲環境は、吹き出し音が消音された環境であって、非騒音成分であるサウンドもなくなった環境となる。
従って、前記乗員の周囲環境では、冷暖房モードに応じたサウンドが聞こえている状態から、前記サウンドが聞こえなくなった場合(非騒音成分の音成分が0となった場合)には、乗員は前記サウンドが聞こえなくなったことにより、エアコン20によって車室内温度が設定温度に近づいたことを認知することができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の車両用のエアコン稼働時の音演出装置は、エアコン20から車室内に吹き出す空調空気の吹き出し音をキャンセルする制御音を発生するスピーカ(スピーカ部)56〜59を有する。また、音演出装置は、吹き出し音の変化に応じて、スピーカ56〜59からの制御音を変化させるべく制御音信号(キャンセル信号)を出力するCPU53(制御音制御部)を有する。また、CPU53は、制御音信号(キャンセル信号)の他に、エアコン20の冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である非騒音成分である音成分(音成分信号)をスピーカ56〜59に付与する。また、エアコン20の吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、非騒音成分の音成分を0とする。
この結果、本実施形態によれば、エアコンの吹き出し音が消音されている状態においても、騒音ではないサウンドによって、すなわち、本実施形態では、サウンドがなくなることによって室内温度が設定された設定温度側に近づいたこと知らせることができる。
また、本実施形態では、エアコンが冷房設定時には、冷房にあったサウンドが提供され、エアコンが暖房設定時には、暖房にあったサウンドが提供される。このため、乗員の体感温度をこのサウンドによる乗員の心理的音響効果により高めることができる。
(2)本実施形態の車両用のエアコン稼働時の音演出装置では、エアコン20は、空調空気を吹き出すための駆動源であるブロアモータ22を備えている。
また、CPU53(制御音制御部)は、ブロアモータ22の制御量がエアコン起動時よりも小さくなった場合は、非騒音成分の音成分のレベルを0とする。
すなわち、ブロアモータ22の制御量がエアコン起動時よりも小さくなった場合、エアコンの吹き出し音の音量のレベルがエアコンの起動時よりも小さくなる。この場合、本実施形態では、非騒音成分の音成分のレベルを0とすることから、騒音ではないサウンドがなくなることによって車室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを乗員は知ることができる。
(3)本実施形態の車両用のエアコン稼働時の音演出装置は、車室内に設けられた運転席15、助手席16、座席17、18と、座席毎に対応して設けられたスピーカ56〜59と、前記座席のいずれに乗員が着座しているかを設定(検出)する着座センサ40(設定部)を備える。そして、CPU53(制御音制御部)は、着座センサ40(設定部)の設定(検出)に基づいて乗員の着座がある座席に関連した車載スピーカに対して、制御音の他に、エアコン20の冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である音成分信号を付与する。また、あわせて、エアコン20の吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、非騒音成分の音成分を0とする。
この結果、本実施形態によれば、着座センサ(設定部)で着座が設定(検出)された座席に着座する乗員は、騒音ではないサウンドが消されることによって室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを認知することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のエアコン稼働時の音演出装置50を図4及び図5を参照して説明する。なお、本実施形態のエアコン稼働時の音演出装置50において、第1実施形態で説明した構成と同一または相当する構成については同一符号を付してその説明を省略するとともに、異なる構成について説明する。
第1実施形態では、レジスタ14から空調空気が出るときの吹き出し音を消音する複数の制御音データがブロアモータ22の制御量と関連付けて格納したが、本実施形態では、制御音データをリアルタイムに作成するようにしたところが異なっている。
また、図5に示すようにエアコン稼働時の音演出装置50は、ダクト23からの吹き出し音をリファレンス音として拾うリファレンスマイクロフォン71と、座席毎に設けられたスピーカ56〜59からの制御音と前記吹き出し音との誤差を拾うエラーマイクロフォン76〜79を備えている。CPU53は、着座センサ40により検出された座席に関して、アクティブノイズコントロールによってノイズキャンセルを行うようにしている。また、メインユニット52は、エコーキャンセラ51を備え、エラーマイクロフォン76〜79が収音した暖房用サウンド成分、冷房用サウンド成分の除去することが可能となっている。
(第2実施形態の作用)
上記のように構成されたエアコン稼働時の音演出装置50の作用を説明する。
図6は、エアコン20の自動制御のオン/オフを切り替えるために操作されるAUTOスイッチがオンとされた際に、エアコン稼働時の音演出装置50のCPU53が実行するノイズキャンセル処理のフローチャートであり、前記所定の制御周期で実行する。
なお、S10は、第1実施形態と同じであるため、処理が異なるS20A、S40A、S60A、S70Aについて説明する。
(S20A)
S20Aでは、CPU53は、エアコン状態を把握する。すなわち、CPU53は、A/CECU30から、冷暖房モードデータを取得するとともに、リファレンスマイクロフォン71からリファレンス音を取得する。
(S40A)
S40Aでは、CPU53は、S30で設定されたノイズキャンセルの範囲となった座席におけるスピーカで鳴らす制御音データを作成する。
前記制御音データの作成は、前記ノイズキャンセルの範囲となった座席における誤差(前回に制御周期で発した制御音と吹き出し音との誤差)を0にしていく適応フィルターを更新する公知の適応アルゴリズムで行われる。なお、前記誤差は、当該座席のエラーマイクロフォンから取得される。
(S60A)
S60Aでは、CPU53は、S20Aで把握したエアコン状態の1つである冷暖房モードデータに基づいて、冷房用サウンドデータまたは暖房用サウンドデータを選択する。すなわち、CPU53は、受信した最新の冷暖房モードデータが冷房モードであれば、冷房用サウンドデータを選択し、受信した最新の冷暖房モードデータが冷房モードであれば、暖房用サウンドデータを選択する。
そして、CPU53は、S30で設定したノイズキャンセルの範囲のスピーカを駆動すべく、選択した冷房用サウンドデータまたは暖房用サウンドデータに基づくサウンド信号とともに、S40Aで作成した制御音データに基づく制御音信号をオーディオアンプ55に出力する。オーディオアンプ55はこれらの信号の合成音を増幅して前記選択されたスピーカで生成し、このフローチャートを一旦終了する。
この結果、ノイズキャンセルの範囲にいる乗員は、騒音である吹き出し音が消音され、かつ、エアコン20の冷暖房モードに応じたサウンドを聞くことができる。
(S70A)
S70Aでは、CPU53は、S30で設定したノイズキャンセルの範囲のスピーカを駆動すべく、S40Aで作成した制御音データに基づく制御音信号をオーディオアンプ55に出力する。オーディオアンプ55は前記制御音信号を増幅して前記選択されたスピーカで生成し、このフローチャートを一旦終了する。
この結果、ノイズキャンセルの範囲にいる乗員の周囲環境は、吹き出し音が消音された環境であって、非騒音成分であるサウンドもなくなった環境とすることができる。このような環境は、エアコン20が起動時の状態よりもエアコンの吹き出し音が小さくなったときである。
従って、前記乗員の周囲環境では、冷暖房モードに応じたサウンドが聞こえている状態から、前記サウンドが聞こえなくなった場合(非騒音成分の音成分が0となった場合)には、乗員は、サウンドが聞こえなくなったことにより、エアコン20によって車室内温度が設定温度に近づいたことを認知することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態では、カーエアコンによる吹き出し音の騒音に関して説明したが、車両に限らず、業務用エアコン、家庭用エアコンに適用することも可能である。例えば、家庭用エアコンでは、ブローファンの代りに、クロスフローファンをモータで回転するが、このクロスフローファンによる騒音の低減に用いることも可能である。
・第1実施形態の構成中、着座センサを省略する代りに、例えば、ヒーコンユニット26を、設定部及び手動設定部としての着座入力部としてもよい。着座入力部では、乗員が着座している座席を指定する指定ボタン等が設けられており、この指定ボタンが操作されると、CPU53は、指定された座席をノイズキャンセルの範囲とする。このように構成すれば、手動操作部によって、指定された座席に着座する乗員は、エアコンの吹き出し音が消音されている状態においても、騒音ではないサウンドが消されることによって室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを知ることができる。
・第1実施形態では、冷暖房モードデータを、A/CECU30からメインユニット52に送信するようにした。この代りに、所定の制御周期でA/CECU30からメインユニット52に対して、設定温度と車室内温度を送信し、CPU53は、設定温度が車室内温度よりも低ければ冷房モードと判定し、前記設定温度が車室内温度よりも高ければ暖房モードと判定してもよい。そして、この判定結果を利用してS50で暖房用サウンドデータまたは冷房用サウンドデータを選択してもよい。
・第1実施形態では、S50において、ブロアモータ22の制御量が最小制御量のときにサウンド消去条件を満たすとしたが、サウンド消去条件は、ブロアモータ22の制御量が最小制御量に限定するものではない。ブロアモータ22の最大制御量と最小制御量との間の制御量としてもよい。例えば、最大制御量と最小制御量の両制御量の中間以下となったときにサウンド消去条件を満たすとしてもよい。
この場合は、乗員は前記サウンドが聞こえなくなったことにより、エアコン20によってサウンドが聞こえなくなったときの車室内温度が、エアコン起動時の車室内温度よりも設定温度側により近く下がったことを認知することができる。
・第1実施形態では、制御音と非騒音成分であるサウンドを共通のスピーカで鳴らすようにしたが、それぞれ独立したスピーカで個別に制御音と非騒音成分とを鳴らすようにしてもよい。
・第1実施形態では、エアコン20の吹き出し音が、エアコン稼働時の音演出装置50の起動時のレベルよりも小さくなったときは、非騒音成分の音成分を0としたが、0とする代りにそのレベルを小さくしてもよい。そのレベルが小さくなったことにより、室内温度が設定された設定温度側に近づいたことを認知することができる。
・第2実施形態では、アクティブノイズコントロールをフィードフォワード制御によって行ったが、リファレンスマイクロフォン71を省略してフィードバック制御にて行うようにしてもよい。
・前記実施形態では、吹き出し音の音量の大小関係をブロアモータ22の制御量を指標としたが、吹き出し音の音量をマイクロフォンで収音して、その音量の大小を判定するようにしてもよい。
・前記実施形態では、前後2列シートを有する車両のエアコン稼働時の音演出装置に具体化したが、1列または3列以上を有する車両のエアコン稼働時の音演出装置に具体化してもよい。
10…車両、12…車室、14…レジスタ、
15…運転席、16…助手席、17、18…後列の座席、
20…エアコン、22…ブロアモータ(駆動源)、23…ダクト、
24…ブロアファン、25…温度センサ、26…ヒーコンユニット、
30…A/CECU、40…着座センサ(設定部)、
50…エアコン稼働時の音演出装置、52…メインユニット、
53…CPU(制御音制御部)、54…記憶装置、
55…オーディオアンプ、
56、57、58、59…スピーカ(スピーカ部、車載スピーカ)、
60…ディスプレイ、62…外部入力部、63、64、65、66…ドア、
71…リファレンスマイクロフォン、
76、77、78、79…エラーマイクロフォン。

Claims (5)

  1. エアコンから室内に吹き出す空調空気の吹き出し音をキャンセルする制御音を発生するスピーカ部と、
    前記吹き出し音の変化に応じて、前記スピーカ部からの制御音を変化させるべくキャンセル信号を出力する制御音制御部とを含むエアコン稼働時の音演出装置であって、
    前記制御音制御部は、前記キャンセル信号の他に、前記エアコンの冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である音成分信号を前記スピーカ部に付与するとともに、前記エアコンの吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、前記非騒音成分の音成分を0またはレベルを小さくするエアコン稼働時の音演出装置。
  2. 前記エアコンは、前記空調空気を吹き出すための駆動源であるモータを備えており、
    前記制御音制御部は、前記モータの制御量がエアコン起動時よりも小さくなった場合は、前記非騒音成分の音成分のレベルを0とする請求項1に記載のエアコン稼働時の音演出装置。
  3. 前記室内としての車室内に設けられた複数の座席と、
    前記座席毎に対応して設けられたスピーカ部としての車載スピーカと、
    前記複数の座席のいずれに乗員が着座しているかを設定する設定部とを備え、
    前記制御音制御部は、前記設定部の設定に基づいて乗員の着座がある座席に関連した車載スピーカに対して、前記制御音の他に、前記エアコンの冷房モード及び暖房モードに応じた、非騒音成分である音成分信号を付与するとともに、前記エアコンの吹き出し音の音量がエアコン起動時よりも小さくなったときは、前記非騒音成分の音成分を0またはレベルを小さくする請求項2に記載のエアコン稼働時の音演出装置。
  4. 前記設定部は、乗員が前記座席に着座しているか否かを検出する着座センサである請求項3に記載のエアコン稼働時の音演出装置。
  5. 前記設定部は、乗員が着座している座席を手動で設定する手動設定部である請求項3に記載のエアコン稼働時の音演出装置。
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