JP6425413B2 - 撮像装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像することが可能な撮像装置と、その制御方法およびプログラム関する。
従来、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する所謂インターバル撮影が可能なデジタルカメラなどの撮像装置がある。
特許文献1では、ストロボ装置を発光させてインターバル撮影を行う場合に、ストロボ装置におけるインターバル撮影時のエネルギー消費を抑制する為に、ストロボ装置の充電時間に基づいて、ストロボ装置の電源制御を行う制御装置について提案されている。
特開昭63−172137号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、インターバル撮影の撮影間でも、ストロボ装置の電源制御の為に制御装置の電源をオンさせておく必要がる。この場合、制御装置において無駄な電力が消費されてしまう。したがって、このような制御装置をカメラ側に配置する構成の場合は、カメラ側においても無駄な電力が消費されてしまう。
本発明の目的は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合における、撮像装置の電力の消費を抑制することである。
上記目的を達成するための本発明に係る撮像装置は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する撮像装置であって、被写体を撮像する撮像手段と、被写体を照明する発光手段の状態を、前記撮像手段による被写体の撮像に対応した発光ができる第1の状態と、前記第1の状態よりも電力の消費が少ない第2の状態とに変更させることができる第1の状態変更手段と、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合に、前記撮像手段による次の撮像に合わせて前記発光手段を発光させるか否かを前記撮像手段による直前の撮像から次の撮像までの期間に判定する発光判定手段と、を有し、前記第1の状態変更手段は、前記発光手段の状態が前記第2の状態である場合であって前記撮像手段による次の撮像までに前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させないと判定された場合は、前記撮像手段による次の撮像まで前記発光手段の状態を前記第2の状態に維持し、前記発光手段の状態が前記第2の状態である場合であって前記撮像手段による次の撮像までに前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させると判定された場合は、前記撮像手段による次の撮像よりも前に前記発光手段の状態を前記第2の状態から前記第1の状態へと変更させる動作を開始することを特徴とする。
本発明によれば、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合における、撮像装置の電力の消費を抑制することができる。
本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるデジタルカメラ100の構成を説明するブロック図である。 本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるデジタルカメラ100におけるインターバル撮影処理を説明するフローチャートである。 本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるデジタルカメラ100において、ストロボ300を発光させる場合の各動作に係るタイミングチャートである。 発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるデジタルカメラ100において、ストロボ300を発光させない場合の各動作に係るタイミングチャートである。 本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるデジタルカメラ100におけるインターバル撮影処理を説明するフローチャートである。 本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるデジタルカメラ100において、ストロボ300を発光させる場合の各動作に係るタイミングチャートである。 本発明を実施した撮像装置の変形例であるデジタルカメラ100の各動作に係るタイミングチャートである。
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態としての撮像装置であるデジタルカメラ(以下、単にカメラと称す)100について図1を参照して説明する。図1は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100の構成を説明するブロック図である。
カメラ100にはレンズマウントを介して取り外し可能なレンズユニット200が取り付けてある。すなわち、カメラ100は、所謂レンズ交換式のデジタルカメラである。なお、レンズユニット200が、カメラ100の内部に設けられているような構成であっても勿論よい。
撮影レンズ群201は、光軸シフトレンズやズームレンズ、フォーカスレンズを含む複数のレンズからなるレンズ群である。絞り202は、撮影レンズ群201の内部を透過した光量を調節するための光量調節部材である。
レンズ制御部203は、撮影レンズ群201および絞り202の駆動を制御する制御部である。レンズ制御部203は、後述するカメラ制御部(以下、CPUと称す)109からの指示に応じて、撮影レンズ群201および絞り202の駆動を制御する。レンズ制御部203は、各レンズの位置が被写体に合焦状態となるような撮影レンズ群201の駆動制御や、絞り径を変更するための絞り202の駆動制御を実行する。本実施形態のレンズユニット200は、以上で説明した撮影レンズ群201、絞り202、レンズ制御部203から構成されている。
レンズユニット200の後段側のカメラ100には、シャッタ101と撮像素子102が設けられている。シャッタ101は、撮像素子102を露光状態と非露光状態とに切替えるための遮蔽部材である。シャッタ101が開放した状態で、レンズユニット200によって導かれた被写体の光学像が撮像素子102上に結像し、シャッタ101が閉じた状態で、レンズユニット200によって導かれた被写体の光学像が遮蔽される。
シャッタ制御部110は、シャッタ101の駆動を制御する制御部である。シャッタ制御部110は、後述するCPU109からの指示に応じて、シャッタ101の駆動を制御する。
シャッタ制御部110は、シャッタ101の駆動を制御することで、撮像素子102に被写体の光学像を露光させる時間を制御することができる。すなわち、シャッタ制御部110によって、被写体を撮像する際の露光時間(蓄積時間)を制御することができる。なお、本実施形態では、シャッタ101の動作を制御することで、所定の露光時間で被写体を撮像するような構成であるが、所謂電子シャッタ方式によって、設定された露光時間で被写体を撮像するような構成であってもよい。
撮像素子(撮像手段)102は、電荷を蓄積することで画像を生成することが可能なCCDやCMOSなどの固体撮像素子からなる電荷蓄積型の撮像素子であって、2次元的に撮像用の画素が配列されている。撮像素子102に被写体の光学像が結像すると、当該被写体の光学像に応じたアナログ電気信号(アナログ画像データ)がA/D変換部103に出力される。
なお、撮像素子102には不図示のAFE(Analog Front End)が接続されている。当該AFEは、後述するCPU109からの指示に応じて、撮像素子102から出力されたアナログ画像データに対するゲイン量の調節やサンプリングなどを行う。
A/D変換部103は、撮像素子102から出力されたアナログ画像データをデジタル画像データへと変換する変換部である。
タイミング発生部111は、撮像素子102やレンズ制御部203、シャッタ制御部110、後述のストロボ300に所定のタイミングを送信するためのタイミング発生部である。このタイミング発生部111によって、クロック信号や制御信号をカメラ100やレンズユニット200の各部に供給するためのタイミングが送信される。
画像処理部104は、A/D変換部103から出力されたデジタル画像データに対して、所定の画素補間や縮小などのリサイズ処理、色変換処理、測光演算、測距制御用の演算処理などを施す処理部である。また、画像処理部104では、TTL(Through the Lens)方式のAWB(Automatic White Balance)処理やAF(Autofocus)処理、AE(Auto Exposure)処理を実行することができる。さらに、画像処理部104では、デジタル画像データに対するゲイン量が調整される。
メモリ105は、電気的に消去や記憶が可能なメモリであり、例えば、フラッシュメモリ等に代表されるEEPROM等である。メモリ105には、本実施形態において使用される種々のデータが格納されている。例えば、カメラ100において実行されるプログラムや動作用の定数、種々の露出条件、カメラ100内の処理で使用する算出式、露出条件、ストロボ300の種類に関する情報などがメモリ105に予め格納されている。
なお、カメラ100において実行されるプログラムとは、後述する図2に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムである。また、メモリ105には、DRAMなどの記録素子からなる画像データの記録領域を有しており、所定枚数の静止画や所定時間の動画、音声データを記録することが可能な十分な記憶容量を備え、取得されたデジタル画像データの記録ができる。
さらに、メモリ105は、画像表示用メモリ(ビデオメモリ)、CPU109の作業領域、後述する記録媒体108の記録用バッファとしても使用される。画像処理部104において種々の処理が施されたデジタル画像データは、この記録用バッファに一時的に記録される。そして、CPU109によって当該デジタル画像データが読み出され、記録用の画像データに変換された状態で記録媒体108に記録される。
記録媒体108は、メモリ105に記録されたデジタル画像データの記録が可能なメモリーカードやハードディスクなどの記録媒体である。本実施形態では、カメラ100の外装に開閉可能に設けられている不図示の蓋部を開放した状態で、記録媒体108をカメラ100の本体内部に挿抜することが可能である。そして、記録媒体108は、カメラ100の本体内部に挿入された状態でCPU109との通信が可能となる。なお、記録媒体108としては、カメラ100に対して挿抜可能なメモリーカード等に限定されるものではなく、DVD−RWディスク等の光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスクであってもよい。さらに、記録媒体108が取り外し可能ではなく、予めカメラ100に内蔵されているような構成であってもよい。
D/A変換部106は、画像処理部104から出力されたデジタル画像データを、表示用のアナログ画像データに変換する変換部である。表示部107は、D/A変換部106によって変換されたアナログ画像データを表示するためのLCD等からなる表示手段である。本実施形態では、表示用のアナログ画像データ(スルー画像)を表示部107に逐次表示することで、被写体を撮像した画像データのライブビュー表示が可能となる。なお、表示部107ではなく、不図示の電子ビューファインダに当該スルー画像をライブビュー表示させることも可能である。また、表示部107に、被写体を撮像することで取得した表示用のアナログ画像データをプレビュー表示することも可能である。
CPU109は、カメラ100やレンズユニット200の全体的な動作を統括的に制御する。例えば、CPU109は、画像処理部104やメモリ105、シャッタ制御部110、タイミング発生部111、電源制御部113、レンズ制御部203などに対して各種の動作や処理の制御を指示する。また、本実施形態では、CPU109によって、アナログ画像データおよびデジタル画像データにおけるゲイン量の調整や、被写体を撮像する際の露光時間や絞り値が設定される。さらに、CPU109は、ストロボ300を構成する各部の動作や処理の制御を指示する。なお、CPU109は、メモリ105に格納されているプログラムを実行し、当該プログラムの処理に応じたカメラ100やレンズユニット200の動作や処理を制御することもできる。
内蔵タイマー115は、時間の計測が可能な時間計測手段であって、カメラ100における各種の動作や処理に係る時間の計測が可能である。例えば、内蔵タイマー115は、カメラ100の撮影モードがインターバル撮影モード(第1のモード)である場合に、被写体を複数回撮像するために設定された時間間隔(インターバル時間)T_ intなどの計測を行う。
なお、上述したインターバル撮影モードとは、予め設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する撮影モードである。そして、インターバル時間T_ intとは、カメラ100の撮影モードが上述したインターバル撮影モードに設定された場合に、あるタイミングにおける被写体の撮像開始から次の撮像開始までの時間間隔を示している。
電源部114は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いは、ACアダプター等であり、電源制御部113に電力を供給する。電源制御部113は、DC−DCコンバータ、通電ブロックを切り替えるスイッチ回路などから構成され、カメラ100の各部やレンズユニット200に対する電力の供給を制御する制御部である。電源制御部113は、電源部114における電池の装着の有無、電池の種類、電池残量等を検出する。そして、電源制御部113は、その検出結果及びCPU109の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、カメラ100やレンズユニット200の各部へと供給する。
操作部116は、スイッチ、ボタン、ダイヤルなど、カメラ100に対して、ユーザが各種の指示や設定を行うための操作部材からなる入力デバイス群である。例えば、電源スイッチやレリーズボタン、メニューボタン、方向ボタン、実行ボタンなどが含まれる。なお、表示部107が静電容量式のタッチパネルであって、表示部107に表示されたUIを操作選択することで、操作部116を操作した際と同様の情報入力ができるような構成であっても良い。
また、操作部116にはモード切替スイッチが設けられており、ユーザが当該モード切替スイッチを操作することによって、撮影モードの設定が可能である。なお、撮影モードの設定タイミングとしては、カメラ100の電源がオンされている状態であれば、ユーザによる任意のタイミングで行うことが可能である。後述するインターバル撮影モード(第1のモード)の説明においては、ユーザによってカメラ100の撮影モードがインターバル撮影モードに設定された後に、初回の撮像が行われるものとする。
アクセサリシュー117は、カメラ100に対して取り外し可能な電子機器を取り付けるための取り付け部である。カメラ100に取り付け可能な電子機器としては、外部ストロボや、EVFなどの電子ビューファインダ、GPSユニットなどがある。
なお、アクセサリシュー117の内部と前述したような電子機器側には、それぞれ複数の端子からなる端子群が設けられている。そして、それぞれの端子群同士が電気的に接続されることで、カメラ100と、カメラ100との通信が可能な電子機器との通信が可能となる。
測光センサ112は、被写体の輝度を測光する測光手段である。画像処理部104は、この測光センサ112によって取得された画像データに基づいて被写体の輝度値を算出するための測光演算を行う。この詳細については後述する。
以下、カメラ100に内蔵されたストロボ300の構成について説明する。ストロボ300は被写体を照明する発光手段である。
充電回路301は、電源部114から出力された出力電圧を所定の電圧まで昇圧する回路である。メインコンデンサ302は、充電回路301から出力された所定の電圧に対応した電荷を充電するための充電手段である。放電回路303は、メインコンデンサ302に充電された電荷を発光部304に供給するための回路である。そして、発光部304は、放電回路303を介してメインコンデンサ302から供給された電荷に対応する発光量で被写体を照明する発光部である。
カメラ100の電源がオンされた状態において、充電回路301は、CPU109からの指示により、電源部114から出力された出力電圧を所定の電圧まで昇圧し、当該所定の電圧に対応した電荷がメインコンデンサ302に充電される。そして、メインコンデンサ302の電圧が所定の電圧まで充電されたことが計測されたら、放電回路303を介してメインコンデンサ302から発光部304に対して、所定の電圧に対応した電荷が供給される。発光部304は供給された電荷に対応した発光量での閃光発光を実行し、被写体を照明することが可能となる。なお、上述した所定の電圧とは、被写体を適正に照明するための発光量を得るために必要となる電圧である。
本実施形態では、被写体の撮像に同期させてストロボ300を発光させる場合、発光判定手段であるCPU109によって、メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷が充電されたか否かが判定される。具体的には、メインコンデンサ302の充電電圧が所定の電圧まで充電されたか否かを判定することで、メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷の充電がされたか否かを判定するような構成である。
本実施形態のカメラ100は、メインコンデンサ302の電圧が所定の電圧まで充電されたと判定されるまでは、被写体の撮像命令がされたとしても、被写体の撮像が許可されないような構成である。なお、メインコンデンサ302の電圧が所定の電圧まで充電されたと判定されないうちに被写体の撮像命令が指示された場合は、ストロボ300を発光させずに被写体を撮像するような構成であってもよい。また、本実施形態では、カメラ100に設けられた画像処理部104において、調光演算処理が行われるが、調光処理用の演算処理部をストロボ300側に別途設けるような構成であってもよい。
なお、カメラ100の撮影モードがインターバル撮影モードに設定されている場合は、インターバル時間T_intに応じた所定のタイミングでメインコンデンサ302の電圧を計測するような構成であってもよい。また、CPU109によってメインコンデンサ302の電圧を随時計測し、インターバル時間T_intに基づいて、所定の電圧を充電するような構成であってもよい。以上がカメラ100の基本構成である。
〈インターバル撮影処理について〉
以下、ストロボ300を発光させた状態で被写体のインターバル撮影に係る処理(以下、インターバル撮影処理と称す)を実行する場合の、カメラ100およびレンズユニット200の動作について説明する。なお、以下の説明においては、取得された画像(データ)や露出量、評価値などの情報は、取得後にメモリ105に記録され、CPU109によって適宜読み出しが実行されるものとする。また、以下の説明では、後述するストロボ発光判定において、ストロボ300を発光させると判定された場合の処理について説明する。
まず、ユーザは操作部116を操作して、カメラ100の撮影モードをインターバル撮影モードに設定する。なお、本実施形態におけるインターバル撮影モードとは、予め設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する撮影モードである。本実施形態では、インターバル撮影モードの他に、ユーザの操作ごとに被写体を撮像する通常モードや、所謂セルフタイマーによる撮像が可能なセルフタイマーモードを、カメラ100の撮影モードとして設定することができる。この他にも、カメラ100で設定可能な撮影モードの種類については、公知のものであればどのようなものを採用してもよい。
カメラ100がインターバル撮影モードに設定されていると、ユーザは操作部116を操作して、インターバル時間T_int、総撮像枚数または総撮影時間を設定し、設定された情報はメモリ105に記録される。なお、ユーザによる、インターバル時間T_intや総撮像回数などの設定は、被写体の撮像を開始する前であれば、どの様なタイミングで設定してもよい。また、インターバル時間T_intや総撮像回数などをそれぞれ別々に設定するような構成でもよいし、予め決められたインターバル撮影の条件を選択することで設定するような構成であってもよい。
インターバル撮影モードにおいて、カメラ100の電源がオンされた状態でユーザによって操作部116のレリーズボタンが操作されると、CPU109は、操作部116のレリーズボタンがSW1状態(例えば、半押し状態)にされたか否かを判定する。
この判定によって、レリーズボタンがSW1状態であると判定されると、画像処理部(距離取得手段)104は、スルー画像などの事前に取得された画像データに基づいてフォーカス処理(AF処理)を実行する。AF処理の詳細としては、画像データの輝度成分のコントラスト情報からAF評価値(距離情報)を算出し、当該AF評価値に基づいて、レンズ制御部203が撮影レンズ群201の各レンズ位置を設定する。なお、距離情報の算出方法については一般的なものであればどのような方法を採用してもよい。また、本実施形態では撮像素子102によって取得したデジタル画像データを用いて、AF処理を行うような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、測光センサ112や、不図示のAF用のセンサによって取得された画像データを用いて、AF処理を行うような構成であってもよい。
また、レリーズボタンがSW1状態であると判定されると、画像処理部104は測光センサ112で測光用の画像データを取得し、当該測光用の画像データに基づいて測光演算を行う。なお、測光センサ112を用いないで、撮像素子102によって事前に取得されたスルー画像などの画像データに基づいて測光演算を行うような構成であってもよい。
測光演算の方法としては、画像の一画面分を複数のブロックに分割し、これらのブロックごとに平均輝度値を算出する。そして、全ブロックの平均輝度値を積分して代表輝度値を算出する。本実施形態では、この代表輝度値を被写体の輝度情報として、以降の処理を実行するような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、スポット測光など、公知の方法を用いて被写体の輝度情報を算出する方法であっても勿論よい。
次に、画像処理部104は、先に算出した被写体の輝度情報をメモリ105から読み出し、当該輝度情報に基づいて、被写体が適正な明るさとなるような露出量を設定する(AE処理)。なお、本実施形態の露出量とは、取得する画像の明るさを設定するための値であって、絞り値や露光時間(蓄積時間)、ゲイン量(ISO感度)などの露出条件を変化させることによって設定される。
次に、画像処理部104は、先に算出した被写体の輝度情報と露出量とをメモリ105から読み出し、発光部304を発光させる際の発光量を算出する(調光演算)。調光演算によって取得されてた発光量はCPU109を介してストロボ300に伝えられ、当該発光量に対応した所定の電圧までメインコンデンサ302を充電する。
なお、被写体の初回撮像時にストロボ300を発光させるものとして説明したが、初回撮像時に、ストロボ300の発光の有無を判定するような構成であってもよい。その場合、測光センサ112で取得した画像データに基づいて、ストロボ300の発光の有無が判定されるような構成が望ましい。
以上説明したAF処理とそれ以外の種々の処理とは、どの様な順番で行ってもよいし、それぞれを並行して行うような構成であってもよい。以上説明した種々の処理や演算などが、カメラ100の撮像前の準備動作(以下、撮像前準備と称す)である。
カメラ100における撮像前準備が完了すると、CPU109は、操作部116のレリーズボタンがSW2状態(例えば、ユーザの操作による全押状態)にされたか否かを判定する。
レリーズボタンがSW2状態であると判定された場合、CPU109は、ストロボ300の発光に同期させて撮像素子102によって被写体を撮像し、アナログ画像データを取得する。取得されたアナログ画像データは、A/D変換部103によってデジタル画像データに変換され、画像処理部104によって前述した種々の処理が施された後に、メモリ105に記録される。また、変換されたデジタル画像データは、CPU109によってメモリ105から読み出され、D/A変換部106によって表示用のアナログ画像データへと変換され後に、表示部107にクイックレビュー表示される。さらに、CPU109によってメモリ105に記録されたデジタル画像データが読み出され、当該デジタル画像データが記録媒体108に記録される。
また、レリーズボタンがSW2状態であると判定されると、内蔵タイマー115によって、インターバル時間T_intの計測が開始される。同時に、CPU109によって、被写体を撮像した回数のカウントが開始さる。このカウントが、先に設定した総撮像回数に到達することで、被写体のインターバル撮影が終了される。
以降のカメラ100の動作は、このインターバル時間T_intに基づいて各種の処理や制御が実行される。なお、本実施形態では、総撮影時間の計測は行わず、総撮像回数に基づいて、インターバル撮影を行う期間が設定されているような構成について説明するが、総撮影時間に基づいてインターバル撮影を行うような構成であっても勿論よい。その場合、総撮影時間を計測する場合は、このタイミングで総撮影時間の計測も開始される。
また、インターバル撮影モードにおいて、初回の撮像はユーザによる操作部116のレリーズスイッチの操作によって実行されるが、2回目以降の撮像は自動的に行われる。具体的には、初回の撮像以降は、予め設定された所定の時間間隔(インターバル時間T_int)に基づいて自動的に被写体の撮像が実行される。この際、インターバル時間T_intに関する時間の計測は、前述した内蔵タイマー115によって行われる。
なお、本実施形態では、ユーザによる操作部116のレリーズボタンの直接操作によって、レリーズボタンがSW1状態およびSW2状態への遷移する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ100に取り外し可能な外付けレリーズボタンをカメラ100に取付け、当該外付けレリーズボタンを操作するような構成であってもよい。また、カメラ100が電波通信に対応している場合は、スマートフォンやタブレット端末などの可搬型の電子デバイスを遠隔操作することによって被写体を撮像するような構成であってもよい。さらに、ユーザによるレリーズボタンの直接操作から任意の時間が経過した後に、自動的に被写体を撮像が開始されるような構成であってもよい。以上が、インターバル撮影モードにおける、カメラ100の初回の被写体の撮像に関する動作である。
以下、初回の撮像が終了した後の、カメラ100におけるインターバル撮影処理について、図2を参照して説明する。図2は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100におけるインターバル撮影処理を説明するフローチャートである。
図2に図示するように、初回の撮像が終了すると、ステップS101でCPU109は、先に設定されたインターバル時間T_intや総撮像回数をメモリ105から読み出す。
次に、ステップS102でCPU109は、先に設定したインターバル時間T_intが最低待機時間以上であるか否かを判定する。ステップS102において、インターバル時間T_intが最低待機時間以上であると判定された場合はステップS103に進み、インターバル時間T_ intが最低待機時間より短いと判定された場合はステップS118に進む。すなわち、インターバル時間T_intが最低待機時間よりも短い場合は、カメラ100の動作状態を変更しない。
これは、カメラ100の動作状態の変更によって、電力の消費が増加することを防ぐためである。例えば、設定されたインターバル時間T_intが比較的短い時間間隔である場合は、頻繁にカメラ100の動作状態を変更させなければならないので、カメラ100の動作状態を省電力状態へと変更することで電力の消費が増大してしまう。
そこで、本実施形態では、ステップS102の処理により、インターバル時間T_intが最低待機時間よりも短いと判定された場合は、カメラ100の動作状態を起動状態から省電力状態へと変更せずにインターバル撮影処理を続行する。この構成によって、無駄な電力の消費を抑制することが可能となる。なお、最低待機時間としてはどのような時間であってもよいが、本実施形態では例示的に10秒とする。
ステップS102でインターバル時間T_intが最低待機時間以上であると判定された場合、ステップS103でCPU(第2の状態変更手段)109は、カメラ100の動作状態を変更させる動作を開始する。具体的には、CPU109はカメラ100の動作状態を、被写体の撮像が可能な起動状態(第3の状態)から、起動状態よりも電力の消費が少ない省電力状態(第4の状態)へと変更させる動作を開始する。
また、このタイミングに同期して、内蔵タイマー115は、インターバル時間T_ intとは別に時間の計測を開始する。この詳細については後述する。
なお、本実施形態の省電力状態は、時間の計測などに関わる一部の動作を除いて、カメラ100やレンズユニット200における全ての動作が停止される状態である。そして、カメラ100の動作状態が省電力状態へと変更させる際に、電源部114からストロボ300の充電回路301への通電(以下、単にストロボ300への通電と称す)もオフされる。
本実施形態では、通電がオンされたストロボ300の状態をストロボ起動状態(第1の状態)とし、通電がオフされたストロボ300の状態をストロボ省電力状態(第2の状態)とする。そして、ストロボ300への通電のオンオフ(ストロボ300の状態変更)は、CPU(第1の状態変更手段)109によって変更させることができる。
すなわち、カメラ100の動作状態を起動状態から省電力状態へと変更させる動作を開始する際に、CPU109は、ストロボ300の状態を、ストロボ起動状態からストロボ省電力状態へと変更させる動作を開始する。
なお、本実施形態においてストロボ300の状態の変更は、ストロボ300への通電のオンとオフとを変更することによって実現される構成であるが、これに限定されるものではない。ストロボ300の状態としては、少なくとも、ストロボ起動状態よりもストロボ省電力状態の方が、電力の消費が少ないような構成であればよい。特に、ストロボ省電力状態において、電力の消費が大きい、メインコンデンサ302の充電に関わる動作が停止される構成が望ましい。また、カメラ100の動作状態についても、少なくとも前述した起動状態よりも省電力状態の方が電力の消費が少ない状態であればどのようなものでもよい。
次に、ステップS104でCPU109は、ステップS103で開始された内蔵タイマー115の計測が、所定の時間を経過したか否かを判定する。ステップS104において、所定の時間を経過していないと判定された場合は、ステップS104の処理を繰り返す。なお、この所定の時間としては、インターバル時間T_intから当該所定の時間を減算して残った時間が、メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷を充電するのに十分な時間であればどのようなものでもよい。
次に、ステップS105でCPU109は、カメラ100の動作状態を起動状態へと変更させる動作を開始する。なお、この際、ストロボ300への通電は行われないため、ストロボ300はストロボ省電力状態が維持される。
次に、ステップS106で画像処理部104は、測光センサ112によって測光用の画像データを取得し、当該画像データに基づいて測光演算を行う。具体的には、測光センサ112で取得した測光用の画像データを用いて算出した被写体の輝度に関する情報を取得する。
そして、ステップS107でCPU109は、当該被写体の輝度に関する情報に基づいて、発光部304を発光させるか否かを判定する。すなわち、発光判定手段であるCPU109は、前回の撮像から次回の撮像までの期間において、被写体の輝度に関する情報に基づいて、次回の撮像時にストロボ300の発光部304を発光させるか否かを判定することができる。
この構成によって、前回の被写体撮像時に同期させてストロボ300を発光させたような場合であっても、前回の撮像から次回の撮像までの期間に被写体の輝度の変化に対応して、ストロボ300を発光させるか否かを判定することができる。
例えば、前回の撮像でストロボ300を発光したが、次回の撮像までの間に被写体の輝度がストロボ300を発光させる必要がない状態へと変化した場合は、撮像に同期させてストロボ300を発光する必要がなくなる。
このような場合、本実施形態のカメラ100は前述した構成によって、インターバル撮影の撮像間隔においてストロボ300の発光の有無を判定することができるため、ストロボ300を無駄に発光させることを防止できる。すなわち、インターバル撮影の撮像間隔においてストロボ300を発光させる必要がないと判定された場合は、少なくとも次回の撮像(次の発光判定)まで、ストロボ300の状態をストロボ省電力状態に維持しておくことができる。
したがって、ストロボ300を発光する必要がなくなった場合に、ストロボ300の状態をストロボ省電力状態に維持しておくことができるため、カメラ100の電力の消費を抑制することができる。
図2に戻り、ステップS108でCPU109は、先のステップS107における発光判定の結果に応じて以降の処理の工程を変更する。先のステップS107でストロボ300を発光させると判定された場合はステップS109の処理へと進み、ストロボ300を発光させないと判定した場合はステップS113の処理へと進む。
ステップS109でCPU109は、電源部114から充電回路301に電力の供給を開始する。すなわち、発光判定によってストロボ300を発光させると判定された場合は、ストロボ300への通電をオンしてストロボ300の状態をストロボ省電力状態からストロボ起動状態へと変更させる動作を開始する。
次に、ステップS110でCPU109は、メインコンデンサ302への充電を開始する。そして、CPU109によって、メインコンデンサ302の充電電圧が所定の電圧に到達したことを検出すると、次のステップS111の処理へと進む。
なお、メインコンデンサ302の充電電圧が所定の電圧に到達したか否かの検出は、メインコンデンサ302の電圧を直接的に検出する以外に、周辺回路の抵抗値などから算出するような構成であってもよい。また、CPU109によって、メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷を充電するまでに掛る充電時間を予め算出しておき、当該充電時間を経過したか否かを判定するような方法を採用してもよい。
次に、ステップS111でCPU109は、内蔵タイマー115によって計測している前回の撮像からの経過時間が、インターバル時間T_ intを超えているか否かを判定する。この処理は、当該経過時間がインターバル時間T_ intを超えていると判定されるまで繰り返される。
ステップS112でCPU109は、発光部304の発光と同期させ、撮像素子102を用いて被写体を撮像させる。取得された画像データはA/D変換部103、画像処理部104などによって種々の処理が行われた後に、メモリ105や記録媒体108に適宜記録される。この際、メモリ105に現在の撮像回数を追加して記録し、現在までの撮像回数を更新する。なお、取得された画像データは、D/A変換部106によって表示用のアナログ画像データに変換された後に、表示部107にクイックレビュー表示させることもできる。
次に、ステップS122でCPU109は、メモリ105に記録されている総撮像回数と現在までの撮像回数とを読み出し、現在までの撮像回数が設定された総撮像回数に到達したか否かを判定する。
ステップS122において、現在までの撮像回数が総撮像回数に達していないと判定された場合はステップS101に戻り、インターバル撮影処理を続行する。なお、ユーザによるインターバル時間T_ intや総撮像回数が変更された場合以外は、ステップS101〜S102までの処理を省略する。
ステップS122において、現在までの撮像回数が総撮像回数に到達したと判定された場合は内蔵タイマー115での計測を終了し、カメラ100側でのインターバル撮影処理を終了する。なお、本実施形態では、被写体を撮像する総撮像回数に応じてインターバル撮影処理を続行するか否かを判定したが、総撮影時間と、現在までの経過時間とを比較するような構成であってもよい。
以上で説明した、ストロボ発光判定でストロボ300を発光させると判定された場合の、カメラ100の動作に係る動作や処理のタイミングについて、図3を参照して説明する。図3は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100において、ストロボ300を発光させる場合の各動作に係るタイミングチャートであって、横軸は時間の経過を示している。なお、図2に図示したフローチャートの各工程と対応する動作には、当該各工程と同様の番号を付している。
図3に図示するように、前回の撮像が終了すると、タイミングT11において、カメラ100は自身の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更させる動作を開始する(S105)。なお、タイミングT11は、前回の被写体撮像から前述した所定の時間が経過したタイミングを例示的に示している。また、タイミングT11では、ストロボ300側への通電はオフされたままの状態(ストロボ省電力状態)である。
タイミングT12において、カメラ100側での測光演算とストロボ300の発光判定が行われる(S106〜S108)。ストロボ発光判定によって、ストロボ300の発光部304を発光させると判定された場合は、タイミングT13でストロボ300への通電がオンされる。すなわち、このタイミングでCPU109は、ストロボ300の状態を、ストロボ省電力状態からストロボ起動状態へと変更させるための動作を開始する(S109)。
期間T14は、ストロボ300のメインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷を充電する充電時間である。前述したように、この充電時間を予め算出しておくような構成でもよい。
メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷の充電が完了すると、タイミングT15において、ストロボ300による発光と同期させてカメラ100によって被写体を撮像する。
図2に戻り、ステップS108の判定において、ストロボ300を発光させない判定された場合の処理について説明する。ステップS113でCPU109は、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更する起動タイミングを算出する。
先の判定においてストロボ300を発光させないと判定されているため、ストロボ300への通電をオンする必要はない。そこで、前述した起動タイミングは、カメラ100が被写体を撮像する際に必要な撮像前準備を行うために必要な時間が確保できるようなタイミングとする。具体的には、内蔵タイマー115によるインターバル時間T_ intに関する計測に基づいて、次に被写体を撮像するまでの時間から撮像前準備に要する時間を差し引いて起動タイミングを算出する。なお、本実施形態では、起動タイミングを算出することで、カメラ100の動作状態を第2の状態に維持するスリープ期間を算出することもできる。
次に、ステップS114でCPU109は、カメラ100の動作状態を起動状態(第3の状態)から省電力状態(第4の状態)へと変更させる動作を開始する。同時に、内蔵タイマー115は、カメラ100の動作状態が省電力状態に変更されたタイミングから時間の計測を開始する。なお、この計測は、先に設定された起動タイミングに関わる時間の計測である。
なお、この際、ストロボ300への通電はオフされたままであって、ストロボ300の状態はストロボ省電力状態が維持されている。すなわち、発光判定によってストロボ300を発光させないと判定された場合は、CPU109によって、ストロボ300の状態がストロボ省電力状態に維持される。本実施形態のカメラ100は、この構成によって、ストロボ300を発光させる必要がない場合に、ストロボ300側への無駄な電力供給を行うことを抑制することが出来るので、カメラ100の電力の消費を抑制することが出来る。
次に、ステップS115でCPU109は、内蔵タイマー115によって計測を開始した時間が、前述した起動タイミングに到達したか否かを判定する。CPU109は、起動タイミングに到達するまではステップS115の処理を繰り返す。なお、カメラ100の動作状態を省電力状態に変更してから、先に算出したスリープ期間が経過したか否かを判定するような構成であってもよい。なお、前回の被写体の撮像からインターバル時間T_ intが経過したか否かを判定するような工程(例えば、前述のステップS111と同様の工程)を設けてもよい。
次に、ステップS116でCPU109は、先に算出した起動タイミングに基づいて、カメラ100の動作状態を省電力状態(第4の状態)から起動状態(第3の状態)へと変更させるための動作を開始する。すなわち、次の撮像に合わせて、カメラ100の動作状態を被写体の撮像が可能な状態へと復帰させる。
次に、ステップS117でCPU109は、撮像素子102を用いて被写体を撮像させる。ステップS117の処理は、ストロボ300を発光させないということ以外は、前述したS112と同様なので説明は省略する。また、ステップS122およびS123の工程における処理は前述した通りであるので説明は省略する。
以上で説明したような、発光判定でストロボ300を発光させないと判定された場合の、カメラ100の動作に係る動作や処理のタイミングについて、図4を参照して説明する。図4は、本発明を実施した撮像装置の第1実施形態であるカメラ100において、ストロボ300を発光させない場合の各動作に係るタイミングチャートであって、横軸は時間の経過を示している。なお、図2に図示したフローチャートの各工程と対応する動作には、当該各工程と同様の番号を付している。
図4に図示するように、前回の撮像が終了したカメラ100はタイミングT21において、自身の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更させる動作を開始する(S105)。この際、ストロボ300への通電はオフされたままの状態(ストロボ省電力状態)である。
タイミングT22において、カメラ100側での測光演算とストロボ発光判定が行われる(S106〜S108)。ストロボ300の発光部304を発光させないと判定された場合、タイミングT23でカメラ100の起動タイミングを算出し、カメラ100の動作状態を起動状態から省電力状態へと変更させるための動作を開始する(S113、S114)。なお、この場合も、ストロボ300への通電はオフされたままの状態(ストロボ省電力状態)である。
タイミングT24において、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更させるための動作が開始される。このタイミングT24が、前述した起動タイミングである。そして、タイミングT25で、カメラ100は被写体を撮像する。
図2に戻り、ステップS102の判定において、インターバル時間T_intが最低待機時間よりも短いと判定された場合の処理について説明する。ステップS118〜S119の処理は、前述したステップS106〜S107の処理と同様であるので説明は省略する。
次に、ステップS120でCPU109は、前述したステップS111と同様に、内蔵タイマー115によって計測しているカメラ100による前回の撮像からの経過時間が、インターバル時間T_ intを超えているか否かを判定する。
次に、ステップS121でCPU109は、前述したステップS119の判定結果を判定する。当該判定によって、ストロボ300を発光させると判定されていた場合は前述したステップS112に進み、ストロボ300の発光に同期させて撮像素子102によって被写体を撮像する。また、ストロボ300を発光させないと判定されていた場合は前述したステップS112に進み、ストロボ300の発光に同期させて撮像素子102によって被写体を撮像する。以上が、カメラ100におけるインターバル撮影処理である。
以上、説明したように、本実施形態のカメラ100は、インターバル撮影中の撮像間の所定のタイミングで測光演算を行い、ストロボ300を発光するか否かを判定する。そして、この判定によってストロボ300を発光させないと判定された場合は、ストロボ300側への通電を行わずに、カメラ100の動作状態を省電力状態へと変更させる。さらに、被写体の撮像前準備を行うタイミングで、カメラ100の動作状態を再び起動状態へと変更する。すなわち、ストロボ300の発光判定の判定結果に応じて、ストロボ300への通電のオンオフ(ストロボ300の状態)を変更する。
この構成によって、本実施形態のカメラ100は、前回の撮像から次の撮像までの間にストロボ300を発光させる必要が無くなった場合であっても、ストロボ300へと無駄に通電が行われることを防止することができる。したがって、本実施形態のカメラ100は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合における、撮像装置の電力の消費を抑制することができる。
なお、本実施形態では、測光演算の結果に基づいてストロボ300を発光させるか否かを判定するような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、測光演算ではなく、被写体までの距離情報に基づいて、ストロボ300の発光判定をするような構成であってもよい。具体的には、取得した被写体までの距離情報に基づいて、CPU109がカメラ100から主被写体までの距離が所定の距離よりも離れているか否かを判定する。そして、CPU109は、カメラ100から主被写体までの距離が所定の距離よりも離れていると判定された場合に、ストロボ300を発光することによって主被写体を照明する効果が小さいと判定し、ストロボ300を発光させないように制御する。
この場合、被写体までの距離情報の算出方法は、ステップS105やステップS119の工程で前述のAF処理と同様の処理を実行するような構成であってもよいし、その他の公知の方法によって被写体までの距離情報を求めるような構成であってもよい。
また、カメラ100が被写体を撮像する際の撮影シーンをCPU(シーン判定手段)109によって判定し、当該判定の結果に基づいてストロボ300の発光判定を行うような構成であってもよい。
例えば、主被写体が逆光状態である場合は被写体の代表輝度値が比較的明るいため、測光演算の結果に基づいた発光判定では、ストロボ300を発光させないようにCPU109に制御される可能性がある。そこで、撮影シーンを判定するためのスルー画像を取得し、当該スルー画像に基づいて画像処理部104は被写体の撮影シーンを判定する。そして、当該判定によって、主被写体が逆光状態であると判定された場合は、CPU109によってストロボ300を発光するように制御する。
本実施形態では、上述したようなスルー画像の取得を、前述したステップS105やステップS119で行い、当該スルー画像に基づいた発光判定を、前述したステップS106やステップS120で実行するような構成であってもよい。この構成であれば、被写体の撮影シーンを判定してストロボ300の発光判定ができるため、被写体の撮影シーンに応じたストロボ300の発光の要否を決定することが可能である。
なお、判定する撮影シーンとしては、上述した逆光状態だけでなく、公知のものであれば、どの様な撮影シーンの判定を行ってもよい。また、上述した測光演算、距離情報の取得、撮影シーンの判定を同時に行うような構成であってもよいし、任意の組み合わせで行うような構成であってもよい。以上説明した方法以外にも、本実施形態は、ストロボ300の発光判定が可能な方法であれば、どの様な方法を用いるような構成であってもよい。
また、本実施形態でストロボ300は、カメラ100に内蔵された、所謂内蔵ストロボであったが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ100との通信が可能な外付けの発光装置(以下、外部ストロボと称す)を、カメラ100に接続するような構成であってもよい。そして、この場合は、外部ストロボの内部に、当該外部ストロボを統括的に制御するストロボ制御部を有し、カメラ100側からの制御信号に応じて、当該ストロボ制御部がストロボの電源制御(状態制御)を行うような構成であってもよい。
なお、本実施形態では、ストロボ300の発光判定の結果に応じて、ストロボ300への通電のオンオフを制御するような構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、ストロボ300の状態がストロボ省電力状態である場合に、充電回路301への通電はオンしたまま、メインコンデンサ302の充電を行わないような構成であってもよい。
さらに、ステップS108において、ストロボ300を発光させないと判定された場合に、次の撮像までに残っている時間に応じて、カメラ100の動作状態を設定するような構成であってもよい。具体的には、ステップS113の前に、内蔵タイマー115で計測しているインターバル時間T_ intに関して、次回の撮像までに残されている時間が所定の時間よりも短い場合は、次の撮像までカメラ100の動作状態を起動状態に維持する。
この構成であれば、ストロボ300の発光判定から次の撮像までの時間が比較的短いような場合に、カメラ100の動作状態を頻繁に変更することによる、カメラ100の電力の消費を抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、ストロボ300の発光判定によってストロボ300を発光させると判定された場合に、撮像前準備を開始するまでの間はデジタルカメラ(以下、単にカメラと称す)100の動作状態を省電力状態にする場合について説明する。
以下、その詳細について図5、図6を参照して説明する。図5は、本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100におけるインターバル撮影処理を説明するフローチャートである。図6は、本発明を実施した撮像装置の第2実施形態であるカメラ100において、ストロボ300を発光させる場合の各動作に係るタイミングチャートである。なお、図5に図示したフローチャートの各工程と対応する動作には、当該各工程と同様の番号を付している。以降の説明では、カメラ100とレンズユニット200と同様の構造については説明を省略する。また、以降の説明では、カメラ100の撮影モードがインターバル撮影モードに設定されている場合であって、カメラ100による被写体の初回の撮像が終了した後の処理を説明している。
図2に図示する、ステップS201〜S209の処理は、前述した第1実施形態のステップS101〜S109と同様であるので説明は省略する。ステップS210でCPU109は、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更する起動タイミング(第1のタイミング)を算出する。
一般的に、ストロボ300のメインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷を充電するまでに掛る時間より、カメラ100の撮像前準備に掛る時間は短い。そこで、本実施形態では、ストロボ300を発光させて被写体を撮像する場合に、カメラ100における撮像前準備を開始するタイミングまで、カメラ100の動作状態を省電力状態(第4の状態)に維持する。すなわち、ストロボ300の発光判定が終了し、ストロボ300への通電のオンオフを設定した後は、次の撮像に合わせてカメラ100の動作を開始するタイミングまで、カメラ100の動作状態を省電力状態に維持する。この構成によって、ストロボ300を発光して被写体を撮像する場合のカメラ100の電力の消費を更に抑制することが可能となる。
本実施形態における起動タイミングは、前述した第1実施形態と同様に、カメラ100が撮像前準備を行うために必要な時間が確保できるようなタイミングとし、インターバル時間T_ intに基づいて算出する。なお、起動タイミングを算出することで、カメラ100の動作状態を省電力状態に維持するスリープ期間を算出することもできる。算出した起動タイミング(およびスリープ期間)に関する情報は、メモリ105に一時的に記録される。
次に、ステップS211でCPU109は、先に算出した起動タイミングをメモリ105から読み出す。そして、CPU109は、当該起動タイミングに基づいて、カメラ100の動作状態を起動状態(第3の状態)から省電力状態(第4の状態)へと変更させる動作を開始する。同時に、内蔵タイマー115は、カメラ100の動作状態が省電力状態に変更されたタイミングから時間の計測を開始する。この際、ストロボ300側への通電はオンされた状態である。なお、この際、メインコンデンサ302を充電するために、ストロボ300への通電はオンされた状態(ストロボ起動状態)である。
以降のステップS212〜S213の処理は、前述した第1実施形態のステップS110〜S111の処理と同様であるので説明は省略する。ステップS214でCPU109は、先に算出した起動タイミングをメモリ105から読み出し、当該起動タイミングに基づいて、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態に変更させる動作を開始する。以降の、ステップS215〜S225までの処理は、前述した第1実施形態のステップS112〜S122までの処理と同様であるので説明は省略する。なお、本実施形態では、ステップS209〜S212までの順で各種の処理を行うような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ100の起動タイミングの算出(S210)をストロボ300側への通電(S209)より先に行う構成や、メインコンデンサ302への充電(S212)を起動タイミングの算出(S210)よりも前に行うような構成であってもよい。
以上で説明した、本実施形態のカメラ100の動作に係る動作や処理のタイミングについて、図6を参照して説明する。図6に図示するように、初回の撮像が終了したカメラ100は、タイミングT31において、自身の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更させる動作を開始する(S205)。なお、タイミングT31は、前述の第1実施形態におけるタイミングT11と同様である。
タイミングT32において、カメラ100側での測光演算とストロボ300の発光判定が行われる(S206〜S208)。
先の発光判定の結果、ストロボ300を発光させると判定された場合、タイミングT33で、ストロボ300への通電がオンされ、ストロボ300の状態を、ストロボ省電力状態からストロボ起動状態へと変更されせる動作が開始される(S209)。
タイミングT34でカメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更させる動作を開始する起動タイミングを算出した後に、カメラ100の動作状態を省電力状態へと変更させる動作を開始する(S210、S211)。
なお、本実施形態では、カメラ100の動作状態が省電力状態に設定されている場合であっても、メインコンデンサ302を充電することがある。したがって、本実施形態では、カメラ100の動作状態が省電力状態であっても、メインコンデンサ302の充電に関わるカメラ100の各部は動作できる状態とする。
期間T35は、前述した第1実施形態の期間T14と同様に、ストロボ300のメインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷を充電する充電時間である。
タイミングT36でカメラ100は、先に算出した起動タイミングに基づいて、自身の動作状態が省電力状態から起動状態へと変更させる動作を開始する。この際、メインコンデンサ302での充電が完了しているような構成であってもよいし、カメラ100の撮像前準備と合せて充電を完了するような構成であってもよい。
メインコンデンサ302に所定の電圧に対応した電荷の充電と、カメラ100の撮像前準備が完了すると、タイミングT37において、ストロボ300による発光と同期させてカメラ100によって被写体を撮像する。
以上、説明したように、本実施形態のカメラ100は、ストロボ300の発光判定によってストロボ300を発光させると判定された場合に、カメラ100の撮像前準備を開始するタイミングまで、カメラ100の動作状態を省電力状態に設定する。この構成によって、本実施形態のカメラ100は、ストロボ300の発光の要否に関わらず、被写体を撮像する直前まで自身の動作状態を省電力状態にしておくことができため、カメラ100における電力の消費を抑制することが出来る。したがって、本実施形態のカメラ100は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合における、撮像装置の電力の消費を抑制することができる。
なお、本実施形態では、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更して、発光部304の発光判定のために測光演算を行うような構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、撮像素子102とは別に測光センサ112を設けているので、撮像素子102を動作させずに測光演算を行う場合は、カメラ100の動作状態を省電力状態から起動状態へと変更せずに測光演算を行うような構成であってもよい。すなわち、本実施形態のカメラ100は、測光センサ112を用いて、発光判定用に測光演算をする場合は、カメラ100の動作状態が省電力状態であっても、測光演算が可能である。この構成によって、カメラ100の電力の消費を更に効果的に抑制することができる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、前述した実施形態では、ストロボ300の発光判定後にカメラ100の動作状態を省電力状態に変更する場合、ストロボ300の発光判定をしたすぐ後に、動作状態の変更をするような構成であるが、これに限定されるものではない。図7に図示するように、ストロボ300の発光判定後、所定の時間が経過した後に、カメラ100の動作状態を省電力状態へと変更させる動作を開始するような構成であってもよい。図7は、本発明を実施した撮像装置の変形例であるカメラ100の各動作に係るタイミングチャートである。なお、図7におけるタイミングT41〜T43においては、前述した第1実施形態のタイミングT21〜T23におけるカメラ100と同様の処理が行われる。また、タイミングT45〜T46においては、前述した第1実施形態のタイミングT24〜T25におけるカメラ100と同様の処理が行われるものとする。
図7に図示するように、本変形例において、ユーザは、測光演算およびストロボ300の発光判定を行った後にカメラ100の動作状態を省電力状態に変更させるまでの待機時間(第1の時間)T44を設定することができる。なお、待機時間T44の設定は、被写体のインターバル撮影を開始する前に、ユーザによって設定可能な構成を想定しているが、カメラ100による初回の撮像以降のタイミングであれば、どの様なタイミングで設定するような構成であってもよい。
なお、ストロボ300の発光判定が終了してから待機時間(第1の時間)T44が経過するまでの時間の経過は、内蔵タイマー115によって計測されている。CPU109によって、内蔵タイマー115によるストロボ300の発光判定から待機時間T44が経過したと判定された場合、CPU109は、カメラ100の動作状態を起動状態から省電力状態へと変更させる動作を開始する。
本変形例のカメラ100は、この待機時間T44において、カメラ100の表示部107に所定の情報を表示する。当該所定の情報としてはどのようなものであってもよいが、CPU109によって判定された、ストロボ300の発光判定結果を表示することが望ましい。そして、ストロボ300の発光の要否が、ユーザの意図に反した内容である場合、ストロボ300の発光の要否をユーザが再設定するような構成にしてもよい。
この構成によって、ユーザは、インターバル撮影モードにおける前回の被写体撮像から次の撮像までの期間において、ストロボ300の発光の要否を確認することが可能である。そして、自動的に設定されたストロボ300の発光の要否がユーザの意図に反するものである場合は、次の撮像までの期間に、ストロボ300の発光の要否を再設定することができる。
なお、前述した実施形態では、インターバル撮影モードにおいて、カメラ100が、予め設定された所定の時間間隔で被写体を複数撮像することで、所定の時間間隔で撮像された静止画を取得するような構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、予め設定された時間間隔で動画用に被写体を複数回撮像するような構成であってもよい。この際、撮像する動画の長さはユーザにより任意に設定でき、インターバル撮影モードによって取得された、所定の長さの複数の動画をつなぎ合わせることで、1つの動画として再生することも可能である。
また、前述した実施形態では、カメラ100の内部に設けられた、処理部や制御部によって、カメラ100(ストロボ300を含む)やレンズユニット200の動作が制御されるような構成であるが、これに限定されるものではない。前述した図2や図5のフローに従ったプログラムを予めメモリ105に格納しておき、当該プログラムを所定の制御部やCPUが実行することで、カメラ100やレンズユニット200の動作を制御するような構成であってもよい。
また、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。また、プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記録媒体でもあってもよい。
なお、前述した実施形態では、本発明を実施する撮像装置の一例としてデジタルカメラを採用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、デジタルビデオカメラやスマートフォンなどの可搬型デバイスなど、本発明はその要旨の範囲内で種々の撮像装置に適用することが可能である。
また、前述した実施形態について、デジタルカメラと発光手段の各動作を統括的に実行するカメラシステムを採用しても勿論よい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 デジタルカメラ(撮像装置)
102 撮像素子
109 カメラ制御部(CPU:第1の状態変更手段、発光判定手段)
300 ストロボ

Claims (10)

  1. 設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する撮像装置であって、
    被写体を撮像する撮像手段と、
    被写体を照明する発光手段の状態を、前記撮像手段による被写体の撮像に対応した発光ができる第1の状態と、前記第1の状態よりも電力の消費が少ない第2の状態とに変更させることができる第1の状態変更手段と、
    設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合に、前記撮像手段による次の撮像に合わせて前記発光手段を発光させるか否かを前記撮像手段による直前の撮像から次の撮像までの期間に判定する発光判定手段と、
    を有し、
    前記第1の状態変更手段は、前記発光手段の状態が前記第2の状態である場合であって前記撮像手段による次の撮像までに前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させないと判定された場合は、前記撮像手段による次の撮像まで前記発光手段の状態を前記第2の状態に維持し、前記発光手段の状態が前記第2の状態である場合であって前記撮像手段による次の撮像までに前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させると判定された場合は、前記撮像手段による次の撮像よりも前に前記発光手段の状態を前記第2の状態から前記第1の状態へと変更させる動作を開始することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を測光する測光手段を有し、
    前記発光判定手段は、前記測光手段によって測光した被写体の輝度に関する情報に基づいて、前記発光手段を発光させるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写体までの距離情報を取得する距離取得手段を有し、
    前記発光判定手段は、前記距離取得手段によって測光した被写体までの距離情報に基づいて、前記発光手段を発光させるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体を撮像する際のシーンを判定するシーン判定手段を有し、
    前記発光判定手段は、前記シーン判定手段によって判定された被写体を撮像する際のシーンに基づいて、前記発光手段を発光させるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の動作状態を、前記撮像手段による被写体の撮像ができる第3の状態と、前記第3の状態よりも電力の消費が少ない第4の状態とに変更させることができる第2の状態変更手段を有し、
    前記第2の状態変更手段は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合に、前記撮像手段により被写体を撮像した後に前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態から前記第4の状態へと変更させる動作を開始し、前記撮像手段による次の撮像に関わる前記発光判定手段による判定よりも前に、前記撮像装置の動作状態を前記第4の状態から前記第3の状態へと変更させる動作を開始し、前記発光判定手段による判定の後に、前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態から前記第4の状態へと変更させる動作を開始し、前記撮像手段による次の撮像に合わせて前記撮像装置の動作状態を前記第4の状態から前記第3の状態へと変更させる動作を開始することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の状態変更手段は、設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合であって、前記設定された時間間隔が所定の時間よりも短い場合は、前記撮像手段により被写体を撮像した後に前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態から前記第4の状態へと変更させずに、前記撮像手段による次の撮像まで前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態に維持することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の状態変更手段は、前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させると判定された場合に、前記第1の状態変更手段によって前記発光手段の状態を前記第2の状態から前記第1の状態へと変更させる動作を開始した後に前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態から前記第4の状態へと変更させる動作を開始し、前記撮像手段による次回の撮像に関する準備を開始するまで、前記撮像装置の動作状態を前記第4の状態に維持することを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の状態変更手段は、前記発光判定手段によって前記発光手段を発光させると判定された場合であって、前記発光判定手段による判定から第1の時間が経過した後に、前記撮像装置の動作状態を前記第3の状態から前記第4の状態へと変更させる動作を開始することを特徴とする請求項5乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する撮像装置の制御方法であって、
    被写体を照明する発光手段の状態を、被写体の撮像に対応した発光ができる第1の状態と、前記第1の状態よりも電力の消費が少ない第2の状態とに変更させることができる状態変更工程と、
    設定された時間間隔で被写体を複数回撮像する場合に、次の撮像に合わせて前記発光手段を発光させるか否かを被写体の直前の撮像から次の撮像までの期間に判定する発光判定工程と、
    を有し、
    前記状態変更工程は、前記発光手段の状態が前記第2の状態である場合であって、次の撮像までに前記発光判定工程で前記発光手段を発光させないと判定された場合は、前記発光手段の状態を次の撮像まで前記第2の状態に維持し、次の撮像までに前記発光判定工程で前記発光手段を発光させると判定された場合は、次の撮像よりも前に前記発光手段の状態を前記第2の状態から前記第1の状態へと変更させる動作を開始することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 請求項に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
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