JP6422213B2 - 接続端子、及び当該接続端子を備えた接続構造 - Google Patents

接続端子、及び当該接続端子を備えた接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、主として、電線同士を接続するための接続端子の構成に関する。
従来、自動車等の内部の配線に用いられるワイヤハーネスにおいては、導体に銅を採用した銅電線が利用されていた。しかし近年では、軽量化等の観点から、導体にアルミニウムを採用したアルミニウム電線が利用されつつある。
アルミニウムは銅に比べて導電性が劣るため、アルミニウム電線は、従来の銅電線に比べて導体を太くしなければならない。一方、従来の各種コネクタ等の電気部品は、銅電線の使用を前提としたものが多く、銅電線の径に合わせて構成されている。このため、従来の電気部品は、アルミニウム電線にそのまま使用できない場合がある。
とはいえ、従来から利用されている電気部品は、長年の使用実績によって信頼が蓄積されているし、安価に供給されているものも多い。このため、アルミニウム電線を採用したワイヤハーネスにおいても、従来の電気部品をそのまま利用したいというニーズがある。
この点、特許文献1は、電気部品に直接つながる部分だけを銅電線にし、残りをアルミニウム電線とすることにより、アルミニウム電線を採用したワイヤハーネスにおいても従来の電気部品をそのまま使用できることを示唆している。そしてこの構成を実現するために、特許文献1は、銅電線とアルミニウム電線とを接続するジョイント端子を開示している。
特開2009−129812号公報
銅とアルミニウムは異種金属であるため、両者の接触部分の周囲に水分が存在していると、電食が生じうる。この点、特許文献1のジョイント端子は、特に防水された構造ではないため、銅電線とアルミニウム電線との接続箇所に水が侵入する可能性がある。従って、特許文献1のジョイント端子では、電食の発生を防止できない。
また、この種のジョイント端子は、通常、黄銅などの銅合金製とされることが多い。この場合、ジョイント端子とアルミニウム電線との接触部分においても、異種金属どうしの接触が生じる。従って、ジョイント端子とアルミニウム電線との間でも電食が生じ得る。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、電線同士を接続する接続端子であって、電線の導体の種類が異なる場合であっても電食の発生を防止できる構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の接続端子が提供される。即ち、この接続端子は、第1の電線が接続される第1接続部と、第2の電線が接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを接続する中間部と、を備える。そして、前記第1接続部は、前記第1の電線を挿入可能な筒状に形成されている。前記第1接続部には、当該第1接続部の軸線方向に沿って第1溶接部が形成されていることで、当該第1接続部が筒状に形成されている。前記第1接続部には、前記第2接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第1閉鎖部が形成されている。前記中間部は前記第1閉鎖部よりも薄く、当該中間部で折り曲げられている。
このように、第1接続部を筒状にすることで、当該第1接続部の密閉性を高めることができる。これにより、第1接続部の内部に水分が侵入することを防止し、電食の発生を防止できる。また、第1接続部を筒状とし、かつ第2接続部側の端部を閉じた構造とすることで、水分が第2接続部側から第1接続部へと侵入することを防止できる。従って、電食の発生をより確実に防止できる。
上記の接続端子において、前記第2接続部は、前記第2の電線を挿入可能な筒状に形成されており、前記第2接続部には、当該第2接続部の軸線方向に沿って第2溶接部が形成されていることで、当該第2接続部が筒状に形成されていることが好ましい。
このように、第1接続部と第2接続部の両方を筒状とすれば、第2接続部側においても電食の発生を防止できる。
上記の接続端子において、前記第2接続部には、前記第1接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第2閉鎖部が形成されており、前記中間部は前記第2閉鎖部よりも薄いことが好ましい。
このように、第2接続部を筒状とし、かつ第1接続部側の端部を閉じた構造とすることで、第2接続部においても確実な防水を実現できる。
また、上記の接続端子においては、前記中間部は、平板状の部分を含み、前記平板状の部分を含む平面を基準として、前記第1溶接部と前記第2溶接部とが同じ側に形成されていることが好ましい。
もっとも、上記の接続端子において、前記第2接続部は、オープンバレル端子であっても良い。
第2の電線と接続端子とが同種の金属の場合は、第2接続部に電食が発生する心配は無いので、第2接続部の密閉性はそれほど要求されない。従って、このような場合は、上記のように第2接続部をオープンバレル端子とすることができる。
本願発明の別の観点によれば、接続端子と、前記接続端子とは異種の金属を導体に採用した第1の電線と、前記接続端子と同種の金属を導体に採用した第2の電線と、を備えた接続構造が提供される。前記接続端子は、前記第1の電線が接続される第1接続部と、前記第2の電線が接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを接続する中間部と、を備える。この接続構造において、前記第1の電線は、絶縁被覆の一部を除去して導体を露出させた状態で前記第1接続部に挿入され、当該第1接続部が前記導体及び絶縁被覆に圧着されている。前記第2の電線は、前記第2接続部に接続されている。そして、前記第1接続部は、前記第1の電線を挿入可能な筒状に形成されている。前記第1接続部には、当該第1接続部の軸線方向に沿って第1溶接部が形成されていることで、当該第1接続部が筒状に形成されている。前記第1接続部には、前記第2接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第1閉鎖部が形成されている。前記中間部は前記第1閉鎖部よりも薄く、当該中間部で折り曲げられている。
また、前記の接続端子においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第2接続部は、前記第2の電線を挿入可能な筒状に形成されている。前記第2接続部には、当該第2接続部の軸線方向に沿って第2溶接部が形成されていることで、当該第2接続部が筒状に形成されている。前記第2接続部には、前記第1接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第2閉鎖部が形成されている。前記中間部は前記第2閉鎖部よりも薄い。
即ち、第1の電線の導体と、接続端子と、が異種の金属の場合、第1接続部に水分が侵入すると電食が生じ得る。そこで上記のように、筒状に形成された第1接続部に第1の電線を挿入するとともに、第1の電線の導体及び絶縁被覆に対して第1接続部を圧着させることにより、接続端子を第1の電線に対して電気的に接続するとともに、第1接続部を密閉することができる。これにより、第1接続部に水分が侵入することを防止し、電食の発生を防止できる。
本発明の一実施形態に係る接続構造の斜視図。 電線が接続される前の接続端子を示す斜視図。 接続端子の側面断面図。 接続端子に電線を接続する様子を説明する図。 中間体を示す図。 溶接を行う前の接続端子を示す斜視図図。 第2実施形態の接続端子を示す斜視図。 第1の変形例に係る接続端子を示す側面断面図。 第2の変形例に係る接続端子を示す図。 第3の変形例に係る接続端子を示す図。 第4の変形例に係る接続端子を示す図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本願発明の一実施形態に係る接続構造1を示す斜視図である。本実施形態の接続構造は、接続端子10と、アルミニウム電線(第1の電線)11と、銅電線(第2の電線)12と、を備えている。
本実施形態の接続構造1は、自動車の車体等に配索されるワイヤハーネスの途中部分に採用される。ワイヤハーネスは、複数の電線を束ねて構成され、コネクタなどの電気部品(図略)同士を接続するためのものである。銅電線12の図示しない側の端部は、前記電気部品に接続されている。アルミニウム電線11は、銅電線12と、他の銅電線(図略)と、の間の部分に採用される。このように、銅電線の中間の部分にアルミニウム電線11を配置することにより、全てを銅電線から構成していた従来のワイヤハーネスに比べて軽量化を達成できる。また、電気部品(コネクタ等)との接続部分には銅電線12を採用することで、従来の電気部品をそのまま流用できる。
アルミニウム電線11は、導体5と絶縁被覆6からなる周知の構成である(図1等参照)。本実施形態のアルミニウム電線11において、導体5は、複数のアルミニウム素線を束ねたもの(撚線)である。なお、導体5は、撚線に限らず、単線であっても良い。また、導体5の素材は、純粋なアルミニウムに限らず、アルミニウム合金であっても良い。絶縁被覆6は、樹脂等の絶縁性を有する素材から構成されており、導体5の周囲を覆うように配置されている。
銅電線12は、導体7と絶縁被覆8からなる周知の構成である(図1等参照)。本実施形態の銅電線12において、導体7は、複数の銅素線を束ねたもの(撚線)である。なお、導体7は、撚線に限らず、単線であっても良い。また、導体7の素材は、純粋な銅に限らず、銅合金であっても良い。絶縁被覆8は、樹脂等の絶縁性を有する素材から構成されており、導体7の周囲を覆うように配置されている。
接続端子10は、アルミニウム電線11と銅電線12とを接続するものである。本実施形態の接続端子10は、表面が錫(Sn)でメッキされた黄銅等の銅合金から構成されている。なお、接続端子10は、導体であれば銅以外の素材(例えばアルミニウム)から構成されていても良い。
接続端子10は、第1接続部14と第2接続部15を備えている。図1に示すように、第1接続部14には、アルミニウム電線11が接続される。また、第2接続部15には、銅電線12が接続される。なお、本実施形態の接続端子10は、第1接続部14と第2接続部15を一体形成したものである。第1接続部14と第2接続部15の間は、中間部20によって接続されている。
図1に示すように、本実施形態の接続端子10は、アルミニウム電線11と、銅電線12とを、その長手方向を略一致させて(一直線状に)接続するように構成されている。従って、本実施形態の接続端子10において、第1接続部14と、第2接続部15は、アルミニウム電線11及び銅電線12の長手方向に沿って並んで配置されている。接続端子10において、第1接続部14と第2接続部15が並ぶ方向を、当該接続端子10の「長手方向」と呼ぶ。
図2及び図3には、アルミニウム電線11及び銅電線12が接続される前の状態の、接続端子10が示されている。図2及び図3に示すように、第1接続部14は、略円筒状(中空状)である。本実施形態において、円筒状の第1接続部14の軸線方向は、接続端子10の長手方向に一致している。第1接続部14の軸線方向一側の端部(本実施形態では第2接続部15側の端部)は、防水のために閉じられている(閉鎖部16)。一方、第1接続部14の、閉鎖部16とは反対側の端部は、アルミニウム電線11の先端を挿入できるように開放されている(開放部17)。このように、本実施形態の第1接続部14は、一端側が閉じられた筒状に形成されている。
また、本実施形態において、第2接続部15は、第1接続部14と同様の形状となっている。即ち、図2及び図3に示すように、第2接続部15は、略円筒状(中空状)である。本実施形態において、円筒状の第2接続部15の軸線方向は、接続端子10の長手方向に一致している。第2接続部15の軸線方向一側の端部(本実施形態では第1接続部14側の端部)は、防水のために閉じられている(閉鎖部18)。一方、第2接続部15の、閉鎖部18とは反対側の端部は、銅電線12の先端を挿入できるように開放されている(開放部19)。このように、本実施形態の第2接続部15は、一端側が閉じられた筒状に形成されている。
なお、本実施形態において、第1接続部14と第2接続部15は、同一の形状となっている。即ち、円筒状の第1接続部14及び第2接続部15は、同一の外径及び内径を有し、軸方向の長さも同一である。従って、接続端子10の向きを図1とは逆にして、第2接続部15にアルミニウム電線11を、第1接続部14に銅電線12を接続することもできる。このように、本実施形態の接続端子10は、第1接続部14と第2接続部15が同一の形状となっているので、アルミニウム電線11及び銅電線12は、どちらの接続部に接続しても良い。これにより、アルミニウム電線11及び銅電線12に対して接続端子10を接続する作業の際に、接続端子10の向きを確認する手間が不要となるので、当該作業の効率が向上する。ただし、以下では、図1に準じて、第1接続部14にアルミニウム電線11を、第2接続部15に銅電線12を接続するものとして説明する。
中間部20は、略板状の部位として構成されている。図3に示すように、中間部20は、第1接続部14の軸方向の端部と、第2接続部15の軸方向の端部と、を接続している。なお、本実施形態では、図3に示すように、平板状の中間部20が構成する平面から見て、第1接続部14と第2接続部15は、同じ側に配置されている。
次に、第1接続部14に対して、アルミニウム電線11を接続する方法について説明する。
まず、作業者は、アルミニウム電線11の先端の所定長さの部分の絶縁被覆6を除去して、導体5が露出した状態とする(図2及び3の状態)。この状態のアルミニウム電線11の先端を、第1接続部14の開放部17から、当該第1接続部14の内部に挿入する。このとき、導体5が露出している部分だけでなく、導体5が露出していない部分(絶縁被覆6が除去されていない部分)も、第1接続部14に挿入する。
次に、作業者は、第1圧着型71と第2圧着型72とから構成される圧着工具を操作して、第1接続部14を挟み込むようにして圧着する(図4(a)を参照)。前述のように、アルミニウム電線11の先端の導体5は露出させられているので、当該導体5に対して第1接続部14が圧着させられる(図4(b))。これにより、アルミニウム電線11の導体5と、第1接続部14と、の電気的接続が確保される。
また、第1接続部14は、アルミニウム電線11の絶縁被覆6にも圧着させられる。これにより、第1接続部14の内周面が、アルミニウム電線11の絶縁被覆6の外周面に密着するので、第1接続部14の開放部17が密閉された状態(水密状態)となる。これにより、開放部17から第1接続部14内への浸水を防止できる。
前述のように、本実施形態では、導体5をアルミニウムで構成し、接続端子10を黄銅で構成している。このように、接続端子10と導体5で異種金属を用いる場合、電食を発生させないためにも、第1接続部14には高い防水性能が要求される。この点、本実施形態では上述のように、筒状に形成した第1接続部14内にアルミニウム電線11の端部を挿入し、かつ当該第1接続部14をアルミニウム電線11の絶縁被覆6に対して圧着することで、第1接続部14を密閉している。これにより、第1接続部14内への浸水を防止できるので、電食を防止することができる。
また上記のように、本実施形態の第1接続部14は、開放部17とは反対側の端部(第2接続部15側の端部)を閉じて、閉鎖部16としている。このように、第2接続部15側の端部を閉じて(閉鎖して)いるので、銅電線12を伝ってくる水が第1接続部14の内部に侵入することを防止できる。
即ち前述のように、銅電線12は、コネクタ等の電気部品に接続されている。この電気部品が防水されていない場合、銅電線12の導体7と絶縁被覆8の間に水が侵入してしまう場合がある。この場合、当該水が、銅電線12の内部(導体7と絶縁被覆8の間)を伝ってくることがある。このように、銅電線12自体が、水の侵入経路となり得る。この点、本実施形態の第1接続部14は、第2接続部15側(銅電線12側)を閉じた構成としているので、第1接続部14の内部空間(アルミニウム電線11が収容される空間)は、第2接続部側(銅電線12側)から遮断されている(即ち、閉鎖部16は、アルミニウム電線11が収容される空間と、銅電線12と、の間を遮断するように形成されている)。従って、仮に、水が銅電線12を伝ってきたとしても、当該水が第1接続部14の内部に侵入することを確実に阻止できる。
続いて、第2接続部15に対して、銅電線12を接続する方法について説明する。
前述のように本実施形態の第2接続部15は、第1接続部14と同様の構成となっている。従って、銅電線12を接続する方法も、上記で説明したアルミニウム電線11を接続する方法と同様である。
即ち、まず、作業者は、銅電線12の先端の所定長さの部分の絶縁被覆8を除去して、導体7が露出した状態とする(図2の状態)。この状態の銅電線12の先端を、第2接続部15の開放部19から、当該第2接続部15の内部に挿入する(図2)。このとき、導体7が露出している部分だけでなく、導体7が露出していない部分(絶縁被覆8が除去されていない部分)も、第2接続部15に挿入する。
次に、第1接続部14について説明したのと同様に、作業者は、第2接続部15を、銅電線12の導体7及び絶縁被覆8に対して圧着させる(図略)。これにより、銅電線12の導体7と、第2接続部15と、の電気的接続が確保される。
また、第2接続部15の内周面が、銅電線12の絶縁被覆8の外周面に密着するので、第2接続部15の開放部19が密閉された状態(水密状態)となる。これにより、開放部19から第2接続部15内への浸水を防止できる。
ところで、通常、銅電線12は、アルミニウム電線11よりも細い(これは、銅が、アルミニウムに比べて導電性に優れているためである)。一方、第2接続部15は、第1接続部14と同一の形状(同一の内径)である。このため、銅電線12の絶縁被覆8の外周面と、第2接続部15の内周面と、の間の隙間が大きく、両者を密着させることが難しい。即ち、本実施形態において、第2接続部15は、第1接続部14に比べて防水性を確保することが難しくなっている。そこで、第2接続部15の防水性を確保するためには、当該第2接続部を銅電線12に圧着する際の圧着強度を、第1接続部14をアルミニウム電線11に圧着する際の圧着強度よりも強くすることが好ましい。
また、導体の素材が異なれば、端子に圧着する際の最適な条件も異なる。この点、本実施形態では、第1接続部14に接続される電線の導体5(アルミニウム製)と、第2接続部15に接続される電線の導体7(銅製)では、素材が異なる。この観点からも、第1接続部14と第2接続部とでは圧着条件を異ならせることが好ましい。
このように、本実施形態では、第1接続部14に接続する電線と、第2接続部15に接続する電線とでは、その径、及び導体の素材が異なる。従って、本実施形態では、第1接続部14と第2接続部15で、最適な圧着条件が異なる。そこで、第1接続部14を電線に圧着する際の圧着条件と、第2接続部15を電線に圧着する際の圧着条件とを、電線の径と導体の素材に応じて異ならせれば好適である。これにより、第1接続部14と第2接続部15の両方において、確実な電気的接続、及び確実な防水性を実現できる。
もっとも、第1接続部14と第2接続部15とで、圧着条件が同じであっても構わない。この場合、第2接続部15の防水性を確保することが難しくなるが、もともと第2接続部15は第1接続部14ほどの防水性は要求されないため問題は少ない。というのも、本実施形態では、第2接続部15に接続される銅電線12の導体7(銅又は銅合金)と、接続端子10(黄銅)と、は同種の金属であるから、仮に第2接続部15の防水が完全でなかったとしても、当該第2接続部15において電食が発生するおそれはないためである。
なお上記では、第1接続部14に対してアルミニウム電線11を接続する方法について説明し、その後で、第2接続部15に対して銅電線12を接続する方法について説明したが、接続端子10に対してアルミニウム電線11と銅電線12を接続する順番は特に限定されない。
続いて、本実施形態の接続端子10の製造方法について説明する。
本実施形態の接続端子10は、一枚の板材を打ち抜いて図5のような中間体30を形成した後、当該中間体30を適宜折り曲げ加工等することにより形成されている。
図5の中間体30において、第1接続部14に相当する部分は、その一部が幅方向に向けて突出する第1突出部31として構成されている。ここで「幅方向」とは、板状の中間体30が構成する平面内において、接続端子10の長手方向とは直交する方向を差すものとする。なお、本実施形態において、第1突出部31は、矩形状に突出するように形成されている。
また、中間体30において、第2接続部15に相当する部分も同様に、その一部が幅方向に向けて突出する第2突出部32として構成されている。本実施形態において、第2突出部32は、矩形状に突出するように形成されている。
図5の中間体30から第1接続部14を成形する際には、第1突出部31を折り曲げて、当該第1突出部31の突出方向での両端面同士を突き合わせることにより、第1接続部14を略円筒状に形成する(図6の状態)。
この状態で、第1突出部31の端面同士の間に隙間が存在している。この隙間の部分は、第1接続部14の周面の「継ぎ目」と言うことができる。本実施形態では、前記第1突出部31の端面同士を溶接することにより(「継ぎ目」の部分を溶接することにより)、第1溶接部33を形成する(図2)。これにより、前記継ぎ目の隙間を塞ぐことができるので、第1接続部14の周面を連続的に(隙間が無いように)構成できる。
第1溶接部33の溶接を行う方法は任意であるが、例えばファイバーレーザ溶接を行うことができる。なお、本実施形態では、第1突出部31の両端面同士を突き合わせた状態(図6)において、第1接続部14の「継ぎ目」が略直線状となるようにしている。これにより、第1溶接部33を直線状に形成できるので、溶接を行い易い。
次に、上記のようにして略円筒状に構成した第1接続部14の、軸方向一側の端部(本実施形態では第2接続部15側の端部)を圧縮して潰す。そして、当該潰した箇所に溶接を行うことで、閉鎖部16を形成する(図2)。なお、閉鎖部16の溶接を行う方法は任意であるが、溶接部33と同様にファイバーレーザ溶接を行うことができる。
以上の処理を行うことにより、一側の端部が閉じられた略円筒状の第1接続部14が完成する。第1接続部14の周面の「継ぎ目」と、当該第1接続部14の一側の端部と、をそれぞれ溶接によって塞ぐことにより、密閉性に優れた第1接続部14を実現できる。
図5の中間体30から第2接続部15を成形する際には、上記で説明した第1接続部14と同様にする。即ち、第2突出部32を折り曲げて、当該第2突出部32の突出方向での両端面同士を突き合わせることにより、第2接続部15を略円筒状に形成する(図5の状態)。なお、本実施形態では、図5に示すように、第2突出部32を、第1突出部と同じ方向に折り曲げている。この状態で、第2突出部32の端面同士を溶接することにより(第2接続部15の周面の「継ぎ目」の部分を溶接することにより)、第2溶接部34を形成する(図2)。これにより、前記継ぎ目の隙間を塞ぐことができるので、第2接続部15の周面を連続的に(隙間が無いように)構成できる。
第2溶接部34の溶接を行う方法は任意であるが、前述の第1溶接部33と同様にファイバーレーザ溶接で行うことができる。なお、本実施形態では、第2突出部32の両端面同士を突き合わせた状態(図6)において、第2接続部15の「継ぎ目」が略直線状となるようにしている。これにより、第2溶接部34を直線状に形成できるので、溶接を行い易い。
次に、上記のようにして略円筒状に構成した第2接続部15の、軸方向一側の端部(本実施形態では第1接続部14側の端部)を圧縮して潰す。そして、当該潰した箇所に溶接を行うことで、閉鎖部18を形成する(図2)。
以上により、第1接続部14と第2接続部15とを一体的に形成した、本実施形態の接続端子10(図2)が完成する。
なお、中間体30から接続端子10を成形する際に、第1突出部31及び第2突出部32を折り曲げる順番は任意であり、特に限定されない。また、プレスの曲げ型などによって、これらを同時に折り曲げることもできる。
同様に、第1溶接部33、第2溶接部34、閉鎖部16、及び閉鎖部18の溶接を行う順番は任意であり、特に限定されない。しかしながら、溶接を行う順番を工夫すれば、当該溶接作業の効率を向上させることができる。例えば本実施形態では、第1溶接部33を形成する際に、第2溶接部34も形成するようにしている。
具体的には以下のとおりである。即ち、本実施形態では、中間体30の第1突出部31及び第2突出部32を折り曲げた状態(図6の状態)において、第1接続部14の周面の「継ぎ目」と、第2接続部15の周面の「継ぎ目」が、一直線上に存在するように構成されている。このように、溶接を行うべき2箇所の「継ぎ目」が同一直線上に存在するように構成することで、ファイバーレーザ溶接の場合でも、焦点の再調整を行わずに2箇所の「継ぎ目」を溶接できる。
そこで本実施形態では、中間体30の第1突出部31及び第2突出部32を折り曲げた状態(図6の状態)で第1溶接部33を形成する際に、当該第1溶接部33の長手方向の先まで一直線に溶接を行って、このときに第2溶接部34も形成する。これによれば、一回の溶接で第1溶接部33と第2溶接部34を形成できるので、溶接を効率的に行うことができる。
そして、上記のようにして第1溶接部33及び第2溶接部34を形成した後で、第1接続部14の一側の端部を潰して、当該潰した部分を溶接し、閉鎖部16を形成する。またこれと前後して、第2接続部15の一側の端部を潰して、当該潰した部分を溶接し、閉鎖部18を形成する。
以上で説明したように、本実施形態の接続端子10は、アルミニウム電線11が接続される第1接続部14と、銅電線12が接続される第2接続部15と、を備えている。そして、第1接続部14は、アルミニウム電線11を挿入可能な筒状に形成されている。
このように、第1接続部14を筒状にすることで、当該第1接続部14の密閉性を高めることができる。これにより、第1接続部14の内部に水分が侵入することを防止し、電食の発生を防止できる。
また、上記で説明したように、本実施形態の接続端子10において、筒状の第1接続部14は、第2接続部15側の端部が閉じられて閉鎖部16となっている。
このように、第1接続部14を筒状とし、かつ第2接続部15側の端部を閉じた構造とすることで、水分が第2接続部15側から第1接続部14へと侵入することを防止できる。従って、電食の発生をより確実に防止できる。
また、上記で説明したように、本実施形態の接続端子10においては、第2接続部15も、銅電線12を挿入可能な筒状に形成されている。
このように、第1接続部14と第2接続部15の両方を筒状とすれば、第2接続部15側においても電食の発生を防止できる。
また、上記で説明したように、本実施形態の接続端子10においては、筒状の第2接続部15は、第1接続部14側の端部が閉じられて閉鎖部18となっている。
このように、第2接続部15を筒状とし、かつ第1接続部14側の端部を閉じた構造とすることで、第2接続部15においても確実な防水を実現できる。
また、本実施形態の接続構造1は、黄銅製の接続端子10と、当該接続端子10とは異種の金属(アルミニウム)を導体5に採用したアルミニウム電線11と、接続端子10と同種の金属(銅)を導体7に採用した銅電線12と、を備えている。この接続構造1において、アルミニウム電線11は、絶縁被覆6の一部を除去して導体5を露出させた状態で第1接続部14に挿入され、当該第1接続部14が導体5及び絶縁被覆6に圧着されている。また、銅電線12は、第2接続部15に接続されている。
即ち、本実施形態では、アルミニウム電線11の導体5と、接続端子10と、が異種の金属であるから、第1接続部14に水分が侵入すると電食が生じ得る。そこで上記のように、筒状に形成された第1接続部14にアルミニウム電線11を挿入するとともに、導体5及び絶縁被覆6に対して第1接続部14を圧着させることにより、接続端子10をアルミニウム電線11に対して電気的に接続するとともに、第1接続部14を密閉することができる。これにより、第1接続部14に水分が侵入することを防止し、電食の発生を防止できる。
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態に係る接続端子40を、図7に示す。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
この第2実施形態の接続端子40も、上記第1実施形態と同様に黄銅製である。接続端子40は、アルミニウム電線11が接続される第1接続部14と、銅電線12が接続される第2接続部42と、を一体的に形成したものである。
この第2実施形態の接続端子40においても、第1実施形態と同様に、第1接続部14は円筒状に形成されている。従って、第1接続部14の密閉性を確保し、当該第1接続部14に水分が侵入することを防止できるので、第1接続部14において電食が発生することを防止できる。
一方、この第2実施形態において、第2接続部42は、一般的なオープンバレル端子として構成されている。即ち、第2実施形態の第2接続部42は、導体圧着部92と、被覆圧着部93と、を有している。導体圧着部92をカシメることにより、当該導体圧着部92を、銅電線12の導体7に圧着させる。また、被覆圧着部93をカシメることにより、当該被覆圧着部93を、銅電線12の絶縁被覆8に圧着させる。
このように、第2接続部42をオープンバレル端子として構成することができる。即ち、第1実施形態で説明したように、第2接続部においては、水分が侵入したとしても電食が発生するおそれはない。従って、第2接続部は、必ずしも、密閉性が確保できる構造(筒状の構造)でなくても良いのである。
この第2実施形態の構成においても、第1接続部14は、その第2接続部15側(銅電線12側)が閉じられている(閉鎖部16)。これにより、第1接続部14の内部空間(アルミニウム電線11が収容される空間)は、第2接続部42側から遮断されている。従って、この第2実施形態のように、第2接続部42が、密閉性が確保できない構造(オープンバレル)であったとしても、当該第2接続部42側から第1接続部14の内部に水が侵入することはない。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
接続端子10の形状は、適宜変更できる。以下、その具体例をいくつか示す。
上記第1実施形態では、第1接続部14と第2接続部15とは同一の形状とした。しかしながら上記のように、通常、アルミニウム電線11と銅電線12は、径が異なる。そこで、第1実施形態の接続端子10において、第1接続部14と第2接続部15の形状を異ならせても良い。即ち、第1接続部14の内径を、アルミニウム電線11の径に合わせ、第2接続部15の内径を、銅電線12の径に合わせて形成しても良い。これにより、第1接続部14と第2接続部15のそれぞれにおいて、密閉性を向上されることができる。
上記第1実施形態において、第1接続部14の軸線方向と、第2接続部15の軸線方向は、接続端子10の長手方向に一致している。即ち、第1実施形態の接続端子10は、直線状に形成されている。しかしこれに限らず、例えば図8に示す接続端子51のように、当該接続端子51が、中間部20の位置で屈曲して形成されていても良い。
上記第1実施形態においては、中間体30から接続端子10を成形する際に、第1突出部31を折り曲げる方向と、第2突出部32を折り曲げる方向と、を一致させている。これにより、最終的に形成される接続端子10においては、図3に示すように、第1接続部14と第2接続部15が、平板状の中間部20が構成する平面から見て同じ側に配置されることになる。しかしこれに限らず、図9(a)に示すように、第1突出部31を折り曲げる方向と、第2突出部32を折り曲げる方向と、が異なっていても良い。中間体30をこのように折り曲げた場合、最終的に形成される接続端子52においては、第1接続部14と第2接続部15が、中間部20が構成する平面を挟んで反対側に配置されることになる(図9(b))。
上記実施形態において、第1接続部14は、曲げた第1突出部31の端部同士を突き合わせて筒状にしているが、これに限らず、第1突出部31の端部同士を厚み方向で重ね合わせても良い。この場合、当該重ね合わせた部分を溶接して第1溶接部33を形成する。第1実施形態の第2接続部15も同様に、第2突出部32の端部同士を厚み方向で重ね合わせ、当該重ね合わせた部分を溶接して第2溶接部34を形成しても良い。
なお、上記実施形態及び変形例の接続端子において、第1接続部14と第2接続部15は、平板状の中間部20が構成する平面の何れか一方側に配置されている。これは、平板状の中間体30の突出部31,32を折り曲げて第1接続部14及び第2接続部15を形成しているためである。しかしながら、接続端子を形成する方法は、上記で説明したものに限定されず、板材の折り曲げの他にも適宜の方法によって形成できる。従って、中間部20は、平板状に限らない。中間部20は、第1接続部14と第2接続部15を接続できていれば、どのような形状であっても良い。例えば図10に示すように、第1接続部14の軸中心と、第2接続部15の軸中心と、を中間部20によって接続した形状の接続端子53とすることもできる。このような接続端子53は、例えば、金属製の円筒管の中央部を絞ることによって形成できる。
中間部20、閉鎖部16,18は省略して、図11に示すように、接続端子54を全体的に筒状とすることもできる。即ち、この図11の接続端子54は、アルミニウム電線11(第1の電線)が接続される第1接続部14と、銅電線12(第2の電線)が接続される第2接続部15と、を備えている。第1接続部14は、アルミニウム電線11を挿入可能な筒状に形成されている。第2接続部15は、銅電線12を挿入可能な筒状に形成されている。第1接続部14の端部と、第2接続部15の端部は、接続されている。そして、第1接続部14の内部の空間と、第2接続部15の内部の空間は、連通している。この場合であっても、第1接続部14をアルミニウム電線11に圧着し、第2接続部15を銅電線12に圧着することにより、第1接続部14(及び第2接続部15)の密閉性を確保できる。
上記実施形態では、第1接続部14と第2接続部15を、一枚の板材から一体形成している。しかしこれに限らず、例えば、第1接続部14と第2接続部15とを別々の部材から構成し、後から溶接などで連結することにより、接続端子10を形成しても良い。
上記実施形態の接続端子10は、アルミニウム電線11と銅電線12との接続(異種の電線同士の接続)に利用されているが、当該接続端子10は、同種の電線同士を接続するためにも利用できる。例えば、第1実施形態の接続端子10の第1接続部14と第2接続部15に、それぞれアルミニウム電線を接続しても良い。この場合であっても、アルミニウム電線の導体(アルミニウム)と、接続端子10(黄銅製)と、は異種金属であるから、第1接続部14及び第2接続部15を密閉できる第1実施形態の接続端子10を採用することにより、水分が侵入することを防止して電食の発生を防止できるメリットがある。
アルミニウム電線11は、銅クラッドアルミ線であっても良い。なお、銅クラッドアルミ線とは、アルミニウム製の導体の周囲に銅を被覆した電線である。このような銅クラッドアルミ電線は、その導体の周囲が銅であるため、黄銅製の接続端子10との間で電食が生じにくい。しかしながら、銅クラッドアルミ線であっても、接続端子10を圧着したときに銅被覆が損傷して内部のアルミニウムが露出する場合があり、このときに周囲に水分が存在していると電食が生じ得る。従って、アルミニウム電線11として銅クラッドアルミ線を採用した場合であっても、第1接続部14を密閉性できる上記実施形態の接続端子10を採用することにより、水分の侵入を防止して電食を防止できるメリットがある。
本願発明の接続構造は、自動車用のワイヤハーネスに限らず、電線同士を接続する用途に広く利用できる。
1 接続構造
5 導体
6 絶縁被覆
7 導体
8 絶縁被覆
10 接続端子
11 アルミニウム電線(第1の電線)
12 銅電線(第2の電線)
14 第1接続部
15 第2接続部

Claims (7)

  1. 第1の電線が接続される第1接続部と、
    第2の電線が接続される第2接続部と、
    前記第1接続部と前記第2接続部とを接続する中間部と、
    を備え、
    前記第1接続部は、前記第1の電線を挿入可能な筒状に形成されており、
    前記第1接続部には、当該第1接続部の軸線方向に沿って第1溶接部が形成されていることで、当該第1接続部が筒状に形成されており、
    前記第1接続部には、前記第2接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第1閉鎖部が形成されており、
    前記中間部は前記第1閉鎖部よりも薄く、当該中間部で折り曲げられていることを特徴とする接続端子。
  2. 請求項1に記載の接続端子であって、
    前記第2接続部は、前記第2の電線を挿入可能な筒状に形成されており、
    前記第2接続部には、当該第2接続部の軸線方向に沿って第2溶接部が形成されていることで、当該第2接続部が筒状に形成されていることを特徴とする接続端子。
  3. 請求項2に記載の接続端子であって、
    前記第2接続部には、前記第1接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第2閉鎖部が形成されており、
    前記中間部は前記第2閉鎖部よりも薄いことを特徴とする接続端子。
  4. 請求項2又は3に記載の接続端子であって、
    前記中間部は、平板状の部分を含み、
    前記平板状の部分を含む平面を基準として、前記第1溶接部と前記第2溶接部とが同じ側に形成されていることを特徴とする接続端子。
  5. 請求項1に記載の接続端子であって、
    前記第2接続部は、オープンバレル端子であることを特徴とする接続端子。
  6. 続端子と、
    前記接続端子とは異種の金属を導体に採用した第1の電線と、
    前記接続端子と同種の金属を導体に採用した第2の電線と、
    を備え、
    前記接続端子は、
    前記第1の電線が接続される第1接続部と、
    前記第2の電線が接続される第2接続部と、
    前記第1接続部と前記第2接続部とを接続する中間部と、
    を備え、
    前記第1の電線は、絶縁被覆の一部を除去して導体を露出させた状態で前記第1接続部に挿入され、当該第1接続部が前記導体及び絶縁被覆に圧着されており、
    前記第2の電線は、前記第2接続部に接続されており、
    前記第1接続部は、前記第1の電線を挿入可能な筒状に形成されており、
    前記第1接続部には、当該第1接続部の軸線方向に沿って第1溶接部が形成されていることで、当該第1接続部が筒状に形成されており、
    前記第1接続部には、前記第2接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第1閉鎖部が形成されており、
    前記中間部は前記第1閉鎖部よりも薄く、当該中間部で折り曲げられていることを特徴とする接続構造。
  7. 請求項6に記載の接続構造であって、
    前記第2接続部は、前記第2の電線を挿入可能な筒状に形成されており、
    前記第2接続部には、当該第2接続部の軸線方向に沿って第2溶接部が形成されていることで、当該第2接続部が筒状に形成されており、
    前記第2接続部には、前記第1接続部側の端部が潰れるように閉じられて溶接された第2閉鎖部が形成されており、
    前記中間部は前記第2閉鎖部よりも薄いことを特徴とする接続構造。
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