JP2015115108A - 電線の接続構造及び接続方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、接続端子同士の溶接により接続された複数の電線の束に、非導電性のキャップを被せたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する構造であって、各電線に、芯線と電気的接続されるキャリア付きの接続端子をそれぞれ取り付け、キャリア同士を互いに溶接することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、キャリア同士の溶接により接続された複数の電線の束に、非導電性のキャップを被せたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する方法であって、各電線に、芯線と電気的接続される接続端子をそれぞれ取り付け、接続端子同士を互いに溶接することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、接続端子同士の溶接により接続された複数の電線の束に、非導電性のキャップを被せることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する方法であって、各電線に、芯線と電気的接続されるキャリア付きの接続端子をそれぞれ取り付け、キャリア同士を互いに溶接することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7の構成において、キャリア同士の溶接により接続された複数の電線の束に、非導電性のキャップを被せることを特徴とするものである。
[形態1]
図1(A)は、電線及び接続端子の斜視図で、この電線1は、例えば銅やアルミニウム等の導電性金属で形成される芯線2と、その芯線2の周囲を覆う絶縁被覆3とからなる周知の構造で、端部の絶縁被覆3は剥ぎ取られて芯線2が露出している。
この電線1には、接続端子4が装着されている。この接続端子4は、溶着部5と、電線接続部6とを一体に形成した導電性金属(例えば黄銅)製で、電線接続部6には、電線1の芯線2を圧着させる芯線圧着部7と、絶縁被覆3を圧着させる被覆圧着部8とが設けられている。すなわち、芯線圧着部7に芯線2を、被覆圧着部8に絶縁被覆3をそれぞれセットしてカシメることで、図1(B)に示すように接続端子4が電線1に装着されて芯線2と接続端子4とが電気的接続される。
また、溶着部5は、電線接続部6から連続状に突出した薄肉帯状となっている。
そして、接続端子4を介して接続された電線1,1・・の束に、図2(B)に示すように、先端が閉塞された非導電性で筒状のキャップ9を装着して、電線1からキャップ9に跨がって図示しないテープを巻き付けて固定すれば、電線1,1・・同士の接続作業が完了する。この場合、芯線2が銅とアルミニウム等、異種金属の電線1,1・・が混在しても、同じ材質の接続端子4を介して接続されるため、接続強度の低下のおそれは生じない。また、電線1に圧着した接続端子4同士を溶接する工程で済むため、製造工程や部品点数の増加は抑えられる。
そして、接続する電線の数は上記形態に限らず、適宜変更可能である。
このような接続端子4Aであれば、電線1の防水性が得られ、オープンバレル式のように取り付け後に防水処理を施す必要がなくなる利点がある。特にアルミ電線を使う際に、別の金属との結合部に水分が浸入すると、電食(腐食)の進行が加速するので、クローズドバレル構造は必須となる。
なお、接続端子4,4Aに共通して、溶着部5の形態は薄肉帯状に限らず、丸や角の棒状とすることもできる。また、キャップを省略してテープ巻のみ行ってもよい。
図4(A)は、電線及び接続端子の他の形態を示す斜視図で、接続端子4は、芯線圧着部7と被覆圧着部8とからなる電線接続部6を備えることは先の形態1と同じであるが、ここでは溶着部5に代えて、接続端子4を製造する際に設けられるキャリア11をそのまま残すことで、複数の接続端子4,4がキャリア11を介して繋がる連端子10として使用する。
さらに、接続する電線の数は上記形態に限らず、適宜変更可能である。また、キャップを省略してテープ巻のみ行ってもよい。
Claims (8)
- 導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する構造であって、
各前記電線に、前記芯線と電気的接続される接続端子をそれぞれ取り付け、前記接続端子同士を互いに溶接することを特徴とする電線の接続構造。 - 前記接続端子同士の溶接により接続された複数の前記電線の束に、非導電性のキャップを被せたことを特徴とする請求項1に記載の電線の接続構造。
- 導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する構造であって、
各前記電線に、前記芯線と電気的接続されるキャリア付きの接続端子をそれぞれ取り付け、前記キャリア同士を互いに溶接することを特徴とする電線の接続構造。 - 前記キャリア同士の溶接により接続された複数の前記電線の束に、非導電性のキャップを被せたことを特徴とする請求項3に記載の電線の接続構造。
- 導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する方法であって、
各前記電線に、前記芯線と電気的接続される接続端子をそれぞれ取り付け、前記接続端子同士を互いに溶接することを特徴とする電線の接続方法。 - 前記接続端子同士の溶接により接続された複数の前記電線の束に、非導電性のキャップを被せることを特徴とする請求項5に記載の電線の接続方法。
- 導電性金属で形成される芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁被覆とからなる複数の電線同士を接続する方法であって、
各前記電線に、前記芯線と電気的接続されるキャリア付きの接続端子をそれぞれ取り付け、前記キャリア同士を互いに溶接することを特徴とする電線の接続方法。 - 前記キャリア同士の溶接により接続された複数の前記電線の束に、非導電性のキャップを被せることを特徴とする請求項7に記載の電線の接続方法。
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2013
- 2013-12-09 JP JP2013254293A patent/JP2015115108A/ja active Pending
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