JP2016207490A - 防水構造及び端子カバー - Google Patents

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孝幸 寺内
Takayuki Terauchi
孝幸 寺内
直也 西村
Naoya Nishimura
直也 西村
幸康 坂本
Yukiyasu Sakamoto
幸康 坂本
貴章 伊藤
Takaaki Ito
貴章 伊藤
宏介 蓮井
Kosuke Hasui
宏介 蓮井
大地 芦田
Daichi Ashida
大地 芦田
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Abstract

【課題】電線と端子の接続部を防水する技術であって、低コストで作業性に優れた技術を提供する。【解決手段】端子カバー30は、端子付電線10における電線12と端子20の接続部を防水する。端子20は、電線12の末端部分から露出した露出芯線部14aに導通接続された芯線接続部25、及び、芯線接続部25に連なっており、ボルト40を介して車体パネル90に導通接続される相手側接続部22を有する。端子カバー30は、相手側接続部22を覆う第1部分31と、当該第1部分31に連なるとともに芯線接続部25を覆う第2部分33とを有する。端子カバー30の第1部分31は、ボルト40の頭部41と、相手側接続部22との間に挟まれて保持される。【選択図】図3

Description

この発明は、端子付電線における電線と端子の接続部を防水する技術に関する。
従来、自動車等の車両において、被水するおそれのある端子(例えば、アース端子)に、防水構造が設けられる場合がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、パネルに導通接触されて固定されるアース端子を防水するためのカバーが開示されている。当該カバーは、アース端子とともにパネルに固定されるカバー本体と、当該カバー本体にヒンジを介して一体形成されたカバー体とから形成されている。カバー体にはシール部が設けられており、当該シール部は、アース端子と電線の接続部をシールする。
特開2004−127603号公報
しかしながら、上記カバーの場合、カバー本体及びカバー体、並びに、カバー体を開閉可能な状態でこれらを接続するヒンジを設ける必要があった。また、カバー体を閉じてカバー本体に固定するため、カバー本体に係止突起を設け、カバー体に当該係止突起に係合する係止枠をそれぞれ設ける必要があった。このように、カバーの構造が複雑なため、加工コストがかさんでいた。また上記カバーの場合、まずカバー本体内に端子を設置してこれらをボルトで固定し、その後、カバー体を閉合させる必要させるため、取付作業が煩雑であった。
そこで、電線と端子の接続部を防水する技術であって、低コストで作業性に優れた技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、端子付電線における電線と端子の接続部を防水する防水構造であって、電線と、前記電線の末端部分から露出した露出芯線部に導通接続された芯線接続部、及び、前記芯線接続部に連なっており、接続部材を介して相手側部材に導通接続される相手側接続部を有する端子と、前記相手側接続部を覆う第1部分と、前記第1部分に連なるとともに前記芯線接続部を覆う第2部分とを有する端子カバーとを備え、前記端子カバーの前記第1部分が、前記接続部材の一部と前記相手側接続部の間に配された状態で保持される。
また、第2の態様は、第1の態様に係る防水構造であって、前記第2部分の幅が、前記端子の前記芯線接続部の幅よりも大きい。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係る防水構造であって、前記第2部分における、前記芯線接続部に対向する内面が、凹状面を成している。
また、第4の態様は、第1から第3のいずれか1態様に係る防水構造であって、前記端子は、前記電線の被覆部に接続される被覆接続部、をさらに有しており、前記端子カバーの前記第2部分は、前記芯線接続部から前記被覆接続部までを覆う。
また、第5の態様は、第1から第4のいずれか1態様に係る防水構造であって、前記端子の前記相手側接続部に形成された第1孔、及び、前記端子カバーの前記第1部分に形成された第2孔のそれぞれに、前記接続部材が挿通される。
また、第6の態様は、第1から第5のいずれか1態様に係る防水構造であって、前記相手側接続部に形成された第1孔の開口径寸法が、前記端子カバーの前記第1部分に形成された第2孔の開口径寸法よりも小さく、前記接続部材が前記端子の前記相手側接続部における前記第1孔の周縁部に導通接触し、かつ、前記相手側接続部が前記接続部材と前記相手側部材との間で挟持される。
また、第7の態様は、第1から第6のいずれか1態様に係る防水構造であって、前記電線と前記端子とが、異なる金属で形成されている。
また、第8の態様は、端子付電線における電線と端子の接続部を防水する端子カバーであって、接続部材を介して相手側部材に導通接続される前記端子の相手側接続部を覆う第1部分と、前記電線の末端部分から露出した露出芯線部に導通接続された前記端子の芯線接続部を覆う部分であって、前記第1部分に連なる部分である第2部分とを備え、前記第1部分が、前記接続部材の一部と前記相手側接続部の間に配されて保持される。
第1から第7の態様に係る防水構造によると、接続部材を介して端子カバーの第1部分を相手側接続部とともに相手側部材に容易に固定でき、同時に第2部分で芯線接続部を防水できる。端子カバーを、このような互いに連なる第1部分及び第2部分で構成することによって、加工コストを抑制できるとともに、取付作業を簡略化できる。
また、第2の態様に係る防水構造によると、芯線接続部を、その幅方向全体にわたって、端子カバーの第2部分で覆うことができる。これによって、防水構造の機能をさらに高めることができる。
また、第3の態様に係る防水構造によると、第2部分の内面が凹状面を成していることによって、側方から芯線接続部に水分が付着することを軽減できる。
また、第4の態様に係る防水構造によると、端子の芯線接続部から被覆接続部までを覆うことによって、防水機能をさらに高めることができる。
また、第5の態様に係る防水構造によると、重ね合わされた第1孔及び第2孔に接続部材を通すことで、相手側部材及び端子カバーを容易に固定できる。
また、第6の態様に係る防水構造によると、端子の相手側接続部における第1孔の周縁部に導通接触することによって、相手側接続部を相手側部材に確実に導通接続することができる。また、接続部材と相手側部材との間に相手側接続部を挟み込むことによって、端子を相手側部材に対して強固に固定できる。
また、第7の態様に係る防水構造によると、異種金属間接触によって発生する金属腐食を軽減できる。
第8の態様に係る端子カバーによると、接続部材を介して端子カバーの第1部分を相手側接続部とともに相手側部材に容易に固定でき、同時に第2部分で芯線接続部を防水できる。端子カバーを、このような互いに連なる第1部分及び第2部分で構成することによって、加工コストを抑制できるとともに、取付作業を簡略化できる。
実施形態に係る端子付電線及び端子カバーを示す斜視図である。 実施形態に係る端子カバーが被せられた端子付電線及びボルトを示す概略斜視図である。 実施形態に係る車体パネルに導通接続された端子付電線を示す側面図である。 図3に示すA−A線に沿って切断したときの端子カバーの横断面を示す概略断面図である。 図3に示すB−B線に沿って切断したときの端子付電線及び端子カバーの横断面を示す概略断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<実施形態>
図1は、実施形態に係る端子付電線10及び端子カバー30を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る端子カバー30が被せられた端子付電線10及びボルト40を示す概略斜視図である。図3は、実施形態に係る車体パネル90に導通接続された端子付電線10を示す側面図である。図4は、図3に示すA−A線に沿って切断したときの端子カバー30の横断面を示す概略断面図である。図5は、図3に示すB−B線に沿って切断したときの端子付電線10及び端子カバー30の横断面を示す概略断面図である。
端子付電線10は、電線12の端末部分に端子20が接続されることで構成される接続部11を備えている。
電線12は、芯線部14と、芯線部14の周囲に形成された被覆部16とを備える被覆電線である。芯線部14は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線部14は、複数の素線が撚り合わされた構成とされている。もっとも、芯線部14は、単線によって構成されていてもよい。被覆部16は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線部14の周りに押し出されることによって形成される。この電線12の末端部分では、芯線部14が露出しており、所定長の露出芯線部14aが形成されている。
端子20は、相手側接続部22と、電線接続部24を備えている。相手側接続部22及び電線接続部24は、略直線状に連なっている。端子20は、導電性金属(例えば、銅又は銅合金等)で形成された板材をプレス加工等することによって形成される部材である。すなわち、本例では、相手側接続部22及び電線接続部24は一体形成されている。なお、端子20の表面には、錫メッキ等が施されていてもよい。
相手側接続部22は、板状に形成されている。相手側接続部22は、円板状に形成されている。なお、相手側接続部22は、楕円形板状、四角板状等に形成されていてもよい。相手側接続部22には、孔22h(第1孔)が形成されている。孔22hには、後述するように、ボルト40が挿通される。孔22hは円形に形成されているが、必ずしもその必要はない。ここでは、端子20として、アース端子が想定される。
電線接続部24は、芯線接続部25と、被覆接続部26とを備える。芯線接続部25に対して相手側接続部22とは反対側に被覆接続部26が形成されている。芯線接続部25は、底部25aの両側部に一対の圧着片25bが延出形成された構成とされている。そして、底部25a上に露出芯線部14aを配設した状態で、一対の圧着片25bが露出芯線部14aにかしめられる。また、被覆接続部26は、底部26aの両側部に一対の圧着片26bが延出形成された構成とされている。底部26aは、底部25aと連なっている。そして、底部26a上に被覆部16の端部を配設した状態で、一対の圧着片26bが被覆部16にかしめられる。これにより、電線12の端部が端子20の電線接続部24に圧着接続される。
なお、被覆接続部26は省略されてもよい。また、露出芯線部14aが芯線接続部25に対して、超音波溶接、抵抗溶接、半田付等によって接続されてもよい。
以下の説明では、端子20において、底部25a,26aの電線12が配設されている面側を上側とし、その反対の面側を下側とする。また、端子20における、相手側接続部22側を端子20の先端側とし、電線接続部24側を端子20の基端側とする。
<端子カバー>
端子カバー30は、端子20を覆うことで、端子付電線10における電線12と端子20の接続部11を防水する。例えば、電線12の芯線部14及び端子20が異なる金属で形成されている場合、これらの接触部分(例えば、芯線接続部25)に水分等が付着することで腐食が発生することがある。一例として、電線12の芯線部14がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成され、端子20が銅または銅合金で構成されている場合、異種金属間接触によって電線12が腐食することがある。端子カバー30は、接続部11を防水することによって、接続部11の腐食を抑制する。
端子カバー30は、樹脂又はゴムを金型成形等することによって一体的に形成される部材である。なお、端子カバー30は、金属で形成されてもよく、例えば、金属の板材をプレス加工等することによって形成されてもよい。この場合、端子カバー30と端子20間での腐食を抑制するため、端子カバー30が端子20と同種の金属で形成されることが好ましい。
より詳細には、端子カバー30は、端子20の相手側接続部22を覆う第1部分31と、端子20の芯線接続部25及び被覆接続部26を覆う第2部分33とを有する。第1部分31及び第2部分33は、端子20の相手側接続部22及び芯線接続部25、さらには被覆接続部26の配列方向に一致するように、第1部分31及び第2部分33が配列されて連結されている。以下の説明では、端子カバー30において、端子20に対向する面側を内面側とし、それとは反対の面側を外面側とする。また、端子カバー30において、第1部分31側を端子カバー30の前側とし、第2部分33側を端子カバー30の後側とする。
第1部分31は、略円形平板状に形成された部分であって、中央部に孔31h(第2孔)が形成されている。図2に示すように、相手側接続部22の孔22h及び第1部分31の孔31hにボルト40が挿通される。孔22h及び孔31hに挿通されたボルト40が、相手側接続部22の接続相手である車体パネル90(相手側部材)に形成された孔に挿通されることによって、相手側接続部22及び第1部分31が車体パネル90に一定姿勢で保持される。また、第1部分31が保持されることによって、端子カバー30が端子付電線10に対して一定姿勢に保持される。
図2及び図5に示すように、相手側接続部22に形成された孔22hの開口径は、端子カバー30の第1部分31に形成された孔31hの開口径よりも小さい寸法とされている。このため、図2に示すように、端子付電線10に端子カバー30を取付ける際には、相手側接続部22における孔22hの上側の周縁部22eが、第1部分31の孔31hよりも内側に露出する。
ここで、端子付電線10を車体パネル90に接続する接続部材として使用されるボルト40について説明する。ここで使用されるボルト40は、頭部41と、中間部42と、ねじ部43とで構成されている。頭部41の径寸法は、相手側接続部22の孔22h及び第1部分31の孔31hの各開口径寸法よりも大きい。中間部42の径寸法は頭部41の径寸法よりも小さく、ねじ部43の径寸法よりも大きい。また、中間部42の径寸法は、相手側接続部22の孔22hの開口径寸法よりも大きく、かつ、第1部分31の孔31hの開口径寸法よりも小さい。さらに、ねじ部43の径寸法は、第1部分31の孔31hの開口径寸法よりも小さい。
このようなボルト40を用いて、端子カバー30及び端子付電線10を車体パネル90に固定する場合、図5に示すように、ボルト40が相手側接続部22の孔22h及び第1部分31の孔31hに挿通される。そして、ボルト40のねじ部43が車体パネル90の孔に螺合される。このようにして、端子カバー30の第1部分31及び相手側接続部22が、ボルト40の頭部41と、車体パネル90との間に挟み込まれる。端子カバー30の第1部分31は、ボルト40の頭部41と、相手側接続部22との間に挟み込まれて保持される。
また、図5に示すように、ボルト40における中間部42の底面が相手側接続部22の周縁部22eに導通接触する。これによって、相手側接続部22を車体パネル90に確実に導通接続することができる。また、相手側接続部22が、ボルト40の中間部42と車体パネル90との間で挟持される。これによって、端子20を車体パネル90に対して強固に固定できる。
なお、中間部42が省略されたボルト(不図示)を接続部材としてもよい。この場合、相手側接続部22の周縁部22eにボルトは導通接続しないが、相手側接続部22の下面が車体パネル90に接触することで、相手側接続部22を車体パネル90に導通接続することは可能である。また、車体パネル90と、ボルトの頭部によって車体パネル90に向けて押さえられる第1部分31との間で、相手側接続部22が挟持される。すなわち、中間部42を省略しても、相手側接続部22を車体パネル90に対して固定することは可能である。
また、相手側接続部22の孔22hの開口径寸法は、第1部分31の孔31hの開口径寸法と同一、もしくは、それよりも大きくてもよい。
図示の例では、第1部分31は、相手側接続部22よりも幅広に形成されている。そして、第1部分31の内面が、相手側接続部22を収容可能な凹状面を形成している(図5参照)。第1部分31の当該凹状面に相手側接続部22の上面が接した状態で、第1部分31及び22が車体パネル90に固定される。
なお、第1部分31の内面が凹状面を成していることは必須ではない。例えば、第1部分31の内面を平面として、当該内面が相手側接続部22の上面に重ねられていてもよい。また、第1部分31は、相手側接続部22よりも幅広に形成されていることは必須ではない。例えば、第1部分31は相手側接続部22よりも幅が狭くなるように形成されていてもよい。
次に、端子カバー30の第2部分33について説明する。第2部分33は、下方が開放された中空状に形成された部分である。第2部分33の内面33Sは、芯線接続部25及び被覆接続部26に対向しており、内向きに凹む凹状面を成している(図3及び図4参照)。ここでは、当該凹状面は、略立方体状の空間を形成しており、この凹状面によって区画される空間内に、端子20の芯線接続部25及び被覆接続部26を含む電線接続部24が収容される。
第2部分33は、天板部331、及び、横断面視において天板部331の両側から下方に垂直に延びることで互いに対向する一対の側板部333,333を有する。なお、一対の側板部333,333が天板部331に対して垂直に延びていることは必須ではない。例えば、一対の側板部333,333が、横断面視において、天板部331に対して鈍角または鋭角を成すように延びていてもよい。
また、天板部331及び側板部333,333の前端側は、幅方向に平行に配された前板部335で塞がれている。当該前板部335の前方側下端部には、第1部分31が連結されている。さらに、天板部331及び側板部333,333の後端側は、幅方向に平行に配された後板部337で塞がれている。当該後板部337の下端部には、端子20の基端側から延びる電線12を通すための切欠き35が形成されている(図4参照)。
第2部分33は、電線接続部24の上方向を天板部331で覆い、電線接続部24の左右の両方向(幅方向)を一対の側板部333で覆うように構成されている。また、第2部分33は、電線接続部24の先端側を前板部335で覆い、電線接続部24の基端側を後板部337で覆うように構成されている。
天板部331の幅寸法は、端子20の芯線接続部25の幅寸法及び被覆接続部26の幅寸法(クリンプワイド)よりも大きい。また、側板部333の高さ寸法は、芯線接続部25の高さ寸法及び被覆接続部26の高さ寸法(クリンプハイト)よりも大きい。図3または図4に示すように、端子20が車体パネル90に固定された状態では、一対の側板部333,333の下端が、車体パネル90に第2部分33の延在方向にわたって接する。これによって、水分等が電線接続部24に側方から付着することを抑制できる。もっとも、側板部333が、車体パネル90に接することは必須ではない。例えば、側板部333の高さ寸法を、電線接続部24の高さ寸法よりも小さくして、側板部333が車体パネル90から離れた位置で固定されるようにしてもよい。
また、一対の側板部333,333のいずれか一方または両方を省略することも可能である。側板部333を省略した場合においても、天板部331の幅寸法が、芯線接続部25及び被覆接続部26の幅寸法よりも大きいことが好ましい。このような幅広の天板部331を設けることによって、電線接続部24の幅方向全体における水分等の付着を軽減できる。
また、第2部分33は、芯線接続部25及び被覆接続部26を覆っている。しかしながら、被覆接続部26を覆うことは必須ではない。しかしながら、第2部分33が芯線接続部25から被覆接続部26までを覆うことによって、端子カバー30の防水機能を高めることができ、腐食の発生を更に抑えることができる。
以上のように、端子付電線10に被せた端子カバー30における第1部分31の孔31hにボルト40を通すだけで、端子カバー30及び端子付電線10を車体パネル90に取付けできる。しかも、取付けと同時に、端子カバー30の第2部分33で、芯線接続部25及び被覆接続部26を防水できる。このため端子カバー30を採用することによって、端子付電線10の接続部11の防水に要する作業を簡略化できる。また、端子カバー30は、端子付電線10を覆うことが可能に形成されておればよく、複雑な構造が不要である。このため、端子カバー30は、低コストで生産できる。したがって、端子カバー30あるいは端子カバー30を採用する防水構造は、従来に比べて、低コストであり、かつ、作業性にも優れる。
<変形例>
上記実施形態では、端子付電線10及び端子カバー30がボルト40によって車体パネル90に固定されているが、固定方法はこれに限定されない。例えば、車体パネル90の表面に車体パネル90にボルトを立設してもよい。そして、当該ボルトを相手側接続部22の孔22h及び第1部分31の孔31hに通した後、ナットを螺合させることで、ナットと車体パネル90との間に、相手側接続部22及び第1部分31が挟持されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、相手側接続部22の下面が車体パネル90に直接接することで、端子20が車体パネル90に導通接続されている。しかしながら、相手側接続部22の下面が車体パネル90に直接接することは必須ではない。例えば、相手側接続部22と車体パネル90との間に、他の導電性部材(例えば、他の電線に接続された端子)が介在していてもよい。
また、上記実施形態では、端子付電線10が車体パネル90に固定された状態では、第1部分31は、相手側接続部22の上面に隙間無く接するものとしている。しかしながら、これは必須ではない。例えば、第1部分31と相手側接続部22の間に別の部材が介在していてもよいし、隙間が形成されていてもよい。いずれにしても、ボルト40の頭部のような接続部材の一部と、相手側接続部22との間に、端子カバー30の第1部分31が挟持されて、一定姿勢に保持可能であれば、相手側接続部22及び第1部分31の形状は特に限定されるものではない。
上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 端子付電線
11 接続部
12 電線
14 芯線部
14a 露出芯線部
16 被覆部
20 端子
22 相手側接続部
22e 周縁部
22h 孔(第1孔)
24 電線接続部
25 芯線接続部
26 被覆接続部
30 端子カバー
31 第1部分
31h 孔(第2孔)
33 第2部分
33S 内面
40 ボルト(接続部材)
41 頭部
90 車体パネル(相手側部材)

Claims (8)

  1. 端子付電線における電線と端子の接続部を防水する防水構造であって、
    電線と、
    前記電線の末端部分から露出した露出芯線部に導通接続された芯線接続部、及び、前記芯線接続部に連なっており、接続部材を介して相手側部材に導通接続される相手側接続部を有する端子と、
    前記相手側接続部を覆う第1部分と、前記第1部分に連なるとともに前記芯線接続部を覆う第2部分とを有する端子カバーと、
    を備え、
    前記端子カバーの前記第1部分が、前記接続部材の一部と前記相手側接続部の間に保持される、防水構造。
  2. 請求項1に記載の防水構造であって、
    前記第2部分の幅が、前記端子の前記芯線接続部の幅よりも大きい、防水構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の防水構造であって、
    前記第2部分における、前記芯線接続部に対向する内面が、凹状面を成している、防水構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防水構造であって、
    前記端子は、前記電線の被覆部に接続される被覆接続部、をさらに有しており、
    前記端子カバーの前記第2部分は、前記芯線接続部から前記被覆接続部までを覆う、防水構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防水構造であって、
    前記端子の前記相手側接続部に形成された第1孔、及び、前記端子カバーの前記第1部分に形成された第2孔のそれぞれに、前記接続部材が挿通される、防水構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防水構造であって、
    前記相手側接続部に形成された第1孔の開口径寸法が、前記端子カバーの前記第1部分に形成された第2孔の開口径寸法よりも小さく、
    前記接続部材が前記端子の前記相手側接続部における前記第1孔の周縁部に導通接触し、かつ、前記相手側接続部が前記接続部材と前記相手側部材との間で挟持される、防水構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の防水構造であって、
    前記電線と前記端子とが、異なる金属で形成されている、防水構造。
  8. 端子付電線における電線と端子の接続部を防水する端子カバーであって、
    接続部材を介して相手側部材に導通接続される前記端子の相手側接続部を覆う第1部分と、
    前記電線の末端部分から露出した露出芯線部に導通接続された前記端子の芯線接続部を覆う部分であって、前記第1部分に連なる部分である第2部分と、
    を備え、
    前記第1部分は、前記接続部材の一部と前記相手側接続部の間に挟まれて保持される部分である、端子カバー。
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