JP6419045B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers

Description

本願は、使い捨て着用物品に関し、特にパンツ型の着用物品に関する。
従来、パンツ型の使い捨ての着用物品は公知である。例えば特許文献1には、パンツ部材の前後身頃の相対する両側縁部を接合して形成されたパンツ型使い捨ておむつであって、両側縁部の接合部が、両側縁部の長手方向に沿って、接合部の長手方向と交差する方向に長くなるように配列された多数の接合線により形成されており、且つ、接合線の配列間隔が、ウエスト周り開口部近傍及び脚周り開口部近傍の接合部において、他の接合部よりも密になっているパンツ型使い捨ておむつが開示されている。
特開2003−24383号公報
特許文献1には、ウエスト周り開口部近傍及び脚周り開口部近傍の接合部において、接合線の配列間隔を他の接合部よりも密にすることにより、着用時に不用意に引き裂かれることがなく、さらに、廃棄時には容易に引き剥がすことができる接合部を有するパンツ型使い捨ておむつが提供されることが開示されている。しかし、通常パンツ型使い捨ておむつを廃棄する際には、ウエスト周り開口部の接合部近傍を引っ張って前後身頃の相対する側縁部を引き破る。このため、ウエスト周り開口部近傍の接合線の配列間隔を他の接合部よりも密にすると、パンツ型使い捨ておむつを廃棄する際、ウエスト周り開口部近傍を引き破りにくくなるという問題が生じる。
本発明は使用中での側縁部からの不用意な引き裂きを防止しつつ、廃棄するとき側縁部を容易に引き破ることが可能な使い捨て着用物品の提供を課題とする。
本発明は、縦方向と横方向を有し、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前後ウエスト域の間に位置する股間域とを備え、前ウエスト域の側縁部と後ウエスト域の側縁部とが、縦方向に延びる一対の接合領域において互いに接合されてウエスト開口と一対のレッグ開口とが形成される使い捨て着用物品に関する。
本発明の使い捨て着用物品は、前後ウエスト域の側縁部に沿って接合領域がウエスト開口を形成するウエスト開口縁からレッグ開口を形成するレッグ開口縁に至り、接合領域には、縦方向に間隔を置いて配列されて前ウエスト域と後ウエスト域とを接合する複数の融着部と、隣接する融着部どうしの間隔が他の隣接する融着部どうしの間隔よりも大きい広間隙部とが含まれ、前記融着部は、円状であるか、前記縦方向へ延びる直線部と、前記直線部の両端から前記横方向へ延びる曲線部とを有する半円状であるかのいずれかであり、前記広間隙部が、前記ウエスト開口縁と、前記レッグ開口縁との間において、前記ウエスト開口縁寄りに位置し、前記縦方向における最も上方に前記円状の前記融着部が位置する一方、前記円状の前記融着部の下方に複数の半円状の前記融着部が位置し、前記半円状の前記融着部の直線部は前記縦方向へ延びる仮想直線上に並び、前記曲線部が前記横方向外側に向くように配置され、前記仮想直線と、前記円状の前記融着部とが交差する。このように、前後ウエスト域を接合する融着部どうしの間隔が大きい広間隙部をウエスト開口縁寄りに配置すれば、使い捨て着用物品を廃棄するときウエスト開口縁の接合領域付近を引っ張ると、ウエスト開口縁を破った際の力が、広間隙部を経ることでレッグ開口側に向けて伝わり易く、さらに、その力を受けて曲線部を有する各融着部を経ることで、途中でひっかかったり、力の向きが変わったりすることを抑えつつ、ウエスト開口縁を破った際の力をレッグ開口縁まで伝えることができるので、使い捨て着用物品を容易に引き破ることができる。また、広間隙部とウエスト開口縁との間に融着部を有することで、ウエスト開口縁付近が捲れたり、ウエスト開口縁付近が捲れることに伴って着用中にウエスト開口縁に裂け目が発生したりすることを防ぐことができる。
請求項2に係る発明では、さらに股間域から前後ウエスト域に向けて延在する吸収構造体を備え、吸収構造体に吸収コアが含まれ、広間隙部が、ウエスト開口縁と、吸収コアの縦方向両端に位置するコア端部に接して横方向に延びる仮想接線との間に位置する。一般に、吸収コアとウエスト開口縁の間に位置する前後ウエスト域は伸びやすいので、大きく引っ張らないと前後ウエスト域を引き剥がせないが、吸収コアとウエスト開口縁の間に広間隙部を配置すれば、前後ウエスト域を大きく引っ張ることなく容易に前後ウエスト域を引き剥がすことができる。
請求項3に係る発明では、前後ウエスト域に互いに重なり合う複数枚のシート部材が含まれ、接合領域において広間隙部と広間隙部の縦方向両端に位置する融着部とが配置される領域に含まれるシート部材の枚数の方が、接合領域の残余の領域に含まれるシート部材の枚数よりも多い。このように融着部が配置される領域に含まれるシート部材の枚数が多いことで、融着部が配置される領域のシール強度を上げることができ、また、シート部材の枚数が多い領域に広間隙部を有することで、シート部材の枚数が多い領域の強度が出過ぎて破りにくくなることが防止される。なお、本願でシート部材の枚数というときは、異なるシート部材を複数枚重ねたときの枚数を意味するだけでなく、同一のシート部材を折り返して複数回折り重ねたときの層数も意味する。
請求項4に係る発明では、前後ウエスト域に、横方向に延びる複数条のウエスト弾性部材が配置され、少なくとも1条のウエスト弾性部材が広間隙部を横断し、横方向において前後ウエスト域の末端まで延在する。これにより、広間隙部の横方向両外側に位置するシート部材がウエスト弾性部材の収縮により丸まり、着用物品を使用しているとき、丸まったシート部材により広間隙部が被覆され、誤って破れが生じることを防止できる。
請求項5に係る発明では、複数の融着部の形状が半円状であり、融着部は、半円の直線部が接合領域において縦方向に延びる仮想直線上に並ぶ。このように半円状の融着部の直線部が縦方向に並ぶことで、縦方向に引き裂く際に力を伝え易くなる。
請求項6に係る発明では、半円状の融着部の曲線部が、使い捨て着用物品の横方向外側に向くようにして配置される。半円状の融着部の曲線部は角部を有さないので、横方向への力の分散を抑制して縦方向への力が伝わりやすくなる。
請求項7に係る発明では、広間隙部の上端とウエスト開口縁との間に円状または楕円状の融着部が少なくとも1つ位置し、広間隙部の下端とレッグ開口縁との間に半円状の融着部が複数配置され、半円状の融着部の直線部が接合領域において縦方向に延びる仮想直線上に並び、曲線部が使い捨て着用物品の横方向外側に向くようにして配置される。このようにすれば、円状の融着部によりウエスト開口縁の不用意な破断が防止される一方、半円状の融着部を起点として使用済みの着用物品を容易に破ることができる。
請求項8に係る発明では、融着部において、縦方向に接合領域を引き裂くための力よりも、横方向に接合領域を引き裂くための力の方が大きい。これにより、シート部材の強度が低い部分でも融着部強度が低く設定され、力が横方向に逃げにくいため、接合領域が縦方向に引き裂けやすく、横裂けしにくくなる。
請求項9に係る発明では、広間隙部の縦方向両端に位置する2つの融着部の間の距離L1と、広間隙部の縦方向両端に位置する2つの融着部のうち、ウエスト開口縁に近い側の融着部において広間隙部に接する点と、広間隙部とウエスト開口縁との間に配置された融着部のうち、ウエスト開口縁に最も近い融着部においてウエスト開口縁に最も近い点との間の距離L2とを比較したとき、距離L1の方が距離L2よりも大きい。これにより、ウエスト部の不用意な破断を防止しつつも、使用済みの着用物品を容易に破ることができる。
請求項10に係る発明では、広間隙部の縦方向寸法が広間隙部とウエスト開口縁との間の距離よりも大きい。これにより、ウエスト部の不用意な破断を防止しつつも、使用済みの着用物品を容易に破ることができる。
本発明により、廃棄するとき側縁部を容易に引き破ることが可能な使い捨て着用物品が提供される。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る使い捨て着用物品の一例の使い捨ておむつの斜視図。 図1に示すおむつの接合部を開放展開し、一部破断して表す平面図。 図2の部分IIIの拡大図。 図3のIV−IV線で切断したときの広間隙部の断面図。 図3と同様にして本発明の別の実施形態を表す図。 前後ウエスト域を分離するときに要する力の測定手順を示す図。 前後ウエスト域を分離するときに要した力の変化を示す図。
下記の実施の形態は、本発明の使い捨て着用物品の一例として添付の図面に示す使い捨ておむつ10(以下、おむつ10と記す)に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1を参照して、おむつ10は、横方向X及び縦方向Yと、肌対向面及びそれに対向する非肌対向面とを有し、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前後ウエスト域11,12の間に位置する股間域13とを備える。おむつ10の前ウエスト域11の側縁部16cと後ウエスト域12の側縁部17cとが、縦方向Yに延びる一対の接合領域15において互いに接合されて、ウエスト開口25と一対のレッグ開口27とが形成される。接合領域15には、前ウエスト域11と後ウエスト域12とを接合する複数の融着部29が縦方向に間隔を置いて配列されている(図3参照)。接合領域15は、前後ウエスト域11,12の側縁部16c,17cに配置され、ウエスト開口25を形成するウエスト開口縁26からレッグ開口27を形成するレッグ開口縁28まで延在する。
おむつ10の接合領域15における接合を開放して図2に示すように平面に展開したとき、おむつ10は、縦方向Yに並ぶ前ウエスト域11及び後ウエスト域12と、前後ウエスト域11,12の間に位置する股間域13とに区画される。本実施形態では、前ウエスト域11及び後ウエスト域12はそれぞれ、前ウエストパネル16及び後ウエストパネル17で形成されている。股間域13には吸収構造体14が配置されている。すなわち、本実施形態の股間域13は、吸収構造体14の一部で形成されている。吸収構造体14の縦方向Y両端部に位置する吸収構造体14の前後端部14a,14bはそれぞれ、前後ウエストパネル16,17の肌対向面に固定されている。
前ウエストパネル16及び後ウエストパネル17は略長方形の部材である。前後ウエストパネル16,17は、本願が属する技術分野で公知の熱可塑性樹脂製の繊維から成る不織布またはフィルム等のシート部材を用いて形成することができる。前後ウエストパネル16,17はそれぞれ、横方向Xに延びる外端縁16a,17a及び内端縁16b,17bと縦方向Yに延びる一対の側縁部16c,17cとを有する。前後ウエストパネル16,17の側縁部16c,17cを縦方向Yに延びる接合領域15において接合したとき、外端縁16a,17aによりウエスト開口25のウエスト開口縁26が形成され、内端縁16b,17bと、吸収構造体14の側縁とにより、レッグ開口縁28の一部が形成される。前後ウエストパネル16,17において、接合領域15からおむつ10の横方向X外側に向けて延在する前後ウエストパネル16,17それぞれの末端16d,17dは、縦方向Yに延びる末端溶着線18により接合されている。これにより、前後ウエストパネル16,17それぞれに含まれるシート部材が、接合領域15の横方向X外側で分岐して広がることを防止している。
前後ウエストパネル16,17には、前後ウエストパネル16,17の肌対向面側に位置する内層シート21,22と、非肌対向面側に位置する外層シート23,24とが含まれる。外層シート23,24は、その縦方向寸法が内層シート21,22の縦方向寸法より大きく、前後ウエストパネル16,17の外端縁16a,17aにおいて内層シート21,22の外側に延出する。内層シート21,22の外側に延出した外層シート23,24は外端縁16a,17aに沿って折り返され、内層シート21,22の肌対向面に固定される。すなわち、内層シート21,22と折り返された外層シート23,24とが重なり合うことにより、シート部材の枚数が多い重層ゾーン19が、前後ウエストパネル16,17の外端縁16a,17aに沿って横方向Xに形成される。
前後ウエストパネル16,17の内層シート21,22と外層シート23,24との間には、横方向Xに延びる複数条のウエスト弾性部材33が配置されている。ウエスト弾性部材33には弾性糸を用いることができる。弾性糸には、例えば繊度が約300〜940dtexの弾性糸を用いることができ、伸長倍率が約1.5〜3.0倍になるようにして内層シート21,22と外層シート23,24との間にホットメルト接着剤で固定することができる。
吸収構造体14は、縦長の略矩形状であって、肌対向面側に位置するトップシート30と、非肌対向面側に位置するバックシート31と、トップシート30とバックシート31の間に挟み込まれる吸収コア32とを備える。吸収コア32には本願が属する技術分野で公知のものを用いることができ、例えばフラッフパルプ等の吸収性繊維と、高吸収性ポリマーとの混合物を所定の形状に賦形した吸収コア32を用いることができる。なお、図示例の吸収コア32は砂時計型に賦形されているが、吸収コア32の形状は図示例に限定されない。また、吸収コア32の横方向X両外側には、脚回り弾性部材34が縦方向Yに伸長された状態で配置されている。脚回り弾性部材34は、トップシート30とバックシート31の間に挟み込まれている。
前ウエストパネル16と後ウエストパネル17とは、それぞれの肌対向面を向い合せて重ね合わされ、前後ウエストパネル16,17の側縁部16c,17cに縦方向Yに配置される接合領域15において互いに接合され、ウエスト開口25と一対のレッグ開口27とが形成される。図2,3に示すように接合領域15には、複数の融着部29が縦方向Yに間隔を置いて一列配列されており、各融着部29において前ウエストパネル16と後ウエストパネル17とが接合されている。融着部29では、熱溶着または超音波溶着により、前後ウエストパネル16,17に含まれるシート部材どうしが溶着されている。融着部29では前後ウエストパネル16,17に含まれるシート部材どうしが溶着されているので、前後ウエストパネル16,17に互いを引き離す力を作用させたときでも融着部29は剥離せず、融着部29の外周においてシート部材が裂ける。このように融着部29の剥離は生じないので、おむつ10を着用する際、前後ウエストパネル16,17に横方向Xへ力がかかったときでも、融着部29が剥離して不用意に側縁部16c,17cが破れることはない。また接合領域15には、隣接する融着部29どうしの間隔が、他の隣接する融着部29どうしの間隔よりも大きい広間隙部41が含まれている。広間隙部41は、ウエスト開口縁26とレッグ開口縁28との間において、ウエスト開口縁26に近い位置に配置されている。
前後ウエストパネル16,17の側縁部16c,17cを引き破るために、ウエスト開口縁26の接合領域15近傍を掴んで前後ウエストパネル16,17を引き離す力(以下、引裂き力と呼ぶ)を作用させたとき、接合領域15において広間隙部41が配置された部分では、広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29に引裂き力が集中する。一方、接合領域15の広間隙部41以外の部分では、融着部29の間隔が広間隙部41より狭くなっているため、広間隙部41と同等の引裂き力を作用させたとき、引裂き力は複数の融着部29に分散されてしまう。このため、接合領域15は広間隙部41を起点として裂け目を生じ易い。さらに、広間隙部41をウエスト開口縁26寄りに配置することにより、使用済みのおむつ10の側縁部16c,17cを、ウエスト開口25側から容易に破ることができる。また、融着部29において、縦方向Yに接合領域15を引き裂くための力よりも、横方向Xに接合領域15を引き裂くための力の方が大きいことが好ましい。これにより、シート部材の強度が低い部分でも融着部強度が低く設定され、力が横方向Xに逃げにくいため、接合領域15が縦方向Yに引き裂けやすく、横裂けしにくくなる。
融着部29の縦方向Y及び横方向X寸法と、隣接する融着部29どうしの間隔の制限は特にないが、通常1〜3mmの範囲である。融着部29の形状は縦長であることが好ましい。このようにすれば、おむつ10の使用中に前後ウエストパネル16,17に横方向Xへ力が加わった際、縦長の融着部29が横方向Xの力に対する抵抗となるので、融着部29が剥離して不用意に側縁部16c,17cが破れることが防止される。一方、おむつ10を廃棄するために側縁部16c,17cを引き破る際には、縦長の融着部29を伝って破れが進行するので、おむつ10を容易に引き破ることができる。広間隙部41の縦方向Y寸法も特に制限されないが、例えば広間隙部41の両端に位置する融着部29以外の融着部29であって、互いに隣り合う融着部29の間隔の1.5〜10倍の寸法にすることができる。また、広間隙部41の縦方向Y寸法を、融着部29の縦方向Y寸法の2〜5倍にすることができる。
広間隙部41は、ウエスト開口縁26とレッグ開口縁28との間において、レッグ開口縁28よりもウエスト開口縁26に近い位置に配置される。このとき、広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29の間の距離L1(すなわち、広間隙部41の縦方向Y寸法)と、広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29のうち、ウエスト開口縁26に近い側の融着部29において広間隙部41に接する点と、広間隙部41とウエスト開口縁26との間に配置された融着部29のうち、ウエスト開口縁26に最も近い融着部29においてウエスト開口縁26に最も近い点との間の距離L2とを比較したとき、L1の方がL2よりも大きいことが好ましい(図3参照)。ウエスト開口縁26近傍では融着強度が強く出がちであるが、距離L1(すなわち広間隙部41の縦方向Y寸法)が距離L2よりも大きいことで、ウエスト開口縁26近傍の強度が出すぎることがない。一方ウエスト開口縁26近傍の融着部29を引き裂いた力で、距離L2よりも長い距離の広間隙部41を通過することで、縦方向Yに伝わる力が増幅されやすくなる。したがって、広間隙部41をこのような位置に配置すれば、ウエスト開口縁26近傍の不用意な破断を防止しつつも、使用済みのおむつ10を容易に破ることができる。
また、広間隙部41の縦方向Y寸法を、広間隙部41とウエスト開口縁26との離間距離よりも大きくすることができる。広間隙部41の縦方向Y両端には融着部29が必ず位置しているので、広間隙部41とウエスト開口縁26との間には、融着部29が少なくとも1つ配置されている。このように広間隙部41とウエスト開口縁26との間に融着部29を少なくとも1つ配置し、さらに広間隙部41の縦方向Y寸法を、広間隙部41とウエスト開口縁26との離間距離よりも大きくすることにより、ウエスト開口縁26からの不用意な破断を防止しつつも、使用済みのおむつ10を容易に破ることができる。
図3に示すように、複数の融着部29それぞれの形状を半円状とすることができる。さらに、半円状の融着部29の直線部が接合領域15において縦方向Yに延びる仮想直線P上に並び、かつ、曲線部42がおむつ10の横方向X外側に向くようにして配置することができる。このようにすれば、半円状の融着部29の直線部が縦方向Yに並ぶため、おむつ10を破るとき縦方向Yに力を伝え易い。また、直線部と比較すると融着部29の曲線部42には力が伝わりにくいので、おむつ10を破るときの力が縦方向Y以外の方向に分散することが抑制される。別言すれば、各融着部29が曲線部42を有することで、前後ウエストパネル16,17の側縁部16c,17cを引き破る際の力を途切れることなくレッグ開口縁28に向けて伝えることができる。融着部29を半円状にする場合、例えば円の半径を0.5〜1.5mmとし、隣接する融着部29の間隔を0.5〜2.0mmにすることができるが、これに限定されない。また、複数の融着部29の形状は半円状に限定されず、円形、楕円形、またはこれらの組合せにすることもできる。融着部29の形状を楕円形にする場合、楕円形の長軸を縦方向Yに向けることが好ましい。
複数の融着部29の配列の変形例として、広間隙部41の上端とウエスト開口縁26との間に、円状または楕円状の融着部29を少なくとも1つ配置し、広間隙部41の下端とレッグ開口縁28との間に、半円状の融着部29を複数配置することができる(図5参照)。前述のように、直線部と比較すると曲線部42には力が伝わりにくいので、広間隙部41とウエスト開口縁26との間に円状または楕円状の融着部29を配置することにより、おむつ10を使用しているときに、ウエスト開口縁26が不用意に破断することを防止できる。一方、広間隙部41とレッグ開口縁28との間に、半円状の融着部29を複数配置することにより、使用済みのおむつ10を容易に破ることができる。
本実施形態では、前後ウエストパネル16,17のそれぞれに横方向Xに伸長状態で配置した複数条のウエスト弾性部材33のうち、少なくとも1条のウエスト弾性部材33が広間隙部41を横断し、横方向Xにおいて前後ウエストパネル16,17の末端16d,17dまで延在している(図3参照)。広間隙部41からおむつ10の外側に向け横方向Xに延在するウエスト弾性部材33は、おむつ10を使用しているときでも収縮している。また、前後ウエストパネル16,17に配置されたウエスト弾性部材33の両端は、前後ウエストパネル16,17の末端16d,17dに沿って縦方向Yに延びる末端溶着線18において間接的に接合されている。このため、図4に示すように、末端溶着線18と接合領域15との間に位置するシート部材が、ウエスト弾性部材33の収縮により丸まる。広間隙部41では前ウエストパネル16と後ウエストパネル17とは互いに溶着されていないので、おむつ10の使用中に突起物等に引っ掛かり、誤って破れてしまうおそれがある。しかし、広間隙部41に少なくとも1条のウエスト弾性部材33を配置すれば、末端溶着線18と接合領域15との間で丸まったシート部材により広間隙部41が被覆される。これにより、おむつ10の使用中に突起物等が広間隙部41に引っ掛かったとき、おむつ10が誤って破れてしまうことが防止される。なお、図4では理解を容易にするために、広間隙部41の奥に見える融着部29及びその周辺のシート部材を仮想線で示し、また、内層シート21,22に折り重ねられた外層シート23,24の図示を省略している。
また、広間隙部41とウエスト開口縁26との間に、少なくとも1条のウエスト弾性部材33を横方向Xに配置し、横方向Xにおいて前後ウエストパネル16,17の末端16d,17dまで延在させることが好ましい。これにより、おむつ10を使用しているとき、ウエスト開口縁26に誤って裂け目が生じた場合でも、広間隙部41とウエスト開口縁26との間に横方向Xに配置したウエスト弾性部材33により、裂け目が縦方向Yに進行することを抑制できる。これにより、ウエスト開口縁26近傍の不用意な破断を防止しつつも、使用済みのおむつ10を容易に破ることができる。
再び図2を参照して、広間隙部41を、ウエスト開口縁26と、吸収構造体14に含まれる吸収コア32の縦方向Y両端に位置するコア端部32aに接して横方向Xに延びる仮想接線Qとの間に配置することができる。一般に、吸収コア32はウエスト開口縁26から縦方向Yに離れた位置に配置され、吸収コア32とウエスト開口縁26の間には、ウエスト弾性部材33が配置される。このため、おむつ10のウエスト開口縁26に沿って横方向Xに延びる領域は、吸収コア32の横方向X両外側に延びる領域と比較して、横方向Xに伸長し易い。したがって、使用済みのおむつ10を破るとき、おむつ10のウエスト開口縁26に沿って横方向Xに延びる領域を大きく伸長させないと破れが生じない。しかし、広間隙部41を設けることにより、おむつ10のウエスト開口縁26に沿って横方向Xに延びる領域を大きく伸長させることなく破ることが可能になる。
前述のように、前後ウエストパネル16,17では、外層シート23,24が外端縁16a,17aに沿って折り返され、内層シート21,22の肌対向面に重なり合う重層ゾーン19では、シート部材の枚数が多くなっている。したがって、接合領域15のうち、重層ゾーン19と重なる領域に含まれるシート部材の枚数は、接合領域15の残余の領域(すなわち、重層ゾーン19とレッグ開口縁28の間の領域)に含まれるシート部材の枚数よりも多くなっている。本実施形態では、接合領域15の重層ゾーン19と重なる領域に、広間隙部41と、広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29とを配置している。このように、シート部材の枚数が多い領域に広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29を配置することにより、融着部29が配置された領域がおむつ10の使用中に誤って破れてしまうことを防止できる。さらに、シート部材の枚数が多い領域に広間隙部41を配置することにより、シート部材の枚数が多い領域の強度が出過ぎて破りにくくなることを防止できる。
図6(a),(b),(c)は、おむつ10の前ウエスト域11と後ウエスト域12とを接合領域15において分離させるときに要する力を、引張り試験機100(図6(c)参照)を用いて測定する手順を示す図である。
図6(a)は、ウエスト弾性部材33(図2参照)の収縮によって生じていたギャザーが消失する程度にまで緊張させた状態にあるおむつ10から測定用試片90を採取するときの採取位置を示している。おむつ10は、前後ウエスト域11,12を重ね合わせ、おむつ10の横方向X寸法を二分する縦中心線Mに平行する案内線91に沿ってはさみで裁断する。案内線91は、接合領域15から少なくとも30mm離間している。
図6(b)は、引張り試験機100の上部チャック92と下部チャック93とのそれぞれに、試片90の前ウエスト域11の一部と後ウエスト域12の一部とを把持させた状態を示している。チャック92と93との離間寸法Dを20mmにセットし、チャック92と93の間の中央に試片90の接合領域15を位置させて、試片90における前ウエスト域11の頂縁11aおよび後ウエスト域12の頂縁12a(すなわちウエスト開口縁26)から15−20mmまでの部分94を把持させた。
図6(c)は、下部チャック93を固定し、上部チャック92を500mm/minの速度で上昇させる過程で観察された試片90の挙動を示す写真である。試片90では、チャック92が上昇するに従い、前ウエスト域11と後ウエスト域12との接合領域15における分離が進行する。
図7(a),(b)は、引張り試験機100を用いて試片90の前ウエスト域11と後ウエスト域12とを分離させる際に要した力の測定結果を例示する図である。測定は、2個のおむつ10から作成した4つの試片90について行った。また、測定に供したおむつ10では、内層シート21,22及び外層シート23,24に、芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリエチレンであって、繊度が1.3dtexの複合繊維で形成され、単位面積当たり質量が15g/mのスパンボンド不織布を使用した。
図7(a)は、図3に例示した半円形の接合領域15を有するおむつ10についての測定結果である。図7(a)の横軸は、mm単位で表す上部チャック92の移動距離(ストローク)であり、縦軸は引張り試験機100で検出された力(単位N)、すなわち前ウエスト域11と後ウエスト域12との分離に要した力である。図7(a)の紙面上方には、接合領域15における融着部29の配置パターンを図示している。ただし、図7(a)は測定例の1つであり、上部チャック92のストロークと融着部29の位置とが常に図示の関係にあるとは限らない。すなわち、図7(a)は、引張り試験機100で検出される力のピークが、そのピークの直上に図示されている融着部29の部分で現れることを示すものではない。図7(a)に示すように、測定開始後、引張り試験機100で検出された力は2〜6Nの間で安定していた。その後、全ストロークの80%を超えたとき一時的に8N以上に上昇するピークを2回生じた後、前ウエスト域11と後ウエスト域12とが完全に分離した。これは、前ウエスト域11と後ウエスト域12とを、ウエスト開口縁26から破って分離させるとき、破り始めからレッグ開口縁28の近くまで、2〜6Nの比較的小さな力で安定して破ることができることを意味している。なお、測定に供した4つの試片90は、いずれも図7(a)と同様の結果を示した。
接合領域15に半円形の融着部29を図7(a)に示すパターンで配置したおむつ10について、前ウエスト域11と後ウエスト域12のウエスト開口縁26側を15mmずつ手で掴んで前後ウエスト域11,12を分離したところ、分離を開始した直後においてのみ手に抵抗を感じたが、その後はほぼ一様な力でスムーズに分離できた。また、このおむつ10から採取した20個の試片90について一人の作業者が手で前ウエスト域11と後ウエスト域12とを分離したところ、前ウエスト域11及び後ウエスト域12のいずれにおいても、接合領域15の延在方向から外れて裂けることはなかった。すなわち、接合領域15の横裂けは生じなかった。
図7(b)は、従来のパターンで融着部29を接合領域15に配列した比較例のおむつ10について、前ウエスト域11と後ウエスト域12とを接合領域15において分離させるときに要する力を測定した結果を表す図である。比較例のおむつ10は、接合領域15に三角形の融着部29が図7(b)に示すパターンで配列されている点を除き、図7(a)に示す測定で使用したおむつ10と同じである。
図7(b)に示すように、比較例のおむつ10では、測定開始後、引張り試験機100で検出された力が急激に増加して約14Nに達した後、徐々に4Nまで低下し、再度約14Nまで急増した後、前ウエスト域11と後ウエスト域12とが完全に分離した。これは、前ウエスト域11と後ウエスト域12とをウエスト開口縁26から破って分離させるとき、破り始めに大きな力が必要であり、その後も力の変動幅が大きいことを意味している。実際に、図7の(b)の測定に供した比較例のおむつ10の前後ウエスト域11,12を手で分離してみると、分離に要する力が全般的に高く、しかも力の大きさの変化が激しかった。また、比較例のおむつ10個から採取した20個の試片90を一人の作業者が手で分離したところ、3個の試片について、前ウエスト域11または後ウエスト域12に横裂けが生じた。
本発明について実施形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず種々変更して実施することができる。
例えば上記の実施形態では、外層シート23,24を折り返すことにより、広間隙部41及び広間隙部41の縦方向Y両端に位置する融着部29が配置される領域に含まれるシート部材の枚数を多くする例を説明した。これに代えて、接合領域15に広間隙部41及び広間隙部41の縦方向Y両端に位置する2つの融着部29を配置する領域に、前後ウエストパネル16,17とは別のシート部材を積層して、シート部材の枚数を多くすることもできる。この場合、別のシート部材を接合領域15だけに積層することもできるし、前後ウエストパネル16,17の外端縁16a,17aの全長に沿って積層することもできる。
また上記の実施形態では、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、股間域13とを別体の部材で形成した場合を例に説明したが、前後ウエスト域11,12と股間域13を一体のシャーシとして形成した、いわゆるオープン型おむつでも本発明を実施することができる。さらに、吸収構造体14に公知の防漏カフを追加することもできるし、前後ウエスト域11,12にグラフィックシートを配置するとともに、グラフィックシートと重なるウエスト弾性部材33の弾性を消失させることもできる。
10 使い捨て着用物品(使い捨ておむつ)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 股間域
14 吸収構造体
15 接合領域
16c 前ウエスト域(前ウエストパネル)の側縁部
16d 前ウエスト域(前ウエストパネル)の末端
17c 後ウエスト域(後ウエストパネル)の側縁部
17d 後ウエスト域(後ウエストパネル)の末端
21 内層シート(シート部材)
22 内層シート(シート部材)
23 外層シート(シート部材)
24 外層シート(シート部材)
25 ウエスト開口
26 ウエスト開口縁
27 レッグ開口
28 レッグ開口縁
29 融着部
32 吸収コア
32a コア端部
33 ウエスト弾性部材
41 広間隙部
42 曲線部
P 仮想直線
Q 仮想接線
X 横方向
Y 縦方向

Claims (7)

  1. 縦方向と横方向を有し、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域の間に位置する股間域とを備え、前記前ウエスト域の側縁部と前記後ウエスト域の側縁部とが、前記縦方向に延びる接合領域において互いに接合されてウエスト開口と一対のレッグ開口とが形成される使い捨て着用物品であって、
    前記接合領域は、前記ウエスト開口を形成するウエスト開口縁から、前記レッグ開口を形成するレッグ開口縁に至り、
    前記接合領域には、前記縦方向に間隔を置いて配列されて前記前ウエスト域と前記後ウエスト域とを接合する複数の融着部と、隣接する前記融着部どうしの間隔が、他の隣接する前記融着部どうしの間隔よりも大きい広間隙部とが含まれ、
    前記融着部は、円状であるか、前記縦方向へ延びる直線部と、前記直線部の両端から前記横方向へ延びる曲線部とを有する半円状であるかのいずれかであり、
    前記広間隙部が、前記ウエスト開口縁と、前記レッグ開口縁との間において、前記ウエスト開口縁寄りに位置し、
    前記縦方向における最も上方に前記円状の前記融着部が位置する一方、前記円状の前記融着部の下方に複数の半円状の前記融着部が位置し、
    前記半円状の前記融着部の直線部は前記縦方向へ延びる仮想直線上に並び、前記曲線部が前記横方向外側に向くように配置され、
    前記仮想直線と、前記円状の前記融着部とが交差することを特徴とする使い捨て着用物品。
  2. さらに前記股間域から前記前後ウエスト域に向けて延在する吸収構造体を備え、
    前記吸収構造体に吸収コアが含まれ、
    前記広間隙部が、前記ウエスト開口縁と、前記吸収コアの前記縦方向両端に位置するコア端部に接して前記横方向に延びる仮想接線との間に位置する、請求項1に記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記前後ウエスト域に互いに重なり合う複数枚のシート部材が含まれ、前記接合領域において前記広間隙部と前記広間隙部の縦方向両端に位置する前記融着部とが配置される領域に含まれる前記シート部材の枚数の方が、前記接合領域の残余の領域に含まれる前記シート部材の枚数よりも多い、請求項1または2に記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記前後ウエスト域に、前記横方向に延びる複数条のウエスト弾性部材が配置され、少なくとも1条の前記ウエスト弾性部材が前記広間隙部を横断し、前記横方向において前記前後ウエスト域の末端まで延在する、請求項1から3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記融着部において、前記縦方向に前記接合領域を引き裂くための力よりも、前記横方向に前記接合領域を引き裂くための力の方が大きい、請求項1からのいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記広間隙部の前記縦方向両端に位置する2つの融着部の間の距離L1と、
    前記広間隙部の前記縦方向両端に位置する2つの融着部のうち、前記ウエスト開口縁に近い側の前記融着部において前記広間隙部に接する点と、前記広間隙部と前記ウエスト開口縁との間に配置された前記融着部のうち、前記ウエスト開口縁に最も近い前記融着部において前記ウエスト開口縁に最も近い点との間の距離L2とを比較したとき、
    前記距離L1の方が前記距離L2よりも大きい、請求項1からのいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記広間隙部の縦方向寸法が、前記広間隙部と前記ウエスト開口縁との間の距離よりも大きい、請求項1からのいずれかに記載の使い捨て着用物品。
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