JP6417846B2 - 弦楽器 - Google Patents
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Description
<弦楽器>
図1及び図2の弦楽器1は、響板2を有する中空状のボディ3と、響板2の内面に付設される響棒4と、響棒4に固定される振動センサ5とを主に備える。また、弦楽器1は、ボディ3に連結され、響板2の一端側から延びるネック6と、ネック6の一端側に設けられるヘッド7と、響板2の外面に設けられるブリッジ8と、ブリッジ8の表面に設けられるサドル9と、ヘッド7及びサドル9に懸架される複数の弦10とを備える。複数の弦10は、ヘッド7に設けられる複数のペグ11に一端側が巻きつけられて固定され、かつ他端側がサドル9に支持された上、ブリッジ8に設けられる複数のピン12に固定されている。弦楽器1は、弦10の振動を振動センサ5によって電気信号に変換して出力するエレクトリックアコースティックギターとして構成されている。
ボディ3は、対向する響板2及び裏板13並びに側板14を有する。響板2は、ネック6の他端とブリッジ8との間に響孔15を有する。ボディ3の形成材料としては、特に限定されないが、典型的には木材が用いられる。
振動センサ5は、響棒4の裏面側に固定されている。具体的には、振動センサ5は、第一棒4aのプレート16と隣接する部分の裏面側に固定されている。つまり、振動センサ5と響板2とは離れている。また、振動センサ5は、響板2の厚み方向に振幅する振動を検出する。振動センサ5を響棒4に固定する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば粘着テープや接着剤等で固定する方法が挙げられる。なお、「響棒の裏面」とは、響棒の響板と接する面の反対側の面をいう。
当該弦楽器1は、響板2の内面に付設される響棒4に振動センサ5を固定する。当該弦楽器1は、振動センサ5が直接響板2に取り付けられないため、振動センサ5によって響板の振動を阻害するおそれが少ない。また、当該弦楽器1は、響板2の内面に付設される響棒4に振動センサ5が固定され、弦10の振動が響板2に伝えられる伝達経路に振動センサ5が介在されないため、弦10から響板2への振動の伝達が振動センサ5によって阻害されるおそれが少ない。そのため、当該弦楽器1は、弦10の振動に近い振動を響板2に伝達しつつ、この響板2の特性を含んだ振動を振動センサ5によって検出して的確に電気信号に変換することができる。また、一般に響板2に対する弦10の振動は、響棒4によって内面から支持された部位に対して比較的素早く伝わる傾向がある。そのため、当該弦楽器1は、このように弦10の振動が素早く伝達される部位の内面に付設される響棒4に振動センサ5を固定することによって、弦10の振動に近い立ち上がりの早い振動を的確に検出して電気信号に変換することができる。
<弦楽器>
図3の弦楽器21は、響板2を有する中空状のボディ3と、響板2の内面に付設される響棒4と、響棒4に固定される振動センサ22とを主に備える。図3の弦楽器21は、振動センサ22の固定箇所が異なる以外、図1の弦楽器1と同様の構成を有する。そのため、振動センサ22以外については、図1の弦楽器1と同一符号を付して説明を省略する。
振動センサ22は、響棒4の裏面側に固定されている。具体的には、振動センサ22は、プレート16よりも外側位置において第一棒4aの内側面に一端が固定され、かつ他端がネック6の中心軸方向に向けて延びる第三棒4c及び第四棒4dのうち、外側に設けられる第四棒4dの裏面側に固定されている。つまり、振動センサ22と響板2とは離れている。また、振動センサ22は、響板2の厚み方向に振幅する振動を検出する。振動センサ22を響棒4に固定する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば粘着テープや接着剤等で固定する方法が挙げられる。
当該弦楽器21は、振動センサ22が第四棒4dに固定されているので、ブリッジを介して響板2に伝えられる弦の振動を的確に検出することができる。また、当該弦楽器21は、振動センサ22の固定箇所がプレート16から比較的離れていることに基づいて、響板2の振動に基づく余韻感を含んだ信号を出力することができる。
なお、本発明に係る弦楽器は、前記態様の他、種々の変更、改変を施した態様で実施することができる。例えば、前記響棒に固定される前記振動センサは、必ずしも1個である必要はなく、2個以上の振動センサが前記響棒に固定されてもよい。また、前記響棒に複数の振動センサが固定される場合、少なくとも1個の振動センサが前記響板の厚み方向に振幅する振動を検出可能である限り、他の振動センサの振動検出方向については特に限定されない。
対向する響板及び裏板並びに側板を有する中空状のボディと、前記響板の内面に付設される響棒と、前記ボディに連結され、前記響板の一端側から延びるネックと、前記ネックの一端側に設けられるヘッドと、前記響板の外面に設けられるブリッジと、前記ブリッジの表面に設けられるサドルと、前記ヘッド及び前記サドルに懸架される複数の弦とを備え、前記響板の前記ネックの他端及び前記ブリッジの間に響孔を有する弦楽器本体を用意した。前記ブリッジは、前記響板を挟んで対向する位置に設けられるプレートと連結されることで前記響板の表面に固定される構成とした。また、図6に示すように、前記響棒は、響孔51とプレート52との間において交叉されると共に、各端部が響板53の端縁付近に固定される第一棒54a及び第二棒54bと、プレート52よりも外側位置において第一棒54aの内側面に一端が固定され、かつ他端が前記ネックの中心軸方向に向けて延びる第三棒54cと、第三棒54cよりも外側位置において第一棒54aの内側面に一端が固定され、かつ他端が前記ネックの中心軸方向に向けて延びる第四棒54dとを有する構成とした。さらに、加速度センサを第一棒54aの裏面側のプレート52と隣接される箇所Aに固定して実施例1の弦楽器を得た。
実施例1と同様の弦楽器本体を用い、プレート52の裏面Bに実施例1と同様の加速度センサを固定して比較例1の弦楽器を得た。
実施例1と同様の弦楽器本体を用い、響板53の裏面における第四棒54dよりも外側位置Cに実施例1と同様の加速度センサを固定して比較例2の弦楽器を得た。
2、53 響板
3 ボディ
4、32、42、47、54 響棒
4a〜4d、42a〜42j、47a〜47l、54a〜54d 棒
5、22、31 振動センサ
6 ネック
7 ヘッド
8 ブリッジ
9 サドル
10 弦
11 ペグ
12 ピン
13 裏板
14 側板
15、41、46、51 響孔
16、52 プレート
17 補強板
33、34 支持部材
Claims (2)
- 響板を有する中空状のボディと、前記響板の内面に付設される響棒と、前記響棒に固定される振動センサと、前記ボディに連結され、前記響板の一端側から延びるネックとを備え、
前記響棒が、前記響板の内面の中央部でX状に結合される第一棒及び第二棒を有し、
前記第一棒及び第二棒の結合部分を前記ネックの中心軸が通り、
前記振動センサが、前記第一棒又は第二棒に固定される弦楽器。 - 響板を有する中空状のボディと、前記響板の内面に付設される響棒と、前記響棒に固定される振動センサと、前記ボディに連結され、前記響板の一端側から延びるネックとを備え、
前記響棒が、前記響板の内面の中央部でX状に結合される第一棒及び第二棒を有し、
前記第一棒及び第二棒の結合部分を前記ネックの中心軸が通り、
前記響棒が、前記第一棒の内面側に一端が固定され、かつ他端が前記ネックの中心軸方向に向けて延びる第三棒及び第四棒をさらに有し、
前記第四棒が、前記第三棒より外側に設けられ、
前記振動センサが、前記第四棒に固定される弦楽器。
Priority Applications (1)
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JP2014213134A JP6417846B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 弦楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014213134A JP6417846B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 弦楽器 |
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Family Applications (1)
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JP2014213134A Active JP6417846B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 弦楽器 |
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2014
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