JP2023012433A - 楽器 - Google Patents

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潤 石井
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Abstract

【課題】加振器を音響部に取り付けても、音響部から放音される音の周波数特性の変化を抑制できる楽器を提供する。【解決手段】楽器は、振動に応じて音を響かせる音響部15と、加振器本体33及び加振器本体33に対して振動する振動部34を有し、音響部15を加振する加振器31と、音響部15に取り付けられ、振動部34から音響部15に振動が伝わるように加振器本体33を支持する支持部32と、を備える。支持部32は、加振器本体33が音響部15に対して弾性的に変位するように加振器本体33を支持する。加振器本体33及び支持部32からなる振動系の共振周波数は、音響部15の最も低い共振周波数よりも低い。【選択図】図3

Description

本発明は、楽器に関する。
従来、楽器の中には、響板等を加振器によって加振して放音するものがある。特許文献1には、このような楽器として、ボディの裏板に、入力された信号に応じて当該裏板を振動させる加振器を取り付けたアコースティックギターが開示されている。特許文献1のアコースティックギターには、裏板から延びる脚部(支持部)と、脚部の先端に固定されて裏板に対向するように配置されたブラケットと、が設けられている。加振器は裏板及びブラケットに取り付けられている。また、このアコースティックギターでは、裏板の振動に基づいてブラケットに作用する応力を軽減するために、脚部の剛性をブラケットの剛性よりも低く設定している。
特許第6524927号公報
ところで、アコースティックギターの裏板のように振動に応じて音を響かせる音響部に対し、所定の重さを有する加振器が取り付けられていると、音響部の振動特性は加振器の重さの影響を受ける。このため、音響部の振動特性が、加振器が取り付けられていない場合の振動特性と異なってしまう。すなわち、振動により音響部から放音される音の周波数特性(楽器の音響特性)が、加振器の有無によって変わってしまう、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、加振器を音響部に取り付けても、音響部から放音される音の周波数特性の変化を抑制できる楽器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、振動に応じて音を響かせる音響部と、加振器本体及び前記加振器本体に対して振動する振動部を有し、前記音響部を加振する加振器と、前記音響部に取り付けられ、前記振動部から前記音響部に振動が伝わるように前記加振器本体を支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記加振器本体が前記音響部に対して弾性的に変位するように前記加振器本体を支持し、前記加振器本体及び前記支持部からなる振動系の共振周波数が、前記音響部の最も低い共振周波数よりも低い楽器である。
本発明によれば、加振器を音響部に取り付けても、音響部から放音される音の周波数特性の変化を抑制することができる。
本発明の第一実施形態に係るギターを示す正面図である。 図1のギターにおいて、ボディの裏板の内側部分を示す平面図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 図1~3のギターにおいて、ギター本体(裏板)、並びに、加振器本体及び支持部からなる振動系の周波数特性の一例を示すグラフである。 本発明の第二実施形態に係るギターの要部を示す断面図である。 図5の支持部を示す斜視図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1~4を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の楽器は、アコースティックギター1(以下、単にギター1と呼ぶ。)である。ギター1は、ギター本体10(楽器本体)と、加振装置30と、を備える。ギター本体10は、ボディ11と、ネック12と、弦13と、を備える。
ボディ11は、内部に空洞を有する箱状に形成されている。ボディ11は、表板14、裏板15及び側板16を有する。表板14及び裏板15は、互いに同一形状とされた平板である。表板14と裏板15とは、これらの板厚方向に互いに間隔をあけて配される。側板16は、裏板15の周縁から表板14の周縁まで延びる。これら表板14、裏板15及び側板16によって、内部に空洞を有するボディ11が構成される。以下の説明では、表板14と裏板15とが並ぶ方向(Z軸方向)を上下方向と呼ぶことがある。
表板14には、その板厚方向に貫通する響孔17(サウンドホール)が形成されている。響孔17は、ボディ11の空洞をボディ11の外側の空間につなぐ。また、表板14の外面には、弦13の長手方向の第一端を留めるブリッジ18が設けられている。
ネック12は、ボディ11から、上下方向(Z軸方向)に概ね直交する方向に延びている。ネック12の先端には、弦13の長手方向の第二端側を巻き取るためのヘッド19が設けられている。以下の説明では、上下方向に直交し、ネック12が主に延びる方向(Y軸方向)を前後方向と呼ぶことがある。また、上下方向及び前後方向に直交する方向を左右方向(X軸方向)と呼ぶことがある。
弦13は、前後方向においてボディ11とネック12とにわたって張られている。具体的には、弦13の第一端がボディ11のブリッジ18に留められ、弦13の第二端側がヘッド19において巻き取られる。これにより、弦13は、ブリッジ18とヘッド19との間で張られる。
弦13と表板14の外面との間には、振動伝達部20(サドル)が設けられている。これにより、ギター1では、弦13の振動が振動伝達部20を介して表板14に伝達されることで、表板14が振動し、また、裏板15や側板16も振動する。これにより、ボディ11内(空洞)の空気が共鳴し、音がボディ11の外側に放射される。
ボディ11の裏板15は、上下方向において表板14に対向する内側面15aを有する。図2に示すように、裏板15の内側面15aには、剥ぎ止め23と四つの響棒24とが取り付けられている。剥ぎ止め23及び響棒24は、それぞれ内側面15aに対して接着等によって所定の位置に固定されている。図2に例示する剥ぎ止め23及び響棒24の形状、本数、位置等は、一例であり、裏板15の剛性を高める目的やギター1の音色を調整する図る目的などに応じて、位置等は適宜変更されてよい。
図2において、剥ぎ止め23は、内側面15aに沿って延びる帯板状に形成されている。剥ぎ止め23は、その長手方向が前後方向に向くように、左右方向における裏板15の内側面15aの中央部に配置されている。剥ぎ止め23は、二枚の板材を左右方向の中央で接着して構成された裏板15の接着の剥がれを防ぐ。
四つの響棒24は、それぞれ内側面15aに沿って延びる棒状に形成されている。各響棒24は、その長手方向が左右方向に向くように配置されている。四つの響棒24は、前後方向に間隔をあけて並んでいる。裏板15のうち響棒24を設けた部分は、裏板15の他の部分と比較して剛性が高い。このため、裏板15のうち響棒24の設置部分は、裏板15の他の部分よりも振動し難く、振動の節となる可能性が高い。
図3に示すように、加振装置30は、加振器31と、支持部32と、を備える。
加振器31は、前述したボディ11の裏板15を加振する。加振器31は、加振器本体33と、加振器本体33に対して一方向に振動する振動部34と、を有する。加振器31は、図示しない出力装置に接続される。加振器31は、出力装置と有線で接続されてもよいし、あるいは、加振器31に設けられた無線ユニットが出力装置からの信号を受信するように出力装置と無線で接続されてもよい。出力装置は、楽曲データや音響・音声のデータを記憶しており、それらのデータに基づく加振信号(電気信号)を出力する。出力装置が加振信号を出力し、加振器31が当該加振信号を受けることで、加振信号に基づき振動部34が加振器本体33に対して振動する。加振器31は、例えばボイスコイル型のアクチュエータであってよい。この場合、加振器本体33が磁性体部を有し、振動部34がボイスコイルを有してよい。加振器本体33の重量は、振動部34の重量と比較して十分に重い。これにより、振動部34を加振器本体33に対して振動させることができる。
支持部32は、裏板15と加振器本体33との間に介在している。支持部32は、裏板15の内側面15aに取り付けられている。支持部32は、振動部34が裏板15の内側面15aに接触するように、また、加振器本体33が裏板15に対して弾性的に変位するように、加振器本体33を支持する。以下、支持部32の具体的な構成について説明する。
支持部32は、支持脚35と、ブラケット36と、を備える。支持脚35は、裏板15の内側面15aから上方(Z軸正方向)に延びている。本実施形態では、二つの支持脚35が、裏板15の内側面15aにおいて前後方向に隣り合う二つの響棒24にそれぞれ固定されている。支持脚35は、接着剤(不図示)等によって響棒24に固定されてよい。
ブラケット36は、加振器本体33を固定する部材である。ブラケット36は、上下方向を厚さ方向とする板状又はシート状に形成されている。ブラケット36は、支持脚35の先端に設けられている。具体的には、ブラケット36の縁部分が支持脚35によって支持されている。これにより、ブラケット36は、上下方向において裏板15の内側面15aに対して間隔をあけて配置される。ブラケット36は、ネジや接着剤(不図示)等によって支持脚35の先端に固定されてよい。
裏板15の内側面15aに対向するブラケット36の対向面36a側には、加振器本体33が固定されている。加振器本体33は、ネジや接着剤(不図示)等によってブラケット36に固定されてよい。加振器本体33がブラケット36に固定された状態では、振動部34が裏板15の内側面15aに接触する。実際に、振動部34は、裏板15の内側面15aに接着等によって固定される。
以上のように構成される本実施形態のギター1では、加振器31が、不図示の出力装置から出力された加振信号(電気信号)を受けることで、振動部34が加振器本体33に対して上下方向に振動する。これにより、裏板15が上下方向に振動して、加振器31の振動を音響放射に変換する。本実施形態では、裏板15が振動に応じて音を響かせる音響部として構成されている。
支持部32は、当該支持部32及び加振器本体33からなる振動系の共振周波数が裏板15の共振周波数よりも低くなるように構成されている。「共振周波数」は、固有振動数、あるいは、振動のピークとなる周波数、と表現されてもよい。
本実施形態では、支持部32のブラケット36が可撓性を有している。すなわち、ブラケット36は容易に変形しやすい。ブラケット36が可撓性を有するためには、例えばブラケット36の厚さを薄く(例えば1mm以下に)設定すればよい。ブラケット36を構成する材料は、樹脂材料や金属材料などであってよい。また、ブラケット36は支持脚35よりも容易に変形しやすい、すなわち、ブラケット36の剛性は支持脚35の剛性よりも低い。
可撓性を有するブラケット36が支持部32の構成要素として採用されることで、支持部32及び加振器本体33からなる振動系の共振周波数が裏板15の共振周波数よりも低くなっている。また、ブラケット36が可撓性を有していることで、ブラケット36に固定された加振器本体33は裏板15に対して弾性的に変位することができる。
支持部32及び加振器本体33からなる振動系の共振周波数が裏板15の共振周波数よりも低い点について、図4を参照して説明する。図4のグラフでは、ギター本体10の周波数特性、並びに、本実施形態の支持部32及び加振器本体33からなる振動系の周波数特性の一例を示している。
ギター本体10の周波数特性は、例えば以下のようにして測定される。先ず、無響室において、ヘッド19を上側にした状態でギター本体10を吊し、ボディ11の響孔17の近くにギター本体10から発生した音(音圧レベル)を測定するマイクを設置しておく。この状態において、裏板15に取り付けたアクチュエータに様々な周波数の加振信号を入力し、マイクで取得したギター本体10の音圧レベルに基づいて、ギター本体10の周波数特性を測定する。この際、2次高調波を同時に測定してもよい。ここで使用するアクチュエータは、例えば本実施形態の加振装置30であってよい。
上記のように測定されたギター本体10の周波数特性では、図4に示すように、一次共振周波数F1と、一次共振周波数F1よりも高い周波数の二次共振周波数F2とが現れている。なお、ギター本体10の周波数特性では、一次共振周波数F1よりも低い周波数の共振周波数F0が現れているが、当該共振周波数F0は、アクチュエータの共振によるピーク周波数であり、ギター本体10の周波数特性には含まれない。なお、ギター本体10の振動では、表板14や裏板15の振動が主体となるため、ギター本体10の周波数特性は、裏板15の周波数特性と実質的に同一と見なしてよい。
支持部32及び加振器本体33からなる振動系の周波数特性は、例えば以下のようにして測定される。先ず、支持部32及び加振器本体33を含む加振装置30を、図3に示したようにギター本体10の裏板15に取り付ける。次に、ギター本体10を吊るした状態で加振装置30の加振器31に様々な周波数の加振信号を入力して振動部34及び裏板15を振動させる。この状態で、インピーダンスアナライザにより支持部32及び加振器本体33を含む構造体の電気的インピーダンスの絶対値[Ω]を計測する。図4に示す支持部32及び加振器本体33からなる振動系の周波数特性は、計測された電気的インピーダンスの絶対値[Ω]のデータで示されている。
上記のようにして得られた支持部32及び加振器本体33からなる振動系の周波数特性では、その共振周波数f0が、ギター本体10(裏板15)の一次共振周波数F1よりも低くなっている。
以上説明したように、本実施形態のギター1では、加振器本体33及び支持部32からなる振動系の共振周波数が、裏板15(音響部)の最も低い共振周波数(一次共振周波数F1)よりも低い。これにより、裏板15がその共振周波数で振動しても、加振器31が裏板15の振動に追従することを抑制できる。すなわち、裏板15の振動特性が加振器31(特に加振器本体33)の重さの影響を受けることを軽減できる。したがって、加振器31が裏板15に取り付けられていても、裏板15から放音される音の周波数特性の変化を抑制することができる。
また、本実施形態のギター1では、支持部32が、裏板15から延びる支持脚35と、支持脚35の先端に設けられて、加振器本体33を固定するブラケット36と、を有する。そして、ブラケット36が可撓性を有している。ブラケット36が可撓性を有することで当該ブラケット36の剛性を低く抑えることができる。ブラケット36の剛性を低くすることで、加振器本体33及び支持部32からなる振動系の共振周波数を確実に低くすることができる。
また、本実施形態のギター1によれば、支持部32の支持脚35が裏板15のうち響棒24が設けられた部分に固定されている。これにより、裏板15に対する支持部32の設置に伴って、裏板15の振動特性が変化すること抑制することができる。
〔第二実施形態〕
次に、主に図5,6を参照して本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
第二実施形態のギターは、図1に示した第一実施形態のギター1と同様に、ギター本体10及び図5に示す加振装置30Cを備える。図5に示すように、第二実施形態の加振装置30Cの支持部32Cは、第一実施形態と同様に、複数の支持脚35及びブラケット36Cを備える。ただし、第二実施形態のブラケット36Cは、裏板15と加振器本体33とを加振器31の振動方向(Z軸方向)に相対的に変位させるように弾性変形する弾性部位として機能する。以下、ブラケット36Cの具体的な構成について説明する。
ブラケット36Cは、第一実施形態と同様に、上下方向(Z軸方向)を厚さ方向とする板状又はシート状に形成されている。図6に示すように、ブラケット36Cは、外周部37Cと、内周部38Cと、腕部39Cと、を有する。
ブラケット36Cの厚さ方向(Z軸方向)から見て、外周部37Cは環状(図6では円環状)に形成されている。支持脚35は、外周部37Cに取り付けられ、外周部37Cの周方向に間隔をあけて複数(図6では三つ)配列されている。
内周部38Cは外周部37Cの内側に間隔をあけて配置されている。図6において内周部38Cは円形状に形成されているが、これに限ることはない。腕部39Cは、弾性的に伸縮可能に形成され、外周部37Cと内周部38Cとを連結している。腕部39Cは、外周部37C及び内周部38Cの周方向に間隔をあけて複数(図6では三つ)配列されている。これにより、内周部38Cは、外周部37Cに対してブラケット36Cの厚さ方向(Z軸方向)に弾性的に変位可能となっている。
図6の支持部32Cでは、支持脚35と腕部39Cとが外周部37Cの周方向において互いにずれた位置に配されているが、例えば周方向において互いに同じ位置に配されてもよい。
図5に示すように、第二実施形態の支持部32Cは、上下方向においてブラケット36C(特に内周部38C)が裏板15の内側面15aに対向するように裏板15に取り付けられる。加振器本体33は、裏板15に対向する内周部38Cの対向面38Ca側に固定されている。加振器本体33を内周部38Cに固定した状態において、加振器31の振動方向は上下方向に向いている。これにより、腕部39Cを弾性変形させることで、ブラケット36Cの内周部38C及び加振器本体33を裏板15に対して加振器31の振動方向に弾性的に変位させることができる。
第二実施形態では、支持部32Cのブラケット36Cが弾性部位として機能することで、支持部32C及び加振器本体33からなる振動系の共振周波数が裏板15の共振周波数よりも低くなる。
第二実施形態のギターによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、第二実施形態のギターによれば、支持部32Cが加振器本体33を裏板15に対して加振器31の振動方向に弾性的に変位させる弾性部位を含むことで、加振器本体33及び支持部32Cからなる振動系の共振周波数を、確実に裏板15の最も低い共振周波数(一次共振周波数F1)よりも低くすることができる。
第二実施形態において、支持部32Cの弾性部位は、例えば弾性的に伸縮可能な支持部32Cの接着剤(不図示)であってもよい。支持部32Cの接着剤は、例えば、支持脚35と裏板15や響棒24とを接着する接着剤、支持脚35の先端とブラケット36Cとを接着する接着剤、ブラケット36Cと加振器本体33とを接着する接着剤であってよい。この場合には、接着剤の弾性的な伸縮によって、加振器本体33を裏板15に対して加振器31の振動方向に弾性的に変位させることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明において、加振器31の振動部34は、例えば裏板15に接触しなくてもよく、少なくとも振動部34から裏板15に振動が伝わるように設けられていればよい。
本発明において、ギターは、例えばエレクトリック・アコースティックギターであってもよい。この場合、ギターは、例えば、弦13の振動をピックアップによって電気信号に変換したものを加振装置30,30Cの加振器31に入力して裏板15を振動させるように構成されてよい。
本発明の楽器は、ギターに限らず、他の弦楽器や、ピアノ、打楽器等であってよい。本発明の音響部は、例えば、振動に応じて音を放射するピアノの響板、ドラムのヘッド(膜)などであってもよい。
1…ギター(楽器)、15…裏板(音響部)、31…加振器、32,32C…支持部、33…加振器本体、34…振動部、35…支持脚、36…ブラケット、36C…ブラケット(弾性部位)

Claims (5)

  1. 振動に応じて音を響かせる音響部と、
    加振器本体及び前記加振器本体に対して振動する振動部を有し、前記音響部を加振する加振器と、
    前記音響部に取り付けられ、前記振動部から前記音響部に振動が伝わるように前記加振器本体を支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、前記加振器本体が前記音響部に対して弾性的に変位するように前記加振器本体を支持し、
    前記加振器本体及び前記支持部からなる振動系の共振周波数が、前記音響部の最も低い共振周波数よりも低い楽器。
  2. 前記支持部は、前記音響部から延びる支持脚と、前記支持脚の先端に設けられて、前記加振器本体を固定するブラケットと、を備え、
    前記ブラケットが可撓性を有している請求項1に記載の楽器。
  3. 前記支持部は、前記加振器本体と前記音響部とを前記加振器の振動方向に相対的に変位させるように弾性変形する弾性部位を含む請求項1又は請求項2に記載の楽器。
  4. 前記支持部は、前記音響部から延びる支持脚と、前記支持脚の先端に設けられて、前記加振器本体を固定するブラケットと、を備え、
    前記弾性部位は、前記ブラケットによって構成されている請求項3に記載の楽器。
  5. 前記弾性部位は、接着剤によって構成されている請求項3に記載の楽器。
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