JP2002369285A - 線材を振動させることにより音を出すスピーカ - Google Patents
線材を振動させることにより音を出すスピーカInfo
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- JP2002369285A JP2002369285A JP2001212839A JP2001212839A JP2002369285A JP 2002369285 A JP2002369285 A JP 2002369285A JP 2001212839 A JP2001212839 A JP 2001212839A JP 2001212839 A JP2001212839 A JP 2001212839A JP 2002369285 A JP2002369285 A JP 2002369285A
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弦楽器は、弦の振動を響板と響胴で増幅する
ことにより、音を発生させる。これと同様に、コーン紙
ではなく、弦を振動させることにより音を発生させるス
ピーカを作る。 【構成】 響板2の表面に駒9を介して線材すなわち弦
7を張る。この弦7にスピーカの駆動部4を結合し、弦
7を振動させ音を出す。
ことにより、音を発生させる。これと同様に、コーン紙
ではなく、弦を振動させることにより音を発生させるス
ピーカを作る。 【構成】 響板2の表面に駒9を介して線材すなわち弦
7を張る。この弦7にスピーカの駆動部4を結合し、弦
7を振動させ音を出す。
Description
【001】本発明は、スピーカの振動部と、真ちゅうや
鉄などの線材すなわち弦とを結合し、弦を振動させ音を
発生させるスピーカである。弦を響胴の響板上に張るこ
とにより音量を大きくすることが可能である。
鉄などの線材すなわち弦とを結合し、弦を振動させ音を
発生させるスピーカである。弦を響胴の響板上に張るこ
とにより音量を大きくすることが可能である。
【002】従来、スピーカはコーン紙などの面を振動さ
せることにより音を発生させている。これは、膜面の振
動により音を発生する太鼓など打楽器の音の発生様式と
似たものであり、聴取者は直接音を聞くことになる。一
方、ピアノやバイオリンなど弦楽器では、弦の振動を響
板および響胴により増幅し、音を発生させる。この場合
には聴取者は間接音を聞くことになる。このことは、コ
ーン紙などの面を振動させる形式のスピーカでは、弦楽
器などの音を再生するには不向きなところもあることを
示している。
せることにより音を発生させている。これは、膜面の振
動により音を発生する太鼓など打楽器の音の発生様式と
似たものであり、聴取者は直接音を聞くことになる。一
方、ピアノやバイオリンなど弦楽器では、弦の振動を響
板および響胴により増幅し、音を発生させる。この場合
には聴取者は間接音を聞くことになる。このことは、コ
ーン紙などの面を振動させる形式のスピーカでは、弦楽
器などの音を再生するには不向きなところもあることを
示している。
【003】本発明のスピーカでは、響板の表面に張った
1本から数本の線材すなわち弦をスピーカの駆動装置で
振動させて音を発生し、さらに響板と響胴により音を増
幅する。図面の図1について示せば、弦7は、通常直径
1mm前後の真ちゅうや鉄の線材を用い、これを響板2
の表面に駒9を立てて張る。駒9の高さを変えることに
より、弦どうしの接触を防ぐことができる。この弦7に
スピーカの駆動部4を結合する。ムービングコイル形の
スピーカの場合ならボイスコイル5と弦7とを接続す
る。接続部位8は、通常、倍音成分を発生しにくい位置
にする。弦の本数、材質、直径、張力、響板や響胴の材
質や大きさ、などにより異なる周波数特性を持つスピー
カを作ることができる。
1本から数本の線材すなわち弦をスピーカの駆動装置で
振動させて音を発生し、さらに響板と響胴により音を増
幅する。図面の図1について示せば、弦7は、通常直径
1mm前後の真ちゅうや鉄の線材を用い、これを響板2
の表面に駒9を立てて張る。駒9の高さを変えることに
より、弦どうしの接触を防ぐことができる。この弦7に
スピーカの駆動部4を結合する。ムービングコイル形の
スピーカの場合ならボイスコイル5と弦7とを接続す
る。接続部位8は、通常、倍音成分を発生しにくい位置
にする。弦の本数、材質、直径、張力、響板や響胴の材
質や大きさ、などにより異なる周波数特性を持つスピー
カを作ることができる。
【004】スピーカの駆動装置は、図1のように響胴内
に取り付けても良いし、図3のように響板の弦の外側に
取り付けてもよい。また、図3の点線部のように、弦を
響板内側に張り、弦とスピーカ駆動部全体を響胴内に設
置してもよい。
に取り付けても良いし、図3のように響板の弦の外側に
取り付けてもよい。また、図3の点線部のように、弦を
響板内側に張り、弦とスピーカ駆動部全体を響胴内に設
置してもよい。
【005】図1から図3までは、弦の振動方向と響板の
振動方向が平行になる場合だが、図4のように、弦を響
板に垂直に張り、弦と響板の振動方向が直角になるよう
にしてもよい。この場合にも、弦とスピーカ駆動部を響
胴内に設置してもよい。また、弦を片方の響板から反対
側の響板へと張ることもできる。
振動方向が平行になる場合だが、図4のように、弦を響
板に垂直に張り、弦と響板の振動方向が直角になるよう
にしてもよい。この場合にも、弦とスピーカ駆動部を響
胴内に設置してもよい。また、弦を片方の響板から反対
側の響板へと張ることもできる。
【006】スピーカの駆動方式は、ムービングコイル形
などの動電形スピーカでもよいし、ハイポリマスピーカ
など圧電形の駆動方式のものでもよいし、どのような方
式でもよい。
などの動電形スピーカでもよいし、ハイポリマスピーカ
など圧電形の駆動方式のものでもよいし、どのような方
式でもよい。
【007】このようなスピーカでは、弦の振動を響板お
よび響胴で増幅した音を発生することから、聞き手は間
接音を聞くことになる。このことから、本発明のスピー
カは、従来のコーン紙などの、面を振動させる形式のス
ピーカよりも、弦楽器のような音源の再生に適している
ものといえる。
よび響胴で増幅した音を発生することから、聞き手は間
接音を聞くことになる。このことから、本発明のスピー
カは、従来のコーン紙などの、面を振動させる形式のス
ピーカよりも、弦楽器のような音源の再生に適している
ものといえる。
【図1】ムービングコイル形駆動装置を使ったときのス
ピーカ正面図。駆動部は響胴内に設置。
ピーカ正面図。駆動部は響胴内に設置。
【図2】スピーカ側面図。
【図3】スピーカ駆動部を響板の外側、弦の上に張った
場合の側面図。また、点線部は、弦を響板内側似張り、
弦とスピーカ駆動部全体を響胴内に設置したときの響胴
の位置を示す。
場合の側面図。また、点線部は、弦を響板内側似張り、
弦とスピーカ駆動部全体を響胴内に設置したときの響胴
の位置を示す。
【図4】弦を響板に垂直に張り、弦と響板の振動方向が
直角になるようにしたときのスピーカ正面図。
直角になるようにしたときのスピーカ正面図。
1 主枠組み 2 響板 3 響胴 4 スピーカ駆動部 5 ボイスコイル 6 スピーカダンパー部 7 弦 8 弦とボイスコイルの接合部 9 駒 10 弦固定器 11 スピーカ駆動部の固定器 12 響孔 13 弦とスピーカ駆動部を響胴内に設置したときの響
胴の位置を点線で示す。 12
胴の位置を点線で示す。 12
Claims (2)
- 【請求項1】線材を振動させ、響板および響胴により音
を増幅し、音を発生するスピーカ。 - 【請求項2】線材すなわち弦を、響胴がついた響板上に
はり、スピーカの駆動装置で振動させることにより音を
出すスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212839A JP2002369285A (ja) | 2001-06-10 | 2001-06-10 | 線材を振動させることにより音を出すスピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212839A JP2002369285A (ja) | 2001-06-10 | 2001-06-10 | 線材を振動させることにより音を出すスピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002369285A true JP2002369285A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19047927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001212839A Pending JP2002369285A (ja) | 2001-06-10 | 2001-06-10 | 線材を振動させることにより音を出すスピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002369285A (ja) |
-
2001
- 2001-06-10 JP JP2001212839A patent/JP2002369285A/ja active Pending
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