JP2000214855A - アコ―スティックギタ― - Google Patents

アコ―スティックギタ―

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JP2000214855A
JP2000214855A JP11015801A JP1580199A JP2000214855A JP 2000214855 A JP2000214855 A JP 2000214855A JP 11015801 A JP11015801 A JP 11015801A JP 1580199 A JP1580199 A JP 1580199A JP 2000214855 A JP2000214855 A JP 2000214855A
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pickup
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acoustic
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Yoshihiro Hoshino
義裕 星野
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Hoshino Gakki Co Ltd
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    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/02Anti-aircraft or anti-guided missile or anti-torpedo defence installations or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B30/00Projectiles or missiles, not otherwise provided for, characterised by the ammunition class or type, e.g. by the launching apparatus or weapon used

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ギター弦に亘って音響特性のバランスの良
好な出力が得られ、しかも、アコースティックギターの
特徴である弦振動のギターボディへの伝播が妨げられな
いアコースティックギターを提供する。 【解決手段】 マグネチックピックアップ装置30を備
えたアコースティックギター10であって、前記ピック
アップ装置30は第一ギター弦S1および第二ギター弦
S2に対応する高音用ピックアップ部40と第三ギター
弦S3から第六ギター弦S6に対応する低音用ピックア
ップ部50を有し、各ピックアップ部40,50からそ
れぞれのピックアップ出力を別々に取り出すように構成
されているとともに、前記ピックアップ装置30には、
高音用ピックアップ部40からのピックアップ出力を独
立して調整する高音用調整部P1を有する出力調整手段
Pが接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアコースティック
ギターに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、例えばフォークギタ
ー等のアコースティックギター70においては、ギター
ボディ71の表甲72,裏甲73および側板74はギタ
ー弦75〜80の振動音を共鳴増幅する空洞な共鳴箱部
を構成している。そして、各ギター弦75〜80は、そ
の一端がネック81側のチューニングボルト82に巻着
され、他端が表甲72表面に固定された木製ブリッジ8
3で保持されることによって張設される。前記ブリッジ
83についてより詳しく説明すると、当該ブリッジ83
は、表甲72表面に接着等適宜方法により固定されるブ
リッジ本体(台座)84と各ギター弦75〜80を保持
するサドル部材(駒部材)85を有し、前記サドル部材
85に保持された各ギター弦75〜80の一端側は複数
の固定ピン86によりブリッジ本体84の弦止孔(図示
せず)に一体に固定するようになっている。
【0003】ここで、アコースティックギターは、ギタ
ー弦とギターボディ間の間隔が比較的狭いフラットトッ
プギターとギター弦とギターボディ間の間隔が比較的広
いアーチトップギターとに区別される。そして、前者の
フラットトップギターでは上述したように表甲に固定さ
れるブリッジが用いられ、他方、後者のアーチトップギ
ターでは上下調整機構を備えた移動可能なブリッジが用
いられるのが一般的であるが、アーチトップギターにお
いても前記表甲に固定されるブリッジが用いられること
がある。
【0004】ところで、近年、図示のアコースティック
ギター70のように、表甲72にマグネチックピックア
ップ装置(電磁型ピックアップ装置)90を取り付け、
一般的な電気ギターと同様に、ギター弦75〜80の機
械的振動エネルギーを電気信号に変換し、これをアンプ
で増幅してスピーカー等から電気音として放射するよう
に構成したものが利用されるようになった。
【0005】前記マグネチックピックアップ装置90
は、一般的に、図9に示すように、カバー91と、該カ
バー91内に収容されるボビン92と、該ボビン92外
周に巻回される銅線のコイル93と、各ギター弦に対応
して前記ボビン92の挿通孔に挿通された複数の円柱状
の鉄芯(ポールピース)94〜99と、該鉄芯94〜9
9と接するように配設される磁石(永久磁石)100と
を備える。そして、前記磁石100と磁性を有する各ギ
ター弦75〜80とで磁気回路を形成し、ギター弦75
〜80が弾かれて振動すると、電磁誘導作用(フレミン
グの右手の法則)に基づき、該ギター弦の振動に応じて
前記磁気回路の磁束が変化して前記コイル93に起電力
が発生し、ギター弦75〜80の機械的振動がピックア
ップ出力(電気信号)として取り出される。
【0006】なお、前記ピックアップ装置90は、図示
するように、アコースティックギター70の製造時に表
甲72の裏側に設けられた木製ピックアップ受け部10
2に取付ねじ103,103により固定されるのが一般
的ではあるが、ギターの製造後、表甲72のサウンドホ
ール87の周縁部分に係着して後付けするものもある。
図8中の符号105は前記ピックアップ装置90と接続
され該ピックアップ装置90のピックアップ出力全体を
調整する出力調整手段、106はそのボリュームコント
ロール、107は同じくトーンコントロール、108は
バッテリーを示し、109はピックアップ装置90およ
び出力調整手段105とアンプとを接続するためのケー
ブル、また、図9中の符号101はマグネチックピック
アップ装置90の底板、104は補強部材である。
【0007】しかるに、上記マグネチックピックアップ
装置90を備えたアコースティックギター70において
は、第一ギター弦75及び第二ギター弦76の高音用ギ
ター弦は磁性を有するピアノ線(金属製の線)がそのま
ま用いられるのに対し、第3ギター弦77から第6ギタ
ー弦80までの低音用ギター弦は前記ピアノ線の外周に
磁化されないブロンズ線が巻き付けられたブロンズ巻弦
が用いられているため、低音用ギター弦77〜80の磁
性が高音用ギター弦75,76の磁性に比べて弱くな
り、前記ピックアップ装置90による低音用ギター弦7
7〜80に対するピックアップ感度が高音用ギター弦7
5,76に対するピックアップ感度に比べて悪くなって
しまう。その結果、高音用ギター弦75,76のピック
アップ出力と低音用ギター弦77〜80のピックアップ
出力のバランス、ひいては音量等の音響特性のバランス
が悪い問題がある。特に、異なる種類の弦が隣接する第
二ギター弦76と第三ギター弦77の音量バランスに大
きな違いが生じてしまう。
【0008】上記問題を解消する手段として従来では、
前記マグネチックピックアップ装置90のボビン92の
挿通孔内面および前記鉄芯94〜99外面にねじ部を設
ける等、適宜の鉄芯用上下調整機構を設け、前記鉄芯9
4〜99のうち、第3ギター弦77から第6ギター弦8
0に対応する鉄芯96〜99を高くする等して、高音用
ギター弦75,76と低音用ギター弦77〜80の音響
特性のバランス調整を行うことが考えられるが、この手
段では鉄芯94〜99の上下動可能距離には限界があっ
たり、コイル93とギター弦75〜80の距離が変化し
ない等の理由により、完全には上記問題を解消するまで
には至っていない。
【0009】なお、前記マグネチックピックアップ装置
によりピックアップ出力を取り出す代わりに、ブリッジ
のサドル部材下部に圧電素子を組み込み、ギター弦の振
動により前記圧電素子を圧縮,伸長させ、それによって
起電力を発生させピックアップ出力を取り出すピエゾピ
ックアップ方式を採用することも考えられる。しかし、
この場合、サドル部材下部に質量が大きく、かつ硬い圧
電素子が組み込まれるので、アコースティックギターの
特徴である、弦振動の共鳴箱部(ギターボディ)への伝
播が妨げられる問題がある。さらに、構造が複雑となる
とともに、ギター弦と圧電素子の間に設置されるサドル
部材との物理的な接触の状況によって、弦の振動が圧電
素子に伝わる効率が変化してしまうおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑み提案されたもので、全ギター弦に亘って音響特性の
バランスの良好な出力が得られ、しかも、アコースティ
ックギターの特徴である弦振動のギターボディへの伝播
が妨げられないアコースティックギターを提供しようと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、共鳴
箱部を構成するギターボディの表甲にギター弦を保持す
るためのブリッジが固定されており、ギター弦の振動を
電気信号に変換して電気音として出力するためのマグネ
チックピックアップ装置を備えたアコースティックギタ
ーであって、前記マグネチックピックアップ装置は、第
一ギター弦および第二ギター弦に対応する高音用ピック
アップ部と第三ギター弦から第六ギター弦に対応する低
音用ピックアップ部を有し、各ピックアップ部からそれ
ぞれのピックアップ出力を別々に取り出すように構成さ
れているとともに、前記マグネチックピックアップ装置
には、高音用ピックアップ部からのピックアップ出力を
独立して調整する高音用調整部を有する出力調整手段が
接続されていることを特徴とするアコースティックギタ
ーに係る。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記マグネチックピックアップ装置がギターボディ
に設けられたピックアップ受け部に高さ調節可能に取り
付けられたアコースティックギターに係る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るア
コースティックギター全体を示す斜視図、図2は同実施
例におけるアコースティックギターのギター弦取付前の
状態を示す部分斜視図、図3は図1の3−3断面図、図
4は図3の4−4断面図、図5は同実施例に用いるマグ
ネチックピックアップ装置の分解斜視図、図6は同実施
例におけるアコースティックギターの電気回路図、図7
は他の実施例に係るアコースティックギターの要部断面
図である。
【0014】図1および図2に示すアコースティックギ
ター10においては、ギターボディ11の表甲12、裏
甲13及び側板14は各ギター弦S1〜S6の振動音を
共鳴増幅するための空洞な共鳴箱部を構成している。前
記各ギター弦S1〜S6はその一端がネック15側のチ
ューニングボルト16に保持されるとともに、他端が表
甲12に配された木製ブリッジ20に保持されることに
よって張設される。なお、この実施例のアコースティッ
クギター10は、各ギター弦S1〜S6とギターボディ
11の表甲12間の間隔が比較的狭い、フラットトップ
ギターと称されるものに分類される。図示の符号17は
サウンドホール、18はブレーシングである。
【0015】また、前記ブリッジ20は、この実施例に
おいては、前記表甲12表面に接着材による接着固定や
ボルト固定等適宜方法により固定されるブリッジ本体
(台座)21と、各ギター弦S1〜S6を保持するサド
ル部材(駒部材)25とを有している。そして、前記サ
ドル部材25に保持された各ギター弦S1〜S6の一端
側は、複数(図示では6個)の楔状固定ピン26により
ブリッジ本体21に形成された弦止孔22に一体に固定
されるようになっている。
【0016】ここで、前記ギター弦S1〜S6のうち、
第一ギター弦S1及び第二ギター弦S2の高音用ギター
弦は磁性を有するピアノ線(金属製の線)がそのまま用
いられるのに対し、第3ギター弦S3から第6ギター弦
S6までの低音用ギター弦6は前記ピアノ線の外周にブ
ロンズ線が巻き付けられたブロンズ巻弦が用いられてい
るため、低音用ギター弦S3〜S6の磁性は高音用ギタ
ー弦S1,S2の磁性に比べて弱い。
【0017】そして、このアコースティックギター10
においては、マグネチックピックアップ装置(電磁型ピ
ックアップ装置)30を備え、エレキギターやベースギ
ター等の電気ギターと同様に、各ギター弦S1〜S6の
振動を電気信号に変換し、該電気信号を電気音(ピック
アップ出力)として出力できるように構成されている。
以下、前記マグネチックピックアップ装置30の構成お
よび該ピックアップ装置30のギターボディ11への取
付について詳細に説明する。
【0018】前記マグネチックピックアップ装置30
は、図3ないし図5から理解できるように、カバー31
内に収容される高音用ピックアップ部40と低音用ピッ
クアップ部50とを有する。
【0019】前記高音用ピックアップ部40は、高音用
ギター弦である第一ギター弦S1および第二ギター弦S
2に対応して設けられ、それらの振動を電気音(ピック
アップ出力)として取り出す部分である。この実施例に
おける高音用ピックアップ部40は、上下端にフランジ
部42,43が一体に設けられた高音用ボビン41と、
該ボビン41外周に巻回される高音用コイル44と、第
一ギター弦S1および第二ギター弦S2に対応して前記
ボビン41内に収納される円柱状の第一弦用鉄芯45お
よび第二弦用鉄芯46と、該鉄芯45および46の下端
と接するように配設される高音用磁石47とを備える。
【0020】前記低音用ピックアップ部50は、前記高
音用ギター弦S1,S2以外の第三ギター弦S3から第
六ギター弦S6までの低音用ギター弦に対応して設けら
れ、それらの振動を電気音(ピックアップ出力)として
取り出す部分である。この実施例では、当該低音用ピッ
クアップ部50は、さらに第三ギター弦S3および第四
ギター弦S4用の第一低音用ピックアップ部50Aと第
五ギター弦S5および第六ギター弦S6用の第二低音用
ピックアップ部50Bとに分かれている。また、前記第
一低音用ピックアップ部50A(あるいは第二低音用ピ
ックアップ部50B)は、上下端にフランジ部52A,
53A(52B,53B)が一体に設けられた低音用ボ
ビン51A(51B)と、該ボビン外周に巻回される低
音用コイル54A(54A)と、第三ギター弦S3およ
び第四ギター弦S4(あるいは第五ギター弦S5および
第六ギター弦S6)に対応して前記ボビン内に収納され
る円柱状の第三弦用鉄芯55Aおよび第四弦用鉄芯56
A(あるいは第五弦用鉄芯55Bおよび第六弦用鉄芯5
6B)と、該鉄芯の下端と接するように配設される低音
用磁石57A(57B)とを備える。
【0021】そして、第一ギター弦S1および第二ギタ
ー弦S2の振動によるピックアップ出力は前記高音用ピ
ックアップ部40から、他方、第三ギター弦S3から第
六ギター弦S6の振動によるピックアップ出力は前記低
音用ピックアップ部50からそれぞれ別々に取り出すよ
うになっている。ここで、前記各ピックアップ部40,
50によるピックアップ原理は、先の従来技術の項で説
明した従来構造のマグネチックピックアップ装置90と
同様である。すなわち、前記磁石47,57A,57B
と磁性を有する各ギター弦S1〜S6とで磁気回路を形
成し、ギター弦S1〜S6が弾かれて振動すると、電磁
誘導作用に基づき、該ギター弦の振動に応じて前記磁気
回路の磁束が変化して前記コイル44,54A,54B
に起電力が発生し、ピックアップ出力が取り出される。
【0022】前記のように取り出された各ピックアップ
出力は、当該ピックアップ装置30に出力調整手段P
(図1参照)を介して接続されたアンプで増幅され、ス
ピーカー等から電気音として放射される。
【0023】前記出力調整手段Pは、当該ピックアップ
装置30から取り出されたピックアップ出力を調整する
ためのもので、前記ピックアップ装置30の各ピックア
ップ部40,50とそれぞれ接続されている。そして、
この出力調整手段Pにおいては、図6の電気回路図から
よりよく理解されるように、全体のピックアップ出力と
は独立して前記高音用ピックアップ部40からのピック
アップ出力(この実施例では音量)を調整するための高
音用調整部P1が設けられている。図1および図6中の
符号V1は高音用調整部P1のボリュームコントロー
ル、P2はピックアップ装置30からのピックアップ出
力全体を調整するための全体用調整部、V2はそのマス
ターボリュームコントロール、Tは同じくトーンコント
ロール、Bはバッテリー、Cはピックアップ装置30お
よび出力調整手段Pとアンプ若しくはスピーカ等とを接
続するためのケーブルである。なお、上記出力調整手段
Pは上記構成に限定されず、例えば、バッファやエフェ
クタ等の適宜の電気部品をさらに組み込んでもよい。
【0024】上記のように構成すれば、前述した高音用
ギター弦S1,S2の磁性と低音用ギター弦S3〜S6
の磁性が異なり、低音用ギター弦S3〜S6に対するピ
ックアップ感度が高音用ギター弦S1,S2に対するピ
ックアップ感度に比べて悪いことに起因して、高音用ギ
ター弦S1,S2のピックアップ出力と低音用ギター弦
S3〜S6のピックアップ出力とのバランスが悪い場合
には、前記出力調整手段Pの高音用調整部P1によって
高音用ギター弦S1,S2のピックアップ出力の音量を
小さくする等して、高音用ギター弦S1,S2と低音用
ギター弦S3〜S6との音響特性のバランス調整を行う
ことができ、全ギター弦S1〜S6に亘って音響特性の
バランスの良好な出力が得られる。
【0025】なお、上述したように低音用ピックアップ
部50を第一低音用ピックアップ部50Aと第二低音用
ピックアップ部50Bとに分割すれば、それらのコイル
54Aおよび54Bの巻き方向を逆にする等して弦振動
以外の誘導ノイズ(ハムノイズ)を拾い難い構造にする
ことができるとともに、当該第一低音用ピックアップ部
50Aおよび第二低音用ピックアップ部50B並びに前
記高音用ピックアップ部40の各ボビン51A,51
B,41の共通性を得ることができる。勿論、本発明
は、これに限定されず、低音用ピックアップ部50を分
割しない場合にも適用されることは言うまでもない。
【0026】次に、上記構成からなるマグネチックピッ
クアップ装置30のギターボディ11への取付構造につ
いて説明する。この実施例においては、前記マグネチッ
クピックアップ装置30は、図2ないし図4に示すよう
に、ギターボディ11の表甲12裏側のネック15とサ
ウンドホール17間部分に接着固定された略倒コ字形状
のピックアップ受け部60に、弾性部材(図示の例では
ウレタン発泡体61)を介して、当該ピックアップ装置
30の上部(図示の例ではカバー31上)から適宜数
(図示の例では3本)の取付ねじ62により螺着固定さ
れている。したがって、前記取付ねじ62を回転させて
該ねじ62のねじ込み長さを変えれば、ウレタン発泡体
61が伸縮し、当該ピックアップ装置30の表甲12表
面に対する高さを調節することができるので、該高さ調
節によりピックアップ装置30の各ピックアップ部4
0,50A,50Bと各ギター弦S1〜S6間の距離を
調整することができる。すなわち、このピックアップ装
置30の高さ調節によっても、各ギター弦S1〜S6間
における音量等の音響特性のバランス調整が可能であ
る。図中の符号12oはピックアップ受け部60に対応
して表甲12に形成されたピックアップ装置用開口、3
2はマグネチックピックアップ装置30の底板、63,
64は補強部材である。
【0027】前記マグネチックピックアップ装置30を
高さ調節可能に取り付けるための弾性部材はウレタン発
泡体61に限らず、例えば、図7に示すように前記弾性
部材としてバネ65を用いても良い。なお、図示におい
ては、前記バネ65は、取付ねじ62に環装されてピッ
クアップ装置30とピックアップ受け部60間に介在さ
れている。
【0028】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
係るアコースティックギターにおいては、第一ギター弦
および第二ギター弦のピックアップ出力と第三ギター弦
から第六ギター弦のピックアップ出力を別々に取り出す
ように構成されたマグネチックピックアップ装置を備
え、該ピックアップ装置に接続された出力調整手段の高
音用調整部により第一ギター弦および第二ギター弦のピ
ックアップ出力を独立して調整できるように構成されて
いるので、全ギター弦に亘って音響特性のバランスの良
好な出力が得られる。また、当該アコースティックギタ
ーにおいては、ピエゾピックアップ方式によりピックア
ップ出力を取り出すアコースティックギターのように、
弦振動のギターボディへの伝播が妨げられる心配がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るアコースティックギ
ター全体を示す斜視図である。
【図2】同実施例におけるアコースティックギターのギ
ター弦取付前の状態を示す部分斜視図である。
【図3】図1の3−3断面図である。
【図4】図3の4−4断面図である。
【図5】同実施例に用いるマグネチックピックアップ装
置の分解斜視図である。
【図6】同実施例におけるアコースティックギターの電
気回路図である。
【図7】他の実施例に係るアコースティックギターの要
部断面図である。
【図8】従来におけるアコースティックギター全体を示
す斜視図である。
【図9】図8の9−9断面図である。
【符号の説明】
10 アコースティックギター 11 ギターボディ 12 表甲 20 ブリッジ 30 マグネチックピックアップ装置 40 高音用ピックアップ部 50 低音用ピックアップ部 P 出力調整手段 P1 高音用調整部 S1 第一ギター弦 S2 第二ギター弦 S3 第三ギター弦 S4 第四ギター弦 S5 第五ギター弦 S6 第六ギター弦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共鳴箱部を構成するギターボディの表甲
    にギター弦を保持するためのブリッジが固定されてお
    り、ギター弦の振動を電気信号に変換して電気音として
    出力するためのマグネチックピックアップ装置を備えた
    アコースティックギターであって、前記マグネチックピ
    ックアップ装置は、第一ギター弦および第二ギター弦に
    対応する高音用ピックアップ部と第三ギター弦から第六
    ギター弦に対応する低音用ピックアップ部を有し、各ピ
    ックアップ部からそれぞれのピックアップ出力を別々に
    取り出すように構成されているとともに、前記マグネチ
    ックピックアップ装置には、高音用ピックアップ部から
    のピックアップ出力を独立して調整する高音用調整部を
    有する出力調整手段が接続されていることを特徴とする
    アコースティックギター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記マグネチックピ
    ックアップ装置がギターボディに設けられたピックアッ
    プ受け部に高さ調節可能に取り付けられたアコースティ
    ックギター。
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