JP3159576U - 低音自動ヴァイオリン族楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低音ヴァイオリン族楽器の自動演奏を可能とする楽器を提供する。【解決手段】ボイスコイル3を固定し、マグネット1とヨーク2をダンパー5によって振動可能構造とした低音振動型スピーカーXの振動を、一端を低音振動型スピーカーに連結し、二股に分枝した他端で低音ヴァイオリン族楽器の駒を挟む振動伝達体Yが、その両分枝基部に横方向の開口を備えたことによって、両分枝が復元弾性力を利用して駒を挟み、電気音声信号によって振動する低音振動型スピーカーの振動を低音ヴァイオリン族楽器の駒に効率よく伝導し、駒の振動によって低音ヴァイオリン族楽器が擦弦と同様に正規の発音をする。【選択図】図1

Description

本考案は、チェロやコントラバスのような低音ヴァイオリン族楽器を自動演奏する技術に関するものである。
考案者はすでに、圧電素子をヴァイオリン族楽器の駒に固定し、音声信号によって生じる圧電素子の振動によってヴァイオリン族楽器を自動演奏する技術を開示している(特許文献1,2)。
これらの技術は、ヴァイオリンやヴィオラなどの高音域あるいは中音域楽器の自動演奏には十分であった。
しかし、この技術をチェロやコントラバスのような低音ヴァイオリン族楽器の自動演奏に適用すると、低周波域の音声信号に対応した低音の発生を十分に得ることができなかった。その原因の第1は、圧電素子自体の周波特性が比較的高音域に限定されていることであり、また原因の第2は、圧電素子の振動エネルギーが比較的に小さいため、低音楽器に低周波域振動を起こさせるエネルギーが不足であるためであった。
このほか、低音ヴァイオリン族楽器の自動演奏に関しては、低音振動用のスピーカをヴァイオリン族楽器の胴体に取り付けて自動演奏をする技術も開示されている(特許文献3)。
しかしこの技術は、弦の振動が駒を介して楽器の本体に伝わることによって、楽器の各部位が発音するという、ヴァイオリン族楽器本来のシステマティックな発音機構を無視しているため、音声信号の忠実な再生ができないという欠点があった。
特開2008−034998号公報 特開2009−049656号公報 特開2004−129058号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では低音ヴァイオリン族楽器の自動演奏ができなかった点である。
本考案は、音声信号による低周波域振動型スピーカの振動を振動伝達体によって駒に正しく伝達することを最も主要な特徴とする。
本考案の低音自動ヴァイオリン族楽器は、音声信号による低周波域振動型スピーカの振動を振動伝達体によって駒に正しく伝達するので、低音ヴァイオリン族楽器の正しい低音域発音が得られるという利点がある。
図1は低音振動型スピーカーと振動伝達体の構成を示した説明図である。(実施例1) 図2は低音振動型スピーカーと振動伝達体のその他の構成を示した説明図である。(実施例2) 図3は低音振動型スピーカーと振動伝達体を低音ヴァイオリン族楽器の駒に取り付けた説明図である。(実施例1,2)
低音ヴァイオリン族楽器を正しく自動演奏するという目的を、低周波域振動型スピーカーの振動を振動伝達体によって駒に正しく伝達する構成によって実現した。
図3は、本考案低音自動ヴァイオリン族楽器の1実施例の断面図であって、低音振動型スピーカーと振動伝達体の結合体15を、低音自動ヴァイオリン族楽器17の駒16に取り付けた説明図である。
図1は、実施例1の低音振動型スピーカーXと振動伝達体Yの構成を示した説明図であり、Aは断面図、Bは下方より見た底面図である。
図1の1〜8は、低音振動型スピーカーXの構成を示し、マグネット1と、柱状のヨーク2と、ヨーク2の底面プレート2−1と、ヨーク2の上面プレート2−2と、ボイスコイル3と、ヨーク2とマグネット1を外枠6に連結するダンパー5と、ボイスコイル3を固定する固定枠7と、保護カバー8から構成されている。なお、4はボイスコイル3への電気音声信号入力線である。
以上の構成により、図1の低音振動型スピーカーXは、ボイスコイル3が固定されているために、電気音声信号に応じて発生する磁力に応じて、ヨーク2とマグネット1が振動する。振動は、ダンパー5を介して外枠6に伝導し、外枠6が振動する。この振動は、電気音声信号に応じて質量が比較的大きなヨーク2とマグネット1が振動するために、ボイスコイルが振動する一般的なダイナミックスピーカーよりもエネルギーの大きな低音を発生することを特徴としている。
外枠6の振動は、低音振動型スピーカーXと振動伝達体Yを固定するビス9を介して振動伝達体Yに伝導する。振動伝達体Yは、他端10が二股に分枝し、両分枝の基部に横方向の開口を備えた形状にすることにより、両分枝が復元弾性力を利用して駒11を挟む形状を有している。
図3に示したように、低音振動型スピーカーと振動伝達体の結合体15を低音ヴァイオリン族楽器の駒16に取り付けると、低音振動型スピーカーの比較的低音域の振動によって低音ヴァイオリン族楽器17が発音する。この発音は、弓による擦弦運動と同様に、駒を通じて、楽器の表板と裏板に伝達され、表板と裏板が振動することによって発せられるものであるから、楽器は正統的な鳴動を行う。ソースに保存された正規の音声信号は、このような楽器内各部それぞれの正統的な振動によって正しく再生されるものである。振動式スピーカーを裏板などに取り付ける方法が開示されているが(特許文献3)、そのような異端的な取り付け方式では、歪んだ音が発生し、正しい音源再生はできないものである。
図2は、本考案の第2実施例の低音振動型スピーカーXと振動伝達体Yの構成を示す説明図であり、Aは低音振動型スピーカーXと振動伝達体Yの断面図である。またBは下方より見た底面図である。
この実施例は、図2において示したように、実施例1の外枠6に空隙14で開口部をつくり、固定ビス13によって振動伝達体Xをヨークに直接結合した構成である。この連結方法以外、各部材の役割および機能は実施例1とまったく同様であるため、説明を省略する。
実施例2は、実施例1に比べて、マグネットとヨークの振動を直接的に振動伝達体に伝導するので、電気音声信号に応じたより忠実な振動により、低音ヴァイオリン族楽器を発音させることができる。
低音振動型スピーカーによって発生した低音振動を振動伝達体を介してヴァイオリン族楽器の駒に伝導することによって、チェロやコントラバスなどの低音ヴァイオリン族楽器の自動演奏に適用できる。
X 低音振動式スピーカー
1 マグネット
2 ヨーク
3 ボイスコイル
Y 振動伝達体

Claims (1)

  1. ボイスコイルを固定した低音振動型スピーカーと、
    一端を前記低音振動型スピーカーに連結し、二股に分枝した他端で低音ヴァイオリン族楽器の駒を挟む振動伝達体であって、その両分枝基部に横方向の開口を備えたことによって、両分枝が復元弾性力を利用して駒を挟む形状の振動伝達体と、
    駒の振動により発音する低音ヴァイオリン族楽器と
    より成る低音自動ヴァイオリン族楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103483A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Yamaha Corp 楽器スタンド型発音装置

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