JP2016109988A - 楽器用ピックアップ及び楽器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】楽器用ピックアップ31は、重ね合わされる複数の圧電素子22,23を備え、複数の圧電素子のうち少なくとも一対の圧電素子22,23の特性が相違する。特性は共振周波数である。特性は剛性である。一対の圧電素子間に積層される中間層32をさらに備えるとよい。
【選択図】図4
Description
<弦楽器>
図1及び図2の弦楽器1は、響板2を有する中空状のボディ3と、響板2の表面側に設けられ複数の弦4を支持するブリッジ5と、ブリッジ5の表面に設けられるサドル6と、ボディ3に連結され、響板2の一端側から延出するネック7と、ネック7の一端側に設けられるヘッド8とを主として備える。複数の弦4は、ヘッド8に設けられる複数のペグ9に一端側が巻きつけられて係止され、かつ他端側がサドル6を介してブリッジ5に支持された上、複数のピン10に係止されている。また、響板2は、ネック7の他端とブリッジ5との間に響孔11を有する。
弦楽器用ピックアップ21は、図3に示すように、重ね合わされる一対の圧電素子22、23を備え、一対の圧電素子22、23の特性が相違する。弦楽器用ピックアップ21は、一方の圧電素子22の他方の面に他方の圧電素子23が積層された2層構造体を備える。また、弦楽器用ピックアップ21は、外部へ電気信号を出力するリード線が接続される端子、一対の圧電素子22、23を被覆するケーシング等(いずれも図示せず)を備える。一対の圧電素子22、23は、各々シート状に形成されている。当該弦楽器用ピックアップ21は、一方の圧電素子22の一方の面がプレート13の裏面に接着剤、粘着剤等によって貼着されている。
当該楽器用ピックアップ21は、少なくとも一対の圧電素子22、23の特性が相違するので、これら一対の圧電素子22、23により周波数特性の異なる信号を容易かつ確実に検出することができる。そのため、当該楽器用ピックアップ21は、特定の応答特性のみが際立つような信号が出力されるのを防止することができる。また、当該楽器用ピックアップ21は、これら一対の圧電素子22、23が重ね合わされているので、一対の圧電素子22、23によって検出される信号の位相差が小さい。そのため、当該楽器用ピックアップ21は、従来の楽器用ピックアップのような取付位置の調整の困難性を低減することができる。さらに、当該楽器用ピックアップ21は、複数の圧電素子が重ね合わされているので、複数の圧電素子を小スペースに設置することができ、振動の伝達が阻害されるのを抑制することができると共に、複数の圧電素子の設置の容易化を促進することができる。
(弦楽器用ピックアップ)
図4の弦楽器用ピックアップ31は、図3の弦楽器用ピックアップ21に代えて図1及び図2の弦楽器1に設けられる。弦楽器用ピックアップ31は、重ね合わされる一対の圧電素子22、23を備え、一対の圧電素子22、23の特性が相違する。また、弦楽器用ピックアップ31は、一対の圧電素子22、23間に積層される中間層32を備える。つまり、弦楽器用ピックアップ31は、一方の圧電素子22の他方の面に中間層32が積層され、中間層32の他方の面に他方の圧電素子23が積層された3層構造体を備える。また、弦楽器用ピックアップ31は、図3の弦楽器用ピックアップ21と同様、外部へ電気信号を出力するリード線が接続される端子、一対の圧電素子22、23を被覆するケーシング等(いずれも図示せず)を備える。当該弦楽器用ピックアップ31は、一方の圧電素子22の一方の面がプレート13の裏面に接着剤、粘着剤等によって貼着されている。なお、図4の弦楽器用ピックアップ31における一方の圧電素子22及び他方の圧電素子23は、図3の弦楽器用ピックアップ21の一方の圧電素子22及び他方の圧電素子23と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
中間層32は、柔軟性を有する層として形成されている。中間層32は、エラストマーを主成分として形成されている。前記エラストマーとしては、柔軟性を有する限り特に限定されるものではなく、例えばゴム、合成樹脂等が挙げられる。なお、「主成分」とは、最も含有量の多い成分をいい、例えば含有量が50質量%以上の成分をいう。また、中間層32の剛性としては、一方の圧電素子22の剛性と他方の圧電素子23の剛性との間が好ましい。
当該弦楽器用ピックアップ31は、一方の圧電素子22及び他方の圧電素子23の間に設けられる中間層32を有するので、一方の圧電素子22の変形形状に追従して他方の圧電素子23が変形するのを抑制することができる。そのため、当該弦楽器用ピックアップ31は、一方の圧電素子22及び他方の圧電素子23が各々検出した振動に基づく電気信号を的確に出力することができる。また、当該楽器用ピックアップ31は、中間層32によって演奏音をチューニングすることも可能となる。
なお、本発明に係る楽器用ピックアップ及び楽器は、前記態様の他、種々の変更、改変を施した態様で実施することができる。例えば当該楽器用ピックアップは、前記一方の圧電素子の一方の面側に接着層を備えていてもよい。このような接着層は、接着剤や粘着テープ等公知の材料によって形成される。また、前記接着層の平均厚みの上限としては、400μmが好ましく、300μmがより好ましく、150μmがさらに好ましい。前記接着層の平均厚みが前記上限を超える場合、前記接着層に起因して振動が減衰するおそれが高くなる。なお、前記接着層の平均厚みの下限としては、特に限定されるものではないが、例えば0.5μmとすることができる。
2 響板
3 ボディ
4 弦
5 ブリッジ
6 サドル
7 ネック
8 ヘッド
9 ペグ
10 ピン
11 響孔
12 響棒
13 プレート
14 補強板
21、31 弦楽器用ピックアップ
22、23 圧電素子
32 中間層
Claims (5)
- 重ね合わされる複数の圧電素子を備え、
前記複数の圧電素子のうち少なくとも一対の圧電素子の特性が相違する楽器用ピックアップ。 - 前記特性が共振周波数である請求項1に記載の楽器用ピックアップ。
- 前記特性が剛性である請求項1に記載の楽器用ピックアップ。
- 前記一対の圧電素子間に積層される中間層をさらに備える請求項1、請求項2又は請求項3に記載の楽器用ピックアップ。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の楽器用ピックアップを備える楽器。
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JP2014249402A JP2016109988A (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 楽器用ピックアップ及び楽器 |
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JP2014249402A JP2016109988A (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 楽器用ピックアップ及び楽器 |
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JP2016109988A true JP2016109988A (ja) | 2016-06-20 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110277080A (zh) * | 2018-03-16 | 2019-09-24 | 雅马哈株式会社 | 乐器用拾音器及乐器 |
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2014
- 2014-12-09 JP JP2014249402A patent/JP2016109988A/ja active Pending
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