JP6416466B2 - 車輪用軸受装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の駆動車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置の製造方法に関するもので、特に、軸受部と等速自在継手とをフェイススプラインを介して着脱自在にユニット化した車輪用軸受装置の製造方法に関する。
自動車等の車両のエンジン動力を車輪に伝達する動力伝達装置は、エンジンから車輪へ動力を伝達すると共に、悪路走行時における車両のバウンドや車両の旋回時に生じる車輪からの径方向や軸方向変位、およびモーメント変位を許容する必要があるため、エンジン側と駆動車輪側との間に介装されるドライブシャフトの一端を摺動型の等速自在継手を介してディファレンシャルに連結し、他端を固定型の等速自在継手を含む車輪用軸受装置を介して車輪に連結している。
近年、省資源あるいは公害等の面から燃費向上に対する要求は厳しいものがある。自動車部品において、中でも車輪用軸受装置の軽量化はこうした要求に応える要因として注目され、強く望まれて久しい。従来から軽量化を図った車輪用軸受装置に関する提案は種々のものがあるが、それと共に自動車等の組立現場あるいは補修市場において、組立・分解作業を簡略化して低コスト化を図ることも重要な要因となっている。
図10(a)に示す車輪用軸受装置は、こうした要求を満たした代表的な一例である。この車輪用軸受装置は、複列の転がり軸受51と等速自在継手52とを着脱自在にユニット化して構成されている。複列の転がり軸受51は、車体に取り付けるための車体取付フランジ53bを一体に有し、内周に複列の外側転走面53a、53aが形成された外方部材53と、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ55を一体に有し、外周に前記複列の外側転走面53a、53aの一方に対向する内側転走面54aと、この内側転走面54aから軸方向に延びる円筒状の小径段部54bが形成されたハブ輪54、およびこのハブ輪54の小径段部54bに圧入され、外周に前記複列の外側転走面53a、53aの他方に対向する内側転走面56aが形成された内輪56からなる内方部材57と、両転走面間に保持器58を介して転動自在に収容された複列のボール59、59とを備えている。そして、内輪56は、小径段部54bの端部を塑性変形させて形成した加締部60によってハブ輪54に対して軸方向に固定されている。さらに、この加締部60の端面にフェイススプライン60aが形成されている。
また、外方部材53と内方部材57との間に形成される環状空間の開口部にはシール61、62が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
等速自在継手52は、外側継手部材63と図示しない継手内輪、ケージ、およびトルク伝達ボールとを備え、外側継手部材63は、カップ状のマウス部64と、このマウス部64の底部をなす肩部65と、この肩部65から軸方向に延びる中空状の軸部66を一体に有し、軸部66の内周には雌ねじ66aが形成されている。また、肩部65の端面にフェイススプライン65aが形成されている。このフェイススプライン65aは、加締部60の端面に形成されたフェイススプライン60aに噛合し、ドライブシャフト(図示せず)からの回転トルクが等速自在継手52および内方部材57を介して車輪取付フランジ55に伝達される。
軸部66の雌ねじ66aには締結ボルト67が螺着され、この締結ボルト67によって外側継手部材63と内方部材57の対向する両フェイススプライン65a、60aが圧接支持され、複列の転がり軸受51と等速自在継手52とが着脱自在にユニット化されている。これにより、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、分解・組立作業が簡素化される(例えば、特許文献1参照。)。
特表2009−543009号公報
こうしたハブ輪54における加締部60のフェイススプライン60aは、小径段部54bの端部を塑性変形させて形成されるが、図10(b)に示すように、加締部60の最外径部P2は加締加工前の円筒部60’の先端部P1、中央部P4は円筒部60’の中央部P3から移動するような変形をすることになる。この場合、矢印の長さがその加工度(変形量)となるため、最外径部P2が最も変形量が大きくなり、加工度が最大となる。然しながら、この加工度が大きくなると、最外径部P2の歪みが大きくなり、特に、フェイススプライン60aの歯底の応力が過大となってクラックが発生する恐れがあり、耐久性に多大な影響を及ぼすことになる。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、加締時における加工度(変形量)に着眼することにより、フェイススプライン部の加締加工時のクラックの発生を防止し、耐久性の向上を図った車輪用軸受装置の製造方法を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の方法発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、を備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて揺動加締によって形成した加締部により前記内輪が前記ハブ輪に固定されると共に、前記加締部の端面にフェイススプラインが前記加締部の揺動加締時に塑性変形により同時に形成され、このフェイススプラインを介して等速自在継手からの回転トルクを伝達する車輪用軸受装置の製造方法において、前記加締部の加工前の前記小径段部の端部が円筒状に形成され、この端部の前記内輪の大端面からの突出量をA、前記端部の外径をB、加締加工後の加締部における前記フェイススプラインの歯底から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をD、前記加締部の最外径部の外径をEとした時、当該フェイススプラインの歯底の圧下率Y=(A−D)/Aが0.60以下で、拡径率Z=(E−B)/Bが0.22以下に設定され、前記フェイススプラインの加締加工時の歯底のクラックの発生を防止している。ここで、Dにおける歯底の位置としては、最も内輪の大端面からの寸法が小さくなる位置とする。Aは、加締前の小径段部端部の内輪の大端面からの突出量であるので、軸方向の加工度(変形量)は、A−Dにより得られる。従って、フェイススプラインの歯底の圧下率Yとして、(A−D)/Aと定義できる。同様に、径方向の加工度(変形量)として、E−Bが得られ、拡径率Zとして(E−B)/Bと定義する。
このように、ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて揺動加締によって形成した加締部により内輪がハブ輪に固定されると共に、加締部の端面にフェイススプラインが加締部の揺動加締時に塑性変形により同時に形成され、このフェイススプラインを介して等速自在継手からの回転トルクを伝達する車輪用軸受装置の製造方法において、加締部の加工前の小径段部の端部が円筒状に形成され、この端部の内輪の大端面からの突出量をA、端部の外径をB、加締加工後の加締部における前記フェイススプラインの歯底から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をD、加締部の最外径部の外径をEとした時、当該フェイススプラインの歯底の圧下率Y=(A−D)/Aが0.60以下で、拡径率Z=(E−B)/Bが0.22以下に設定され、フェイススプラインの加締加工時の歯底のクラックの発生を防止しているので、最も加工度が高くなるフェイススプラインの歯底のクラック発生を防止することができ、耐久性の向上を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記フェイススプラインの歯底の圧下率Yと前記拡径率Zとの積Y×Zが0.135以下に設定されていれば、歯底のクラックを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記加締部の前記内輪の大端面からの突出量をCとした時、前記フェイススプラインの歯頂点の圧下率X=(A−C)/Aが0.34以下に設定されていれば、歯頂点のクラック発生を防止することができる。ここでも、前述と同様に、歯頂点における径方向の加工度(変形量)として、A−Cが得られ、フェイススプラインの歯頂点の圧下率Xとして(A−C)/Aと定義する。
また、請求項4に記載の発明のように、前記フェイススプラインの歯頂点の圧下率Xと前記拡径率Zとの積X×Zが0.08以下に設定されていれば、歯頂点のクラックを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記ハブ輪がS53C等の炭素0.50〜0.70wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周に前記内側転走面が直接形成され、この内側転走面をはじめ、前記車輪取付フランジのインナー側の基部から小径段部に亙る外周面に高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されると共に、前記加締部が鍛造加工後の硬さ13〜30HRCのままとされていれば、車輪取付フランジに負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪の耐久性が向上すると共に、加締加工に伴う加締部のクラック発生を抑えることができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記ハブ輪の素材がフェライト結晶粒の粒度番号が3以上に設定されていれば、結晶粒の大きさが小さく、クラックの伝播経路となり得るそれぞれの結晶粒界の長さが短くなるため、加工時のクラック発生を抑えることにより強度を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記ハブ輪に含有されるSが0.02wt%以下に規制されていれば、延性が低下するのを抑制でき、加締加工によって加締部にクラックが発生するのを防止することができる。
また、請求項8に記載の発明のように、前記ハブ輪に含有されるSiが0.2wt%以下に規制されていれば、延性が低下するのを抑制でき、加締加工によって加締部にクラックが発生するのを防止することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の製造方法は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、を備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて揺動加締によって形成した加締部により前記内輪が前記ハブ輪に固定されると共に、前記加締部の端面にフェイススプラインが前記加締部の揺動加締時に塑性変形により同時に形成され、このフェイススプラインを介して等速自在継手からの回転トルクを伝達する車輪用軸受装置の製造方法において、前記加締部の加工前の前記小径段部の端部が円筒状に形成され、この端部の前記内輪の大端面からの突出量をA、前記端部の外径をB、加締加工後の加締部における前記フェイススプラインの歯底から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をD、前記加締部の最外径部の外径をEとした時、当該フェイススプラインの歯底の圧下率Y=(A−D)/Aが0.60以下で、拡径率Z=(E−B)/Bが0.22以下に設定され、前記フェイススプラインの加締加工時の歯底のクラックの発生を防止しているので、最も加工度が高くなるフェイススプラインの歯底のクラック発生を防止することができ、耐久性の向上を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。 図1のフェイススプライン部を示す要部拡大図である。 (a)は、図1の加締部の加工前を示す説明図、(b)は、(a)の加締加工後を示す説明図である。 図1のフェイススプライン部を示す正面図である。 本発明に係るフェイススプライン部の歯頂点の圧下率を示すグラフである。 本発明に係るフェイススプライン部の歯底の圧下率を示すグラフである。 本発明に係るフェイススプライン部の拡径率を示すグラフである。 本発明に係るフェイススプライン部の歯頂点の圧下率×拡径率を示すグラフである。 本発明に係るフェイススプライン部の歯底の圧下率×拡径率を示すグラフである。 (a)は、従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図、(b)は、(a)のフェイススプライン部を示す要部拡大図である。
外周に車体に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体と、を備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が前記ハブ輪に固定されると共に、前記加締部の端面にフェイススプラインが塑性変形により形成された車輪用軸受装置の製造方法において、前記加締部の加工前の前記小径段部の端部が円筒状に形成され、この端部の前記内輪の大端面からの突出量をA、前記端部の外径をB、加締加工後の加締部における前記フェイススプラインの歯底から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をD、前記加締部の最外径部の外径をEとした時、当該フェイススプラインの歯底の圧下率Y=(A−D)/Aが0.60以下で、拡径率Z=(E−B)/Bが0.22以下に設定されていると共に、前記歯底の圧下率Yと前記拡径率Zとの積Y×Zが0.135以下に設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のフェイススプライン部を示す要部拡大図、図3(a)は、図1の加締部の加工前を示す説明図、(b)は、(a)の加締加工後を示す説明図、図4は、図1のフェイススプライン部を示す正面図、図5は、本発明に係るフェイススプライン部の歯頂点の圧下率を示すグラフ、図6は、本発明に係るフェイススプライン部の歯底の圧下率を示すグラフ、図7は、本発明に係るフェイススプライン部の拡径率を示すグラフ、図8は、本発明に係るフェイススプライン部の歯頂点の圧下率×拡径率を示すグラフ、図9は、本発明に係るフェイススプライン部の歯底の圧下率×拡径率を示すグラフである。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この車輪用軸受装置は、ハブ輪1と複列の転がり軸受2がユニット化された所謂第3世代と称される構成を備え、これに等速自在継手3が軸方向に着脱自在に連結されている。複列の転がり軸受2は、外方部材7と内方部材8と複列の転動体(ボール)9、9とを備えている。
外方部材7はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ7bを一体に有し、内周には複列の外側転走面7a、7aが一体に形成されている。そして、少なくとも複列の外側転走面7a、7aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に所定の硬化層が形成されている。
一方、内方部材8は、ハブ輪1と、このハブ輪1に圧入固定された内輪5とからなり、前記した外方部材7の外側転走面7a、7aに対向する複列の内側転走面1a、5aが形成されている。これら複列の内側転走面1a、5aのうち一方(アウター側)の内側転走面1aがハブ輪1の外周に直接形成されると共に、他方(インナー側)の内側転走面5aが内輪5の外周に形成されている。そして、複列の転動体9、9がこれら両転走面間にそれぞれ収容され、保持器10、10によって転動自在に保持されている。また、外方部材7と内方部材8との間に形成される環状空間の開口部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、外周に内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成されている。このハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、内側転走面1aをはじめ、アウター側のシール11のシールランド部となる車輪取付フランジ4のインナー側の基部4aから小径段部1bに亙る外周面に高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、後述する加締部13は、鍛造加工後の硬さ(13〜30HRC)のままとされている。これにより、シールランド部の耐摩耗性が向上するばかりでなく、車輪取付フランジ4に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪1の耐久性が一層向上すると共に、加締加工に伴う加締部13のクラック発生を抑えることができる。
ハブ輪1は、前述したように、Cが0.40〜0.80wt%、好ましくは、0.50〜0.70wt%を含有しているが、その他、Mnが0.1〜2.0wt%、Crが1.0wt%以下、Siが0.2wt%以下、Sが0.02wt%以下を含有し、残部がFeおよび不可避不純物を有する中高炭素鋼で形成されている。
また、C以外の合金元素としてMn、Si、Cr、Sが添加されるが、このうちMnは、鋼の焼入れ性を向上させ、前述したように、所定の硬化層を形成するために0.1〜2.0wt%添加されている。0.1wt%未満では、高周波焼入れによる硬化層の厚さが充分確保されず、また、2.0wt%を超えると加工性が低下して好ましくない。
Crは1.0wt%以下添加されている。1.0wt%を超えると加工性が低下するので好ましくない。
Siは、Mn、Crと同様、焼入れ性を向上させる作用があるが、一方、塑性加工時の延性が低下することになるため、ここでは0.2wt%以下に規制されている。
ハブ輪1の素材となる中高炭素鋼では、熱間鍛造時の高温状態ではオーステナイト組織となっており、このオーステナイト時の結晶粒の大きさは高温時の温度や保持時間等によって決まるが、この状態から温度が下降しても結晶粒の大きさは変わることなく、組織のみがオーステナイト組織からパーライト組織に変態する。この温度下降時の組織としては、フェライト組織+パーライト組織となっており、フェライトがパーライト組織の粒界(外周)に析出した状態となっている。
本実施形態では、ハブ輪1のフェライト結晶粒度が3以上に規制されている。このフェライト結晶粒度とは、フェライト結晶粒に囲まれたパーライト組織の大きさを指し、硝酸エタノール溶液にてフェライトを腐食させて粒界を現出させ、そして結晶粒の大きさを観察する。また、フェライト結晶粒度とは、JIS規格G0551に規定された試験方法により判定される結晶粒度の粒度番号であり、所謂旧フェライト結晶粒の粒度番号を意味する。
このように、ハブ輪1の素材のフェライト結晶粒度を3以上に規制することにより、小径段部1bの端部を塑性変形させて加締部13を形成する際、クラックの伝播経路となり得るそれぞれの結晶粒界の長さが短くなるため、加工時のクラック発生を抑えることにより強度を向上させることができる。
さらに、塑性加工時の延性を阻害する恐れがあるSiとSの添加量を規制すると共に、フェライト結晶粒度を3以上に規制することにより、加締加工に伴う加締部13のクラック発生を抑えると共に、加締部13の強度を高めてハブ輪1の耐久性を確保することができる。
一方、内輪5および転動体9はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。この内輪5はハブ輪1の小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入され、小径段部1bの端部を塑性変形(揺動加締)させて形成した加締部13によって所望の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。そして、加締部13の端面には、揺動加締時にフェイススプライン14が塑性加工によって同時に形成されている。なお、ここでは、転動体9にボールを使用した複列のアンギュラ玉軸受で構成された車輪用軸受装置を例示したが、これに限らず、転動体9に円錐ころを使用した複列の円錐ころ軸受で構成されたものであっても良い。
等速自在継手3は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなる外側継手部材15と、図示しない継手内輪とケージおよびトルク伝達ボールからなる。外側継手部材15は、図示しないカップ状のマウス部の底部をなす肩部16と、この肩部16から軸方向に延びる円筒状の軸部17を有し、この軸部17の内周に雌ねじ17aが形成されている。肩部16の端面には加締部13のフェイススプライン14に噛合するフェイススプライン16aが外側継手部材15の冷間鍛造後に揺動加工等の冷間塑性加工、または切削加工等の機械加工によりにより形成されている。
これらの複列の転がり軸受2および等速自在継手3は、軸部17の雌ねじ17aに締結ボルト18が円錐コイルばね等の弾性部材19を介して螺着されることによって、外側継手部材15の肩部16とハブ輪1の加締部13との対向する両フェイススプライン16a、14が圧接支持され、着脱自在にユニット化されている。
本実施形態では、保護シール20が内輪5の外径に圧入固定されている。この保護シール20は、図2に拡大して示すように、芯金21と、この芯金21に加硫接着により一体に接合されたシール部材22とからなる。芯金21はオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)や防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)、あるいは、亜鉛、アルミニウム、マグネシウムの緻密な三元共晶組織からなる高耐食性溶融めっき鋼板(ZAM鋼板と呼称されている)等の防錆能を有する鋼板からプレス加工にて断面略L字状に形成されている。なお、芯金21は、防錆能を有する鋼板に限らず、例えば、冷間圧延鋼板にカチオン電着塗装等の塗装が施されたものであっても良い。
一方、シール部材22はNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなり、加締部13側に円弧状にカールされた弾性リップ22aを備えている。そして、この弾性リップ22aは、外側継手部材15の肩部16の外周に所定の径方向シメシロを介して弾性接触されている。このように、弾性リップ22aが加締部13側に円弧状にカールされているので、組立時に弾性リップ22aが捲れ込んで反転するのを防止することができ、品質向上を図って信頼性を高めることができる。なお、シール部材22の材質としては、例示したNBR以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等を例示することができる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、加締加工前の小径段部1bの端部23は円筒状に形成され、外周に環状溝24が形成されている。この環状溝24は、内輪5におけるインナー側の内径端部から大端面5bを越えて形成され、深さは0.5〜1.0mmの範囲に形成されると共に、両端部に所定の曲率半径Ri、Roからなる円弧面24a、24bが形成されている。インナー側の円弧面24aの曲率半径Riは、内輪5の加締側の面取り部5cの曲率半径r1よりも大きく、アウター側の円弧面24bの曲率半径Roよりも小さく設定され(r1≦Ri≦Ro)、曲率半径RiがR1〜10の範囲に設定されている。
このように、小径段部1bの端部外周に所定の環状溝24を形成することにより、加締加工時に端部が変形し易くなり内輪5の変形を抑えることができる。ただし、環状溝24の深さが0.5mmよりも小さいとその効果が期待できず、逆に、深さが1.0mmを超えると、内輪5の押込み量(加締力)が不足して所望の内輪5の固定力が得られない。
ここで、ハブ輪1のフェイススプライン14は、加締部13の揺動加締時に塑性加工によって同時に形成されるが、このフェイススプライン14において、図4に示すように、加締部13の最外径部13aの歯底14aが最も加工度が高くなり、クラックの発生が懸念される部位である。このフェイススプライン14の塑性加工の条件は、本出願人が種々の試供品を用いて実施した加工試験の結果によって決定されている。
図3(a)において、この加締前の小径段部1bの端部23の内輪5の大端面5bからの突出量A、端部23の外径Bを測定する。その後、加締を行う。そして、(b)に示すように、加締後の加締部13の内輪5の大端面5bからの突出量C、フェイススプライン14の歯底14aの内輪5の大端面5bからの軸方向寸法D、加締部13の最外径部13aの外径Eを測定する。この結果、歯頂点14bの圧下率Xを(A−C)/A、歯底14aの圧下率Yを(A−D)/A、そして、拡径率Zを(E−B)/Bとし、これらの圧下率X、Yおよび拡径率Z、さらに、X×Z、Y×Zをパラメータとして、本出願人は14種類の試供品を製作し、フェイススプライン14の加工試験を実施した。その試験結果を図5〜9に示す。
図5は、フェイススプライン14の歯頂点14bの圧下率X(=(A−C)/A)を変更して加工後のクラック有無を検証したグラフである。この試験結果から判るように、歯頂点14bの圧下率Xを0.34以下に設定することによりクラックの発生を防止することができる。
図6は、フェイススプライン14の歯底14aの圧下率Y(=(A−D)/A)を変更して加工後のクラック有無を検証したグラフである。この試験結果から判るように、歯底14aの圧下率Yを0.60以下に設定することによりクラックの発生を防止することができる。
図7は、加締部13の拡径率Zを変更して加工後のクラック有無を検証したグラフである。この試験結果から判るように、加締部13の拡径率Zを0.22以下に設定することによりクラックの発生を防止することができる。
また、図8は、フェイススプライン14の歯頂点14bの圧下率Xと加締部13の拡径率Zの積、すなわち、X×Zと加工後のクラック有無との関係を示したグラフである。これによると、X×Zを0.08以下に設定することによりクラックの発生を防止することができる。
さらに、図9は、フェイススプライン14の歯底14aの圧下率Yと加締部13の拡径率Zの積、すなわち、Y×Zと加工後のクラック有無との関係を示したグラフである。これによると、Y×Zを0.135以下に設定することによりクラックの発生を防止することができる。
前述したフェイススプライン14の加工試験より、少なくとも歯底14aの圧下率Yが0.60以下で、加締部13の拡径率Zが0.22以下を満たした上で、Y×Zを0.135以下に設定することにより、最も加工度が高くなる歯底14aのクラック発生を防止することができる。
さらに、歯頂点14bの圧下率Xが0.34以下で、加締部13の拡径率Zが0.22以下を満たした上で、X×Zを0.08以下に設定することにより、すなわち、このような関係を満たすよう、車輪用軸受寸法を適宜選択することで、歯頂点14bのクラック発生を低減させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、ハブ輪と複列の転がり軸受とが加締部によってユニット化され、この加締部に形成されたフェイススプラインを介して等速自在継手が着脱自在に連結された車輪用軸受装置に適用することができる。
1 ハブ輪
1a、5a 内側転走面
1b 小径段部
2 複列の転がり軸受
3 等速自在継手
4 車輪取付フランジ
4a 車輪取付フランジのインナー側の基部
5 内輪
5b 内輪の大端面
5c 内輪の加締側の面取り部
7 外方部材
7a 外側転走面
7b 車体取付フランジ
8 内方部材
9 転動体
10 保持器
11 アウター側のシール
12 インナー側のシール
13 加締部
13a 加締部の最外径部
14、16a フェイススプライン
14a フェイススプラインの歯底
14b フェイススプラインの歯頂点
15 外側継手部材
16 肩部
17 軸部
17a 雌ねじ
18 締結ボルト
19 弾性部材
20 保護シール
21 芯金
22 シール部材
22a 弾性リップ
23 加締加工前の小径段部の端部
24 環状溝
24a 環状溝のインナー側の円弧面
24b 環状溝のアウター側の円弧面
51 複列の転がり軸受
52 等速自在継手
53 外方部材
53a 外側転走面
53b 車体取付フランジ
54 ハブ輪
54a、56a 内側転走面
54b 小径段部
55 車輪取付フランジ
56 内輪
57 内方部材
58 保持器
59 ボール
60 加締部
60’ 加締部の加工前の円筒部
60a、65a フェイススプライン
61、62 シール
63 外側継手部材
64 マウス部
65 肩部
66 軸部
66a 雌ねじ
67 締結ボルト
A 加締前の小径段部の端部の内輪の大端面からの突出量
B 加締前の小径段部の端部の外径
C 加締後の加締部の内輪の大端面からの突出量
D フェイススプラインの歯底の内輪の大端面からの寸法
E 加締部の最外径部の外径
P1 円筒部の先端部
P2 加締部の最外径部
P3 円筒部の中央部
P4 加締部の中央部
Ri 環状溝のインナー側の円弧面の曲率半径
Ro 環状溝のアウター側の円弧面の曲率半径
r1 内輪の面取り部の曲率半径
X 歯頂点の圧下率
Y 歯底の圧下率
Z 拡径率

Claims (8)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、を備え、
    前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて揺動加締によって形成した加締部により前記内輪が前記ハブ輪に固定されると共に、前記加締部の端面にフェイススプラインが前記加締部の揺動加締時に塑性変形により同時に形成され、このフェイススプラインを介して等速自在継手からの回転トルクを伝達する車輪用軸受装置の製造方法において、
    前記加締部の加工前の前記小径段部の端部が円筒状に形成され、この端部の前記内輪の大端面からの突出量をA、前記端部の外径をB、加締加工後の加締部における前記フェイススプラインの歯底から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をD、前記加締部の最外径部の外径をEとした時、当該フェイススプラインの歯底の圧下率Y=(A−D)/Aが0.60以下で、拡径率Z=(E−B)/Bが0.22以下に設定され、前記フェイススプラインの加締加工時の歯底のクラックの発生を防止していることを特徴とする車輪用軸受装置の製造方法。
  2. 前記フェイススプラインの歯底の圧下率Yと前記拡径率Zとの積Y×Zが0.135以下に設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  3. 前記加締部の前記内輪の大端面からの突出量をCとした時、前記フェイススプラインの歯頂点の圧下率X=(A−C)/Aが0.34以下に設定されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  4. 前記フェイススプラインの歯頂点の圧下率Xと前記拡径率Zとの積X×Zが0.08以下に設定されている請求項3に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  5. 前記ハブ輪がS53C等の炭素0.50〜0.70wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周に前記内側転走面が直接形成され、この内側転走面をはじめ、前記車輪取付フランジのインナー側の基部から小径段部に亙る外周面に高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されると共に、前記加締部が鍛造加工後の硬さ13〜30HRCのままとされている請求項1に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  6. 前記ハブ輪の素材がフェライト結晶粒の粒度番号が3以上に設定されている請求項5に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  7. 前記ハブ輪に含有されるSが0.02wt%以下に規制されている請求項5または6に記載の車輪用軸受装置の製造方法。
  8. 前記ハブ輪に含有されるSiが0.2wt%以下に規制されている請求項5乃至7いずれかに記載の車輪用軸受装置の製造方法。
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