JP6415084B2 - アンビル清掃装置及びロータリダイカッタ - Google Patents

アンビル清掃装置及びロータリダイカッタ Download PDF

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Description

本発明は、段ボールシートを製造する過程で発生する異物を除去するアンビル清掃装置、並びに、アンビル清掃装置を有するロータリダイカッタに関するものである。
一般的な製函機は、シート材(例えば、段ボールシート)を加工することで箱体(段ボール箱)を製造するものであり、給紙部、印刷部、ダイカット部などから構成されている。ここで、ダイカット部は、印刷された段ボールシートに対して、折り線となる罫線を形成したり、フラップをなす溝や接合用の糊代片や手穴用の穴を加工したりするものである。
このようなダイカット部は、上下に配置されるアンビルシリンダ及びナイフシリンダを有している。このアンビルシリンダ及びナイフシリンダは、水平に配置され、両端部がフレームに回転自在に軸支され、駆動装置により互いに逆方向に回転することができる。ナイフシリンダは、外周面に刃物取付台が装着されて、この刃物取付台は、打ち抜き刃が取付けられている。そのため、段ボールシートは、アンビルシリンダとナイフシリンダの間を搬送されるとき、打ち抜き刃により、例えば、打ち抜き加工が施される。
このようなダイカット部(ロータリダイカッタ)として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2011−173178号公報 特開2013−043346号公報
ところで、製函機は、段ボールシートの表面に印刷を行ってからダイカット部に搬送されるが、高品質の段ボール箱を製造する場合、印刷後にニスを塗って乾燥してからダイカット部に搬送する場合がある。一方、ダイカット部は、ナイフシリンダが回転することで、打ち抜き刃が段ボールシートに対して打ち抜き加工などを行うことから、段ボールシートから切り取られた切り屑が発生する。そのため、印刷後にニスが塗られた段ボールシートに対して穴開き加工を行うとき、ニスの乾燥が十分でないと、発生した切り屑が段ボールシートの表面に付着して品質を低下させてしまう。
なお、特許文献2に、枚葉印刷機において、搬送されている枚葉紙に付着したゴミをゴム胴に転写し、このゴム胴にブラシロールを対接させてゴミを掻き取るようにしたにブラシ式ゴミ除去装置が記載されている。この場合、ゴム胴及びブラシロールが必要となることから、構造が複雑化してしまう。また、ゴム胴に1個のブラシロールを押し付けてゴミを掻き取っているが、製函機の打ち抜き加工においては、打ち抜き刃が段ボールシートを介してアンビルシリンダに接触するため、アンビルシリンダの外周面に傷ができると、適正にゴミを掻き取ることが困難となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、アンビルシリンダに付着した異物を効率良く除去することができるアンビル清掃装置及びロータリダイカッタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のアンビル清掃装置は、アンビルシリンダと刃物を有するナイフシリンダとが対向して回転自在に支持され、前記アンビルシリンダと前記ナイフシリンダの間にシートが通過することで前記シートを切断加工するロータリダイカッタにおいて、前記アンビルシリンダの外周面に接触する位置に回転自在に支持される複数のブラシローラと、前記複数のブラシローラを独立して駆動回転可能なブラシ駆動装置と、を有することを特徴とするものである。
従って、シートがアンビルシリンダとナイフシリンダの間を通過するときに刃物がシートを切断加工する。このとき、複数のブラシローラがアンビルシリンダの外周面に接触することで、この複数のブラシローラによりアンビルシリンダの外周面に付着している切り屑などの異物を除去することができる。即ち、独立して駆動回転する複数のブラシローラがアンビルシリンダの外周面に接触するため、複数のブラシローラに十分な異物掻き取り力を確保することができると共に、アンビルシリンダに付着した異物を安定して効率良く除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの外周面と前記アンビルシリンダの外周面との接触位置で、前記外周面同士が逆方向に移動するように、前記複数のブラシローラを駆動回転することを特徴としている。
従って、複数のブラシローラは、アンビルシリンダの外周面に対して移動方向が逆方向となるように接触することで、アンビルシリンダの外周面に付着している切り屑などの異物を効率良く除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記ブラシ駆動装置は、前記ブラシローラの外周面と前記アンビルシリンダの外周面との接触位置で、前記複数のブラシローラの外周面が下方に移動する方向に、前記複数のブラシローラを駆動回転することを特徴としている。
従って、複数のブラシローラは、アンビルシリンダの外周面に対して下方に向けて接触することで、アンビルシリンダの外周面に付着している切り屑などの異物を重力方向に向けて掻き落とすこととなり、異物を効率良く除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記複数のブラシローラは、互いに平行をなして配置される第1ブラシローラ及び第2ブラシローラを有し、前記ブラシ駆動装置は、前記第1ブラシローラ及び前記第2ブラシローラの軸方向における一方側に配置されて前記第1ブラシローラを駆動回転可能な第1ブラシ駆動装置と、前記第1ブラシローラ及び前記第2ブラシローラの軸方向における他方側に配置されて前記第2ブラシローラを駆動回転可能な第2ブラシ駆動装置とを有することを特徴としている。
従って、第1ブラシローラ及び第2ブラシローラに対して各ブラシ駆動装置を一方側と他方側に配置することで、重量バランスを良好にすることができると共に、スペースを有効的に利用することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記複数のブラシローラと前記アンビルシリンダとの接触位置より前記アンビルシリンダの回転方向における上流側に前記アンビルシリンダの外周面に接触する固定ブラシが設けられることを特徴としている。
従って、複数のブラシローラより上流側に固定ブラシが設けられることで、アンビルシリンダの外周面に大きな異物が付着していたとき、事前に固定ブラシがこの大きな異物を除去することができるため、複数のブラシローラが大きな異物を噛み込むことはなく、アンビルシリンダの外周面に付着した小さい異物を適正に除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記複数のブラシローラを前記アンビルシリンダの径方向に沿って移動可能なブラシ移動装置が設けられ、前記ブラシ移動装置は、前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダの外周面に接触する清掃位置と、前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダの外周面から離間する退避位置とに停止可能であることを特徴としている。
従って、複数のブラシローラが清掃位置と退避位置に移動することができ、複数のブラシローラの不使用時には、この複数のブラシローラを作業の邪魔にならない位置に移動することができ、作業空間を効率的に利用することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダから除去した異物を回収する異物回収装置が設けられ、前記異物回収装置は、筒形状をなして前記アンビルシリンダ側に延出する先端部に前記複数のブラシローラが装着されるダクトと、前記ダクトの後端部における前記複数のブラシローラの軸方向に所定間隔で連結される複数の吸引部とを有することを特徴としている。
従って、複数のブラシローラがアンビルシリンダから除去した異物は、異物回収装置により適正に回収されることとなり、異物の再飛散を防止することができる。また、異物回収装置を構成するダクトの先端部に複数のブラシローラが装着されることで、ブラシローラが除去した異物を適正に回収することができる。更に、ダクトに所定間隔で複数の吸引部が連結されることで、複数のブラシローラの軸方向における吸引力を均等化することができ、ブラシローラが除去した異物を適正に回収することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの回転方向を独立して変更可能であることを特徴としている。
従って、アンビルシリンダの外周面に付着した異物の種類、大きさ、量などに応じて各ブラシローラの回転方向を独立して変更することができ、異物を効率良く除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置では、前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの回転速度を独立して変更可能であることを特徴としている。
従って、アンビルシリンダの外周面に付着した異物の種類、大きさ、量などに応じて各ブラシローラの回転速度を独立して変更することができ、異物を効率良く除去することができる。
また、本発明のシートのロータリダイカッタは、フレームに駆動回転自在に支持されるアンビルシリンダと、外周部に刃物が固定されて前記フレームにおける前記アンビルシリンダの下方に対向して駆動回転自在に支持されるナイフシリンダと、前記アンビル清掃装置と、を有することを特徴とするものである。
従って、シートがアンビルシリンダとナイフシリンダの間を通過するときに刃物がシートを切断加工する。このとき、複数のブラシローラがアンビルシリンダの外周面に接触することで、この複数のブラシローラによりアンビルシリンダの外周面に付着している切り屑などの異物を除去することができる。
本発明のアンビル清掃装置及びロータリダイカッタによれば、アンビルシリンダの外周面に接触する位置に回転自在に支持される複数のブラシローラと、複数のブラシローラを独立して駆動回転可能なブラシ駆動装置を設けるので、複数のブラシローラによりアンビルシリンダの外周面に付着している切り屑などの異物を除去することができる。
図1は、本実施形態の製函機を表す概略構成図である。 図2は、本実施形態のダイカット部を表す概略図である。 図3は、本実施形態のアンビル清掃装置を表す概略図である。 図4は、アンビル清掃装置のブラシ移動装置を表す図3のIV−IV断面図である。 図5は、ブラシ駆動装置を表す概略側面図である。 図6は、ブラシ駆動装置を表す概略平面図である。 図7は、アンビルシリンダとブラシローラとの関係を表す概略図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るアンビル清掃装置及びロータリダイカッタの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態の製函機を表す概略構成図である。
本実施形態の製函機は、図1に示すように、段ボールシート(シート)Sを加工することで段ボール箱(箱体)を製造するものである。この製函機は、段ボールシートSを搬送する方向に直線状をなして配置された給紙部11、印刷部21、乾燥部31、ダイカット部41とから構成されている。
給紙部11は、段ボールシートSを一枚ずつ送り出して一定の速度で印刷部21に送るものである。この給紙部11は、テーブル12と、前当て13と、供給装置14と、フィードロール15とを有している。テーブル12は、多数枚の段ボールシートSを積み重ねて載置可能であると共に、昇降可能に支持されている。前当て13は、テーブル12上に積み重ねられた段ボールシートSの前端位置を位置決めすることができ、下端部とテーブル12との間に1枚の段ボールシートSが通過可能な隙間が確保されている。供給装置14は、テーブル12上に積み重ねられた多数枚の段ボールシートSのうちの最下位置にある段ボールシートSを前方に送り出すことができる。フィードロール15は、供給装置14により送り出された段ボールシートSを印刷部21に供給することができる。
印刷部21は、段ボールシートSの表面に多色刷り(本実施形態では、6色刷り)を行うものである。この印刷部21は、6個の印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21E,21Fが直列をなして配置され、段ボールシートSの表面に6個のインキ色を使用して印刷を行うことができる。各印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21E,21Fは、ほぼ同様に構成され、印刷シリンダ22、インキ(ニス)供給ロール(アニロックスロール)23、インキ(ニス)チャンバ24、受ロール25を有している。印刷シリンダ22は、その外周部に印版(図示略)が取付けられ、回転可能となっている。インキ供給ロール23は、印刷シリンダ22の近傍にて印版に対接するように配置され、回転可能に設けられている。インキチャンバ24は、インキやニスを蓄えるものであり、インキ供給ロール23の近傍に設けられている。受ロール25は、印刷シリンダ22との間で段ボールシートSを挟持することで、所定の印圧を付与しながら搬送するものであり、印刷シリンダ22の下方に対向して回転可能に設けられている。
本実施形態にて、6個の印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21E,21Fのうち、5個の印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21Eは、段ボールシートSの表面に異なるインキを転写して印刷を行うものであり、1個の印刷ユニット21Fは、印刷された段ボールシートSの表面にニスを塗布するものである。
乾燥部31は、インキが転写され、その上にニスが塗布された段ボールシートSの表面を乾燥させるものである。乾燥部31は、上方に赤外線照射装置(IRランプ)32と冷却ノズル33が設けられている。赤外線照射装置32は、段ボールシートSの表面に赤外線を照射することで、表面に塗布されたニスを乾燥することができる。冷却ノズル33は、段ボールシートSの表面に冷却空気を噴射することで、赤外線により加熱された段ボールシートSを冷却することができる。
ダイカット部41は、段ボールシートSに対して、手穴用の打ち抜き加工を施すものである。このダイカット部41は、上下一対の送りローラ42と、アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44を有している。送りローラ42は、段ボールシートSを上下から挟持して搬送するものであり、回転可能に設けられている。アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44は、それぞれ円柱形状に形成され、図示しない駆動装置により同期して回転可能となっている。なお、後述するが、ナイフシリンダ44は、外周部における所定の位置に刃物が固定されている。
なお、ダイカット部41は、段ボールシートSに対して、打ち抜き加工を施すだけでなく、罫線加工を施したり、溝切り加工を施したりするものである。即ち、アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44は、罫線加工用の円盤や溝切り加工用の刃物を固定することができる。
ここで、上述した本実施形態の製函機にて、段ボールシートSを加工する動作を説明する。
段ボールシートSは、表ライナと裏ライナとの間に波形を成す中芯が糊付けされて形成されたものである。この段ボールシートSは、給紙部11のテーブル12上に積み重ねられる。給紙部11にて、テーブル12上に積み重ねられている多数枚の段ボールシートSは、まず、前当て13により位置決めされ、次に、テーブル12が下降することで、供給装置14により最下位置にある段ボールシートSが送り出される。すると、この段ボールシートSは、一対のフィードロール15により所定の一定速度で、印刷部21に供給される。
印刷部21にて、各印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21Eでは、インキ供給ロール23の表面にインキチャンバ24からインキが供給されており、印刷シリンダ22及びインキ供給ロール23が回転すると、インキ供給ロール23の表面のインキが印版に転移される。そして、印刷シリンダ22と受ロール25との間に段ボールシートSが搬送されると、この段ボールシートSが印刷シリンダ(印版)22と受ロール25とにより挟持され、この段ボールシートSに印圧が付与されることでその表面に印刷が施される。
続いて、印刷ユニット21Fでは、インキ供給ロール23の表面にインキチャンバ24からニスが供給されており、印刷シリンダ22及びインキ供給ロール23が回転すると、インキ供給ロール23の表面に転移される。そして、印刷シリンダ22と受ロール25との間に段ボールシートSが搬送されると、この段ボールシートSが印刷シリンダ22と受ロール25とにより挟持され、この段ボールシートSに印圧が付与されることでその表面にニスが塗布される。
乾燥部31にて、赤外線照射装置32は、段ボールシートSの表面に赤外線を照射することで、表面に塗布されたニスを乾燥する。冷却ノズル33は、段ボールシートSの表面に冷却空気を噴射することで、赤外線により加熱された段ボールシートSを冷却する。そして、段ボールシートSは、送りロールによりダイカット部41に搬送される。
ダイカット部41にて、段ボールシートSがアンビルシリンダ43とナイフシリンダ44との間を通過するとき、手穴が形成される。このとき、段ボールシートSは、同時に、罫線が形成され、また、溝が形成されると共に、端部が切断され、製函機の後行程に送られる。
ここで、本実施形態のダイカット部(ロータリダイカッタ)41について詳細に説明する。図2は、本実施形態のダイカット部を表す概略図、図3は、本実施形態のアンビル清掃装置を表す概略図、図4は、アンビル清掃装置のブラシ移動装置を表す図3のIV−IV断面図、図5は、ブラシ駆動装置を表す概略側面図、図6は、ブラシ駆動装置を表す概略平面図、図7は、アンビルシリンダとブラシローラとの関係を表す概略図である。
図2に示すように、ダイカット部41にて、フレーム51は、床面FLに立設されており、内部にアンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44が上下に配置されている。このアンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44は、水平で互いに平行をなすように配置され、各端部がフレーム51に回転自在に支持され、図示しない駆動装置により互いに逆方向に駆動回転することができる。
アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44より段ボールシートSの搬送方向の上流側に、一対の送りローラ42が上下に配置されている。また、ナイフシリンダ44は、外周面に複数の刃物取付台45が着脱自在に装着されている。この刃物取付台45は、円弧状をなし、外周面にカッティングナイフ(刃物)46が固定されている。このカッティングナイフ46により段ボールシートSに対して打ち抜き加工を行うことができる。
ダイカット部41は、アンビルシリンダ43の外周面に付着した異物(切り屑など)を除去するアンビル清掃装置52が設けられている。このアンビル清掃装置52は、複数(本実施形態では、2個)のブラシローラ53,54と、ブラシ駆動装置55,56と、ブラシ移動装置57と、異物回収装置58とを有している。
図2から図6に示すように、ダクト61は、矩形の筒形状をなし、アンビルシリンダ43側に延出する先端部に2個のブラシローラ53,54が装着されている。2個のブラシローラ53,54は、ほぼ同様の構成をなし、アンビルシリンダ43の周方向に並設されるようにダクト61の上下方向に並設されている。各ブラシローラ53,54は、回転軸62,63の外周部にブラシ64,65が固定されて構成され、回転軸62,63の各端部がダクト61の各側部に回転自在に支持されている。
各ブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43の外周面に接触する位置に回転自在に支持されており、ブラシ駆動装置55,56により独立して駆動回転可能となっている。
ダクト61は、左右の側部にL字断面形状をなすブラケット71,72がそれぞれ固定されており、第1ブラケット71に第1ブラシ駆動装置(第1駆動モータ)55が固定され、第2ブラケット72に第2ブラシ駆動装置(第2駆動モータ)56が固定されている。第1ブラシ駆動装置55は、駆動軸に第1駆動スプロケット73が固定され、第2ブラシ駆動装置56は、駆動軸に第2駆動スプロケット74が固定されている。一方、第1ブラシローラ53は、回転軸62の一端部に第1従動スプロケット75が固定され、第2ブラシローラ54は、回転軸63の他端部に第2従動スプロケット76が固定されている。そして、第1駆動スプロケット73と第1従動スプロケット75との間に無端のチェーン77が掛け回され、第2駆動スプロケット74と第2従動スプロケット76との間に無端のチェーン78が掛け回されている。
従って、第1ブラシ駆動装置55を駆動すると、回転力が第1駆動スプロケット73からチェーン77を介して第1従動スプロケット75に伝達され、第1ブラシローラ53を回転することができる。また、第2ブラシ駆動装置56を駆動すると、回転力が第2駆動スプロケット74からチェーン78を介して第2従動スプロケット76に伝達され、第2ブラシローラ54を回転することができる。このとき、アンビルシリンダ43の回転方向と各ブラシローラ53,54の回転方向は、同方向(図2にて、時計回り方向)である。そのため、各ブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43との接触位置で、外周面同士が逆方向に移動するように回転する。また、各ブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43との接触位置で、外周面が下方に移動するように回転する。
また、ダクト61は、各ブラシローラ53,54とアンビルシリンダ43との接触位置よりアンビルシリンダ43の回転方向における上流側にアンビルシリンダ43の外周面に接触する固定ブラシ79が設けられている。固定ブラシ79は、ブラシローラ53,54の軸方向に沿って配置されており、ほぼ同様の長さに設定されている。
フレーム51は、ダクト61の両側に左右のガイドレール81,82が固定されており、左右のガイドレール81,82は、レール部83,84が固定されている。一方、左右のブラケット71,72は、それぞれスライダ85,86が固定され、スライダ85,86は、ガイドレール81,82のレール部83,84に移動自在に支持されている。そのため、ダクト61は、ガイドレール81,82に沿って移動することができる。
ブラシ移動装置(駆動モータ)57は、ブラケット87を介してフレーム51に固定されている。ブラシ移動装置57は、駆動軸に駆動スプロケット88が固定されている。また、回転軸89は、各端部がフレーム51に架け渡されて回転自在に支持されており、従動スプロケット90が固定されている。そして、駆動スプロケット88と従動スプロケット90との間に無端のチェーン91が掛け回されている。回転軸89は、駆動ギヤ92,93が固定されている。一方、各ブラケット71,72は、端面部にラック94,95が形成されている。そして、駆動ギヤ92,93がラック94,95に噛み合っている。
従って、ブラシ移動装置57を駆動すると、回転力が駆動スプロケット88からチェーン91を介して従動スプロケット90に伝達され、回転軸89を回転することができる。回転軸89が回転すると、駆動ギヤ92,93が回転し、ラック94,95を介して各ブラケット71,72をガイドレール81,82に沿って移動することができる。そのため、ブラケット71,72に支持されたダクト61は、ガイドレール81,82に沿って移動することができる。
また、ダクト61は、先端部に近接センサ96が固定されている。また、フレーム51は、リミットスイッチ97,98が固定されている。そのため、ブラシ移動装置57は、ダクト61をガイドレール81,82に沿って移動することで、複数のブラシローラ53,54をアンビルシリンダ43の径方向に沿って移動することができる。そして、ブラシ移動装置57は、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触する清掃位置(図3の実線位置)と、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面から離間する退避位置(図3の二点鎖線位置)とに停止することができる。この場合、近接センサ96がアンビルシリンダ43の外周面との距離を検出することで、ブラシ移動装置57によりブラシローラ53,54を清掃位置に停止する。一方、ブラケット71がリミットスイッチ97をOFFしてリミットスイッチ98をONすることで、ブラシ移動装置57によりブラシローラ53,54を退避位置に停止する。
異物回収装置58は、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43から除去した異物を回収するものである。この異物回収装置58は、前述したダクト61を有し、ダクト61は、後端部に回収部101が固定され、この回収部101における各ブラシローラ53,54の軸方向に所定間隔で複数(本実施形態では、3個)の吸引部102が連結されている。各吸引部102は、回収ホース103の一端部が連結され、回収ホース103の他端部に吸引装置104が連結されている。
また、ブラシ駆動装置55,56及びブラシ移動装置57は、制御装置111が接続され、制御装置111は、操作装置112が接続されている。オペレータは、操作装置112により制御装置111に操作指令を出力することで、ブラシ駆動装置55,56及びブラシ移動装置57を駆動することができる。このとき、オペレータは、操作装置112を操作することで、制御装置111によりブラシ駆動装置55,56を駆動制御し、複数のブラシローラ53,54の回転方向を独立して変更することができる。即ち、ブラシ駆動装置55,56は、各ブラシローラ53,54の回転方向(正転及び逆転)を別々に変更することができる。
ここで、本実施形態のアンビル清掃装置52の作動について説明する。
図2に示すように、ダイカット部41にて、段ボールシートSがアンビルシリンダ43とナイフシリンダ44との間を通過すると、ナイフシリンダ44に固定された刃物取付台45のカッティングナイフ46が段ボールシートSに対して打ち抜き加工を行う。そして、このとき、アンビル清掃装置52は、アンビルシリンダ43の外周面に付着した切り屑などの異物を除去する。
即ち、図3に示すように、ブラシ移動装置57は、ダクト61をガイドレール81,82に沿って前進移動し、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触する清掃位置に移動しておく。各ブラシ駆動装置55,56は、2個のブラシローラ53,54を回転する。すると、図7に示すように、アンビルシリンダ43と各ブラシローラ53,54が同方向(図7にて、時計回り方向)に回転することから、各ブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43との接触位置で、外周面同士が逆方向、つまり、上方に移動するアンビルシリンダ43に対して、各ブラシローラ53,54が下方に移動することで、アンビルシリンダ43の外周面に付着している異物を掻き落とすことができる。特に、アンビルシリンダ43の外周面は、カッティングナイフ46が段ボールシートを介して接触するため傷ができやすいが、この傷に付着する紙粉などの小さい異物を掻き落とすことができる。
また、アンビルシリンダ43の外周面に、カッティングナイフ46が段ボールシートSに対して打ち抜き加工した際、段ボールシートSから打ち抜かれた打ち抜き片などの大きな異物が付着していたとき、事前に固定ブラシ79がこの大きな異物を除去することができ、複数のブラシローラ53,54に大きな異物が噛み込まれるのを防止する。
また、各ブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43から掻き落とした異物は、異物回収装置58により回収される。ダクト61は、吸引装置104から複数の吸引部102を介して吸引力が作用しており、アンビルシリンダ43から除去された異物は、この吸引力によりダクト61を上昇し、所定の容器に回収される。
このように本実施形態のアンビル清掃装置にあっては、アンビルシリンダ43とナイフシリンダ44とが対向して回転自在に支持され、アンビルシリンダ43とナイフシリンダ44の間に段ボールシートSが通過することでこの段ボールシートSを穴開き加工するダイカット部41において、アンビルシリンダ43の外周面に接触する位置に回転自在に支持される複数のブラシローラ53,54と、複数のブラシローラ53,54を独立して駆動回転可能なブラシ駆動装置55,56とを有するアンビル清掃装置52を設ける。
従って、段ボールシートSがアンビルシリンダ43とナイフシリンダ44の間を通過するとき、カッティングナイフ46が段ボールシートSに対して穴開き加工を行う。このとき、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触することで、この複数のブラシローラ53,54によりアンビルシリンダ43の外周面に付着している切り屑などの異物を除去することができる。即ち、独立して駆動回転する複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触するため、複数のブラシローラ53,54に十分な異物掻き取り力を確保することができると共に、アンビルシリンダ43に付着した異物を安定して効率良く除去することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、ブラシ駆動装置55,56は、複数のブラシローラ53,54の外周面とアンビルシリンダ43の外周面との接触位置で、外周面同士が逆方向に移動するように複数のブラシローラ53,54を駆動回転する。従って、複数のブラシローラ53,54とアンビルシリンダ43は、外周面が逆方向に接触することで、アンビルシリンダ43の外周面に付着している切り屑などの異物を効率良く除去することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、ブラシ駆動装置55,56は、複数のブラシローラ53,54の外周面とアンビルシリンダ43の外周面との接触位置で、ブラシローラ53,54の外周面が下方に移動する方向に駆動回転する。従って、複数のブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43の外周面に対して下方に向けて接触することで、アンビルシリンダ43の外周面に付着している切り屑などの異物を重力方向に向けて掻き落とすこととなり、異物を効率良く除去することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、第1ブラシローラ53及び第2ブラシローラ54の軸方向における一方側に配置されて第1ブラシローラ53を駆動回転可能な第1ブラシ駆動装置55と、第1ブラシローラ53及び第2ブラシローラ54の軸方向における他方側に配置されて前記第2ブラシローラ54を駆動回転可能な第2ブラシ駆動装置56とを設ける。従って、第1ブラシローラ53及び第2ブラシローラ54に対して各ブラシ駆動装置55,56を一方側と他方側に配置することで、重量バランスを良好にすることができると共に、スペースを有効的に利用することができ、装置の大型化を抑制することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、複数のブラシローラ53,54とアンビルシリンダ43との接触位置よりアンビルシリンダ43の回転方向における上流側にアンビルシリンダ43の外周面に接触する固定ブラシ79を設けている。従って、アンビルシリンダ43の外周面に大きな異物が付着していたとき、事前に固定ブラシ79がこの大きな異物を除去することができ、複数のブラシローラ53,54は、アンビルシリンダ43の外周面に付着した小さい異物を適正に除去することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、複数のブラシローラ53,54をアンビルシリンダ43の径方向に沿って移動可能なブラシ移動装置57を設け、ブラシ移動装置57は、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触する清掃位置と、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面から離間する退避位置とに停止可能としている。従って、複数のブラシローラ53,54の不使用時には、この複数のブラシローラ53,54を作業の邪魔にならない位置に移動することができ、作業空間を効率的に利用することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43から除去した異物を回収する異物回収装置58を設け、異物回収装置58として、筒形状をなしてアンビルシリンダ43側に延出する先端部に複数のブラシローラ53,54が装着されるダクト61と、ダクト61の後端部における複数のブラシローラ53,54の軸方向に所定間隔で連結される複数の吸引部102とを設けている。従って、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43から除去した異物は、異物回収装置58により適正に回収されることとなり、異物の再飛散を防止することができる。また、異物回収装置58を構成するダクト61の先端部に複数のブラシローラ53,54を装着することで、ブラシローラ53,54が除去した異物を適正に回収することができる。更に、ダクト61に所定間隔で複数の吸引部102を連結することで、複数のブラシローラ53,54の軸方向における吸引力を均等化することができ、ブラシローラ53,54が除去した異物を適正に回収することができる。
本実施形態のアンビル清掃装置では、ブラシ駆動装置55,56に制御装置111が接続され、制御装置111に操作装置112が接続されており、オペレータの操作装置112を用いた操作指令により、複数のブラシローラ53,54の回転方向や回転速度を独立して変更可能としている。従って、アンビルシリンダ43の外周面に付着した異物の種類、大きさ、量などに応じて各ブラシローラ53,54の回転方向や回転速度を独立して変更することができ、異物を効率良く除去することができる。
この場合、例えば、図7にて、第1ブラシローラ53を反時計回り方向に回転し、第2ブラシローラ54を時計回り方向に回転することで、アンビルシリンダ43の外周面から除去した異物を各ブラシローラ53,54の間からダクト61の上方に移動することができ、異物の再飛散を防止することができる。なお、このとき、第2ブラシローラ54とアンビルシリンダ43は、接触する外周面の位置で移動方向が同方向になることから、第2ブラシローラ54の周速をアンビルシリンダ43の周速より早くする(または、遅くする)ことが好ましい。
また、本実施形態のロータリダイカッタにあっては、フレーム51に駆動回転自在に支持されるアンビルシリンダ43と、外周部にカッティングナイフ46が固定されてフレーム51におけるアンビルシリンダ43の下方に対向して駆動回転自在に支持されるナイフシリンダ44と、アンビルシリンダ43の外周面に付着した異物を除去するアンビル清掃装置52とを設けている。
従って、段ボールシートSがアンビルシリンダ43とナイフシリンダ44の間を通過するとき、カッティングナイフ46が段ボールシートSに対して穴開き加工を行う。このとき、複数のブラシローラ53,54がアンビルシリンダ43の外周面に接触することで、この複数のブラシローラ53,54によりアンビルシリンダ43の外周面に付着している切り屑などの異物を安定して効率良く除去することができる。
なお、上述した本実施形態では、2個のブラシローラ53,54を設けたが、3個以上設けてもよい。また、ブラシローラをサクションローラとしてもよい。
また、上述した各実施形態では、複数のブラシローラ53,54を回転可能としたが、回転可能で、且つ、軸方向に揺動可能としてもよい。この場合、複数のブラシローラを同期して同方向に揺動してもよいし、同期して逆方向に揺動してもよい。
また、複数のブラシローラ53,54に付着した異物を除去する清掃ローラをブラシローラ53,54に接触するように配置してもよい。アンビルシリンダ43の摩耗による外径の縮小に対応して、ブラシローラ53,54の清掃位置を調整可能としてもよい。
また、複数のブラシローラ53,54に代えて巻き取り式の粘着シートを設け、この粘着シートをアンビルシリンダの外周面に接触することで、異物を除去するように構成してもよい。そして、異物を除去した粘着シートを洗浄する洗浄装置を設けてもよい。更に、粘着シートに代えて静電シートを適用してもよい。
また、上述した各実施形態では、製函機を、給紙部11、印刷部21、乾燥部31、ダイカット部41により構成したが、この構成に限定されるものではなく、フォルディング部やカウンタエゼクタ部などを設けてもよい。
また、上述した各実施形態にて、印刷部21は、段ボールシートSの表面にインキを転写して印刷を行う5個の印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21Eと、印刷された段ボールシートSの表面にニスを塗布する印刷ユニット21Fにより構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、5個の印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21Eの個数は、5個に限定されるものではなく、また、ニスを塗布する印刷ユニット21Fをなくしてもよい。また、印刷部21に隣接して乾燥部31を設けたが、使用するインキや段ボールシートSの種類によっては、この乾燥部31をなくしてもよい。このような構成であっても、本発明のアンビル清掃装置を適用することで、上述した作用効果を奏することができる。
また、上述した各実施形態にて、印刷部21は、各印刷ユニット21A,21B,21C,21D,21E,21Fがインキ供給ロール23の表面にインキチャンバ24からインキが供給する構成であるが、この構成に限定されるものではない。例えば、一対のインキロールの組み合わせによって形成されるロールニップ部に対してインキを供給するような2ロール方式の印刷ユニットを適用してもよい。
また、上述した各実施形態では、アンビル清掃装置52は、アンビルシリンダ43に付着した異物を、切り屑などの異物、打ち抜き片などの大きい異物、紙粉などの小さい異物としているが、異物は、これらに限定されるものではなく、アンビルシリンダに付着したいかなる異物を除去するものとして適用してもよい。
11 給紙部
21 印刷部
31 乾燥部
41 ダイカット部
43 アンビルシリンダ
44 ナイフシリンダ
45 刃物取付台
46 カッティングナイフ
51 フレーム
52 アンビル清掃装置
53,54 ブラシローラ
55,56 ブラシ駆動装置
57 ブラシ移動装置
58 異物回収装置
61 ダクト
79 固定ブラシ
96 近接センサ
97,98 リミットスイッチ
111 制御装置
112 操作装置

Claims (9)

  1. 上方に位置するアンビルシリンダと刃物を有して下方に位置するナイフシリンダとが対向して回転自在に支持され、前記アンビルシリンダと前記ナイフシリンダの間に段ボールシートが通過することで前記段ボールシートを切断加工するロータリダイカッタにおいて、
    前記アンビルシリンダの外周面に接触する位置に回転自在に支持される複数のブラシローラと、
    前記複数のブラシローラを独立して駆動回転可能なブラシ駆動装置と、
    を有し、
    前記複数のブラシローラの外周面と前記アンビルシリンダの外周面との接触位置は、前記アンビルシリンダの回転中心より上方に位置し、
    前記ブラシ駆動装置は、前記接触位置で、外周面が上方に移動する前記アンビルシリンダに対して、前記複数のブラシローラの外周面が下方に移動する方向に、前記複数のブラシローラを駆動回転する、
    ことを特徴とするアンビル清掃装置。
  2. アンビルシリンダと刃物を有するナイフシリンダとが対向して回転自在に支持され、前記アンビルシリンダと前記ナイフシリンダの間に段ボールシートが通過することで前記段ボールシートを切断加工するロータリダイカッタにおいて、
    前記アンビルシリンダの外周面に接触する位置に回転自在に支持される複数のブラシローラと、
    前記複数のブラシローラを独立して駆動回転可能なブラシ駆動装置と、
    を有し、
    前記複数のブラシローラと前記アンビルシリンダとの接触位置より前記アンビルシリンダの回転方向における上流側に前記アンビルシリンダの外周面に接触する固定ブラシが設けられる、
    ことを特徴とするアンビル清掃装置。
  3. 前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの外周面と前記アンビルシリンダの外周面との接触位置で、前記外周面同士が逆方向に移動するように、前記複数のブラシローラを駆動回転することを特徴とする請求項2に記載のアンビル清掃装置。
  4. 前記複数のブラシローラは、互いに平行をなして配置される第1ブラシローラ及び第2ブラシローラを有し、前記ブラシ駆動装置は、第1ブラシローラ及び第2ブラシローラの軸方向における一方側に配置されて前記第1ブラシローラを駆動回転可能な第1ブラシ駆動装置と、第1ブラシローラ及び第2ブラシローラの軸方向における他方側に配置されて前記第2ブラシローラを駆動回転可能な第2ブラシ駆動装置とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンビル清掃装置。
  5. 前記複数のブラシローラを前記アンビルシリンダの径方向に沿って移動可能なブラシ移動装置が設けられ、前記ブラシ移動装置は、前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダの外周面に接触する清掃位置と、前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダの外周面から離間する退避位置とに停止可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンビル清掃装置。
  6. 前記複数のブラシローラが前記アンビルシリンダから除去した異物を回収する異物回収装置が設けられ、前記異物回収装置は、筒形状をなして前記アンビルシリンダ側に延出する先端部に前記複数のブラシローラが装着されるダクトと、前記ダクトの後端部における前記複数のブラシローラの軸方向に所定間隔で連結される複数の吸引部とを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンビル清掃装置。
  7. 前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの回転方向を独立して変更可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンビル清掃装置。
  8. 前記ブラシ駆動装置は、前記複数のブラシローラの回転速度を独立して変更可能であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のアンビル清掃装置。
  9. フレームに駆動回転自在に支持されるアンビルシリンダと、
    外周部に刃物が固定されて前記フレームにおける前記アンビルシリンダの下方に対向して駆動回転自在に支持されるナイフシリンダと、
    請求項1から請求項8に記載のアンビル清掃装置と、
    を有することを特徴とするロータリダイカッタ。
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