JP6413346B2 - 便座ユニット - Google Patents

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本発明は、ダンパ装置を備えた便座ユニットに関する。
下記特許文献1には、閉方向に回動する便蓋や便座の勢いを低下させるためのダンパ装置が記載されている。かかるダンパ装置は、便蓋に接続される回動軸および便座に接続される回動軸を有する。
一方、下記特許文献2には、便座の座部(用を足す者が着座する部分)と各種部材が収容される本体部が一体化された装置(本体一体型の便座)が記載されている。
特開2004−308804公報 特開2006−37409号公報
従来のダンパ装置を備える便座ユニットでは、ダンパ装置の回動軸にかかる負荷が大きくなって、回動軸が破損してしまうおそれがある。特に、上記特許文献2に記載されるような本体一体型の便座のように、便座の重量が大きくなるとそのおそれが高まってしまう。
本発明は、ダンパ装置を備えた便座ユニットにおいて、当該ダンパ装置の回動軸にかかる負荷を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明にかかる便座ユニットは、便器に対して回動自在である便座部材と、第一回動軸、第二回動軸、および当該第一回動軸と第二回動軸の回動に抵抗を与える抵抗付加手段を有するダンパ装置と、を備え、前記第一回動軸と前記第二回動軸は、同軸状に配置されており、前記第一回動軸と前記第二回動軸の両方が、前記便座部材に形成された同一の係合穴に係合されているものである。
前記第一回動軸は、軸部を有し、前記第二回動軸は、筒状であり、当該筒の内側に前記第一回動軸の前記軸部が通されており、前記第一回動軸の前記便座部材側の端部に形成された第一Dカット面と、前記第二回動軸の前記便座部材側の端部に形成された第二Dカット面とが一続きの平面となった軸側Dカット面が構築され、前記係合穴には穴側Dカット面が形成され、前記軸側Dカット面と前記穴側Dカット面が対向するようにして、前記第一回動軸と前記第二回動軸の前記便座部材側の端部が前記係合穴に係合されているとよい。
前記便座部材は、座部および各種部品が収容される本体部が一体的に構成されたものであるとよい。
本発明にかかる便座ユニットによれば、ダンパ装置の回動軸にかかる負荷を低減することができる。
また、ダンパ装置が有する複数の回動軸のうちの二以上の回動軸が便座部材に係合された構成とすれば、便座部材が回動する際に各回動軸にかかる負荷が分散される。つまり、一の回動軸にかかる負荷が小さくなるから、回動軸の破損、変形等が防止される。
上記構成は、座部と各種部品が収容される本体部が一体的に構成され、便座部材全体の重量が大きくなる便座ユニットに対して特に有効である。
本発明の一実施形態にかかる便座ユニットの平面図である。 本発明の一実施形態にかかる便座ユニットが備えるダンパ装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる便座ユニットが備えるダンパ装置の断面図である。 高抵抗状態にあるダンパ装置の断面図である。 低抵抗状態にあるダンパ装置の断面図である。 付勢部材の付勢力に抗して第一ローラが第二ローラを乗り越える様子を順に示した図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる便座ユニット1について詳細に説明する。なお、以下の説明における前後方向とは図1における上下方向(下側を前とする)をいい、幅方向(後述するように、便座部材10や第一回動軸21、第二回動軸22の回動軸方向である)とは図1における左右方向をいい、上下方向(重力方向)とは上下方向および幅方向に直交する方向をいうものとする。また、径方向とは幅方向に沿う軸である便座部材10や第一回動軸21、第二回動軸22の回動軸を中心とする円の径方向をいい、周方向とは便座部材10や第一回動軸21、第二回動軸22の回動方向に沿う方向をいうものとする。
図1に示す本実施形態にかかる便座ユニット1は、便座部材10およびダンパ装置20を備える。便座部材10は、座部11およびこの座部11と一体的に構成された本体部12を有する。座部11は、用を足そうとする者が着座する部分である。本体部12は、座部11の後方に設けられた、内側に所定の大きさの空間が形成された部分である。当該本体部12内には、各種部材(図示略)が収容される。例えば、人体の局部を洗浄する人体局部洗浄装置や、当該装置に水を供給する配管等が収容される(この種の本体一体型の便座については上述した特許文献2等を参照)。かかる便座部材10は、便器90に対して回動自在である。本実施形態では、便座部材10は、便器90の後方に固定されるベース部材91に対して回動自在に接続されている。ベース部材91に対する便座部材10の接続構造は公知のものが適用できるから説明を省略する。
ダンパ装置20は、便器90に直接または間接的に固定されている。本実施形態では、ベース部材91にダンパ装置20が固定されている。ダンパ装置20は、複数の回動軸と、各回動軸の回動に抵抗を与える抵抗付加手段を有する。図2および図3に詳細を示す本実施形態におけるダンパ装置20は、第一回動軸21および第二回動軸22と、第一回動軸21の回動に抵抗を与える第一抵抗付加手段および第二回動軸22の回動に抵抗を与える第二抵抗付加手段を有する。
第一回動軸21は、その回動中心軸が幅方向に沿うように設けられる軸であって、鍔部211および軸部213を有する。軸部213の先端(鍔部211の反対側)には、軸連結用Dカット面214が形成されている。第二回動軸22は、その回動中心軸が幅方向に沿うように設けられる筒状の部材である。当該筒の内側の空間の大きさ(内径)は、第一回動軸21の軸部213が通過可能な大きさ、かつ第一回動軸21の鍔部211が通過不可能な大きさに形成されている。第一回動軸21の軸部213における軸連結用Dカット面214が形成されている部分よりも基端側は、第二回動軸22の内側の空間に通されている。したがって、第一回動軸21と第二回動軸22は互いに独立して回動しうる。
また、第一回動軸21の先端側には、連結軸23が設けられている。連結軸23は、筒状の部材であって、その内側には断面形状が第一回動軸21の軸連結用Dカット面214が形成された部分の断面形状と略同じである空間が形成されている。第一回動軸21の軸連結用Dカット面214が形成された部分はかかる空間内に挿入されている。したがって、第一回動軸21が回動するとそれとともに連結軸23も回動する。
ダンパ装置20は、その外郭を構成するケース部材として第一ケース部材24および第二ケース部材26を有する。第一ケース部材24は、第一回動軸21の基端側に向かって開口した部材である。当該第一ケース部材24の開口は、第一キャップ部材25により封鎖されている。第一ケース部材24と第一キャップ部材25によって形成された空間(以下第一空間と称する)内には、第一回動軸21と一体的に回動する連結軸23が位置している。
第一空間内には流体(本実施形態ではオイル)が充填されている。なお、詳細な説明は省略するが、第一空間に充填されたオイルが外部に漏れないようにするためのシール部材(Oリング等)が適宜設けられる。連結軸23の外側には、第一弁体28が設けられている。本実施形態では、周方向において、互いに略180度離れた位置に二つの第一弁体28が設けられている。このように、第一空間内に充填された流体(オイル)と、第一回動軸21と一体的に回動する連結軸23の外側に設けられた第一弁体28によって、第一抵抗付加手段が構成される。
第二ケース部材26は、第一ケース部材24よりも第一回動軸21の基端側に設けられた部材である。第二ケース部材26は、軸方向両側が開口している。第一ケース部材24における第一回動軸21の先端側に向かう開口は、第二キャップ部材27により封鎖されている。第二ケース部材26と第二キャップ部材27によって形成された空間(以下第二空間と称する)内には、第二回動軸22の中央部224が位置している。
第二ケース部材26における第一回動軸21の基端側に向かう開口を通じて、第一回動軸21の鍔部211および第二回動軸22の一部がケース外に露出している(第二回動軸22における露出した部分を突出部221と称する)。第一回動軸21の鍔部211と第二回動軸22の突出部221は、その外形が同じであり、軸方向に沿って並ぶ。本実施形態では、鍔部211に第一便座接続用Dカット面212が形成され、突出部221に第二便座接続用Dカット面222が形成されている。鍔部211および突出部221においてかかる便座接続用Dカット面が形成される位置は同じである。つまり、第一便座接続用Dカット面212と第二便座接続用Dカット面222は、一続きの平面を構築する。
本実施形態では、第一便座接続用Dカット面212と第二便座接続用Dカット面222が便座部材10に係合されている(図3等参照)。具体的には、便座部材10に形成された係合穴13(貫通、非貫通を問わない)の内周面には、第一便座接続用Dカット面212および第二便座接続用Dカット面222と対向するDカット面が形成されており、かかるDカット面同士の対向により、便座部材10の回動が第一回動軸21や第二回動軸22に伝わることとなる。このように、本実施形態では、第一回動軸21と第二回動軸22は、互いに直接連結されておらず、それぞれが便座部材10に係合されている。
第二空間内には流体(本実施形態ではオイル)が充填されている。なお、詳細な説明は省略するが、第二空間に充填されたオイルが外部に漏れないようにするためのシール部材(Oリング等)が適宜設けられる。第二回動軸22の中央部224の外側には、第二弁体29が設けられている。本実施形態では、周方向において、互いに略180度離れた位置に二つの第二弁体29が設けられている。このように、第二空間内に充填された流体(オイル)と、第二回動軸22の外側に設けられた第二弁体29によって、第二抵抗付加手段が構成される。
第一抵抗付加手段と第二抵抗付加手段の具体的な構造について説明する。なお、両抵抗付加手段の基本的な構造は同じであるため、両者をまとめて説明する。第二回動軸22の中央部224の外側や連結軸23の外側には、径方向外側に向かって突出した弁部41およびガイド部42が形成されている。弁部41の先端の中央には凹状に窪んだオリフィス411が形成されている。ガイド部42は、軸方向両側から突出した突起である。
第一弁体28および第二弁体29は、それぞれ、弧状部51、封鎖部52、および被ガイド部53を有する。弧状部51は、その外面が第一ケース部材24や第二ケース部材26の内面と微小な隙間を隔てて対向する。封鎖部52は、弧状部51から径方向内側に向かって突出した突起である。その突出高さは、上記オリフィス411の窪みの高さよりも大きい。被ガイド部53は、弧状部51から径方向内側に向かって突出した二つの突起であり、上記ガイド部42の内側に嵌まり込んでいる。各被ガイド部53の軸方向外側の面は、ガイド部42の軸方向内側の面に接触する。
第一空間および第二空間は、第一ケース部材24および第二ケース部材26に形成された仕切壁60によって二つの空間に仕切られている。各空間内に弁部41やガイド部42、弁体が位置する。
第二回動軸22や連結軸23(第一回動軸21)が一方に回動すると、図4に示すように空間内に充填されたオイルの圧力によって封鎖部52が押され、当該封鎖部52が弁部41(オリフィス411)に近づく方向に弁体が移動する。弁体は、その被ガイド部53がガイド部42に誘導されながら周方向に移動する。封鎖部52が弁部41に密着すると、封鎖部52によってオリフィス411が塞がれる。つまり、かかる状態となると、オイルは弁体の弧状部51とケース部材の内周面との隙間等から周方向における弁部41の一方側の空間から他方側の空間へ移動するしかなくなる。つまり、第二回動軸22や連結軸23(第一回動軸21)の回動に対する抵抗力が相対的に高い高抵抗状態となる。
第二回動軸22や連結軸23(第一回動軸21)が他方に回動すると、図5に示すように空間内に充填されたオイルの圧力によって封鎖部52が押され、当該封鎖部52が弁部41(オリフィス411)から離れる方向に弁体が移動する。したがって、オイルは、弁部41の一方側の空間から他方側の空間へオリフィス411を通じて移動可能な状態となる。したがって、第二回動軸22や連結軸23(第一回動軸21)の回動に対する抵抗力が相対的に低い低抵抗状態となる。
第一キャップ部材25と第二キャップ部材27の間には、便座部材10を回動させたときにクリック感を発生させるためのクリック感発生手段が構築されている。クリック感発生手段は、二つのローラ(第一ローラ31、第二ローラ32)および付勢部材30を有する。
二種類のローラのうちの一方である第一ローラ31は、第二回動軸22における突出部221の反対側に係合している。具体的には、第二回動軸22には、断面略半円状の溝である第一ローラ係合部223が形成されており、当該溝に第一ローラ31が嵌まり込んでいる。本実施形態では、周方向において互いに略180度離れた位置に二つの第一ローラ係合部223が形成されており、各第一ローラ係合部223に第一ローラ31が嵌まり込んでいる。
二種類のローラのうちの他方である第二ローラ32は、第二キャップ部材27に形成された第二ローラ係合部271に係合している。第二ローラ係合部271は、第一キャップ部材25側に形成されている。つまり、第二ローラ32は、第一キャップ部材25と第二キャップ部材27の間に位置する。第二キャップ部材27には、断面略半円状の溝である第二ローラ係合部271が形成されており、当該第二ローラ係合部271に第二ローラ32が嵌まり込んでいる。本実施形態では、周方向において互いに略180度離れた位置に二つの第二ローラ係合部271が形成されており、各第二ローラ係合部271に第二ローラ32が嵌まり込んでいる。断面略半円状の溝である第二ローラ係合部271は、その底側の一部が径方向に貫通している。当該第二ローラ係合部271に嵌まり込む第二ローラ32は、当該貫通孔を通じてその一部が第二キャップ部材27の内側に露出している。第二キャップ部材27の内側には、第二回動軸22に形成された第一ローラ係合部223およびそれに係合された第一ローラ31が位置している。
第二ローラ32の外側には、付勢部材30が設けられている。付勢部材30は、第二ローラ32を径方向内側に向かって付勢する。つまり、付勢部材30によって、第二ローラ32は第二ローラ係合部271に押し付けられた状態にある。当該状態において、第二ローラ32の径方向内側端部は、第一ローラ31の径方向外側端部よりも径方向内側に位置する。したがって、第二回動軸22が回動し、第一ローラ31と第二ローラ32の周方向位置が一致したとき、第一ローラ31と第二ローラ32が接触する。したがって、第二回動軸22を回動させる際には、第一ローラ31(第二ローラ32)が付勢部材30の付勢力に抗して第二ローラ32(第一ローラ31)を乗り越える必要がある(図6参照)。
本実施形態にかかる便座ユニット1が上記ダンパ装置20を備えることによる作用について、一部上記説明と重複するが以下説明する。便座部材10を閉位置(座部11が使用可能な位置)に向かって(下方に向かって)回動させると、その回動は便座部材10に係合されている第一回動軸21および第二回動軸22に伝わる。第一回動軸21が回動すると、それに係合されている連結軸23が回動する。便座部材10を閉位置に向かって回動させることによって第二回動軸22や連結軸23が回動すると、封鎖部52がオリフィス411を封鎖する方向に弁体が移動する(図4参照)。つまり、第一抵抗付加手段によって回動する第一回動軸21に対して付加される抵抗力、第二抵抗付加手段によって回動する第二回動軸22に対して付加される抵抗力が相対的に高い高抵抗状態となる。このような抵抗力が発生するため、第一回動軸21および第二回動軸22に係合された便座部材10は、閉方向にゆっくり移動する。つまり、便座部材10が便器90に勢いよく当たってしまうこと等が防止される。
本実施形態では、第一回動軸21と第二回動軸22は、直接連結されておらず、それぞれが便座部材10に係合されている。したがって、抵抗付加手段から回動を妨げる方向への抵抗力を受ける回動軸にかかる負荷は、第一回動軸21(連結軸23)と第二回動軸22に分散される。つまり、便座部材10に接続される回動軸が一つである従来型のダンパ装置20と比較し、一の回動軸にかかる負荷が低減され、回動軸の破損、変形等が防止される。回動軸の強度を高めるために回動軸を大きくする(装置を大型化する)必要もない。
特に、本実施形態にかかる便座部材10は、人体の局部を洗浄する人体局部洗浄装置や、当該装置に水を供給する配管等が収容される本体部12が一体的に構成されたものであるから、重量が大きく、ダンパ装置20の回動軸にかかる負荷が大きくなる。本実施形態にかかる技術思想は、このような回動軸にかかる負荷を分散させることができる点で有効である。
便座部材10を開位置(座部11を使用しない位置)に向かって(上方に向かって)回動させると、その回動は便座部材10に係合されている第一回動軸21および第二回動軸22に伝わる。第一回動軸21が回動すると、それに係合されている連結軸23が回動する。便座部材10を閉位置に向かって回動させることによって第二回動軸22や連結軸23が回動すると、封鎖部52がオリフィス411から離れる方向に弁体が移動する(図5参照)。つまり、第一抵抗付加手段によって回動する第一回動軸21に対して付加される抵抗力、第二抵抗付加手段によって回動する第二回動軸22に対して付加される抵抗力が相対的に低い低抵抗状態となる。このように、便座部材10を開位置に向かって回動させる際には、両回動軸にかかる抵抗力は小さいため、小さな力で便座部材10を回動させることができる。
また、上述したように、本実施形態におけるダンパ装置20にはクリック感発生手段が設けられているため、便座部材10を回動させる際にはクリック感が発生する。便座部材10を回動させると、第二回動軸22が回動する。第二回動軸22が回動すると、第二回動軸22に形成された第一ローラ係合部223に係合している第一ローラ31が周方向に変位する。第一ローラ31が第二ローラ32に接触すると、付勢部材30の付勢力に抗して第一ローラ31が第二ローラ32を乗り越える(図6参照)。この第一ローラ31が第二ローラ32を乗り越える際にクリック感が発生する。また、第一ローラ31が第二ローラ32を乗り越える際には、付勢部材30の付勢力を超える力が必要であることから、便座部材10が重力によって閉位置に移動してしまうことも防止される。つまり、クリック感発生手段は、便座部材10を閉位置と開位置との間の途中位置で保持させておく効果も発現する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる便座ユニット1が備えるダンパ装置20は、第一回動軸21および第二回動軸22という二つの回動軸を有するものであることを説明したが、三つ以上の回動軸を有するものであってもよい。互いに連結されていない三つ以上の回動軸を有し、それぞれが便座部材10に係合された構成とすれば、回動軸それぞれにかかる負荷をさらに低減することができる。また、三つ以上の回動軸を有するダンパ装置を用い、そのうちの二以上の回動軸を便座部材10に係合させた構造としてもよい。この場合、便座部材10に係合させない回動軸を比較的軽量な便蓋に係合させることで、便蓋の閉位置への移動がゆっくりなされるようにしてもよい。
また、ダンパ装置20は、第一回動軸21と第二回動軸22とを一体成形するか、あるいは別途用意した締結部材を用いて回転方向および/または軸方向に第一回動軸21と第二回動軸22とが相対移動しないように第一回動軸21と第二回動軸とを締結固定してもよい。これにより、便座部材10の閉位置への回動荷重を第一抵抗付加手段と第二抵抗付加手段とへ、より正確に均等に分散させ、第一抵抗付加手段と第二抵抗付加手段を壊れにくくすることができる。
1 便座ユニット
10 便座部材
11 座部
12 本体部
13 係合穴
20 ダンパ装置
21 第一回動軸
22 第二回動軸
23 連結軸
24 第一ケース部材
25 第一キャップ部材
26 第二ケース部材
27 第二キャップ部材
28 第一弁体
29 第二弁体
41 弁部
411 オリフィス
42 ガイド部
51 弧状部
52 封鎖部
53 被ガイド部
90 便器

Claims (3)

  1. 便器に対して回動自在である便座部材と、
    第一回動軸、第二回動軸、および当該第一回動軸と第二回動軸の回動に抵抗を与える抵抗付加手段を有するダンパ装置と、
    を備え、
    前記第一回動軸と前記第二回動軸は、同軸状に配置されており、
    前記第一回動軸と前記第二回動軸の両方が、前記便座部材に形成された同一の係合穴に係合されている、便座ユニット。
  2. 前記第一回動軸は、軸部を有し、
    前記第二回動軸は、筒状であり、当該筒の内側に前記第一回動軸の前記軸部が通されており、
    前記第一回動軸の前記便座部材側の端部に形成された第一Dカット面と、前記第二回動軸の前記便座部材側の端部に形成された第二Dカット面とが一続きの平面となった軸側Dカット面が構築され、
    前記係合穴には穴側Dカット面が形成され、
    前記軸側Dカット面と前記穴側Dカット面が対向するようにして、前記第一回動軸と前記第二回動軸の前記便座部材側の端部が前記係合穴に係合されている
    請求項1に記載の便座ユニット。
  3. 前記便座部材は、座部および各種部品が収容される本体部が一体的に構成されたものである、請求項1または請求項2に記載の便座ユニット。
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