JP6411198B2 - ワッシャ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の部材によって形成されるワッシャの技術に関する。
従来、複数の部材によって形成されるワッシャの技術は公知となっている。例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の如くである。
特許文献1及び特許文献2には、プレス加工によって得られた複数の部材によって形成されるワッシャ(スラストワッシャ、ころ軸受用レース)が記載されている。また特許文献2には、複数の部材の端部同士を突き合わせ、当該付き合わせた部分をレーザ溶接により接合してワッシャを形成する旨が記載されている。このように、複数の部材を接合することで、所定の形状(円弧状や円形状等)のワッシャを形成することができる。
しかしながら、このような技術では、予め定められた形状のワッシャを得ることしかできない。すなわち、異なる形状(寸法)のワッシャを得るためには、当該ワッシャに応じた形状の部材をプレス加工によって別途形成する必要がある。このため、上記技術ではワッシャの汎用性が乏しいという問題があった。
特開2004−19800号公報 特開2008−101637号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、汎用性が高いワッシャを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、円弧状に形成されると共に、一端部に第一の連結部が形成される第一の部材と、円弧状に形成されると共に、一端部に前記第一の連結部と連結可能かつ前記第一の連結部に対する相対位置を変更可能な第二の連結部が形成される第二の部材と、を具備し、前記第一の連結部は、前記第一の部材の周方向に延びる第一の周方向延設部と、前記第一の周方向延設部の端部から前記第一の部材の径方向外側に向かって延びる第一の径方向延設部と、を具備し、前記第二の連結部は、前記第二の部材の周方向に延びる第二の周方向延設部と、前記第二の周方向延設部の端部から前記第二の部材の径方向内側に向かって延びる第二の径方向延設部と、を具備し、前記第一の連結部と前記第二の連結部とが連結された状態において、前記第一の周方向延設部、前記第一の径方向延設部、前記第二の周方向延設部及び前記第二の径方向延設部によって囲まれた部分に挿通されることで、前記第一の連結部と前記第二の連結部との連結を保持する連結保持部材をさらに具備するものである。
請求項2においては、前記第一の連結部及び前記第二の連結部は、互いに係合可能な鉤形状に形成されるものである。
請求項3においては、前記連結保持部材は、かしめられることによって前記第一の連結部と前記第二の連結部とを固定するものである。
請求項4においては、前記第一の部材は、前記第二の部材と異なる材料により形成されるものである。
請求項5においては、円弧状に形成されると共に、一端部に第一の連結部が形成される第一の部材と、円弧状に形成されると共に、一端部に前記第一の連結部と連結可能かつ前記第一の連結部に対する相対位置を変更可能な第二の連結部が形成される第二の部材と、を具備し、前記第一の部材は、前記第二の部材と異なる材料により形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ワッシャの汎用性を高めることができる。また、第一の連結部及び第二の連結部を単純な形状に形成することができる。また、第一の連結部と第二の連結部との連結が解除されるのを防止することができる。
請求項2においては、第一の連結部及び第二の連結部を単純な形状に形成することができる。
請求項3においては、第一の連結部と第二の連結部との連結が解除されるのをより効果的に防止することができる。
請求項4においては、第一の部材と第二の部材の材料を適宜選択することで、ワッシャの特性を適宜変更することができる。
請求項5においては、ワッシャの汎用性を高めることができる。また、第一の部材と第二の部材の材料を適宜選択することで、ワッシャの特性を適宜変更することができる。
(a)本発明の第一実施形態に係るワッシャの正面図。(b)同じく、底面図。 第一ワッシャ片、第二ワッシャ片及び第三ワッシャ片を示す正面図。 第一連結部及び第二連結部を示す正面図。 (a)第一連結部と第二連結部の連結がピンによって保持された状態を示す正面図。(b)A−A断面図。 (a)第一連結部と第二連結部とを連結させる様子を示した正面図。(b)第一連結部と第二連結部とが連結された状態を示した正面図。 (a)第一ワッシャ片と第二ワッシャ片との間にピンを挿通する様子を示した断面模式図。(b)ピンがかしめられる様子を示した断面模式図。 第一連結部と第二連結部の連結がピンによって保持された状態を示す正面一部断面図。 (a)第二ワッシャ片を外側に広がるように回動させる様子を示した正面拡大図。(b)第二ワッシャ片及び第三ワッシャ片を外側に広がるように回動させる様子を示した正面図。 (a)第二ワッシャ片を内側に狭まるように回動させる様子を示した正面拡大図。(b)第二ワッシャ片及び第三ワッシャ片を内側に狭まるように回動させる様子を示した正面図。 (a)ワッシャを単一の部材で形成すると仮定した場合に、当該単一の部材が矩形板材から切り出される様子を示した図。(b)本実施形態に係るワッシャを形成する複数の部材が矩形板材から切り出される様子を示した図。 第二実施形態に係るワッシャにおいて、第二ワッシャ片が第一ワッシャ片に対して周方向に移動する様子を示した正面図。 (a)第三実施形態に係るワッシャの正面図。(b)同じく、底面図。 (a)第四実施形態に係るワッシャの第一連結部及び第二連結部を示した正面図。(b)第四実施形態に係るワッシャがハウジングに組みつけられた状態を示した断面模式図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
以下では、図1から図4までを用いて、本発明の第一実施形態に係るワッシャ1の各部の構成について説明する。
ワッシャ1は、適宜荷重を受けるための部材である。ワッシャ1は、正面視半円状(円弧状)に形成される。ワッシャ1は、2つ組み合わせて略円環状に配置された状態で、適宜の部材(例えば、軸部材を支持するハウジング等)に設けられる。この状態で、ワッシャ1は荷重(例えば、前記軸部材からの軸方向の荷重)を受けることができる。ワッシャ1は、主として第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3、第三ワッシャ片4及びピン5を具備する。
図1及び図2に示す第一ワッシャ片2は、ワッシャ1の左右中央部を形成する部分である。第一ワッシャ片2は、その板面を前後方向に向けた板状に形成される。第一ワッシャ片2は、適宜の金属材料(例えば、表面に耐摩耗性等が高い金属を焼結させたバイメタル材や鉄系材料等)によって形成される。第一ワッシャ片2は、主として第一本体部10、第一連結部20及び凹部30を具備する。
図1及び図2に示す第一本体部10は、第一ワッシャ片2の主たる部分(両端部を除く部分)を形成する部分である。第一本体部10は、正面視において、所定の点Cを中心とし、中心角が約60度の円弧状に形成される。第一本体部10は、略左右方向に亘って延びるように配置される。
なお、以下では説明の便宜上、点Cを中心とする周方向を単に「周方向」、点Cを中心とする径方向を単に「径方向」とそれぞれ称する。
図1から図4までに示す第一連結部20は、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4を連結するための部分である。第一連結部20は、第一本体部10の左右両端部にそれぞれ形成される。なお、左右の第一連結部20は互いに左右対称である。よって以下では、右側の第一連結部20の構成についてのみ説明し、左側の第一連結部20については説明を省略する。第一連結部20は、主として第一周方向延設部21、第一径方向延設部22、対向部23及び外周側突出部24を具備する。
図3及び図4に示す第一周方向延設部21は、周方向に延びるように形成される部分である。第一周方向延設部21は、第一本体部10の右端部の下部(右端部の内周側)から、周方向に沿って略右方へと延びるように形成される。第一周方向延設部21の径方向幅は、第一本体部10の径方向幅よりも小さくなるように(第一本体部10の径方向幅の半分未満になるように)形成される。
第一径方向延設部22は、径方向に延びるように形成される部分である。第一径方向延設部22は、第一周方向延設部21の右端部から、略上方(径方向外側)へと延びるように形成される。第一径方向延設部22は、正面視において、第一周方向延設部21の径方向外側に位置する所定の点P1を中心とした略円弧状に形成される。第一径方向延設部22は、主として先端部22a及び突出部22bを具備する。
先端部22aは、第一径方向延設部22の右端部(右上端部)に形成される部分である。先端部22aは、正面視において丸みを帯びた形状(角が無い形状)に形成される。
突出部22bは、第一径方向延設部22の左上端部に形成される部分である。突出部22bは、第一径方向延設部22の左上端部から、周方向に沿って略左方へと突出するように形成される。
対向部23は、第一本体部10の右端部に形成される曲面である。対向部23は、正面視において点P1を中心とした略円弧状に形成される。
外周側突出部24は、第一本体部10の右端部の上部(右端部の外周側)に形成される部分である。外周側突出部24は、第一本体部10の右端部の上部から、周方向に沿って略右方へと突出するように形成される。外周側突出部24は、対向部23と連続するように形成される。
このように、第一連結部20は、第一周方向延設部21及び第一径方向延設部22によって、周方向に沿って略右方へと延びる部分の先端が径方向外側に向かって曲がったような鉤形状に形成される。
図1から図4までに示す凹部30は、第一ワッシャ片2の左右両端部にそれぞれ形成される。なお、左右の凹部30は互いに左右対称である。よって以下では、右側の凹部30の構成についてのみ説明し、左側の凹部30については説明を省略する。
図3及び図4に示す凹部30は、第一ワッシャ片2の右端部の前後両側面を窪ませることによって形成される(図4(b)参照)。凹部30は、正面視において点P1を中心とする略円形状に形成される。当該凹部30の正面視における外形は、対向部23の外形と略一致する。
図1及び図2に示す第二ワッシャ片3は、ワッシャ1の右部を形成する部分である。第二ワッシャ片3は、その板面を前後方向に向けた板状に形成される。第二ワッシャ片3は、適宜の金属材料(例えば、表面に耐摩耗性等が高い金属を焼結させたバイメタル材や鉄系材料等)によって形成される。第二ワッシャ片3は、主として第二本体部40、第二連結部50及び凹部60を具備する。
図1及び図2に示す第二本体部40は、第二ワッシャ片3の主たる部分(左上端部を除く部分)を形成する部分である。第二本体部40は、正面視において、点Cを中心とし、中心角が約60度の円弧状に形成される。第二本体部40は、左上方から右下方に渡って延びるように配置される。第二本体部40の板厚(前後方向厚さ)は、第一ワッシャ片2の第一本体部10の板厚と同一となるように形成される。
図1から図4までに示す第二連結部50は、第一ワッシャ片2を連結するための部分である。第二連結部50は、第二本体部40の左上端部に形成される。第二連結部50は、主として第二周方向延設部51、第二径方向延設部52、対向部53及び内周側突出部54を具備する。
図3及び図4に示す第二周方向延設部51は、周方向に延びるように形成される部分である。第二周方向延設部51は、第二本体部40の左上端部の上部(左上端部の外周側)から、周方向に沿って略左上方へと延びるように形成される。第二周方向延設部51の径方向幅は、第二本体部40の径方向幅よりも小さくなるように(第二本体部40の径方向幅の半分未満になるように)形成される。
第二径方向延設部52は、径方向に延びるように形成される部分である。第二径方向延設部52は、第二周方向延設部51の左上端部から、略左下方(径方向内側)へと延びるように形成される。第二径方向延設部52は、正面視において、第二周方向延設部51の径方向内側に位置する所定の点P2を中心とした略円弧状に形成される。第二径方向延設部52は、主として先端部52a及び突出部52bを具備する。
先端部52aは、第二径方向延設部52の左端部(左下端部)に形成される部分である。先端部22aは、正面視において丸みを帯びた形状(角が無い形状)に形成される。
突出部52bは、第二径方向延設部52の右下端部に形成される部分である。突出部52bは、第二径方向延設部52の右下端部から、周方向に沿って略右方へと突出するように形成される。
対向部53は、第二本体部40の左上端部に形成される曲面である。対向部53は、正面視において点P2を中心とした略円弧状に形成される。
内周側突出部54は、第二本体部40の左上端部の下部(左上端部の内周側)に形成される部分である。内周側突出部54は、第二本体部40の左上端部の下部から、周方向に沿って略左上方へと突出するように形成される。内周側突出部54は、対向部53と連続するように形成される。
このように、第二連結部50は、第二周方向延設部51及び第二径方向延設部52によって、周方向に沿って略左上方へと延びる部分の先端が径方向内側に向かって曲がったような鉤形状に形成される。
図1から図4までに示す凹部60は、第二ワッシャ片3の左上端部に形成される。凹部60は、第二ワッシャ片3の左上端部の前後両側面を窪ませることによって形成される(図4(b)参照)。凹部60は、正面視において点P2を中心とする略円形状に形成される。当該凹部60の正面視における外形は、対向部53の外形と略一致する。第二ワッシャ片3の凹部60における板厚は、第一ワッシャ片2の凹部30における板厚と同一となるように形成される。
図1及び図2に示す第三ワッシャ片4は、ワッシャ1の左部を形成する部分である。第三ワッシャ片4は、適宜の金属材料(例えば、表面に耐摩耗性等が高い金属を焼結させたバイメタル材や鉄系材料等)によって形成される。第三ワッシャ片4は、第二ワッシャ片3と左右対象となるように形成される。よって、第三ワッシャ片4の構成の説明は省略する。なお、図面において、第三ワッシャ片4のうち、第二ワッシャ片3の各部(第二本体部40、第二連結部50及び凹部60)に対応する部分には当該第二ワッシャ片3と同一の符号を付している。
図1及び図4に示すピン5は、第一ワッシャ片2と第二ワッシャ片3、及び第一ワッシャ片2と第三ワッシャ片4の連結を保持するためのものである。ピン5は、適宜の金属材料(例えば、アルミニウム系材料)によって形成される。ピン5は、主として軸部5a、第一鍔部5b及び第二鍔部5cを具備する。
軸部5aは、略円柱状に形成される部分である。軸部5aは、その軸線が前後方向を向くように配置される。軸部5aの軸線方向の長さは、第一ワッシャ片2の凹部30における板厚よりも長くなるように形成される。
第一鍔部5bは、略円形板状に形成される部分である。第一鍔部5bは、軸部5aの前端に、当該軸部5aと一体的に形成される。第一鍔部5bの径は、軸部5aの径よりも大きくなるように形成される。第一鍔部5bの板厚(前後方向厚さ)は、凹部30及び凹部60の深さ(前後方向深さ)と同一、又は当該深さよりも若干薄くなるように形成される。
第二鍔部5cは、略円形板状に形成される部分である。第二鍔部5cは、軸部5aの後端に、当該軸部5aと一体的に形成される。第二鍔部5cの径は、軸部5aの径よりも大きくなるように形成される。第二鍔部5cの板厚(前後方向厚さ)は、凹部30及び凹部60の深さ(前後方向深さ)と同一、又は当該深さよりも若干薄くなるように形成される
なお、第二鍔部5cは、ワッシャ1を組み立てる際に、軸部5aの後端部を変形させることにより形成される。
以下では、ワッシャ1の組み立て方法について説明する。
図1に示すように、第一ワッシャ片2に、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4を取り付けることで、ワッシャ1を得ることができる。なお、第一ワッシャ片2に第三ワッシャ片4を取り付ける方法は、第一ワッシャ片2に第二ワッシャ片3を取り付ける方法と略同一である。よって以下では、第一ワッシャ片2に第二ワッシャ片3を取り付ける方法についてのみ説明し、第一ワッシャ片2に第三ワッシャ片4を取り付ける方法については説明を省略する。
第一ワッシャ片2に第二ワッシャ片3を取り付ける場合、まず、図5に示すように、第一ワッシャ片2の右側の第一連結部20と、第二ワッシャ片3の第二連結部50とを連結させる。具体的には、点P1及び点P2(図3参照)が正面視において略一致するように、第一ワッシャ片2及び第二ワッシャ片3を移動させる。これによって、第一連結部20の第一径方向延設部22が第二連結部50の対向部53と対向すると同時に、第二連結部50の第二径方向延設部52が第一連結部20の対向部23と対向する。このようにして、鉤形状に形成された第一連結部20と第二連結部50とが係合する。
この際、先端部22a及び先端部52aは丸みを帯びた形状に形成されているため、当該先端部22a及び先端部52aが他の部分に引っかかり難く、ワッシャ1の組み立て作業を容易に行うことができる。
次に、図6(a)に示すように、第一ワッシャ片2と第二ワッシャ片3との間に、前方からピン5の軸部5aを挿通させる。具体的には、正面視において、第一周方向延設部21、第一径方向延設部22、第二周方向延設部51及び第二径方向延設部52によって囲まれた部分(点P1及び点P2と略同一位置)に、前方からピン5の軸部5aを挿通させる。
次に、図6(b)に示すように、ピン5に対して後方から荷重を加え、当該ピン5をかしめる。具体的には、ピン5の軸部5aに後方から荷重を加えることで、当該軸部5aの前後中途部を拡径させると共に、当該軸部5aの後端部を略円形板状に変形させる。これによって、軸部5aの後端部には第二鍔部5cが形成される。
この状態では、図7に示すように、第一連結部20が第二連結部50に対して径方向内側に移動しようとすると、第一径方向延設部22が内周側突出部54と当接すると共に突出部22bがピン5の軸部5aと当接するため、当該移動が規制される。同様に、第二連結部50が第一連結部20に対して径方向外側に移動しようとすると、第二径方向延設部52が外周側突出部24と当接すると共に突出部52bがピン5の軸部5aと当接するため、当該移動が規制される。
また、第一連結部20が第二連結部50に対して周方向(正面視において反時計回り方向)に移動しようとすると、第一径方向延設部22がピン5の軸部5aと当接するため、当該移動が規制される。同様に、第二連結部50が第一連結部20に対して周方向(正面視において時計回り方向)に移動しようとすると、第二径方向延設部52がピン5の軸部5aと当接するため、当該移動が規制される。
このように、第一連結部20及び第二連結部50は、径方向及び周方向への相対的な移動が規制される。特に、ピン5によって第一連結部20及び第二連結部50の相対的な移動を規制することで、当該第一連結部20と第二連結部50との連結が保持される。
またこの状態では、拡径された軸部5aによって、第一連結部20の第一径方向延設部22及び第二連結部50の第二径方向延設部52が、互いに離間する方向に押圧されている。これによって、第一連結部20と第二連結部50とが固定される。
またこの状態では、図4(b)に示すように、ピン5の第一鍔部5b及び第二鍔部5cによって、第一ワッシャ片2及び第二ワッシャ片3の前後方向への移動が規制されることになる。これによって、第一連結部20と第二連結部50との連結をより確実に保持することができる。
上記第一ワッシャ片2に第二ワッシャ片3を取り付ける方法と同様にして、第一ワッシャ片2に第三ワッシャ片4を取り付けることで、ワッシャ1(図1参照)を組み立てることができる。
このように構成されたワッシャ1においては、第一ワッシャ片2の凹部30と第二ワッシャ片3の凹部60とが連続して配置される(図4等参照)。これによって、ワッシャ1の前後両側面に、内周側から外周側に亘る凹部(凹部30及び凹部60)が形成されることになる。当該凹部(凹部30及び凹部60)は、ワッシャ1の内周側と外周側とを行き来する潤滑剤(潤滑油等)の通路となる。
以下では、図1、図8及び図9を用いて、ワッシャ1の形状(寸法)の調節方法について説明する。
ワッシャ1は、組み立てる際にその形状(具体的には、正面視における内径の寸法)を調節することができる。以下では、図1に示すように、第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4が点Cを中心とする円弧状に配置されている状態(この場合のワッシャ1の内径を内径d1とする)を基準として、ワッシャ1の内径を大きくする場合と小さくする場合についてそれぞれ説明する。
ワッシャ1の内径を大きくする場合、図8に示すように、第一ワッシャ片2の第一連結部20と第二ワッシャ片3の第二連結部50とを連結させた状態(ピン5をかしめる前の状態)で、第二ワッシャ片3を点P1(点P2)を中心として正面視反時計回りに回動させる。ここで、第一径方向延設部22及び対向部53は、いずれも点P1(点P2)を中心とした略円弧状に形成されている。このため、第二ワッシャ片3を回動させた場合、当該第一径方向延設部22と対向部53は互いに滑らかに摺動することができる。同様に、第二ワッシャ片3を回動させた場合、第二径方向延設部52と対向部23も互いに滑らかに摺動することができる。
また、図8(b)に示すように、第二ワッシャ片3と左右対称となるように、第三ワッシャ片4も正面視時計回りに回動させる。第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4を左右に広がるように適宜回動させた状態で、ピン5をかしめることで、内径d1(図1参照)より大きい内径d2を有するワッシャ1を得ることができる。
ワッシャ1の内径を小さくする場合、図9に示すように、第一ワッシャ片2の第一連結部20と第二ワッシャ片3の第二連結部50とを連結させた状態(ピン5をかしめる前の状態)で、第二ワッシャ片3を点P1(点P2)を中心として正面視時計回りに回動させる。
また、図9(b)に示すように、第二ワッシャ片3と左右対称となるように、第三ワッシャ片4も正面視反時計回りに回動させる。第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4を左右に狭まるように適宜回動させた状態で、ピン5をかしめることで、内径d1(図1参照)より小さい内径d3を有するワッシャ1を得ることができる。
このように、ワッシャ1を組み立てる際に、第一ワッシャ片2に対する第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4の相対位置(本実施形態においては、正面視における相対的な角度)を任意に変更することで、所望の形状(所望の内径の寸法)を有するワッシャ1を得ることができる。これによって、径の異なる軸部材等にも、ワッシャ1を適用することができる。この際、ワッシャ1に用いられる部材(第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3、第三ワッシャ片4及びピン5)は、当該ワッシャ1の形状に関係なく同じものを用いることができる。このように、共通の部材から構成されるワッシャ1の形状を任意に変更することができるため、当該ワッシャ1の汎用性を高めることができる。
なお、図8及び図9に示す状態においては、ワッシャ1の内周の形状は厳密には円弧状ではないが、本説明では近似的に円弧状であるものとして、内径(内径d2及び内径d3)の説明を行っている。
以下では、図10を用いて、ワッシャ1の歩留まりについて説明する。
本実施形態の如く、ワッシャ1を複数の部材(第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4)により形成することで歩留まりを高めることができる。以下では、ワッシャ1を単一の部材で形成する場合と比較して、本実施形態に係るワッシャ1の歩留まりについて説明する。
図10(a)には、ワッシャ1を単一の部材(以下、単一部材901と称する)で形成すると仮定した場合に、1枚の矩形板材M1から5個のワッシャ1分の単一部材901を切り出す様子を示している。また、図10(b)には、本実施形態の如く、ワッシャ1を複数の部材(第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4)で形成する場合に、1枚の矩形板材M2から5個のワッシャ1分の部材を切り出す様子を示している。なお、便宜上、図10(b)においては、第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4の形状が全て同じ形状となるように簡略化して示している。
図10に示すように、本実施形態の如くワッシャ1を複数の部材で形成することで、矩形板材M2における部材間の間隔を狭めることができる。これによって、矩形板材M2における無駄な隙間を減少させ、矩形板材M2の面積を矩形板材M1の面積よりも小さくすることができ、ひいては歩留まりを高めることができる。
以上の如く、本実施形態に係るワッシャ1は、円弧状に形成されると共に、一端部に第一連結部20(第一の連結部)が形成される第一ワッシャ片2(第一の部材)と、円弧状に形成されると共に、一端部に第一連結部20と連結可能かつ第一連結部20に対する相対位置を変更可能な第二連結部50(第二の連結部)が形成される第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4(第二の部材)と、を具備するものである。
このように構成することにより、ワッシャ1の汎用性を高めることができる。すなわち、第一連結部20に対する第二連結部50の相対位置を適宜変更することで、所望の形状(寸法)のワッシャ1を得ることができる。これによって、ワッシャ1を様々な用途に用いることができる。また、ワッシャ1を複数の部材(第一ワッシャ片2及び第二ワッシャ片3等)で形成することで、当該部材同士を組み合わせる際に、ワッシャ1全体の平面度(部材同士の前後方向における相対的な位置)を調節することができる。
また、第一連結部20及び第二連結部50は、互いに係合可能な鉤形状に形成されるものである。
このように構成することにより、第一連結部20及び第二連結部50を単純な形状に形成することができる。
また、第一連結部20は、第一ワッシャ片2の周方向に延びる第一周方向延設部21(第一の周方向延設部)と、第一周方向延設部21の端部から第一ワッシャ片2の径方向外側に向かって延びる第一径方向延設部22(第一の径方向延設部)と、を具備し、第二連結部50は、第二ワッシャ片3の周方向に延びる第二周方向延設部51(第二の周方向延設部)と、第二周方向延設部51の端部から第二ワッシャ片3の径方向内側に向かって延びる第二径方向延設部52(第二の径方向延設部)と、を具備するものである。
このように構成することにより、第一連結部20及び第二連結部50を単純な形状に形成することができる。
また、ワッシャ1は、第一連結部20と第二連結部50との連結を保持するピン5(連結保持部材)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、第一連結部20と第二連結部50との連結が解除されるのを防止することができる。また、溶接等を行う必要がないため、ワッシャ1が変質(硬化等)するおそれがない。
また、ワッシャ1は、第一連結部20と第二連結部50とが連結された状態において、第一周方向延設部21、第一径方向延設部22、第二周方向延設部51及び第二径方向延設部52によって囲まれた部分に挿通されることで、第一連結部20と第二連結部50との連結を保持するピン5をさらに具備するものである。
このように構成することにより、第一連結部20と第二連結部50との連結が解除されるのを防止することができる。
また、ピン5は、かしめられることによって第一連結部20と第二連結部50とを固定するものである。
このように構成することにより、第一連結部20と第二連結部50との連結が解除されるのをより効果的に防止することができる。また、単純な加工法で、第一連結部20と第二連結部50とを固定することができる。
また、第一ワッシャ片2及び第二ワッシャ片3は、内周側から外周側に亘って、ピン5の周囲を窪ませるようにして形成される凹部30及び凹部60を具備するものである。
このように構成することにより、ピン5を取り付けるための部分(凹部30及び凹部60)を、潤滑剤の通路として利用することができる。このため、潤滑剤の通路を別途設ける必要がない。
なお、本実施形態に係る第一ワッシャ片2は、本発明に係る第一の部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二ワッシャ片3は、本発明に係る第二の部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るピン5は、本発明に係る連結保持部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一連結部20は、本発明に係る第一の連結部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一周方向延設部21は、本発明に係る第一の周方向延設部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第一径方向延設部22は、本発明に係る第一の径方向延設部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二連結部50は、本発明に係る第二の連結部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二周方向延設部51は、本発明に係る第二の周方向延設部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二径方向延設部52は、本発明に係る第二の径方向延設部の実施の一形態である。
以上、本発明の第一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、第一実施形態に係るワッシャ1においては、第一ワッシャ片2(第一連結部20)に対する第二ワッシャ片3(第二連結部50)の正面視における相対的な角度(点P1を中心とする角度)を任意に変更する場合を例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第二ワッシャ片3は、第一ワッシャ片2に対して相対位置を任意に変更できるものであれば良く、当該相対位置の変更方法を限定するものではない。
一例として、図11に第二実施形態に係るワッシャ201を示している。ワッシャ201においては、第二ワッシャ片3(第二連結部50)は、第一ワッシャ片2(第一連結部20)に対して相対的に周方向に移動可能に構成されている。具体的には、第一連結部20の対向部23と第二連結部50の第二径方向延設部52との間には、所定の隙間が形成されている。同様に、第二連結部50の対向部53と第一連結部20の第一径方向延設部22との間には、所定の隙間が形成されている。
このようなワッシャ201において、第二ワッシャ片3を第一ワッシャ片2に対して周方向に任意に移動させた状態で、ピン5をかしめることで、ワッシャ201の全長(周方向に沿った長さ)を任意に変更することができる。なお、この場合、ピン5をかしめた際に、当該ピン5の軸部5aが第一連結部20及び第二連結部50を周方向に押圧しないように、当該軸部5aの径は適宜細く形成される。この場合、ピン5の第一鍔部5b及び第二鍔部5cによって第一連結部20及び第二連結部50を挟み込むことで、当該第一連結部20と第二連結部50とを固定することができる。
また、第一実施形態に係るワッシャ1においては、第一ワッシャ片2(第一本体部10)と第二ワッシャ片3(第二本体部40)の板厚は同一となるように形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第一ワッシャ片2と第二ワッシャ片3の板厚は異なっていても良い。
一例として、図12に第三実施形態に係るワッシャ301を示している。ワッシャ301においては、第一ワッシャ片2の板厚を、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4の板厚よりも薄く形成している。これによって、ワッシャ301は、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4だけで前記軸部材等と接して当該軸部材からの荷重を受けることになる。すなわち、第一ワッシャ片2は前記軸部材等から直接荷重を受けることがない。
そこで、ワッシャ301においては、荷重を受ける第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4と、荷重を受けない第一ワッシャ片2の材料を異ならせることができる。具体的には、荷重を受ける第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4を、比較的高い耐摩耗性及び耐焼付き性等を有する材料(例えば、表面に耐摩耗性等が高い金属を焼結させたバイメタル材等)によって形成する。一方、荷重を受けない第一ワッシャ片2を、比較的安価な材料(例えば、鉄系材料等)によって形成する。このように、荷重を受けない第一ワッシャ片2を比較的安価な材料で形成することで、コストの削減を図ることができる。
また、ワッシャ301の第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4の板厚が全て同一である場合(当該第一ワッシャ片2等全てで荷重を受ける場合)であっても、当該第一ワッシャ片2等を互いに異なる材料で形成することも可能である。この場合、適宜材料を選択することで、ワッシャ301の特性(耐摩耗性及び耐焼付き性等)を調節(変更)することができる。これによって、設計の自由度の向上を図ることができる。
以上の如く、第三実施形態に係る第一ワッシャ片2は、第二ワッシャ片3と異なる材料により形成されるものである。
このように構成することにより、第一ワッシャ片2と第二ワッシャ片3の材料を適宜選択することで、ワッシャ301の特性を適宜変更することができる。また、第一ワッシャ片2と第二ワッシャ片3の材料を適宜選択することで、コストの削減を図ることができる。
また、第一実施形態に係るワッシャ1においては、ピン5に第一鍔部5b及び第二鍔部5cを形成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、ピン5には第一鍔部5b及び第二鍔部5cを形成しなくても良い。
一例として、図13に第四実施形態に係るワッシャ401を示している。ワッシャ401においては、ピン5は軸部5aのみを有する略円柱状に形成されている。当該ワッシャ401を適宜の部材(例えば、トランスミッションケース等のハウジングH)に組み付ける際には、当該ハウジングHによってピン5の前後方向への移動が規制されるように組み付ける。これによって、ピン5が前後方向に摺動した場合であっても、当該ピン5がワッシャ401から抜け落ちるのを防止することができる。
また、第一実施形態に係るワッシャ1は、正面視半円状に形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、ワッシャ1は、複数の部材を組み合わせて形成されるものであれば良く、その形状は限定しない。例えば、周方向に沿った長さが第一ワッシャ片2に比べて長くなるように形成された第二ワッシャ片3を用いて、周方向に沿った長さが半円よりも長いワッシャ1を形成することも可能である。このように、様々な長さ(周方向長さ)を有する部材を組み合わせることで、任意の形状(周方向長さ)のワッシャ1を得ることが可能である。
また、第一実施形態に係るワッシャ1は、大きく3つの部材(第一ワッシャ片2、第二ワッシャ片3及び第三ワッシャ片4)によって形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、ワッシャ1は複数(2つ以上)の部材から形成されるものであれば良く、例えば2つの部材や4つ以上の部材から形成されるものであっても良い。
また、第一実施形態に係るワッシャ1においては、第一連結部20は先端が径方向外側に向かって曲がったような鉤形状、第二連結部50は先端が径方向内側に向かって曲がったような鉤形状であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、第一連結部20を、先端が径方向内側に向かって曲がったような鉤形状とし、第二連結部50を、先端が径方向外側に向かって曲がったような鉤形状とすることも可能である。
また、第一実施形態に係る凹部30及び凹部60は、正面視において略円形状に形成されるものとしたが、当該凹部30及び凹部60の形状は限定するものではなく、任意の形状に形成することが可能である。
1 ワッシャ
2 第一ワッシャ片(第一の部材)
3 第二ワッシャ片(第二の部材)
4 第三ワッシャ片
5 ピン(連結保持部材)
20 第一連結部(第一の連結部)
21 第一周方向延設部(第一の周方向延設部)
22 第一径方向延設部(第一の径方向延設部)
30 凹部
50 第二連結部(第二の連結部)
51 第二周方向延設部(第二の周方向延設部)
52 第二径方向延設部(第二の径方向延設部)
60 凹部

Claims (5)

  1. 円弧状に形成されると共に、一端部に第一の連結部が形成される第一の部材と、
    円弧状に形成されると共に、一端部に前記第一の連結部と連結可能かつ前記第一の連結部に対する相対位置を変更可能な第二の連結部が形成される第二の部材と、
    を具備し、
    前記第一の連結部は、
    前記第一の部材の周方向に延びる第一の周方向延設部と、
    前記第一の周方向延設部の端部から前記第一の部材の径方向外側に向かって延びる第一の径方向延設部と、
    を具備し、
    前記第二の連結部は、
    前記第二の部材の周方向に延びる第二の周方向延設部と、
    前記第二の周方向延設部の端部から前記第二の部材の径方向内側に向かって延びる第二の径方向延設部と、
    を具備し、
    前記第一の連結部と前記第二の連結部とが連結された状態において、前記第一の周方向延設部、前記第一の径方向延設部、前記第二の周方向延設部及び前記第二の径方向延設部によって囲まれた部分に挿通されることで、前記第一の連結部と前記第二の連結部との連結を保持する連結保持部材をさらに具備する、
    ワッシャ。
  2. 前記第一の連結部及び前記第二の連結部は、
    互いに係合可能な鉤形状に形成される、
    請求項1に記載のワッシャ。
  3. 前記連結保持部材は、
    かしめられることによって前記第一の連結部と前記第二の連結部とを固定する、
    請求項1又は請求項2に記載のワッシャ。
  4. 前記第一の部材は、
    前記第二の部材と異なる材料により形成される、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のワッシャ。
  5. 円弧状に形成されると共に、一端部に第一の連結部が形成される第一の部材と、
    円弧状に形成されると共に、一端部に前記第一の連結部と連結可能かつ前記第一の連結部に対する相対位置を変更可能な第二の連結部が形成される第二の部材と、
    を具備し、
    前記第一の部材は、
    前記第二の部材と異なる材料により形成される、
    ッシャ。
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