JP6601081B2 - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6601081B2 JP6601081B2 JP2015180644A JP2015180644A JP6601081B2 JP 6601081 B2 JP6601081 B2 JP 6601081B2 JP 2015180644 A JP2015180644 A JP 2015180644A JP 2015180644 A JP2015180644 A JP 2015180644A JP 6601081 B2 JP6601081 B2 JP 6601081B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- divided
- divided bodies
- convex portion
- cage
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
この構成により、応力が高くなる部分に凸部が設けられた構成となり、突出部の強度を効果的に高めることができる。
この構成により、転動体に対して分割体を接近させる際に、凸部が内輪に干渉するのを防ぐことが可能となる。
この構成により、凸部が内輪、特に軌道面に接触するのを防ぐことができる。
この構成により、応力が高くなる部分に凸部が設けられた構成となり、突出部の強度を効果的に高めることができる。
図1は本発明の転がり軸受の実施の一形態を示す断面図である。転がり軸受10は、内輪11と、外輪12と、これら内輪11と外輪12との間に介在する複数の転動体と、これら転動体を保持する保持器14とを備えている。本実施形態の転動体は玉13であり、図1に示す転がり軸受10は深溝玉軸受である。
そして、保持器14は、軸方向に二分割されている一対の分割体40a,40bを有しており、これら分割体40a,40bが連結されることによって一つの保持器14となる。分割体40a,40bそれぞれは、樹脂製であり、射出成形によって成形される。
図3及び図4に示すように、突出部43aは、連結部41a,41b同士が突き合せられる突き合わせ面42aから軸方向に突出しており、片持梁形状を有している。突出部43aは、突き合わせ面42aから軸方向に延びている直線状の本体部47aと、この本体部47aの先端部側から径方向に突出している前記係合爪46aとを有している。
以上より、突出部43aの基部53aにおいて発生する応力を緩和することができ、また、他方側の分割体40bの突出部43bにおいても凸部50bによってその強度を高め、発生する応力を緩和することができ、保持器14の耐久性を高めることが可能となる。
なお、凸部50aの隆起形状は、図示した形状以外であってもよく、凸円弧形状であってもよい。凸円弧形状の場合であっても、凸部50aは、その両側に円弧状の傾斜面部54a,54aを有していると言える。
また、第2分割体40b側の凸部50b(図2参照)においても同様であり、この凸部50bは、内輪11の肩部23の外周面23aよりも径方向外側に位置している。
そこで、凸部50aは、外輪12の肩部32の内周面32aよりも径方向内側に位置している。この構成により、玉13に対して分割体40aを接近させる際に、凸部50aが外輪12の肩部32に干渉するのを防ぐことが可能となる。
前記実施形態では、転動体が玉である場合について説明したが、転動体はころであってもよく、つまり、転がり軸受はころ軸受であってもよい。また、保持器が二つの分割体を有する構成である他の形式の転がり軸受であってもよい。
また、保持器14の分割体40a,40bを連結するための突出部43aは、図示した形態以外のものであってもよく、また、この突出部43aに対応する形状を有する凹部44bも他の形態であってもよい。
13:玉(転動体) 14:保持器 15a,15b:円環部
16:柱部 17:ポケット 21:軌道溝(軌道面)
22a,23a:外周面 31:軌道溝(軌道面) 32a,33a:内周面
40a:第1分割体 40b:第2分割体 41a:第1連結部
41b:第2連結部 42a:突き合わせ面 43a:突出部
43b:突出部 44a:凹部 44b:凹部
45a:径方向内側面 45b:径方向内側面 48a:径方向外側面
48b:径方向外側面 50a,50b:凸部 53a:基部
t:肉厚 K1:仮想面 K2:仮想面
L1:交線 L2:交線 h1:径方向寸法
h2:径方向寸法 C:移動許容寸法
Claims (6)
- 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数の転動体と、一対の円環部及び当該一対の円環部を繋ぐ複数の柱部を有し当該円環部の間であって周方向で隣り合う当該柱部の間が前記転動体を収容するポケットとなる保持器と、を備え、
前記保持器は、軸方向に二分割されている一対の分割体を有し、
前記分割体それぞれは、突き合わされた状態で連結されることにより前記柱部を構成する連結部を有し、
一方の前記分割体の前記連結部は前記分割体同士を分離不能とするために当該連結部から突出している突出部を有し、他方の前記分割体の前記連結部は前記突出部が嵌る凹部を有し、
前記一方の前記分割体は、更に、前記突出部の基部における肉厚を拡大させる凸部を有していて、
前記突出部は、前記連結部同士が突き合せられる突き合わせ面から突出しており、
前記凸部は、前記分割体の径方向内側面に形成されていると共に、当該径方向内側面と前記突き合わせ面を延長した仮想面とが交差する交線を跨いで形成されている、転がり軸受。 - 前記凸部は前記内輪の外周面よりも径方向外側に位置している、請求項1に記載の転がり軸受。
- 前記凸部は前記内輪の軌道面の幅方向の範囲内に形成されており、
前記凸部と前記軌道面との径方向間隔は、前記転動体に対する前記保持器の径方向についての移動許容寸法よりも大きい、請求項1又は2に記載の転がり軸受。 - 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数の転動体と、一対の円環部及び当該一対の円環部を繋ぐ複数の柱部を有し当該円環部の間であって周方向で隣り合う当該柱部の間が前記転動体を収容するポケットとなる保持器と、を備え、
前記保持器は、軸方向に二分割されている一対の分割体を有し、
前記分割体それぞれは、突き合わされた状態で連結されることにより前記柱部を構成する連結部を有し、
一方の前記分割体の前記連結部は前記分割体同士を分離不能とするために当該連結部から突出している突出部を有し、他方の前記分割体の前記連結部は前記突出部が嵌る凹部を有し、
前記一方の前記分割体は、更に、前記突出部の基部における肉厚を拡大させる凸部を有していて、
前記突出部は、前記連結部同士が突き合せられる突き合わせ面から突出しており、
前記凸部は、前記分割体の径方向外側面に形成されていると共に、当該径方向外側面と前記突き合わせ面を延長した仮想面とが交差する交線を跨いで形成されている、転がり軸受。 - 前記凸部は前記外輪の内周面よりも径方向内側に位置している、請求項4に記載の転がり軸受。
- 前記凸部は前記外輪の軌道面の幅方向の範囲内に形成されており、
前記凸部と前記軌道面との径方向間隔は、前記転動体に対する前記保持器の径方向についての移動許容寸法よりも大きい、請求項4又は5に記載の転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015180644A JP6601081B2 (ja) | 2015-09-14 | 2015-09-14 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015180644A JP6601081B2 (ja) | 2015-09-14 | 2015-09-14 | 転がり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017057868A JP2017057868A (ja) | 2017-03-23 |
JP6601081B2 true JP6601081B2 (ja) | 2019-11-06 |
Family
ID=58389560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015180644A Expired - Fee Related JP6601081B2 (ja) | 2015-09-14 | 2015-09-14 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6601081B2 (ja) |
-
2015
- 2015-09-14 JP JP2015180644A patent/JP6601081B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017057868A (ja) | 2017-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6841067B2 (ja) | 玉軸受 | |
WO2018092707A1 (ja) | 転がり軸受用保持器、及び転がり軸受 | |
WO2012036154A1 (ja) | 1つ割れ保持器 | |
JP6834199B2 (ja) | 転がり軸受 | |
WO2021177380A1 (ja) | 玉軸受用冠型保持器、及び玉軸受 | |
JP5343457B2 (ja) | 転がり軸受用保持器 | |
JP2017194141A (ja) | 玉軸受 | |
JP4453465B2 (ja) | 玉軸受用保持器および玉軸受 | |
JP7434815B2 (ja) | 転がり軸受及び保持器 | |
JP7263944B2 (ja) | 内輪ユニット、及び円すいころ軸受 | |
JP2017116008A (ja) | 転がり軸受 | |
US11236782B2 (en) | Rolling bearing | |
JP2008064221A (ja) | 保持器 | |
CN103998801B (zh) | 球轴承保持架以及设有这种球轴承保持架的深沟球轴承 | |
JP6601081B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2018146013A (ja) | 円すいころ軸受の組立方法及びこの方法に用いられる治具 | |
JP4969548B2 (ja) | 玉軸受 | |
JP2010156439A (ja) | 冠型保持器及び玉軸受 | |
JP6728675B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2021179236A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2017057876A (ja) | 転がり軸受 | |
JP4424092B2 (ja) | 合成樹脂製の冠形保持器 | |
JP2006017180A (ja) | 合成樹脂製の冠形保持器 | |
WO2024014018A1 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2016089929A (ja) | 樹脂製保持器および転がり軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6601081 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |