JP2017057876A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心力によって保持器の柱部が径方向外側に弾性変形しても、ポケットと転動体とが詰まった状態となるのを防ぐ。
【解決手段】転がり軸受10は、内輪11と、外輪12と、複数の玉13と、保持器14とを備えている。保持器14は、一対の円環部15a,15b及び複数の柱部16を有し、円環部15a,15bの間であって周方向で隣り合う柱部16の間が玉13を収容するポケット17となる。保持器14は、軸方向に二分割されている一対の分割体40a,40bを有し、分割体40a,40bそれぞれは、連結されることにより柱部16を構成する連結部を有している。柱部16の径方向内側面18にポケット17に沿って凹部50が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、両抱きタイプの保持器を備えている転がり軸受に関する。
転がり軸受の内輪及び外輪の間に設けられている転動体を保持する保持器として、いわゆる片抱きタイプの保持器(冠形の保持器)が知られている。このタイプの保持器は、転動体の軸方向一方側に位置する円環部と、この円環部から軸方向他方側に延びている複数の柱部とを有しており、周方向で隣り合う柱部の間が転動体を収容するポケットとなる。
このような片抱きタイプの保持器を備えた転がり軸受が高速で回転すると、遠心力によって柱部(特に先端部側)が弾性変形し、柱部の径方向内側部と玉とが干渉して転がり軸受の回転トルクが増大したり、転がり軸受が焼き付いたりするおそれがある。
一方、高速回転の条件下であっても柱部の変形を抑えることが可能となる両抱きタイプの保持器も知られている(例えば、特許文献1参照)。図9に示すように、両抱きタイプの保持器90は、一対の円環部96a,96bと、これら円環部96a,96bを繋ぐ複数の柱部99を有しており、これら円環部96a,96bの間であって周方向で隣り合う一対の柱部99,99の間が転動体を保持するポケット94となる。
図9に示す保持器90は、円環状である一対の分割体91a,91bを連結することによって構成されている。分割体91a(91b)は、円環部96a(96b)と、この円環部96a(96b)から軸方向に延びている連結部98a(98b)とを有しており、両側の連結部98a,98bが連結されることにより柱部99が構成される。なお、連結部98a,98bの連結は、一方の連結部98aに形成されている爪部が、他方の連結部98bに形成されている凹部に係合することによって行われる。
特開2009−168110号公報
前記のような両抱きタイプの保持器であっても、軸受が高速回転して保持器90に作用する遠心力が大きい場合、円環部96a,96bにおける変形は小さいが、図10に示すように、柱部99は径方向外側に弾性変形する。特に、保持器90が分割体91a,91bによる分割構造であり、前記のように連結部98a,98bを連結することによって柱部99を構成していることから、柱部99は径方向外側へ弾性変形しやすい。
このように遠心力によって柱部99が径方向外側に変形すると(図11の矢印A)、周方向で隣り合う柱部99,99間に形成されるポケット94の径方向内側縁部93,93が、玉95に対して局所的に強く接触した状態、つまり、ポケット94と玉(転動体)95とが詰まった状態となる場合がある。なお、図11では、変形前の状態を二点鎖線で示し、変形後の状態を実線で示している。
このようにポケット94と玉95とが詰まった状態になると、玉95と保持器90との間の摺動抵抗が大きくなって軸受の回転トルクが増大したり、焼き付きが発生したりするという問題点がある。
そこで、本発明は、遠心力によって保持器の柱部が径方向外側に弾性変形しても、ポケットと転動体とが詰まった状態となるのを防ぐことを目的とする。
本発明の転がり軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数の転動体と、一対の円環部及び当該一対の円環部を繋ぐ複数の柱部を有し当該円環部の間であって周方向で隣り合う当該柱部の間が前記転動体を収容するポケットとなる保持器と、を備え、前記保持器は、軸方向に二分割されている一対の分割体を有し、前記分割体それぞれは、連結されることにより前記柱部を構成する連結部を有し、前記柱部の径方向内側面に前記ポケットに沿って凹部が設けられている。
この転がり軸受によれば、軸受の回転による遠心力で保持器の柱部が径方向外側に弾性変形しても、前記凹部によってポケットと転動体とが詰まった状態となるのを防ぐことが可能となる。
また、前記凹部は、前記柱部の軸方向中央位置を跨いで軸方向両側に形成されており、当該凹部の両側には、前記ポケットに沿って前記転動体と接触可能である当接部が設けられているのが好ましい。
この構成によれば、軸受回転に伴う遠心力によって柱部における変形量が大きくなる軸方向中央位位置を含む中央領域では、凹部によってポケットと転動体とが詰まった状態となるのを防ぐことができる。そして、この凹部の両側では柱部の変形量が比較的小さくなることから、この両側の領域ではポケットと転動体とが詰まった状態にはなりにくく、この領域に転動体に対して接触可能とする当接部が形成されており、これにより、転動体に対する保持器の位置決めを行うための構成が得られる。
また、周方向で隣り合う一対の前記ポケット間において、一方の当該ポケットに沿って設けられている前記凹部と、他方の当該ポケットに沿って設けられている前記凹部とは、不連続であるのが好ましい。
この構成によれば、柱部の径方向内側面において欠損部(凹部)が不要に大きくならず、保持器の強度低下を防ぐことができる。
また、前記凹部の径方向寸法は、遠心力による前記柱部の径方向弾性変形量の最大値よりも大きな値に設定されているのが好ましい。
この構成によれば、ポケットと転動体とが詰まった状態になるのを確実に防ぐことが可能となる。
本発明の転がり軸受によれば、軸受の回転による遠心力で保持器の柱部が径方向外側に弾性変形しても、ポケットと転動体とが詰まった状態になるのを防ぐことが可能となる。
本発明の転がり軸受の実施の一形態を示す断面図である。 保持器の斜視図である。 保持器の一部であって分割体を分離させた状態を示す斜視図である。 分割体を分離させた状態を示す保持器の断面図である。 分割体を連結させた状態を示す保持器の断面図である。 保持器の内周面を径方向内側から見た図であり、この内周面を平面に展開した状態とする図である。 図6におけるV1−V1矢視の断面図である。 図6におけるV2−V2矢視の断面図である。 従来の両抱きタイプの保持器の斜視図である。 従来の両抱きタイプの保持器を備えている転がり軸受の断面図である。 従来の両抱きタイプの保持器と玉とを説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の転がり軸受の実施の一形態を示す断面図である。転がり軸受10は、内輪11と、外輪12と、これら内輪11と外輪12との間に介在する複数の転動体と、これら転動体を保持する保持器14とを備えている。本実施形態の転動体は玉13であり、図1に示す転がり軸受10は深溝玉軸受である。
内輪11の外周側には、玉13が転動する軌道面が形成されており、この軌道面は断面凹円弧形状である軌道溝21からなる。軌道溝21の軸方向両側には肩部22,23が形成されている。外輪12の内周側には、玉13が転動する軌道面が形成されており、この軌道面は断面凹円弧形状である軌道溝31からなる。軌道溝31の軸方向両側には肩部32,33が形成されている。
図2は、保持器14の斜視図である。図1及び図2に示すように、保持器14は、玉13の軸方向両側に位置する一対の円環部15a,15bと、これら一対の円環部15a,15bを繋ぐ複数の柱部16とを有している。そして、一対の円環部15a,15bの間であって周方向で隣り合う柱部16,16の間が玉13を収容するポケット17となる。保持器14は玉13を軸方向両側から保持する両抱きタイプのものである。ポケット17は、玉13の外周面よりも半径が僅かに大きな球面に沿った凹曲面形状を有している。このため、ポケット17と玉13の外周面との間に形成される隙間は小さい。
そして、保持器14は、軸方向に二分割されている一対の分割体40a,40bを有しており、これら分割体40a,40bが連結されることによって一つの保持器14となる。分割体40a,40bそれぞれは、樹脂製であり、射出成形によって成形される。
軸方向一方側(図2では右側)に位置する第1分割体40aは、軸方向一方側の前記円環部15aと、この円環部15aから軸方向他方側に延びている複数の第1連結部41aとを有している。軸方向他方側(図2では左側)に位置する第2分割体40bは、軸方向他方側の前記円環部15bと、この円環部15bから軸方向一方側に延びている複数の第2連結部41bとを有している。そして、これら第1連結部41aと第2連結部41bとが軸方向に突き合わされた状態で連結されることにより、これら第1連結部41aと第2連結部41bとによって、保持器14の前記柱部16が構成されている。
図3は、保持器14の一部であって分割体40a,40bを分離させた状態を示す斜視図である。図4は、分割体40a,40bを分離させた状態を示す保持器14の断面図である。図5は、分割体40a,40bを連結させた状態を示す保持器14の断面図である。第1分割体40aの第1連結部41aは、この第1連結部41aの突き合わせ面42aから突出している第1突出部43aを有している。そして、第2分割体40bの第2連結部41bは、第1突出部43aが嵌る第2凹部44b(図4、図5参照)を有している。
第1突出部43aは、図5に示すように連結部41a,41b同士が突き合わされた状態で、分割体40a,40b同士を分離不能とするためのものであり、この第1突出部43aは爪形状を有しており、第2凹部44bに係合することで分割体40a,40bは分離不能となる。本実施形態の第2凹部44bは、第2連結部41bの突き合わせ面42b及び径方向内側面45bにおいて開口している溝からなる。
また、本実施形態では、第1分割体40aと第2分割体40bとは同じ形状を有している(同じものである)。したがって、図3に示すように、第2分割体40bも第2連結部41bの突き合わせ面42bから突出している第2突出部43bを有しており、第1分割体40aの第1連結部41aは、第2突出部43bが嵌る第1凹部44aを有している。
以上より、第1分割体40aと第2分割体40bとを軸方向に接近させることで、突出部43a(43b)が弾性変形して凹部44b(44a)を通過し、突き合わせ面42a,42b同士が面接触した状態で、突出部43a(43b)の係合爪46a(46b)が、凹部44b(44a)の段付き面49b(49a)に掛かり、分割体40a,40bが分離不能となって、単一の保持器14となる。なお、前記突出部43a(43b)及び前記凹部44b(44a)による連結構造は、複数の柱部16それぞれに設けられている。
突出部43a(43b)及びその周囲の構造について更に説明する。なお、前記のとおり第1分割体40aと第2分割体40bとは同じ形状を有していることから第1突出部43aと第2突出部43bとについても同じ形状である。ここでは、第1分割体40aの第1突出部43a側を代表として説明する。
図3及び図4に示すように、突出部43aは、連結部41a,41b同士が突き合せられる突き合わせ面42aから軸方向に突出しており、片持梁形状を有している。突出部43aは、突き合わせ面42aから軸方向に延びている直線状の本体部47aと、この本体部47aの先端部側から径方向に突出している前記係合爪46aとを有している。
このように、本実施形態の転がり軸受10によれば、保持器14は軸方向に二分割されている一対の分割体40a,40bを有しており、これら分割体40a,40bが突出部43a(43b)によって連結されて分離不能となる構成である。
図6は、保持器14の内周面を径方向内側から見た図であり、この内周面を平面に展開した状態とする図である。図7は、図6におけるV1−V1矢視の断面図である。図8は、図6におけるV2−V2矢視の断面図である。図2、及び図6〜図8に示すように、保持器14において、柱部16の径方向内側面18に凹部50が設けられており、各凹部50はポケット17の径方向内側の開口に沿って形成されている。ポケット17は、前記のとおり球面に沿った凹曲面形状を有しており、図7に示すように、凹部50は、ポケット17の凹曲面形状を成す仮想球面K1を基準としてポケット中心(玉13の中心)から離れた外方向に凹んだ部分である。
また、図6に示すように、凹部50は、ポケット17の径方向内側の開口の全周ではなく、この開口の一部にのみ設けられている。このポケットの開口における軸方向寸法をWとした場合に、凹部50の軸方向寸法Xは、前記開口の軸方向寸法Wよりも小さい構成となる(X<W)。
凹部50は、図7に示すように、柱部16の径方向内側面18及びポケット17に開口する凹溝である。この凹部50によれば、転がり軸受10が高速で回転して遠心力によって柱部16が径方向外側に弾性変形しても、ポケット17と玉13とが詰まった状態になるのを防ぐことができ、柱部16の径方向内側部分19が玉13に対して局所的に強く接触(干渉)するのを防ぐことが可能となる。
なお、図11に示すような従来の保持器90では、遠心力によって柱部99が変形するとポケット94と玉95とが詰まった状態になって焼き付き等の不具合が発生するのに対して、本実施形態(図7参照)の保持器14では、凹部50によってこのような不具合の発生を防ぐことができる理由は次のとおりである。すなわち、図11に示す従来の保持器90では、(変形前の二点鎖線で示す)ポケット94の径方向内側縁部93と玉95との間に形成される径方向の隙間βは極めて小さい。
これに対して、図7に示すように、凹部50が形成されることで、従来(図11参照)のような玉95に対する径方向の隙間βが極めて小さくなる径方向内側縁部93が存在しない。本実施形態では、凹部50の径方向外側には、ポケット17の縁部17aが形成されているが、この縁部17aと玉13との間に形成される径方向の隙間αは、従来の場合の前記隙間βよりも大きい。したがって、柱部16が径方向外側に変形しても、縁部17aと玉13との径方向の隙間αは十分に大きく、縁部17aは玉13に接触しない。
このように凹部50によって、ポケット17と玉13とが詰まった状態にならないようにするために、凹部50の径方向寸法hは、遠心力による柱部16の径方向弾性変形量の最大値よりも大きな値に設定されている。なお、この最大値は、コンピュータを用いた解析によって求めることができる。この解析結果に基づいて凹部50の径方向寸法hを設定すればよい。
図6に示すように、凹部50は、柱部16の軸方向中央位置P1を跨いで軸方向両側に形成されている。保持器14は前記のとおり、分割体40a,40bに分割されており、本実施形態では、その分割面(突き合わせ面42a,42b)上に前記軸方向中央位置P1が存在する。このため、一方の分割体40aに凹部50の半分が形成されており、他方の分割体40bに凹部50の残り半分が形成されており、これら分割体40a,40bが一体となることで凹部50が構成される。
そして、この凹部50の(ポケット17に沿った)両側には、ポケット17に沿って玉13と接触可能である(内側)当接部51が設けられている。当接部51は、図8に示すように、ポケット17の凹曲面形状を成す仮想球面K1に沿って設けられている。
軸受回転に伴う遠心力によって柱部16が弾性変形した場合において、図6に示すように、凹部50は、保持器14の構造から変形量が比較的大きくなる柱部16の軸方向中央領域に設けられており、当接部51は、変形量が比較的小さくなる軸方向両側領域(円環部15a,15b側の部分)に設けられている。
このように、遠心力によって柱部16における変形量が大きくなる軸方向中央位位置P1を含む軸方向中央領域に凹部50が形成されており、この軸方向中央領域では、凹部50によってポケット17と玉13とが詰まった状態になるのを防ぐことができる。そして、この凹部50の両側の領域は、剛性の高い円環部15a,15bに近いことから、柱部16の変形量が比較的小さくなる。したがって、この変形量が小さくなる領域では、柱部16がたとえ変形しても、従来のようにポケットと玉とが詰まった状態になりにくく、この領域に玉13に対して接触可能とする当接部51が形成されている。
この当接部51により、玉13を径方向内側から保持(ガイド)することができる構成となり、また、玉13に対する保持器14の位置決めを行うための構成が得られる。つまり、この構成により、本実施形態の転がり軸受10は、保持器14を玉13によって位置決めする転動体案内のものとなり、保持器14が内輪11及び外輪12と干渉するのを防ぐことができる。なお、転動体案内とするために、保持器14の径方向外側において(図7及び図8参照)、ポケット17の開口側の全周に沿って玉13と接触可能となる外側当接部52が設けられている。この外側当接部52は、ポケット17の凹曲面形状を成す仮想球面K1に沿って設けられている。
また、本実施形態では、図6に示すように、周方向で隣り合う一対のポケット17,17間において、つまり、一つの柱部16の径方向内側面18において、一方のポケット17に沿って設けられている凹部50と、他方のポケット17に沿って設けられている凹部50とは、不連続となっており、それぞれが独立して周方向に関して部分的に設けられている。これは、本実施形態の保持器14では、分割体40a,40b同士を連結させるために、保持器14の径方向内側に突出部43a,43bを有しており、これら突出部43a,43bを形成する必要があるためである。また、このように凹部50を部分的に形成することで、柱部16の径方向内側面18において欠損部(凹部50)が不要に大きくならず、保持器14の強度低下を防ぐことができる。
以上の構成を備えている本実施形態の転がり軸受10によれば、回転による遠心力で保持器14の柱部16が径方向外側に弾性変形しても、ポケット17と玉13とが詰まった状態になるのを防ぐことができ、転がり軸受10における回転トルクの増加や焼き付きの発生を防止することが可能となる。
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の転がり軸受は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
前記実施形態では、転動体が玉である場合について説明したが、転動体はころであってもよく、つまり、転がり軸受はころ軸受であってもよい。また、保持器が二つの分割体を有する構成である他の形式の転がり軸受であってもよい。
10:転がり軸受 11:内輪 12:外輪
13:玉(転動体) 14:保持器 15a,15b:円環部
16:柱部 17:ポケット 18:径方向内側面
19:径方向内側部分 40a:第1分割体 40b:第2分割体
41a:第1連結部 41b:第2連結部 50:凹部
51:当接部 P1:幅方向中央位置 h:径方向寸法

Claims (4)

  1. 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在する複数の転動体と、一対の円環部及び当該一対の円環部を繋ぐ複数の柱部を有し当該円環部の間であって周方向で隣り合う当該柱部の間が前記転動体を収容するポケットとなる保持器と、を備え、
    前記保持器は、軸方向に二分割されている一対の分割体を有し、前記分割体それぞれは、連結されることにより前記柱部を構成する連結部を有し、
    前記柱部の径方向内側面に前記ポケットに沿って凹部が設けられている、転がり軸受。
  2. 前記凹部は、前記柱部の軸方向中央位置を跨いで軸方向両側に形成されており、当該凹部の両側には、前記ポケットに沿って前記転動体と接触可能である当接部が設けられている、請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 周方向で隣り合う一対の前記ポケット間において、一方の当該ポケットに沿って設けられている前記凹部と、他方の当該ポケットに沿って設けられている前記凹部とは、不連続である、請求項1又は2に記載の転がり軸受。
  4. 前記凹部の径方向寸法は、遠心力による前記柱部の径方向弾性変形量の最大値よりも大きな値に設定されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の転がり軸受。
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