JP6409844B2 - 連続鋳造鋳片の切断装置 - Google Patents

連続鋳造鋳片の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6409844B2
JP6409844B2 JP2016192037A JP2016192037A JP6409844B2 JP 6409844 B2 JP6409844 B2 JP 6409844B2 JP 2016192037 A JP2016192037 A JP 2016192037A JP 2016192037 A JP2016192037 A JP 2016192037A JP 6409844 B2 JP6409844 B2 JP 6409844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
width direction
torch
contact member
cutting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016192037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017064791A (ja
Inventor
翔太 佐藤
翔太 佐藤
神山 朋典
朋典 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Publication of JP2017064791A publication Critical patent/JP2017064791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6409844B2 publication Critical patent/JP6409844B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

本発明は、連続鋳造機で鋳造された鋳片に従動して鋳片の引き出し方向に移動しながら鋳片を鋳片幅方向に切断する連続鋳造鋳片の切断装置に関する。
連続鋳造設備では、連続鋳造された鋳片をピンチロールによって引き出し、鋳片に従動して鋳片の引き出し方向(以下、単に「引き出し方向」と称することもある。)に移動する連続鋳造鋳片の切断装置(以下、単に「切断装置」と称することもある。)によって鋳片を鋳片幅方向に沿って切断し、所要の長さの鋳片を得る。切断装置は、鋳片の引き出し方向に移動可能となるようにレールに設置されるトーチ台車本体と、該トーチ台車本体に鋳片幅方向へ移動可能に設けられた鋳片を溶断するためのトーチと、鋳片をクランプする機能を備え、トーチ台車本体に連結されるクランプ装置を有している。鋳片を切断する際には、クランプ装置によりトーチ台車本体に連結された当接部材を鋳片に当接させて押し付けることによって鋳片をクランプ(固定)して、トーチ台車を鋳片の引き出しに従動させながらトーチを鋳片幅方向に移動させることによって鋳片の切断を行う。この際、当接部材を鋳片に押し付けて鋳片をクランプする方式は様々であるが、垂直曲げ式などの鋳片を略水平方向に引き出すスラブ連鋳機では、鋳片を案内するローラーエプロンから引き出された鋳片の上面に耐熱合金製の当接部材を当接させて、適当な荷重で押し付ける方式が用いられることが多い。
ここで、鋳造機の偏りや、鋳片を引き出すピンチロールの平行度のずれなどから、本来の鋳片の引き出し方向である連続鋳造設備のライン中心に対し、実際に引き出された鋳片が蛇行することがある。本明細書においては、鋳片の引き出し方向とは、本来の引き出し方向であるライン中心方向を意味し、実際に鋳片が引き出される方向はこの引き出し方向に正確に一致するとは限らない。鋳片が蛇行すると、トーチ台車本体のクランプ装置に、鋳片幅方向の荷重がかかり、この荷重がトーチ台車本体の鋳片幅方向の位置を規制する車輪に伝わって脱輪したり、トーチ台車本体に故障が発生する場合がある。さらに、当接部材が擦れて鋳片に傷を付けることで製品欠陥の原因となる場合がある。
このような問題に対し、鋳片の蛇行を防止する手法が特許文献1および2に提案されている。
特許文献1には、「板幅方向の端部の板厚に対して板幅方向の端部以外の部分の板厚が厚くなっている鋳片の搬送時の蛇行を防止する連続鋳造鋳片の蛇行防止装置であって、前記鋳片の端部の板厚が薄くなっている部分と前記鋳片の端部以外の部分の板厚が厚くなっている部分との板厚の違いにより生じた段差面に、回転しつつ接触するサイドガイドローラを、前記鋳片の板幅方向の両側位置に配置したことを特徴とする連続鋳造鋳片の蛇行防止装置」が開示されている。
特許文献2には、「スラブ連鋳機における矯正機最終段の最終矯正ロール出側での鋳片の曲りを防止する鋳片の曲り防止方法であって、該最終矯正ロールの上ロールと下ロールのそれぞれに対し、該ロールの上下方向の傾きを測定する工程と、該ロールを独立して押付ける押圧手段に対し、測定した傾きに基づき、その傾きが水平となるように、鋳片幅方向で該ロールを独立して調整する工程とを有し、鋳片が該最終矯正ロールを通過する前に、前記鋳片を矯正する際の上ロールと下ロールをあらかじめ水平としておくことで曲りを防止することを特徴とする鋳片の曲り防止方法」が開示されている。
特許第4592766号 特許第4517655号
しかしながら、特許文献1の技術を通常の固定鋳型方式の連続鋳造機に適用しようとすると、大きな荷重を受けるサイドガイドローラをピンチロールの後段に多数設けてそれらの位置を鋳片の幅に応じて調整する必要があり、多大な設備改造費を要し、制御が煩雑になるという問題がある。
また、特許文献2の技術では、上ロールと下ロールの傾きを測定し、個別に傾きを調整する必要があり、多大な設備改造費を要するという問題がある。
そのため、特許文献1および2に記載の技術を適用できず、依然として、鋳片に蛇行が発生し、トーチ台車本体に脱輪や故障が発生したり、鋳片に傷がつくことがある。
本発明は、このような問題に対してなされたものであり、鋳片が蛇行した場合であっても、トーチ台車本体の脱輪や故障の発生を防止し、鋳片に傷がつくことを防止することができる連続鋳造鋳片の切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、以下のような特徴を有している。
[1]連続鋳造された鋳片をクランプした状態で、レール上を鋳片の引き出し方向に沿って移動しながら前記鋳片を鋳片幅方向に切断する連続鋳造鋳片の切断装置であって、前記レール上に、前記鋳片の引き出し方向へ移動可能に設置されたトーチ台車本体と、前記トーチ台車本体に、鋳片幅方向へ移動可能に設けられた、前記鋳片を溶断するためのトーチと、前記鋳片の上面に、前記トーチ台車本体に連結された当接部材を押し付けて、前記鋳片をクランプし、前記トーチ台車本体の前記鋳片の引き出し方向の位置を前記鋳片に対して固定するクランプ装置と、を有し、前記クランプ装置は、前記当接部材が前記トーチ台車本体に対して鋳片幅方向に変位することを可能とするように、鋳片幅方向に移動可能である可動部を有する連続鋳造鋳片の切断装置。
[2]前記クランプ装置は、前記トーチ台車本体に連結して設けられ、鋳片幅方向に延びるガイド部材と、前記ガイド部材と前記当接部材とを連結する連結部材と、前記当接部材を前記鋳片に押し付ける、又は前記鋳片から離間させるための駆動装置と、を有し、前記連結部材が前記ガイド部材に沿って鋳片幅方向に移動可能である[1]に記載の連続鋳造鋳片の切断装置。
[3]前記クランプ装置が前記鋳片をクランプする際に、前記駆動装置が、前記ガイド部材を前記鋳片に近付けるように動作することによって、前記当接部材を前記鋳片に押し付けて前記当接部材を前記鋳片に対して固定する[2]に記載の連続鋳造鋳片の切断装置。
[4]連続鋳造された鋳片をクランプした状態で、レール上を鋳片の引き出し方向に沿って移動しながら前記鋳片を鋳片幅方向に切断する連続鋳造鋳片の切断装置であって、前記レール上に、前記鋳片の引き出し方向へ移動可能に設置されたトーチ台車本体と、前記トーチ台車本体に、鋳片幅方向へ移動可能に設けられた、前記鋳片を溶断するためのトーチと、前記鋳片の上面に、前記トーチ台車本体に連結された当接部材を押し付けて、前記鋳片をクランプし、前記トーチ台車本体の前記鋳片の引き出し方向の位置を前記鋳片に対して固定するクランプ装置と、を有し、前記当接部材は、前記鋳片の引き出し方向に平行な回転軸を有する円筒状の形状であり、前記回転軸を中心として転動することによって、前記鋳片をクランプした状態で前記鋳片に対して鋳片幅方向に移動可能である連続鋳造鋳片の切断装置。
本発明によれば、鋳片が蛇行した場合であっても、トーチ台車の脱輪や故障の発生を防止し、鋳片に傷がつくことを防止することができる。
垂直曲げスラブ連鋳機のローラーテーブルにおける連続鋳造鋳片の切断装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ開放時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。 本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。 本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置の動作を示す図であり、(a)はクランプ時の状態を示す図であり、(b)はクランプ開放時の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置の鋳片の蛇行時の動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。 本発明の実施の形態3に係る連続鋳造鋳片の切断装置をライン進行方向から見た正面図である。 本発明(実施の形態1)を適用した本発明例と、本発明を適用する前の比較例における鋳片の蛇行量[mm]と車輪の鋳片幅方向への荷重Q[kgf]との関係を計算により求めた図である。 図8の荷重計算に用いたモデルを示す模式図である。
以下、添付した図面を参照し、本発明の実施の形態に係る連続鋳造鋳片の切断装置について説明する。
図1は、垂直曲げスラブ連鋳機のローラーテーブルにおける連続鋳造鋳片の切断装置の構成を示す平面図である。以下では、垂直曲げスラブ連鋳機に適用する場合の本発明の実施形態について説明するが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、鋳片を略水平方向に引き出す連鋳機、あるいは、鋳片のピンチロールと接触する面に当接部材を押し付けてクランプする形式のクランプ装置を有する連続鋳造鋳片の切断装置であれば、本発明の構成を適用して実施することが可能である。
図1に示すように、垂直曲げスラブ連鋳機により鋳造された鋳片1は、ピンチロール(図示しない)により、ローラーエプロン(図示しない)から矢印で示す鋳込み方向に水平に引き出される。連続鋳造鋳片の切断装置3は、後述するクランプ装置により鋳片1をクランプした状態で、レール2上を移動しながら、トーチ台車本体31に設置されたガストーチ等のトーチが鋳片幅方向に移動しながら鋳片1を溶断して、鋳片1を所要の長さに切断する。
連続鋳造鋳片の切断装置3は、ガストーチ等の鋳片1を溶断するためのトーチ(図示せず)が設置されるトーチ台車本体31と、クランプ時に鋳片1に当接して押し付けられることで鋳片1に固定される当接部材35を備えたクランプ装置を有している。鋳片1を溶断する際に、当接部材35を下降させて鋳片1の上面に押し付けるためのクランプ装置には様々な方式があり、例えば、先端に当接部材が固定された、鉛直方向に案内される連結部材を、トーチ台車本体に設置した駆動装置によって鉛直方向に昇降する方式が挙げられる。この方式では、水平方向にトーチ台車本体を牽引するために、上記の連結部材を鉛直方向に案内する構造には相当の水平方向の荷重に耐える剛性が求められる。また、他の方式として、鋳片幅方向に平行なシャフトをトーチ台車に固定し、このシャフトを回転軸として傾動可能に連結され、鋳片の引き出し方向に傾斜させたアームを介して、シャフトと当接部材とを連結し、アームの傾斜角度を駆動装置によって変更することで当接部材を鋳片に押し付ける方式も挙げられる。この場合には、トーチ台車本体を牽引するための荷重はアームの長手方向に分配されるので、アームに垂直な方向の荷重に対する剛性は比較的小さく設計することができる。
これらの例示に止まらず、様々な形態のクランプ装置において、クランプ装置によって連結された鋳片からトーチ台車までの部材において、当接部材がトーチ台車本体に対して鋳片幅方向に変位することを可能とするように、鋳片幅方向に移動可能である可動部を有するようにクランプ装置を構成することで、鋳片の蛇行による鋳片幅方向の変位をクランプ装置において吸収し、蛇行に起因する操業及び品質上の問題を防止する本発明を実施することができる。この際、鋳片幅方向の変位を吸収可能な範囲は、中立位置(例えばライン中心)から両側に20mm程度以上確保することが望ましいが、鋳片の蛇行の実態に即して適宜調整すればよい。
以下、添付した図面を参照し、本発明の実施の形態に係る連続鋳造鋳片の切断装置の例を挙げて説明するが、本発明の実施の形態は以下に例示する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の説明を参照して、本発明の構成に種々の公知の構成を組み合せることによって、本発明の実施の形態に係る連続鋳造鋳片の切断装置を様々に構成し得る。
[実施の形態1]
図2は、本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ開放時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。なお、図2(b)のLはライン中心を示し、Sは鋳片の幅方向中心を示している。すなわち、図2(b)では、ライン中心Lと鋳片の幅方向中心Sが一致している状態を示している。
図2(a)および(b)に示すように、連続鋳造鋳片の切断装置3は、鋳片1をクランプしてトーチ台車本体31の鋳片の引き出し方向の位置を鋳片1に対して固定するクランプ装置30を有している。
クランプ装置30は、トーチ台車本体31に固定された固定部材32と、固定部材32に固定され、鋳片1の幅方向に延びるシャフト33と、シャフト33が貫通し、シャフト33の長さ方向に、シャフト33に沿って摺動して移動可能である2本のアーム34と、2本のアーム34の先端に固定された耐熱合金製の当接部材35とを有している。2本のアーム34と、当接部材35は、一体となるように構成されている。2本のアーム34と当接部材35は、シャフト33を軸として、回転移動可能に構成されている。トーチ台車本体31の4本の脚部31aには、レール2上を走行可能な車輪39がそれぞれ取り付けられている。
当接部材35は、鋳片1の幅方向に延びている。クランプ時に、駆動装置(図示しない)によって2本のアーム34がシャフト33を回転軸として下方に回転移動することで、当接部材35は鋳片1の上面に接触して押し付けられ、鋳片1をクランプする。
なお、当接部材35の駆動装置は、任意に設計することが可能であり、例えば、図示しないリンク機構にアーム34または当接部材35を連結して、空圧等によりリンク機構を動かすことで、当接部材35を上昇若しくは下降するように構成することができる。ここで、クランプ装置は、図示しないカウンターウェイト等を利用してアーム34及び当接部材35を常に上方向に付勢し、クランプ時に駆動装置によってアーム34及び当接部材35を下降させる構成とすることが望ましい。また、この際、駆動装置によって当接部材35に対して鋳片幅方向の力が働かないような構造とすることが望ましく、例えば、駆動装置によって、鋳片幅方向に転動可能なロールを介して当接部材35を下方向に押し下げる方法などがある。
図2(b)に示すように、2本のアーム34は、シャフト33の両端を固定する固定部材32の間に、すべり軸受けを介してシャフト33が貫通するように設けられており、2つの固定部材32の間をシャフト33の長さ方向(鋳片幅方向)に摺動して移動することができるように構成されている。具体的には、網掛けで図示した部分(アーム34および当接部材35)は、シャフト33に沿って、鋳片1の幅方向に移動可能な可動部を構成している。この場合、シャフト33は、アーム34の回転軸としての機能と、アーム34を鋳片幅方向に案内するガイド部材としての機能の両方を担っているが、後述する実施の形態2のようにガイド部材を別に設けて、この2つの機能をそれぞれ別々の部材に持たせるように構成することもできる。また、アーム34は、シャフト33及び固定部材32を介してトーチ台車本体31を牽引する力を伝達したり、当接部材35を鋳片1に押し付ける力を伝達したりする機能を通常担うが、この場合(シャフト33が回転軸とガイド部材とを兼ねる場合)には、アーム34は鋳片幅方向に移動する当接部材35を支持して鋳片幅方向に延在するガイド部材であるシャフト33に連結する連結部材としての機能も担っている。
両端の2つの固定部材32と2つのアーム34との間には、2つのバネ36がシャフト33の軸方向に付設されている。2つのアーム34と当接部材35が鋳片幅方向に移動して偏心すると、移動した方向のバネ36が圧縮されて、2つのアーム34と当接部材35を中心位置(ライン中心)に戻す方向に付勢される。このバネ36のバネ定数は、鋳片1の表面が傷つくことを防止するために、鋳片1が蛇行した際に鋳片1と当接部材35との接触部に働く力が十分小さくなるように決定する。また、鋳片1の切断が終了した後、当接部材35を上昇させて鋳片1のクランプを開放する際に、アーム34とシャフト33の中心位置からの変位がある程度大きい場合には、滑り摩擦力よりもある程度大きな弾性力が発生し、アーム34と当接部材35を中心位置付近に戻すことを可能とするように、バネ36のバネ定数を決定することが望ましい。また、バネ36を、鋳片1のクランプ前に当接部材35を中心位置に戻すための別の装置に置き換えることもできる。この場合には、鋳片1のクランプ中に当接部材35が鋳片幅方向に変位しても、当接部材35に鋳片幅方向の力が働かないように構成することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。図3(a)および(b)に示すように、クランプ時には、シャフト33を回転軸としてアーム34を下方に回転させて、当接部材35が鋳片1に接触するまで下降させ、所定の荷重で当接部材35を鋳片1に押し付けて連続鋳造鋳片の切断装置3を鋳片1に固定する。
次に、このように構成された連続鋳造鋳片の切断装置の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る連続鋳造鋳片の切断装置の動作を示す側面図である。
図4(a)に示すように、鋳片1の所定の切断位置が待機している切断装置3の位置まで来ると、切断装置3は、鋳片1のクランプを開始する。具体的には、図示しないリンク機構を駆動してアーム34を下げて、当接部材35を鋳片1の上面に当接させ、所定の荷重で当接部材35を鋳片1に押し付けて鋳片1をクランプする。鋳片1は、ピンチロールでローラーエプロンから引き出されてローラーテーブル上を引き出し方向に移動するため、鋳片1をクランプした切断装置3も鋳片1と同調して引き出し方向に移動する。
切断が開始されると、切断装置3の鋳片幅方向の一端に位置していたトーチを、鋳片幅方向の他端に向かって所定の速度で移動させながら、鋳片1を溶断する。これにより、鋳片1が幅方向に亘って切断される。また、トーチを2つ設け、鋳片幅方向の両端から中央に向かって切断を進行させてもよい。
図4(b)に示すように、鋳片1の切断が終了すると、切断装置3は、図示しないリンク機構を駆動して、当接部材35を鋳片1の上面から上昇させ、鋳片1のクランプを開放する。なお、図4(a)のクランプ開始から図4(b)のクランプ開放までの間に、切断装置3は、前述したようにトーチを鋳片幅方向の一端から他端へ移動させて鋳片1の切断を行う。切断されたスラブ鋳片1’は、搬送ロール4の回転により製造ラインの下流側に搬出される。
そして、切断装置3は、車輪39を図示しないモータにより駆動して、図4(a)の待機位置まで戻ると共に、トーチを鋳片幅方向端部の元の待機位置まで戻し、次の鋳片1の切断を行うために待機する。
本発明では、図5に示すように、鋳片1のクランプ時に、鋳片1が蛇行し、鋳片1の幅方向中心Sが、ライン中心Lに対してずれると、鋳片1の鋳片幅方向の移動に追従して、当接部材35およびアーム34が、鋳片1の移動方向に移動する。そして、鋳片1の切断完了後にクランプが開放されると、バネ36の復元力により、当接部材35が元の位置まで戻るように構成されている。
このように、本発明に係る切断装置3は、アーム34と当接部材35を、鋳片1の幅方向に移動可能となるようにトーチ台車本体31に連結することで、アーム34と当接部材35を、鋳片1の幅方向の移動(蛇行)に追従させることができる。アーム34と当接部材35を鋳片1の幅方向への移動に追従させて、トーチ台車本体31に対して鋳片幅方向に移動させることで、車輪39にかかる鋳片幅方向の荷重を低減し、トーチ台車本体31の脱輪を防止すると共に、鋳片1に傷がつくことを防止することができる。
また、本実施の形態1では、固定部材32とアーム34の間に、鋳片1の幅方向に伸縮するバネ36が設けられているため、鋳片1の蛇行に追従して当接部材35が移動した場合でも、クランプ開放時に、バネ36の復元力を利用して、複雑な装置を設けなくても当接部材35を中心位置付近まで戻すことができる。
連続鋳造設備に実施の形態1を適用するにあたり、バネ36のバネ定数について検討を行った。クランプ時に、大きな負荷なく鋳片1の蛇行に追従して当接部材35が移動でき、かつ、クランプ開放時に、鋳片1の蛇行によって移動した当接部材35を元の位置まで戻せるよう、バネ定数を6.9kgf/mmとした。バネ定数は、鋳片1の蛇行時の最大幅方向変位、アーム34とシャフト33との鋳片幅方向の摩擦力、及び当接部材35と鋳片1との鋳片幅方向の摩擦力等に応じて適切な範囲内とすることが好ましく、1〜20kgf/mm程度、より好ましくは2〜10kgf/mmの範囲とすることが好ましい。
図8は、本発明例(実施の形態1においてバネ定数6.9kgf/mmのバネ36を用いた場合)と、同じ構造の切断装置3において、シャフト33にストッパーを付設して、アーム34がシャフト33に対して鋳片幅方向に移動できない構造とした、従来の切断装置と同様の構造の比較例について、車輪39に負荷される鋳片幅方向への荷重Q[kgf]を計算により求めた結果である。なお、荷重計算にあたっては、図9の模式図に示したモデルを用いた。
すなわち、図9の上図に示すように、比較例においては、当接部材35から車輪39までを連結するように構成するトーチ台車本体31及びクランプ装置30のバネ定数をk1とし、鋳片1の蛇行量Δdの実測値と、鋳片1の蛇行時に負荷された車輪の鋳片幅方向への荷重Q[kgf]の実測値とから、式(1)を用い、トーチ台車本体31及びクランプ装置30のバネ定数k1を算出した。この結果、トーチ台車本体31及びクランプ装置30のバネ定数k1は、263.9kgf/mmであった。このバネ定数は、トーチ台車本体31及びクランプ装置30の構造と、これらを構成する材料の弾性率等に基づくものと考えられる。
Q=k1・Δd 式(1)
図9の下図に示すように、本発明例においては、実施の形態1のクランプ装置30のバネ36のバネ定数をk2とし、トーチ台車本体31及びバネ36を除くクランプ装置30で構成される構造のバネ(図の左側のバネ)とバネ36とを直列で接続したモデルとした。ここで、バネ36を除くクランプ装置30とは、バネ36による可動部分を固定した構造とした比較例と同じクランプ装置30を意味するものであり、トーチ台車本体31及びバネ36を除くクランプ装置30のバネ定数k1については、比較例と同じ263.9kgf/mmを用いた。式(2)を用い、本発明例における車輪の鋳片幅方向への荷重Q[kgf]を算出した。
Q=((k1・k2)/(k1+k2))・Δd 式(2)
この結果、図8に示すように、本発明例(実線)では、比較例(点線)に対し、車輪39にかかる鋳片幅方向への荷重Qを大幅に低減できることが分かった。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る連続鋳造鋳片の切断装置のクランプ時の状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)はライン進行方向から見た正面図である。実施の形態2のクランプ装置50では、固定部材32を介してトーチ台車本体31に固定された鋳片1の幅方向に延びるシャフト33を回転軸とし、シャフト33を中心に回転移動する3つのアーム34によって、鋳片1の幅方向に延びる、円形断面の2つのガイド部材37を支持しており、シャフト33、アーム34及びガイド部材37は、何れもトーチ台車本体31に対して鋳片幅方向には移動しない。また、耐熱合金製の当接部材35は、2つの連結部材38の先端に固定され、円形断面の2つのガイド部材37がすべり軸受けを介して貫通する2つの連結部材38を介して、ガイド部材37及びアーム34に連結され、連結部材38がガイド部材37に沿って摺動することで、連結部材38とともに鋳片幅方向に移動可能である。さらに、図示しない駆動装置がアーム34の傾斜角度を変更することによって、鋳片1をクランプしたり、クランプを開放したりする動作が行われる。すなわち、クランプ装置50が鋳片1をクランプする際には、駆動装置がガイド部材37を鋳片1に近付けるように動作して当接部材35を所定の荷重で鋳片1に押し付け、逆に鋳片1のクランプを開放する際には、駆動装置がガイド部材37を上昇させるように動作して当接部材35を鋳片1から離間させる。
上記の説明では、連結部材38及び当接部材35を鋳片幅方向に案内するガイド部材を、鋳片幅方向に延びる、円形断面の2つのガイド部材37によって構成した場合について説明したが、ガイド部材の形態は、上記の場合に限定されず、連結部材38及び当接部材35を鋳片幅方向に平行移動するように案内できればどのような形態であってもよく、例えば、角形断面の鋳片幅方向に延びるガイド部材を使用したり、鋳片幅方向に延びる直線運動軸受けを使用することもできる。
上記のように、ガイド部材37をシャフト33とは別に設ければ、実施の形態1のようにシャフト33にガイド部材としての機能を持たせる場合に比べて、当接部材35とガイド部材との鋳片引き出し方向の距離を小さくすることができる。これにより、鋳片1が蛇行して当接部材35に鋳片幅方向の力が働いた場合に、ガイド部材37と連結部材38との軸受け部(実施の形態1の場合にはシャフト33とアーム34との軸受部)が受ける鉛直方向の力のモーメント(力のモーメントのベクトルの鉛直成分)を大幅に小さくできるという構造上の利点がある。
実施の形態1の場合と同様に、当接部材35が鋳片幅方向に移動して偏心した場合に当接部材35を中心位置に戻す方向に付勢されるように、中央のアーム34と鋳片幅方向の両側の連結部材38との間に、2つのバネ36が取り付けられている。バネ36は、2つの連結部材38と幅方向両端側のアーム34との間に取り付けることもできる。なお、他の構成については、実施の形態1と略同様であるため、同一符号を付すことによりその説明を省略する。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る、クランプ時の連続鋳造鋳片の切断装置3をライン進行方向から見た正面図である。実施の形態3のクランプ装置60では、鋳片1のクランプ時に、鋳片1の引き出し方向に平行な回転軸を有する複数の円筒状の当接部材40を鋳片1の上面に当接させて所定の荷重で押し付け、当接部材40の鋳片引き出し方向の位置を鋳片1に対して固定させる。ここで、複数の円筒状の当接部材40は、鋳片引き出し方向の回転軸の回りに回転可能となるように支持フレーム41の下部に支持され、支持フレーム41はトーチ台車本体31に設置された昇降ガイド42に沿って、昇降駆動装置43によって鉛直方向に昇降される。鋳片1のクランプ時には、当接部材40は、鋳片1の幅方向の移動(蛇行)に伴って回転軸を中心として転動し、鋳片1に対して鋳片幅方向に移動する。
実施の形態3では、当接部材40の回転を利用することで、トーチ台車本体31に対する鋳片1の幅方向の移動を可能とした状態で、鋳片1をクランプすることができる。このように、当接部材40の鋳片幅方向の位置を鋳片1の幅方向への移動に追従しないようにさせることで、トーチ台車本体31の車輪39に負荷される鋳片幅方向の荷重を低減し、トーチ台車本体31の脱輪を防止すると共に、鋳片1に傷がつくのを防止することができる。
1、1’ 鋳片
2 レール
3 連続鋳造鋳片の切断装置
30、50、60 クランプ装置
31 トーチ台車本体
32 固定部材
33 シャフト
34 アーム
35 当接部材
36 バネ
37 ガイド部材
38 連結部材
39 車輪
40 当接部材
41 支持フレーム
42 昇降ガイド
43 昇降駆動装置
4 搬送ロール

Claims (3)

  1. 連続鋳造された鋳片をクランプした状態で、レール上を鋳片の引き出し方向に沿って移動しながら前記鋳片を鋳片幅方向に切断する連続鋳造鋳片の切断装置であって、
    前記レール上に、前記鋳片の引き出し方向へ移動可能に設置されたトーチ台車本体と、
    前記トーチ台車本体に、鋳片幅方向へ移動可能に設けられた、前記鋳片を溶断するためのトーチと、
    前記鋳片の上面に、前記トーチ台車本体に連結された当接部材を押し付けて、前記鋳片をクランプし、前記トーチ台車本体の前記鋳片の引き出し方向の位置を前記鋳片に対して固定するクランプ装置と、を有し、
    前記当接部材は、
    前記連続鋳造設備のライン中心方向である前記鋳片の引き出し方向に平行な回転軸を有する円筒状の形状であり、
    前記回転軸を中心として転動することによって、前記鋳片をクランプした状態で前記鋳片に対して鋳片幅方向に移動可能である連続鋳造鋳片の切断装置。
  2. 前記クランプ装置は、
    前記トーチ台車本体に連結して設けられ、鋳片幅方向に延びるガイド部材と、
    前記ガイド部材と前記当接部材とを連結する連結部材と、
    前記当接部材を前記鋳片に押し付ける、又は前記鋳片から離間させるための駆動装置と、を有し、
    前記連結部材が前記ガイド部材に沿って鋳片幅方向に移動可能である請求項1に記載の連続鋳造鋳片の切断装置。
  3. 前記クランプ装置が前記鋳片をクランプする際に、前記駆動装置が、前記ガイド部材を前記鋳片に近付けるように動作することによって、前記当接部材を前記鋳片に押し付けて前記当接部材を前記鋳片に対して固定する請求項2に記載の連続鋳造鋳片の切断装置。
JP2016192037A 2015-10-02 2016-09-29 連続鋳造鋳片の切断装置 Active JP6409844B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015196418 2015-10-02
JP2015196418 2015-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017064791A JP2017064791A (ja) 2017-04-06
JP6409844B2 true JP6409844B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=58491142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016192037A Active JP6409844B2 (ja) 2015-10-02 2016-09-29 連続鋳造鋳片の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6409844B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702161B (zh) * 2019-03-12 2023-06-23 山东钢铁股份有限公司 一种厚板连铸机定尺切割装置及提高定尺精度的方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52109685U (ja) * 1976-02-18 1977-08-20
JPS5932444Y2 (ja) * 1977-07-11 1984-09-11 住友重機械工業株式会社 連続鋳造片用切断機塔載台車のクランプ杆取付装置
JPS58173063A (ja) * 1982-04-05 1983-10-11 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 連続鋳造ガス切断機に於けるクロツプ切断方法及びその装置
JPS61190343U (ja) * 1985-05-20 1986-11-27
JPH01271046A (ja) * 1988-04-20 1989-10-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd 連続鋳造設備における鋳片切断装置
JP2828411B2 (ja) * 1995-02-01 1998-11-25 新日本製鐵株式会社 薄鋳片の蛇行修正方法及び装置
JP2834419B2 (ja) * 1995-02-15 1998-12-09 新日本製鐵株式会社 薄鋳片の蛇行修正方法及び装置
FR2768952B1 (fr) * 1997-10-01 1999-12-17 Michel Donze Procede d'oxycoupage de billettes de coulee continue, et dispositif de mise en oeuvre dudit procede
JP2003126947A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Nippon Steel Corp 連鋳用吹管トーチ位置決め装置
JP4517655B2 (ja) * 2004-01-30 2010-08-04 Jfeスチール株式会社 鋳片の曲り防止方法および装置
JP2008183609A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Jfe Steel Kk ビームブランク鋳片の切断ノロ除去装置
JP2008279521A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Jfe Steel Kk 鋳片の切断ノロ除去装置
JP2012190837A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd スプライシング冶具及びスプライシング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017064791A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5300635B2 (ja) コイル搬送装置及びこれを利用するコイルステーション
KR101890658B1 (ko) 이송 트랙 상에서 압연 또는 주조 제품의 측면 안내 장치 및 그 방법
JP2011512259A5 (ja)
JP6409844B2 (ja) 連続鋳造鋳片の切断装置
JP2005506202A (ja) 金属溶融物から圧延金属帯片を連続的に作る方法及び装置
KR101701611B1 (ko) 소재 안내장치
JP5723820B2 (ja) 長尺レールの搬送装置及び搬送方法
JP2014162675A (ja) ガラス板製造装置
KR101726072B1 (ko) 스트립 유도 장치
KR101220777B1 (ko) 용접 장치 및 용접 방법
JP3787391B2 (ja) スプライス装置
KR101504427B1 (ko) 연연속 접합기용 나이프 교체장치 및 방법
EP3012042B1 (en) Continuous casting device and method for using same
JP4511765B2 (ja) オフセット量可変式ピンチロール装置
KR101490615B1 (ko) 선재 연연속압연 가이드장치
JP4562350B2 (ja) ウェブを巻取る装置および方法
KR20030010164A (ko) 토치절단장치용 슬라브 클램핑장치
JP2015226929A (ja) ロール圧下装置
JP6304498B2 (ja) 熱間鋼片のサイジングプレスにおけるキャンバー抑制方法
JP3415007B2 (ja) 走間接合台車の入出側エプロン装置
JP5103733B2 (ja) コンベア装置
JPH0784283B2 (ja) シート分割巻取装置
KR101732979B1 (ko) 스트립 제동장치
JP3095515B2 (ja) 連続鍛圧機能を有する連続鋳造設備
KR20170012641A (ko) 핀치롤 장치 및 이를 포함하는 스트립 권취 설비

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180410

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6409844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250