JP2014162675A - ガラス板製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、予め施された罫書線上でガラスシートを精度よく分割することのできるガラス板製造装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るガラス板製造装置は、進行方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを該罫書線で折割する折割装置を備え、折割装置は、ガラスシートを支持可能に配置された支持ローラを含む一対の支持装置であって、ガラスシートの進行方向に間隔をあけて配置された少なくとも一対の支持装置と、一対の支持装置間に配置されたガラス付勢体と、ガラス付勢体を第一面及び第二面に対して交差方向に移動させる往復駆動装置とを備え、罫書線とガラス付勢体とが一致又は略一致した状態で、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシート側に移動させ、該ガラス付勢体がガラスシートを付勢する。
【選択図】図1
【解決手段】 本発明に係るガラス板製造装置は、進行方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを該罫書線で折割する折割装置を備え、折割装置は、ガラスシートを支持可能に配置された支持ローラを含む一対の支持装置であって、ガラスシートの進行方向に間隔をあけて配置された少なくとも一対の支持装置と、一対の支持装置間に配置されたガラス付勢体と、ガラス付勢体を第一面及び第二面に対して交差方向に移動させる往復駆動装置とを備え、罫書線とガラス付勢体とが一致又は略一致した状態で、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシート側に移動させ、該ガラス付勢体がガラスシートを付勢する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラスシートから所定サイズのガラス板を製造するためのガラス板製造装置に関する。
従来から、ガラス板を製造するガラス板製造装置として、連続供給されてくるガラスシートに施された罫書線と平行又は略平行になるように配置された支持バーであって、ガラスシートの一方の面を支持可能な支持バーと、ガラスシートの進行方向における支持バーの下流側でガラスシートを保持可能に構成された保持装置と、保持装置を移送する移送装置とを備えたものが提供されている。
かかるガラス板製造装置において、移送装置は、ガラスシートの罫書線と支持バーとが一致又は略一致した状態で、ガラスシートを保持した保持手段を支持バー側に移送する。これにより、ガラス板製造装置は、ガラスシートに曲げ応力を作用させ、ガラスシートを脆弱になった罫書線上で分割するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記構成のガラス板製造装置は、ガラスシートを分割するに当り、ガラスシートに作用する曲げ応力が分散し、ガラスシートを罫書線に沿って円滑に分割できない場合がある。すなわち、上記構成のガラス板製造装置は、保持装置が支持バー(罫書線)から離れた位置にあるため、保持装置を支持バー側に移送させたときに、ガラスシートにおける罫書線を含む広範囲に亘って曲げ作用が生じ、曲げ応力が罫書線上に集中しない傾向にある。そのため、上記構成のガラス板製造装置は、ガラスシートを罫書線に沿って円滑に分割できない場合がある。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、予め施された罫書線上でガラスシートを精度よく分割することのできるガラス板製造装置を提供することを課題とする。
本発明に係るガラス板製造装置は、第一面と該第一面の反対側の第二面とを有し、且つ第一面及び第二面を上下方向と交差する方向に向けた状態で、上方から下方に向けて進行するガラスシートであって、第一面及び第二面の少なくとも何れか一方に進行方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを該罫書線上で分割するガラス板製造装置において、ガラスシートを罫書線で折割する折割装置を備え、折割装置は、それぞれがガラスシートの第一面を支持可能に配置された支持ローラを含む一対の支持装置であって、ガラスシートの進行方向に間隔をあけて配置された一対の支持装置と、罫書線と平行又は略平行になるように、一対の支持装置間に配置されたガラス付勢体であって、進行中のガラスシートの第二面に対向するように配置されたガラス付勢体と、ガラス付勢体をガラスシートの第二面に対して交差方向に往復移動させる往復駆動装置であって、ガラス付勢体がガラスシートを付勢した状態とその付勢を解除した状態とに切り替え可能な往復駆動装置とを備え、罫書線とガラス付勢体とが一致又は略一致した状態で、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシート側に移動させ、該ガラス付勢体がガラスシートを付勢することを特徴とする。
上記構成のガラス板製造装置によれば、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシートの第二面に対して交差方向に往復移動させることで、ガラス付勢体がガラスシートを付勢した状態とその付勢を解除した状態とに切り替わる。すなわち、上記構成のガラス板製造装置は、往復駆動装置がガラス付勢体を往復移動させることで、ガラス付勢体がガラスシートの進行経路内に突出する状態と、ガラス付勢体がガラスシートの進行経路から退避した状態とに切り替わる。従って、ガラス付勢体がガラスシートの進行経路から退避した状態になることで、ガラス付勢体の前方でガラスシートが上方から下方に向けて進行することが許容される。そして、進行中のガラスシートの罫書線がガラス付勢体と一致又は略一致した状態で、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシート側に移動させ、該ガラス付勢体がガラスシート(第二面)を付勢する。
この状態で、ガラスシートは、罫書線を中心に外側(第一面側)に押されることになるが、ガラス付勢体に対してガラスシートの進行方向の上流側及び下流側にある一対の支持装置(支持ローラ)によってガラスシートの第一面が支持される。すなわち、ガラス付勢体がガラスシートの第二面を付勢した状態で、一対の支持装置(支持ローラ)間でガラスシートに曲げ作用が生じる。
そして、上述の如く、ガラス付勢体が罫書線を中心にガラスシートを付勢する(押す)ため、ガラスシートに対する曲げ作用(曲げ応力)が脆弱な罫書線上に集中的に作用する。これにより、ガラスシートが罫書線上で円滑に分割される(折割される)。そして、ガラスシートが分割されると、往復駆動装置がガラス付勢体を移動させ、ガラス付勢体がガラスシートを付勢した状態が解除される。これにより、ガラス付勢体がガラスシートの進行経路から退避した状態になり、後続のガラスシートの進行が許容される。このように、上記構成のガラス板製造装置は、ガラスシート自体をハンドリングすることなく、連続的に進行するガラスシートを罫書線上で精度よく分割することができる。
本発明の一態様として、一対の支持装置のそれぞれは、ガラスシートの第二面を支持可能に配置された補助ローラをさらに備えてもよい。
このようにすれば、一対の支持装置のそれぞれにおいて、支持ローラと補助ローラとがガラスシートを両面から挟み込む。従って、ガラス付勢体がガラスシートを付勢したときに、ガラス付勢体に対してガラスシートの進行方向の上流側及び下流側でガラスシートが確実に拘束される。これにより、ガラス付勢体がガラスシートを付勢したときに、ガラスシートに対して局部的な曲げ作用を効率的に生じさせることができる。すなわち、ガラスシートにおける一対の支持装置の間隔に応じた範囲に曲げ作用を集中的に作用させることができる。これにより、曲げ応力が分散することを抑制でき、ガラスシートを罫書線上で円滑に分割することができる。
本発明の他態様として、一対の支持装置のそれぞれは、ガラスシートの第一面を付勢可能に設けられた付勢ローラであって、支持ローラよりもガラス付勢体側に配置された付勢ローラをさらに備えてもよい。
このようにすれば、ガラス付勢体がガラスシートを付勢したときに、各支持装置の付勢ローラ間でガラスシートに曲げ作用が生じる。すなわち、支持ローラの間隔よりも狭い間隔で配置される付勢ローラ間にあるガラスシートに曲げ作用が生じる。従って、ガラスシートに対する曲げ作用が局部的に作用するため、ガラスシートを罫書線上で精度よく分割することができる。
この場合、支持装置は、支持ローラの軸心と同心又は平行な軸心回りで回転可能なアームと、該アームをガラスシート側に付勢する付勢部材とを備え、付勢ローラがアームに軸支されていることが好ましい。
このようにすれば、付勢ローラは、アームの回転(移動)によってガラスシートに対して接離方向に移動可能な状態になる。また、付勢ローラは、付勢部材の付勢力の作用でガラスシートを付勢可能な状態になる。そのため、付勢ローラは、ガラス付勢体による付勢方向とは反対方向にガラスシートを付勢することになる。これにより、付勢ローラ間にあるガラスシートに対して集中的に曲げ作用を生じさせることができ、ガラスシートを罫書線上で精度よく分割することができる。
本発明の別の態様として、ガラスシートを両面から挟持可能な一対の挟持体を有するガラス保持装置であって、折割装置の下流側に配置されたガラス保持装置を更に備え、ガラス保持装置は、互いに接近した一対の挟持体間に進行中のガラスシートが進入可能に構成され、一対の挟持体間にガラスシートが進入した状態で、一方の挟持体は、他方の挟持体から離間するように、下端側を支点にして傾動可能に構成されてもよい。
このようにすれば、ガラスシートが罫書線で分割されると、分割されたガラスシート(ガラス板)は、ガラス保持装置の一対の挟持体で挟持(保持)される。従って、分割後のガラスシートが落下(破損)することが防止される。そして、一対の挟持体がガラスシートを挟持した状態で、一方の挟持体が他方の挟持体に対して離間するように、下端側を支点にして傾動することで、分割後のガラスシート(ガラス板)は、他方の挟持体に載って横臥状態になる。これにより、分割後のガラスシート(ガラス板)をコンベア等で搬送可能な状態で取り出すことができる。
以上のように、本発明に係るガラス板製造装置は、予め施された罫書線上でガラスシートを精度よく分割することができるといった優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るガラス板製造装置について、添付図面を参照しつつ説明する。
ガラス板製造装置は、第一面と該第一面の反対側の第二面とを有するガラスシートから所定サイズのガラス板を製造するためのもので、図1及び図2に示す如く、上下方向で真っ直ぐに延びる進行経路(供給経路)Rを通って上方から下方に向けて進行するガラスシートGsを受け入れ可能に構成される。
本実施形態に係るガラス板製造装置1は、上方に配置された成形装置(図示しない)から連続的に供給されるガラスシートGsを受け入れるべく、成形装置の下方に配置される。なお、以下の説明において、ガラスシートGsの進行方向(ガラスシートGsの通過する進行経路Rの延びる方向)を「第一方向」といい、第一方向と直交する方向であって、進行経路R上にあるガラスシートGsの広がる方向(幅方向)を「第二方向」といい、第一方向及び第二方向と直交する方向であって、進行経路R上にあるガラスシートGsの厚み方向を「第三方向」ということとする。また、ガラスシートGsの進行方向(第一方向)において、ガラスシートGsの進行方向における該ガラスシートGsの供給側を「上流」又は「上流側」といい、ガラスシートGsの進行方向における該ガラスシートGsの先頭側を「下流」又は「下流側」ということとする。
本実施形態に係るガラス板製造装置1について具体的に説明する。ガラス板製造装置1は、ガラスシートGsに対して第二方向に延びる罫書線を形成するための罫書装置2と、ガラスシートGsを罫書線で折割する折割装置3と、罫書線に沿って折割された下流側のガラスシートGsを両面から挟持可能な一対の挟持体40,41を有するガラス保持装置4であって、折割装置3の下流側に配置されたガラス保持装置4と、これらが取り付けられるフレーム5とを備える。
罫書装置2は、上方から下方に向けて進行するガラスシートGsの第一面上に罫書線を付加する罫書線付加装置20と、該ガラスシートGsの第二面を支持するガラス支持装置21とを備える。
罫書線付加装置20は、図3に示す如く、ガラスシートGsの第一面と対向するように配置された第一レール200と、第一レール200に沿って走行可能な第一走行台車201と、第一走行台車201上に装備され、先細りした罫書チップCを保持するホルダHを含む装置本体202とを備える。
第一レール200は、図2に示す如く、第一端部と第二端部とを有し、第一端部から第二端部にかけて真っ直ぐに延びるように形成される。第一レール200は、例えば、型鋼で構成することができ、本実施形態においては、H型鋼で構成されている(図3参照)。第一レール200の両端部は、フレーム5から第三方向で前方側に延出する一対の支持梁220,220であって、ガラスシートGsの進行経路Rを躱すように第二方向に間隔を開けて配置された一対の支持梁220,220に連結されている。
一対の支持梁220,220は、第一方向で互いに位置ずれするように配置されている。すなわち、一方の支持梁220は、他方の支持梁220に対して上方側に変位した位置に配置される。これにより、第一レール200は、第一方向に対して交差する方向に真っ直ぐに延びている。すなわち、第一レール200は、一方の支持梁220に連結された第一端部を他方の支持梁220に連結された第二端部よりも上方に位置させ、第一方向に対して傾斜するように配置されている。
第一走行台車201は、電動駆動式の台車であり、電動モータの駆動により、第一レール200上で往復動可能に構成される。より具体的に説明すると、第一走行台車201は、図3に示す如く、第一台車本体201aと、第一レール200上を転動可能な第一走行ローラ201bであって、第一台車本体201aに対して第三方向に延びる軸線回りで回転自在に取り付けられた第一走行ローラ201bと、第一台車本体201aに固定された電動モータM1であって、第一走行ローラ201bを回転駆動する電動モータM1とを備える。これにより、第一走行台車201は、電動モータM1で第一走行ローラ201bを駆動することで、第一レール200の長手方向に走行する。
また、本実施形態に係る第一走行台車201は、第一台車本体201aに対して第三方向に延びる軸線回りで回転自在に取り付けられ第一位置決ローラ201cであって、第一走行ローラ201bとともに第一レール200を上下方向で挟み込む第一位置決ローラ201cと、第一レール200を第三方向の両側から挟み込むように第三方向に間隔をあけて配置された一対の第一ガイド部材201d,201dとを備える。これにより、第一走行台車201は、第一レール200に沿って走行するに際し、第一方向及び第三方向の位置ずれを防止しつつ走行可能になっている。
装置本体202は、罫書チップCをガラスシートGs側に向けた状態で第一走行台車201に固定される。装置本体202は、罫書チップCをガラスシートGs側に突出させた状態と、罫書チップCを退避させた状態とに切り替え可能に構成される。より具体的に説明する、装置本体202は、ホルダHを第三方向に往復移動させる電動式の駆動部(図示しない)を有する。そして、装置本体202は、駆動部がホルダHをガラスシートGs側に変位させることで、進行経路R上を通過するガラスシートGsの第一面に罫書チップCを押し付けた状態にする一方、駆動部がホルダHをガラスシートGs側とは反対側に変位させることで、進行経路R上を通過するガラスシートGsの第一面に対する罫書チップCの押し付けを解除した状態するように構成されている。
ガラス支持装置21は、ガラスシートGsの進行方向と交差する方向に延びる第二レール210と、第二レール210に沿って走行可能な第二走行台車211と、第二走行台車211上に装備された支持体212であって、外周の一部がガラスシートGsの第二面に接触可能となるように、罫書チップCと対向配置された支持体212とを備える。
第二レール210は、図2に示す如く、第一端部と第二端部とを有し、第一端部から第二端部にかけて真っ直ぐに延びるように形成される。第二レール210は、例えば、型鋼で構成することができ、本実施形態においては、H型鋼で構成されている。第二レール210の両端部は、第一レール200の両端部を連結した一対の支持梁220,220に連結されている。これにより、第二レール210は、第一レール200と同様に、一方の支持梁220に連結された第一端部を他方の支持梁220に連結された第二端部よりも上方に位置させ、第一方向(又は第二方向)に対して傾斜するように配置されている。すなわち、第二レール210は、第一レール200に対して第三方向に間隔をあけた状態で、第一レール200と平行又は略平行に配置されている。
第二走行台車211は、電動駆動式の台車であり、電動モータの駆動により、第二レール210上で往復動可能に構成される。より具体的に説明すると、第二走行台車211は、図3に示す如く、第二台車本体211aと、第二レール210上を転動可能な第二走行ローラ211bであって、第二台車本体211aに対して第三方向に延びる軸線回りで回転自在に取り付けられた第二走行ローラ211bと、第二台車本体211aに固定された電動モータM2であって、第二走行ローラ211bを回転駆動する電動モータM2とを備える。これにより、第二走行台車211は、電動モータM1で第二走行ローラ211bを駆動することで、第二レール210の長手方向に走行する。
また、本実施形態に係る第二走行台車211は、第二台車本体211aに対して第三方向に延びる軸線回りで回転自在に取り付けられた第二位置決ローラ211cであって、第二走行ローラ211bとともに第二レール210を上下方向で挟み込む第二位置決ローラ211cと、第二レール210を第三方向の両側から挟み込むように第三方向に間隔をあけて配置された一対の第二ガイド部材211d,211dとを備える。これにより、第二走行台車211は、第二レール210に沿って走行するに際し、第二方向及び第三方向の位置ずれを防止しつつ走行可能になっている。
第二走行台車211は、第一走行台車201と同期をとって移動するようになっている。すなわち、第二走行台車211は、第一走行台車201と同方向で且つ同速度で第二レール210上を移動する。なお、第一走行台車201及び第二走行台車211の走行は、機械的に同期をとってもよいが、本実施形態においては、電動モータM1,M2を電気的に制御することで同期をとっている。
支持体212は、ガラスシートGsの第二面と接触しつつ移動するものであるため、ガラスシートGsの第二面の傷つきを防止すべく、ガラスシートGsの第二面上を摺動可能或いは転動可能に構成される。本実施形態において、支持体212は、ガラスシートGsの第二面上を転動可能に構成される。すなわち、支持体212は、第二レール210の延びる方向と直交する方向に延びる軸線回りで回転自在なローラで構成される。該支持体(ローラ)212は、ガラスシートGsを挟んで罫書チップCと対向するように配置されている。これにより、第二走行台車211が第一走行台車201と同期をとって移動することで、支持体(ローラ)212が罫書チップCと対向した状態を維持しつつ移動するようになっている。すなわち、本実施形態に係る罫書装置2は、ガラスシートGsを支持体212で支持しつつ罫書チップCで罫書きを行うようになっている。
そして、本実施形態において、上述の如く、ガラスシートGsが連続的に第一方向に連続的に供給される(第一方向に進行する)ため、上述の如く、罫書線付加装置20の第一走行台車201が第一方向に対して交差(傾斜)方向に延びる第一レール200に沿って移動することで、ガラスシートGs及び罫書チップCの第一方向の移動が相殺される結果、ガラスシートGsに対して第二方向に延びる罫書線が形成されるようになっている。
なお、本実施形態のガラス板製造装置1は、図1及び図2に示す如く、罫書装置2を挟む上流側及び下流側のそれぞれには、ガラスシートGsを両面から挟むローラ対22,22が設けられている。ローラ対22,22の両端部は、フレーム5から第三方向で前方側に延出する一対の支持アーム221,221であって、ガラスシートGsの進行経路Rを躱すように第二方向に間隔を開けて配置された一対の支持アーム221,221に軸支されている。
折割装置3は、図4に示す如く、それぞれがガラスシートGsの第一面を支持可能に配置された支持ローラ300,310を含む一対の支持装置30,31であって、第一方向に間隔をあけて配置された一対の支持装置30,31と、ガラスシートGsの罫書線Lに対して平行又は略平行になるように、一対の支持装置30,31間に配置されたガラス付勢体32であって、ガラスシートGsの第二面に対向して配置されたガラス付勢体32と、ガラス付勢体32をガラスシートGsの第二面に対して交差方向に往復移動させる往復駆動装置33であって、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢した状態とその付勢を解除した状態とに切り替え可能な往復駆動装置33とを備える。
本実施形態において、一対の支持装置30,31のそれぞれは、ガラスシートGsの第二面を支持可能に配置された補助ローラ301,311を備える。
より具体的に説明する。一対の支持装置30,31のそれぞれは、図2及び図4に示す如く、ガラスシートGsの進行経路Rを躱すように第二方向に間隔をあけて配置された一対のローラ支持体305,305,315,315であって、フレーム5の前方に配置された後述するベース36のベース本体360から第三方向でさらに前方に延出した一対のローラ支持体305,305,315,315と、該一対のローラ支持体305,305,315,315に軸支された支持ローラ300,310であって、ガラスシートGsの第一面を支持可能に配置された支持ローラ300,310と、ローラ支持体305,315に軸支された補助ローラ301,311であって、ガラスシートGsの第二面を支持可能に配置された補助ローラ301,311とを備える。
これにより、一対の支持装置30,31のそれぞれは、図4に示す如く、支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とでガラスシートGsの両面を支持できるようになっている。
一対の支持装置30,31のうちの少なくとも上流側の支持装置(以下、第一支持装置30という)において、支持ローラ300,310及び補助ローラ301,311は、フリーローラ(回転自在なローラ)である。これに対し、一対の支持装置30,31のうちの少なくとも下流側の支持装置(以下、第二支持装置31という)において、支持ローラ300,310及び補助ローラ301,311は、フリーローラ(回転自在なローラ)ではなく、回転時に回転抵抗が作用するようになっている。すなわち、第二支持装置31において、支持ローラ300,310及び補助ローラ301,311が挟持したガラスシートGsの自由落下を防止しつつも、下方側への移動を許容するようになっている。
本実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、ガラスシートGsの第一面を付勢可能に設けられた付勢ローラ302,312を更に備える。より具体的に説明する。第一支持装置30及び第二支持装置31は、第一端部と第二端部とを有するアーム303,313であって、第一端部が支持ローラ300,310の軸心と同心又は平行な軸心回りで回転可能に軸支されたアーム303,313と、アーム303,313の第二端部に軸支された付勢ローラ302,312と、アーム303,313をガラスシートGs側に付勢する付勢部材304,314とを備える。
第一支持装置30は、アーム303,313を下流側に向けて延出させ、第二支持装置31は、アーム303,313を上流側に向けて延出させている。これにより、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれにおいて、付勢ローラ302,312は、支持ローラ300,310に対してガラス付勢体32側に配置されている。
本実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれの付勢部材304,314には、引っ張りバネが採用されている。これに伴い、ローラ支持体305,315及びアーム303,313には、引っ張りバネを係止可能な係止部303a,313a,305a,315aが設けられている。これにより、引っ張りバネの弾性(引っ張り力)によって、アーム303,313がガラスシートGs(進行経路R)側に引き寄せられ、付勢ローラ302,312がガラスシートGsを付勢するようになっている。
ガラス付勢体32は、上述の如く、ガラスシートGsの罫書線Lに対して平行又は略平行になるように配置される。本実施形態に係るガラス付勢体32は、進行経路R上を通過するガラスシートGsの第二方向の全域に亘って対向するように、第二方向に真っ直ぐに延びている。本実施形態において、ガラス付勢体32は、第二方向に延びる軸線回りで回転自在なローラで構成される。より具体的に説明する。本実施形態において、折割装置3は、ガラス付勢体32の両端を支持可能な支持部材320を備える。支持部材320は、第二方向に延びる本体部320aと、本体部320aの両端に延設され、第三方向に延びる一対の軸支部320b,320bとを備える。そして、ガラス付勢体(ローラ)32の両端部は、一対の軸支部320b,320bに回転自在に軸支されている。
往復駆動装置33には、種々タイプのものを採用でき、本実施形態においては、往復駆動装置33の駆動速度と周囲雰囲気(温度)を考慮して空圧式のシリンダ装置(エアシリンダ33)が採用されている。エアシリンダ33は、第一端と第二端とを有するシリンダ部330であって、ベース本体360に固定されたシリンダ部330と、第一端と第二端とを有するロッド331であって、第一端側をシリンダ部330内に位置させるように、シリンダ部330の第一端に対して同心で挿通されたロッド331とを有する。
エアシリンダ33は、シリンダ部330に圧縮空気を供給することで、ロッド331がシリンダ部330から外方に突出するようになっている。本実施形態のエアシリンダ33において、シリンダ部330にリターンスプリング(図示しない)が内装されており、シリンダ部330に供給した圧縮空気を排気することで、ロッド331がリターンスプリングの付勢でシリンダ部330に高速で退避する。
ロッド331の第二端には、ガラス付勢体32(本実施形態においては、支持部材320)が連結されている。これにより、エアシリンダ33のロッド331の往復動によって、ガラス付勢体32(ローラ)がガラスシートGsの第二面を付勢した状態と、ガラス付勢体32(ローラ)がガラスシートGsの第二面に対する付勢を解除した状態とに切り替わるようになっている。なお、本実施形態において、ガラス付勢体32が第二方向に延びたローラ(長尺体)であるため、該ガラス付勢体32を全長に亘って均等に移動させるべく、往復駆動装置(エアシリンダ)33は、第二方向に間隔をあけて複数設けられ、それぞれのロッド331が支持部材320の本体部320aに連結されている(図2参照)。
本実施形態に係る折割装置3は、第一方向に移動可能に設けられている。より具体的に説明する。ガラス板製造装置1は、図1及び図2に示す如く、第一方向に延びるレール35であって、フレーム5に固定されたレール35と、レール35に沿って第一方向に移動可能に設けられたベース36であって、折割装置3を支持するベース36と、ベース36を第一方向に往復移動させる昇降機構37とを備える。
前記ベース36は、図1に示す如く、第一面と反対側の第二面とを有するプレート状のベース本体360であって、第一面をフレーム5側に向けて該フレーム5の前方に配置されるベース本体360と、レール35上を摺動可能に構成されたガイド部361であって、ベース本体360の第一面上に設けられたガイド部361と、ベース本体360からフレーム5側に延出した梁部362であって、昇降機構37に連結される梁部362とを備える。
昇降機構37は、折割装置3(往復駆動装置33)が作動している間、ガラスシートGsの進行と同期をとるように折割装置3を下流側に移動させ、折割装置3の作動が完了すると、折割装置3を上流側の規定位置にまで移動させるようになっている。昇降機構37は、折割装置3を昇降させるものであれば、種々タイプのものを採用できる。本実施形態に係る昇降機構37は、電動モータ370と、電動モータ370の出力軸に連結された雄ネジ体371a、及びボールを介して雄ネジ体371aに螺合された雌ネジ体371bを含むボールネジ371とを備えたものが採用されている。かかる昇降機構37は、雌ネジ体371bがベース36の梁部362に固定されており、電動モータ370の正逆転を切り替えることで雄ネジ体371aを第一方向に往復動させ、折割装置3全体を昇降させるようになっている。
ガラス保持装置4は、上述の如く、一対の挟持体40,41を備える。一対の挟持体40,41のそれぞれは、第一方向に上方側の第一端と下方側の第二端とを有する。一対の挟持体40,41のそれぞれは、第一方向に間隔をあけて配置された複数のフリーローラ400…,410…を備える。一対の挟持体40,41は、互いのフリーローラ400…,410…を対向させた状態で配置されている。一方の挟持体40の第一端は、フレーム5に対して第二方向に延びる軸線回りで回転自在に軸支されている。これに対し、他方の挟持体41の第二端は、一方の挟持体40の第二端に対して第二方向に延びる軸線回りで回転自在に軸支されている。
本実施形態において、ガラス保持装置4は、一方の挟持体40を傾動させる第一駆動装置42と、他方の挟持体41を傾動させる第二駆動装置43とを備える。第一駆動装置42は、フレーム5に固定された電動モータ420と、該電動モータ420の駆動を、一方の挟持体40の第一端を支持する軸体に伝達する第一駆動伝達機構421とを備える。これに対し、第二駆動装置43は、一方の挟持体40に固定された電動モータ430と、該電動モータ430の駆動を、他方の挟持体41の第二端を支持する軸体に伝達する第二駆動伝達機構431とを備える。これにより、ガラス保持装置4は、第一駆動装置42が駆動することで、一方の挟持体40が第一方向に真っすぐに延びた姿勢と、一方の挟持体40がガラスシートGsの移送経路に対して傾斜した姿勢とに切り替え可能になっている。また、ガラス保持装置4は、第二駆動装置43が駆動することで、他方の挟持体41が一方の挟持体40に沿った姿勢と、他方の挟持体41が一方の挟持体40から離間して第三方向に真っ直ぐに延びた姿勢とに切り替え可能になっている。
本実施形態に係るガラス板製造装置1は、以上の通りであり、作成されたガラス板を搬送する搬送コンベア(図示しない)と並列に配置がされる。なお、本実施形態において、搬送コンベアは、複数のローラが横並びに配置されるローラコンベアが採用され、分割されたガラスシートGs(ガラス板)の挟持を解除した状態(他方の挟持体41が傾倒した状態)で、他方の挟持体41のフリーローラ400…,410…間に該搬送コンベアのローラが介在するように配置される。
ここで本実施形態に係るガラス板製造装置1の作動について、具体的に説明する。成型装置でシート状に成型されたガラスシートGsは、第一面と該第一面の反対側の第二面とを有し、第一面及び第二面を上下方向(第一方向)と直交する方向(第三方向)に向けた状態で上方から下方に向けて進行する。これに伴い、ガラスシートGsは、ガラス板製造装置1におけるガラスシートGsの進行経路R内に進入する。すなわち、進行中のガラスシートGsは、罫書装置2の上流側にあるローラ対22間に進入する。ローラ対22を通過したガラスシートGsは、罫書装置2の罫書チップCと支持体212との間を通過するとともに、罫書装置2の下流側にあるローラ対22に進入する。そして、ガラスシートGsが所定量移動した状態(本実施形態において、少なくとも罫書装置2の上流側及び下流側にあるローラ対22,22に跨った状態)で、罫書装置2によってガラスシートGsの第一面上に罫書線Lが形成される。
具体的に説明する。装置本体202の駆動部が罫書チップC(ホルダH)を予めガラスシートGs側に移動させる。そして、ガラスシートGsの罫書線Lを付加する部分が罫書チップCと対向すると、第一走行台車201が第一レール200の一端から他端に向けて走行するとともに、第二走行台車211が第一走行台車201と同期をとって第二レール210の一端から他端に向けて走行する。このとき、支持体212がガラスシートGsの第二面を支持しつつ、罫書チップCがガラスシートGsの第一面であって、支持体212に支持された部分の裏側を罫書きすることになる。
本実施形態において、ガラスシートGsが第一方向に連続的に進行するが、上述の如く、罫書チップCは、第一方向に対して傾斜方向に移動するため、ガラスシートGsの第一方向の移動と罫書チップCの第一方向の移動とが相殺され、ガラスシートGsの第一面に第二方向に真っ直ぐに延びた罫書線Lが形成される。なお、上述の如く、ガラスシートGsに罫書線Lが形成されると、罫書線付加装置20においては、ホルダH(罫書チップC)が退避し、第一走行台車201が第一レール200上で走行して第一端側に戻り、また、ガラス支持装置21においては、第二走行台車211が第二レール210上で走行して第一端側に戻る。これにより、罫書装置2は、後続のガラスシートGsに罫書線Lを形成できる状態に復帰する。
このように罫書線Lが形成される間、ガラスシートGsは、第一方向の下方に向けて進行し、折割装置3に進入する。すなわち、罫書装置2を通過したガラスシートGsは、第一支持装置30の支持ローラ300,310と補助ローラ301,311との間に進入する。この状態においては、折割装置3のガラス付勢体32は、ガラスシートGsの進行経路Rから退避しており、第一支持装置30を通過したガラスシートGsは、ガラス付勢体32の前方を通過して第二支持装置31の支持ローラ300,310と補助ローラ301,311との間に進入する。
これに伴い、図4に示す如く、ガラスシートGsに形成された罫書線Lとガラス付勢体32とが一致又は略一致した状態(重なり合った状態)になる。この状態で、図5Aに示す如く、往復駆動装置33がガラス付勢体32をガラスシートGs側に移動させ、該ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢する。
本実施形態において、ガラスシートGsに形成された罫書線Lとガラス付勢体32とが一致又は略一致した状態(重なり合った状態)になると、下方に向けて進行するガラスシートGsに形成された罫書線Lとガラス付勢体32とが一致又は略一致した状態(重なり合った状態)で維持するように、昇降機構37が折割装置3を下降させ、この下降中に往復駆動装置33がガラス付勢体32をガラスシートGs側に移動させ、該ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢する。
この状態でガラスシートGsは、罫書線Lを中心に外側(第一面側)に押されることになるが、ガラス付勢体32に対してガラスシートGsの進行方向の上流側及び下流側にある第一支持装置30及び第二支持装置31(支持ローラ300,310)によってガラスシートGsの第一面が支持される。本実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれがガラスシートGsの第二面を支持可能に配置された補助ローラ301,311を備えるため、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれにおいて、支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とでガラスシートGsを両面から挟み込んだ状態になる。
従って、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢したときに、ガラス付勢体32に対してガラスシートGsの進行方向の上流側及び下流側でガラスシートGsが確実に拘束される。これにより、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢した状態で、ガラスシートGsに対して局部的な曲げ作用を生じる。すなわち、ガラスシートGsにおける第一支持装置30と第二支持装置31と間隔に応じた範囲に曲げ作用が集中的に作用する。これにより、曲げ応力が分散することを抑制でき、ガラスシートGsを罫書線L上で精度よく分割することができる。
特に、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、ガラスシートGsの第一面を付勢可能に設けられた付勢ローラ302,312であって、支持ローラ300,310に対してガラス付勢体32側に配置された付勢ローラ302,312を備えるため、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢したときに、各支持装置の付勢ローラ302,312間でガラスシートGsに曲げ作用が生じる。より具体的には、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、支持ローラ300,310の軸心と同心又は平行な軸心回りで回転可能なアーム303,313と、該アーム303,313をガラスシートGs側に付勢する付勢部材304,314とを備え、付勢ローラ302,312がアーム303,313に軸支されている。
そのため、付勢ローラ302,312が、アーム303,313の回転(移動)によってガラスシートGsに対して接離方向に移動可能な状態になり、また、付勢部材304,314の付勢力の作用でガラスシートGsを付勢可能な状態になる。従って、付勢ローラ302,312がガラスシートGsをガラス付勢体32による付勢方向とは反対方向に付勢することになり、付勢ローラ302,312間にあるガラスシートGsに対する曲げ作用が局部的に集中して作用する。すなわち、支持ローラ300,310の間隔よりも狭い間隔で配置される付勢ローラ302,312間にあるガラスシートGsに曲げ作用が生じる。従って、ガラスシートGsに対する曲げ作用が局部的に集中して作用し、ガラスシートGsが罫書線L上で精度よく分割される。
そして、本実施形態に係るガラス板製造装置1は、上述の如く、上方から下方に向けて進行するガラスシートGsを分割するため、分割されたガラスシートGs(ガラス板)は、自由落下により下方に向けての移動を加速させようとする。すなわち、罫書線Lで分割されるまでは、ガラスシートGsは、上流側と連続しているため、一定の速度で下降するが、分割されたガラスシートGs(ガラス板)は、自重の作用で上流側のガラスシートGsの移動速度よりも速い速度で移動しようとする(落下しようとする)。
しかしながら、本実施形態において、第二支持装置31の支持ローラ300,310及び補助ローラ301,311が回転時に回転抵抗を作用させるため、ガラス板の過度な加速(自由落下)が阻止された上で、上流側よりも速い速度で下降する。従って、図5Bに示す如く、上流側のガラスシートGsと分割されてガラスシートGs(ガラス板)との間に隙間が形成される。これにより、ガラスシートGsが罫書線Lで分割されるときの該ガラスシートGsの撓みが復元しても(ガラスシートGsが真っ直ぐな姿勢に戻っても)、上流側のガラスシートGsと分割されたガラス板とが干渉することが阻止され、ガラスシートGs及びガラス板の破損が防止される。
そして、折割装置3よりも下流側にあるガラスシートGs(ガラス板)は、ガラス保持装置4の一対の挟持体40,41間に進入し、一対の挟持体40,41によって挟持される(図1参照)。そして、後続のガラスシートGsがガラス保持装置4(一対の挟持体40,41間)に進入するまでに、一方の挟持体40が他方の挟持体41から離間するように、下端側を支点にして傾動する。
本実施形態においては、上述の如く、罫書線LでガラスシートGsが分割され、一対の挟持体40,41間にガラス板が存在した状態になると、第一駆動装置42が一対の挟持体40,41を傾動させた上で、第二駆動装置43が一方の挟持体40を他方の挟持体41から離間させる。すなわち、本実施形態のガラス板製造装置1は、一対の挟持体40,41を傾動させることで、ガラス板を僅かに傾倒させて一方の挟持体40がガラス板の荷重を受けた状態にした上で、一方の挟持体40を他方の挟持体41から離間させる。
これにより、分割後のガラスシートGs(ガラス板)は、他方の挟持体41に載って横臥状態になる。本実施形態においては、上述の如く、分割されたガラスシートGs(ガラス板)の挟持を解除した状態(他方の挟持体41が傾倒した状態)で、他方の挟持体41のフリーローラ400…,410…間に該搬送コンベアのローラが介在するように配置されるため、分割後のガラスシートGs(ガラス板)は、搬送コンベア上に配置された状態になり、所定位置にまで搬送される。
そして、後続のガラスシートGsが罫書線Lで分割されるまでに、一対の挟持体40,41が元の姿勢に復帰され、後続のガラスシートGsを挟持可能な状態にされる。そして、後続のガラスシートGsにおいても、上述の工程(罫書装置2によって罫書線Lが形成される工程、折曲部によって罫書線Lで分割される構成、ガラス保持装置4から搬送コンベアに移送される工程)が繰り返される。
以上のように、本実施形態に係るガラス板製造装置1は、ガラスシートGsを罫書線Lで折割する折割装置3を備え、折割装置3は、ガラスシートGsの第一面を支持可能に配置された支持ローラ300,310を含み、ガラスシートGsの進行方向に間隔をあけて配置された少なくとも一対の支持装置30,31と、罫書線Lと平行又は略平行になるように、一対の支持装置30,31間に配置されたガラス付勢体32であって、ガラスシートGsの第二面に対向して配置されたガラス付勢体32と、ガラス付勢体32をガラスシートGsの第二面に対して交差方向に移動させ、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢した状態と付勢を解除した状態とに切り替える往復駆動装置33とを備え、罫書線Lとガラス付勢体32とが一致又は略一致した状態で、往復駆動装置33がガラス付勢体32をガラスシートGs側に移動させ、該ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢する。
従って、本実施形態に係るガラス板製造装置1は、ガラス付勢体32が罫書線Lを中心にガラスシートGsを付勢する(押す)ため、ガラスシートGsに対する曲げ作用(曲げ応力)が脆弱な罫書線L上に集中的に作用する結果、ガラスシートGsが罫書線Lで分割される(折割される)。また、ガラス板製造装置1は、ガラスシートGsが分割されると、往復駆動装置33がガラス付勢体32を移動させ、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢した状態が解除される。これにより、ガラス付勢体32がガラスシートGsの進行経路Rから退避した状態になり、後続のガラスシートGsの進行が許容される。
このように、本実施形態に係るガラス板製造装置1は、ガラスシートGs自体をハンドリングすることなく、ガラス付勢体32を移動させるだけ、ガラスシートGsを罫書線L上で精度よく分割することができる。従って、上記構成のガラス板製造装置1は、設置スペースを抑えることができ、予め施された罫書線L上でガラスシートGsを精度よく分割することができるといった優れた効果を奏し得る。
また、本実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、ガラスシートGsの第二面を支持可能に配置された補助ローラ301,311をさらに備える。これにより、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれにおいて、支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とでガラスシートGsを両面から挟み込んだ状態にできる。従って、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢したときに、ガラス付勢体32に対してガラスシートGsの進行方向の上流側及び下流側でガラスシートGsが確実に拘束される。これにより、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢したときに、ガラスシートGsに対して局部的な曲げ作用を生じさせることができる。すなわち、ガラスシートGsにおける一対の支持装置30,31の間隔に応じた範囲に曲げ作用を集中的に作用させることができる。これにより、曲げ応力が無造作に分散することを抑制でき、ガラスシートGsを罫書線L上で精度よく分割することができる。
また、本実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、ガラスシートGsの第一面を付勢可能に設けられた付勢ローラ302,312であって、支持ローラ300,310に対してガラス付勢体32側に配置された付勢ローラ302,312をさらに備える。従って、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれにおいて、付勢ローラ302,312が支持ローラ300,310よりもガラス付勢体32側に配置される。これにより、ガラス付勢体32がガラスシートGsを付勢したときに、付勢ローラ302,312間でガラスシートGsに曲げ作用が生じる。すなわち、支持ローラ300,310の間隔よりも狭い間隔で配置される付勢ローラ302,312の間にあるガラスシートGsに曲げ作用が生じる。従って、ガラスシートGsに対する曲げ作用を局部的に集中して作用させることができ、ガラスシートGsを罫書線L上で精度よく分割することができる。
特に、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれは、支持ローラ300,310の軸心と同心又は平行な軸心回りで回転可能なアーム303,313と、該アーム303,313をガラスシートGs側に付勢する付勢部材304,314とを備え、付勢ローラ302,312がアーム303,313に軸支されている。かかる付勢ローラ302,312は、アーム303,313の回転(移動)によってガラスシートGsに対して接離方向に移動可能な状態になり、また、付勢部材304,314の付勢力の作用でガラスシートGsを付勢可能な状態になる。そのため、付勢ローラ302,312がガラスシートGsをガラス付勢体32による付勢方向とは反対方向に付勢することになる。これにより、付勢ローラ302,312間にあるガラスシートGsに対する曲げ作用を局部的に集中して作用させることができ、ガラスシートGsを罫書線L上で精度よく分割することができる。
また、本実施形態に係るガラス板製造装置1は、ガラスシートGsを両面から挟持可能な一対の挟持体40,41を有するガラス保持装置4であって、折割装置3の下流側に配置されたガラス保持装置4を更に備え、ガラス保持装置4は、上流側から供給されるガラスシートGsが互いに接近した一対の挟持体40,41間に進入可能に構成され、一対の挟持体40,41間にガラスシートGsが進入した状態で、一方の挟持体40は、他方の挟持体41に対して離間するように、下端側を支点にして傾動可能に構成される。従って、ガラスシートGsが罫書線Lで分割されると、分割されたガラスシートGs(下流側のガラスシートGs)は、ガラス保持装置4の一対の挟持体40,41で挟持される。これにより、分割後のガラスシートGsが落下(破損)することが防止される。
そして、一対の挟持体40,41がガラスシートGsを挟持した状態で、一方の挟持体40が他方の挟持体41に対して離間するように、下端側を支点にして傾動することで、分割後のガラスシートGsは、他方の挟持体41に載って横臥状態になる。これにより、分割後のガラスシートGs(ガラス板)をコンベア等で搬送可能な状態で取り出すことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更を加え得ることは勿論のことである。
上記実施形態において、第一支持装置30及び第二支持装置31のそれぞれが付勢ローラ302,312を備えたが、これに限定されない。例えば、一対の支持装置30,31のそれぞれは、支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とを備えたものであってもよい。また、上記実施形態において、折割装置3の支持装置30,31が補助ローラ301,311を備えたが、これに限定されない。例えば、一対の支持装置30,31のそれぞれは、支持ローラ300,310のみを備えてもよい。
上記実施形態において、支持装置30,31の付勢ローラ302,312が、付勢部材304,314を介してガラスシートGs側に付勢されたアーム303,313に軸支されたが、これに限定されない。例えば、支持装置30,31が付勢ローラ302,312を備える場合、付勢ローラ302,312は定位置に配置されてもよい。
上記実施形態において、折割装置3の支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とが互いに対向するように配置されたが、これに限定されない。例えば、支持ローラ300,310と補助ローラ301,311とは、第一方向で位置ずれした状態で配置されてもよい。この場合、一対の支持装置30,31の支持ローラ300,310同士の間隔が狭くなるように、支持ローラ300,310が補助ローラ301,311よりもガラス付勢体32側に位置することが好ましい。
上記実施形態において、ガラス板製造装置1に罫書装置2が一体的に装備されたが、これに限定されない。例えば、罫書装置2は、ガラス板製造装置1と別体で構成されてもよい。但し、罫書装置2は、上方から下方に進行するガラスシートGsに罫書線Lを形成でき、且つ罫書線Lの形成されたガラスシートGsを折割装置3に進入させることができるように、ガラス板製造装置1の上方に配置されることは勿論のことである。また、上記実施形態において、罫書チップCをガラスシートGsの第一面に接触させることで罫書線Lを形成する罫書装置2を採用したが、これに限定されない。例えば、罫書装置2は、ガラスシートGsの第一面にレーザー光や超音波を照射することで罫書線Lを形成するもの(ガラスシートGsに非接触で罫書線Lを形成するもの)であってもよい。すなわち、罫書装置2は、ガラスシートGsに溝状の罫書線Lを形成できるものであれば、種々採用可能である。
上記実施形態において、罫書装置2のガラス支持装置21として、罫書チップCと対向するように配置した支持体212が同期をとって移動するものが採用されたが、これに限定されない。例えば、ガラス支持装置21は、第二面を支持するローラ(複数のローラ)で構成されてもよい。すなわち、ガラス支持装置21は、進行中のガラスシートGsの第二面であって、少なくとも罫書チップC(罫書線付加装置20)の通過領域と対応する領域の第二面を支持できるものであればよい。
上記実施形態において、折割装置3の下流側に一対の挟持体40,41を有するガラス保持装置4を配置したが、これに限定されない。例えば、折割装置3の下流側に、ガラス保持装置4を配置することなく、分割されたガラス板を受け取り可能なコンベアを配置してもよい。
上記実施形態において、折割装置3を昇降させる昇降機構37が設けられたが、これに限定されない。例えば、折割装置3は、図6に示す如く、定位置に固定されてもよい。この場合、往復駆動装置33は、ガラス付勢体32と罫書線Lとが一致又は略一致した状態で、ガラス付勢体32を往復動させればよい。すなわち、罫書線Lがガラス付勢体32の前方を通過するときに、そのタイミングに合わせてガラス付勢体32がガラスシートGs(罫書線L)を付勢した状態と解除した状態とに切り替えるようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様に、ガラスシートGsを罫書線Lで分割することができる。すなわち、成型装置から供給されるガラスシートGsの進行速度は高速ではないため、ガラスシートGsが進行中(移動中)にガラス付勢体32を往復移動(一往復)させるようにしても、上記実施形態と同様に、ガラスシートGsを分割することができる。
上記実施形態において、ガラス付勢体32がガラスシートGsの第二方向の略全域に対向する長尺なローラ(全長に亘って同径のローラ)で構成されたが、これに限定されない。例えば、ガラス付勢体32は、大径部と小径部とが交互の配列された段付きローラであってもよい。また、ガラス付勢体32は、ローラに限定されない。例えば、ガラス付勢体32は、棒材であってもよい。また、ガラス付勢体32は、第二方向に延びる連続体に限定されない。例えば、ガラス付勢体32は、第二方向で複数に分断されたものであってもよい。但し、ガラス付勢体32が複数に分断される場合、これらが往復駆動装置33の駆動を受けて同速且つ同量で移動するようにすることは言うまでもない。
上記実施形態において、往復駆動装置33にエアシリンダ33が採用されたが、これに限定されない。例えば、往復駆動装置33は、電動式や油圧式のシリンダ装置が採用されてもよい。なお、成型装置から供給されるガラスシートGsが高温であるため、往復駆動装置33にシリンダ装置を採用する場合、上記実施形態と同様に、エアシリンダ33を採用することが好ましい。また、上記実施形態において、シリンダ部330にリターンスプリングが内装されたが、これに限定されない。例えば、圧縮空気の供給でロッド331を往復動させるエアシリンダ33であってもよい。
上記実施形態において、往復駆動装置33にシリンダ装置が採用されたが、これに限定されない。例えば、往復駆動装置33は、電動モータの回転を受けて往復動するクランク機構を備えたものであってもよい。
上記実施形態において、折割装置3がフレーム5の前方に配置されたベース36(ベース本体360)に支持されたが、これに限定されない。例えば、上述の如く、折割装置3が定位置に配置される場合、折割装置3(ローラ支持体305,315、往復駆動装置33)は、フレーム5に直接連結(支持)されてもよい。
上記実施形態において、ガラスシートGsの第一面に罫書線Lが形成されたが、これに限定されない。例えば、罫書線Lは、ガラスシートGsの第二面(ガラス付勢体32と対向する面)に形成されたり、ガラスシートGsの両面(第一面及び第二面)に形成されたりしてもよい。
1…ガラス板製造装置、2…罫書装置、3…折割装置、4…ガラス保持装置、5…フレーム、20…罫書線付加装置、21…ガラス支持装置、22…ローラ対、30…第一支持装置(支持装置)、31…第二支持装置(支持装置)、32…ガラス付勢体、33…エアシリンダ(往復駆動装置)、35…レール、36…ベース、37…昇降機構、40,41…挟持体、42…第一駆動装置、43…第二駆動装置、200…第一レール、201…第一走行台車、201a…第一台車本体、201b…第一走行ローラ、201c…第一位置決ローラ、201d…第一ガイド部材、202…装置本体、210…第二レール、211…第二走行台車、211a…第二台車本体、211b…第二走行ローラ、211c…第二位置決ローラ、211d…第二ガイド部材、212…支持体、220…支持梁、221…支持アーム、300,310…支持ローラ、301,311…補助ローラ、302,312…付勢ローラ、303,313…アーム、303a,313a,305a,315a…係止部、304,314…付勢部材(引っ張りコイルバネ)、305,315…ローラ支持体、320…支持部材、320a…本体部、320b…軸支部、330…シリンダ部、331…ロッド、360…ベース本体、361…ガイド部、362…梁部、370…電動モータ、371…ボールネジ、371a…雄ネジ体、371b…雌ネジ体、400,410…フリーローラ、420…電動モータ、421…第一駆動伝達機構、430…電動モータ、431…第二駆動伝達機構、C…罫書チップ、Gs…ガラスシート、H…ホルダ、L…罫書線、M1,M2…電動モータ、R…進行経路
Claims (5)
- 第一面と該第一面の反対側の第二面とを有し、且つ第一面及び第二面を上下方向と交差する方向に向けた状態で、上方から下方に向けて進行するガラスシートであって、第一面及び第二面の少なくとも何れか一方に進行方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを該罫書線上で分割するガラス板製造装置において、ガラスシートを罫書線で折割する折割装置を備え、折割装置は、それぞれがガラスシートの第一面を支持可能に配置された支持ローラを含む一対の支持装置であって、ガラスシートの進行方向に間隔をあけて配置された一対の支持装置と、罫書線と平行又は略平行になるように、一対の支持装置間に配置されたガラス付勢体であって、進行中のガラスシートの第二面に対向するように配置されたガラス付勢体と、ガラス付勢体をガラスシートの第二面に対して交差方向に往復移動させる往復駆動装置であって、ガラス付勢体がガラスシートを付勢した状態とその付勢を解除した状態とに切り替え可能な往復駆動装置とを備え、罫書線とガラス付勢体とが一致又は略一致した状態で、往復駆動装置がガラス付勢体をガラスシート側に移動させ、該ガラス付勢体がガラスシートを付勢することを特徴とするガラス板製造装置。
- 一対の支持装置のそれぞれは、ガラスシートの第二面を支持可能に配置された補助ローラをさらに備える請求項1に記載のガラス板製造装置。
- 一対の支持装置のそれぞれは、ガラスシートの第一面を付勢可能に設けられた付勢ローラであって、支持ローラよりもガラス付勢体側に配置された付勢ローラをさらに備える請求項1又は2に記載のガラス板製造装置。
- 支持装置は、支持ローラの軸心と同心又は平行な軸心回りで回転可能なアームと、該アームをガラスシート側に付勢する付勢部材とを備え、付勢ローラがアームに軸支されている請求項3に記載のガラス板製造装置。
- ガラスシートを両面から挟持可能な一対の挟持体を有するガラス保持装置であって、折割装置の下流側に配置されたガラス保持装置を更に備え、ガラス保持装置は、互いに接近した一対の挟持体間に進行中のガラスシートが進入可能に構成され、一対の挟持体間にガラスシートが進入した状態で、一方の挟持体は、他方の挟持体から離間するように、下端側を支点にして傾動可能に構成される請求項1乃至4の何れか1項に記載のガラス板製造装置。
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