JP6407476B1 - ドハティ増幅器及び増幅回路 - Google Patents

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Abstract

信号分配器(2)が、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、一方の信号をキャリア増幅器(6)に出力して、一方の信号よりも位相が90度遅れている他方の信号をピーク増幅器(8)に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って位相調整器(7)による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が閾値未満であれば、他方の信号をピーク増幅器(8)に出力せずに、一方の信号をキャリア増幅器(6)に出力する。

Description

この発明は、増幅対象の信号を増幅するドハティ増幅器及び増幅回路に関するものである。
FET(Field Effect Transistor)などの増幅素子は、飽和領域付近で動作する大信号動作時では、電力効率が良好になるが、入出力特性の線形性が劣化する。
また、増幅素子は、飽和領域よりも低い電力領域で動作する小信号動作時では、入出力特性の線形性が良好になるが、電力効率が低下するという問題がある。この問題を解決している増幅器として、ドハティ増幅器が知られている。
以下の特許文献1に開示されているドハティ増幅器は、以下に示す(1)〜(7)の要素を備えている。
(1)増幅対象の信号を2つの信号に分配する分配器
(2)分配器により分配された一方の信号を増幅するキャリア増幅器
(3)一端がキャリア増幅器の出力側と接続されている第1の伝送線路
(4)分配器により分配された他方の信号の位相を90度だけ遅延させる位相調整器
(5)位相調整器により位相が遅延された信号を増幅するピーク増幅器
(6)一端がピーク増幅器の出力側と接続されている第2の伝送線路
(7)第1の入力端子が第1の伝送線路の他端と接続され、第2の入力端子が第2の伝送線路の他端と接続されている合成器
特開2006−332829号公報
ドハティ増幅器は、キャリア増幅器の飽和領域では、キャリア増幅器とピーク増幅器の双方が動作し、飽和領域よりも低い電力領域では、キャリア増幅器のみが動作(以下、バックオフ動作と称する)することで、入出力特性の高い線形性と、高い電力効率とを実現することができる。
しかし、特許文献1に開示されているドハティ増幅器は、増幅対象の信号の電力に関わらず、分配器により分配された信号が、常にピーク増幅器に与えられる。このため、バックオフ動作時でも、ピーク増幅器が動作してしまうため、バックオフ動作時に無駄な電力消費が生じてしまうという課題があった。
また、キャリア増幅器の出力側には、第1の伝送線路が接続され、ピーク増幅器の出力側には、第2の伝送線路が接続されているため、キャリア増幅器の出力インピーダンスとピーク増幅器の出力インピーダンスとの整合が図られる。しかし、増幅対象の信号の周波数が、所望の周波数から変化すると、キャリア増幅器の出力インピーダンスとピーク増幅器の出力インピーダンスとの間に不整合が生じる。このため、増幅対象の信号の周波数が、所望の周波数から変化してしまうと、電力効率が低下してしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、バックオフ動作時での無駄な電力消費を抑えることができるとともに、増幅対象の信号の周波数が変化しても、電力効率の低下を抑えることができるドハティ増幅器及び増幅回路を得ることを目的とする。
この発明に係るドハティ増幅器は、増幅対象の信号を分配する信号分配器と、信号分配器により分配された一方の信号を増幅するキャリア増幅器と、キャリア増幅器により増幅された信号の位相を調整する位相調整器と、信号分配器により分配された他方の信号を増幅するピーク増幅器と、位相調整器により位相が調整された信号とピーク増幅器により増幅された信号とを合成する信号合成器とを備え、信号分配器は、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、一方の信号をキャリア増幅器に出力して、一方の信号よりも位相が90度遅れている他方の信号をピーク増幅器に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って位相調整器による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が閾値未満であれば、他方の信号をピーク増幅器に出力せずに、一方の信号をキャリア増幅器に出力するようにしたものである。
この発明によれば、信号分配器が、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、一方の信号をキャリア増幅器に出力して、一方の信号よりも位相が90度遅れている他方の信号をピーク増幅器に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って位相調整器による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が閾値未満であれば、他方の信号をピーク増幅器に出力せずに、一方の信号をキャリア増幅器に出力するように構成したので、バックオフ動作時での無駄な電力消費を抑えることができるとともに、増幅対象の信号の周波数が変化しても、電力効率の低下を抑えることができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるドハティ増幅器を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。 キャリア増幅器6の入力信号である第1のアナログ信号Aと、ピーク増幅器8の入力信号である第2のアナログ信号Aとの電力の関係を示す説明図である。 実施の形態1のドハティ増幅器の出力電力に対する電力効率と、特許文献1に開示されているドハティ増幅器の出力電力に対する電力効率とを示す説明図である。 実施の形態1のドハティ増幅器におけるバックオフ動作時の電力効率の周波数特性と、特許文献1に開示されているドハティ増幅器におけるバックオフ動作時の電力効率の周波数特性とのシミュレーション結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるドハティ増幅器を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による増幅回路を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるドハティ増幅器を示す構成図である。
図1において、入力端子1は、増幅対象の信号が入力される端子である。
この実施の形態1では、増幅対象の信号がデジタル信号である例を説明するが、増幅対象の信号がアナログ信号である場合には、デジタルアナログコンバータ3,4は不要である。
図1では、デジタルアナログコンバータ3,4を「DAC」のように表記している。
信号分配器2は、入力端子1から入力されたデジタル信号Dを分配する分配器であり、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)で実現される。
具体的には、信号分配器2は、入力端子1から入力されたデジタル信号Dの電力Pと事前に設定された閾値Pthとを比較する。
信号分配器2は、入力端子1から入力されたデジタル信号Dの電力Pが閾値Pth以上であれば、分配した一方のデジタル信号である第1のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ3に出力し、分配した他方のデジタル信号である第2のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ4に出力する。このときは、信号分配器2は、第1のデジタル信号Dの位相をθ=0°に設定し、第2のデジタル信号Dの位相をθ=−90°に設定する。
また、信号分配器2は、位相調整器7で位相が90°遅れるように、デジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による信号の移相量を調整する。
信号分配器2は、入力端子1から入力されたデジタル信号Dの電力Pが閾値Pth未満であれば、第2のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ4に出力せずに、第1のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ3に出力する。
デジタルアナログコンバータ3は、信号分配器2から出力された第1のデジタル信号Dを第1のアナログ信号Aに変換し、第1のアナログ信号Aをアップコンバータ5に出力する。
デジタルアナログコンバータ4は、信号分配器2から出力された第2のデジタル信号Dを第2のアナログ信号Aに変換し、第2のアナログ信号Aをアップコンバータ5に出力する。
アップコンバータ5は、デジタルアナログコンバータ3から出力された第1のアナログ信号Aの周波数を高める周波数変換を実施し、周波数変換後の第1のアナログ信号Aをキャリア増幅器6に出力する。
また、アップコンバータ5は、デジタルアナログコンバータ4から出力された第2のアナログ信号Aの周波数を高める周波数変換を実施し、周波数変換後の第2のアナログ信号Aをピーク増幅器8に出力する。
キャリア増幅器6は、例えば、AB級で動作する増幅素子で実現される。
キャリア増幅器6は、アップコンバータ5から出力された第1のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第1のアナログ信号Aを位相調整器7に出力する。
位相調整器7は、キャリア増幅器6から出力された増幅後の第1のアナログ信号Aの位相を調整し、位相調整後の第1のアナログ信号Aを信号合成器9に出力する。
ピーク増幅器8は、例えば、A級又はC級で動作する増幅素子で実現される。
ピーク増幅器8は、アップコンバータ5から出力された第2のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第2のアナログ信号Aを信号合成器9に出力する。
信号合成器9は、一方の入力側が位相調整器7の出力側と接続され、他方の入力側がピーク増幅器8の出力側と接続されている。
信号合成器9は、位相調整器7から出力された位相調整後の第1のアナログ信号Aとピーク増幅器8から出力された増幅後の第2のアナログ信号Aとを合成し、第1のアナログ信号Aと第2のアナログ信号Aとの合成信号Sを出力端子10に出力する。
出力端子10は、合成信号Sを出力する端子である。
図2は、この発明の実施の形態1によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。
図2において、誘導素子11は、一端がキャリア増幅器6の出力側と接続され、他端が信号合成器9の一方の入力側と接続されているインダクタである。
第1の可変容量素子12は、一端がキャリア増幅器6の出力側と接続され、他端が接地されており、信号分配器2によって容量値Cが調整される可変コンデンサである。
第2の可変容量素子13は、一端が信号合成器9の一方の入力側と接続され、他端が接地されており、信号分配器2によって容量値Cが調整される可変コンデンサである。
次に動作について説明する。
信号分配器2は、入力端子1からデジタル信号Dが入力されると、デジタル信号Dを2つに分配する。
ここでは、説明の便宜上、分配した一方のデジタル信号を第1のデジタル信号Dとし、分配した他方のデジタル信号を第2のデジタル信号Dとする。
信号分配器2は、デジタル信号Dの電力Pと事前に設定された閾値Pthとを比較する。
閾値Pthは、キャリア増幅器6が飽和する電力、あるいは、キャリア増幅器6が飽和する電力よりも数パーセント小さい電力などに設定されている。
信号分配器2は、デジタル信号Dの電力Pが閾値Pth以上であれば、第1のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ3に出力し、第2のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ4に出力する。
このとき、信号分配器2は、第1のデジタル信号Dの位相をθ=0°に設定し、第2のデジタル信号Dの位相をθ=−90°に設定する。
ここでは、第1のデジタル信号Dの位相をθ=0°に設定し、第2のデジタル信号Dの位相をθ=−90°に設定しているが、θ−θ=90°であればよく、例えば、θ=20°に設定し、θ=−110°に設定してもよい。
また、信号分配器2は、位相調整器7で位相が90°遅れるように、デジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による信号の移相量を調整する。
以下、位相調整器7による移相量の調整方法を具体的に説明する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fと、位相調整器7における第1の可変容量素子12の容量値C及び第2の可変容量素子13の容量値Cとの関係を示すテーブルを記憶している。
信号分配器2は、テーブルを参照して、デジタル信号Dの周波数fに対応する容量値C及び容量値Cをそれぞれ取得する。
信号分配器2は、第1の可変容量素子12の容量値が取得したCになるように、第1の可変容量素子12を調整する。
また、信号分配器2は、第2の可変容量素子13の容量値が取得したCになるように、第2の可変容量素子13を調整する。
例えば、信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも高ければ、第1の可変容量素子12の容量値Cが基準の容量値C1,0よりも小さくなるように、第1の可変容量素子12を調整する。また、信号分配器2は、第2の可変容量素子13の容量値Cが基準の容量値C2,0よりも小さくなるように、第2の可変容量素子13を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも低ければ、第1の可変容量素子12の容量値Cが基準の容量値C1,0よりも大きくなるように、第1の可変容量素子12を調整する。また、信号分配器2は、第2の可変容量素子13の容量値Cが基準の容量値C2,0よりも大きくなるように、第2の可変容量素子13を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fと一致していれば、第1の可変容量素子12及び第2の可変容量素子13を調整しない。
これにより、デジタル信号Dの周波数fが変化しても、位相調整器7による信号の移相量を90°に設定することが可能になる。したがって、第1のデジタル信号Dの位相がθ=0°に設定されていれば、位相調整器7の出力信号の位相が−90°になる。
信号分配器2は、入力端子1から入力されたデジタル信号Dの電力Pが閾値Pth未満であれば、第2のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ4に出力せずに、第1のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ3に出力する。
また、信号分配器2は、デジタル信号Dの電力Pが閾値Pth以上である場合と同様に、位相調整器7で位相が90°遅れるように、デジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による信号の移相量を調整する。
ここでは、デジタル信号Dの電力Pが閾値Pth未満である場合も、信号分配器2が、位相調整器7による信号の移相量を調整しているが、第2のデジタル信号Dをデジタルアナログコンバータ4に出力しないため、信号合成器9が、第1のアナログ信号Aと第2のアナログ信号Aとを合成せずに、第1のアナログ信号Aを合成信号Sとして出力している。したがって、信号分配器2が、位相調整器7による信号の移相量を調整しないようにしてもよい。
デジタルアナログコンバータ3は、信号分配器2から出力された第1のデジタル信号Dを第1のアナログ信号Aに変換し、第1のアナログ信号Aをアップコンバータ5に出力する。
デジタルアナログコンバータ4は、信号分配器2から第2のデジタル信号Dが出力されている場合、第2のデジタル信号Dを第2のアナログ信号Aに変換し、第2のアナログ信号Aをアップコンバータ5に出力する。
アップコンバータ5は、デジタルアナログコンバータ3から出力された第1のアナログ信号Aの周波数を高める周波数変換を実施し、周波数変換後の第1のアナログ信号Aをキャリア増幅器6に出力する。
アップコンバータ5は、デジタルアナログコンバータ4から第2のアナログ信号Aが出力されている場合、第2のアナログ信号Aの周波数を高める周波数変換を実施し、周波数変換後の第2のアナログ信号Aをピーク増幅器8に出力する。
キャリア増幅器6は、アップコンバータ5から出力された第1のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第1のアナログ信号Aを位相調整器7に出力する。
デジタル信号Dの電力Pが閾値Pth以上であるか否かにかかわらず、アップコンバータ5から第1のアナログ信号Aが出力されるため、キャリア増幅器6は、常に、第1のアナログ信号Aを増幅する。
ピーク増幅器8は、アップコンバータ5から出力された第2のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第2のアナログ信号Aを信号合成器9に出力する。
デジタル信号Dの電力Pが閾値Pth以上である場合に限り、アップコンバータ5から第2のアナログ信号Aが出力される。このため、ピーク増幅器8は、キャリア増幅器6の飽和領域では、第2のアナログ信号Aを増幅するが、キャリア増幅器6の飽和領域よりも低い電力領域では、第2のアナログ信号Aを増幅しない。
したがって、飽和領域よりも低い電力領域では、キャリア増幅器6のみが動作するバックオフ動作となる。
位相調整器7は、キャリア増幅器6から出力された増幅後の第1のアナログ信号Aの位相を調整し、位相調整後の第1のアナログ信号Aを信号合成器9に出力する。
位相調整器7による信号の移相量は、信号分配器2によって、デジタル信号Dの周波数fに従って調整されているので、デジタル信号Dの周波数fが変化しても、位相調整器7による位相調整後の第1のアナログ信号Aの位相は、−90°になる。
キャリア増幅器6の飽和領域では、信号合成器9は、位相調整器7から出力された位相調整後の第1のアナログ信号Aとピーク増幅器8から出力された増幅後の第2のアナログ信号Aとを合成し、第1のアナログ信号Aと第2のアナログ信号Aとの合成信号Sを出力端子10に出力する。
位相調整器7から出力された位相調整後の第1のアナログ信号Aの位相は−90°であり、ピーク増幅器8から出力された増幅後の第2のアナログ信号Aの位相は−90°であるため、信号合成器9では、第1のアナログ信号Aと第2のアナログ信号Aとが同相合成される。
飽和領域よりも低い電力領域では、キャリア増幅器6のみの動作であるバックオフ動作となって、ピーク増幅器8から増幅後の第2のアナログ信号Aが出力されない。このため、信号合成器9は、位相調整器7から出力された位相調整後の第1のアナログ信号Aを合成信号Sとして出力端子10に出力する。
バックオフ動作時には、第2のアナログ信号Aがピーク増幅器8に入力されないため、ピーク増幅器8での無駄な電力消費を抑えることができる。
図3は、キャリア増幅器6の入力信号である第1のアナログ信号Aと、ピーク増幅器8の入力信号である第2のアナログ信号Aとの電力の関係を示す説明図である。
図3の例では、−6〜0(dBm)がキャリア増幅器6の飽和領域である。
図3の例では、第1のアナログ信号Aは、キャリア増幅器6に対して線形に入力されているが、第2のアナログ信号Aは、キャリア増幅器6が飽和領域であるときだけ、ピーク増幅器8に入力されていることを示している。
図3の例では、信号分配器2における閾値Pthは、例えば、−6(dBm)に設定される。
図4は、実施の形態1のドハティ増幅器の出力電力に対する電力効率と、特許文献1に開示されているドハティ増幅器の出力電力に対する電力効率とを示す説明図である。
図4より、キャリア増幅器6の飽和領域では、どちらのドハティ増幅器も、キャリア増幅器6とピーク増幅器8が並列に動作して、電力効率が高くなることが分かる。
例えば、キャリア増幅器6の飽和領域であるときの出力電力が27(dBm)では、どちらのドハティ増幅器も、電力効率が80(%)に近い高効率になっている。
特許文献1に開示されているドハティ増幅器は、バックオフ動作時でも、増幅対象の信号がピーク増幅器に与えられる。このため、ピーク増幅器が動作してしまうので、実施の形態1のドハティ増幅器よりも、電力効率が低下している。
図5は、実施の形態1のドハティ増幅器におけるバックオフ動作時の電力効率の周波数特性と、特許文献1に開示されているドハティ増幅器におけるバックオフ動作時の電力効率の周波数特性とのシミュレーション結果を示す説明図である。
図5において、横軸は、規格化周波数であり、縦軸は、バックオフ動作時の電力効率である。
特許文献1に開示されているドハティ増幅器は、キャリア増幅器の出力側には、第1の伝送線路が接続され、ピーク増幅器の出力側には、第2の伝送線路が接続されているため、キャリア増幅器の出力インピーダンスとピーク増幅器の出力インピーダンスとの整合が図られる。しかし、増幅対象の信号の周波数が、所望の周波数から変化すると、キャリア増幅器の出力インピーダンスとピーク増幅器の出力インピーダンスとの間に不整合が生じる。
このため、特許文献1に開示されているドハティ増幅器は、図5に示すように、周波数の比帯域幅が広がるにつれて電力効率が減少している。
実施の形態1のドハティ増幅器は、信号分配器2がデジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による信号の移相量を調整しているため、特許文献1に開示されているドハティ増幅器と比べて、周波数の比帯域幅が広がっても、電力効率が高くなっている。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、信号分配器2が、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、一方の信号をキャリア増幅器6に出力して、一方の信号よりも位相が90度遅れている他方の信号をピーク増幅器8に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って位相調整器7による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が閾値未満であれば、他方の信号をピーク増幅器8に出力せずに、一方の信号をキャリア増幅器6に出力するように構成している。これにより、バックオフ動作時での無駄な電力消費を抑えることができるとともに、増幅対象の信号の周波数が変化しても、電力効率の低下を抑えることができる効果を奏する。
この実施の形態1では、キャリア増幅器6が、AB級で動作する増幅素子で実現され、ピーク増幅器8が、A級又はC級で動作する増幅素子で実現される例を示している。
キャリア増幅器6及びピーク増幅器8を実現する増幅素子としては、増幅作用を有する半導体素子であればよい。例えば、Si(シリコン)−LDMOS(Lateral Double diffused MOS)、FET、HEMT(High Electron Mobility TransIstor)、または、HBT(Hetero junction Bipolar Transistor)を用いることができる。
また、キャリア増幅器6及びピーク増幅器8のそれぞれは、寄生成分及び整合回路を含んでいるものであってもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、位相調整器7が、誘導素子11、第1の可変容量素子12及び第2の可変容量素子13を備えている例を示している。
この実施の形態2では、位相調整器7が、第1の誘導素子21、第2の誘導素子22及び可変容量素子23を備えている例を説明する。
図6は、この発明の実施の形態2によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。
図6において、第1の誘導素子21は、一端がキャリア増幅器6の出力側と接続されているインダクタである。
第2の誘導素子22は、一端が第1の誘導素子21の他端と接続され、他端が信号合成器9の一方の入力側と接続されているインダクタである。
可変容量素子23は、一端が第1の誘導素子21の他端と接続され、他端が接地されている可変コンデンサである。
次に動作について説明する。
信号分配器2は、位相調整器7で位相が90°遅れるように、デジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による移相量を調整する。
以下、位相調整器7による移相量の調整方法を具体的に説明する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fと、位相調整器7における可変容量素子23の容量値Cとの関係を示すテーブルを記憶している。
信号分配器2は、テーブルを参照して、デジタル信号Dの周波数fに対応する容量値Cを取得する。
信号分配器2は、可変容量素子23の容量値が取得したCになるように、可変容量素子23を調整する。
例えば、信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも高ければ、可変容量素子23の容量値Cが基準の容量値Cよりも小さくなるように、可変容量素子23を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも低ければ、可変容量素子23の容量値Cが基準の容量値Cよりも大きくなるように、可変容量素子23を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fと一致していれば、可変容量素子23を調整しない。
これにより、デジタル信号Dの周波数fが変化しても、位相調整器7による信号の移相量を90°に設定することが可能になる。したがって、第1のデジタル信号Dの位相がθ=0°に設定されていれば、位相調整器7の出力信号の位相が−90°になる。
位相調整器7が、第1の誘導素子21、第2の誘導素子22及び可変容量素子23を備えている場合でも、上記実施の形態1と同様に、デジタル信号Dの周波数fに従って信号の移相量を調整することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、位相調整器7が、誘導素子11、第1の可変容量素子12及び第2の可変容量素子13を備えている例を示している。
この実施の形態2では、位相調整器7が、伝送線路31、第1の可変容量素子32及び第2の可変容量素子33を備えている例を説明する。
図7は、この発明の実施の形態3によるドハティ増幅器の位相調整器7を示す構成図である。
図7において、伝送線路31は、一端がキャリア増幅器6の出力側と接続され、他端が信号合成器9の一方の入力側と接続されている線路である。
第1の可変容量素子32は、一端がキャリア増幅器6の出力側と接続され、他端が接地されている可変コンデンサである。
第2の可変容量素子33は、一端が信号合成器9の一方の入力側と接続され、他端が接地されている可変コンデンサである。
次に動作について説明する。
信号分配器2は、位相調整器7で位相が90°遅れるように、デジタル信号Dの周波数fに従って位相調整器7による移相量を調整する。
以下、位相調整器7による移相量の調整方法を具体的に説明する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fと、位相調整器7における第1の可変容量素子32の容量値C及び第2の可変容量素子33の容量値Cとの関係を示すテーブルを記憶している。
信号分配器2は、テーブルを参照して、デジタル信号Dの周波数fに対応する容量値C及び容量値Cをそれぞれ取得する。
信号分配器2は、第1の可変容量素子32の容量値が取得したCになるように、第1の可変容量素子32を調整する。
また、信号分配器2は、第2の可変容量素子33の容量値が取得したCになるように、第2の可変容量素子33を調整する。
例えば、信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも高ければ、第1の可変容量素子32の容量値Cが基準の容量値C1,0よりも小さくなるように、第1の可変容量素子32を調整する。また、信号分配器2は、第2の可変容量素子33の容量値Cが基準の容量値C2,0よりも小さくなるように、第2の可変容量素子33を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fよりも低ければ、第1の可変容量素子32の容量値Cが基準の容量値C1,0よりも大きくなるように、第1の可変容量素子32を調整する。また、信号分配器2は、第2の可変容量素子33の容量値Cが基準の容量値C2,0よりも大きくなるように、第2の可変容量素子33を調整する。
信号分配器2は、デジタル信号Dの周波数fが基準の周波数fと一致していれば、第1の可変容量素子32及び第2の可変容量素子33を調整しない。
これにより、デジタル信号Dの周波数fが変化しても、位相調整器7による信号の移相量を90°に設定することが可能になる。したがって、第1のデジタル信号Dの位相がθ=0°に設定されていれば、位相調整器7の出力信号の位相が−90°になる。
位相調整器7が、伝送線路31、第1の可変容量素子32及び第2の可変容量素子33を備えている場合でも、上記実施の形態1と同様に、デジタル信号Dの周波数fに従って信号の移相量を調整することができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1では、キャリア増幅器6とピーク増幅器8を備えるドハティ増幅器を示している。
この実施の形態4では、キャリア増幅器6と直列に第1のドライブ増幅器41が接続され、ピーク増幅器8と直列に第2のドライブ増幅器42が接続されている例を説明する。
図8は、この発明の実施の形態4によるドハティ増幅器を示す構成図である。図8において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第1のドライブ増幅器41は、アップコンバータ5から出力された第1のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第1のアナログ信号Aをキャリア増幅器6に出力する。
第2のドライブ増幅器42は、アップコンバータ5から出力された第2のアナログ信号Aを増幅し、増幅後の第2のアナログ信号Aをピーク増幅器8に出力する。
キャリア増幅器6の前段に第1のドライブ増幅器41を設け、ピーク増幅器8の前段に第2のドライブ増幅器42を設けている点以外は、上記実施の形態1と同様である。
第1のドライブ増幅器41が第1のアナログ信号Aを増幅し、第2のドライブ増幅器42が第2のアナログ信号Aを増幅することで、上記実施の形態1よりも、ドハティ増幅器の出力電力を高めることができる。
実施の形態5.
この実施の形態5では、複数のドハティ増幅器が並列に接続されている増幅回路について説明する。
図9は、この発明の実施の形態5による増幅回路を示す構成図である。図9において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
信号合成器50は、2つの信号合成器9から出力された合成信号Sを互いに合成して、2つの合成信号Sの合成信号を出力端子10に出力する。
図9では、2つのドハティ増幅器が並列に接続されている増幅回路を示しているが、3つ以上のドハティ増幅器が並列に接続されている増幅回路であってもよい。
複数のドハティ増幅器が並列に接続される場合でも、上記実施の形態1と同様に、バックオフ動作時での無駄な電力消費を抑えることができるとともに、増幅対象の信号の周波数が変化しても、電力効率の低下を抑えることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、増幅対象の信号を増幅するドハティ増幅器及び増幅回路に適している。
1 入力端子、2 信号分配器、3,4 デジタルアナログコンバータ、5 アップコンバータ、6 キャリア増幅器、7 位相調整器、8 ピーク増幅器、9 信号合成器、10 出力端子、11 誘導素子、12 第1の可変容量素子、13 第2の可変容量素子、21 第1の誘導素子、22 第2の誘導素子、23 可変容量素子、31 伝送線路、32 第1の可変容量素子、33 第2の可変容量素子、41 第1のドライブ増幅器、42 第2のドライブ増幅器、50 信号合成器。

Claims (6)

  1. 増幅対象の信号を分配する信号分配器と、
    前記信号分配器により分配された一方の信号を増幅するキャリア増幅器と、
    前記キャリア増幅器により増幅された信号の位相を調整する位相調整器と、
    前記信号分配器により分配された他方の信号を増幅するピーク増幅器と、
    前記位相調整器により位相が調整された信号と前記ピーク増幅器により増幅された信号とを合成する信号合成器とを備え、
    前記信号分配器は、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、前記一方の信号を前記キャリア増幅器に出力して、前記一方の信号よりも位相が90度遅れている前記他方の信号を前記ピーク増幅器に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って前記位相調整器による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が前記閾値未満であれば、前記他方の信号を前記ピーク増幅器に出力せずに、前記一方の信号を前記キャリア増幅器に出力することを特徴とするドハティ増幅器。
  2. 前記位相調整器は、
    一端が前記キャリア増幅器の出力側と接続され、他端が前記信号合成器の一方の入力側と接続されている誘導素子と、
    一端が前記キャリア増幅器の出力側と接続され、他端が接地されている第1の可変容量素子と、
    一端が前記信号合成器の一方の入力側と接続され、他端が接地されている第2の可変容量素子とを備えていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
  3. 前記位相調整器は、
    一端が前記キャリア増幅器の出力側と接続されている第1の誘導素子と、
    一端が前記第1の誘導素子の他端と接続され、他端が前記信号合成器の一方の入力側と接続されている第2の誘導素子と、
    一端が前記第1の誘導素子の他端と接続され、他端が接地されている可変容量素子とを備えていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
  4. 前記位相調整器は、
    一端が前記キャリア増幅器の出力側と接続され、他端が前記信号合成器の一方の入力側と接続されている伝送線路と、
    一端が前記キャリア増幅器の出力側と接続され、他端が接地されている第1の可変容量素子と、
    一端が前記信号合成器の一方の入力側と接続され、他端が接地されている第2の可変容量素子とを備えていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
  5. 前記信号分配器により分配された一方の信号を増幅して、増幅後の信号を前記キャリア増幅器に出力する第1のドライブ増幅器と、
    前記信号分配器により分配された他方の信号を増幅して、増幅後の信号を前記ピーク増幅器に出力する第2のドライブ増幅器とを備えていることを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
  6. 増幅対象の信号を分配する信号分配器と、
    前記信号分配器により分配された一方の信号を増幅するキャリア増幅器と、
    前記キャリア増幅器により増幅された信号の位相を調整する位相調整器と、
    前記信号分配器により分配された他方の信号を増幅するピーク増幅器と、
    前記位相調整器により位相が調整された信号と前記ピーク増幅器により増幅された信号とを合成する信号合成器とを備え、
    前記信号分配器は、増幅対象の信号の電力が閾値以上であれば、前記一方の信号を前記キャリア増幅器に出力して、前記一方の信号よりも位相が90度遅れている前記他方の信号を前記ピーク増幅器に出力し、かつ、増幅対象の信号の周波数に従って前記位相調整器による信号の移相量を調整し、増幅対象の信号の電力が前記閾値未満であれば、前記他方の信号を前記ピーク増幅器に出力せずに、前記一方の信号を前記キャリア増幅器に出力するドハティ増幅器が、
    複数並列に接続されている増幅回路。
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