JP7039826B2 - ドハティ型増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、ドハティ型増幅器に関する。
無線通信におけるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などの変調方式は、平均電力とピーク電力の比(以下、「PAPR」( Peak to Average Power Ratio)と示す。)が大きい。例えばRF(Radio Frequency)信号などの、上記のような変調方式を利用した信号を効率的に増幅する手段としては、ドハティ型増幅器がある。
このような中、ドハティ型増幅器に関する技術が開発されている。ドハティ型増幅器に関する技術としては、例えば下記の非特許文献1に記載の技術が挙げられる。
ドハティ型増幅器は、キャリア増幅器と、入力信号のレベルに応じて動作するピーキング増幅器とを備える。ドハティ型増幅器では、低出力時にはキャリア増幅器だけが動作し、高出力時にはキャリア増幅器とピーキング増幅器との双方が動作する。キャリア増幅器だけが動作している状態(上記低出力時の状態に対応する)には、キャリア増幅器とピーキング増幅器が共に動作する状態(上記高出力時の状態に対応する)に比べて負荷インピーダンスが2倍となり、キャリア増幅器の飽和電力が1/2となる。よって、ドハティ型増幅器では、飽和電力と、飽和電力より低い出力(例えば-6[dB])とで、電力効率が最大となる。
例えば、3G(third Generation)、4G(fourth Generation)、5G(fifth Generation)などの通信方式を利用する無線端末においては、バッテリなどの内部電源による駆動時間を長くするに、増幅器の平均電力出力時の電力効率を高めることが重要である。ここで、ドハティ型増幅器における電力効率の特性は、ピーキング増幅器が動作していない状態における性能(すなわち、キャリア増幅器だけが動作している状態)によって決まる。そのため、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図るためには、ピーキング増幅器が動作していないオフ状態における性能を高めることが効果的であると考えられる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図ることが可能な、新規かつ改良されたドハティ型増幅器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一の観点によれば、入力された入力信号を増幅するキャリア増幅器と、上記入力信号のレベルに応じて動作し、上記入力信号を増幅するピーキング増幅器と、上記キャリア増幅器の出力側に電気的に接続されるインピーダンス変換回路と、を備えるドハティ型増幅器であって、上記インピーダンス変換回路は、上記キャリア増幅器を構成する上記入力信号を増幅する増幅素子の出力側と電気的に接続される第1のインダクタンス素子と、上記第1のインダクタンス素子と直列に接続される第2のインダクタンス素子と、上記第1のインダクタンス素子および上記第2のインダクタンス素子との接続点に並列に接続される第1のキャパシタンス素子とを有し、上記第1のインダクタンス素子は、上記増幅素子と電気的に接続する第1のボンディングワイヤを含んで構成される、ドハティ型増幅器が、提供される。
かかる構成によって、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図ることができる。また、かかる構成によって、例えば後述する(1)~(5)に示すような効果が奏される。
また、上記第1のインダクタンス素子は、上記第1のボンディングワイヤで構成されてもよい。
また、上記第1のインダクタンス素子は、上記第1のボンディングワイヤと、上記第1のボンディングワイヤに電気的に接続される分布定数線路とで構成されてもよい。
また、上記第2のインダクタンス素子は、第2のボンディングワイヤで構成されてもよい。
また、上記第2のインダクタンス素子は、上記第1のインダクタンス素子と電気的に接続される第2のボンディングワイヤと、上記第2のボンディングワイヤに電気的に接続される分布定数線路とで構成されてもよい。
また、上記第2のインダクタンス素子は、分布定数線路で構成されてもよい。
また、上記インピーダンス変換回路は、上記第2のインダクタンス素子と直列に接続される第3のインダクタンス素子と、上記第2のインダクタンス素子および上記第3のインダクタンス素子との接続点に並列に接続される第2のキャパシタンス素子とをさらに有してもよい。
本発明によれば、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器の動作状態の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器の動作状態の他の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器における電力効率と出力電力との関係の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路の構成の一例と効果とについて説明するための説明図である。 既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路の構成の一例を示している。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路を構成するインダクタンス素子の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路により奏される効果の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路により奏される効果の他の例を示すスミスチャートである。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路により奏される効果の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路により奏される効果の他の例を示すスミスチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器)
[1]本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器の構成
図1は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100の構成の一例を示すブロック図である。
ドハティ型増幅器100は、例えば、分配器102と、キャリア増幅器104と、インピーダンス変換回路106と、位相調整回路108と、ピーキング増幅器110と、インピーダンス変換回路112とを備える。また、ドハティ型増幅器100では、分配器102の前段にドライバ増幅器が設けられていてもよい。
[1-1]分配器102
分配器102は、入力された入力信号を2つに分配する。
本発明の実施形態に係る入力信号としては、例えば、マイクロ波帯の信号や、ミリ波帯の信号などのRF信号が挙げられる。なお、本発明の実施形態に係る入力信号の周波数帯が、上記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
分配器102は、例えば、ウィルキンソン電力分配回路や、90度ハイブリッド回路で構成される。
[1-2]キャリア増幅器104
キャリア増幅器104は、分配器102により分配された一の入力信号を増幅する。キャリア増幅器104は、入力信号が供給されているときは常時動作する増幅器である。
キャリア増幅器104は、例えばAB級またはB級で動作するようにバイアスされる増幅素子を有し、入力された入力信号を増幅する。以下では、キャリア増幅器104を構成する増幅素子を「キャリア増幅素子」と示す。キャリア増幅素子としては、例えばバイポーラトランジスタなどのトランジスタが挙げられる。
[1-3]インピーダンス変換回路106
インピーダンス変換回路106は、キャリア増幅器104の出力側に電気的に接続され、インピーダンスを変換する。
インピーダンス変換回路106の構成の一例については、後述する。
[1-4]位相調整回路108
位相調整回路108は、例えばλ/4線路で構成され、キャリア増幅器104の出力信号とピーキング増幅器110の出力信号を同相合成するために、分配器102から伝達される入力信号の位相を調整する。
なお、図1では、位相調整回路108がピーキング増幅器110の前段に設けられている例を示しているが、位相調整回路108は、キャリア増幅器104の前段に設けられていてもよい。
[1-5]ピーキング増幅器110
ピーキング増幅器110は、キャリア増幅器104の飽和電力付近では十分にオン状態となり、分配器102により分配された他の入力信号を増幅する。また、ピーキング増幅器110は、キャリア増幅器104の飽和電力から十分バックオフをとった電力動作領域ではオフ状態となる。つまり、ピーキング増幅器110は、入力された入力信号のレベルに応じて動作して、入力信号を増幅する。
ピーキング増幅器110は、例えばC級で動作するようにバイアスされる増幅素子を有し、入力された入力信号を増幅する。以下では、ピーキング増幅器110を構成する増幅素子を「ピーク増幅素子」と示す。ピーク増幅素子としては、例えばバイポーラトランジスタなどのトランジスタが挙げられる。
[1-6]インピーダンス変換回路112
インピーダンス変換回路112は、例えばλ/4線路で構成され、インピーダンスを変換する。
本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100は、例えば図1に示す構成を有する。
上述したように、ドハティ型増幅器100は、低出力時にはキャリア増幅器104だけが動作し、高出力時にはキャリア増幅器104とピーキング増幅器110との双方が動作する。
図2は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100の動作状態の一例を示す説明図であり、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”におけるドハティ型増幅器100の動作状態を示している。また、図3は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100の動作状態の他の例を示す説明図であり、キャリア増幅器104とピーキング増幅器との双方が動作している状態におけるドハティ型増幅器100の動作状態を示している。
ここで、図2、図3に示す“Ro”は、インピーダンス変換回路106の特性インピーダンスを示している(以下、他の図の説明においても同様とする。)。インピーダンス変換回路106の特性インピーダンスRoは、例えば、出力負荷Zに対応するように設定される。一例を挙げると、出力負荷Zが50[ohm]である場合、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”におけるインピーダンス変換回路106の特性インピーダンスRoは、Ro=8[ohm]に設定される。
例えば図2、図3に示すように、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”(図2)には、“キャリア増幅器104とピーキング増幅器110が共に動作する状態”(図3)に比べて負荷インピーダンスが2倍となり、キャリア増幅器104の飽和電力が1/2となる。
図4は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100における電力効率と出力電力との関係の一例を示す説明図である。
図4に示すように、ドハティ型増幅器100では、飽和電力と、飽和電力より低い出力とで、各状態における電力効率が最大となる。ここで、図4に示すように、上記飽和電力より低い出力は、ドハティ型増幅器100における平均電力に該当する。
よって、ドハティ型増幅器100は、平均電力が出力されているときにおける電力効率を高くすることができる。また、平均電力が出力されているときにおける電力効率を高くすることができる特性は、図4に示すように、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における、ドハティ型増幅器100の性能により決まる。
したがって、ドハティ型増幅器100は、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における性能を向上させることによって、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図る。
より具体的には、ドハティ型増幅器100は、インピーダンス変換回路106の構成に特徴を持たせることによって、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図る。
[2]インピーダンス変換回路106の構成と効果
以下、ドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106の構成の一例と、インピーダンス変換回路106を備えることにより奏される効果とについて、説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106の構成の一例と効果とについて説明するための説明図である。図5は、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”におけるドハティ型増幅器100の構成の一部を概略的に示している。一例を挙げると、図5に示すキャリア増幅器104では、キャリア増幅素子に電力を供給するバイアスラインなどを省略して示している。
以下、既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路およびドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106それぞれの構成を示すと共に、既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路と、ドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106とを比較することによって、インピーダンス変換回路106を備えることによる効果を示す。
[2-1]既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路の構成
図6は、既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路の構成の一例を示しており、非特許文献1に記載のインピーダンス変換回路の構成を示している。
既存のドハティ型増幅器が備えるインピーダンス変換回路は、インダクタL10、およびキャパシタC10、C11からなるπ型のCLCローパスフィルタで構成される。
インダクタL10は、例えば下記の数式1で表される。また、キャパシタC10、C11は、例えば下記の数式2で表される。下記の数式1、数式2に示す“f”は、入力信号の中心周波数を示している。
Figure 0007039826000001
Figure 0007039826000002
例えば、インピーダンス変換回路の特性インピーダンスRoが、Ro=8[ohm]であり、入力信号の中心周波数fが、f=1.95[GHz]である場合、L10=0.65[nH]、C10=C11=10.2[pF]となる。
[2-2]ドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106の構成と、インピーダンス変換回路106により奏される効果
[2-2-1]インピーダンス変換回路106の第1の例
図7は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路106を示す説明図である。
第1の例に係るインピーダンス変換回路106は、第1のインダクタンス素子L1と、第2のインダクタンス素子L2と、第1のキャパシタンス素子C1とを有する。
図8は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備えるインピーダンス変換回路106を構成するインダクタンス素子の一例を示す説明図である。図8では、図5と同様に、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”におけるドハティ型増幅器100の構成の一部を、概略的に示している。
第1のインダクタンス素子L1は、キャリア増幅器104を構成するキャリア増幅素子の出力側と電気的に接続される。
第1のインダクタンス素子L1は、キャリア増幅素子と電気的に接続する第1のボンディングワイヤWを含んで構成される。ここで、本発明の実施形態に係る第1のボンディングワイヤWとしては、例えば、1本のボンディングワイヤ、または、2本以上のボンディングワイヤを用いて接続したボンディングワイヤが、挙げられる。
例えば図8に示すように、第1のインダクタンス素子L1は、第1のボンディングワイヤWと、第1のボンディングワイヤWに電気的に接続される分布定数線路D1とで構成される。
なお、第1のインダクタンス素子L1は、図8に示す例に限られない。例えば、第1のインダクタンス素子L1は、第1のボンディングワイヤWのみで構成されていてもよい。
上記のように、インピーダンス変換回路106を構成する第1のインダクタンス素子L1が、キャリア増幅素子と電気的に接続する第1のボンディングワイヤWを含んで構成されることによって、ドハティ型増幅器100では、例えば下記の(1)~(5)に示すような効果が奏される。
(1)第1の効果
MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)とモジュール基板とを接続するために用いるボンディングワイヤを、インピーダンス変換回路106に利用することができる。上記のようにボンディングワイヤを利用する場合、ドハティ型増幅器100は、例えばMMICとモジュール基板とにより実現される。
(2)第2の効果
第1のインダクタンス素子L1部分を、例えばスパイラルインダクタでMMIC上に形成した場合には、線幅が細すぎることにより許容DC(Direct Current)電流値を超える恐れがあり、その結果、当該部分が破損してしまう可能性がある。第1のインダクタンス素子L1が第1のボンディングワイヤWを含んで構成されることによって、上記のような破損を防止することが可能となる。
(3)第3の効果
第1のインダクタンス素子L1部分を、例えば分布定数線路でMMIC上に形成した場合には、分布定数線路を形成するためにより大きな領域が必要となる。第1のインダクタンス素子L1が第1のボンディングワイヤWを含んで構成されることによって、上記分布定数線路でMMIC上に形成する場合よりも、MMICにかかるコストを低減することが可能となる。
(4)第4の効果
第1のボンディングワイヤWが、2本以上のボンディングワイヤを用いて接続したボンディングワイヤである場合、ボンディングワイヤの本数を調整することによって、第1のインダクタンス素子L1のインダクタンス値を容易に設定することができる。また、上記のようにボンディングワイヤの本数を調整することによって、キャリア増幅素子などのばらつきによるキャリア増幅器104の特性劣化を、容易に調整することができる。
(5)第5の効果
第1のボンディングワイヤWをモジュール基板に接続する位置を変えることによって、第1のインダクタンス素子L1のインダクタンス値を容易に設定することができる。また、上記のようにモジュール基板に接続する位置を変えることによって、キャリア増幅素子などのばらつきによるキャリア増幅器104の特性劣化を、容易に調整することができる。
第2のインダクタンス素子L2は、第1のインダクタンス素子L1と直列に接続される。
例えば図8に示すように、第2のインダクタンス素子L2は、分布定数線路で構成される。
なお、第2のインダクタンス素子L2は、図8に示す例に限られない。
例えば、第2のインダクタンス素子L2は、第2のボンディングワイヤで構成されていてもよい。第2のボンディングワイヤとしては、例えば、1本のボンディングワイヤ、または、2本以上のボンディングワイヤを用いて接続したボンディングワイヤが、挙げられる。
また、第2のインダクタンス素子L2は、例えば、第1のインダクタンス素子L1と電気的に接続される第2のボンディングワイヤと、当該第2のボンディングワイヤに電気的に接続される分布定数線路とで構成されていてもよい。
第1のキャパシタンス素子C1は、第1のインダクタンス素子L1および第2のインダクタンス素子L2との接続点に並列に接続される。
第1のキャパシタンス素子C1としては、例えば、所定の静電容量を有するキャパシタが挙げられる。なお、第1のキャパシタンス素子C1は、寄生容量であってもよい。
第1のインダクタンス素子L1、および第2のインダクタンス素子L2は、例えば下記の数式3で表される。また、キャパシタC1は、例えば下記の数式4で表される。下記の数式3、数式4に示す“f”は、入力信号の中心周波数を示している。
Figure 0007039826000003
Figure 0007039826000004
例えば、インピーダンス変換回路の特性インピーダンスRoが、Ro=8[ohm]であり、入力信号の中心周波数fが、f=1.95[GHz]である場合、L1=L2=0.65[nH]、C1=10.2[pF]となる。
図9は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路106により奏される効果の一例を示す説明図である。
図9に示すDA1は、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100が備えるキャリア増幅器104の特性を示している。また、図9に示すDA2は、“キャリア増幅器が動作し、ピーキング増幅器が動作していない状態”における、図6に示すインピーダンス変換回路を備える既存のドハティ型増幅器が備える、キャリア増幅器の特性を示している。
図9に示すAは、伝送電力利得の特性を示しており、図9に示すBは、電力負荷効率の特性を示しており、図9に示すCは、入力振幅に対する出力位相の特性(AM-PM特性)示している。図9に示すDは、図9のA、図9のB、および図9のCに示す各特性を表の形式にまとめたものである。
図9に示すように、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100におけるキャリア増幅器104の特性は、既存のドハティ型増幅器におけるキャリア増幅器の特性よりも、優れている。
したがって、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、既存のドハティ型増幅器よりも、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図ることができる。
図10は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第1の例に係るインピーダンス変換回路106により奏される効果の他の例を示すスミスチャートである。
図10に示すAは、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100が備えるキャリア増幅器104の負荷インピーダンスの一例を示している。図10のAに示す“m1”は、基本波の負荷インピーダンスを示しており、図10のAに示す“m2”は、2倍波の負荷インピーダンスを示している。図10のAでは、“インピーダンス変換回路106の特性インピーダンスRoが、Ro=8[ohm]であり、入力信号の中心周波数fが、f=1.95[GHz]である場合”における、負荷インピーダンスを示している。
また、図10に示すBは、“キャリア増幅器が動作し、ピーキング増幅器が動作していない状態”における、図6に示すインピーダンス変換回路を備える既存のドハティ型増幅器が備える、キャリア増幅器の負荷インピーダンスの一例を示している。図10のBに示す“m3”は、基本波の負荷インピーダンスを示しており、図10のBに示す“m4”は、2倍波の負荷インピーダンスを示している。図10のBでは、“インピーダンス変換回路の特性インピーダンスRoが、Ro=8[ohm]であり、入力信号の中心周波数fが、f=1.95[GHz]である場合”における、負荷インピーダンスを示している。
図10のAと図10のBとを比較すると、キャリア増幅器104と、既存のドハティ型増幅器が備えるキャリア増幅器とでは、2倍波の負荷インピーダンスが異なっていることが分かる。
より具体的には、図10のBの“m2”および図10のBの“m4”に示すように、既存のドハティ型増幅器が備えるキャリア増幅器では、キャリア増幅器104と比較して、2倍波の負荷インピーダンスがショートの状態に近い。換言すると、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100では、“キャリア増幅器104における2倍波の負荷インピーダンスが0[ohm]付近となること”を避けることができる。よって、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、電力効率の低下や出力電力の低下を防止することができる。また、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、“既存のドハティ型増幅器よりもより最適な2倍波の負荷インピーダンスに近づけること”ができる。
したがって、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、既存のドハティ型増幅器よりも、ドハティ型増幅器の性能を向上させることができる。
[2-2-2]インピーダンス変換回路106の構成の第2の例
なお、インピーダンス変換回路106の構成は、上記[2-2-1]に示す第1の例に限られない。図11は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路106を示す説明図である。図11では、図5と同様に、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”におけるドハティ型増幅器100の構成の一部を、概略的に示している。
第2の例に係るインピーダンス変換回路106は、第1のインダクタンス素子L1と、第2のインダクタンス素子L2と、第3のインダクタンス素子L3と、第1のキャパシタンス素子C1と、第2のキャパシタンス素子C2とを有する。
図7に示す第1の例に係るインピーダンス変換回路106の構成と、図11に示す第2の例に係るインピーダンス変換回路106の構成とを比較すると、第2の例に係るインピーダンス変換回路106は、第3のインダクタンス素子L3と第2のキャパシタンス素子C2とを、さらに有している。
第1のインダクタンス素子L1、第2のインダクタンス素子L2、および第1のキャパシタンス素子C1は、図7に示す第1のインダクタンス素子L1、第2のインダクタンス素子L2、および第1のキャパシタンス素子C1と同様の機能、構成を有する。
第3のインダクタンス素子L3は、第2のインダクタンス素子L2と直列に接続される。第3のインダクタンス素子L3は、例えば、“分布定数線路”、“第3のボンディングワイヤ”、または、“第3のボンディングワイヤと、当該第3のボンディングワイヤに電気的に接続される分布定数線路”で構成される。第3のボンディングワイヤとしては、例えば、1本のボンディングワイヤ、または、2本以上のボンディングワイヤを用いて接続したボンディングワイヤが、挙げられる。第3のインダクタンス素子L3のインダクタンス値としては、例えば第1のインダクタンス素子L1および第2のインダクタンス素子L2と同様のインダクタンス値が挙げられる。
第2のキャパシタンス素子C2は、第2のインダクタンス素子L2および第3のインダクタンス素子L3との接続点に並列に接続される。
第2のキャパシタンス素子C2としては、例えば、所定の静電容量を有するキャパシタが挙げられる。なお、第2のキャパシタンス素子C2は、寄生容量であってもよい。第2のキャパシタンス素子C2の静電容量の値としては、例えば第1のキャパシタンス素子C1と同様の静電容量の値が挙げられる。
図12は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路106により奏される効果の一例を示す説明図である。
図12に示すDA1は、図9に示すDA1と同様に、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100が備える、キャリア増幅器104の特性を示している。また、図12に示すDA3は、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100が備える、キャリア増幅器104の特性を示している。
図12に示すAは、図9に示すAと同様に伝送電力利得の特性を示しており、図12に示すBは、図9に示すBと同様に電力負荷効率の特性を示しており、図12に示すCは、図9に示すCと同様に入力振幅に対する出力位相の特性(AM-PM特性)示している。図12に示すDは、図12のA、図12のB、および図12のCに示す各特性を表の形式にまとめたものである。なお、図12のDでは、図9のDに示す“図6に示すインピーダンス変換回路を備える既存のドハティ型増幅器が備えるキャリア増幅器の特性”(図12に示すDA2)を、併せて示している。
図12に示すように、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100におけるキャリア増幅器104の特性は、第1の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100におけるキャリア増幅器104の特性よりも劣ってはいる。しかしながら、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100におけるキャリア増幅器104の特性は、それでもなお、既存のドハティ型増幅器におけるキャリア増幅器の特性よりも優れている。
したがって、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、既存のドハティ型増幅器よりも、ドハティ型増幅器における電力効率の向上を図ることができる。
図13は、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器100が備える第2の例に係るインピーダンス変換回路106により奏される効果の他の例を示すスミスチャートである。
図13は、“キャリア増幅器104が動作し、ピーキング増幅器110が動作していない状態”における、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100が備えるキャリア増幅器104の負荷インピーダンスの一例を示している。図13に示す“m5”は、基本波の負荷インピーダンスを示しており、図13に示す“m6”は、2倍波の負荷インピーダンスを示している。図13では、図10のAと同様に、“インピーダンス変換回路106の特性インピーダンスRoが、Ro=8[ohm]であり、入力信号の中心周波数fが、f=1.95[GHz]である場合”における、負荷インピーダンスを示している。
図13と図10のBとを比較すると、キャリア増幅器104と、既存のドハティ型増幅器が備えるキャリア増幅器とでは、2倍波の負荷インピーダンスが異なっていることが分かる。より具体的には、図13の“m6”および図10のBの“m4”に示すように、既存のドハティ型増幅器が備えるキャリア増幅器では、キャリア増幅器104と比較して、2倍波の負荷インピーダンスがショートの状態に近い。換言すると、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100では、“キャリア増幅器104における2倍波の負荷インピーダンスが0[ohm]付近となること”を避けることができる。よって、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、電力効率の低下や出力電力の低下を防止することができる。また、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、“既存のドハティ型増幅器よりもより最適な2倍波の負荷インピーダンスに近づけること”ができる。
したがって、第2の例に係るインピーダンス変換回路106を備えるドハティ型増幅器100は、既存のドハティ型増幅器よりも、ドハティ型増幅器の性能を向上させることができる。
[3]本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器の適用例
本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器は、例えば、スマートフォンや携帯電話などの無線端末に搭載される高周波増幅器として用いることができる。また、本発明の実施形態に係るドハティ型増幅器は、無線基地局などで用いられる高周波増幅器など、任意の機器の増幅器として用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 ドハティ型増幅器
102 分配器
104 キャリア増幅器
106、112 インピーダンス変換回路
108 位相調整回路
110 ピーキング増幅器
C1 第1のキャパシタンス素子
C2 第2のキャパシタンス素子
D1、D2 分布定数線路
L1 第1のインダクタンス素子
L2 第2のインダクタンス素子
L3 第3のインダクタンス素子
W 第1のボンディングワイヤ

Claims (2)

  1. 入力された入力信号を増幅するキャリア増幅器と、
    前記入力信号のレベルに応じて動作し、前記入力信号を増幅するピーキング増幅器と、
    前記キャリア増幅器の出力側に電気的に接続されるインピーダンス変換回路と、
    を備えるドハティ型増幅器であって、
    前記インピーダンス変換回路は、前記キャリア増幅器を構成する前記入力信号を増幅する増幅素子の出力側と電気的に接続される第1のインダクタンス素子と、前記第1のインダクタンス素子と直列に接続される第2のインダクタンス素子と、前記第1のインダクタンス素子および前記第2のインダクタンス素子との接続点に並列に接続される第1のキャパシタンス素子とを有し、
    前記第1のインダクタンス素子は、前記第1のキャパシタンス素子に電気的に接続する分布定数線路と、前記分布定数線路と前記増幅素子の出力側の間に電気的に接続する第1のボンディングワイヤで構成され、前記第2のインダクタンス素子は分布定数線路で構成され
    前記第2のインダクタンス素子の分布定数線路のインダクタンスは、前記第1のインダクタンス素子の分布定数線路のインダクタンスより大きい、ドハティ型増幅器。
  2. 前記インピーダンス変換回路は、前記第2のインダクタンス素子と直列に接続される第3のインダクタンス素子と、前記第2のインダクタンス素子および前記第3のインダクタンス素子との接続点に並列に接続される第2のキャパシタンス素子とをさらに有し、前記第3のインダクタンス素子は分布定数線路で構成される、請求項1に記載のドハティ型増幅器。
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