JP6407355B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の金属膜を積層して形成した金属電極を備える半導体装置およびその製造方法に関する。
電力変換等に用いられる多くの半導体装置では、当該半導体装置の縦方向に電流を流すため、半導体基板の表面及び裏面上に金属電極が形成されている。このような半導体装置を回路基板に実装する方法としては、はんだ付けが簡便な方法として用いられている。はんだ付けによる半導体装置の実装は、例えば、半導体装置の裏面電極とはんだとで合金層を形成することによって、半導体装置と回路基板とを接合させる必要がある。
半導体装置の裏面電極には、はんだの主成分であるSnと安定的な合金を形成するNi電極が用いられている。しかし、Niは空気中で容易に酸化し、酸化したNiは、はんだとの接合性が非常に悪い。従って、従来、Ni電極の表面の酸化(以下、表面酸化ともいう)を抑制する種々の方法が提案されている。
例えば、半導体基板上にTi電極、Ni電極、Au電極を順に積層して形成し、Ti電極によって半導体基板と電気的に良好に接続され、Au電極によってNi電極が直接空気に触れて酸化しないように構成された半導体装置が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、Ni電極の表面上にPd/Au積層電極を形成することによって、Ni電極の酸化を防止する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
また、半導体基板上にAuSi電極、Ti電極、Ni電極、Ag電極を順に積層して形成することによって、Ni電極の酸化を防止する方法が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平6−77262号公報 特開2011−233643号公報 特開2007−63042号公報 特開昭61−220344号公報
特許文献1,2では、Ni電極の表面上にAu電極を形成しており、Ni電極の酸化を防止する機能を有している。しかし、Auは、近年の需要の高まりから価格が非常に高い(高コスト)という問題がある。
また、特許文献3では、Ni電極の表面上にPd/Au電極を形成しており、Au電極のみを形成する場合と同様、Ni電極の酸化を防止する機能を有している。しかし、Au電極のみを用いる場合と比較するとAuの使用量を少なくすることができるが、Auを消費することに変わりはなく、高コストが問題となる。また、Pdは、Auよりも安価であるものの価格が高い。
また、特許文献4では、Ni電極の表面上にAg電極を形成しており、Ag電極の形成後すぐにはんだ付けを行えばNi電極の表面酸化に対して必要最低限の効果が得られる(Ni電極の酸化をある程度抑制することができる)。しかし、積層した各電極の最表面がAg電極である場合において、硫黄濃度が高い環境等に放置する(曝される)時間が長いと、Agが硫化しやすいことからAg電極の表面が硫化Agとなり、はんだとの濡れ性を悪化させてしまう。また、Agは、酸素に対するバリア性能が乏しいため、Ag電極形成後に酸素が存在する雰囲気で熱処理を行うと、Ag電極を透過した酸素によってNi電極の表面が酸化してしまうことが分かっている。その結果、はんだの濡れ性が悪化するという問題がある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能な半導体装置およびその製造方法に関する。
また、本発明による半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、はんだを介して金属電極と接合された回路基板とを備え、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%である。
また、本発明による半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、はんだを介して金属電極と接合された回路基板とを備え、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備える。
また、本発明による半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板の表面上に表面電極を形成する工程と、(c)半導体基板の裏面上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して裏面電極を形成する工程と、(d)表面電極にプローブを接触させて大気中において0℃から180℃までの温度範囲で電気特性検査を行う工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備え、工程(d)の後、(e)裏面電極と回路基板とを、はんだを介して接合する工程をさらに備える。
また、本発明による半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに形成し、(c)はんだを介して金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備える。
また、本発明による半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%であり、(c)はんだを介して金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備える。
また、半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、はんだを介して金属電極と接合された回路基板とを備え、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%であるため、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能となる。
また、半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、はんだを介して金属電極と接合された回路基板とを備え、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備えるため、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能となる。
また、半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板の表面上に表面電極を形成する工程と、(c)半導体基板の裏面上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して裏面電極を形成する工程と、(d)表面電極にプローブを接触させて大気中において0℃から180℃までの温度範囲で電気特性検査を行う工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備え、工程(d)の後、(e)裏面電極と回路基板とを、はんだを介して接合する工程をさらに備えるため、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能となる。
また、半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、第2金属電極と第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに形成し、(c)はんだを介して金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備えるため、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能となる。
また、半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板を準備する工程と、(b)半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程とを備え、工程(b)において、第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%であり、(c)はんだを介して金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備えるため、Niを含む電極の酸化を防止してはんだとの濡れ性を悪化させず、かつ半導体基板と電極との間で電気的に良好な接触を得ることを低コストで実現することが可能となる。

本発明の実施の形態1による半導体装置の断面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の裏面電極部分の断面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1によるはんだ濡れ性試験の結果の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の裏面電極部分の断面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の断面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造工程の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
まず、本発明の実施の形態1による半導体装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態1による半導体装置1の断面の一例を示す図である。また、図2は、半導体装置1の裏面電極4部分を拡大した断面を示す図である。なお、本実施の形態1では、半導体装置1がダイオードである場合を一例として示している。また、以下では、半導体基板2の表面とは表面電極3が形成されている側の面のことをいい、半導体基板2の裏面とは裏面電極4が形成されている側の面のことをいう。
図1,2に示すように、半導体装置1は、半導体基板2と、表面電極3と、裏面電極4と、絶縁膜5とを備えている。また、裏面電極4は、半導体基板2の裏面上に、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に積層して形成している。
半導体基板2としては、Si基板やSiC基板を用いる。半導体基板2における裏面電極4を形成する主面(裏面)側の層は、半導体装置1がダイオードやMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の場合はn型半導体層であり、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の場合はp型半導体層である。
次に、裏面電極4を構成する第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43について詳細に説明する。
第1金属電極41は、TiまたはTi合金であり、半導体基板2と裏面電極4との間でオーミック接触を得るために設けられている。また、第1金属電極41は、第2金属電極42とはんだ9(図7参照)とが第2金属電極42の全域で合金を形成した場合において、はんだ9が半導体基板2と接触することを防ぐバリア層としての機能も有している。すなわち、半導体基板2とはんだ9との間で合金層を形成しないようにしているため、半導体基板2とはんだ9とが接触して半導体基板2とはんだ9との間における密着力が低下し、半導体基板2が剥がれてしまうことを防止することができる。
ここで、第1金属電極41の厚さは、20nm以上1000nm以下であることが好ましい。第1金属電極41の厚さが20nmよりも薄い場合は、バリア層としての機能を発揮しない可能性がある。また、第1金属電極41の厚さが1000nmよりも厚い場合は、半導体装置1における縦方向の抵抗が増加して電気特性が低下する。
第2金属電極42は、Niであり、はんだ9に含まれるSnと合金を形成することを目的として設けられている。すなわち、第2金属電極42は、はんだ9と合金を形成することによって裏面電極4と回路基板8(図7参照)とを電気的に接続するとともに、半導体装置1で発生した熱を回路基板8へ逃がす経路を形成している。
ここで、第2金属電極42の厚さは、200nm以上7000nm以下であることが好ましい。第2金属電極42の厚さが200nmよりも薄い場合は、はんだ付け時に第2金属電極42が全て合金化してしまい、はんだ付け時に不良が発生してはんだ付けを再度行う必要が生じたときには既に第2金属電極42が存在せず、はんだ9との接合ができなくなってしまう(はんだ9と合金を形成することができない)。また、第2金属電極42の厚さが7000nmよりも厚い場合は、半導体基板2と第2金属電極42におけるNiの膨張係数との差によって半導体装置1の反りが大きくなり、半導体装置1の搬送やはんだ付け作業に支障をきたす可能性がある。
第3金属電極43は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上の元素との合金である。第3金属電極43は、第2金属電極42の表面酸化を防止し、裏面電極4におけるはんだ9との濡れ性を向上させるために設けられている。また、Agに対してPd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上を添加すると、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上が第3金属電極43の表面で濃化し、酸素を透過させない機能を発揮する。
ここで、第3金属電極43の厚さは、20nm以上500nm以下であることが好ましい。第3金属電極43の厚さが20nmよりも薄い場合は、第2金属電極42の表面酸化を防止する機能を十分に発揮することができない。また、第3金属電極43の厚さが500nmよりも厚い場合は、低コストで半導体装置1を作製することが難しくなる。
また、第3金属電極43におけるPd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiから選択された1以上の元素の含有量は、0.1wt%から20wt%であることが好ましい。当該含有量であれば、第2金属電極42の表面酸化の防止および低コスト化の両方を実現するための条件を満たす。
次に、半導体装置1の製造方法について、図3〜図7を用いて説明する。以下では、特に、裏面電極4の製造方法、および半導体装置1と回路基板8との接合方法について説明する。
なお、半導体基板2中に形成されるダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET、あるいはIGBTは、公知の方法によって形成することができる。また、表面電極3についても同様に、公知の方法によって形成することができる。
図3において、半導体基板2中にn型半導体、p型半導体、絶縁膜、ポリシリコン等によって、ダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET、あるいはIGBT等の半導体素子を形成する。
次いで、半導体素子を形成した半導体基板2の表面上に表面電極3を形成する。表面電極3は、Al、またはAl−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等であり、スパッタ法や真空蒸着法等によって形成する。
図4において、半導体基板2が所望の厚さとなるまで、半導体基板2の裏面を研削する。研削方法としては、砥石によって物理的に削る方法、酸によって化学的に削る方法、あるいはこれら2つの方法を組み合わせる方法がある。
図5において、半導体基板2の裏面上に、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に連続して積層し、裏面電極4を形成する。ここで、連続して積層するとは、半導体基板2を成膜装置(裏面電極4を形成する装置)から一度も取り出さずに、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に形成することをいう。
なお、裏面電極4を形成する前には、半導体基板2の表面に形成されている自然酸化膜や異物等を除去するために、フッ酸処理やアンモニア過水・塩酸過水・硫酸過水処理、あるいはスパッタエッチング処理を施す。
裏面電極4は、スパッタ法や真空蒸着法によって形成する。このとき、上記の積層構造(第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43からなる積層構造)を形成するために、各金属電極に対応したスパッタターゲットや蒸着源を一つの真空装置(上記の成膜装置と同じ)内に予め配置しておく。このようにすることによって、各金属電極を形成するときに大気曝露することなく、上記の積層構造を形成することができる。仮に、各金属電極を形成するごとに大気曝露を行うと、各金属電極の表面に自然酸化膜が形成され、各金属電極間における密着力の低下、電気特性の悪化、およびはんだ付け時における接合不良が生じる。
第1金属電極41は、当該第1金属電極41の形成中に温度が上昇することによって、半導体基板2とシリサイド層を形成する可能性があるが、ここでは特に問題とならない。
第2金属電極42は、本実施の形態1ではNiを用いているが、例えばNi−V合金を用いてもよい。Ni−V合金は非磁性体であるため、スパッタターゲットの厚膜化が容易となる。また、磁性体専用のスパッタ装置の磁気回路機構が不要になる等のメリットがある。
第3金属電極43は、Agを主とする合金層であり、第3金属電極43として予め定められた不純物比率で構成されたスパッタターゲットを使用することによって形成する。なお、第3金属電極43を構成する不純物金属のスパッタターゲットや蒸着源を用意し、予め定められた不純物比率となるように成膜レートを調整した後に、同時に多元スパッタあるいは多元蒸着を行うことによって第3金属電極43を形成するようにしてもよい。
裏面電極4の形成中または形成後、真空または不活性ガス中で熱処理を行ってもよい。当該熱処理を行うことによって、各金属電極間における密着力を向上させ、はんだ付け時に接合不良の原因となる金属電極中に微量に含まれる水分等を放出させることができる。
なお、第2金属電極42と第3金属電極43との間に、Ag層(Agからなる金属膜)を形成するようにしてもよい。この場合、第3金属電極43の厚さを薄くすることができ、裏面電極4の低コスト化に寄与する。
図6において、半導体装置1の電気特性検査を行う。電気特性検査は、検査用回路(図示せず)に接続されたステージ6上に半導体装置1を載置し、表面電極3に検査用回路に接続されたプローブ7を接触させることによって実施する。また、電気特性検査は、半導体装置1が実際に使用される状況を考慮して、ステージ6の温度を室温から200℃程度まで変化させた条件下で実施する。この場合、電気特性検査は大気中で実施されることが多い。
電気特性検査の後、半導体装置1の外観検査を行う。外観検査は、作業者による目視、あるいは外観検査装置による画像処理によって行われる。
図7において、半導体装置1と回路基板8とを、はんだ9を用いて接合する。
例えば、回路基板8上にペーストはんだ(ペースト状のはんだ9)を塗布し、塗布したペーストはんだ上に半導体装置1を載置した後、加熱・冷却することによって接合するようにしてもよい。また、予め加熱した回路基板8上にはんだ9を配置して溶融させた後、溶融した状態のはんだ9上に半導体装置1を載置して冷却することによって接合するようにしてもよい。また、予め加熱した回路基板8上に溶融したはんだ9を塗布した後、半導体装置1を載置して接合するようにしてもよい。
なお、はんだ9は、Snを主成分とし、Ag、Cu、Bi、Sb、P等が含まれている。
第3金属電極43をAgとした場合(例えば、特許文献4参照)、電気特性検査時に大気中において高温熱処理が行われると、第2金属電極42であるNiの表面が酸化され、その後のはんだ付け時に接合不良を発生させることがあった。また、裏面電極4の外観検査時にグレインが成長することによって電極表面が白濁したような状態となり、外観検査で不良判定される問題があった。
一方、本実施の形態1では、第3金属電極43を、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上の元素との合金とすることによって、第3金属電極43の表面にてPd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上が濃化するため、酸素の透過が抑制され、成膜後(第3金属電極43の形成後)の耐熱性能が向上する。
図8は、上記の図3〜図7の構造工程を経て作製された半導体装置1に対してはんだ濡れ性試験を行い、当該はんだ濡れ性試験の結果の一例を示す図である。
図8に示すはんだ濡れ性試験は、半導体装置1の裏面電極4におけるはんだ9に対する接合性能を、はんだボールを用いて評価したものである。評価サンプルとして、裏面電極4を形成した直後に、大気中において180℃で30分間加熱した半導体装置1および裏面電極4を用いた。また、裏面電極4を上面とした評価サンプル上にはんだボールを配置し、蟻酸雰囲気中において200℃まで加熱して表面を還元した後、280℃まで加熱してはんだボールを溶融させ、冷却後のはんだボールが濡れ広がった面積を算出した。
図8において、「○印」は、本実施の形態1による第3金属電極43、すなわち、第3金属電極43をAgと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上の元素との合金とした場合における結果を示している。また、「×印」は、本実施の形態1による第3金属電極43をAg(従来例)とした場合における結果を示している。
図8に示すように、従来例よりも本実施の形態1による第3金属電極43の方が、高温熱処理を行った場合であってもはんだの濡れ広がり面積が大きいことが分かる。すなわち、本実施の形態1による第3金属電極43の方が従来例よりも、はんだの濡れ性が優れていることを確認した。
以上のことから、本実施の形態1によれば、電気特性検査時に大気中においてステージ6が200℃程度の高温となった状態であっても、第2金属電極42であるNiの表面を酸化させることがない。従って、その後の回路基板8とのはんだ付け時において、接合不良が生じる確率が格段に低下する(はんだとの濡れ性が悪化しない)。また、裏面電極4を外観検査した場合において、裏面電極4の変色(白濁)を抑制することができるため、外観検査時に不良判定されずに、半導体装置1をはんだ接合工程に移行することができる。また、第1金属電極41が半導体基板2に対してオーミック接触(電気的に良好な接触)を形成することによって、半導体装置1の縦方向に流れる電流にロス(損失)を生じさせない半導体装置1が得られる。また、裏面電極4にはAuが含まれていないため、半導体装置1を低コストで実現することができる。
なお、図7の前に、図1に示すような絶縁膜5を形成しておいてもよい。
<実施の形態2>
図9は、本発明の実施の形態2による半導体装置1の裏面電極4部分の断面の一例を示す図である。
本実施の形態2による半導体装置1は、半導体基板2と第1金属電極41との間に第4金属電極44を備えることを特徴としている。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、図9は、実施の形態1の図3,4を経た後に裏面電極4を形成した状態を示している。以下では、実施の形態1との差異に主眼を置いて説明する。
図9に示すように、半導体基板2の裏面上に、第4金属電極44、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に積層し、裏面電極4を形成する。
第1金属電極41は、Ti、V、Cr、Moのうち少なくとも1以上を含んでいる。また、第1金属電極41は、第2金属電極42とはんだ9(図7参照)とが第2金属電極42の全域で合金を形成した場合において、はんだ9が第4金属電極44と接触することを防ぐバリア層の機能も有している。
第4金属電極44は、半導体基板2の裏面側の層がp型半導体層である場合、Al、またはAl−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu(Alと、SiおよびCuのうちのいずれか1以上との合金)等である。また、第4金属電極44は、半導体基板2の裏面側の層がn型半導体層である場合、NiまたはNi−Siである。このような構成とすることによって、半導体基板2との間で良好なオーミック性能を得ることができる(第4金属電極44が半導体基板2に対してオーミック接触(電気的に良好な接触)を形成することができる)。
ここで、第4金属電極44の厚さは、10nm以上1000nm以下であることが好ましい。第4金属電極44の厚さが10nmよりも薄い場合は、半導体基板2との間で良好なオーミック性能を十分に発揮することができない。また、第4金属電極44の厚さが1000nmよりも厚い場合は、半導体装置1における縦方向の抵抗が増加して電気特性が低下する可能性がある。
第2金属電極42および第3金属電極43は、実施の形態1と同様の方法および材料(組成)で形成する。
なお、裏面電極4を形成する場合において、実施の形態1では、半導体装置1を成膜装置から取り出すことなく形成することが好ましい。
一方、本実施の形態2では、第4金属電極44の形成後に半導体装置1を一旦成膜装置から取り出し、熱処理後に再び成膜装置に入れてから、第1金属電極41、第2金属電極42、第3金属電極43を連続して形成するようにしてもよい。このように、第4金属電極44の形成後に熱処理を行うことによって、半導体基板2と第4金属電極44との間におけるオーミック性能が安定し、延いては半導体装置1の電気特性が安定する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、半導体基板2の裏面側の層がp型半導体層またはn型半導体装置のいずれであっても、半導体基板2と裏面電極4との間で良好なオーミック接触を形成することができるため、半導体装置1の電気特性を向上させることができる。
<実施の形態3>
まず、本発明の実施の形態3による半導体装置の構成について説明する。
図10は、本実施の形態3による半導体装置1の断面の一例を示す図である。
本実施の形態3による半導体装置1では、裏面電極4だけでなく表面電極3も積層して形成されることを特徴としている。すなわち、積層して形成された表面電極3および裏面電極4を、半導体基板2の表面および裏面上に設けることを特徴としている。
図10に示すように、半導体装置1は、半導体基板2と、表面電極3と、裏面電極4と、絶縁膜5とを備えている。
表面電極3は、半導体基板2の表面上に、第8金属電極34、第5金属電極31、第6金属電極32、および第7金属電極33を順に積層して形成している。
裏面電極4は、半導体基板2の裏面上に、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に積層して形成している。
第1金属電極41および第5金属電極31は、Ti、V、Cr、Moのうちの少なくとも1以上を含んでいる。
第2金属電極42および第6金属電極32は、Niである。
第3金属電極43および第7金属電極33は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上の元素との合金である。
第8金属電極34は、Al、またはAl−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等である。
なお、表面電極3を形成する積層構造と、裏面電極4を形成する積層構造とは、同一の厚さおよび組成である必要はなく、表面電極3および裏面電極4の各々におけるはんだ付けの条件や回路基板8に合った最適な構造であればよい。
次に、半導体装置1の製造方法について、図11〜図14を用いて説明する。以下では、特に、表面電極3の積層構造の製造方法について説明する。
なお、半導体基板2中に形成されるダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET、あるいはIGBTは、公知の方法によって形成することができる。また、裏面電極4は、実施の形態1と同様の方法によって形成することができる。
表面電極3は、裏面電極4と異なり、金属電極パターンを形成する必要がある。これは、半導体基板2の表面上に表面電極3以外の構造を形成する必要があるためである。
図11において、半導体基板2中にn型半導体、p型半導体、絶縁膜、ポリシリコン等によって、ダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET、あるいはIGBT等の半導体素子を形成する。
次いで、半導体素子を形成した半導体基板2の表面上に第8金属電極34を形成する。第8金属電極34は、スパッタ法や真空蒸着法等によって形成する。
図12において、半導体基板2が所望の厚さとなるまで、半導体基板2の裏面を研削する。
次いで、半導体基板2の裏面上に、第1金属電極41、第2金属電極42、および第3金属電極43を順に連続して積層し、裏面電極4を形成する。
図13において、半導体基板2の表面上にレジスト10を塗布し、露光および現像によって、所望の金属電極パターンとなるように、レジスト10の抜きパターンを形成する。ここで、レジスト10の抜きパターンとは、後の処理でレジスト10を溶解して除去したときに所望の金属パターンが得られるように形成された、レジスト10のパターンのことをいう。
レジスト抜きパターンの形成後、第5金属電極31、第6金属電極32、および第7金属電極33を積層して形成する。
図14において、有機溶剤を使用してレジスト10を溶解させ、レジスト10上に形成された第5金属電極31、第6金属電極32、および第7金属電極33を剥離し、所望の金属電極パターンを形成する。
以上のことから、本実施の形態3によれば、半導体装置1の表面側および裏面側のいずれにおいても、回路基板8とはんだ付けによって接合することが可能となる。従って、半導体装置1の電気特性を向上させ、信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態3では、裏面電極4を実施の形態1と同様であるものとして説明したが、実施の形態2による裏面電極4を採用してもよい。この場合、当該裏面電極4は、実施の形態2と同様の方法によって形成することができる。
また、図14の後、図10に示すような絶縁膜5を形成してもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 半導体装置、2 半導体基板、3 表面電極、4 裏面電極、5 絶縁膜、6 ステージ、7 プローブ、8 回路基板、9 はんだ、10 レジスト、31 第5金属電極、32 第6金属電極、33 第7金属電極、34 第8金属電極、41 第1金属電極、42 第2金属電極、43 第3金属電極、44 第4金属電極。

Claims (7)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、
    はんだを介して前記金属電極と接合された回路基板と、
    を備え、
    前記第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、
    前記第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、
    前記第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、
    前記第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%であることを特徴とする、半導体装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して形成した金属電極と、
    はんだを介して前記金属電極と接合された回路基板と、
    を備え、
    前記第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、
    前記第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、
    前記第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、
    前記第2金属電極と前記第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備えることを特徴とする、半導体装置。
  3. 前記半導体基板における前記金属電極を形成する主面側の層は、n型半導体層であることを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第3金属電極におけるSnの含有量は、0.1wt%から20wt%であることを特徴とする、請求項または3に記載の半導体装置。
  5. (a)半導体基板を準備する工程と、
    (b)前記半導体基板の表面上に表面電極を形成する工程と、
    (c)前記半導体基板の裏面上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して裏面電極を形成する工程と、
    (d)前記表面電極にプローブを接触させて大気中において0℃から180℃までの温度範囲で電気特性検査を行う工程と、
    を備え、
    前記工程(c)において、
    前記第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、
    前記第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、
    前記第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、
    前記第2金属電極と前記第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに備え
    前記工程(d)の後、
    (e)前記裏面電極と回路基板とを、はんだを介して接合する工程をさらに備えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  6. (a)半導体基板を準備する工程と、
    (b)前記半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)において、
    前記第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、
    前記第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、
    前記第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Cu、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上との合金であり、
    前記第2金属電極と前記第3金属電極との間にAgからなる金属膜をさらに形成し、
    (c)はんだを介して前記金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  7. (a)半導体基板を準備する工程と、
    (b)前記半導体基板上に、第1金属電極、第2金属電極、および第3金属電極を順に積層して金属電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)において、
    前記第1金属電極は、TiまたはTi合金であり、
    前記第2金属電極は、NiまたはNi合金であり、
    前記第3金属電極は、Agと、Pd、Ni、Mg、Zn、Nd、Sn、およびBiのうちの少なくとも1以上とのAgを主成分とする合金であり、
    前記第3金属電極におけるSnの含有量は、10wt%から20wt%であり、
    (c)はんだを介して前記金属電極と回路基板とを接合する工程をさらに備えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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