JP6405230B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は魚釣用スピニングリールに関する。
一般的に、魚釣用スピニングリールは、リール本体の前方に回転可能に設けられたロータと、このロータの回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられ、ロータを介して釣糸が巻回されるスプールとを有して構成される。スプールは、前側鍔部を含むフランジ部、釣糸巻回胴部、円筒部(スカ−ト部)で構成されている。
ところで、魚釣用スピニングリールは、釣糸の放出または巻き取りの一連の操作の中で、釣糸の巻き付け状態が崩れて釣糸が解れることがある。また、解れに加えて、張力変化、風の影響等による糸ふけ現象により釣糸の巻き付け位置が後方へずれることがある。この場合、例えば、釣糸がスプールの内側等に侵入して、スプールの内側に配置されるロータ等に絡み付いたりする糸落ちが発生するおそれがあった。
従来、このような糸落ちを防止する目的で、スプールの円筒部の後端部の外周に、軸に直交する方向に突出する係止突部を設けた魚釣用スピニングリールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この魚釣用スピニングリールでは、解れた釣糸を係止突部に係止することができ、糸落ちを未然に防止することができる。
また、スプールの円筒部の外周に凹部を設けた魚釣用スピニングリールも知られている(例えば、特許文献2参照)。
この魚釣用スピニングリールでは、解れた釣糸を凹部に係止することができ、糸落ちを未然に防止することができる。
特開平7−231738号公報 特開2008−118918号公報
特許文献1の魚釣用スピニングリールでは、大径に形成された円筒部の後端部の外周から軸直方向に係止突部が突出している。このため、例えば釣りの最中に、あるいは移動時、携帯時等に、誤って他物に係止突部を当ててスプールが損傷するおそれがあった。
この点、特許文献2の魚釣用スピニングリールは、円筒部の径方向外側に突出する部分がないのでスプールが損傷し難い。しかしながら、特許文献2の魚釣用スピニングリールでは、凹部の前後に傾斜面が形成されているので、解れた釣糸が凹部内に係止された後に、凹部から外れて糸落ちするおそれがあり、これを改善したいという要望があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、スプールが損傷するのを防止できるとともに、糸落ちを未然に防止することができる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
このような課題を解決する本発明の魚釣用スピニングリールは、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部の前側にフランジ部が設けられ、後側に円筒部が設けられたスプールを備え、ハンドルの回転操作に連動して回転するロータの釣糸案内部を介して、前記釣糸巻回胴部に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールであって、前記スプールは、前記円筒部の前部に設けられた大径部と、前記円筒部の後部に設けられ、前記大径部よりも小径とされた小径部と、前記小径部の後端部に設けられ、前記円筒部の軸方向と鋭角を成して前方へ延出する釣糸係止部と、を備え、前記小径部の外周面は、前側から後側に向けて漸次小径となる傾斜面を有することを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、円筒部の大径部よりも小径とされた(一段低くされた)小径部に釣糸係止部が設けられているので、大径部に釣糸係止部が設けられている場合に比べて、径方向外側への突出量を小さくすることができる。しかも、釣糸係止部は、小径部の後端部に設けられているので、解れや糸ふけ現象等によって釣糸の巻き付け位置が後方へずれた際に釣糸を小径部に絡ませつつ後端部の釣糸係止部に好適に係止することがきる。また、釣糸係止部は、小径部の後端部から円筒部の軸方向と鋭角を成して前方へ延出しているので、前記のように径方向外側への突出量を抑えながら、延出量(係止される面積)を備えたものとなる。
また、前記円筒部は、前記大径部の後端部に連続する傾斜部を備え、前記傾斜部の後端部に前記小径部が連続しているのがよい。
また、本発明の魚釣用スピニングリールは、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部の前側にフランジ部が設けられ、後側に円筒部が設けられたスプールを備え、ハンドルの回転操作に連動して回転するロータの釣糸案内部を介して、前記釣糸巻回胴部に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールであって、前記円筒部は、前記円筒部の前部に設けられた大径部と、前記円筒部の後部に設けられ、前記大径部よりも小径とされた小径部と、前記小径部の後端部に設けられ、前記円筒部の軸方向と鋭角を成して前方へ延出する釣糸係止部と、を備え、前記円筒部は、前記大径部の後端部に連続する傾斜部を備えており、前記傾斜部の後端部に前記小径部が連続していることを特徴とする。
また、前記小径部の外周面は、前側から後側に向けて漸次小径となる傾斜面を有するのがよい。
本発明の魚釣用スピニングリールによれば、釣糸係止部の径方向外側への突出量を小さくすることができるので、例えば釣りの最中、あるいは移動時、携帯時等に、他物に釣糸係止部が当たり難くなる。したがって、スプールが損傷するのを好適に防止することができる。
また、解れや糸ふけ現象等によって釣糸の巻き付け位置が後方へずれた際に、釣糸を小径部に絡ませつつ釣糸係止部に好適に係止することができるので、糸落ちを効果的に防止することができる。
また、釣糸係止部は、径方向外側への突出量を抑えながら延出量(係止される面積)を確保しているので、釣糸の巻き付け位置が後方へずれた際に、釣糸の引っ掛かり性がよい。したがって、糸落ちを効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールを示す側面図である。 同じく魚釣用スピニングリールの全体構成を示す図である。 一部を切り欠いて示すスプールの斜視図である。 (a)はスプールの円筒部を示す断面図、(b)は同じく円筒部の拡大断面図である。 釣糸係止部の作用を示す説明図である。 釣糸係止部の作用を示す説明図である。 変形例のスプールを示す断面図である。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「上下」「前後」を言うときは、図1に示した方向を基準とする。
図1に示すように、主として、魚釣用スピニングリールは、図示しない釣竿に装着するための脚部1Aが形成されたリール本体1(例えば、金属から形成される)と、リール本体1の前方に回転可能に設けられたロータ2と、このロータ2の回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられたスプール3とを有して構成される。リール本体1は、側部開口が蓋部材1Bで閉塞されている。
スプール3には解れた釣糸を係止することができる釣糸係止部34が設けられている。
リール本体1には、図示しない軸受を介してハンドル軸4(図2参照)が回転可能に支持されている。ハンドル軸4の図示しない突出端部には、巻き取り操作されるハンドル5が取り付けられている。ハンドル軸4には、図示しない軸筒が回り止め固定されている。この軸筒には、図2に示すように、ロータ2を巻き取り駆動するための内歯が形成されたドライブギヤ6が一体的に形成されている。このドライブギヤ6は、ハンドル軸4と直交する方向に延出するとともに内部に軸方向に延出する空洞部を有する回転軸筒(駆動軸)8のピニオンギヤ8aに噛合している。
回転軸筒8は、ピニオンギヤ8aの前後方向の中央部と後側において、軸受(ボールベアリング)12a、12bを介してリール本体1に回転可能に支持されている。また、回転軸筒8はスプール3側に向けて延出しており、その先端部にロータ2がロータナット2aによって取り付けられている。
ピニオンギヤ8aの中央部の軸受12aは、その後端がピニオンギヤ8aの前端、およびリール本体1の前側中央に形成された凹所の支持部1bに突き当てられて保持されている。また、軸受12aは、前端が転がり式一方向クラッチ10の内輪9によって軸方向で抜け止めされている。
一方、ピニオンギヤ8aの後側の軸受12bは、ピニオンギヤ8aの後端とリール本体1に形成された支持部1fとに挟持されることにより固定されている。
一方向クラッチ10は、ハンドル5(ロータ2)の釣糸放出方向への逆回転を防止する公知の逆転防止機構(ストッパ)を構成している。
一方向クラッチ10は、リール本体1の下部に設けられた切換部材11に連動しており、切換部材11を回動操作することで、一方向クラッチ10が作動状態と非作動状態とに切り換えられるように構成されている。この場合、切換部材11を作動状態に切り換えることで、ハンドル5(ロータ2)の逆転方向の回転(釣糸放出方向の回転)が防止される。
このような一方向クラッチ10は、保護カバー13によってその外周が包囲されて保護されている。
回転軸筒8の内部には、空洞部が形成されており、この空洞部には、摺動可能なクリアランスを有してスプール軸14が挿通支持されている。スプール軸14の後端には、スプール3(スプール軸14)を前後往復動させるための公知のスプール往復動装置15が係合している。
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、ハンドル5により巻き取り操作を行うと、ロータ2が巻き取り駆動機構を介して回転駆動されるとともに、スプール3がスプール往復動装置15を介して前後往復動される。これにより、釣糸は、ロータ2の釣糸案内部21を介してスプール3の釣糸巻回胴部3a(図3参照)に均等に巻回される。
ロータ2は、略円筒状に形成された筒部22を備えており、その外周には、略180°間隔おいて一対のアーム部23が形成されている。各アーム部23は、筒部22の後側(リール本体1側)から径方向外側に突き出した連結部22aを介して筒部22に一体形成されており、連結部22aから軸方向に延出している。これにより、筒部22と各アーム部23との間には隙間S3が形成されている。隙間S3には、スプール3の円筒部3c(図3参照)が配置される。
図2に示すように、一対のアーム部23の先端には、支持部材24がそれぞれ支持されている。支持部材24は、公知のように、支軸を中心として釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で回動可能である。一方の支持部材24の先端部には、釣糸案内部(ラインローラ)21が設けられている。また、両支持部材24の間には、ベール25が設けられている。ベール25は、支持部材24が釣糸放出位置から釣糸巻き取り位置へ反転した際、釣糸をピックアップして釣糸案内部21へ案内する。なお、ベール25を備えていない構成(ベールレスタイプ)であってもよい。
なお、一対のアーム部23のうち、一方のアーム部23の内部には、支持部材24を釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で反転させて振り分け保持する反転保持機構(図示せず)が配設されている。また、一対のアーム部23間には、補強部材26(図1参照)が設けられている。
補強部材26は、一対のアーム部23間に架設されており、一方のアーム部23の側部から他方のアーム部23の側部に向けて後方に向けて湾曲するアーチ状(略U字状、リール本体1に向けて湾曲凸状)に形成されている。
スプール3は、図3に示すように、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部3aと、釣糸巻回胴部3aの前側に設けられたフランジ部3bと、釣糸巻回胴部3aの後側に設けられた円筒部3c(スカート部)とを備えている。
釣糸巻回胴部3aの前端部には、フランジ部3bを成す壁状の保持部3b1が一体に設けられている。釣糸巻回胴部3aの後端部には、円筒部3cに向けて立ち上がる後側鍔部3a1が一体に設けられている。
フランジ部3bは、釣糸巻回胴部3aに連続する保持部3b1と、保持部3b1の延出端に取り付けられるリング状の前側鍔部3b2と、保持部3b1との間に前側鍔部3b2を挟持するナット部材3b3とを備えている。ナット部材3b3は、釣糸巻回胴部3aの内側に挿入される挿入部3b4を有している。挿入部3b4の後端部は、円筒状の支持部38に螺合により固定されている。支持部38は、連結部38aを介して釣糸巻回胴部3aおよび後側鍔部3a1に一体に設けられている。
円筒部3cは、後側鍔部3a1の延出端に連続する大径部31と、大径部31の後端部に連続する傾斜部32と、傾斜部32の後端部に連続する小径部33と、小径部33の後端部に設けられた釣糸係止部34と、を備えている。
大径部31は、図4(a)に示すように、ロータ2の筒部22の外周面と略平行な外周面を備えて形成されている。傾斜部32の外周面は、後方に向けて漸次小径となる傾斜面となっている。小径部33は、大径部31よりも全体的に小径とされており、その外周面は、後方へ向けて漸次小径となる傾斜面となっている。小径部33の外周面は、傾斜部32の外周面よりも傾斜が緩やかに設定されている。本実施形態では、小径部33の外周面が、図4(b)に示すように、大径部31の外周面に対して角度θ1で傾斜している。これにより、小径部33は、後方になればなるほど、大径部31の径方向内側に位置するようになっている。
釣糸係止部34は、小径部33の後端部において、円筒部3cの軸方向と直交する方向より前傾して延出している。つまり、釣糸係止部34は、図4(b)に示すように、円筒部3cの軸方向と(前面35が)鋭角θ2を成して前方へ延出している。なお、釣糸係止部34と小径部33との成す角度も鋭角である。釣糸掛止部34は、周方向に連続して設けられている。
釣糸係止部34は、延出端へ向けて先細り形状とされており、断面略三角形状とされている。これにより、釣糸係止部34の後面37は、後方へ向けて漸次小径となる傾斜面とされ、ロータ2の筒部22の外周面に対しても前傾となる傾斜面に形成されている。
釣糸係止部34の最大外径は、円筒部3cの大径部31の外径よりも小さく設定されている。これによって、釣糸係止部34は、図4(b)に示すように、径方向の寸法差S1分、先端部が径方向内側に位置している。
次に、図5,6を参照して、釣糸Lの巻き付け位置が後方へずれた際の作用について説明する。
釣糸Lの放出または巻き取りの一連の操作の中で、釣糸Lの巻き付け状態が崩れて釣糸Lが解れたり、張力変化、風の影響等による糸ふけ現象により釣糸Lの巻き付け位置が後方へずれたりすることがある。この場合に、例えば、図5に示すように、後方へずれた釣糸Lは、釣糸Lの巻き付け時の張力(または釣糸Lの放出時の張力)により、円筒部3cの大径部31から傾斜部32に沿って(傾斜部32に当接または離間して)前側から後側へ移動し、小径部33に巻き付くようにして小径部33上を後端部に向けて移動する(案内される)。
その後、釣糸Lは、小径部33の後端部の釣糸係止部34に近づいて小径部33の外周面と釣糸係止部34の前面35との隅部(角部)に当接し、釣糸係止部34に係止される。
ここで、釣糸係止部34は、円筒部3cの軸方向と鋭角θ2を成して前方へ延出しているので、小径部33上を移動してきた釣糸Lは、釣糸係止部34に確実に係止されることとなる。これによって、釣糸係止部34よりも後方への釣糸Lの移動が規制されて小径部33上に釣糸Lが保持される。
これにより、スプール3の内側に配置される部材等に釣糸Lが食い込んだり絡み付いたりするのを防止することができる。
次に、釣糸係止部34を越えてスプール3の後方に仮に釣糸Lが糸落ちした場合の作用について説明する。
解れや糸ふけ現象等により釣糸巻回胴部3aから外れた釣糸Lが、図6に示すように、釣糸係止部34を越えてスプール3の後方(ロータ2の筒部22上)に仮に糸落ちした場合には、その後に、釣糸Lの巻き付け時の張力(または釣糸Lの放出時の張力)によって釣糸Lに前方向の力が加わると、釣糸係止部34の後面37を通って釣糸巻回胴部3a側に釣糸Lが戻される。
ここで、釣糸係止部34の後面37は、後方へ向けて漸次小径となる傾斜面とされており、ロータ2の筒部22の外周面に対しても前傾となる傾斜面に形成されているので、釣糸Lに前方向の力が加わった際に、釣糸係止部34を釣糸Lがスムーズに乗り越え、釣糸巻回胴部3a側に好適に移動される。
これにより、スプール3の内側に配置される部材等に釣糸Lが食い込んだり絡み付いたりするのを防止することができる。
なお、釣糸巻回胴部3a側に釣糸Lが戻される過程で、図6に破線で示すように、釣糸Lが傾斜部32に当接したとしても、傾斜部32は、後方へ向けて漸次小径となる傾斜面とされているので、傾斜部32上を釣糸Lがスムーズに移動し、釣糸巻回胴部3a側に好適に導かれる。
以上説明した本実施形態の魚釣用スピニングリールによれば、釣糸係止部34の径方向外側への突出量を小さくすることができるので、例えば釣りの最中、あるいは移動時、携帯時等に、他物に釣糸係止部34が当たり難くなる。したがって、スプール3が損傷するのを好適に防止することができる。
また、解れや糸ふけ現象等によって釣糸Lの巻き付け位置が後方へずれた際に、釣糸Lを小径部33に絡ませつつ釣糸係止部34に好適に係止することができるので、糸落ちを効果的に防止することができる。
また、釣糸係止部34は、径方向外側への突出量を抑えながら延出量(係止される面積)を確保しているので、釣糸Lの巻き付け位置が後方へずれた際に、釣糸Lの引っ掛かり性がよい。したがって、糸落ちを効果的に防止することができる。
また、釣糸係止部34の最大外径を円筒部3cの大径部31の外径よりも小さくすることで、大径部31よりも径方向内側にて釣糸係止部34を保護することができるので、スプール3が損傷するのを好適に防止することができる。
また、釣糸係止部34が延出端へ向けて先細り形状とされているので、仮にスプール3の後方に釣糸Lが糸落ちすることがあっても、釣糸Lに前方向の力が加わると、先細り形状の釣糸係止部34の後面37を通って釣糸巻回胴部3a側に釣糸Lが戻されるので、糸落ちを効果的に回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、前記実施形態で示した釣糸係止部34の変形例として、釣糸係止部34を小径部33の周方向に間隔を空けて複数設けてもよい。このようにした場合には、釣糸係止部34が周状に設けられているものに比べてスプール3の軽量化を図ることができるので、魚釣操作性が向上する。
また、図7に示すように、釣糸係止部34を別部材で形成して、小径部33の後端部に取り付けてもよい。このように構成することで、スプール3の加工が簡単になる。なお、図7では、小径部33に平坦部33cを設けている。
また、前記実施形態では、小径部33に角度θ1を持たせたが、これに限られることはなく、大径部31と平行または略平行に形成してもよい。また、小径部33を逆勾配で形成してもよい。
また、釣糸掛止部34は、小径部33の軸方向に複数設けてもよい。
2 ロータ
3 スプール
3a 釣糸巻回胴部
3b フランジ部
3c 円筒部
5 ハンドル
21 釣糸案内部
31 大径部
33 小径部
34 釣糸係止部
L 釣糸

Claims (4)

  1. 釣糸が巻回される釣糸巻回胴部の前側にフランジ部が設けられ、後側に円筒部が設けられたスプールを備え、ハンドルの回転操作に連動して回転するロータの釣糸案内部を介して、前記釣糸巻回胴部に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールであって、
    前記円筒部は、
    前記円筒部の前部に設けられた大径部と、
    前記円筒部の後部に設けられ、前記大径部よりも小径とされた小径部と、
    前記小径部の後端部に設けられ、前記円筒部の軸方向と鋭角を成して前方へ延出する釣糸係止部と、を備え
    前記小径部の外周面は、前側から後側に向けて漸次小径となる傾斜面を有することを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記円筒部は、前記大径部の後端部に連続する傾斜部を備えており、
    前記傾斜部の後端部に前記小径部が連続していることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 釣糸が巻回される釣糸巻回胴部の前側にフランジ部が設けられ、後側に円筒部が設けられたスプールを備え、ハンドルの回転操作に連動して回転するロータの釣糸案内部を介して、前記釣糸巻回胴部に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールであって、
    前記円筒部は、
    前記円筒部の前部に設けられた大径部と、
    前記円筒部の後部に設けられ、前記大径部よりも小径とされた小径部と、
    前記小径部の後端部に設けられ、前記円筒部の軸方向と鋭角を成して前方へ延出する釣糸係止部と、を備え、
    前記円筒部は、前記大径部の後端部に連続する傾斜部を備えており、
    前記傾斜部の後端部に前記小径部が連続していることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  4. 前記小径部の外周面は、前側から後側に向けて漸次小径となる傾斜面を有することを特徴とする請求項3に記載の魚釣用スピニングリール。
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