JP3180137U - スピニングリールのスプールカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】スピニングリールの糸巻胴部に巻装される釣り糸を釣竿のガイドに通した釣りができる状態のまま、スピニングリールに着脱できるスピニングカバーを提供する。
【解決手段】スプールカバー12を、スプール5の前方からスプール5に装着され、釣り糸6が糸巻胴部に巻装された状態のスプール5の全周および先端部位を外側から覆う有天状の筒部材13で構成し、前記筒部材13には、糸巻胴部に対応する溝部13bを筒部材後端から先端に向けて切り欠き形成することで、該溝部13bを釣竿側に引き出される釣り糸6が通るように構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚釣りに用いられるスピニングリールのスプールカバーの技術分野に関するものである。
一般に、魚釣りに用いられるリールのなかには、釣り糸(道糸、ライン、テグス)が巻装されるスプール自体が回転するのではなく、ロータの回転に伴うベールのガイドで、釣り糸を前後移動しているスプールに巻き取るように構成したスピニングリールがある。このようなスピニングリールにおいて、前記スプールは、一般的に、外周に釣り糸が巻装される筒状の糸巻胴部と、該糸巻胴部の後部に一体形成されるスカート部を備えて構成されていると共に、該スカート部は、糸巻胴部よりも大径筒状をしていてロータに遊嵌状に外嵌されている。
そして、スプールに釣り糸を巻装したスピニングリールを釣竿に取り付けた状態で移動することがあるが、この移動が例えば船である場合、釣竿は船の舷側に立てかけておくか舷側に取り付けたロッドホルダーに保持しておくことが一般的であり、このとき、波しぶきを浴びて海水がスプール内部に浸入するとドラグの動作不良等の原因となってしまうという問題がある。
そこで、釣り糸が巻装された状態のスプールを筒状のスプールカバーで外方から覆ってスプールを海水から保護するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−94755号公報
ところでスピニングリールは、釣りができる状態で釣竿に取り付けた場合、釣り糸は、糸巻胴部から引き出されベールを通って釣竿に設けたガイドに通した状態になっている。
しかしながら前記特許文献1のスプールカバーは、スプール筒状部の全周の全部を外方から覆うものであるため、糸巻胴部から引き出された釣り糸が邪魔になり、そこで釣り糸の全てを糸巻胴部内に収容した状態でスプールにスプールカバーを装着することになるが、この状態で釣り場に到着した場合、スプールカバーを外してから釣り糸をベール及び釣竿に設けたガイドに通すという作業が必要となって釣り始めるまでに時間がかかってしまい、絶好の時合いを逃してしまう惧れがある。
そこでスプールから繰出されている釣り糸をスプールカバーの後端で無理やり折曲した状態でカバーすることが考えられるが、その場合、釣竿側に繰出されている釣り糸が波を受ける等して何らかの負荷を受けて引っ張られることがあり、そうすると釣り糸がスプールカバーの後端から先端側に向けて引っ張ることになってスプールカバーが不用意に外れることがあるという問題があり、ここに本考案の解決すべき課題がある。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、外周に釣り糸が巻装される筒状の糸巻胴部と、該糸巻胴部の後端側に一体形成されるスカート部と、ハンドルの回転操作に基づいて回転するロータと、該ロータから突出し、ベールが取り付けられるロータアームとを有するスプールを保護するスピニングリールのスプールカバーであって、前記スプールカバーは、前記スプールの前方からスプールに装着され、スプールの全周および先端部位を外側から覆う有天状の筒部材で構成され、前記筒部材には、糸巻胴部に対応する溝部が、筒部材後端から先端に向けて切り欠き形成されていることを特徴とするスピニングリールのスプールカバーである。
請求項2の考案は、筒部材後端部位には、溝部を周回り方向に挟む状態で係止してスプールカバーの脱落防止をする係止部材が備えられていることを特徴とする請求項1記載のスピニングリールのスプールカバーである。
請求項3の考案は、係止部材は、ベールを越えてロータアームを架け渡すように構成されていることを特徴とする請求項2記載のスピニングリールのスプールカバーである。
請求項1の考案とすることで、釣竿のガイドに釣り糸を通した釣りができる状態のままスプールにスプールカバーを着脱することができる。
請求項2、3の考案とすることで、スプールカバーがスプールから脱落するのを更に防止することができる。
スプールカバーをスピニングリールに取り付けた状態を示す斜視図である。 (A)、(B)は、スプールカバーをスピニングリールに取り付ける状態を示す側面図である。 スプールカバーの斜視図である。
次に、本考案の実施の形態について図面に基づいて説明する。図面において、1はスピニングリールであって、該スピニングリール1は、リールボディ2、該リールボディ2に回転自在に支持されるハンドル3、該ハンドル3の回転操作に基づいて回転するロータ4、ハンドル3の回転操作に基づいて前後方向に移動する後述のスプール5、該スプール5への釣り糸6の巻取りをガイドするベール7、ロータ4から突出し、ベール7が取り付けられるロータアーム4a等の各種部材装置を備えており、さらに、ロータ4を回転せしめるロータ駆動機構(図示せず)、スプール5を前後移動せしめるオシレーティング機構(図示せず)、スプール5の釣り糸6繰出方向への回転に制動を与えるドラグ機構(図示せず)等を備えたものである。
前記スプール5は、スプール軸(図示せず)に軸回り方向の回転及び軸方向の移動が規制された状態で装着されていて、ハンドル3の回転操作に基づくスプール軸の前後移動に伴いスプール5も前後移動する構成になっているが、該スプール5は、スプール本体8、前フランジ部材9、ドラグ摘み10、後フランジ外径側部材11等の部材を備えて構成されている。
前記スプール本体8は、外周に釣り糸6が巻装される筒状の糸巻胴部8aと、該糸巻胴部8aの後端側に一体形成される糸巻胴部8aよりも大径筒状のスカート部8bとを有した二段筒形状のものであって、スカート部8bは、前記ロータ4に遊嵌状に外嵌されている。
なお、これらスピニングリール1の各構成については従来通りであり、その詳細な説明については省略する。
スプールカバー12は、前方(ドラグ摘み10側)からスプール5に装着され、スプール5の全周を外方から覆うと共にスプール先端のドラグ摘み10部位を覆う有天状(先端側底面があり、後端側底面がない状態)の筒部材13で構成されている。そして該筒部材13には、糸巻胴部8a先端からスカート部8b後端までの長さと略同一の長さの溝部13bが、後端13aから切り欠き形成されていて、糸巻胴部8aに巻装された釣り糸6がベール7へ引き出されて釣竿のガイド(図示せず)を通した状態であっても、スプールカバー12の着脱ができるように構成されている。
さらに、筒部材13の後端(ハンドル3側端)13aには、前記溝部13bを周周り方向に挟む状態で係止してスプールカバー12の脱落防止する一対の面ファスナー(本考案の「係止部材」に相当する。)雄部、雌部14、14aが備えられている。
ここで、前記スプールカバー12をスプール5に装着する方法について説明する。
まず、糸巻胴部8aに巻装される釣り糸6が釣竿側に引き出されている場合、面ファスナー14、14aを外した状態で該引き出されている引き出し端部位にスプールカバー12の溝部13bが位置するようにスプールカバー12の向きを合わせる。そして、スプールカバー12をドラグ摘み10の前方からスプール5全体を覆うようにスライド移動させて被せていく。このとき、前記溝部13b内を前記釣り糸6の引き出し部が通るようにスライドさせていく。そして、スプールカバー12がスカート部8bの後端まで至ったところでスライド移動をやめ、面ファスナー雄部14を、ロータアーム4aに架け渡すようにして面ファスナー雌部14aに貼着させることで、スプールカバー12をスプール5に装着する。この装着状態において、スプールカバー12は、釣り糸6が巻装される糸巻胴部8aだけでなく、スカート部8bまでのスプール本体8全体を覆うものであるため、水の浸入を効果的に防ぐことができるように構成されている。
一方、スプール5に装着されているスプールカバー12を取り外す場合には、上記手順と逆に、まず面ファスナー雄部14を面ファスナー雌部14aから剥がし、スプールカバー12を前方へスライド移動させることになる。
そして、スプールカバー12の装着、取り外し何れの場合においても、釣り糸6が釣竿に通された状態で作業を行うことができるように設定されている。
叙述のごとく構成された本考案の実施の形態において、スプールカバー12は、スプール先端に設けられるドラグ摘み10の前方からスプール5に装着され、スプール5の全周とドラグ摘み10部位をも外側から覆う有天状の筒部材13で構成され、前記筒部材13には、糸巻胴部8aに対応する溝部13bが、筒部材13後端から先端に向けて切り欠き形成されている。そしてこのように構成することで、糸巻胴部8aに巻装された釣り糸6がベール7へ引き出されて釣竿のガイド(図示せず)を通した釣りができる状態のままスプールカバー12を装着した場合、釣り糸6が溝部13bを自然な状態で通ることになるため、釣り糸に何らかの負荷がかかってもスプールカバー12を引っ張って外してしまうほどの負荷にはならず、スプールカバー12が不用意に外れてしまうといった不具合を防ぐことができる。しかも、本実施の形態のスプールカバー12は、脱落防止のための面ファスナー14、14aを備えているが、該面ファスナー14、14aをロータアーム4aを架け渡した状態で貼着させることでスプール5に装着されているため、スプールカバー12の脱落を確実に防ぐことができる。
また、前記釣りができる状態でスプールカバー12の着脱ができるため、スプールカバー12を装着した状態で釣り場に到着した場合、スプールカバー12をスプール5から取り外す作業だけで即座に釣りを始めることができることになって、ガイドに釣り糸を通すような手間及び時間を省略することができて、ストレスがなく快適に釣りをすることができる。
さらに、筒部材13の後端部位には、溝部13bを周回り方向に挟む状態係止する一対の係止部材(面ファスナー)14、14aを備えることで、スプールカバー12がスプール5から脱落するのを確実に防止することができ、船の揺れや衝撃等によってスプールカバー12が外れて紛失してしまったり、スプール5に水が浸入してしまうといった不具合を防ぐことができる。
本考案は、魚釣りに用いられるスピニングリールのスプールを覆うスプールカバーの技術分野に利用することができる。
1 スピニングリール
4a ロータアーム
5 スプール
6 釣り糸
8a 糸巻胴部
8b スカート部
10 ドラグ摘み
12 スプールカバー
13 筒部材
14 面ファスナー雄部
14a 面ファスナー雌部

Claims (3)

  1. 外周に釣り糸が巻装される筒状の糸巻胴部と、該糸巻胴部の後端側に一体形成されるスカート部と、ハンドルの回転操作に基づいて回転するロータと、該ロータから突出し、ベールが取り付けられるロータアームとを有するスプールを保護するスピニングリールのスプールカバーであって、
    前記スプールカバーは、前記スプールの前方からスプールに装着され、スプールの全周および先端部位を外側から覆う有天状の筒部材で構成され、
    前記筒部材には、糸巻胴部に対応する溝部が、筒部材後端から先端に向けて切り欠き形成されていることを特徴とするスピニングリールのスプールカバー。
  2. 筒部材後端部位には、溝部を周回り方向に挟む状態で係止してスプールカバーの脱落防止をする係止部材が備えられていることを特徴とする請求項1記載のスピニングリールのスプールカバー。
  3. 係止部材は、ベールを越えてロータアームを架け渡すように構成されていることを特徴とする請求項2記載のスピニングリールのスプールカバー。
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