JP6399591B2 - ロボットアーム機構及びステッピングモータ制御装置 - Google Patents

ロボットアーム機構及びステッピングモータ制御装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態はロボットアーム機構及びステッピングモータ制御装置に関する。
ステッピングモータは、例えばサーボモータとしてロボット等に広く使用されている。ステッピングモータは、過負荷がかかったり、急な速度変化が発生すると脱調する。脱調は、ステッピングモータに入力したパルス信号と実際のモータ回転との間の同期が失われる現象である。脱調が発生すると、ステッピングモータは目標の位置まで回転されない。そのため、まず脱調の発生を検出する必要がある。脱調を検出する方法には、ステッピングモータにエンコーダを設置し、ステッピングモータをフィードバック制御する方法がある。この方法によると、エンコーダの出力に基づいて、ステッピングモータの現在位置を特定することができるため、目標位置と現在位置との間の不一致を脱調として検出することができる。一般的に、ステッピングモータの脱調が検出されると、直後にステッピングモータを停止する制御が行われる。しかしながら、例えば、脱調の要因がすぐに除去できるような場合においては、脱調が発生しても、ステッピングモータを停止させずに、そのまま制御を継続させた方が良い場合がある。
目的は、脱調検出後、ステッピングモータを好適に動作させることのできる制御を提供することにある。
本実施形態に係るロボットアーム機構は、関節部を有するロボットアームと、前記関節部を作動させる動力を発生するステッピングモータと、前記ステッピングモータを、目標角度に従って駆動するモータドライバと、前記ステッピングモータのドライブシャフトが所定の角度を回転する毎にエンコーダパルスを出力するエンコーダと、前記エンコーダパルスに基づいて特定された前記ステッピングモータの現在角度と前記目標角度とに基づいて、前記ステッピングモータの脱調を検出する脱調検出部と、を具備し、前記モータドライバは、前記脱調が検出されてから所定の猶予時間が経過するまでに、前記脱調が回復されなかったとき、前記猶予時間の経過の時点で前記ステッピングモータの駆動を停止する。
図1は、本実施形態に係るロボットアーム機構の外観斜視図である。 図2は、図1のロボットアーム機構の内部構造を示す斜視図である。 図3は、図1のロボットアーム機構の内部構造を断面方向から見た図である。 図4は、本実施形態に係るロボットアーム機構の構成の一例を示すブロック構成図である。 図5は、本実施形態に係るロボットアーム機構の駆動部の動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、本実施形態の変形例1に係るロボットアーム機構の駆動部の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、本実施形態の変形例2に係るロボットアーム機構の駆動部の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボットアーム機構を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係るロボットアーム機構の外観斜視図である。図2、図3は図1のロボットアーム機構の内部構造を示している。ロボットアーム機構は、略円筒形状の基部1と基部1に接続するアーム部2とを有する。アーム部2の先端にはエンドエフェクタと呼ばれる手先効果器3が取り付けられる。図1では手先効果器3として対象物を把持可能なハンド部を図示している。手先効果器3としてはハンド部に限定されず、他のツール、またはカメラ、ディスプレイであってもよい。アーム部2の先端には任意の種類の手先効果器3に交換することができるアダプタが設けられていてもよい。
アーム部2は、複数、ここでは6つの関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6を有する。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基部1から順番に配設される。一般的に、第1、第2、第3軸RA1,RA2,RA3は根元3軸と呼ばれ、第4、第5、第6軸RA4,RA5,RA6はハンド部3の姿勢を変化させる手首3軸と呼ばれる。根元3軸を構成する関節部J1,J2,J3の少なくとも一つは直動関節である。ここでは第3関節部J3が直動関節、特に伸縮距離の比較的長い関節部として構成される。第1関節部J1は台座面に対して例えば垂直に支持される第1回転軸RA1を中心としたねじり関節である。第2関節部J2は第1回転軸RA1に対して垂直に配置される第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節である。第3関節部J3は、第2回転軸RA2に対して垂直に配置される第3軸(移動軸)RA3を中心として直線的に伸縮する関節である。第4関節部J4は、第3移動軸RA3に一致する第4回転軸RA4を中心としたねじり関節であり、第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を中心とした曲げ関節である。第6関節部J6は第4回転軸RA4に対して直交し、第5回転軸RA5に対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした曲げ関節である。
第1関節部J1のねじり回転によりアーム部2がハンド部3とともに旋回する。図3に示すように、ステッピングモータ31aは第1関節部J1の近傍に設けられる。ステッピングモータ31aが回転するとき、ステッピングモータ31aのドライブシャフトの動力は、図示しないギア等を介して第1関節部J1に伝達される。それにより、第1関節部J1が回転され、アーム部2がハンド部3とともに旋回する。
第2関節部J2の曲げ回転によりアーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に起伏動をする。図3に示すように、ステッピングモータ32aは第2関節部J2の近傍に設けられる。ステッピングモータ32aが回転するとき、ステッピングモータ32aのドライブシャフトの動力は、例えば、直接第2関節部J2に伝達される。それにより、アーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に起伏動をする。基部1を成すアーム支持体(第1支持体)11aは、第1関節部J1の第1回転軸RA1を中心に形成される円筒形状の中空構造を有する。第1関節部J1は図示しない固定台に取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1支持体11aはアーム部2の旋回とともに軸回転する。なお、第1支持体11aが接地面に固定されていてもよい。その場合、第1支持体11aとは独立してアーム部2が旋回する構造に設けられる。第1支持体11aの上部には第2支持部11bが接続される。
第2支持部11bは第1支持部11aに連続する中空構造を有する。第2支持部11bの一端は第1関節部J1の回転部に取り付けられる。第2支持部11bの他端は開放され、第3支持部11cが第2関節部J2の第2回転軸RA2において回動自在に嵌め込まれる。第3支持部11cは第1支持部11a及び第2支持部に連通する鱗状の中空構造を有する。第3支持部11cは、第2関節部J2の曲げ回転に伴ってその後部が第2支持部11bに収容され、また送出される。アーム部2の直動関節部を構成する第3関節部J3の後部はその収縮により第1支持部11aと第2支持部11bの連続する中空構造の内部に収納される。
第1関節部J1は円環形状の固定部と回転部とからなり、固定部において台座に固定される。回転部には第1支持部11aと第2支持部11bとが取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1、第2、第3支持体11a、11b、11cが第1回転軸RA1を中心としてアーム部2とハンド部3と共に旋回する。
第3支持部11cはその後端下部において第2支持部11bの開放端下部に対して第2回転軸RA2を中心として回動自在に嵌め込まれる。それにより第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節部としての第2関節部J2が構成される。第2関節部J2が回動すると、アーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に垂直方向に回動、つまり起伏動作をする。第2関節部J2の第2回転軸RA2は、ねじり関節部としての第1関節部J1の第1回転軸RA1に垂直に設けられる。
上記の通り関節部としての第3関節部J3はアーム部2の主要構成物を構成する。アーム部2の先端に上述のハンド部3が設けられる。第1乃至第6関節部J1−J6の回転、曲げ、伸縮によりハンド部3の2指ハンド16を任意の位置・姿勢に配置することが可能である。特に第3関節部J3の直動伸縮距離の長さは、基部1の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にハンド部3で作用することを可能にする。
第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮アーム機構により実現される直動伸縮距離の長さが特徴的である。直動伸縮距離の長さは、図2、図3に示す構造により達成される。直動伸縮アーム機構は第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とを有する。アーム部2が水平に配置される基準姿勢では、第1連結コマ列21は第2連結コマ列20の下部に位置し、第2連結コマ列20は第1連結コマ列21の上部に位置する。
第1連結コマ列21は、同一の断面コ字形状を有し、ピンにより背面箇所において列状に連結される複数の第1連結コマ23からなる。第1連結コマ23の断面形状及びピンによる連結位置により第1連結コマ列21はその背面方向BDに屈曲可能であるが逆に表面方向FDには屈曲不可な性質を備える。第2連結コマ列20は、第1連結コマ23と略等価な幅を有する略平板形状を有し、背面方向と表面方向とともに屈曲可能な状態でピンにより列状に連結される複数の第2連結コマ22からなる。第1連結コマ列21は第2連結コマ列20と先端部おいて結合コマ26により結合される。結合コマ26は、第1連結コマ23と第2連結コマ22とが一体的になった形状を有している。結合コマ26が始端となって、第3支持部11cから第2連結コマ列20が第1連結コマ列21とともに送り出されるときには、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは互いに接合される。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは先端部おいて結合コマ26により結合され、それぞれ後部において第3支持体11cの内部で堅持され引き抜き防止されることにより接合状態が保持される。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とが接合状態が保持されたとき、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20の屈曲は制限され、それにより第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とにより一定の剛性を備えた柱状体が構成される。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とが互いに離反するとき、屈曲制限が解除され、それぞれが屈曲可能状態に復帰する。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは第3支持体11cの開口付近で接合され、送り出される。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは第3支持体11cの内部で離反され、それぞれが屈曲可能状態となる。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは個々に屈曲され、第1支持体11aの内部に別対として収容される。
図2に示すように第2連結コマ22の内側には個々にリニアギア22aが形成されている。リニアギア22aは第2連結コマ22が直線状になったときに連結され、連続的なリニアギアを構成する。図3に示すように第2連結コマ22は第3支持体11c内でローラR1とドライブギア24aとの間に挟まれる。リニアギア22aはドライブギア24aに噛み合わされる。図3に示すように、ステッピングモータ33aは第2関節部J2の近傍に設けられる。ステッピングモータ33aが回転するとき、ステッピングモータ33aのドライブシャフトの動力は、ドライブギア24aに伝達される。ステッピングモータ33aによりドライブギア24aが順回転することにより第2連結コマ列20は第1連結コマ列21とともに第3支持体11cから送り出される。その際、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは第3支持体11cの開口付近に設けられた一対の上下ローラR2,R4に挟まれ、相互に押圧され、接合された状態で第3移動軸RA3に沿って直線的に送り出される。ステッピングモータ33aによりドライブギア24aが逆回転することにより第2連結コマ列20と第1連結コマ列21とは第3支持体11cの内部であって上下ローラR2,R4の後方において接合状態を解除され、互いに離反される。離反された第2連結コマ列20と第1連結コマ列21とはそれぞれ屈曲可能な状態になり、第2、第3支持体11b、11cの内部に設けられたガイドレールにガイドされて第1回転軸RA1に沿う方向に屈曲され、第1支持体11aの内部に収容される。
ハンド部3は、図1に示すようにアーム部2の先に装備されている。ハンド部3は、第1、第2、第3関節部J1.J2.J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4、J5、J6により任意姿勢に配置される。ハンド部3は、開閉される2つの指部16a、16bを有している。第4関節部J4は、アーム部2の伸縮方向に沿ったアーム部2の中心軸、つまり第3関節部J3の移動軸RA3に典型的には一致する第4回転軸RA4を有するねじり関節である。第4関節部J4が回転すると、第4関節部J4から先端にかけてハンド部3が第4回転軸RA4を中心に回転する。図3に示すように、ステッピングモータ34aは第4関節部J4の近傍に設けられる。ステッピングモータ34aが回転するとき、ステッピングモータ34aのドライブシャフトの動力は、例えば、直接第4関節部J4に伝達される。それにより、第4関節部J4から先端にかけてハンド部3が第4関節部J4の第4回転軸RA4を中心に回転する。
第5関節部J5は、第4関節部J4の移動軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を有する曲げ関節部である。第5関節部が回転すると、第5関節部J5から先端にかけてハンド部16とともに上下に回動する。図3に示すように、ステッピングモータ35aは第5関節部J5の近傍に設けられる。ステッピングモータ35aが回転するとき、ステッピングモータ35aのドライブシャフトの動力は、図示しないギア等を介して第5関節部J5に伝達される。それにより、第5関節部J5から先端にかけてハンド部16が上下に回動する。
第6関節部J6は、第4関節部J4の第4回転軸RA4に直交し、第5関節部J5の第5回転軸RA5に垂直な第6回転軸RA6を有する曲げ関節である。第6関節部J6が回転するとハンド16が左右に旋回する。図3に示すように、ステッピングモータ36aは第6関節部J6の近傍に設けられる。ステッピングモータ36aが回転するとき、ステッピングモータ36aのドライブシャフトの動力は、図示しないギア等を介して第6関節部J6に伝達される。それにより、ハンド部16が左右に旋回する。
図4は、本実施形態に係るロボットアーム機構の構成の一例を示すブロック構成図である。なお、本実施形態に係るロボットアーム機構には、ステッピングモータ31a、32a、33a、34a、35a、36aをそれぞれ有するモータ駆動部31−36がそれぞれ関節部J1−J6に設けられる。ここでは、モータ駆動部31のみ説明する。他のモータ駆動部32−36の構成および動作は、モータ駆動部31のそれらと同一であるので、それらの説明は、ここでは省略する。ロボットアーム機構は、システム制御部41と、電源供給部42と、モータ制御部43と、入力部44と、設定部45と、モータ駆動部31とを有する。モータ制御部43とモータ駆動部31とはステッピングモータ制御装置を構成する。ステッピングモータ制御装置は、独立した装置として、ステッピングモータを使用する他の装置、機構に対して適用することができる。
システム制御部41は、CPU(Central Processing Unit)と半導体メモリ等を有する。システム制御部41は、入力部44を介して、ロボットアーム機構に入力された指示情報を、一時的に半導体メモリに記憶する。システム制御部41は、入力された指示情報に基づいてロボットアーム機構の各部を統括して制御する。
電源供給部42は、ロボットアーム機構に搭載されたバッテリ(図示せず)または外部の商用電源から、モータドライバ31bに供給するための電力を発生する。
モータ制御部43は、モータドライバ31bを総括して制御する。具体的には、モータ制御部43は、後述の設定部45で設定された条件に応じた信号をモータドライバ31bおよび脱調検出部31eのうち少なくとも一方に対して出力する。具体的には、モータ制御部43は、後述の駆動条件設定部452で設定されたパルス条件に関するパルス制御信号をモータドライバ31bに対して出力する。モータ制御部43は、後述の駆動条件設定部452で設定された最大駆動電流値に関する電流制御信号をモータドライバ31bに対して出力する。また、モータ制御部43は、後述の猶予時間設定部451で設定された猶予時間に関するデータをモータドライバ31bに対して出力する。
入力部44は、ロボットアーム機構に対して、ユーザが指示情報を入力するための入力インターフェースとして機能する。入力部44は、図示しない操作装置を接続する。例えば、操作装置は、関節部を指定するためのスイッチ、関節部を回転または直動させる動作速度、動作方向および動作量とを指定するためのジョイスティック等を備える。また、操作装置は、後述のパルス条件、駆動電流値および猶予時間等の設定のための入力装置としても使用される。ユーザにより操作装置が操作されることで、各関節部の移動指示情報および各種条件の設定情報が入力される。ロボットアーム機構は、移動指示情報に従って動作する。操作装置を構成するこれらの入力デバイスは、他のデバイス、例えば、マウス、キーボード、トラックボールおよびタッチパネル等で代替が可能である。
設定部45は、猶予時間設定部451と駆動条件設定部452とを有する。
駆動条件設定部452は、ステッピングモータ31aの駆動条件を設定する。なお、駆動条件設定部452は、複数のステッピングモータ31a−36a各々の駆動条件を個別に設定することができる。駆動条件には、パルス条件と最大許容電流値等とが含まれる。パルス条件は、モータドライバ31bからステッピングモータ31aに入力されるパルスの条件を示し、パルス数とパルス周期等が含まれる。パルス数は、ステッピングモータ31aの回転角度に関連する。例えば、駆動条件設定部452は、入力部44を介して入力された関節部J1の回転量に基づいて、対応するステッピングモータ31aの目標角度を設定する。そして、設定した目標角度とステッピングモータ31aの基本ステップ角度とに基づいてパルス数を決定する。パルス周期は、ステッピングモータ31aの回転速度に関連する。駆動条件設定部452は、入力部44を介して入力された動作速度で関節部J1が回転するためのパルス周期を設定する。最大許容電流値は、モータドライバ31bがステッピングモータ31aを駆動するための駆動電流値として許容する最大値である。駆動条件設定部452は、関節部J1に関するダイナミクスモデルデータを用い、ロボットアーム機構の関節部J1に連結されるアームの重心位置、質量、アーム長、慣性テンソル、関節部J1の位置(角度)、速度、加速度等から、関節部J1に発生するトルクを解析する。なお、ダイナミクスモデルデータは、モータの動特性に関するモデルのデータを指す。そして、解析したトルクに基づいて、最大許容電流値を決定する。このように、予め解析したトルクに基づいて、ステッピングモータ31aに供給する駆動電流値の最大値を決定することで、ステッピングモータ31aの消費電力および発熱量を抑えることができる。なお、駆動条件設定部452は、入力部44を介して入力されたトルクを発生させるための駆動電流値を設定してもよい。
猶予時間設定部451は、入力部44を介したユーザ指示に従って、猶予時間を設定する。猶予時間は、ステッピングモータ31aの脱調が検出されてから、モータドライバ31bがステッピングモータ31aの駆動の停止を猶予する時間を指す。したがって、ユーザからステッピングモータ31aの停止指示がない限り、脱調が検出されてから猶予時間が経過するまでは、ステッピングモータ31aの停止は猶予される。
モータ駆動部31は、ステッピングモータ31aと、モータドライバ31bと、エンコーダ31cと、エンコーダパルスカウンタ31dと、脱調検出部31eとを有する。モータ駆動部31は、対応する関節部J1の近傍に設けられる。
モータドライバ31bは、ステッピングモータ31aの駆動および停止を制御する。具体的には、モータドライバ31bは、電源供給部42から供給された電力を用いて、ステッピングモータ31aを駆動するための駆動電流を発生する。このとき、モータドライバ31aにより発生される駆動電流は、最大許容電流値以下の電流値を有する。モータドライバ31aは、関節部J1の回転速度と最適な駆動電流との関係を示すデータを保持し、関節部J1の回転速度に応じた駆動電流を発生する。なお、駆動電流を入力部44を介してユーザに指示されたトルクに応じて設定されてもよい。
モータドライバ31bは、モータ制御部43からのパルス制御信号に応じたパルス(以下、ステッピングパルスと称する。)を発生する。ステッピングモータ31aは、モータドライバ31bにより発生されたステッピングパルスに従って回転する。ステッピングモータ31aが回転されることにより、ステッピングモータ31aに直接またはベルトおよびギア等を介して間接的に接続された関節部J1が駆動される。
モータドライバ31bは、脱調検出部31eからの脱調判定信号に基づいて、脱調の発生および回復のタイミングを特定する。モータドライバ31bは、脱調検出部31eによりステッピングモータ31aの脱調が検出されてから猶予時間が経過するまでに、脱調が回復されなかったとき、猶予時間の経過の時点でステッピングパルスの発生と駆動電流との一方または両方を停止する。ここでは、ステッピングパルスの停止を例として説明する。これにより、ステッピングモータ31aの駆動が停止される。
モータドライバ31bは、パルス制御信号に基づいて、単位時間あたりの目標角度を特定する。単位時間あたりの目標角度に関するデータは、脱調検出部31eに対して出力される。ここでの単位時間とは、例えば、モータ駆動部31の制御周期に相当する。なお、モータドライバ31bの制御周期は、モータ制御部43の制御周期よりも短い。このような場合、モータ駆動部31の各構成要素は、モータドライバ31bの制御下で動作することで、モータ制御部43の制御下で動作する場合に比べて、より高速な動作が可能である。
エンコーダ31cは、ステッピングモータ31aのドライブシャフトに連結される。エンコーダ31cは、ステッピングモータ31aのドライブシャフトに接続されたディスクが所定の角度を回転する毎に、エンコーダパルスを発生する。例えば、120個のスリットがディスクの周回方向に等間隔に設けられている場合、エンコーダパルスはステッピングモータ31aが3度回転する毎に出力される。エンコーダパルスは、エンコーダパルスカウンタ31dに対して出力される。
エンコーダパルスカウンタ31dは、入力されたエンコーダパルスのパルス数をカウントする。エンコーダパルスのカウント情報は、モータドライバ31bと脱調検出部31eとに対して出力される。
脱調検出部31eは、ステッピングモータ31aの脱調の発生を検出する。具体的には、脱調検出部31eは、カウント情報からステッピングモータ31aの現在の回転角度(以下、現在角度と称する。)を特定する。また、脱調検出部31eは、モータドライバ31bからの出力に基づいて、ステッピングモータ31aの目標角度を特定する。脱調検出部31eは、現在角度と目標角度とが一致していないとき、ステッピングモータ31aの脱調を検出する。脱調検出部31eは、脱調の発生の有無を通知する脱調判定信号をモータドライバ31bに対して出力する。
図5は、本実施形態に係るロボットアーム機構の駆動部31の動作を説明するためのフローチャートである。モータ制御部43からのパルス制御信号は、各関節部の移動指示が入力される毎にモータドライバ31bに繰り返し入力される。図5に示すフローチャートでは、一パルス制御信号が入力されたときの駆動部31の動作を説明する。
(ステップS11)目標角度と最大許容電流値の入力
モータ制御部43からパルス制御信号と電流制御信号とがモータドライバ31bに入力される。
(ステップS12)ステッピングモータ31aを駆動
モータドライバ31bにより、パルス制御信号に応じたステッピングパルスと電流制御信号に応じた駆動電流とが発生される。発生された駆動電流によりステッピングモータ31aが駆動し、ステッピングパルスによりステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS13)ステッピングモータ31aの脱調の発生を検出
脱調検出部31eにより、ステッピングモータ31aの脱調の発生が検出される。脱調の発生が検出されたとき、処理がステップS14に移行される。一方、脱調の発生が検出されない場合は、処理ステップS12に戻る。つまり、脱調が検出されない限り、モータドライバ31bは、通常のステッピングモータ31aの制御を行い、ステッピングモータ31aの回転角度が目標角度に到達するまで、ステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS14)猶予時間内に脱調から回復したかの判定
モータドライバ31bにより、最初に脱調が検出されてからの経過時間が計測される。脱調が検出されてからの経過時間が猶予時間T1未満のときは、処理がステップS12に戻る。一方、脱調が検出されてから猶予時間T1が経過するまでに、脱調が回復しないとき、猶予時間T1になったのを契機に処理がステップS15に移行される。
(ステップS15)ステッピングモータ31aを停止
モータドライバ31bにより、ステッピングパルスの発生が停止される。これにより、ステッピングモータ31aの駆動が停止される。
本実施形態に係るロボットアーム機構によれば、以下のような効果を得ることができる。本実施形態に係るモータドライバ31bは、ステッピングモータ31aの脱調が検出された後に、すぐにステッピングモータ31aの駆動を停止させずに、猶予時間T1が経過するまでは、ステッピングモータ31aの駆動の停止を猶予する。そして、脱調が検出されてから猶予時間T1が経過するまでに脱調が回復した場合は、ステッピングモータ31aの駆動の停止は回避される。したがって、すぐに脱調を回復できるような場合において、本実施形態に係るロボットアーム機構は、その脱調が回復されるまでを、設定した猶予時間待つことができる。したがって、本実施形態に係るロボットアーム機構は、脱調検出後であっても、不必要なステッピングモータ31aの駆動の停止を少なくすることができる。言い換えると、本実施形態に係るロボットアーム機構は、高い操作性をユーザに提供することができ、これにより、ユーザは、時間効率良くロボットアーム機構を操作することができる。
(変形例1)
変形例1に係るロボットアーム機構と本実施形態に係るロボットアーム機構との間の差異は、変形例1に係るロボットアーム機構の入力部44に接続されている操作装置が再開スイッチを装備している点にある。再開スイッチは、一般的なメイン電源のON/OFFを伴うリセットボタンや再起動ボタンと異なる。一方、再開スイッチは、メイン電源のON/OFFを伴うことなく、一旦停止したステッピングパルスの発生および駆動電流の供給を強制的に再開させるためのスイッチである。
図6は、本実施形態の変形例1に係るロボットアーム機構の駆動部31の動作を説明するためのフローチャートである。図6は、図5の説明と同様に、一パルス制御信号が入力されたときの駆動部31の動作を説明する。
(ステップS21)目標角度と最大許容電流値の入力
モータ制御部43からパルス制御信号と電流制御信号とがモータドライバ31bに入力される。
(ステップS22)ステッピングモータ31aを駆動
モータドライバ31bにより、パルス制御信号に応じたステッピングパルスと電流制御信号に応じた駆動電流とが発生される。発生された駆動電流によりステッピングモータ31aが駆動し、ステッピングパルスによりステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS23)ステッピングモータ31aの脱調の発生を検出
脱調検出部31eにより、ステッピングモータ31aの脱調の発生が検出される。脱調の発生が検出されたとき、処理がステップS14に移行される。一方、脱調の発生が検出されない場合は、処理ステップS22に戻る。つまり、脱調が検出されない限り、モータドライバ31bは、通常のステッピングモータ31aの制御を行い、ステッピングモータ31aの回転角度が目標角度に到達するまで、ステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS24)猶予時間内に脱調から回復したかの判定
モータドライバ31bにより、最初に脱調が検出されてからの経過時間が計測される。脱調が検出されてからの経過時間が猶予時間T1未満のときは、処理がステップS22に戻る。一方、脱調が検出されてから猶予時間T1が経過するまでに、脱調が回復しないとき、猶予時間T1になったのを契機に処理がステップS25に移行される。
(ステップS25)ステッピングモータ31aを停止
モータドライバ31bにより、ステッピングパルスの発生が停止される。これにより、ステッピングモータ31aの駆動が停止される。
(ステップS26)再開スイッチの操作の有無の判定
ステッピングモータ31aの駆動が停止後、再開スイッチが押された場合、ステップS21から処理が再開される。なお、ステッピングモータ31aの駆動停止後の経過時間によらず、メイン電源がOFFにされない限り再開スイッチは常に有効である。ただし、再開スイッチを一時的に無効にするために、再開スイッチの有効/無効とを切り替えるスイッチ等が設けられてもよい。これにより、脱調要因を除去するために、操作者がロボットアーム機構に近づいた際に、第3者が誤って再開スイッチを押し、ロボットアーム機構の動作に操作者が巻き込まれるのを防ぐことができる。
本実施形態の変形例1に係るロボットアーム機構によれば、以下のような効果を得ることができる。変形例1に係るロボットアーム機構は、再開スイッチを有する。モータドライバ31bは、再開スイッチが押されたのを契機に、動作途中で停止したステッピングモータ31aの駆動を停止直前の状態から強制的に再開させることができる。ユーザは、ステッピングモータ31aが停止してから、脱調要因を除去するための作業を行い、再開スイッチを押すだけで、停止した状態からロボットアーム機構の操作を継続することができる。したがって、本実施形態の変形例1に係るロボットアーム機構は、高いロボット操作性をユーザに提供することができる。
(変形例2)
変形例2に係るロボットアーム機構と本実施形態に係るロボットアーム機構との間の差異は、変形例2に係るロボットアーム機構は、脱調が検出されたときにその要因を特定し、脱調要因に応じてステッピングモータ31aの駆動条件を変更することができる点にある。
図7は、本実施形態の変形例2に係るロボットアーム機構の駆動部31の動作を説明するためのフローチャートである。図7は、図5の説明と同様に、一パルス制御信号が入力されたときの駆動部31の動作を説明する。
(ステップS31)目標角度と最大許容電流値の入力
モータ制御部43からパルス制御信号と電流制御信号とがモータドライバ31bに入力される。
(ステップS32)ステッピングモータ31aを駆動
モータドライバ31bにより、パルス制御信号に応じたステッピングパルスと電流制御信号に応じた駆動電流とが発生される。発生された駆動電流によりステッピングモータ31aが駆動し、ステッピングパルスによりステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS33)ステッピングモータ31aの脱調の発生を検出
脱調検出部31eにより、ステッピングモータ31aの脱調の発生が検出される。脱調の発生が検出されたとき、処理がステップS34に移行される。一方、脱調の発生が検出されない場合は、処理ステップS32に戻る。つまり、脱調が検出されない限り、モータドライバ31bは、通常のステッピングモータ31aの制御を行い、ステッピングモータ31aの回転角度が目標角度に到達するまで、ステッピングモータ31aが回転される。
(ステップS34)脱調要因を特定
モータドライバ31bにより、脱調要因が特定される。脱調要因には、内的要因と外的要因とがある。内的要因には、ステッピングモータ31aのトルクが不足しているために、モータの回転がステッピングパルスに追従できない現象が含まれる。外的要因には、人または物にアーム部が接触し、予定した動作ができていない現象が含まれる。モータドライバ31bは、図示しない接触センサーからの出力に基づいて脱調要因を特定する。具体的には、モータドライバ31bは、脱調検出部31eにより脱調が検出されたタイミングの接触センサーの出力の変化値が閾値を超えるたとき、当該脱調の要因を外的要因と特定する。また、モータドライバ31bは、脱調検出部31eにより脱調が検出されたタイミングの接触センサーの出力の変化値が閾値未満のとき、当該脱調の要因を内的要因と特定する。
(ステップS35)脱調要因に応じて駆動条件を変更
モータドライバ31bにより、脱調要因に応じて、ステッピングモータ31aの駆動電流値が変更される。例えば、脱調要因が外的要因である場合、モータドライバ31bは駆動電流値を下げる。一方、脱調要因が内的要因である場合、モータドライバ31bは駆動電流値を上げる。なお、脱調要因が外的要因である場合、モータドライバ31bは駆動電流値を維持してもよい。また、モータドライバ31bは、駆動電流の変更とともに、猶予時間T1も変更してもよい。
(ステップS36)猶予時間内に脱調から回復したかの判定
モータドライバ31bにより、最初に脱調が検出されてからの経過時間が計測される。脱調が検出されてからの経過時間が猶予時間T1未満のときは、処理がステップS32に戻る。一方、脱調が検出されてから猶予時間T1が経過するまでに、脱調が回復しないとき、猶予時間T1になったのを契機に処理がステップS37に移行される。なお、猶予時間T1は、モータドライバ31bにより変更されている場合もある。
(ステップS37)ステッピングモータ31aを停止
モータドライバ31bにより、ステッピングパルスの発生が停止される。これにより、ステッピングモータ31aの駆動が停止される。
本実施形態の変形例2に係るロボットアーム機構によれば、以下のような効果を得ることができる。変形例2に係るロボットアーム機構のモータドライバ31bは、ステッピングモータ31aの脱調が検出された後、脱調要因に応じてステッピングモータ31aの駆動条件を変更することができる。例えば、内的要因による脱調は、ステッピングモータ31aのトルクが不足することにより発生される。このような場合、モータドライバ31bは、ステッピングモータ31aの駆動電流値を上げる制御を行う。これにより、ステッピングモータ31aのトルクが大きくなり、内的要因による脱調を回復できる可能性がある。また、脱調要因が外的要因(人や他の干渉物との衝突等)の場合、モータドライバ31bは、駆動電流値を下げる制御を行う。これにより、ステッピングモータ31aのトルクが小さくなり、ロボットアーム機構の故障、人の怪我、物の破損等を防ぎ、安全を確保することができる。
また、モータドライバ31bは、駆動電流値の変更と共に、猶予時間を変更する制御を行ってもよい。例えば、脱調要因が外的要因の場合、モータドライバ31bは、猶予時間を短くする制御をすることで、ステッピングモータ31aの停止までの猶予時間を短くでき、ロボットアーム機構の故障、人の怪我、物の破損等を防ぐことができる。一方で、猶予時間を長くする制御を行うことで、ステッピングモータ31aの脱調からの回復するための時間を長くでき、ステッピングモータ31aの不必要に停止を少なくすることができる。つまり、脱調の検出後、モータドライバ31aが猶予時間を短くするか、または長くするかは、ロボットアーム機構の使用場面、用途等に応じて異なる。脱調後に変更する駆動条件及びそのパラメータは、ユーザ指示に従って適宜変更が可能である。例えば、ユーザは、ロボットアーム機構の使用用途および場面を選択することで、択一的に変更する駆動条件等が決定されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…基部、2…アーム部、3…手先効果器、J1,J2,J4,J5,J6…回転関節部、J3…直動関節部、11a…第1支持体、11b…第2支持体、11c…第3支持体、20…第2連結コマ列、21…第1連結コマ列、22…第2連結コマ、23…第1連結コマ、26…結合コマ、31…モータ駆動部、31a…ステッピングモータ、31b…モータドライバ、31c…エンコーダ、31d…エンコーダパルスカウンタ、31e…脱調検出部、41…システム制御部、42…電源供給部、43…モータ制御部、44…入力部、45…設定部、451…猶予時間設定部、452…駆動条件設定部

Claims (10)

  1. 関節部を有するロボットアームと、
    前記関節部を作動させる動力を発生するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを、目標角度に従って駆動するモータドライバと、
    前記ステッピングモータのドライブシャフトが所定の角度を回転する毎にエンコーダパルスを出力するエンコーダと、
    前記エンコーダパルスに基づいて特定された前記ステッピングモータの現在角度と前記目標角度とに基づいて、前記ステッピングモータの脱調を検出する脱調検出部と、を具備し、
    前記モータドライバは、前記脱調が検出されてから所定の猶予時間が経過するまでに、前記脱調が回復されなかったとき、前記猶予時間の経過の時点で前記ステッピングモータの駆動を停止する、ロボットアーム機構。
  2. 前記脱調が検出されてから前記所定の猶予時間が経過するまで前記ステッピングモータの停止は猶予される請求項1記載のロボットアーム機構。
  3. 前記脱調が検出されてから前記所定の猶予時間が経過するまでに前記脱調が回復されたときには前記ステッピングモータの停止は回避される請求項2記載のロボットアーム機構。
  4. 再開操作部と、
    前記ステッピングモータの駆動の停止後に前記再開操作部が操作されたとき、前記ステッピングモータの駆動を再開させるために前記モータドライバを制御する制御部をさらに具備する請求項1記載のロボットアーム機構。
  5. 前記モータドライバは、前記脱調が検出されたとき、前記ステッピングモータの駆動電流を変更する請求項1記載のロボットアーム機構。
  6. 前記モータドライバは、前記脱調が検出されたとき、前記駆動電流と共に、前記猶予時間を変更する請求項5記載のロボットアーム機構。
  7. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを目標角度に従って駆動するモータドライバと、
    前記ステッピングモータのドライブシャフトが所定の角度を回転する毎にエンコーダパルスを出力するエンコーダと、
    前記エンコーダパルスに基づいて特定された前記ステッピングモータの現在角度と前記目標角度とに基づいて、前記ステッピングモータの脱調を検出する脱調検出部と、を具備し、
    前記モータドライバは、前記脱調が検出されてから所定の猶予時間が経過するまでに、前記脱調が回復されなかったとき、前記所定の猶予時間の経過の時点で前記ステッピングモータの駆動を停止する、ステッピングモータ制御装置。
  8. 再開操作部と、
    前記ステッピングモータの駆動の停止後に前記再開操作部が操作されたとき前記ステッピングモータの駆動を再開させるために前記モータドライバを制御する制御部と、をさらに具備する請求項7記載のステッピングモータ制御装置。
  9. 前記モータドライバは、前記脱調が検出されたとき、前記ステッピングモータの駆動電流を変更する請求項7記載のステッピングモータ制御装置。
  10. 前記モータドライバは、前記脱調が検出されたとき、前記駆動電流値と共に、前記猶予時間を変更する請求項9記載のステッピングモータ制御装置。


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