以下、図面を参照して、本発明のラベル作成アプリケーション、ラベル作成アプリケーションが記憶された記憶媒体、ラベル作成アプリケーションが実行される情報処理装置、及び、ラベル作成アプリケーションで作成されたラベルが印刷されるラベルプリンタの実施の形態について説明する。
<本実施の形態のラベル作成アプリケーションの機能構成例>
図1は、本実施の形態のラベル作成アプリケーションの機能構成例を示す機能ブロック図、図2は、本実施の形態のラベル作成アプリケーションで作成される特定成分表示ラベルの一例を示す説明図である。また、図3は、本実施の形態のラベル作成アプリケーションで特定成分表示ラベルを作成して印刷するラベル作成・発行システムの一例を示す構成図である。
本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1は、図3に示すラベル作成・発行システム100を構成するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置PCにインストールされる。情報処理装置PCでは、ラベル作成アプリケーションA1が実行されて、特定成分表示ラベル印刷データDLが作成される。
情報処理装置PCで作成された特定成分表示ラベル印刷データDLは、ラベルプリンタLPで使用可能なデータフォーマットに変換され、USBメモリ等の外部メモリMeに記憶される。
外部メモリMeに記憶された特定成分表示ラベル印刷データDLは、ラベル作成・発行システム100を構成するラベルプリンタLPにダウンロードされる。ラベルプリンタLPでは、特定成分表示ラベル印刷データDLを使用して、図2に示す特定成分表示ラベルLを印刷して発行する。なお、情報処理装置PCからラベルプリンタLPへの特定成分表示ラベル印刷データDLの送信は、USB、イーサネット(登録商標)、無線LAN等の通信手段を使用しても良い。
図2に示す特定成分表示ラベルLが貼着される物品としては、食品が想定される。食品に貼着される特定成分表示ラベルLでは、法令で表示が義務付けられ、かつ、表示順が決められた特定成分として、エネルギー(熱量)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目と、各特定成分の量が、所定の順番で印刷されて表示される。
本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1は、図1に示す表示形態選択操作処理A2、特定成分配置情報取得処理A3、商品選択操作処理A4、特定成分情報取得処理A5、量単位選択操作処理A6、量単位演算処理A7及び特定成分表示ラベル作成処理A8が実行されて、特定成分表示ラベルLを印刷するための特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する。
表示形態選択操作処理A2では、図2に示す特定成分表示ラベルLに表示される複数の特定成分の成分名と各特定成分の量の表示形態を、複数の異なる表示形態の中から選択させる表示形態選択操作が実行される。
特定成分配置情報取得処理A3では、複数の特定成分の成分名と各特定成分の量を予め定められた表示順で配置する配置情報が、表示形態選択操作処理A2で選択可能とした表示形態に応じて設定された特定成分配置情報Dm1から、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1を取得する処理が実行される。
商品選択操作処理A4では、特定成分表示ラベル印刷データを作成する物品として、例えば、商品名あるいは食品名等を選択させる商品選択操作が実行される。
特定成分情報取得処理A5では、複数の特定成分の成分名と各特定成分の量が商品毎に対応付けられた特定成分情報が記憶された商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得する処理が実行される。
量単位選択操作処理A6では、特定成分の量を表示する単位を選択させる量単位選択操作が実行される。
量単位演算処理A7では、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の量を、量単位選択操作で選択された単位に換算する演算処理が実行される。
特定成分表示ラベル作成処理A8では、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の成分名と量を、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で配置した特定成分表示ラベル印刷データDLが作成される。
<本実施の形態の情報処理装置の構成例>
図4は、本実施の形態の情報処理装置の一例を示す機能構成図である。図5は、商品マスタの一例を示す説明図である。図6は、表示形態選択操作画面の一例を示す説明図、図7は、商品選択操作画面の一例を示す説明図、図8は、量単位選択操作画面の一例を示す説明図である。
次に、各図を参照して、上述した本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1が実行される情報処理装置PCの構成、及び、情報処理装置PCで実行される処理について説明する。
情報処理装置PCは、図1に示すラベル作成アプリケーションA1が実行される制御部10を備える。ラベル作成アプリケーションA1は、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体CDに記憶されて提供される。情報処理装置PCは、記憶媒体CDからラベル作成アプリケーションA1を取得する読取部11と、ラベル作成アプリケーションA1及び図8に示す商品マスタDm2等が記憶される記憶部12を備える。
また、情報処理装置PCは、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する操作を受ける入力部13と、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する操作画面が表示される表示部14を備える。
更に、情報処理装置PCは、外部メモリMeに特定成分表示ラベル印刷データDLを書き出す書き出し部15と、ラベルプリンタLPを含む外部装置と接続される通信部16を備える。
制御部10は制御手段の一例で、CPU、MPUと称されるマイクロプロセッサと、記憶手段としてRAM、ROM等のメモリを備える。制御部10は、図1に示すラベル作成アプリケーションA1で、表示形態選択操作処理A2、特定成分配置情報取得処理A3、商品選択操作処理A4、特定成分情報取得処理A5、量単位選択操作処理A6、量単位演算処理A7及び特定成分表示ラベル作成処理A8を実行する。
読取部11は読取手段の一例で、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ等の光学ドライブで構成され、記憶媒体CDからラベル作成アプリケーションA1を読み取る。また、読取部11は、USBメモリに対してデータの読み取り及び書き出しを行うUSBドライブでも良い。記憶部12は記憶手段の一例で、HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)等の大容量記憶装置で構成される。
入力部13は入力手段の一例で、キーボード、マウス等の入力装置で構成される。表示部14は表示手段の一例で、ディスプレイ等の表示装置で構成される。書き出し部15は書き出し手段の一例で、本例では、外部メモリMeであるUSBメモリに対してデータの読み取り及び書き出しを行うUSBホストインターフェースで構成される。通信部16は通信手段の一例で、イーサネット(登録商標)モジュール、USB等の有線による通信装置、無線LAN等の無線による通信装置で構成される。
次に、情報処理装置PCで作成される商品マスタDm2について説明する、図5(a)に示す商品マスタDm2は、情報処理装置PCで操作可能な所定のファイル形式で作成されていれば良く、例えば、表計算ソフトで作成が可能である。
商品マスタDm2は、食品名、商品名、表示が義務付けられた特定成分である栄養成分の量が入力される。例えば、表計算ソフトで作成される表の1行目に、入力すべき項目として、食品名、商品名のタイトル、表示が義務付けられた複数の特定成分名として各栄養成分名が入力され、2行目以降に各項目に対応した具体的な値が入力される。
商品マスタDm2に入力される特定成分の値は、本例では商品100g単位における含有量が、図5(b)に示す単位で入力される。
次に、制御部10で実行される処理について説明する。制御部10は、ラベル作成アプリケーションA1で表示形態選択操作処理A2を実行し、図6に示す表示形態選択操作画面20を表示して、特定成分表示ラベルLの表示形態を選択させる。
制御部10は、表示形態選択操作画面20で特定成分表示ラベルLの表示形態を選択する操作が行われると、特定成分配置情報取得処理A3を実行し、予め設定された特定成分配置情報Dm1から、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1を取得する処理を実行する。
特定成分表示ラベルLは、表示が義務付けられた特定成分であるエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目について、表示する順番が決められている。そこで、ラベル作成アプリケーションA1では、図5(a)に示す商品マスタDm2において、表示すべき特定成分に対応してC〜G欄に入力された情報のラベル上での配置が、法令で決められている表示順に合わせて設定された特定成分配置情報D1が記憶される。
特定成分配置情報D1では、図5(a)に示す商品マスタDm2のC欄に入力された「エネルギー」の項目のラベル上での位置、D欄に入力された「たんぱく質」の項目のラベル上での位置、E欄に入力された「脂質」の項目のラベル上での位置、F欄に入力された「炭水化物」の項目のラベル上での位置、及び、G欄に入力された「食塩相当量」の項目のラベル上での位置が、図6に示す表示形態選択操作画面20で選択可能とした表示形態に合わせて設定される。
制御部10は、特定成分配置情報D1を取得することで、各特定成分のラベル上での配置を設定可能である。
また、制御部10は、表示形態選択操作画面20で表示形態を選択する操作が行われると、商品選択操作処理A4を実行し、図7に示す商品選択操作画面30を表示して、特定成分表示ラベルLを作成する商品名を選択させる。
制御部10は、商品選択操作画面30で商品名等を選択する操作が行われると、特定成分情報取得処理A5を実行し、図5(a)に示す商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品名に該当する特定成分情報D2を取得する処理を実行する。
更に、制御部10は、商品選択操作画面30で商品名等を選択する操作が行われると、量単位選択操作処理A6を実行し、図8に示す量単位選択操作画面40を表示して、特定成分表示ラベルLに表示される各特定成分の量の単位を選択させる。
制御部10は、量単位選択操作画面40で特定成分の量を表示する単位を選択する操作が行われると、量単位演算処理A7を実行し、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の量を、量単位選択操作で選択された単位に換算する演算処理を実行する。
制御部10は、量単位選択操作画面40で量単位を選択する操作が行われると、特定成分表示ラベル作成処理A8を実行する。制御部10は、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の成分名と、量単位演算処理A7で選択された単位に合わせて演算された特定成分の量を、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で配置した特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する。
次に、各操作画面について説明する。図6に示す表示形態選択操作画面20は、表示が義務付けられた複数の特定成分の成分名E10と各特定成分の量E11が、決められた順番で配置されると共に、一列に配置される特定成分の数を変える等により、本例では、3種類の異なるサイズで表示された表示パターン21a〜21cが表示される。また、表示形態選択操作画面20は、各表示パターン21a〜21cに対応付けられた表示パターン選択項目22a〜22cが表示される。
表示パターン21a〜21cは、特定成分の成分名及び値が印刷される範囲の大きさが、本例では数値で表示され、選択された表示パターンで特定成分表示ラベルLを印刷した場合における特定成分表示ラベルLの大きさの認識が可能である。表示形態選択操作画面20では、表示パターン選択項目22a〜22cの何れかにチェック23が入れられることで、該当する表示パターンが選択される。
また、表示形態選択操作画面20は、特定成分表示ラベルLの書式選択操作として、文字サイズ選択項目24と回転選択項目25が表示される。文字サイズ選択項目24では、例えば、プルダウンメニューで複数の文字サイズの中から任意の文字サイズが選択可能に構成され、法令で定められている範囲で、文字の大きさの変更が可能である。また、回転選択項目25は、プルダウンメニューで特定成分表示ラベルLを印刷する向きを回転させるか否か、回転させる角度、向きを選択可能に構成される。なお、書式選択操作として、フォントを選択できるようにしても良い。
更に、表示形態選択操作画面20は、次の処理に進む操作が行われる操作進行ボタン26と、処理を中断する操作中断ボタン27が表示される。本例では、操作進行ボタン26が操作されると、商品選択操作処理A4で商品選択操作画面30が表示される。
図7に示す商品選択操作画面30は、特定成分表示ラベルLを作成する商品を選択させる商品名選択項目31が表示される。商品名選択項目31は、図5(a)に示す商品マスタDm2に登録された商品名E12と、商品名E12に対応付けられた商品選択項目32が表示される。商品マスタDm2に複数の商品が登録されている場合は、商品名選択項目31には複数の商品名E12が表示される。商品選択操作画面30では、商品選択項目32の何れかにチェック33が入れられることで、該当する商品名が選択される。
また、商品選択操作画面30は、次の処理に進む操作が行われる操作進行ボタン34と、前の処理に戻る操作が行われる操作後退ボタン35と、処理を中断する操作中断ボタン36が表示される。本例では、操作進行ボタン34が操作されると、量単位選択操作処理A6で量単位選択操作画面40が表示される。また、操作後退ボタン35が操作されると、表示形態選択操作処理A2で表示形態選択操作画面20が表示される。
図8に示す量単位選択操作画面40は、特定成分表示ラベルLに表示される各特定成分の量の単位を選択させる単位重さ選択項目41及び単位選択項目42が表示される。単位重さ選択項目41にチェック43が入れられると、図5(a)に示す商品マスタDm2に登録された特定成分の100gあたりの量が選択される。
単位選択項目42にチェック43が入れられると、重さ設定項目44と表示単位選択項目45での選択が可能となる。重さ設定項目44では、特定成分の量を表示する単位を、任意の重さ、例えば1g単位で入力可能である。表示単位選択項目45では、予め設定された表示単位の中から、所望の表示単位が選択可能である。
図9は、表示単位選択項目で選択可能な表示単位の一例を示す説明図である。表示単位選択項目45でプルダウンボタン45aが操作されると、例えば、予め設定された複数の表示単位で構成される図9に示す内容のプルダウンメニュー46が表示され、プルダウンメニュー46の中から所望の表示形態が選択される。ここで、表示単位選択項目45で例えば「1個( g)あたり」が選択されると、重さ設定項目44で入力された値が()内に反映され、特定成分表示ラベルLでの配置が特定成分表示ラベル印刷データDLで設定される。
また、量単位選択操作画面40は、次の処理に進む操作が行われる操作進行ボタン47と、前の処理に戻る操作が行われる操作後退ボタン48と、処理を中断する操作中断ボタン49が表示される。本例では、操作進行ボタン47が操作されると、特定成分表示ラベル作成処理A8が実行される。また、操作後退ボタン48が操作されると、商品選択操作処理A4で商品選択操作画面30が表示される。
<本実施の形態のラベルプリンタの構成例>
図10は、本実施の形態のラベルプリンタの一例を示す機能構成図、図11は、本実施の形態のラベルプリンタの一例を示す構成図である。
次に、各図を参照して、上述した本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1で作成された特定成分表示ラベル印刷データDLを使用して特定成分表示ラベルLを印刷、発行するラベルプリンタLPについて説明する。
ラベルプリンタLPは、図11に示すように、長尺状の台紙がロール状に巻かれた形態で提供されるラベルLbが装填される。ラベルプリンタLPは、ラベルLbに印刷を行う印刷ヘッド50と、印刷ヘッド50に対向して設けられ、ラベルLbを搬送するプラテンローラ51と、プラテンローラ51を駆動する搬送モータ51Mを備える。また、ラベルプリンタLPは、ラベルの有無、及び、ラベルの先端位置等を検知するラベルセンサ52を備える。
ラベルプリンタLPは、図10に示すように、特定成分表示ラベル印刷データDLを使用して特定成分表示ラベルLを印刷、発行する制御部53を備える。特定成分表示ラベル印刷データDLは、本例では外部メモリMeであるUSBメモリで提供される。このため、ラベルプリンタLPは、外部メモリMeから特定成分表示ラベル印刷データDLを取得する読取部54と、特定成分表示ラベル印刷データDL等が記憶される記憶部55を備える。
また、ラベルプリンタLPは、特定成分表示ラベルLを発行する操作を受ける入力部56と、特定成分表示ラベルLを発行する操作画面が表示される表示部57を備える。更に、ラベルプリンタLPは、情報処理装置PCを含む外部装置と接続される通信部58を備える。
制御部53は制御手段の一例で、CPU、MPUと称されるマイクロプロセッサ等を備える。読取部54は読取手段の一例で、USBメモリに対してデータの読み取り及び書き出しを行うUSBホストインターフェースで構成される。記憶部55は記憶手段の一例で、RAM、フラッシュメモリ等の記憶装置で構成される。
入力部56は入力手段の一例で、キーボード等の入力装置で構成される。表示部57は表示手段の一例で、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成される。通信部58は通信手段の一例で、イーサネット(登録商標)モジュール、USB等の有線による通信装置、無線LAN等の無線による通信装置で構成される。
<本実施の形態の特定成分表示ラベル印刷データの作成動作例>
図12は、本実施の形態の特定成分表示ラベル印刷データの作成動作の一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1で特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する動作について説明する。
図12のステップSA1で、情報処理装置PCを使用して商品マスタDm2が作成される。情報処理装置PCでは、表計算ソフトが起動され、商品マスタDm2の作成者により入力部13が操作されて、食品名、商品名、特定成分である各栄養成分の量が所定の単位で入力されて、図5(a)に示す商品マスタDm2が作成される。情報処理装置PCの制御部10は、作成された商品マスタDm2を記憶部12に記憶する。
図12のステップSA2で、情報処理装置PCでラベル作成アプリケーションA1を実行し、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する処理を開始する。まず、図12のステップSA3で、制御部10は、ステップSA1で作成した商品マスタDm2の異常の有無をチェックし、正常であれば、ステップSA4で、図5(a)に示す商品マスタDm2を読み込む。
商品マスタDm2を取得すると、図12のステップSA5で、制御部10は、ラベル作成アプリケーションA1で表示形態選択操作処理A2を実行し、図6に示す表示形態選択操作画面20を表示して、特定成分表示ラベルLの表示形態を選択させる。
表示形態選択操作処理A2では、図6に示す表示形態選択操作画面20で、表示パターン選択項目22a〜22cの何れかにチェック23が入れられることで、該当する表示パターンが選択される。
また、表示形態選択操作画面20では、文字サイズ選択項目24で文字サイズが選択され、回転選択項目25で、特定成分表示ラベルLを印刷する向きを回転させるか否か、回転させる角度、向きが選択される。
表示形態選択操作画面20で表示パターンが選択され、操作進行ボタン26が操作されると、制御部10は、特定成分配置情報取得処理A3を実行し、予め設定された特定成分配置情報Dm1から、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1を取得する処理を実行する。
また、ステップSA6で、制御部10は、商品選択操作処理A4を実行し、図7に示す商品選択操作画面30を表示して、特定成分表示ラベルLを作成する商品を選択させる。商品選択操作処理A4では、図7に示す商品選択操作画面30で、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成したい商品名に対応した商品名選択項目31の商品選択項目32にチェック33が入れられることで、該当する商品名が選択される。
商品選択操作画面30で商品名が選択され、操作進行ボタン34が操作されると、制御部10は、特定成分情報取得処理A5を実行し、図5(a)に示す商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得する処理を実行する。
ステップSA7で、制御部10は、特定成分情報D2で特定される各特定成分の量が、有効範囲内であるか否かを確認し、各特定成分の量が有効範囲内であれば、ステップSA8で、制御部10は、量単位選択操作処理A6を実行し、図8に示す量単位選択操作画面40を表示して、特定成分表示ラベルLに表示される各特定成分の量の単位を選択させる。
量単位選択操作処理A6では、量単位選択操作画面40で単位重さ選択項目41にチェック43が入れられると、図5(a)に示す商品マスタDm2に登録された特定成分の100gあたりの量が選択される。
単位選択項目42にチェック43が入れられると、重さ設定項目44では、特定成分の量を表示する単位が、任意の重さで選択され、表示単位選択項目45では、予め設定された表示単位の中から、所望の表示単位が選択される。
制御部10は、量単位選択操作画面40で特定成分の量を表示する単位を選択する操作が行われると、量単位演算処理A7を実行し、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の量を、量単位選択操作で選択された単位に換算する演算処理を実行する。
ステップSA9で、制御部10は、選択された単位に演算された各特定成分の量が、有効範囲内であるか否かを確認し、各特定成分の量が有効範囲内であれば、ステップSA10で、制御部10は、特定成分表示ラベル作成処理A8を実行する。
制御部10は、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2で特定される特定成分の成分名と、量単位演算処理A7で選択された単位に合わせて演算された特定成分の量を、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で配置した特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する。
制御部10は、ラベル作成アプリケーションA1で作成された特定成分表示ラベル印刷データDLを、ラベルプリンタLPで使用可能なデータフォーマットに変換し、USBメモリ等の外部メモリMeに記憶する。
上述した図12のステップSA3で、商品マスタDm2が異常であると判断した場合、あるいは、ステップSA7で、特定成分情報D2で特定される各特定成分の量が、有効範囲外であると判断した場合は、ステップSA11でエラーメッセージを表示し、ステップSA12で、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する処理を終了する。
また、上述した図12のステップSA9で、選択された単位に演算された各特定成分の量が有効範囲外であると判断した場合は、ステップSA13でエラーメッセージを表示し、別の量単位の選択を促す。
本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1及びラベル作成アプリケーションA1を使用して特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する情報処理装置PCでは、図5(a)に示す商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得することで、特定成分表示ラベル作成時に特定成分の成分名と量を入力する必要がない。これにより、ラベル作成の手間が低減されると共に、当該アプリケーションを使用して作成されたラベル印刷時において、入力ミスによる誤発行が発生しない。
また、特定成分情報D2で特定される特定成分の成分名と量を、特定成分配置情報D1で特定される表示順で配置した特定成分表示ラベル印刷データDLが作成されることで、決められた表示順に従い特定成分の成分名と量を配置する必要がある特定成分表示ラベルを、容易に作成可能である。
更に、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で配置した特定成分表示ラベル印刷データDLを作成することで、ラベルの大きさ、あるいは、ラベル中で特定成分の成分名と量を表示する範囲等に応じて、特定成分の表示順を変えることなく、特定成分表示ラベルLの表示形態を切り替えることが可能である。
また、量単位演算処理A7によって、特定成分を表示する単位を、所定の重さ単位、一商品単位等、予め決められた単位の中から選択して、特定成分表示ラベル印刷データの作成が可能であり、単位を変更する際に、人手による換算の必要はない。
更に、特定成分表示ラベル印刷データDLの作成時に、特定成分の成分名と値の内容は書き換えを不可として、文字の大きさ等の書式の変更が可能である。
なお、商品マスタDm2に、任意に表示すべき特定成分として、例えば、アレルギー物質の成分名と量を追加して入力すれば、表示が義務付けられた特定成分にアレルギー物質の成分名と量を加えた特定成分表示ラベル印刷データDLを作成可能である。
また、ラベル作成アプリケーションA1では、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2に対し、文字の表記を許容の範囲で選択可能としても良い。例えば、「たんぱく質」であれば、「タンパク質」、「蛋白質」、「たん白質」、「たんぱく」、「タンパク」の中から選択可能とする。これにより、作成者の表記ゆれによる誤記を防止できる。
更に、ラベル作成アプリケーションA1では、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2に対し、ナトリウム、カルシウム等のカタカナ表記は、一括してカタカナ表記と、化学式表記を選択可能としても良い。これにより、作成者の表記ゆれによる誤記を防止できる。
また、ラベル作成アプリケーションA1では、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2に対し、量の単位表示を「g」と「グラム」から選択可能としても良い。これにより、ラベルのサイズの制約等に合わせて、内容を変更することなく、表記を変更することができる。
更に、表示が義務付けられた特定成分以外の成分について、栄養機能食品で栄養成分が4つ以上ある場合は、任意の3つを選択して特定成分表示ラベル印刷データDLを作成できるようにしても良い。
また、ラベル作成アプリケーションA1では、食品表示法の啓蒙表示である「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」の表示の有無を選択できるようにしても良い。これにより、特定保健用食品、栄養機能食品、遺伝子組み換え食品等に貼着するラベルを作成する際に、作成者の入力の手間を削減することができる。
印刷対象のラベルの大きさが所定値以下である場合、所定の下限値より小さい文字サイズを選択不可としても良い。これにより、法令で決められた文字サイズでラベルを作成できる。ラベルの大きさの検出は、ラベル作成アプリケーションA1で作成した特定成分表示ラベル印刷データDL等のラベル印刷データに基づき、制御部10が自動検出しても良く、ラベルの大きさが所定値以下であることを選択する選択手段としてのチェックボックス等の選択項目の表示及びチェックの有無等の操作に応じた制御を、ラベル作成アプリケーションA1で実行し、ラベル作成者により選択できるようにしても良い。
<本実施の形態のラベルプリンタの動作例>
次に、各図を参照して、ラベル作成アプリケーションA1を実行して情報処理装置PCで作成された特定成分表示ラベル印刷データDLを使用して、特定成分表示ラベルLを印刷する動作について説明する。
ラベルプリンタLPの制御部53は、読取部54に装着された外部メモリMeから、ラベル作成アプリケーションA1を実行して情報処理装置PCで作成された特定成分表示ラベル印刷データDLを取得する。
制御部53は、入力部56及び表示部57を使用しての操作で、特定成分表示ラベルLを印刷すると選択された場合は、プラテンローラ51を駆動してラベルLbを搬送すると共に、特定成分表示ラベル印刷データDLに従い印刷ヘッド50を制御して、特定成分表示ラベルLを印刷する。
なお、ラベルプリンタLPは、入力部56を操作してラベルの内容を変更可能な機能を備えている。但し、特定成分表示ラベル印刷データDLに関しては、編集を不可とすることで、操作ミス等による内容の改変を防ぐ。
特定成分表示ラベル印刷データDLは、表示する項目であるオブジェクトのID、文字サイズ、文字列、起点座標等、オブジェクトの描画情報から構成されている。ラベルプリンタLPは、ラベル発行の際、描画情報のみを読み込んで画像データに変換すればよく、商品マスタ等、ラベルの内容を構成する情報のための記憶容量は不要で、商品マスタを使用したデータ作成の処理も必要としない。
<特定成分表示ラベル印刷データを作成する処理の変形例>
図13は、特定成分が表示された期限ラベルの一例を示す説明図である。情報処理装置PCでは、ラベル作成アプリケーションを使用して、商品名60と、商品に含まれる原材料名61と、商品の賞味期限、消費期限等の期限情報62と、製造者情報63等を、入力部13等の操作で取得し、これら情報のラベル上での配置を設定して期限ラベル印刷データDtが生成される。
情報処理装置PCは、本実施の形態のラベル作成アプリケーションA1で作成した特定成分表示ラベル印刷データDLを、期限ラベル印刷データDtに合成する。これにより、図13に示すように、1枚のラベルの中に、期限ラベルLtの内容と特定成分表示ラベルLの内容が表示されるラベル印刷データDvを作成することができる。
ラベルプリンタLPでは、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得することで、図13に示す特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行することができる。
図14〜図16は、特定成分が表示された期限ラベルの他の例を示す説明図である。特定成分表示ラベルLでは、特定成分の成分名と量の表示範囲の外側に、表示範囲を囲む枠の表示が奨励される。このため、図14に示すように、特定成分表示ラベルLの内容の外側に枠70が表示されるラベル印刷データDvを作成することができる。
ラベルプリンタLPでは、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得することで、図14に示す特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行することができる。
これに対し、特定成分表示ラベルLの表示パターンによっては、枠70を印刷しようとすると、図15(a)に示すように、枠70がラベル用紙Pからはみ出す場合がある。
そこで、ラベル作成アプリケーションA1では、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で特定成分の成分名と量を配置した場合に、印刷対象としたラベル用紙に枠が収まるか否かを判断する。枠がはみ出る場合と判断した場合は、枠がラベルからはみ出る旨の通知を行い、選択する表示パターンの変更等を促す操作画面を表示部14に表示する。また、枠がはみ出ると判断した場合は、枠の表示の有無を選択させる操作画面を表示部14に表示する。
そして、枠を表示しないと選択されると、図15(b)に示すように、特定成分表示ラベルLの内容の外側に枠を表示しないラベル印刷データDvを作成することができる。
ラベルプリンタLPでは、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得することで、図15(b)に示す枠を非表示とした特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行することができる。
なお、ラベルプリンタLPでも、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得すると、印刷対象としたラベル用紙に枠が収まるか否かを判断する。枠がはみ出ると判断した場合は、枠がラベルからはみ出る旨の通知を行い、レイアウトの変更やラベル交換等を促す操作画面を表示部57に表示して、印刷を中断する。また、枠が収まると判断した場合は、図14に示す枠70を表示とした特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行する。
また、特定成分表示ラベルLの表示パターンによっては、枠70を印刷しようとすると、図16(a)に示すように、枠70が他の文字71に重なる場合がある。
そこで、ラベル作成アプリケーションA1では、表示形態選択操作処理A2で選択された表示形態に該当する特定成分配置情報D1で特定される表示順で特定成分の成分名と量を配置した場合に、ラベル用紙上の他の文字71に重なるか否かを判断する。他の文字71と重なると判断した場合は、枠が重なる旨の通知を行い、選択する表示パターンの変更等を促す操作画面を表示部14に表示する。また、枠が重なると判断した場合は、枠の表示の有無を選択させる操作画面を表示部14に表示する。
そして、枠を表示しないと選択されると、図16(b)に示すように、特定成分表示ラベルLの内容の外側に枠を表示しないラベル印刷データDvを作成することができる。
ラベルプリンタLPでは、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得することで、図16(b)に示す枠を非表示とした特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行することができる。
なお、ラベルプリンタLPでも、情報処理装置PCで作成されたラベル印刷データDvを取得すると、枠が他の文字と重なるか否かを判断する。枠が重なると判断した場合は、枠が重なる旨の通知を行い、レイアウトの変更やラベル交換等を促す操作画面を表示部57に表示して、印刷を中断する。また、枠が重ならないと判断した場合は、図14に示す枠70を表示とした特定成分表示付加期限ラベルLvを印刷して発行する。また、枠のみならず、特定成分表示ラベルLがラベルに収まるか否か判断し、ラベルに収まらない場合は、レイアウトの変更やラベル交換等を促す操作画面を表示部57に表示して、警告を発しても良い。
図17は、特定成分の内訳を表示した特定成分表示ラベルの一例を示す説明図である。特定成分表示ラベルLでは、特定成分の内訳を表示しても良い。表示が義務付けられた特定成分72の中で、例えば、「炭水化物」の項目73において、「糖質」等の内訳74aと、各内訳の量74bを表示する。これにより、特定成分の内訳が表示される特定成分表示ラベル印刷データDLを生成することができる。
特定成分の内訳を表示するには、図5(a)に示す商品マスタDm2において、内訳の成分名と、各成分の量を設定すれば良い。これにより、情報処理装置PCでは、ラベル作成アプリケーションA1を実行して、商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得することで、特定成分の成分名と量、及び、所定の特定成分の内訳と量を取得して、特定成分表示ラベル印刷データDLを生成することができる。よって、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する作業で、内訳を表示するための情報を入力する必要はない。
なお、特定成分表示ラベルLでは、図17に示すように、表示が義務付けられた特定成分72以外に、他の栄養成分等の他成分75を表示しても良い。他成分を表示するのも、図5(a)に示す商品マスタDm2において、他成分の成分名と、他成分の量を設定すれば良い。
図18は、特定成分の内訳を表示した特定成分表示ラベルの他の例を示す説明図である。特定成分表示ラベルLでは、特定成分の商品毎、材料毎等の内訳を表示しても良い。表示が義務付けられた特定成分72の中で、「食塩相当量」に相当する「ナトリウム」の項目76において、材料の内訳77aと、各内訳の量77bを表示する。これにより、材料毎に含まれる特定成分の量が表示される特定成分表示ラベル印刷データDLを生成することができる。
特定成分の内訳を表示するには、図5(a)に示す商品マスタDm2において、内訳を構成する材料の成分名と、各成分の量を設定すれば良い。これにより、特定成分表示ラベル印刷データDLを作成する作業で、内訳を表示するための情報を入力する必要はない。
図19は、含有量が基準値未満の特定成分表示処理の一例を示す説明図である。図19(a)に示す商品マスタDm2において、表示すべき特定成分の中で、量が基準値未満である特定成分がある場合、特定成分表示ラベルLにおいて、図19(b)に示すように、入力された値をそのまま表示してもよい。あるいは、図19(c)に示すように、入力された値を「0」に置換して表示してもよい。
情報処理装置PCでは、特定成分の値が基準値未満である場合、値を「0」に置換するか否かが設定される。情報処理装置PCでは、ラベル作成アプリケーションA1を実行して、図19(a)に示す商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得すると、各特定成分の値が基準値未満であるか判断する。量の値が基準値未満の特定成分については、設定に応じて、値を「0」に置換した特定成分表示ラベル印刷データDLが作成される。
図20は、含有量が0の特定成分表示処理の一例を示す説明図である。図20(a)に示す商品マスタDm2において、表示すべき特定成分の中で、量が「0」である特定成分が2つ以上ある場合、特定成分表示ラベルLにおいて、図20(b)に示すように、入力された値を特定成分毎に表示してもよい。あるいは、図20(c)に示すように、量が「0」である特定成分については、成分名を一括して表示してもよい。
情報処理装置PCでは、特定成分の値が「0」である場合、成分名を一括して表示するか否かが設定される。情報処理装置PCでは、ラベル作成アプリケーションA1を実行して、図20(a)に示す商品マスタDm2から、商品選択操作処理A4で選択された商品に該当する特定成分情報D2を取得すると、各特定成分の値が「0」であるか判断する。量の値が「0」の特定成分については、設定に応じて、成分名を一括した特定成分表示ラベル印刷データDLが作成される。
図21は、商品マスタの他の例を示す説明図である。特定成分表示ラベルLは、表示が義務付けられた特定成分であるエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目について、表示する順番が決められている。
これに対し、商品マスタDm2については、図21に示すように、各特定成分を任意の順で入力しても良く、表示形態選択操作処理A2で選択された特定成分配置情報D1で、予め決められている表示順で特定成分の成分名と量を配置すれば良い。
図22は、商品マスタの作成処理の一例を示す説明図である。情報処理装置PCでは、表計算ソフトを使用し、図22(a)に示す原材料マスタDm5が作成される。原材料マスタDm5では、1行目に項目名が入力され、2行目以降に物品である食品の総重量、及び、使用する原材料と重量が入力される。
また、図22(b)に示す栄養成分マスタDm6が作成される。商品マスタ作成アプリケーションでは、栄養成分マスタDm6が予め記憶されていても良い。栄養成分マスタDm6では、1行目に項目名が入力され、2行目以降に原材料と原材料の所定単位当たりの量が入力される。本例では、100g当たりの量が入力される。
商品マスタ作成アプリケーションが実行されると、情報処理装置PCの制御部10は、原材料マスタDm5に入力された物品名である食品名80aと商品名80bを、図22(c)に示す栄養成分マスタDm6の食品名81aと商品名81bに入力する。
制御部10は、原材料マスタDm5に入力されている原材料名で栄養成分マスタDm6を検索する。そして、原材料マスタDm5における食品の総重量、原材料の重量、栄養成分マスタDm6内の当該原材料100gあたりの含有成分の量から、食品100gあたりの成分の量を演算し、商品マスタDm7に入力して、商品マスタDm7を作成する。
図22では、例えば、食品であるクッキーの原材料が小麦粉と砂糖であるとすると、クッキー100gあたりのエネルギーE3は、以下の(1)式で求まる。
E3=(M2×E1+M3×E2)/M1・・・(1)
但し、E1〜E2:エネルギー量、M1〜M15:重量である
これにより、商品マスタDm7を簡単な操作で作成できる。