JP6394284B2 - 印刷装置および切断補助部材 - Google Patents

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本発明は、連続用紙をミシン目で切断するための切断補助部材を有する印刷装置および切断補助部材に関する。
ファンフォールド紙に印刷を行う印刷装置は特許文献1に記載されている。ファンフォールド紙は、長手方向に一定間隔で形成されたミシン目を備えるので、印刷後にはミシン目に沿って分離して単票紙として使用できる。
特開2012−56222号公報
連続用紙の切断は、印刷装置の排紙口から排出された連続用紙を排出方向に引っ張ることによって行われる。しかし、連続用紙を引っ張ると、連続用紙がミシン目とは異なる部分から破れてしまうことがある。
ここで、連続用紙の切断時に連続用紙が破れることを防止するためには、印刷装置に鋭利な固定刃を搭載し、固定刃の位置と連続用紙のミシン目とを一致させてせん断により連続用紙を切断することが考えられる。しかし、この場合には、固定刃とミシン目とがずれたときに、連続用紙がミシン目とは異なる位置で切断されてしまうという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、連続用紙をミシン目で切断することが容易な印刷装置を提案することにある。また、連続用紙をミシン目で切断することを容易とする切断補助部材を提供することにある。
本発明の印刷装置は、ミシン目を備える連続用紙にインク滴を吐出する印刷ヘッドと、前記連続用紙を当該連続用紙のミシン目で切断するための切断補助部材を有し、前記切断補助部材は、予め設定された切断位置に搬送された前記連続用紙の前記ミシン目に接触可能な接触面を備え、前記接触面は、突形状の湾曲面であることを特徴とする。
本発明では、切断位置に搬送された連続用紙を切断する際に、切断補助部材の接触面に連続用紙のミシン目を接触させながら引っ張ることができる。ここで、接触面に連続用紙のミシン目を接触させながら引っ張れば、接触面から連続用紙のミシン目の部分に当該ミシン目をせん断する力を付与できる。従って、連続用紙をミシン目で切断できる。また、接触面が湾曲面なので、連続用紙が接触面によって切断されることがない。従って、連続用紙はミシン目で切断される。さらに、接触面が湾曲面なので、排出された連続用紙が切断位置からずれた場合でも、連続用紙のミシン目を接触面に接触させることが容易となる。従って、連続用紙を排出する切断位置に幅を持たせることができる。
本発明において、前記湾曲面は、前記印刷ヘッドによる印刷位置を規定するプラテン面を延長させた仮想面の一方側から突出して他方側に達しているものとすることができる。このようにすれば、切断位置に搬送された連続用紙を仮想面に沿って引っ張ったときに、連続用紙を切断補助部材の接触面に接触させることができる。
本発明において、前記切断位置に搬送された前記連続用紙を前記湾曲面に沿わせると、当該連続用紙における前記ミシン目よりも前記印刷位置の側の部分から前記湾曲面に接触することが望ましい。このようにすれば、接触面から連続用紙のミシン目の部分に当該ミシン目をせん断する力を付与することが容易である。
本発明において、排紙口を介して外側から目視できる前記切断補助部材の露出部分には、のこぎりの刃の形状が模様として形成されているものとすることができる。このようにすれば、のこぎりの刃の形状の模様を見たユーザーは、切断補助部材が、連続用紙を切断するために用いる部材であることを直感的に理解できる。
本発明において、前記切断位置に搬送された前記連続用紙を下方から受ける排紙トレーと、前記排紙トレーと対向するフレームと、を有し、前記切断補助部材は、フレームに着脱可能に取り付けられているものとすることができる。このようにすれば、切断補助部材が必要ない場合に、当該切断補助部材を印刷装置から取り外すことができる。
次に、本発明は、上記の印刷装置の切断補助部材とすることができる。
本発明の切断補助部材によれば、連続用紙をミシン目で切断することが容易となる。
本発明の実施の形態に係るプリンターの外観斜視図である。 図1のプリンターの概略縦断面図である。 図1のプリンターの搬送機構の一部を示す模式平面図である。 図1のプリンターの搬送機構における回転伝達機構を示す模式側面図である。 トラクター回転伝達機構の一部を示す側面図および斜視図である。 前進用回転伝達機構および後退用回転伝達機構の説明図である。 切断補助部材の説明図である。 図1のプリンターの制御系を示す概略ブロック図である。 印刷処理動作のフローチャートである。 切断補助部材を利用した連続用紙の切断動作の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンターを説明する。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係るプリンター(印刷装置)を前方から見た場合の外観斜視図である。図2はプリンターの概略縦断面図である。本例のプリンター1はシリアル型のインクジェットプリンターである。
図1に示すように、プリンター1はプリンター前後方向Xが短く、プリンター幅方向Yが長い直方体形状のケース2を備える。ケース2の前面のプリンター幅方向Yの中央部分には凹部3が形成されている。凹部3にはプリンター前方X1(プリンター前後方向Xの前方)に開口する排紙口4が設けられている。排紙口4の下端縁は凹部3の内側からケース2の前方に延びる排紙トレー5により規定されている。排紙口4の上端縁は排紙トレー5と所定の間隔を開けて対向するフレーム6により規定されている。フレーム6には、印刷媒体として用いられる連続用紙Pを、そのミシン目で切断するための切断補助部材7が着脱可能に取り付けられている。
ケース2の後面の中央部分には凹部8が形成されている。図2に示すように、凹部8にはプリンター後方X2に開口する給紙口9が設けられている。なお、プリンター幅方向Yとプリンター前後方向Xは互いに直交する方向であり、プリンター幅方向Yおよびプリンター前後方向Xと直交する方向はプリンター1の上下方向である。
連続用紙Pはファンフォールド紙である。ファンフォールド紙は、紙幅方向の両側縁に長手方向に所定のピッチで形成されたスプロケットホールP1を備える。また、ファンフォールド紙は、長手方向に所定の間隔を隔てて形成されたミシン目P2を備える。ファンフォールド紙におけるミシン目P2とミシン目P2の間の部分は1ページ分の印刷領域である。ファンフォールド紙は、ミシン目P2に沿って分離して、単票紙として使用可能である。
連続用紙Pは、給紙口9からケース2内に取り込まれ、搬送機構10により印刷部11による印刷位置Aを経由する搬送経路12に沿ってプリンター前方X1に搬送される。また、連続用紙Pは、印刷位置Aにおいて印刷部11により印刷が施された後に、更に、搬送機構10によりプリンター前方X1に搬送されて切断補助部材7による切断位置Bに搬送されて停止する(排出される)。連続用紙Pが切断位置Bに排出された状態では、連続用紙Pにおいて印刷が施された部分が排紙口4から外側に露出し、ミシン目P2が形成されている部分が排紙口4の内側に位置する。
(印刷部)
図2に示すように、印刷部11は、印刷ヘッド13、キャリッジ14、および、キャリッジ移動機構15を備える。印刷ヘッド13は、連続用紙Pにインク滴を吐出する複数のノズルが形成されたノズル面13aを下方に向けた状態でキャリッジ14に搭載されている。キャリッジ14は、プリンター幅方向Yに延びる一対のキャリッジガイド軸16に移動可能な状態で支持されており、キャリッジ移動機構15によってプリンター幅方向Yに往復移動される。キャリッジ移動機構15は、キャリッジモーター17と、キャリッジモーター17によって駆動されるタイミングベルト(不図示)を備え、キャリッジ14がタイミングベルトに固定されたものである。印刷部11の印刷位置A、すなわち、印刷ヘッド13の印刷位置Aは、印刷ヘッド13のノズル面13aと所定のギャップで対応するプラテン面18aにより規定されている。プラテン面18aはプラテン18の上面である。
(搬送機構)
図3は第1搬送機構および第2搬送機構の模式平面図である。図4は搬送機構10の模式側面図である。図5(a)および図5(b)は、トラクター回転伝達機構の主要部を模式的に示す側面図および斜視図である。図2に示すように、搬送機構10は、給紙口9のプリンター後方X2から印刷部11による印刷位置Aを経由して排紙口4に至る搬送経路12に沿って連続用紙Pを搬送する。搬送経路12は、給紙口9および印刷位置Aを経由するように略水平に設けられた搬送経路部分20と、搬送経路部分20の前方に設けられた排出経路部分21を備える。搬送経路部分20における印刷位置Aよりもプリンター後方X2の後側経路部分20aは、プラテン面18aよりも僅かに高い位置に設けられた用紙搬送面によって規定されている。搬送経路部分20における印刷位置Aよりもプリンター前方X1の前側経路部分20bは、プラテン面18aと同一高さに設けられた用紙搬送面によって規定されている。排出経路部分21は排紙トレー5の後側部分によって規定されている。ここで、排紙トレー5は搬送経路部分20の下方に位置している。従って、搬送経路12は、排出経路部分21において搬送経路部分20から下方に広がっている。
搬送機構10は、搬送経路部分20に沿って、プリンター後方X2からプリンター前方X1に向かってこの順番に配置された、第1搬送機構22、第2搬送機構23、第3搬送機構24を備える。第1搬送機構22および第2搬送機構23は印刷位置Aよりもプリンター後方X2に配置され、第3搬送機構24は印刷位置Aよりもプリンター前方X1に配置されている。
第1搬送機構22は給紙口9の近傍に設けられている。図3に示すように、第1搬送機構22は一対のトラクター31を備える。一対のトラクター31は、搬送経路部分20のプリンター幅方向Yの両側に配置されている。各トラクター31は、搬送される連続用紙Pの紙幅方向における両端部のスプロケットホールP1にそれぞれ対応した位置に調整できる。
各トラクター31は、図4に示すように、トラクターピン32、トラクターベルト33、駆動スプロケット34、および従動スプロケット35を備える。トラクターピン32は、連続用紙PのスプロケットホールP1に挿入可能な係合部材であり、トラクターベルト33の外周面に所定の間隔で複数形成されている。トラクターベルト33は、駆動スプロケット34および従動スプロケット35の間に架け渡されている。各トラクター31の駆動スプロケット34は駆動側のトラクター軸36に連結されており、一対のトラクター31が同期して駆動可能となっている。
第2搬送機構23は、搬送経路部分20における第1搬送機構22と印刷位置Aの間、より詳しくは、印刷ヘッド13寄りの位置に設けられている。第2搬送機構23は、図2に示すように、搬送ローラー41および押さえローラー42を備える。搬送ローラー41は、図3に示すように、金属製のローラー本体43およびローラー軸44を備え、搬送経路部分20の下側において、搬送経路部分20を横断するように設けられている。押さえローラー42はゴム等の弾性体からなり、搬送経路部分20を搬送される連続用紙Pを上方から搬送ローラー41に押し付け可能な状態で配置されている。
ローラー本体43の表面には、無機粒子が分散された摩擦層45が形成されている。摩擦層45は、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂からなる樹脂層中に、酸化アルミニウム(アルミナ:Al)、炭化珪素(SiO)、二酸化ケイ素(SiO)等の無機粒子を分散させることによって形成される。例えば、無機粒子として破砕処理したアルミナを用いる。ここで、搬送ローラー41のプリンター後方X2であって搬送ローラー41の近傍には用紙検出器19が設置されている。
第3搬送機構24は、搬送経路部分20における印刷位置Aよりも下流側に設けられている。第3搬送機構24は、排出ローラー46および押さえローラー47を複数備える。図4に示すように、各排出ローラー46は、ローラー本体48とローラー軸49を備え、搬送経路部分20の下側において搬送経路部分20を横断するように設けられている。各押さえローラー47は、搬送経路部分20を搬送される連続用紙Pを上方から各排出ローラー46のそれぞれに押し付け可能な状態に配置されている。
また、搬送機構10は、図4に示すように、駆動源としての搬送モーター60と、搬送モーター60の回転を搬送機構10に伝達する回転伝達機構25を備える。搬送モーター60はDCモーターである。回転伝達機構25は、搬送モーター60の回転を搬送ローラー41に伝達するローラー回転伝達機構61と、搬送モーター60の回転をトラクター31に伝達するトラクター回転伝達機構62を備える。ローラー回転伝達機構61は、搬送モーター60から、連続用紙Pを搬送経路部分20に沿ってプリンター前方X1に搬送するための前進用回転、および、プリンター後方X2に搬送するための後退用回転を、第2搬送機構23の搬送ローラー41に伝達する。トラクター回転伝達機構62は、搬送モーター60からの前進用回転を、ワンウエイクラッチ77(図5参照)を介して、第1搬送機構22のトラクター31に伝達する前進用回転伝達機構64と、搬送モーター60からの後退用回転をトラクター31に伝達する後退用回転伝達機構65を備える。
また、回転伝達機構25は歯車列(輪列)63を備える。この歯車列(輪列)63は、第3搬送機構24の各排出ローラー46を第2搬送機構23の搬送ローラー41と同期させて同一方向に同一搬送速度で回転させる。図4では、歯車列(輪列)63を点線矢印で示してある。
本例では、連続用紙Pをプリンター前方X1に搬送する場合には、ローラー回転伝達機構61を介して駆動される搬送ローラー41による連続用紙Pの搬送速度が、前進用回転伝達機構64を介して駆動されるトラクター31による連続用紙Pの搬送速度よりも大きい。この関係が得られるように、これらの伝達機構を構成している歯車列の減速比等が設定されている。逆に、連続用紙Pをプリンター後方X2に搬送する場合には、後退用回転伝達機構65を介して駆動されるトラクター31による連続用紙Pの搬送速度は、ローラー回転伝達機構61を介して駆動される搬送ローラー41による連続用紙Pの搬送速度よりも大きい。この関係が得られるように、これらの伝達機構を構成している歯車列の減速比等が設定されている。
ローラー回転伝達機構61は、図4に示すように、搬送モーター60のモーター軸に同軸に固定した駆動スプロケット60aと、第2搬送機構23における搬送ローラー41のローラー軸44の軸端部に同軸に固定した駆動歯車66と、駆動スプロケット60aおよび駆動歯車66に架け渡したタイミングベルト67を備える。
トラクター回転伝達機構62は、回転軸70を備える。図5に示すように、回転軸70には同軸に伝達歯車71が固定されている。伝達歯車71にはタイミングベルト67が架け渡されている。また、回転軸70には、前進用太陽歯車72および後退用太陽歯車73が、同軸に固定されている。これらの太陽歯車72、73の間には、遊星キャリア74が、回転軸70を中心として回転自在の状態に支持されている。
遊星キャリア74は、回転軸70から所定の角度で半径方向に延びる2本の腕部74a、74bを備える。一方の腕部74aの先端部には、前進用遊星歯車75が回転自在の回転自在の状態で支持されている。前進用遊星歯車75は前進用太陽歯車72に噛み合っている。他方の腕部74bの先端部には、後退用遊星歯車76が回転自在の状態で支持されている。後退用遊星歯車76は後退用太陽歯車73に噛み合っている。
一方、トラクター軸36の軸端部には、ワンウエイクラッチ77を介して、前進用伝達歯車78が同軸に取り付けられている。ワンウエイクラッチ77はスプラグ式、カム式のいずれであってもよい。ワンウエイクラッチ77は、前進用回転は伝達するが、逆回転である後退用回転が伝達されると空回りして後退用回転の伝達が遮断される。従って、前進用回転の伝達状態において、ワンウエイクラッチ77の伝達経路下流側の伝達部材が前進用回転の方向に、伝達経路上流側の伝達部材よりも速く回転しようとする場合にも、ワンウエイクラッチ77が空回りして伝達経路が遮断される。
前進用伝達歯車78は、前進用遊星歯車75に噛み合い可能な歯車であり、当該前進用遊星歯車75に対峙した位置に配置されている。前進用伝達歯車78の隣には、後退用伝達歯車80が配置されている。後退用伝達歯車80は、トラクター軸36の軸端部に同軸に取り付けられている。後退用伝達歯車80は、後退用遊星歯車76に噛み合い可能な歯車であり、後退用遊星歯車76に対峙した位置に配置されている。
この構成のトラクター回転伝達機構62において、その前進用回転伝達機構64は、タイミングベルト67から、回転軸70、前進用太陽歯車72、遊星キャリア74、前進用遊星歯車75、前進用伝達歯車78およびワンウエイクラッチ77を順次経由してトラクター軸36に至る伝達機構部分である。後退用回転伝達機構65は、タイミングベルト67から、回転軸70、後退用太陽歯車73、遊星キャリア74、後退用遊星歯車76、および後退用伝達歯車80、を順次経由してトラクター軸36に至る伝達機構部分である。また、前進用太陽歯車72、後退用太陽歯車73、遊星キャリア74、前進用遊星歯車75、後退用遊星歯車76、前進用伝達歯車78、および、後退用伝達歯車80は、搬送モーター60の回転をトラクター31に伝達する回転伝達機構を前進用回転伝達機構64と後退用回転伝達機構65との間で切り換える切り替え機構81を構成している。
図6(a)は前進用回転の伝達時における回転伝達機構25の状態の説明図であり、図6(b)は後退用回転の伝達時における回転伝達機構25の状態の説明図である。前進用回転の伝達時には、回転軸70は図5(b)の矢印CCWの方向に回転する。この回転によって、遊星キャリア74も同一方向に旋回する。これにより、前進用遊星歯車75が前進用伝達歯車78に噛み合う。他方の後退用遊星歯車76は後退用伝達歯車80から離れる。この結果、トラクター回転伝達機構62は図6(a)に示す状態になる。この状態では、搬送モーター60からの前進用回転が、ローラー回転伝達機構61を介して、搬送ローラー41および各排出ローラー46に伝達される。また、前進用回転が、トラクター回転伝達機構62(ワンウエイクラッチ77を備える前進用回転伝達機構64)を介して、トラクター31に伝達される。これにより、連続用紙Pはプリンター前方X1に搬送される。
後退用回転の伝達時には、回転軸70は図5(b)の矢印CWの方向に回転する。この回転によって、遊星キャリア74も同一方向に旋回する。これにより、前進用遊星歯車75が前進用伝達歯車78から離れて噛み合いが解除される。他方の後退用遊星歯車76は後退用伝達歯車80に接近して噛み合い状態に切り替わる。この結果、トラクター回転伝達機構62は図6(b)に示す状態になる。この状態では、搬送モーター60からの後退用回転が、ローラー回転伝達機構61を介して、搬送ローラー41および各排出ローラー46に伝達される。また、後退用回転が、トラクター回転伝達機構62(ワンウエイクラッチ77を備えていない後退用回転伝達機構65)を介して、トラクター31に伝達される。これにより、連続用紙Pがプリンター後方X2に搬送される。
(切断補助部材)
次に、図7を参照して切断補助部材7を説明する。図7(a)はフレーム6から取り外した切断補助部材7をプリンター前方X1の斜め上方から見た場合の斜視図であり、図7(b)は切断補助部材7の正面図であり、図7(c)は切断補助部材7の側面図である。切断補助部材7は、直線状の部材であり、プリンター幅方向Yに延びる状態でフレーム6に取り付けられる。切断補助部材7におけるプリンター幅方向Yの長さ寸法は、搬送経路12のプリンター幅方向Yにおける幅寸法と同一である。
図7(c)に示すように、切断補助部材7はプリンター前方X1に向かって下方に傾斜する後側板部85と、後側板部85のプリンター前方X1において、上下方向に延びる前側板部86と、後側板部85の下端縁と前側板部86の下端縁とを連続させる湾曲板部87と、後側板部85の上側部分と前側板部86の上側部分とを連続させる天井板部88を備える。また、後側板部85、前側板部86および湾曲板部87のプリンター幅方向Yの両側の端部分を連続させている一対の側板部89を備える。
前側板部86の前面86aはプリンター幅方向Yに細長く延びる長方形をしている。前側板部86の前面86aは、切断補助部材7がフレーム6に取り付けられた状態をプリンター前方X1から見た場合に、排紙口4を介して外側から目視可能な切断補助部材7の露出部分である。前側板部86の前面86aには、プリンター幅方向Yに延びるのこぎりの刃の形状が模様90として形成されている。換言すれば、前側板部86の前面86aには、プリンター幅方向Yの一方側から他方側に向って下方に傾斜する線分と、この線分の下端からプリンター幅方向Yの他方側に向かって上方に傾斜する線分とから形成されるV字形状の模様90がプリンター幅方向Yに連続して形成されている。湾曲板部87の外周面は、下方に突出する突形状の湾曲面(接触面)87aとなっている。天井板部88には複数のフック91が設けられている。各フック91はフレーム6に設けられた係合孔(不図示)に着脱可能に係止されるものである。
ここで、湾曲板部87の湾曲面87aは切断位置Bに排出された連続用紙Pのミシン目P2の部分に接触可能な接触面である。換言すれば、切断補助部材7は、その湾曲面が切断位置Bに排出された連続用紙Pのミシン目P2の部分に当接可能な位置に配置されている。図2に示すように、湾曲面87aは、印刷ヘッド13による印刷位置Aを規定するプラテン面18aを延長させた仮想面92の一方側(上側)から他方側(下側)に向って突出して仮想面92の他方側(下側)に達している。本例では湾曲面87aは円弧面である。この円弧面を規定する半径は5mmである。
なお、切断補助部材7はフック91を利用してフレーム6に着脱可能に取り付けられるので、切断補助部材7が必要ない場合には、切断補助部材7をプリンター1から取り外すことができる。
(制御系)
図8はプリンター1の制御系の概略ブロック図である。図8に示すように、プリンター1の制御系はCPUを備える制御部95を中心に構成されている。制御部95の入力側には、コンピューターなどの外部の機器とプリンター1を通信可能に接続する通信部96と用紙検出器19が接続されている。制御部95の出力側には、印刷ヘッド13、キャリッジモーター17および搬送モーター60が接続されている。通信部96は外部の機器から供給された印刷データを逐次に制御部95に入力し、制御部95は印刷データを逐次に解釈して印刷を行う。
制御部95は用紙検出器19からの出力に基づいて搬送経路12上の連続用紙Pの位置を取得する位置取得部97を備える。位置取得部97は、用紙検出器19が連続用紙Pを検出した時点から連続用紙Pの累積搬送量を算出しており、累積搬送量に基づいて連続用紙Pの搬送経路12上の位置を取得する。
制御部95は、連続用紙Pがトラクター31にセットされると、連続用紙Pを印刷位置Aに配置する頭出し動作を行う。頭出し動作では、制御部95は、搬送モーター60を前進回転方向に駆動して連続用紙Pを搬送経路12に沿ってプリンター前方X1に搬送する。また、制御部95は、位置取得部97が取得している位置情報に基づいて、連続用紙Pを印刷位置Aに位置決めする。
さらに、制御部95は、頭出しされた連続用紙Pに印刷を施す印刷動作を行う。印刷動作では、制御部95は、キャリッジモーター17を駆動することにより印刷ヘッド13をプリンター幅方向Yに移動させながら当該印刷ヘッド13を駆動して印刷位置Aに配置された連続用紙Pにインク滴を吐出するインク吐出動作と、搬送モーター60を前進回転方向に駆動して搬送機構10により所定の紙送り量だけ連続用紙Pを搬送する紙送り動作を交互に繰り返す。
また、制御部95は、1ページ分の印刷が終わると、搬送モーター60を前進回転方向に駆動して連続用紙Pを所定の紙送り量だけプリンター前方X1に搬送して、切断位置Bに配置する排紙動作を行う。さらに、制御部95は、連続用紙Pを切断位置Bに停止させた後に用紙保持動作を行い、ユーザーによる連続用紙Pの切断に備える。
用紙保持動作は、搬送機構10を、連続用紙Pをプリンター前方X1(第1方向)に搬送している間に当該搬送機構10が連続用紙Pを保持する保持力よりも大きな保持力で連続用紙Pを保持する保持機構として機能させるための動作である。用紙保持動作では、制御部95は、搬送モーター60を後退回転方向に駆動して切り替え機構81を駆動し、前進用回転伝達機構64による回転伝達経路を切断し、後退用回転伝達機構65による回転伝達経路を接続する。より具体的には、搬送モーター60を所定の回転角度だけ後退回転方向に駆動することにより後退用遊星歯車76が後退用伝達歯車80に噛み合う状態を形成し、搬送モーター60の後退用回転をトラクター31に伝達可能な状態を形成する。
ここで、搬送機構10が連続用紙Pをプリンター前方X1に搬送する際には、搬送モーター60からの前進用回転がローラー回転伝達機構61を介して搬送ローラー41に伝達されるとともに、ワンウエイクラッチ77を備える前進用回転伝達機構64を介してトラクター31に伝達される。従って、搬送機構10が連続用紙Pをプリンター前方X1に搬送しているときに搬送機構10が連続用紙Pを保持する保持力はワンウエイクラッチ77が機能することにより比較的小さなものとなる。このため、前進用回転伝達機構64によって搬送モーター60の前進用回転をトラクター31に伝達可能な状態では、ユーザーが連続用紙Pをプリンター前方X1に引っ張ると、連続用紙Pがプリンター前方X1に移動し易い。
一方、搬送機構10が連続用紙Pを第2方向に搬送する際には、搬送モーター60からの後退用回転がローラー回転伝達機構61を介して搬送ローラー41に伝達されるとともに、ワンウエイクラッチ77を備えない後退用回転伝達機構65を介してトラクター31に伝達される。従って、連続用紙Pを切断位置Bに排出した後に制御部95が搬送モーター60を後退回転方向に駆動して後退用回転伝達機構65によって搬送モーター60の後退用回転をトラクター31に伝達可能な状態を形成すれば、ワンウエイクラッチ77が機能しない分だけ、トラクター31が連続用紙Pを保持する保持力が上昇する。すなわち、ワンウエイクラッチ77が機能しなくなるので、連続用紙Pがプリンター前方X1に引っ張られたときに、回転伝達機構25による機械的な負荷および搬送モーター60のディテントトルクが連続用紙Pに加わり、連続用紙Pがプリンター前方X1に容易に移動しなくなる。
また、制御部95は、連続用紙Pを切断位置Bに配置した後に新たな印刷データが供給されると、第2の頭出し動作を行う。すなわち、制御部95は搬送モーター60を後退回転方向に駆動して連続用紙Pを搬送経路12に沿ってプリンター後方X2に所定の搬送量だけ搬送し、連続用紙Pを印刷位置Aに位置決めする。
(印刷処理動作)
図9は印刷処理動作のフローチャートである。図10は切断補助部材を利用した連続用紙の切断動作の説明図である。印刷処理動作では、まず、トラクター31のトラクターピン32に、連続用紙Pの両側縁に形成されたスプロケットホールP1を係合させた状態とする。この状態で、制御部95は頭出し動作を行う。頭出し動作において制御部95が搬送モーター60を前進回転方向に駆動すると、トラクター回転伝達機構62は図6(a)に示す状態になり、トラクター31および搬送ローラー41が前進回転方向に回転駆動される。従って、連続用紙Pが搬送経路部分20に沿って搬送ローラー41に向けて搬送される。トラクター31によって搬送された連続用紙Pは、用紙検出器19により検出された後に回転している搬送ローラー41と押さえローラー42の間に挟み込まれ、印刷位置Aまで更に搬送される(ステップST1)。
ここで、搬送ローラー41による前進方向の搬送速度は、トラクター31の前進方向の搬送速度よりも大きく設定されている。従って、連続用紙Pは搬送ローラー41の側に一定の張力で引っ張られながら搬送される。これにより、折り畳まれた形態から展開されて供給されるファンフォールド紙を連続用紙Pとして用いる場合でも、折れ曲がり、弛み等が適切に除去された状態で、用紙を頭出し位置へ到達させることができる。
プリンター1に印刷データが供給されると、制御部95は印刷動作を行う(ステップST2)。すなわち、制御部95は、キャリッジモーター17および印刷ヘッド13を駆動してインク吐出動作を行うとともに、搬送モーター60を前進回転方向に駆動して、搬送ローラー41によって連続用紙Pを搬送経路部分20に沿って紙送りする紙送り動作を行う。また、このインク吐出動作と紙送り動作を繰り返す。
ここで、搬送ローラー41の摩擦層45は非常に高い摩擦係数を有するので、連続用紙Pは搬送ローラー41と押さえローラー42によって滑りを殆ど生ずることなく保持され、高い精度で連続用紙Pの搬送が行われる。一方、トラクター31の側は、搬送ローラー41よりも遅い搬送速度で連続用紙Pを前進方向に送り出している。従って、常に所定の張力が加わった状態で連続用紙Pを搬送できる。また、トラクター31への前進用の回転力は、ワンウエイクラッチ77を介して伝達される。従って、連続用紙Pに加わる張力が一定の値以上になると、トラクター31が搬送ローラー41によって強制的に前進回転方向に強く引かれる状態になる。この状態では、ワンウエイクラッチ77が空回りするので、連続用紙Pに加わる張力が大きくなることがない。よって、常に適切な張力状態で連続用紙Pが前進方向に搬送され、高品質の印刷を実現できる。
1ページ分の印刷が終了すると制御部95は排紙動作を行う。従って、回転している各排出ローラー46と各押さえローラー47の間に挟み込まれた連続用紙Pは、各排出ローラー46によって搬送経路部分20に沿って更にプリンター前方X1搬送され、プラテン面18aよりも下方に配置された排紙トレー5に沿った排出経路部分21に達する。その後、連続用紙Pは切断位置Bで停止する(ステップST3)。
連続用紙Pが切断位置Bに排出されると、制御部95は用紙保持動作を行う(ステップST4)。すなわち、制御部95は搬送モーター60を後退回転方向に所定の回転角度だけ駆動する。これにより、搬送モーター60の後退回転方向の回転は、ローラー回転伝達機構61を介して搬送ローラー41に伝達される。従って、連続用紙Pは僅かにプリンター後方X2に移動する。また、搬送モーター60の後退回転方向への駆動により切り替え機構81が動作するので、トラクター回転伝達機構62では、前進用回転伝達機構64の回転伝達経路が遮断され、後退用回転伝達機構65の回転伝達経路が接続状態に切り替わる。これにより、トラクター回転伝達機構62は図6(b)に示す状態となり、搬送機構10は連続用紙Pを比較的大きな保持力で保持する保持機構として機能する。
連続用紙Pが停止すると、ユーザーは、必要に応じて、連続用紙Pを切断する(ステップST5)。連続用紙Pの切断は、排紙口4から排出された連続用紙Pをプリンター前方X1(排出方向)に引っ張ることによって行われる。
ユーザーが連続用紙Pをプリンター前方X1に引っ張ると、連続用紙Pは、用紙保持動作中に搬送ローラー41の回転によってプリンター後方X2に搬送された分だけプリンター前方X1に移動して、再び切断位置Bに配置される。
ここで、切断補助部材7の湾曲面87aは、切断位置Bに搬送された連続用紙Pのミシン目P2に接触可能である。また、湾曲面87aはプラテン面18aを延長させた仮想面92の一方側から突出して他方側に達しているので、切断位置Bに排出された連続用紙Pをプリンター前方X1に引っ張ったときに、連続用紙Pが切断補助部材7の湾曲面87aに容易に接触する。従って、ユーザーは、切断位置Bに搬送された連続用紙Pを切断する際に、切断補助部材7の湾曲面87aに連続用紙Pのミシン目P2の部分を接触させながら引っ張ることができる。
また、切断位置Bに排出された連続用紙Pが湾曲面87aに沿った状態となると、図10に示すように、連続用紙Pにおけるミシン目P2よりもプリンター後方X2(印刷位置Aの側)の部分から湾曲面87aに接触する。従って、湾曲面87aから連続用紙Pのミシン目P2の部分に当該ミシン目P2をせん断する力を付与することができる。
なお、本例では、切断補助部材7において連続用紙Pに接触する接触面が湾曲面87aなので、連続用紙Pが接触面によって切断されることがない。従って、連続用紙Pはミシン目P2で切断される。また、接触面が湾曲面87aなので、排出された連続用紙Pが切断位置Bからずれた場合でも、連続用紙Pのミシン目P2を接触面に接触させることが容易であり、連続用紙Pを排出する切断位置Bに幅を持たせることができる。さらに、切断補助部材7において排紙口4を介して目視できる前側板部86の前面86a(露出部分)には、のこぎりの刃の形状が模様90として形成されている。従って、この模様90を見たユーザーは、切断補助部材7が連続用紙Pを切断するために用いる部材であることを直感的に理解できる。よって、ユーザーは、連続用紙Pを切断補助部材7に接触させながら連続用紙Pを切断できる。
その後、新たな印刷データが供給されると(ステップST6:Yes)、制御部95は、第2の頭出し動作を行う(ステップST7)。すなわち、制御部95は、搬送モーター60を後退回転方向に回転駆動して連続用紙Pをプリンター後方X2に所定の距離だけ搬送する。ここで、搬送モーター60の後退回転方向の回転は、ローラー回転伝達機構61を介して搬送ローラー41に伝達され、トラクター回転伝達機構62を介してトラクター31に伝達される。トラクター回転伝達機構62では、接続状態となっている後退用回転伝達機構65が搬送モーター60の回転をトラクター31に伝達する。
そして、新たな印刷データの供給が無くなるまで(ステップST6:No)、ステップST2〜ステップST7の動作を繰り返す。
1・・プリンター(印刷装置)、2・・ケース、3・・凹部、4・・排紙口、5・・排紙トレー、6・・フレーム、7・・切断補助部材、8・・凹部、9・・給紙口、10・・搬送機構、11・・印刷部、12・・搬送経路、13・・印刷ヘッド、13a・・ノズル面、14・・キャリッジ、15・・キャリッジ移動機構、16・・キャリッジガイド軸、17・・キャリッジモーター、18・・プラテン、18a・・プラテン面、19・・用紙検出器、20・・搬送経路部分、20a・・後側経路部分、20b・・前側経路部分、21・・排出経路部分、22・・第1搬送機構、23・・第2搬送機構、24・・第3搬送機構、25・・回転伝達機構、31・・トラクター、32・・トラクターピン、33・・トラクターベルト、34・・駆動スプロケット、35・・従動スプロケット、36・・トラクター軸、41・・搬送ローラー、42・・押さえローラー、43・・ローラー本体、44・・ローラー軸、45・・摩擦層、46・・排出ローラー、47・・押さえローラー、48・・ローラー本体、49・・ローラー軸、60・・搬送モーター、60a・・駆動スプロケット、61・・ローラー回転伝達機構、62・・トラクター回転伝達機構、63・・歯車列、64・・前進用回転伝達機構、65・・後退用回転伝達機構、66・・駆動歯車、67・・タイミングベルト、70・・回転軸、71・・伝達歯車、72・・前進用太陽歯車、73・・後退用太陽歯車、74・・遊星キャリア、74a・・腕部、74b・・腕部、75・・前進用遊星歯車、76・・後退用遊星歯車、77・・ワンウエイクラッチ、78・・前進用伝達歯車、80・・後退用伝達歯車、81・・切り替え機構、85・・後側板部、86・・前側板部、86a・・前面、87・・湾曲板部、87a・・湾曲面(接触面)、88・・天井板部、89・・側板部、90・・模様、91・・フック、92・・仮想面、95・・制御部、96・・通信部、97・・位置取得部、A・・印刷位置、B・・切断位置、P・・連続用紙、P1・・スプロケットホール、P2・・ミシン目、X・・プリンター前後方向、Y・・プリンター幅方向、X1・・プリンター前方、X2・・プリンター後方

Claims (5)

  1. ミシン目を備える連続用紙にインク滴を吐出する印刷ヘッドと、
    前記連続用紙を当該連続用紙のミシン目で切断するための切断補助部材を有し、
    前記切断補助部材は、予め設定された切断位置に搬送された前記連続用紙の前記ミシン目に接触可能な接触面を備え、
    前記接触面は、突形状の湾曲面であり、
    排紙口を介して外側から目視できる前記切断補助部材の露出部分には、のこぎりの刃の形状が模様として形成されている
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記湾曲面は、前記印刷ヘッドによる印刷位置を規定するプラテン面を延長させた仮想面の一方側から突出して他方側に達していることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2において、
    前記切断位置に搬送された前記連続用紙を前記湾曲面に沿わせると、当該連続用紙における前記ミシン目よりも前記印刷位置の側の部分から前記湾曲面に接触することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1ないしのうちのいずれかの項において、
    前記切断位置に搬送された前記連続用紙を下方から受ける排紙トレーと、
    前記排紙トレーと対向するフレームと、を有し、
    前記切断補助部材は、フレームに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1ないしのうちのいずれかの項に記載の印刷装置の切断補助部材。
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