JP6393251B2 - 乗客コンベア及び乗客コンベアのリニューアル方法 - Google Patents
乗客コンベア及び乗客コンベアのリニューアル方法 Download PDFInfo
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Description
補助支持部材は、既設フレームの上端部の上面に固定ボルト及び固定ナットを介して着脱可能に固定される固定片と、建築構造物の仕上げ床面に載置される載置片と、固定片と載置片とを接続する接続部と、を有している。また、接続部は、固定片の端部から垂直に屈曲して連続し、載置片は、接続部から垂直に屈曲して連続し、接続部から固定片が突出する方向とは反対方向に向けて突出する。
(1)既設フレームにおける進行方向及び上下方向とも直交する幅方向の両側に補助支持部材を取り付ける
(2)補助支持部材の一部を建築構造物の床面に載置させる工程。
また、補助支持部材としては、上述した補助支持部材が用いられる。
1−1.乗客コンベアの構成例
まず、図1〜図6を参照して本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)について説明する。
図1は、本例の乗客コンベアを示す斜視図、図2は、本例の乗客コンベアを建築構造物に設置した状態を示す概略構成図である。
図3に示すように、連結枠部13は、第1枠部11の下部材11bと、第2枠部12の下部材12bを連結しているこれにより、第1枠部11と、第2枠部12は、幅方向Yに所定の間隔を空けて対向して配置される。そして、第1枠部11、第2枠部12及び連結枠部13で形成された空間内を、後述する踏段5が通過する。
複数の踏段5は、不図示のチェーンを介して無端状に連結され、一連のコンベアを構成している。図3に示すように、複数の踏段5は、フレーム2にける第1枠部11と第2枠部12の間に配置される。そして、複数の踏段5は、不図示の駆動装置によって上階床200Aと下階床200Bとの間を循環移動する。
図1に示すように、一対の欄干部材6、6は、フレーム2における第1枠部11及び第2枠部12に沿って配置されている。一対の欄干部材6、6は、それぞれ第1枠部11又は第2枠部12から上下方向の上方に向けて立設されている。
また、図4及び図5に示すように、デッキ部22における幅方向Yの外側には、後述する補助支持部材7を覆う保護カバー24が設けられている。保護カバー24は、デッキ部22における上階床200A及び下階床200Bの両端部に設けられている。保護カバー24には、複数の踏段5の進行方向Xの向きを示す表示部24aが設けられている。
補助支持部材7は、既に建築構造物200に設置されたフレーム2に取り付けられる。図1及び図2に示すように、補助支持部材7は、フレーム2の上階水平部2Aと下階水平部2Bにおける幅方向Yの両側にそれぞれ配置される。
また、図6に示すように、仕上げ床面203における載置片7bが載置される箇所には、保護板31が設けられている。これにより、仕上げ床面203が載置片7bによって傷が付くことを防ぐことができる。
次に、上述した構成を有する乗客コンベアのリニューアル方法について説明する。
図2に示すように、予めフレーム2は、建築構造物200に設置されている。そして、建築構造物200の仕上げ床面203と、既設のフレーム2の上端部との間隔に応じて補助支持部材7の接続部7cの長さを設定する。さらに、建築構造物200の壁面204と既設のフレーム2の幅方向Yの隙間に応じて、補助支持部材7の載置片7bの長さ(突出長さT)を設定して製作する。
次に、図7を参照して本発明の第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアについて説明する。
図7は、第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアの要部を示す概略構成図である。
次に、図8を参照して本発明の第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアについて説明する。
図8は、第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアの要部を示す概略構成図である。
Claims (8)
- 建築構造物に設けられ、人や物を搬送する乗客コンベアにおいて、
予め建築構造物に設置された既設フレームと、
前記既設フレーム内に設けられて、前記既設フレーム内を循環移動する無端状に連結された複数の踏段と、
前記既設フレームにおける前記複数の踏段の進行方向の両端部に設けられ、前記建築構造物の仕上げ床面よりも低い位置に形成された支持梁に載置されて前記既設フレームを支持する受梁と、
前記既設フレームにおける、前記進行方向及び上下方向とも直交する幅方向の両側に取り付けられる補助支持部材と、を備え、
前記補助支持部材は、
前記既設フレームの上端部の上面に固定ボルト及び固定ナットを介して着脱可能に固定される固定片と、
前記建築構造物の前記仕上げ床面に載置される載置片と、
前記固定片と前記載置片とを接続する接続部と、を有し、
前記接続部は、前記固定片の端部から垂直に屈曲して連続し、
前記載置片は、前記接続部から垂直に屈曲して連続し、前記接続部から前記固定片が突出する方向とは反対方向に向けて突出する
乗客コンベア。 - 前記接続部における前記固定片から前記載置片までの長さは、前記既設フレームの前記上端部と前記仕上げ床面との前記上下方向の間隔に応じて設定される
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記載置片における前記接続部からの突出長さは、前記既設フレームと前記建築構造物との前記幅方向の隙間に応じて設定される
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記仕上げ床面における前記載置片が載置される箇所には、前記仕上げ床面を保護する保護板が設けられる
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記載置片と前記保護板との間には、前記載置片を摺動可能に支持する摺動部材が介在される
請求項4に記載の乗客コンベア。 - 前記補助支持部材を覆う保護カバーを設けた
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記保護カバーに、前記進行方向の向きを示す表示部を設けた
請求項6に記載の乗客コンベア。 - 予め建築構造物に設置された既設フレームと、前記既設フレーム内に設けられて、前記既設フレーム内を循環移動する複数の踏段と、前記既設フレームにおける前記複数の踏段の進行方向の両端部に設けられ、前記建築構造物の仕上げ床面よりも低い位置に形成された支持梁に載置されて前記既設フレームを支持する受梁とを備えた乗客コンベアのリニューアル方法において、
前記既設フレームにおける前記進行方向及び上下方向とも直交する幅方向の両側に補助支持部材を取り付ける工程と、
前記補助支持部材の一部を前記建築構造物の前記仕上げ床面に載置させる工程と、
を含み、
前記補助支持部材は、
前記既設フレームの上端部の上面に固定ボルト及び固定ナットを介して着脱可能に固定される固定片と、
前記建築構造物の前記仕上げ床面に載置される載置片と、
前記固定片と前記載置片とを接続する接続部と、を有し、
前記接続部は、前記固定片の端部から垂直に屈曲して連続し、
前記載置片は、前記接続部から垂直に屈曲して連続し、前記接続部から前記固定片が突出する方向とは反対方向に向けて突出する
乗客コンベアのリニューアル方法。
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