JP6123511B2 - 乗客コンベアのリニューアル工法及び該工法に用いる搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータ等の乗客コンベアをリニューアルする工法に関するものである。
従来、エスカレータにおいて、既設トラスを撤去することなく、既設トラスの内部空間に新設トラスを設置し、既設トラスに新設トラスを合体させるリニューアル工法が知られている(特許文献1)。
係るリニューアル工法によれば、リニューアルの工期を短縮することが可能である。
又、この様なリニューアル工法において、新設トラスをその長手方向に複数のトラスセグメントに分割し、これらのトラスセグメントを順次、既設トラスの内部空間に設置していくリニューアル工法が知られている(特許文献2)。
係るリニューアル工法によれば、既設トラスの内部空間を既設トラスに沿って移動させながら、全てのトラスセグメントを既設トラスの内部空間に設置して、これらのトラスセグメントを互いに連結することにより、既設トラスの内部空間に新設トラスを完成することが出来る。
又、この様なリニューアル工法において、既設トラスに沿ってトラスセグメントを移動させる工程で、既設トラスの上階側水平部、傾斜部及び下階側水平部のそれぞれに1或いは複数の門型揚重装置を配備し、これらの門型揚重装置に設けられたチェーンブロックを用いて、トラスセグメントを吊り上げつつ、既設トラスの下階側水平部から傾斜部を経て上階側水平部まで移動させる工法が提案されている(特許文献3)。
更に又、既設トラスに沿ってトラスセグメントを移動させるリニューアル工法において、トラスセグメントの前後左右に、既設トラスの上面にて転動可能な車輪を具えた4つの搬送具を取り付け、該搬送具によってトラスセグメントを搬送することが提案されている(特許文献4)。
係るリニューアル工法によれば、新設トラスを構成すべき複数のトラスセグメントを既設トラスに沿って容易に搬送することが出来る。
特開昭58−152779号公報 特開2005−314085号公報 特開2008−44684号公報 特開2010−70313号公報
上述のリニューアル工法においては、既設トラスの内部空間に新設トラスを設置した後、新設トラス設置のために用いた門型揚重装置を複数の部材に分解し、これらの部材や搬送具等の機材(以下、機材と総称する)を新設トラス上から撤去する作業が行なわれる。
この場合、複数の機材を新設トラスの上階側から下階側へ降ろす作業が必要となり、このために従来は、例えば階段やエレベータを利用して、機材を運搬することが行なわれていた。
しかしながら、階段やエレベータを利用した機材の運搬は、作業効率が悪く、機材の撤去に時間がかかる問題があった。
そこで本発明の目的は、新設トラスがその長手方向に複数のトラスセグメントに分割された状態で、これらのトラスセグメントを順次、既設トラスの内部空間に設置していく乗客コンベアのリニューアル工法において、新設トラス上から撤去すべき複数の機材を効率的に運搬することが出来る、リニューアル工法及び該工法に用いる運搬台車を提供することである。
本発明に係る乗客コンベアのリニューアル工法は、既設トラスの内部空間に設置すべき新設トラスが、その長手方向に複数のトラスセグメントに分割された状態で、これらのトラスセグメントを順次、既設トラスの内部空間に設置していくものであって、
前記複数のトラスセグメントを順次、既設トラスに沿って搬送し、前後のトラスセグメントを互いに連結することによって、新設トラスを構成すると共に、該新設トラス内に、乗客コンベアを構成する左右一対のステップチェーンの移動を案内するための左右一対のガイドレールを構成する新設トラス組立工程と、
前記一対のガイドレールの上に搬送台車を構成し、該搬送台車に、新設トラス上から撤去すべき機材を搭載して、ガイドレールを軌道として搬送台車を移動させることにより、前記機材を撤去のために搬送する機材撤去工程
とを有している。
上記本発明のリニューアル工法によれば、乗客コンベアを構成する左右一対のステップチェーンの移動を案内するための左右一対のガイドレールが新設トラス内に構成された状態で、該ガイドレールを軌道とする搬送台車により、撤去すべき機材を新設トラスに沿って運搬することが出来る。
具体的態様において、前記搬送台車は、荷台部材と、該荷台部材の左右両側部に配備されて前記一対のガイドレールの上を転動する左右一対のローラ列とを具え、各ローラ列は、前記ステップチェーンのローラ列と同じ設計仕様を有している。
該具体的態様によれば、荷台部材の左右両側部に配備すべき左右一対のローラ列を製造する場合、ステップチェーンのローラ列と同じ設計を採用することが出来る。
他の具体的な態様において、前記搬送台車は、新設トラスに取り付けられた左右一対のステップチェーンに荷台部材を連結して構成され、該ステップチェーンのローラ列をガイドレール上で転動させることにより、荷台部材をガイドレールに沿って移動させる。
該具体的態様によれば、荷台部材の両側部に配備すべき左右一対のローラ列として、新設トラスに取り付けられた左右一対のステップチェーンのローラ列が利用されるので、搬送台車専用のローラ列を配備する必要がない。
本発明に係る乗客コンベアのリニューアル工法に用いる搬送台車は、
荷台部材と、
該荷台部材の左右両側部に配備されて、乗客コンベアを構成するステップチェーンの移動を案内するための左右一対のガイドレールの上を転動する左右一対のローラ列
とを具え、各ローラ列は、前記ステップチェーンのローラ列と同じ設計仕様を有している。
具体的態様において、前記左右一対のローラ列はそれぞれ、複数のローラと、前後のローラを互いに連結するリンク部材とを具え、前後方向の複数箇所にて左右のローラどうしが連結軸によって互いに連結され、該連結軸の上に前記荷台部材が設置されている。
該具体的態様によれば、ローラ列を構成すべきローラ、リンク部材及び連結軸として、ステップチェーンのローラ列を構成すべきローラ、リンク部材及び連結軸をそれぞれ流用することが出来る。
本発明に係る乗客コンベアのリニューアル工法及び該工法に用いる運搬台車によれば、新設トラス上から撤去すべき複数の機材を新設トラスに沿って効率的に運搬することが出来る。
図1は、本発明のリニューアル工法における第1工程を示す斜視図である。 図2は、該リニューアル工法における第2工程を示す斜視図である。 図3は、該リニューアル工法における第3工程を示す斜視図である。 図4は、該リニューアル工法における第4工程を示す斜視図である。 図5は、該リニューアル工法における第5工程を示す斜視図である。 図6は、該リニューアル工法に用いる搬送具を示す斜視図である。 図7は、既設トラスを示す側面図である。 図8は、新設トラスを構成する複数のトラスセグメントを示す側面図である。 図9は、搬送台車を新設トラスのガイドレールに沿って移動させる工程を示す側面図である。 図10は、搬送台車の平面図である。 図11は、搬送台車の正面図である。 図12は、ローラ列の側面図である。 図13は、搬送台車の斜視図である。 図14は、搬送台車の分解斜視図である。 図15は、新設トラスのガイドレール上に搬送台車を設置した状態の正面図である。 図16は、新設トラスのガイドレール上にステップチェーン及びステップを設置した状態の正面図である。
以下、本発明をエスカレータのリニューアル工法に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。尚、以下の説明では、トラスの長手方向に沿って下階から上階へ向かう方向を「前方」、その逆方向を「後方」と称する。
本発明の一実施形態であるエスカレータのリニューアル工法は、既設トラスを撤去することなく既設トラスの内部空間に新設トラスを設置するものであって、先ず、第1工程では、図1及び図7に示す如くエスカレータから既設トラス(1)以外の部品や機器(駆動装置、ステップ、手摺り駆動機構、制御機器等)を撤去し、既設トラス(1)のみを残す。
既設トラス(1)は、上階側水平部(11)、傾斜部(12)及び下階側水平部(13)から構成されており、上階側水平部(11)から傾斜部(12)を経て下階側水平部(13)まで延在する上面(1a)を有している。
又、図8に示す如く、新設トラス(3)をその長手方向に、上階側水平トラスセグメント(31)と、上階側屈曲トラスセグメント(32)と、複数の中間トラスセグメント(33)(33)と、下階側屈曲トラスセグメント(34)と、下階側水平トラスセグメント(35)に分割する。
尚、これらのトラスセグメント(31)〜(35)には、エスカレータを構成すべき複数の部品や機器の内、予め搭載可能な複数の部品や機器(駆動装置、駆動輪、ガイドレール等)が搭載されている。
又、図8は、新設トラス(3)の1つの分割例を示すものであって、新設トラス(3)の全長等に応じて適切な分割形態が採用される。
以下の説明においては、新設トラス(3)を構成するトラスセグメント(31)〜(35)を適宜、トラスセグメント(30)と総称する。
次に、第2工程では、図2に示す如く既設トラス(1)の下階側水平部(13)に門型揚重装置(2a)を設置すると共に、既設トラス(1)の上階側水平部(11)に門型揚重装置(2b)を設置する。
続いて第3工程では、図3に示す如く下階側の門型揚重装置(2a)と上階側の門型揚重装置(2b)に設けられているチェーンブロック(20)を用いて、トラスセグメント(30)を既設トラス(1)の上面に沿って引き上げる。
ここで、トラスセグメント(30)には、前後左右の4箇所にそれぞれ、搬送具(4)が取り付けられており、該4つの搬送具(4)を既設トラス(1)の全長に亘って延在する上面に配置し、該上面に沿って移動させることにより、トラスセグメント(30)を搬送する。
搬送具(4)は、図6に示す如く、トラスセグメント(30)の上面に締結固定されるべき平板状のベース部材(41)と、既設トラス(1)の上面(1a)に沿って滑動可能なそり部材(43)と、ベース部材(41)とそり部材(43)の間に介在する内筒及び外筒からなる伸縮機構(42)とを具えている。
ベース部材(41)には、第1調整ボルト(44)がねじ込まれ、該第1調整ボルト(44)の先端面が伸縮機構(42)の内筒の端面に当接している。
従って、第1調整ボルト(44)をベース部材(41)に対してねじ込むことにより、伸縮機構(42)が伸長し、その長さが大きくなる。逆に、第1調整ボルト(44)をねじ戻すことによって、トラスセグメント(30)の重量によって伸縮機構(42)が収縮し、その長さが小さくなる。
又、ベース部材(41)には、ベース部材(41)をトラスセグメント(30)に固定するための第2調整ボルト(45)がねじ込まれている。
4つの搬送具(4)のベース部材(41)をそれぞれトラスセグメント(30)の前後左右に締結固定した状態で、4つの搬送具(4)のそり部材(43)を既設トラス(1)の上面に沿って滑動させる際には、第1調整ボルト(44)の操作によって伸縮機構(42)の長さを変化させることにより、既設トラス(1)の上面(1a)とトラスセグメント(30)の上面との間隔を調整する。
これによって、トラスセグメント(30)を既設トラス(1)と干渉させることなく、既設トラス(1)の内部空間にてトラスセグメント(30)を搬送することが出来る。
トラスセグメント(30)を既設トラス(1)の上面(1a)に沿って所定の位置まで搬送した後、ベース部材(41)に対するトラスセグメント(30)の締結を緩めると共に、第2調整ボルト(45)を操作して、ベース部材(41)に対するねじ込み量を増減させることによって、既設トラス(1)の内部空間にてトラスセグメント(30)を昇降させ、既設トラス(1)の上面(1a)とトラスセグメント(30)の上面との間隔を調整する。
これによって、トラスセグメント(30)を既設トラス(1)の内部空間にて所定の高さ位置に設定することが出来る。
この結果、トラスセグメント(30)を前方の設置済みのトラスセグメント(30)と連結することが可能となる。
上述の如く、搬送対象となるトラスセグメント(30)に4つの搬送具(4)を取り付け、これら4つの搬送具(4)を既設トラス(1)の上面に沿って移動させながら、各トラスセグメント(30)を搬送し、前後のトラスセグメント(30)(30)どうしを互いに連結することにより、図4に示す如く、既設トラス(1)の内部空間に新設トラス(3)を完成する。
第4工程では、既設トラス(1)から下階側門型揚重装置(2a)及び上階側門型揚重装置(2b)を複数の部材に分解し、これらの部材や搬送具(4)等の機材を新設トラス(3)に沿って上階側から下階側へ搬送し、図5の如く新設トラス(3)上から撤去する。
複数の機材を新設トラス(3)に沿って上階側から下階側へ搬送する際には、図9に示す如く、新設トラス(3)に取り付けられている左右一対のガイドレール(36)(36)上に搬送台車(8)を設置し、該搬送台車(8)上に撤去すべき機材を載せて、チェーンブロック(20)によって該搬送台車(8)をガイドレール(36)に沿って上階側から下階側へ移動させる作業を行なう。
尚、上階側門型揚重装置(2b)を分解する前に撤去すべき機材を搬送する場合は、上階側門型揚重装置(2b)にチェーンブロック(20)を吊り下げることが出来るが、上階側門型揚重装置(2b)を分解する過程で分解した機材を搬送する場合は、最後に残ることとなる脚部材(21)を利用してチェーンブロック(20)を吊り下げる。
最後に、図16の如く、新設トラス(3)に対して複数のステップ(7)、手摺り(9)、制御機器等を取り付ける最終工程を実施することにより、エスカレータのリニューアルを完了する。
最終工程では、新設トラス(3)に取り付けられている左右一対のガイドレール(36)(36)に沿って左右一対のステップチェーン(85)(85)を張設し、該ステップチェーン(85)(85)に対してステップ(7)を連結する。
各ステップチェーン(85)は、複数のローラを配列してなるローラ列(86)と、前後の複数箇所にて左右のローラを互いに連結する複数の連結軸(87)とから構成されている。
前記第4工程にて複数の機材を新設トラス(3)に沿って上階側から下階側へ搬送するための搬送台車(8)は、図10〜図15に示す如く、機材を載せるための荷台部材(84)を具え、該荷台部材(84)の左右両側部には、左右一対のローラ列(80)(80)が配備されている。
各ローラ列(80)は、複数のローラ(81)と、前後のローラ(81)(81)を互いに連結する複数のリンク部材(82)とから構成されており、両ローラ列(80)(80)を構成する複数のローラ(81)は、新設トラス(3)に取り付けられている左右一対のガイドレール(36)(36)の上を転動可能である。
又、前後方向の複数箇所にて左右のローラ(81)(81)どうしが連結軸(83)によって互いに連結されており、該連結軸(83)の上に荷台部材(84)が設置されている。
ここで、荷台部材(84)以外の搬送台車(8)の構成部材、即ち、左右一対のローラ列(80)(80)及び複数の連結軸(83)は、図16に示す左右一対のステップチェーン(85)(85)を構成する左右一対のローラ列(86)(86)及び複数の連結軸(87)とそれぞれ同じ構造を有しており、同じ仕様で設計されたものである。
従って、ローラ列(80)の設計に、ステップチェーン(85)の設計を流用することが出来、これによってコストの削減が可能である。
上記搬送台車(8)によれば、左右のローラ列(80)(80)を構成する複数のローラ(81)を、新設トラス(3)のガイドレール(36)(36)上にて転動させることにより、搬送台車(8)をガイドレール(36)に沿って移動させることが出来る。
又、ローラ列(80)は複数のローラ(81)をリンク部材(82)によって互いに連結した構成を有しているので、ローラ列(80)を荷台部材(84)の側部に取り付ける作業が容易であり、ローラ列(80)を単体として運搬することも容易である。
尚、ガイドレール(36)は、図9に示す如く新設トラス(3)の上階側水平部と傾斜部との間で屈曲しているため、この屈曲部は上記の搬送台車(8)を移動させるために利用することが出来ないが、荷台部材(84)を前後に並ぶ複数の荷台部品から構成し、これら複数の荷台部品を屈曲可能に連結した構成によれば、ガイドレール(36)の屈曲部の通過を可能とすることが出来る。
上記エスカレータのリニューアル工法によれば、トラスセグメント(30)に4つの搬送具(4)を取り付けて、該搬送具(4)のそり部材(43)を既設トラス(1)の上面に沿って滑動させることにより、トラスセグメント(30)を移動させることが出来るので、トラスセグメント(30)の搬送は容易なものとなる。
又、上記エスカレータのリニューアル工法によれば、搬送台車(8)によって新設トラス(3)上から撤去すべき複数の機材を効率的に新設トラス(3)に沿って運搬することが出来、これによって工期の短縮を図ることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、搬送台車(8)として、荷台部材(84)の両側部にローラ列(80)(80)を配備して、該ローラ列(80)をガイドレール(36)上にて転動させることにより、搬送台車(8)を移動させているが、これに限らず、新設トラス(3)にステップチェーン(85)を取り付けた状態で、該ステップチェーン(85)に荷台部材(84)を連結して、ステップチェーン(85)をモータ駆動することによって、搬送台車(8)を移動させる構成を採用することも可能である。
又、上記実施形態では、新設トラス(3)のガイドレール(36)(36)に沿って搬送台車(8)を上から下へ降ろす作業が行なわれているが、搬送台車(8)を下から上へ引き上げることによって機材を下階側から上階側へ搬送することも可能である。
更に又、上記実施形態では、工場にて新設トラス(3)を完成させた後、該新設トラス(3)を複数のトラスセグメント(30)に分割し、これらのトラスセグメント(30)をリニューアル工事の現場に搬入することとしているが、新設トラス(3)を構成すべき複数のトラスセグメント(30)を工場にて別々に製造した後、工場ではこれらのトラスセグメント(30)を組み立てることなく、リニューアル工事の現場に搬入することも可能である。
(1) 既設トラス
(2a) 下階側門型揚重装置
(2b) 上階側門型揚重装置
(20) チェーンブロック
(21) 脚部材
(3) 新設トラス
(30) トラスセグメント
(4) 搬送具
(36) ガイドレール
(8) 搬送台車
(80) ローラ列
(81) ローラ
(82) リンク部材
(83) 連結軸
(84) 荷台部材
(85) ステップチェーン

Claims (5)

  1. 既設トラスの内部空間に設置すべき新設トラスが、その長手方向に複数のトラスセグメントに分割された状態で、これらのトラスセグメントを順次、既設トラスの内部空間に設置していく、乗客コンベアのリニューアル工法において、
    前記複数のトラスセグメントを順次、既設トラスの上面に沿って移動するそり部材を具える搬送具によって搬送し、前後のトラスセグメントを互いに連結することによって、新設トラスを構成すると共に、該新設トラス内に、乗客コンベアを構成する左右一対のステップチェーンの移動を案内するための左右一対のガイドレールを構成する新設トラス組立工程と、
    前記一対のガイドレールの上に複数のローラを具える搬送台車を構成し、該搬送台車に、新設トラス上から撤去すべき機材を搭載して、ガイドレールを軌道として搬送台車を移動させることにより、前記機材を撤去のために搬送する機材撤去工程
    とを有していることを特徴とする、乗客コンベアのリニューアル工法。
  2. 前記新設トラス組立工程は、上階側又は下階側に設けられた門型揚重装置のチェーンブロックによって、前記新設トラスを搬送具と共に引き上げ又は吊り下ろし、
    前記機材撤去工程は、前記門型揚重装置の分解前は、前記門型揚重装置の前記チェーンブロックによって前記撤去すべき部材を前記搬送台車で搬送し、前記門型揚重装置の分解後は、前記門型揚重装置の脚部材を用いてチェーンブロックによって分化された前記門型揚重装置を前記搬送台車で搬送する、
    請求項1に記載の乗客コンベアのリニューアル工法。
  3. 前記搬送台車は、荷台部材と、該荷台部材の左右両側部に配備されて前記一対のガイドレールの上を転動する左右一対のローラ列とを具え、各ローラ列は、前記ステップチェーンのローラ列と同じ設計仕様を有している、請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアのリニューアル工法。
  4. 前記搬送台車は、新設トラスに取り付けられた左右一対のステップチェーンに荷台部材を連結して構成され、該ステップチェーンのローラ列をガイドレール上で転動させることにより、荷台部材をガイドレールに沿って移動させる、請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアのリニューアル工法。
  5. 既設トラスの内部空間に設置すべき新設トラスが、その長手方向に複数のトラスセグメントに分割された状態で、これらのトラスセグメントを順次、既設トラスの内部空間に設置していく乗客コンベアのリニューアル工法に用いる搬送台車であって、
    前記トラスセグメントには、前記新設トラスの設置後に張設される乗客コンベアのステップチェーンの左右一対のローラ列が転動するための左右一対のガイドレールを具えており、
    前記搬送台車は、
    荷台部材と、
    該荷台部材の左右両側部に配備された左右一対の荷台側ローラ列であって、それぞれ、複数のローラと、前後のローラを互いに連結するリンク部材とを具え、前後方向の複数箇所にて左右のローラどうしが連結軸によって互いに連結され、該連結軸の上に前記荷台部材が設置されている左右一対の荷台側ローラ列と
    を具え、
    前記左右一対の荷台側ローラ列は、前記ステップチェーンの前記左右一対のローラ列と同じ設計仕様を有する、
    ことを特徴とする、乗客コンベアのリニューアル工法に用いる搬送台車。
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