JPH083431Y2 - エスカレータの据付作業方法に用いる作業台車 - Google Patents

エスカレータの据付作業方法に用いる作業台車

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JPH083431Y2
JPH083431Y2 JP5842590U JP5842590U JPH083431Y2 JP H083431 Y2 JPH083431 Y2 JP H083431Y2 JP 5842590 U JP5842590 U JP 5842590U JP 5842590 U JP5842590 U JP 5842590U JP H083431 Y2 JPH083431 Y2 JP H083431Y2
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次彦 中田
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエスカレータの据付作業方法に用いる作業台
車に係り、特にエスカレータの欄干部分の据付作業に好
適なエスカレータの据付作業方法に用いる作業台車に関
する。
〔従来の技術〕
従来、エスカレータの欄干部分の据付作業は、フレー
ムや、ガイドレールおよびステツプチエーン等のフレー
ム内部機器の取付けを終了した後、前記ステツプチエー
ンに設けられた多本数の前輪ローラ軸上に板を敷き詰
め、この板を作業足場として利用しながら欄干部材の運
搬や取付作業を行なうというものであつた。近年設置台
数が急増している高階床エスカレータなどでは、階高20
m、傾斜距離40mにも達するものがあり、上記した従来の
作業工法でこのような高階床エスカレータの欄干部分を
据付ようとすると、作業員が足場板上を長い距離昇り降
りしなければならなくなる。その結果、部材の運搬に多
大の労力を要し、能率が悪く、作業の安全性にも問題が
あつた。そこで、この問題を解決する一手段として、本
願出願人により例えば特開昭62−211287号公報に記載の
ような、エスカレータの据付作業工法が提案され実用化
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した、特開昭62−211287号公報のエスカレータの
据付作業工法は、ステツプチエーンに作業台車を取付
け、低速運転装置により移動を行なうことにより、ステ
ツプチエーン上の昇降用足場材の削減および作業疲労の
軽減、組立部品類の運搬手段については極めて顕著な効
果を得ることができた。
しかしながら、作業台車上に設置された操作盤と制御
盤間に布設される信号線の布設方法については配慮され
ておらず、信号線吊り下げ用架設装置の取付けに時間が
かかる。また、信号線吊り下げ用ワイヤが信号線および
ワイヤ自重により架設柱の中間で垂れ下がりフレーム材
と干渉する。架設装置に使用する部材員数が多くコスト
的に高価である等の問題があつた。
本考案の目的は、架設装置員数を最小限にとどめ、安
価でかつ架設装置の組立作業効率を格段に向上させるエ
スカレータの据付作業工法に用いる作業台車を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、上部水平部と下部水平部間に中間傾斜部
を設けてなるフレームと、このフレームの前記上部およ
び下部水平部に配設される駆動スプロケツトおよびアイ
ドラースプロケツトと、これら駆動およびアイドラース
プロケツト間に巻架され多数本の前輪ローラ軸を備えた
ステツプチエーンと、このステツプチエーンを案内する
ために前記フレームの長手方向に沿つて延設されるガイ
ドレールとを組立て、しかる後、欄干部材の組立てを行
なうようにした据付過程のエスカレータにあつて、所定
本数の前記前輪ローラ軸上に、前記欄干部材の据付の基
準となる芯出しの行なわれた作業台車を載置固定すると
ともに、前記駆動スプロケツト側に、前記作業台車に設
置された操作盤により起動されて駆動スプロケツトを介
して前記ステツプチエーンを駆動するモータを設置し、
しかして、前記作業台車を前記ガイドレールに沿つて作
業位置まで移動せしめ、この作業位置で作業台車を基準
として欄干部分の取付け・芯出しを行なうようにしたエ
スカレータの据付作業方法に用いる作業台車において、
前記操作盤と前記モータを駆動制御する制御装置との間
に布設する信号線を前記作業台車が下方端階に移動でき
る長さを有する第1の信号線と、少なくとも前記操作盤
を前記作業台車内で自在に移動可能な長さを有する第2
の信号線とに分割し、固定軸によつて回転されるドラム
を有し、このドラムに前記第1の信号線を接続し、前記
固定軸に前記第2の信号線を接続し、これら第1の信号
線と第2の信号線間を摺動により給電される集電装置で
構成したケーブル巻取り装置を搭載することにより達成
される。
〔作用〕
本考案は、上記構成となつているため操作盤と制御盤
間に布設された信号線を架設する架設装置を取付ける必
要がなくなるので、据付作業の効率を格段に向上させ
る。
〔実施例〕
以下、本考案のエスカレータの据付作業方法に用いる
作業台車の実施例を第1図および第2図に基づいて説明
する。
第1図は本考案のエスカレータの据付作業方法に用い
る作業台車の一実施例を示す全体斜視図、第2図は本考
案に係る専用作業台車のケーブル巻取り装置の詳細斜視
図である。
第1図において1はフレームで、このフレーム1は、
上部水平部1aと下部水平部1bと中間傾斜部1cとからなつ
ており、上部水平部1a内には駆動スプロケツト2が、ま
た下部水平部1b内にはアイドラースプロケツト3がそれ
ぞれ配設されている。これらの駆動およびアイドラース
プロケツト2、3間にはステツプの数だけ前輪ローラ軸
10を備えたステツプチエーン8が巻架されており、また
駆動スプロケツト2は、例えば駆動チエーン7や減速機
6を介して本設モータ4に連結されており、据付完了後
のエスカレータはこの本設モータ4により駆動スプロケ
ツト2が駆動され、更にステツプチエーン8が駆動され
るようになつている。つまりこれらはエスカレータの駆
動機構部を構成している。9はフレーム1の長手方向に
沿つて延設され前記ステツプチエーン8を案内するガイ
ドレールで、このガイドレール9上を前記前輪ローラ軸
10に指示された前輪ローラ11が走行可能となつている。
作業台車13は、所定本数の前記前輪ローラ軸10上に載
置固定され、作業床20および操作盤19、信号線15の巻取
り装置14を備えており、この操作盤19は、信号線15を介
して、フレーム1の上部水平部1a部に仮設された低速運
転装置17の制御盤18に接続されている。この低速運転装
置17は作業台車13を駆動するためのもので、可変周波数
および可変電圧を出力するインバータ装置で電源ケーブ
ル23を介し、前記エスカレータの駆動機構部に連結する
ことにより、駆動する方式であり、また、この駆動機構
部のブレーキ5を前記制御盤18で制御することによつて
前記低速運転装置17による駆動を停止させることができ
る。したがつて、操作盤19を操作することにより、低速
運転装置17を駆動させ、駆動スプロケツト2を駆動さ
せ、ステツプチエーン8、前輪ローラ軸10とともに作業
台車13をガイドレール9に沿つて移動させることができ
る。なお、前記信号線15は、フレーム1の上部水平部1a
部に取付けられる乗場プレート12a部に仮設する信号線
サポート16に一端を支持し、他端は前記作業台車13上に
備える巻取り装置14と連結され、作業台車13の移動に合
わせ、巻取り装置14を回転させ、信号線15を伸縮させる
ことにより作業台車13に追従できるように支持されてい
る。
また、上述した作業台車13は、操作盤19および信号線
15の巻取り装置14を備え、主たる作業床20および部品工
具等の運搬用作業床21の少なくとも1個以上の作業床か
ら構成され、前記作業床20および運搬用作業床21をエス
カレータの傾斜部に対し、30度の角度(水平状態)に配
置し、安定した姿勢で作業可能に配備されている。
第2図は、前記作業台車13上に搭載される信号線15の
巻取り装置14の詳細図であり、14aはドラム本体、14bは
ベース、14cは固定軸、24は固定側信号線、25a、25b、2
5cはブラシ、26a、26b、26cはスリツプリングを示す。
上述の巻取り装置14は、固定軸14cにより回転するド
ラム14aおよび前記作業台車13上の作業床20に固定また
は据え置きされるベース14bから成り、固定軸14cには任
意員数の給電用ブラシ25a、25b、25cを有し、ドラ側に
は任意員数の給電用スリツプリング26a、26b、26cが摺
動状態となるように配置され、給電用ブラシ25a、25b、
25c側には前記作業台車13上の操作盤19と接続された固
定信号線25が接続され、スリツプリング26a、26b、26c
側には、伸縮する信号線15が接続され、前記ドラム14a
が信号線15の伸縮によつて回転しても給電される構成と
なつている。
なお、上記した実施例では、可変周波数および可変電
圧を出力するインバータ装置による低速運転装置17を仮
設して使用する場合について述べたが、本設モータ4が
低速運転できるものであれば低速運転装置17は省略して
もよい。
以上説明したように、本実施例によれば、作業具は安
定した姿勢で作業台車に乗つて作業位置迄移動でき、し
かもこの作業台車には平置き状態で落下や位置ずれの心
配なく組立部品を搭載して運搬し、かつ、信号線の巻取
り装置により極めて簡便に信号線の巻取りができ、仮設
作業が一段と向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、作業台車との
信号線の布設を、作業台車上でのリール方式による巻取
り装置とすることにより、従来の工法に比較して、ケー
ブル支持柱の立設、支持案内用ワイヤの張設、信号線の
吊り下げ等の作業が省略されるため、極めて短時間に信
号線の設置・作業台車との接続作業を行なうことがで
き、特に高階床エスカレータの据付工事においてその効
果が顕著である。
また、架設装置の部品員数も少なく低コストにて実施
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエスカレータの据付作業方法に用いる
作業台車の一実施例を示す全体斜視図、第2図は本考案
に係る専用作業台車のケーブル巻取り装置の詳細斜視図
である。 1……フレーム、4……本設モータ、5……ブレーキ、
6……減速機、8……ステツプチエーン、9……ガイド
レール、10……前輪ローラ軸、13……作業台車、14……
ケーブル巻取り装置、15……信号線、16……信号線サポ
ート、17……低速運転装置、18……制御盤、19……操作
盤、20……作業床、21……運搬用作業床、24……固定信
号線、25a、25b、25c……ブラシ、26a、26b、26c……ス
リツプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部水平部と下部水平部間に中間傾斜部を
    設けてなるフレームと、このフレームの前記上部および
    下部水平部に配設される駆動スプロケツトおよびアイド
    ラースプロケツトと、これら駆動およびアイドラースプ
    ロケツト間に巻架され多数本の前輪ローラ軸を備えたス
    テツプチエーンと、このステツプチエーンを案内するた
    めに前記フレームの長手方向に沿つて延設されるガイド
    レールとを組立て、しかる後、欄干部材の組立てを行な
    うようにした据付過程のエスカレータにあつて、所定本
    数の前記前輪ローラ軸上に、前記欄干部材の据付の基準
    となる芯出しの行なわれた作業台車を載置固定するとと
    もに、前記駆動スプロケツト側に、前記作業台車に設置
    された操作盤により起動されて駆動スプロケツトを介し
    て前記ステツプチエーンを駆動するモータを設置し、し
    かして、前記作業台車を前記ガイドレールに沿つて作業
    位置まで移動せしめ、この作業位置で作業台車を基準と
    して欄干部材の取付け・芯出しを行なうようにしたエス
    カレータの据付作業方法に用いる作業台車において、前
    記操作盤と前記モータを駆動制御する制御装置との間に
    布設する信号線を、前記作業台車が下方端階に移動でき
    る長さを有する第1の信号線と、少なくとも前記操作盤
    を前記作業台車内で自在に移動可能な長さを有する第2
    の信号線とに分割し、固定軸によつて回転されるドラム
    を有し、このドラムに前記第1の信号線を接続し、前記
    固定軸に前記第2の信号線を接続し、これら第1の信号
    線と第2の信号線間を摺動により給電される集電装置で
    構成したケーブル巻取り装置を搭載したことを特徴とす
    るエスカレータの据付作業方法に用いる作業台車。
JP5842590U 1990-06-04 1990-06-04 エスカレータの据付作業方法に用いる作業台車 Expired - Lifetime JPH083431Y2 (ja)

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JP6123511B2 (ja) * 2013-06-18 2017-05-10 フジテック株式会社 乗客コンベアのリニューアル工法及び該工法に用いる搬送台車

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