JP6391019B2 - 脱輪防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、脱輪防止装置、特に軌条走行機械のレールからの脱輪を防止する脱輪防止装置に関する。
工場、倉庫等の建屋の天井付近に設置される天井クレーンが知られている。天井クレーンは、吊り下げられた吊荷を前後、左右、上下方向に移動させることができる。天井クレーンは、建屋に固定された一対のレールの上面に配置される複数の車輪を備えており、レール上をレール長手方向に走行する。
地震や吊荷のバウンド等により、天井クレーンに対して上向きに荷重が加わり、天井クレーンがレール上面から浮き上がる現象が知られている。天井クレーンがレール上面から浮き上がった場合、車輪がレールから脱輪し、天井クレーンが走行不能となるおそれがある。最悪の場合、天井クレーンが天井付近から落下してしまうおそれがある。
特許文献1は、地震等による天井クレーンの転倒を防止する転倒防止装置を開示している。特許文献1の転倒防止装置は、一対の爪部を備えており、爪部の先端がレールの頭部の下方に位置するように構成されている。このため、地震や吊荷のバウンド等により天井クレーンがレール上面から浮き上がろうとしても、一対の爪部の先端がレールの頭部の下部に引っ掛かるため、天井クレーンがレール上面から浮き上がることを防止できる。
特開2013−123965号公報
通常、天井クレーンが走行するレールは、互いにペーシ(継目板)により接続され、建屋に対してフックボルト等のレール固定金具により固定されている。特許文献1の転倒防止装置は、一対の爪部の先端がレールの頭部の下方に位置しているため、ペーシ及びレール固定金具の形状、寸法によっては、一対の爪部の先端がペーシ及びレール固定金具に接触する。このため、天井クレーンに転倒防止装置を取り付けることができない場合がある。
また、特許文献1の転倒防止装置は、天井クレーンがレール上面から浮き上がろうとする際に、一対の爪部の先端がレールの頭部の下部に引っ掛かるため、レールに上向きの荷重が加わる。このため、レールに加わる上向きの荷重によりレール固定金具が破損する場合がある。そして、これらの問題は天井クレーンに脱輪防止装置、即ち、転倒防止装置を適用した場合に限られず、レール上を走行する他の軌条走行機械に脱輪防止装置を適用した場合にも共通して存在している。
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、軌条走行機械のレールからの脱輪を防止できるとともに、軌条走行機械のレール上での走行を妨げることがない脱輪防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る脱輪防止装置は、
レール上を転動する車輪を有する軌条走行機械に固定される固定フレームと、
前記固定フレームに支持され、前記固定フレームに対して上下方向に移動可能である移動フレームと、
前記移動フレームの下端部に設けられ、前記レールの上面と当接する当接手段と、
前記移動フレーム及び前記当接手段を前記レールの上面に向けて付勢する付勢手段と、
前記レールの頭部を両側から挟み込むように、前記移動フレームの側壁部の下端部から下方に延びる一対の延長部を備え、前記レールに対する前記移動フレームの水平方向の移動を規制する水平移動規制手段と、
を備える。
本発明によれば、付勢手段が、移動フレーム及び当接手段をレールの上面に向けて付勢するように構成されている。したがって、軌条走行機械のレールからの脱輪を防止できるとともに、軌条走行機械のレール上での走行を妨げることがない脱輪防止装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る天井クレーンに脱輪防止装置を固定した様子を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井クレーンの端部に脱輪防止装置を固定した様子を示す拡大側面図である。 本発明の実施の形態1に係る脱輪防止装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る脱輪防止装置を示す平面図である。 図4に示す脱輪防止装置を通常時にA−A’線で切断した断面図である。 図4に示す脱輪防止装置を天井クレーン浮き上がり時にA−A’線で切断した断面図である。 (a)は脱輪防止装置の車輪の外周部につば部を設けた変形例、(b)は移動フレームの側壁部の内面にガイドローラを設けた変形例、(c)は移動フレームの側壁部の内面に車輪の下方に位置するように衝撃吸収ゴムを設けた変形例、(d)は移動フレームの側壁部の内面に車輪軸が貫通するように衝撃吸収ゴムを設けた変形例、(e)は移動フレームの側壁部の内面に車輪軸が貫通するように衝撃吸収ばねを設けた変形例、(f)は移動フレームの側壁部の下端部にレールの上面を摺動する摺動部を設けた変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る天井クレーンがレール上に載置された様子を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る脱輪防止装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。理解を容易にするために、実施の形態においては脱輪防止装置を天井クレーンに適用した場合について説明する。
(実施の形態)
正面図である図8に示すように、天井クレーン1は、一対のレール2上をX軸方向に走行するように載置されている。なお、本明細書においては、天井クレーン1がレール2に沿って走行する走行方向をX軸、天井クレーン1の走行方向と同じ水平面上にあって、天井クレーン1の走行方向に垂直な方向をY軸、X軸及びY軸に対して垂直な上下方向をZ軸とする直交座標系を使用する。
天井クレーン1は、図8に示すように、工場、倉庫等の建屋の天井付近に設置された一対のレール2の間に跨がるように配置され、一対のレール2上を走行する。天井クレーン1は、ガーダ10、一対のサドル20、巻上機30を備えている。
ガーダ10は、一対のレール2の間を跨がるようにY軸方向に配置される梁状の部材である。ガーダ10の両端には、それぞれサドル20が固定されている。また、ガーダ10には、巻上機30が設置されている。
サドル20は、天井クレーン1がレール2上を走行するよう、レール2の上に配置される部材である。各サドル20は、一対のフレーム21と車輪22とを備えている。一対のフレーム21は、それぞれX軸方向に延在し、互いにY軸方向に離間している。一対のフレーム21の間には、フレーム21に回転可能に支持された車輪22が設けられている。車輪22は、レール2上に配置され、レール2の上を転動する。車輪22は、モータ等の駆動装置(図示せず)により駆動される。駆動装置を作動させることにより、レール2の上をサドル20の車輪22が転動し、天井クレーン1がX軸方向に移動する。
巻上機30は、吊荷を吊り下げたワイヤロープ31を巻き上げ可能な装置である。ワイヤロープ31の先端には、吊荷を係止するためのフック32が設けられている。巻上機30は、ワイヤロープ31を巻き上げ、巻き下げるためにモータ等の駆動装置を備えている。駆動装置を作動させることにより、ワイヤロープ31の巻き上げ、巻き下げを行い、吊荷をZ軸方向に移動させることができる。
平面図である図1に示すように、脱輪防止装置100は、各サドル20のX軸方向の両端部にそれぞれ固定されている。サドル20はガーダ10のY軸方向の両端に固定されているため、天井クレーン1は4つの脱輪防止装置100を備える。脱輪防止装置100は、建屋に設置される前にあらかじめ天井クレーン1と一体化してもよいし、天井クレーン1が建屋に設置された後、天井クレーン1に後付けしてもよい。
次に、図2〜4を参照して、実施の形態1に係る脱輪防止装置100について説明する。
天井クレーン1のサドル20の端部の拡大側面図である図2に示すように、脱輪防止装置100は、固定フレーム110、移動フレーム120、圧縮ばね(付勢手段)130、車輪部(当接手段)140を備えている。固定フレーム110は、天井クレーン1のサドル20の端部にボルト40により着脱自在に固定されている。図3、4に示すように、移動フレーム120は、固定フレーム110の内部に収容されている。移動フレーム120は、固定フレーム110に対して上下方向、すなわちZ軸方向にのみ摺動可能である。図2に示すように、圧縮ばね130は、固定フレーム110の内部に上下方向に延在している。圧縮ばね130の両端部は、それぞれ固定フレーム110の内面と移動フレーム120の外面とに当接し、固定フレーム110と移動フレーム120とを互いに離れる方向に付勢している。車輪部140は、移動フレーム120の下部に回転可能に設けられている。車輪部140は、レール2上に配置されており、天井クレーン1をレール2上で走行可能に支持している。このように構成された脱輪防止装置100は、天井クレーン1と一体となってレール2上をX軸方向に移動する。
次に、図3〜5を参照して、固定フレーム110について説明する。
固定フレーム110は、移動フレーム120が下方に露出する開口を下部に有するハウジングである。固定フレーム110は、上壁部111と、上壁部111の下面の外縁に固定され、上壁部111から下方に伸びる4つの側壁部112、113、114、115を備える。側壁部112、113、114、115は、内部に移動フレーム120を収容するため、水平方向の断面が四角形となる空間を形成するように固定されている。
より詳細に説明すると、脱輪防止装置100を上方から見た平面図である図4に示すように、側壁部112、113、114、115は、互いにボルトにより着脱自在に固定されている。側壁部112、113の内面に、側壁部114、115の端部がはまり込むように上下方向に形成された縦溝が形成されている。また、側壁部112、113には、ボルトを挿通可能な貫通孔が設けられている。さらに、側壁部114、115の端部には、側壁部112、113の縦溝に側壁部114、115が嵌め込まれたときに、貫通孔に対応する位置に雌ネジ孔が設けられている。側壁部112、113、114、115は、側壁部112、113の縦溝に側壁部114、115を嵌め込み、側壁部112、113の貫通孔にボルトを挿通し、側壁部114、115の雌ネジ孔にボルトをねじ込むことにより、枠状に固定されている。
上壁部111には、ボルトを挿通可能な貫通孔が周縁に設けられており、側壁部112、113、114、115の端部には、ボルトをねじ込み可能な雌ネジ孔が設けられている。上壁部111は、側壁部112、113、114、115からなる枠体の上端部に設置され、貫通孔に挿通されたボルトにより枠体の上端部に固定されている。このように構成されているため、ボルトを取り外して上壁部111を開放することで、固定フレーム110の内部を露出でき、脱輪防止装置100の点検や部品交換を行える。また、脱輪防止装置100は、移動フレーム120を固定フレーム110の上方に引き上げることで、移動フレーム120、圧縮ばね130、車輪部140からなるユニットをそのまま固定フレーム110から取り外せるように構成されている。このため、脱輪防止装置100の点検や部品交換を容易に行うことができる。
また、図4に示すように、上壁部111は、2つの貫通孔111aを備えている。貫通孔111aには、図4、5に示すように圧縮ばね130を圧縮するばね圧縮ボルト150が挿通される。
側壁部112は、その外面が天井クレーン1のサドル20の端部と当接する。側壁部112は、サドル20の端部に固定フレーム110を固定するためのフランジ部116を備えている。図4、5に示すように、フランジ部116は、側壁部112を左右方向に延長して形成されている。
フランジ部116は、上下方向に並べて配置された複数の貫通孔116aを備えている。貫通孔116aは、ボルト40を挿通するための貫通孔である。サドル20の端部には、貫通孔116aと対応する位置にボルト40を挿通可能な貫通孔が設けられている。固定フレーム110は、ボルト40をフランジ部116の貫通孔116aとサドル20の貫通孔に挿通し、ナットで締結することにより、天井クレーン1のサドル20に固定されている。
側壁部113は、図3、4に示すように、側壁部112と反対側に配置された側壁部である。側壁部113は、その外面に衝撃吸収部117が固定されている。衝撃吸収部117は、脱輪防止装置100が建屋のストッパー等に衝突した場合に、衝突による衝撃を吸収し、天井クレーン1の破損等を防ぐ部材である。衝撃吸収部117は、例えばウレタンのような低反発材料により形成されている。
図4に示すように、側壁部114、115の内面には、下端から上方に向かって縦長で凹状のガイド溝118が形成されている。ガイド溝118には、移動フレーム120の外面に固定された縦長のガイド部126が摺動可能に配置されている。
図3〜5に示すように、固定フレーム110は、伸縮方向と直交する方向に曲がることなく伸縮するように圧縮ばね130を補助するばねガイド部119を備えている。ばねガイド部119は、圧縮ばね130の内面をその外周に当接させる筒状の部材である。ばねガイド部119は、上壁部111の中心部を貫通して上壁部111に固定され、上壁部111の中心部から固定フレーム110の内部空間を下方に伸びている。
上壁部111には、その中心部に貫通孔が設けられており、上壁部111の中心部の貫通孔には、ばねガイド部119が挿通されている。ばねガイド部119の外面と上壁部111の貫通孔の周囲とは、溶接により固定されている。
次に、図3〜5を参照して、移動フレーム120について説明する。
移動フレーム120は、上部及び下部に開口を有する枠状の部材である。移動フレーム120は、4つの側壁部121、122、123、124を備える。側壁部121、122、123、124の内側面には、ばね当接部125が水平面上に位置するように固定されている。側壁部121、122、123、124及びばね当接部125は、互いに溶接により固定されている。
側壁部121、122には、それぞれの外面にガイド部126が固定されている。ガイド部126は、縦長の長尺な棒状部材である。図4に示すように、側壁部121、122の外面には、凹状に形成された縦溝が形成されており、ガイド部126は側壁部121、122の縦溝に嵌め込まれ、側壁部121、122の外面にボルト等により固定されている。ガイド部126は、移動フレーム120が固定フレーム110の内部空間に収容されると、固定フレーム110のガイド溝118に挿通され、ガイド溝118に沿って上下方向に移動できる。ガイド溝118及びガイド部126は、移動フレーム120の固定フレーム110に対する移動方向をガイドするガイド手段を構成する。
さらに、側壁部121、122は、車輪部140の車輪軸141を固定するための貫通孔を備えている。このため、側壁部121、122は、車輪部140を回転可能に支持している。
側壁部121、122は、側壁部123、124の下端部よりもさらに真っ直ぐ下方に伸びる延長部121a、122aを備えている。延長部121a、122aは、脱輪防止装置100が水平方向に移動することを規制する水平移動規制手段である。側壁部121、122は、天井クレーン1のサドル20がレール2上に設置された際に、レール2の頭部を挟むように構成されている。このため、延長部121a、122aは、移動フレーム120が左右方向にずれないように規制する。
図5に示すように、延長部121a、122aの下端部には、レールの側面に向けて突出するあて板128が固定されている。あて板128は、脱輪防止装置100が水平方向にずれた場合、その内側の端部がレール2の側面に当接し、脱輪防止装置100の水平移動を規制する。あて板128は、延長部121a、122aの下端部にボルト等により着脱自在に固定されている。このため、レール2の寸法に合わせて適切な長さのあて板128を選択できる。また、レール2の側面に当接することによりあて板128が摩耗した場合、あて板128を交換できる。
ばね当接部125は、その中心部にばねガイド部119が貫通するガイド孔127を備える。ばねガイド部119は、移動フレーム120と固定フレーム110とが組み合わされたとき、圧縮ばね130が延びきった状態においても、ガイド孔127に挿通される程度の長さを有している。このため、移動フレーム120と固定フレーム110とが組み合わされたとき、ばねガイド部119は、ガイド孔127に挿通された状態を維持する。このような構成であるので、ばねガイド部119は、圧縮ばね130が伸縮方向と直交する方向に曲がらないように保持する。
移動フレーム120の外面は、固定フレーム110の内面との間に隙間が存在するような寸法で構成される。上述のとおり固定フレーム110及び移動フレーム120は、ガイド溝118及びガイド部126というガイド手段によりガイドされるため、移動フレーム120の外面と固定フレーム110の内面との間に隙間が存在していても、移動フレーム120は固定フレーム110に対して上下方向にのみ移動する。このため、移動フレーム120が固定フレーム110に対して接触することはない。
図3、5に示すように、圧縮ばね130は、移動フレーム120を固定フレーム110に対して離れるように付勢する付勢手段である。圧縮ばね130は、固定フレーム110及び移動フレーム120の内部空間において、ばねガイド部119の周囲を取り囲むように配置されている。圧縮ばね130は、その一方の端部が移動フレーム120のばね当接部125の上面と当接している。また、圧縮ばね130は、その他方の端部が固定フレーム110の上壁部111の内面に当接している。圧縮ばね130は、圧縮された状態で移動フレーム120のばね当接部125の外面と、固定フレームの上壁部111の内面との間に配置されている。このため、圧縮ばね130は、天井クレーン1の端部に固定された固定フレーム110に対して、移動フレーム120をレール2の上面に向かって常時押し出すように付勢している。
図3、5に示すように、車輪部140は、レール2の上面と当接する当接手段である。車輪部140は、車輪軸141、軸受け142、車輪143を備える。車輪軸141は、車輪143の中心部に軸受け142を介在して固定されている。これにより、車輪143は車輪軸141の軸周りに回転可能に支持されている。
車輪軸141は、移動フレーム120の側壁部121、122の下端部に形成された貫通孔に固定されている。車輪軸141は、その外周に軸受け142の内面を固定している。軸受け142は、車輪軸141に対してはめあい等の手段により固定されている。
軸受け142は、圧縮ばね130のばね荷重を支えつつ、車輪143を回転させる機械要素である。軸受け142としては、例えば、玉軸受け、ころ軸受け等の転がり軸受けを用いる。軸受け142は、その外面に車輪143の内面を固定している。軸受け142は、車輪143とともに側壁部121、122の間に配置されている。
車輪143は、レール2の上面に配置され、レール2の上を転動する。車輪143は、レール2と接触するため、鋼鉄等の耐久性に優れた材料から構成する。
図4、5に示すように、ばね圧縮ボルト150は、移動フレーム120を固定フレーム110の内部に引き込むために、圧縮ばね130を圧縮することができる長尺なボルトである。ばね圧縮ボルト150は、一端から他端まで外周面に雄ネジを備えている。ばね圧縮ボルト150は、その端部が移動フレーム120の側壁部121、122の上端部に着脱自在に固定されている。ばね圧縮ボルト150は、固定フレーム110の上壁部111の貫通孔に挿通され、固定フレーム110の外部に露出している。ばね圧縮ボルト150には、ばね圧縮ナット151がねじ込まれており、ばね圧縮ナット151の下端は固定フレーム110の上壁部111の上面に当接している。ばね圧縮ボルト150とばね圧縮ナット151は、圧縮ばね130を圧縮するばね圧縮手段を構成している。
ばね圧縮ナット151は、ばね圧縮ボルト150が圧縮ばね130のばね力により固定フレーム110の内部空間に引きずりこまれないように規制している。このため、ばね圧縮ナット151をばね圧縮ボルト150に対して回転させ、ばね圧縮ボルト150に対する位置を調整すると、固定フレーム110に対する移動フレーム120の位置を調整できる。このように構成されているため、脱輪防止装置100を天井クレーン1に固定する際に、ばね圧縮ボルト150に対してばね圧縮ナット151を回転させて圧縮ばね130を圧縮しておけば、移動フレーム120が固定フレーム110から離れる方向に付勢されなくなり、脱輪防止装置100を天井クレーン1の端部に固定しやすくなる。
次に、図5、6を参照して、上記構成を有する脱輪防止装置100の動作について説明する。理解を容易にするために、図1、2に示すように、天井クレーン1に脱輪防止装置100が固定されており、天井クレーン1がレール2の上面に設置されているものとする。
天井クレーン1の停止時においては、図1、2に示すように、天井クレーン1の車輪22がレール2の上面に静止した状態で配置され、図5に示すように、脱輪防止装置100の車輪143もレール2の上面に静止した状態で配置される。天井クレーン1の車輪22を駆動装置により回転させると、車輪22がレール2の上面を転動し、天井クレーン1がレール2を走行する。それに合わせて脱輪防止装置100の車輪143もレール2上を走行する。
脱輪防止装置100の圧縮ばね130は、天井クレーン1の停止時、走行時のいずれにおいても、移動フレーム120をレール2の上面に向けて付勢している。したがって、停止時または走行時において、地震、吊荷のバウンド等により天井クレーン1に予期せぬ浮き上がり荷重が発生した場合でも、図6に示すように、車輪143はレール上面に接触した状態を維持する。
しかも、脱輪防止装置100においては、移動フレーム120のガイド部126が固定フレーム110のガイド溝118内に挿通されている。このように移動フレーム120は固定フレーム110に対して上下方向にのみ移動するようにガイドされているため、圧縮ばね130は、移動フレーム120をレール2の上面に向けて確実に付勢し、車輪143がレール2の上面に接触した状態を確実に維持させる。
図5に示すように、移動フレーム120の延長部121a、122aは、レール2の頭部を挟み込むように構成されている。このため、天井クレーン1の停止時、走行時のいずれにおいても、移動フレーム120の延長部121a、122aは、脱輪防止装置100の水平方向の移動を規制しているため、天井クレーン1の車輪22がレール2から脱輪することを防止できる。
また、図6に示すように、停止時又は走行時において、地震、吊荷のバウンド等により上向きの荷重が付加されたとしても、車輪143がレール2上に押しつけられているため、移動フレーム120の延長部121a、122aは、固定フレーム110とともに浮き上がることがなく、レール2の頭部を挟み込んだ状態を維持し続ける。このため、脱輪防止装置100の車輪143は、地震、吊荷のバウンド等により上向きの荷重が付加されたとしても、レール2から脱輪することがない。したがって、天井クレーン1の車輪22がレール2から脱輪することを防止できる。
次に、建屋に設置された天井クレーン1に脱輪防止装置100を事後的に固定する方法について説明する。
まず、作業者は、ばね圧縮ナット151をばね圧縮ボルト150に締め込む。すると、圧縮ばね130が圧縮され、移動フレーム120が固定フレーム110に引き込まれるように移動する。
次いで、作業者は、フランジ部116の貫通孔116aが、天井クレーン1のサドル20の端部の貫通孔に対応する位置に配置されるよう、固定フレーム110を位置合わせする。
その後、作業者は、フランジ部116の貫通孔116a及びサドル20の端部の貫通孔にボルト40を挿通し、ボルト40をナットで締結した後、固定フレーム110及び移動フレーム120からばね圧縮ボルト150及びばね圧縮ナット151を取り外す。このようにして、建屋に設置された天井クレーン1に対して事後的に脱輪防止装置100を固定することができる。
以上説明したとおり、実施の形態1においては、圧縮ばね130が車輪143をレール2の上面に押しつけているため、天井クレーン1に浮き上がりが発生したとしても、移動フレーム120の延長部121a、122aは、レール2の頭部を挟み込んだ状態を維持できる。このため、天井クレーン1に浮き上がりが発生したとしても、天井クレーン1の車輪22がレール2から脱輪することを防止できる。
また、実施の形態1においては、延長部121a、122aは、レール2の頭部を挟み込むように、側壁部121、122の下端から真っ直ぐ下方に伸びるように構成されており、レール2の頭部の下方に回り込んだ爪部を一切備えていない。このため、天井クレーン1の走行時に、脱輪防止装置100がレール2のペーシやレール固定金具へ接触することを防止できる。また、天井クレーン1の浮き上がりが発生したとしても、レール2の頭部に上向きの負荷が作用しないため、脱輪防止装置100がレール2のレール固定金具を損傷することを防止できる。
さらに、実施の形態1においては、圧縮ばね130を圧縮するためのばね圧縮ボルト150及びばね圧縮ナット151を備えているため、圧縮ばね130の弾性力に抗して移動フレーム120を固定フレーム110の内部に引き込むことができる。このため、脱輪防止装置100を天井クレーン1に固定する際に、移動フレーム120を固定フレーム110の内部に引き込んでおけば、車輪部140をレール2に乗せるだけで、作業者は、脱輪防止装置100を天井クレーン1に簡単に位置決めし、固定できる。
なお、上記の実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな実施の形態が可能である。各実施の形態や変形例で記載した構成要素は自由に組み合わせることが可能である。また特許請求の範囲に記載した発明と均等な発明も本発明に含まれる。
(変形例)
上記実施形態においては、脱輪防止装置100は、脱輪防止装置100のフランジ部116と天井クレーン1のサドル20の端部をボルト40およびナットで挟み込むことにより天井クレーン1に固定しているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものには限定されない。例えば、脱輪防止装置100のフランジ部116と天井クレーン1のサドル20の端部とは、溶接、接着、締まり嵌め、その他の固定手段により固定してもよい。
上記実施形態においては、移動フレーム120の延長部121a、122aがレール2の頭部を挟み込むことで脱輪防止装置100の水平方向の移動を規制しているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものには限定されない。例えば、図7(a)に示すように、車輪部140の車輪143につば部144を設けてもよい。つば部144は、レール2の頭部の側面に接触して、脱輪防止装置100の水平方向の移動を規制するため、図7(a)に示す変形例においては、移動フレーム120に延長部121a、122aを設ける必要がない。また、図7(b)に示すように、移動フレーム120の側壁部121、122の下端部にガイドローラ161を設けてもよい。ガイドローラ161は、側壁部121、122の下端部に回転可能に支持されており、レール2の頭部の側面に接触し、レール2の頭部の側面上をレール長手方向に向かって転動するように構成される。ガイドローラ161がレール2の頭部を挟み込むことにより、脱輪防止装置100の水平移動を規制しているため、上記実施形態の脱輪防止装置100に比べて、レール2に接触することによる摩擦を低減できる。
上記実施形態においては、移動フレーム120のあて板128がレール2の頭部の側面に当接するように構成されているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものに限定されない。例えば、図7(c)に示すように、移動フレーム120の延長部121a、122aの内面であって、車輪143よりも下方の位置に衝撃吸収ゴム162を設けてもよい。衝撃吸収ゴム162は、レール2の側面に衝突した場合に衝撃を吸収する。また、図7(d)に示すように、車輪143につば部144が設けられている場合、移動フレーム120の側壁部121、122の内面であって、車輪軸141が貫通する位置に衝撃吸収ゴム163を設けてもよい。衝撃吸収ゴム163は、車輪143が車輪軸141に対して相対的にスライドすることにより側壁部121、122に印加される衝撃を吸収する。さらに、図7(e)に示すように、図7(d)の衝撃吸収ゴム163と同じ位置に皿ばねからなる衝撃吸収ばね164を設けてもよい。
上記実施形態においては、脱輪防止装置100の車輪部140がレール2の上面に接触するように構成されているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものに限定されない。例えば、図7(f)に示すように、車輪部140を摺動部170に置き換えて、移動フレーム120の下部に固定された摺動部170がレール2の上面に接触するように構成してもよい。摺動部170は、側壁部121、122の内側から水平方向に延びる摺動部支持部171に固定されている。摺動部支持部171は、側壁部121、122の内面に溶接により固定されている。図7(f)に示す変形例においては、実施の形態1の脱輪防止装置100に比べて当接手段を比較的単純な構成としているため、製造コストを低減できる。
上記実施形態においては、固定フレーム110に対して移動フレーム120を付勢する弾性手段として圧縮ばね130を採用している構成を例示しているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものには限定されない。例えば、弾性手段として、板ばね、皿ばね、空気ばね、引張ばね、竹の子ばね、ウェーブスプリング、ゴム、エラストマ等を採用してもよい。
さらに、上記変形例に関連して、当接手段がレール2の上面に当接する状態を維持できさえすれば、弾性手段以外のいかなる付勢手段を採用してもよい。例えば、移動フレーム120の少なくとも一部に磁石又は電磁石を取り付け、磁石又は電磁石の磁力により、移動フレーム120の内面とレール2の表面との隙間を一定に維持しつつ、移動フレーム120をレール2の上面に向けて付勢するように構成してもよい。このように構成することにより、移動フレーム120の内面とレール2の表面との隙間が維持されるため、移動フレーム120及びレール2の摩耗を防止できる。さらに、移動フレーム120の少なくとも一部にシリンダやサーボモータ等の動力手段を設けて、移動フレーム120をレール2の上面に対して付勢するように構成してもよい。
上記実施形態においては、ばねガイド部119の外周面と上壁部111の貫通孔の周囲とを溶接により固定しているが、ばねガイド部119の端部を上壁部111の下面に固定する方法はこれに限られない。例えば、ばねガイド部119の端部の外周面に設けられた雄ネジを、上壁部111の貫通孔の内面に設けられ、ばねガイド部119に相補的に形成された雌ネジに締め付けて固定してもよい。また、ばねガイド部119の端部と上壁部111の貫通孔とを締まり嵌めにより固定してもよい。
上記実施形態においては、脱輪防止装置100は、天井クレーン1のサドル20の走行方向の両端部に2つ固定されているが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものに限定されない。例えば、脱輪防止装置100は、天井クレーン1のサドル20の進行方向の中間部に固定してもよい。また、1つのサドル20に固定される脱輪防止装置100は2つに限られず、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
上記実施形態においては、サドル20に固定される固定フレーム110と、固定フレーム110の内部に支持され、固定フレーム110に対して上下方向に移動可能である移動フレーム120と、を備えていたが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものに限定されない。サドル20に固定される固定フレーム110と、固定フレーム110に支持され、固定フレーム110に対して上下方向に移動可能である移動フレーム120と、を備えていれば、いかなる構成であってもよい。例えば、固定フレーム110の外面に設けられたキー溝と、移動フレーム120に対向する外面に設けられたキーとが互いに摺動可能に係合するような構成であってもよい。
上記実施形態においては、脱輪防止装置100を天井クレーン1に後付けまたは一体化して取り付ける例を示したが、本発明に係る脱輪防止装置100はこのようなものに限定されない。例えば、固定フレーム110を天井クレーン1のフレーム21に置き換えて、サドル20全体が脱輪防止装置100として機能するように構成してもよい。より詳細には、天井クレーン1の車輪22はそのままに、移動フレーム120、圧縮ばね130、車輪部140からなるユニットを天井クレーン1のフレーム21に上下方向に移動可能となるように取り付けてもよい。また、天井クレーン1の車輪22を移動フレーム120、圧縮ばね130、車輪部140からなるユニットに置き換え、当該ユニットを天井クレーン1のフレーム21に上下方向に移動可能となるように取り付けてもよい。
上記実施形態においては、脱輪防止装置100を天井クレーン1に適用する例を示したが、脱輪防止装置100の適用対象は天井クレーン1に限定されない。例えば、脱輪防止装置100を門型クレーン、片門型クレーン、鉄道車両、トロッコを含むあらゆる軌条走行機械に適用してもよい。
1 天井クレーン
2 レール
10 ガーダ
20 サドル
21 フレーム
22 車輪
30 巻上機
31 ワイヤロープ
32 フック
40 ボルト
100 脱輪防止装置
110 固定フレーム
111 上壁部
111a 貫通孔
112、113、114、115 側壁部
116 フランジ部
116a 貫通孔
117 衝撃吸収部
118 ガイド溝
119 ばねガイド部
120 移動フレーム
121、122、123、124 側壁部
121a、122a 延長部(水平移動規制手段)
125 ばね当接部
126 ガイド部
127 ガイド孔
128 あて板
130 圧縮ばね(付勢手段)
140 車輪部(当接手段)
141 車輪軸
142 軸受け
143 車輪
144 つば部(水平移動規制手段)
150 ばね圧縮ボルト
151 ばね圧縮ナット
161 ガイドローラ(水平移動規制手段)
162、163 衝撃吸収ゴム
164 衝撃吸収ばね
170 摺動部(当接手段)
171 摺動部支持部

Claims (11)

  1. レール上を転動する車輪を有する軌条走行機械に固定される固定フレームと、
    前記固定フレームに支持され、前記固定フレームに対して上下方向に移動可能である移動フレームと、
    前記移動フレームの下端部に設けられ、前記レールの上面と当接する当接手段と、
    前記移動フレーム及び前記当接手段を前記レールの上面に向けて付勢する付勢手段と、
    前記レールの頭部を両側から挟み込むように、前記移動フレームの側壁部の下端部から下方に延びる一対の延長部を備え、前記レールに対する前記移動フレームの水平方向の移動を規制する水平移動規制手段と、
    を備える脱輪防止装置。
  2. 前記付勢手段は、前記固定フレームと前記移動フレームとの間に設けられ、前記当接手段を前記レールの上面に押し付ける弾性手段である、
    請求項1に記載の脱輪防止装置。
  3. 前記弾性手段は、前記固定フレームと前記移動フレームの間に圧縮された状態で配置される圧縮ばねである、
    請求項2に記載の脱輪防止装置。
  4. 前記移動フレームに固定され、前記移動フレームを前記固定フレームに近づけるように前記圧縮ばねを圧縮するばね圧縮手段を備える、
    請求項3に記載の脱輪防止装置。
  5. 前記移動フレーム及び前記固定フレームは、前記移動フレームが前記固定フレームに対して上下方向にのみに移動するようにガイドするガイド手段をさらに備える、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
  6. 前記ガイド手段は、
    前記固定フレームの側壁部に設けられたガイド溝と、
    前記移動フレームの側壁部に設けられ、前記ガイド溝に摺動可能に配置されるガイド部と、
    を備える、
    請求項5に記載の脱輪防止装置。
  7. 前記当接手段は、前記移動フレームに回転可能に支持され、前記レール上を転動する車輪を備える、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
  8. 前記当接手段は、前記レールの上面に当接し、前記レールの上面を摺動する摺動部である、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
  9. 前記水平移動規制手段は、その下端部に回転可能に支持され、前記レールの側面に当接して前記レールの長手方向に転動するガイドローラを備える、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
  10. 前記移動フレームは、その内面に前記水平移動規制手段と前記レールの側面との衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収手段を備える、
    請求項乃至のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
  11. 前記水平移動規制手段は、前記延長部の下端部から前記レールの側面に向けて突出しており、前記延長部に対して着脱自在に構成されたあて板を備える、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の脱輪防止装置。
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