以下に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムの概略構成図である。図示するように、本実施の形態に係る通信システムは内線電話機3−1、3−2,3−3、・・・・(以下、内線電話機3と総称する)の呼処理を実施する主装置1と、主装置1とLAN7を介して接続する通信端末2と、内線10を介して接続する内線電話機3と、主装置1と接点入力線9と接続する災害発生情報通知装置4と、主装置1や通信端末2とインターネット11を介した通信を行うためのGW5と、主装置1や通信端末2との通信対象となる携帯端末6−1、6−2,6−3、・・・・(以下、携帯端末6と総称する)とで構成されている。
主装置1は、事前に図5に記載のマンマシンインターフェース部101を介してユーザより、安否確認応答要求電子メール送信先選定モード(以下、選定モードと称する)の指定を受け付け、選定モードステータスを変更する。
図7は、図5に記載の選定モード記憶部111に記憶している内容を模式的に表した図である。図示するように、選定モード記憶部111は、レコード1110が予め用意されている。レコード1110には選定モードIDを示すフィールド1111と、選定モード種別を示すフィールド1112と、選定モードステータスを示すフィールド1113と、を有する。
ユーザはマンマシンインターフェース部101を介して、選定モード記憶部111に記憶済みの選定モードIDのうち希望するモードに対応するIDの入力を行う。希望の選定モードIDの入力を受領した主装置1は、該当する選定モードIDをキーとして、選定モード記憶部111に記憶しているフィールド1111を検索して、入力された選定モードIDが合致しているレコード1110を検索し、合致したフィールド1111の選定モードIDに対応するフィールド1113の選定モードステータスをONに変更する。このとき、他のフィールド1113の選定モードステータス選定モードステータスがONの場合にはOFFに変更する。
主装置1は、電源投入直後からユーザより、選定モードIDの指定がない間は、フィールド1111の選定モードIDが0001の選定モード種別を示すフィールド1112の全員の選定モードステータスを示すフィールド1113をONとする(初期値)。
主装置1は、災害発生情報通知装置4がFM放送網12からFM波8によって災害発生情報を受信したことを接点入力線9より受信すると、選定モード記憶部111の選定モードモードステータスを記憶しているフィールド1113を確認し、選定モードIDを特定する。
主装置1は、選定モードIDが“0001”の場合、すなわち安否確認応答要求電子メールの送信先に全員が選定されている場合(これを第1のケースと称する)には、災害発生情報通知に選定モードID“0001”を追記して、通信端末2に対して災害発生情報通知を送信する。
主装置1は、選定モードIDが“0002”の場合、すなわち不応答電話機使用者が安否確認応答要求電子メールの送信先として選定されている場合(これを第2のケースと称する)には、図6に示す緊急連絡先記憶部107のフィールド1073に記憶している全携帯電話番号に対して一斉発信し、所定の時間内に応答のないユーザをフィールド1072に記憶しているユーザ名で特定し、不応答ユーザ名一覧を作成する。その後、災害発生情報通知に選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を追記して、通信端末2に対して災害発生情報通知を送信する。
主装置1は、選定モードIDが“0003”の場合、すなわち不在者のみが安否確認応答要求電子メールの送信先として選定されている場合(第3のケースと称する)には、図6の緊急連絡先記憶部107のフィールド1075に記憶している不在設定情報を確認し、『転送設定中』、『不在表示中』、『留守設定中』のいずれかを設定しているユーザをフィールド1072に記憶しているユーザ名で特定し、不在ユーザ名一覧を作成する。その後、災害発生情報通知に選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を追記して、通信端末2に対して災害発生情報通知を送信する。
主装置1は、選定モードIDが“0004”の場合、すなわち不応答電話機使用者と不在者が安否確認応答要求電子メールの送信先に選定されている場合〈これを第4のケースと称する〉には、第2のケースの不応答ユーザ名一覧作成処理と、第3のケースの不在ユーザ名一覧作成処理の2つの処理を同時に行い、両一覧を結合し、不応答/不在ユーザ名一覧を作成する。そして、災害発生情報通知に選定モードID“0004”と不応答/不在ユーザ名一覧を追記して、通信端末2に対して災害発生情報通知を送信する。
通信端末2は、主装置1から災害発生情報通知を受信すると、災害発生情報通知の内容を検索し、選定モードIDを抽出する。通信端末2は、抽出した選定モードIDが“0001”か、“0001”以外かを特定し、選定モードIDが“0001”の場合には、緊急連絡先メールアドレス記憶部207から全員分の携帯メールアドレスを取り出し、全員に対して安否確認応答要求電子メールを送信する。
通信端末2は、抽出した選定モードIDが“0001”以外であった場合には、災害発生情報通知に含まれている『不応答ユーザ名一覧』、『不在ユーザ名一覧』、『不応答/不在ユーザ名一覧』に含まれるユーザ名と、図9の緊急連絡先メールアドレス記憶部207のフィールド2071に記憶しているユーザ名が合致する携帯メールアドレスを抽出し、抽出した携帯メールアドレスに対して安否確認応答要求電子メールを送信する。緊急連絡先メールアドレス記憶部207については、詳細後述する。
図2は、本発明の実施形態で、第1のケースに係り、選定モードIDが“0001”である場合に、『全員』に対して安否確認応答要求電子メールを送信する動作を説明したシーケンス図である。
まず、ステップ201において、ユーザは事前に主装置1に対して、マンマシンインターフェース部101を介して、希望する選定モードの指定を行う。ここで、ユーザは、選定モードID“0001”を入力し、選定モードとして『全員』を指定する。
次にステップ202において、ユーザはマンマシンインターフェース部101を介して、主装置1に全ユーザの内線電話番号、ユーザ名、携帯電話番号、携帯メールアドレスを入力する。入力された情報をベースに主装置1は、緊急連絡先リストを作成し、緊急連絡先記憶部107に保存する(S203)。
なお、ステップ201とステップ202に関して順序は前後しても良いが、一般的には、ステップ202は、以下に述べる第2、第3のケースでも緊急事態の発生に備えて、予め入力しておくことが重要であるので、ステップ201に先立って行われることが多いと思われる。
通信端末2は、電源投入等により起動すると(S204)、主装置1が記憶する緊急連絡先リストの内、ユーザ名と携帯メールアドレスを取得すべく、緊急連絡先メールアドレス要求を送信する(S205)。緊急連絡先メールアドレス要求を受信した主装置1は、自装置内に記憶している全てのユーザ名と携帯メールアドレスを包含した緊急連絡先メールアドレス通知を作成し、緊急連絡先メールアドレス通知を通信端末2に対して送信する(S206)。
緊急連絡先メールアドレス通知を受信した通信端末2は、緊急連絡先メールアドレス通知内にあるユーザ名と携帯メールアドレスを後述する緊急連絡先メールアドレス記憶部207〈図9〉に保存する(S207)。
ここで、災害発生情報通知装置4がFM放送網12から災害発生を受信したとする(S208)。災害発生情報通知装置4は主装置1に対して災害発生情報通知を送信する(S209)。主装置1は、ステップ208で災害発生情報通知を受信すると、災害有りと判断し(S210)、選定モードID“0001”を追記した災害発生情報通知を通信端末2に対して送信する(S211)。
尚、選定モードID“0001”を追記した災害発生情報通知を送付するが、災害発生情報通知の送信と選定モードID“0001”の送信を個別に別々のステップで通信端末2に送信しても良い。
通信端末2は、ステップ210で選定モードID“0001”を追記した災害発生情報通知を受信すると、緊急連絡先メールアドレス記憶部207に記憶済の携帯メールアドレス全てを宛先とする(S212)、安否確認応答要求電子メールを携帯端末6に対して送信する(S213)。
ここで、安否確認応答要求電子メールを受信した(S214〜216)携帯端末6のうち、例えば携帯端末6−1を使用するユーザが安否応答操作を実施すると(S217)、携帯端末6−1は、安否確認応答電子メールを通信端末2に対して送信する(S218)。安否確認応答電子メールを受信した通信端末2は、安否確認応答内容を集計する(S219)。
図3は、本発明の実施形態の第2のケースに係り、選定モードIDが“0002”である場合に、『不応答電話機使用者』に対してのみ安否確認応答要求電子メールを送信する動作を説明したシーケンス図である。
本シーケンス図では、事前に図2に記載のステップ201において、ユーザは選定モードID“0002”を入力し、選定モードを『不応答電話機使用者』に設定する。そして、ステップ207までは実施してあるものとする。
次に、災害発生情報通知装置4がFM放送網12から災害発生を受信したとする(S301)。災害発生情報通知装置4は主装置1に対して災害発生情報通知を通知する(S302)。主装置1は、ステップ302で災害発生情報通知を受信すると、災害有りと判断し(S303)、緊急連絡先記憶部107に記憶済の携帯電話番号を用いて、全携帯端末6を呼出すための同報発信制御を、公衆電話回線インターフェース部119を介して実施し(S304)、応答待ちタイマを開始する(S305)。
携帯端末6は、主装置1からの呼出を受信し、鳴動する(S306〜S309)。ここで、鳴動中の携帯端末6のうち、例えば携帯端末6−3のユーザが応答した場合(S310,S311)、主装置1は、応答した携帯電話番号を基に緊急連絡先記憶部107検索し、応答者名を抽出し保存する(S312)。
ここで、ステップ305で開始した応答待ちタイマが満了になるとする(S313)。応答待ちタイマが満了になると、同報発信制御を停止し(S315)、未応答の携帯端末6の鳴動を停止させる(S316,S317)。
ステップ315を実施後、主装置1は、先に抽出し保存した応答者名を用いて、未応答の携帯端末6のユーザ名を特定し、不応答ユーザ名一覧を作成し(S318)、選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を追記して通信端末2に災害発生情報通知を送信する(S319)。尚、選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を追記して災害発生情報通知を送信するが、災害発生情報通知送信と選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を記載したメッセージの送信を個別に別のステップで通信端末2に送信しても良い。
通信端末2は、該災害発生情報通知を受信すると、選定モードIDが“0002”であることを確認し、不応答ユーザ名一覧を抽出し、不応答ユーザ名一覧の中にある、ユーザ名と緊急連絡先メールアドレス記憶部207に記憶済みのユーザ名と合致するかを検索し、ユーザ名が合致する記憶済の携帯メールアドレスを抽出する(S320)。その後、図2のステップ213以降を実施する。
図4は、本発明の実施形態の第3のケースに係り、選定モードIDが“0003”である場合に、『不在者』に対してのみ安否確認応答要求電子メールを送信する動作を説明したシーケンス図である。
本シーケンス図では、事前に図2に記載のステップ201において、ユーザは選定モードID“0003”を入力し、選定モードを『不在者』と設定する。そして、ステップ207までは実施してあるものとする。
まず、内線電話機3のユーザが内線電話機3から留守録設定、転送設定、不在表示設定に関連する不在設定操作を実施する(S401)と、当該内線電話機3は、主装置1に対して不在設定通知を送信する(S402)。
不在設定通知を受けた主装置1は、不在情報として、内線電話機3毎に不在設定内容を関連付けて不在設定情報として保存する(S403)。ここで災害発生情報通知装置4がFM放送網12から災害発生を受信したとする(S404)。災害発生情報通知装置4は主装置1に対して災害発生情報通知を通知する(S405)。
主装置1は、ステップ405の災害発生情報通知を受信すると、災害有りと判断し(S406)、保存済の不在設定情報を参照し、留守録設定、転送設定、不在表示状態にある内線電話機3のユーザ名を特定し(S407)、不在ユーザ名一覧を作成し(S408)、選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を追記して通信端末2に災害発生情報通知を送信する(S409)。
尚、選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を追記して災害発生情報通知を送信するが、災害発生情報通知の送信と選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を記載したメッセージの送信を個々に別々のステップで通信端末2に送信しても良い。
通信端末2は、災害発生情報通知を受信すると、選定モードIDが“0003”であることを確認し、不在ユーザ名一覧を抽出し、不在ユーザ名一覧の中にある、ユーザ名と緊急連絡先メールアドレス記憶部207に記憶済みのユーザ名と合致するかを検索し、ユーザ名が合致する記憶済の携帯メールアドレスを抽出する(S410)。図2のステップ213以降を実施する。
図5は、主装置1の概略機能構成図である。図示するように、主装置1は、マンマシンインターフェース部101と、内線インターフェース部102と、LANインターフェース部103と接点入力インターフェース部104と、通信制御部105と、緊急連絡先受信部106と、緊急連絡先記憶部107と、緊急連絡先メールアドレス通知要求受信部108と、緊急連絡先メールアドレス通知送信部109と、選定モード指示受信部110と、選定モード記憶部111と、選定モード特定部112と、不在設定受信部113と、災害発生情報受信部114と、災害発生情報通知送信部115と、不在ユーザ名一覧生成部116と、不応答ユーザ名一覧生成部117と、呼処理部118と、公衆電話回線インターフェース部119と、を備えている。
マンマシンインターフェース部101は、主装置1に対してユーザが緊急連絡先や選定モードIDを入力するためのインターフェースである。内線インターフェース部102は、内線10を介して内線電話機3に接続するためのインターフェースである。LANインターフェース部103は、LAN7を介して通信端末2に接続するためのインターフェースである。
接点入力インターフェース部104は、接点入力線9を介して災害発生情報通知装置4に接続するためのインターフェースである。通信制御部105は、マンマシンインターフェース部101、内線インターフェース部102、LANインターフェース部103、接点入力インターフェース部104を介した通信を制御する。
緊急連絡先受信部106は、マンマシンインターフェース部101から通信制御部105を介して内線電話番号、ユーザ名、携帯電話番号、携帯メールアドレスを含む緊急連絡先を受信する。緊急連絡先受信部106は、受信した緊急連絡先を緊急連絡先記憶部107に記憶する。
図6は、緊急連絡先記憶部107の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、緊急連絡先記憶部107には、緊急連絡先を受信する度にレコード1070が追加される。緊急連絡先のレコード1070には、内線電話番号を登録するフィールド1071と、ユーザ名を登録するフィールド1072と、携帯電話番号を登録するフィールド1073と、携帯メールアドレスを登録するフィールド1074と、不在設定通知受信部113から受信した不在設定情報を登録するフィールド1075と、を有する。
次に、緊急連絡先メールアドレス通知要求受信部108は、LANインターフェース部103から通信制御部105を介して通信端末2より緊急連絡先メールアドレス要求を受信すると、緊急連絡先メールアドレス通知を通信端末2に通知するよう緊急連絡先メールアドレス通知送信部109に指示する。
緊急連絡先メールアドレス通知送信部109は、緊急連絡先メールアドレス通知要求受信部108から指示を受けると、緊急連絡先記憶部107に登録されている全てのユーザ名と携帯メールアドレスを抽出し、緊急連絡先メールアドレス通知を作成し、作成した緊急連絡先メールアドレス通知を通信端末2に通信制御部105からLANインターフェース部103を介して送信する。
選定モード指示受信部110は、マンマシンインターフェース部101から通信制御部105を介して選定モードIDを受信すると、選定モード記憶部111のフィールド1111に合致する選定モードIDを特定し、該当するフィールド1113の選定モードステータスをONに変更し、それ以外のフィールド1113の選定モードステータスをOFFにする。
選定モード特定部112は、災害発生情報受信部114から災害発生情報を受信した旨を示す通知を受けると、選定モード記憶部111を参照し、選定モードIDを特定し、該選定モードIDを災害発生情報通知送信部115に渡す。
不在設定受信部113は、LANインターフェース部103から通信制御部105を介して内線電話機3から留守録設定、転送設定、不在表示設定を含む不在設定通知を受信すると、緊急連絡先記憶部107の該当する内線電話番号に対応する不在設定情報部1075に記憶する。
災害発生情報受信部114は、接点入力インターフェース部104から通信制御部105を介して災害発生情報通知装置4から災害発生を受信すると、選定モード特定部112にその旨を通知する。
災害発生情報通知送信部115は、選定モードIDを受け取ると、選定モードIDが“0001”の場合には、災害発生情報通知に選定モードID“0001”を追記して通信端末2に対して通信制御部105を介してLANインターフェース部103から災害発生情報通知を送信する。
また、災害発生情報通知送信部115は、受け取った選定モードIDが“0002”の場合には、不応答ユーザ名一覧生成部117に対して不応答ユーザ名一覧の生成を指示する。
災害発生情報通知送信部115は、不応答ユーザ名一覧生成部117が生成した不応答ユーザ名一覧を受け取ると、災害発生情報通知の中に選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を追記し、通信端末2に対して通信制御部105を介してLANインターフェース部103から災害発生情報通知を送信する。
また、災害発生情報通知送信部115は、受け取った選定モードIDが“0003”の場合には、不在ユーザ名一覧生成部116に対して不在ユーザ名一覧の生成を指示する。
災害発生情報通知送信部115は、不在ユーザ名一覧生成部116が生成した不在ユーザ名一覧を受け取ると、災害発生情報通知の中に選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を追記し、通信端末2に対して通信制御部105を介してLANインターフェース部103から災害発生情報通知を転送する。
不在ユーザ名一覧生成部116は、災害発生情報通知送信部115から不在ユーザ名一覧生成の指示を受けると、緊急連絡先記憶部107のフィールド1075を参照し、留守録設定中、転送設定中、不在表示中と記録されているユーザ名を緊急連絡先記憶部107のフィールド1072から特定し不在ユーザ名一覧を作成する。そして、不在ユーザ名一覧を災害発生情報通知送信部115に渡す。
不応答ユーザ名一覧生成部117は、災害発生情報通知送信部115から不応答ユーザ名一覧生成の指示を受けると緊急連絡先記憶部107のフィールド1073に記憶されている携帯電話番号1073を抽出し、抽出した携帯電話番号を呼処理部118へ渡し、一斉発信の指示をする。その時、応答待ちタイマをスタートさせ、予め定められた所定の時間経過するのを待つ。
不応答ユーザ名一覧生成部117は応答待ちタイマが予め定められた所定の時間経過したとき、一斉発信を停止の指示を呼処理部118に対して実施する。不応答ユーザ名一覧生成部117は、呼処理部118から不応答だった携帯電話番号を受け取ると、緊急連絡先記憶部107のフィールド1073に記憶されている携帯電話番号と合致する不応答だった携帯電話番号と対応付けられているユーザ名を緊急連絡先記憶部107のフィールド1072から特定し、不応答ユーザ名一覧を作成する。その後、作成した不応答ユーザ名一覧を災害発生情報通知送信部115に渡す。
呼処理部118は、不応答ユーザ名一覧生成部117から携帯電話番号と一斉発信指示を受けると、指定の電話番号に対して公衆電話回線インターフェース部119から公衆電話網14に対して一斉に発信し、当該電話番号の携帯端末6から応答を待つ。呼処理部118は、不応答ユーザ名一覧生成部117から一斉発信を停止の指示を受けると、発信処理を停止する。その時、呼処理部118はそれまで応答のあった電話番号を用いて、不応答だった電話番号を割り出し、不応答ユーザ名一覧生成部117に渡す。公衆電話回線インターフェース部119は、公衆電話網14を介した発信、応答を実施するためのインターフェースである。
図8は、通信端末2の概略機能構成図である。図示するように、通信端末2は主制御部201と、LANインターフェース部202と、通信制御部203と、メール送受信部204と、緊急連絡先メールアドレス通知要求送信部205と、緊急連絡先メールアドレス通知受信部206と、緊急連絡先メールアドレス記憶部207と、災害発生情報通知受信部208と災害発生情報通知解析部209と、安否確認実施内容記憶部210と、安否確認応答要求電子メール作成部211と、未回答者宛再送制御部212と、安否確認応答電子メール内容解析部213と、を備えている。
主制御部201は、通信端末2の全体を制御する。LANインターフェース部202は、LAN7を介して主装置1およびGW5に接続するためのインターフェースである。通信制御部203は、LANインターフェース部202を介した通信を制御する。
メール送受信部204は、携帯端末6との間で電子メールの送受信を行う。緊急連絡先メールアドレス通知要求送信部205は、通信端末2を起動すると、主制御部201からの指示により、緊急連絡先メールアドレス通知要求を主装置1に対して通信制御部203を介してLANインターフェース部202から送信する。
緊急連絡先メールアドレス通知受信部206は、緊急連絡先メールアドレス通知要求送信部205にて送信した緊急連絡先メールアドレス通知要求に対する応答の緊急連絡先メールアドレス通知をLANインターフェース部202から通信制御部203を介して主装置1から受信すると、主制御部201を介して緊急連絡先メールアドレス通知に含まれるユーザ名と携帯メールアドレスを緊急連絡先メールアドレス記憶部207に記憶する。
緊急連絡先メールアドレス記憶部207は、主制御部201を介して緊急連絡先メールアドレス通知受信部206より緊急連絡先ユーザ名と携帯メールアドレスを受け取ると、その内容を記憶する。緊急連絡先メールアドレス記憶部207は、主制御部201を介して災害発生情報通知解析部209から安否確認応答要求電子メールの送信先ユーザ名のリストに該当するメールアドレスを、主制御部201を介して安否確認応答要求電子メール作成部211に渡す。
災害発生情報通知受信部208は、災害発生情報通知をLANインターフェース部202から通信制御部203を介して主装置1から受信すると主制御部201を介して災害発生情報通知解析部209に渡す。
災害発生情報通知解析部209は、主制御部201を介して災害発生情報通知受信部208から災害発生情報通知を受け取ると、災害発生情報通知から災害発生情報通知の内容を確認し、選定モードIDを抽出し、選定モードIDが“0001”か、“0001”以外かを特定し、選定モードIDが“0001”の場合には、緊急連絡先メールアドレス記憶部207から全員分の携帯メールアドレスを取り出す。
災害発生情報通知解析部209は、抽出した選定モードIDが“0001”以外であった場合には、災害発生情報通知に含まれている『不応答ユーザ名一覧』、『不在ユーザ名一覧』、『不応答/不在ユーザ名一覧』に含まれるユーザ名を抽出し、緊急連絡先メールアドレス記憶部207のユーザ名に該当する携帯メールアドレスを抽出する。
災害発生情報解析部209は、取り出した携帯メールアドレスを、主制御部201を介して、安否確認応答要求電子メール作成部211に渡す。安否確認実施内容記憶部210は、安否確認応答要求電子メール作成部211が作成し、安否確認応答要求電子メールのヘッダ部に付加したユニークな文字列で構成するメッセージID毎に、安否確認応答要求電子メールの本文とリストとを記憶し、さらに後述の安否確認応答電子メール内容解析部213で解析した安否確認応答電子メールの応答内容を記憶する。
図9は、緊急連絡先メールアドレス記憶部207の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、緊急連絡先メールアドレス記憶部207は、主装置1から緊急連絡先メールアドレス通知を受信すると、ユーザ名と携帯メールアドレスをレコード2070に記憶する。レコード2070には、ユーザ名を登録するフィールド2071と携帯メールアドレスを登録するフィールド2072、を有する。
通信端末2は、主装置1から受信した災害発生情報通知を解析し、『不応答ユーザ名一覧』、『不在ユーザ名一覧』、『不応答/不在ユーザ名一覧』に含まれるユーザ名をフィールド2071から検索し、該当者の携帯メールアドレスをフィールド2072から抽出する。
図10は、安否確認実施内容記憶部210の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、安否確認実施内容記憶部210は、安否確認応答要求電子メール送信時に安否確認応答要求電子メール作成部211が作成し、安否確認応答要求電子メールのヘッダ部に付加したユニークな文字列で構成するメッセージID2101毎に安否確認実施内容のテーブル2100が記憶されている。
安否確認実施内容のテーブル2100には、メッセージID2101毎にリストとして送信先氏名と送信先メールアドレスを登録するフィールド2102と、安否確認応答要求電子メール本文を登録するフィールド2103と、安否確認応答電子メールの応答内容を被害有り、無事、未回答とした集計結果を登録するフィールド2104と、安否確認応答電子メール送信者(安否確認応答者)として回答者氏名と回答内容を登録するフィールド2105と、安否確認応答電子メール未送信者(安否確認未応答者)を未回答者氏名を登録するフィールド2106と、を有する。
安否確認応答要求電子メール送信直後は、安否確認応答要求電子メールの送信先全てのユーザがフィールド2106の安否確認未応答者リストに登録する。安否確認応答要求電子メール作成部211は、主制御部201を介して安否確認応答要求電子メールの送信先ユーザ名のリストに該当するメールアドレスを受け取ると、予め記憶されている定型文をメール本文として安否確認応答要求電子メールを作成する。
安否確認応答要求電子メール作成部211は、安否確認応答要求電子メール作成時に、ユニークな文字列で構成するメッセージIDを作成し、当該作成した安否確認応答要求電子メールのヘッダ部に付加し、メール送受信部204に渡す。その後、安否確認実施内容記憶部210にメッセージID、リスト、安否確認応答電子メールの本文を渡す。
さらに安否確認応答要求電子メール作成部211は、主制御部201を介して未回答者再送制御部212に対して該当するメッセージIDへの未回答者宛再送の制御を実施するよう指示する。未回答者再送制御部212は、安否確認応答要求電子メール作成部211から所定のメッセージIDへの未回答者宛再送の制御の実施指示を受けると再送未回答者宛再送タイマを開始し、所定の時間経過すると、再送未回答者宛再送タイマが満了したとみなし、主制御部201を介して安否確認実施内容記憶部210から該当するメッセージID2101からフィールド2103の安否確認応答要求電子メール本文と、フィールド2106の未回答者氏名と、フィールド2102のフィールド2106の未回答者氏名に対応する送信先メールアドレスを抽出し、安否確認応答要求電子メール作成部211に渡す。
安否確認応答電子メール内容解析部213は、メール送受信部204から安否確認応答電子メールを受け取ると、当該安否確認応答電子メールの内容を解析し、安否確認実施内容記憶部210のフィールド2101のメッセージIDに合致する安否確認応答電子メールであることを特定する。
さらに安否確認応答電子メール内容解析部213は、安否確認応答電子メール本文において『被害有り《》』、『無事《》』のいずれかの《》内に※印が挿入されているかを確認し、主制御部201を介して確認結果を該当するメッセージIDの応答内容集計結果に反映させる。さらに安否確認応答電子メール内容解析部213は、安否確認応答電子メールの送信者を特定し、主制御部201を介して安否確認応答者リスト回答内容と併せて記録する。
図11(1)、(2)は、主装置1の動作を説明する為のフロー図(その1、2)である。本フローチャートは主装置1に電源が投入されたところから開始する。主装置1は、電源が投入されると、選定モードIDの入力が行われたか否かを判定する(S901)。
選定モードIDの入力が行われると(S901:Yes)、入力された選定モードIDに該当する選定モード記憶部111のフィールド1113の選定モードステータスをONにする(S902)。
同時に該当以外の選定モードステータスをすべてOFFにする。選定モードIDの入力が行われなかった場合(S901:No)、いずれの選定モードステータスを変更せずに、処理を続ける。
主装置1が起動した直後には、選定モード記憶部111は、フィールド1112が『全員』のフィールド1113の選定モードステータスをONとした状態で記憶済みである。
主装置1は、さらに内線電話番号、ユーザ名、携帯電話番号、携帯メールアドレスが入力されたか否かを判定する(S903)。内線電話番号、ユーザ名、携帯電話番号、携帯メールアドレスが入力されると、入力された情報に基づいて緊急連絡先リストを作成し、緊急連絡先記憶部107に記憶する(S904)。内線電話番号、ユーザ名、携帯電話番号、携帯メールアドレスの入力がされなかった場合(S903:No)、そのまま処理を続ける。
主装置1は、さらに内線電話機3から留守録設定、転送設定、不在表示設定のいずれかを含む不在設定通知を受信したか否かを判定する(S905)。不在設定通知を受信した場合(S905:Yes)、該当する内線電話機3の内線電話番号に関連付けて緊急連絡先記憶部107に不在設定情報として記憶する(S906)。不在設定通知を受信しなかった場合(S905:No)、そのまま処理を続ける。
主装置1は、さらに通信端末2から緊急連絡先メールアドレス通知要求を受信したか否かを判定する(S907)。緊急連絡先メールアドレス通知要求を受信すると(S907:Yes)、緊急連絡先記憶部107に緊急連絡先が1件以上記憶済か否かを判定する(S908)。
緊急連絡先メールアドレス通知要求を受信しなかった場合(S908)、ステップ911以降の処理を続ける。緊急連絡先記憶部107に緊急連絡先が1件以上記憶済である場合(S908:Yes)、緊急連絡先記憶部107に記憶済のユーザ名と携帯メールアドレスを抽出し(S909)、緊急連絡先メールアドレス通知を作成し、送信する(S910)。
主装置1は、さらに災害発生情報通知装置4から災害発生情報を受信したか否かを判定する(S911)。災害発生情報を受信した場合(S911:Yes)、緊急連絡先記憶部107に緊急連絡先が1件以上記憶済か否かを判定する(S912)。災害発生情報を受信しなかった場合(S911:No)、ステップ901に戻って処理を続ける。
災害発生情報通知装置4から災害発生情報を受信後、緊急連絡先記憶部107に緊急連絡先が1件以上記憶済である場合(S912:Yes)、選定モード記憶部111を参照し、フィールド1113の選定モードステータスがONとなっているフィールド1112の選定モード種別を特定するする(S913)。災害発生情報通知装置4から災害発生情報を受信後、緊急連絡先記憶部107に緊急連絡先が1件も記憶されていない場合(S912、No)、ステップ901に戻って処理を続ける。
選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『全員』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S913:全員)、選定モードID“0001”を追記した災害発生情報通知を作成し(S914)、通信端末2に作成した災害発生情報通知を送信する(S928)。その後はステップ901に戻って処理を続ける。
選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不応答電話機使用者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S913:不応答電話機使用者)、緊急連絡先記憶部107に記憶済の緊急連絡先電話番号に一斉に発信し(S915)、発信先電話番号からの応答待ちタイマを開始する(S916)。その後、応答待ちタイマが満了したか否かを判定する(S917)。応答待ちタイマが満了する前に(S917:No)、発信中のいずれかの電話番号から応答があると(S918:Yes)、応答した電話機の使用者を不応答ユーザ名一覧の対象から除外する(S919)。その後、ステップ917に戻り処理を続ける。
応答待ちタイマが満了した場合(S917:Yes)、発信先電話番号すべてから応答があったか否かを判定する(S920)。発信先電話番号すべてから応答があった場合(S920:Yes)、災害発生情報通知を通信端末2に送信せずに、ステップ901に戻り処理を続ける。不応答であった発信先電話番号が存在した場合(S920:No)、不応答であった発信先電話番号のユーザ名を特定し、不応答ユーザ名一覧を作成する(S921)。
そして、選定モードID“0002”と不応答ユーザ名一覧を追記した災害発生情報通知を作成し(S914)、通信端末2に作成した災害発生情報通知を送信する(S928)。その後はステップ901に戻って処理を続ける。
選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合、または選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不応答電話機使用者&不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S913:不在者/不応答電話機使用者&不在者)、緊急連絡先記憶部107に記憶済の内線電話番号の不在設定状況を緊急連絡先記憶部107のフィールド1075の不在設定情報から抽出し(S922)、1台以上不在設定(留守録設定、転送設定、不在表示設定のいずれか)が行われている内線電話機3が存在するか否かを判定する(S923)。
不在設定が行われている内線電話機3が存在する場合(S923:Yes)、不在設定中の内線電話機3のユーザ名を緊急連絡先記憶部107のフィールド1072から特定し(S925)、不在ユーザ名一覧を作成する(S925)。
さらに、再度、選定モード記憶部111のフィールド1113が『ON』となっているフィールド1112の選定モード種別を特定する。選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S926:不在者)、選定モードID“0003”と不在ユーザ名一覧を追記した災害発生情報通知を作成し(S914)、通信端末2に作成した災害発生情報通知を送信する(S928)。その後はステップ901に戻って処理を続ける。
ステップ926で、選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不応答電話機使用者&不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S926:不応答電話機使用者&不在者)、ステップ928に進み、処理を続ける。
ステップ923で、在設定が行われている内線電話機3が存在しない場合(S923:No)、再度、選定モード記憶部111のフィールド1113が『ON』となっているフィールド1112の選定モード種別を特定する(S927)。選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S927:不在者)、ステップ901に戻って処理を続ける。
選定モード記憶部111のフィールド1112の選定モード種別の『不応答電話機使用者&不在者』のフィールド1113が『ON』となっている場合(S927:不応答電話機使用者&不在者)、緊急連絡先記憶部107に記憶済の緊急連絡先電話番号に一斉に発信し(S928)、発信先電話番号からの応答待ちタイマを開始する(S929)。その後、応答待ちタイマが満了したか否かを判定する(S930)。応答待ちタイマが満了する前に(S930:No)、発信中のいずれかの携帯電話番号から応答があると(S931:Yes)、応答した電話機の使用者を不応答ユーザ名一覧の対象から除外する(S932)。その後、ステップ930に戻り処理を続ける。
応答待ちタイマが満了した場合(S930:Yes)、携帯電話番号すべてから応答があったか否かを判定する(S933)。発信先電話番号すべてから応答があった場合(S933:Yes)、災害発生情報通知を通信端末2に送信せずに、ステップ901に戻り処理を続ける。
不応答であった携帯電話番号が存在した場合(S933:No)、不応答であった発信先電話番号のユーザ名を特定し、不応答ユーザ名一覧と不在ユーザ名一覧を結合した不応答/不在ユーザ一覧を作成する(S934)。その後、災害発生情報通知に選定モードID“0004”と不応答/不在ユーザ一覧を追記して災害発生情報通知を作成し(S914)、通信端末2に作成した災害発生情報通知を送信する(S928)。その後はステップ901に戻って処理を続ける。
図12(1)、(2)は、通信端末2の動作を説明する為のフロー図(その1、2)である。図12(1)のフローチャートは通信端末2に電源が投入される前から開始する。通信端末2は起動すると(S1101)、メール受信機能を開始する(S1102)。メール受信機能の詳細なフロー図は図12(2)に記述する。
メール受信機能を開始した後、緊急連絡先メールアドレス通知要求を主装置1に対して送信する(S1103)。その後、緊急連絡先メールアドレス通知を受信すると(S1104:Yes)、受信した緊急連絡先メールアドレス通知からユーザ名と携帯メールアドレスを抽出し、緊急連絡先メールアドレス記憶部207に記憶する(S1105)。
通信端末2は、災害発生情報通知を主装置1から受信すると(S1106:Yes)、ユーザ名と携帯メールアドレスが緊急連絡先メールアドレス記憶部207に1件以上記憶済であるか否かを判定する(S1107)。
ユーザ名と携帯メールアドレスが緊急連絡先メールアドレス記憶部207に1件以上記憶済である場合(S1107:Yes)、受信した災害発生情報通知に含まれる選定モードIDが『全員』を指す“0001”である場合には、全員の携帯メールアドレスを取り出した後、安否確認応答要求電子メールを作成し送信する。受信した災害発生情報通知に含まれる選定モードIDが“0001”以外である場合には、災害発生情報通知の中からのユーザ名一覧を抽出し(S1108)、該当者の携帯メールアドレスを緊急連絡先メールアドレス記憶部207から抽出する(S1109)。該当者の携帯メールアドレスを抽出後、安否確認応答要求電子メールを作成し送信する(S1111、S1112)。
ユーザ名と携帯メールアドレスが緊急連絡先メールアドレス記憶部207に1件も記憶されていない場合(S1107:No)、自端末内だけで管理する連絡帳からメールアドレスを抽出する(S1110)。その後、安否確認応答要求電子メールを作成し送信する(S1111、S1112)。
安否確認応答要求電子メールを作成し送信した後は、送信先全員を未回答者とした安否確認実施内容を保存する(S1113)。その後、未回答者宛再送タイマの開始を未回答者宛再送制御部212にて実施する(S1114)。その後、ステップ1106に戻って処理を続ける。
新たな災害発生情報通知を主装置1から受信しなかった場合(S1106:No)、未回答者宛再送制御部212において、未回答者宛再送タイマ満了したか否かを判定する(S1115)。未回答者宛再送制御部212において、未回答者宛再送タイマ満了した場合(S1115:Yes)、安否確認実施内容を確認し、メッセージID毎に未回答者が存在するか否かを判定する(S1116)。メッセージID毎に未回答者が存在する場合(S1116:Yes)、安否確認実施内容から未回答者を抽出し安否確認応答要求電子メールを再送信する(S117)。その後、ステップ1106に戻って処理を続ける。
未回答者宛再送タイマ満了していない場合(S1115:No)および全てのメッセージID毎に未回答者が存在しない場合(S1116:No)、ステップ1106に戻り処理を続ける。
図12(2)のフローチャートは図12(1)のステップ1102において、メール受信機能開始処理が行われてから開始する。まず、通信端末2はメール受信したか否かを判定する(S1201)。通信端末2がメール受信した場合(S1201:Yes)、受信したメールが安否確認応答電子メールか否かを判定する(S1202)。受信したメールが安否確認応答電子メールであった場合(S1202)、安否確認実施内容記憶部210に記憶済の安否確認応答要求電子メールのメッセージIDに合致する安否確認実施内容を特定する(S1203)。その後、安否確認応答電子メールの送信者を特定する(S1204)。
次に特定した安否確認応答電子メールの送信者が別のメールアドレスから既に安否確認応答電子メールを受信しているか否かを判定する(S1205)。別のメールアドレスから既に安否確認応答電子メールを受信している場合(S1205:Yes)受信した別のメールアドレスから既に安否確認応答電子メールを破棄し、ステップ1201に戻り処理を続ける。別のメールアドレスから既に安否確認応答電子メールを受信していない場合(S1205:No)、安否確認応答電子メールの送信者が未回答者であるか否かを判定する(S1206)。
安否確認応答電子メールの送信者が未回答者である場合(S1206:Yes)、安否確認応答電子メールの内容を解析する(S1207)。解析した結果、『無事《》』の《》内に※印が挿入されていた場合(S1207:『無事《》』に※印が挿入)、安否確認応答集計結果の『無事』を「1」プラスする(S1208)。その後、安否確認実施内容記憶部210の安否確認未応答者リストから削除し、安否確認応答者リストに回答内容と共に安否確認応答電子メールの送信者を追加する(S1210)。その後、ステップ1201に戻って処理を続ける。
安否確認応答電子メールの内容を解析した結果、『被害有り《》』の《》内に※印が挿入されていた場合(S1207:『被害有り《》』に※印が挿入)、安否確認応答集計結果の『被害有り』を「1」プラスする(S1210)。その後、安否確認実施内容記憶部210の安否確認未応答者リストから削除し、安否確認応答者リストに回答内容と共に安否確認応答電子メールの送信者を追加する(S1210)。その後、ステップ1201に戻って処理を続ける。
安否確認応答電子メールの内容を解析した結果、※印が『無事《》』および『被害有り《》』のいずれの《》内にも挿入されていなかった場合(S1207:挿入なし)、安否確認応答電子メールを破棄する(S1214)。
一方で、特定した安否確認応答電子メールの送信者が同一のメールアドレスで回答済である場合(S1206:No)、安否確認応答電子メールの内容を解析する(S1211)。解析した結果、『無事《》』の《》内に※印が挿入されていた場合(S1211:『無事《》』に※印が挿入)、前回の安否確認応答電子メールの内容を判別する(S1212)。
前回の安否確認応答電子メールの内容を判別した結果、『被害有り』としていた場合(S1212:『被害有り』)、安否確認応答集計結果の『無事』を「1」マイナスし、『被害有り』を「1」プラスする(S1213)。『無事』としていた場合(S1212:『無事』)、回答内容を破棄する(S1214)。その後、ステップ1201に戻り処理を続ける。
一方で、解析した結果、『被害有り《》』の《》内に※印が挿入されていた場合(S1211:『被害有り《》』に※印が挿入)、前回の安否確認応答電子メールの内容を判別する(S1215)。前回の安否確認応答電子メールの内容を判別した結果、『被害有り』としていた場合(S1215:『無事』)、安否確認応答集計結果の『被害有り』を「1」マイナスし、『無事』を「1」プラスする(S1216)。『被害有り』としていた場合(S1215:『被害有り』)、回答内容を破棄する(S1214)。その後、ステップ1201に戻り処理を続ける。
一方で解析した結果、挿入されていなかった場合(S1211:挿入なし)、安否確認応答電子メールを破棄する(S1217)。その後、ステップ1201に戻り処理を続ける。