JP5503628B2 - データベース装置およびグループ間電話サービス提供システム - Google Patents
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Description
これに対し、災害伝言板サービスなどといった、被災地からの伝言を登録し、被災地外の家族が定められた電話番号に電話をかけることにより、登録された伝言を家族が聞き、安否確認を行うことができるサービスもある。しかしながらこのサービスは、例えば、被災地への通話が輻輳状態になった場合など、所定の条件を満足したときに初めて利用可能となり、いつでも利用できるものではない。
しかしながら、災害発生時や交通機関の事故発生時などには、電話連絡を行おうとする人が多く、電話がつながりにくい状態となりがちである。そのため、たとえ電話番号がわかったとしても必ずしも相手につながるとは限らない。また、仮につながったとしても、相手が電話に出ない可能性もある。したがって、このような場合には、少し時間がたってから再度かけなおすか、或いは、家族がばらばらに住んでいる場合、または日中など家族がそれぞれ職場や学校などに行っておりばらばらである場合などには、別の家族に電話をかけるなどを行うことになる。特に災害時などには、再度電話をかける余裕がなかったり、また公衆電話機なども利用者が多いため再度かけなおすことが困難であったりする場合もあり、家族への連絡ができないことがある。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知することを特徴としている。
データベース装置をこのような構成とすることによって、回線交換機からの要求に応じて、回線交換機から受信した受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機のうち、発信者指定電話機との最終通話日時がより新しい電話機の電話番号から順に、順次回線交換機に通知することができる。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴としている。
データベース装置をこのような構成とすることによって、回線交換機からの要求に応じて、回線交換機から受信した受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機のうち、発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機の電話番号から順に回線交換機に通知することができ、且つ、発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数ある場合には、最終通話日時がより新しい電話機の電話番号から順に回線交換機に通知することができる。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴としている。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴としている。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報、または前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報、または前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴としている。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時若しくは前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時若しくは前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴としている。
前記受信端末識別情報を受信し、当該受信端末識別情報に含まれる前記電話番号および前記認証情報に基づき、前記発信元電話機から前記特別番号および前記端末識別情報を入力した発信者の認証を行う認証部を有し、
前記端末情報選択部は、前記認証部により前記発信者が認証されたときにのみ、前記接続先電話番号を前記回線交換機に通知することを特徴としている。
データベース装置をこのような構成とすることによって、特別番号および端末識別情報を入力した発信者が認証されたときにのみ、同一グループの他の電話機の電話番号を回線交換機に通知することができる。
データベース装置をこのような構成とすることによって、発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機では、メールを受信しその内容を確認することによって、発信者指定電話機から着信要求があったことを確実に認識することができる。
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき、受信した受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報を前記データベース装置から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号とする端末情報選択部と、
前記接続先電話番号を有する電話機を接続先電話機とし、前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続処理を行う回線交換機と、
前記回線交換機での前記呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であることを検出する呼制御不確立検出部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記呼制御不確立検出部により前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であることが検出されたとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報の中から、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな前記接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として更新設定すること
を特徴としている。
グループ間電話サービス提供システムをこのような構成とすることによって、特別番号と端末識別情報とを受信したとき、この端末識別情報で特定される電話機と同一グループとして予め設定された電話機のうち、発信者指定電話機との最終通話日時がより新しい電話機との間で呼接続を図ることができ、且つ呼接続が確立されないときには同一グループとして設定された他の発信者指定電話機との最終通話日時がより新しい電話機に自動的に切り替えてこの電話機との間での呼接続を図ることができる。
なお、一般的な電話接続処理およびその構成については説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態におけるグループ間電話サービス提供システム1の構成を示すブロック図である。
このグループ間電話サービス提供システム1は、図1に示すように、公衆電話機11と接続されるメディアGWサーバ12と、公衆電話用の回線交換機13と、メディアサーバ15と、ユーザ情報管理データベース装置16と、携帯電話機20と接続される回線交換機17と、を含んで構成される。
また、メディアGWサーバ12は、公衆電話機11から予め設定した特別番号を受信した場合には特別番号による発信と認識し、回線交換機13を介してメディアサーバ15から専用ガイダンス情報を獲得しこれを公衆電話機11に送信するとともに、専用ガイダンスにしたがって公衆電話機11において発信者により入力された発信者の契約者番号およびNW(ネットワーク)暗証番号を獲得し、これを回線交換機13に通知し音声呼接続処理要求を行う。
図2(a)の機能構成図に示すように、回線交換機13は、受信部13aと、通知部13bと、回線交換部13cと、呼制御不確立検出部13dとを含んで構成され、これら機能は、図示しない演算処理装置(CPU)がプログラムを実行することによって実現される。
通知部13bは、受信部12aを介してメディアGWサーバ12から音声呼接続処理要求を受信したときには、音声呼接続処理要求とともに通知された後述の発信者情報をユーザ情報管理データベース装置16に通知して着信側在圏情報の問い合わせを行い、その応答としてユーザ情報管理データベース装置16から着信先情報を獲得する。
また、着信側の回線交換機17から、音声呼接続処理要求に対する応答としてセッションタイムアウトを通知する“音声呼接続処理応答(タイムアウト)”が通知されたとき、回線交換機17でセッションタイムアウト等、呼の不確立を検出した旨を、ユーザ情報管理データベース装置16に通知する。
一方、回線交換機17は、図2(b)の機能構成図に示すように、受信部17aと、通知部17bと、回線交換部17cと、呼制御不確立検出部17dとを含んで構成され、これら機能は、図示しない演算処理装置(CPU)がプログラムを実行することによって実現される。
回線交換部17cは、発信側の回線交換機13から音声呼接続処理要求を受信したとき、指定された接続先の電話番号について、Paging処理、認証・秘匿処理などを行った後、着信要求を行うなどの処理を行う。
メディアサーバ15は、回線交換機13からの要求に応じてガイダンス情報を回線交換機13に送信する。
データベース部16aは契約者情報データベースを有し、この契約者情報データベースでは、契約者とその家族とを紐付けて管理している。また、契約者が保有する携帯電話機の電話番号である契約者番号毎にNW暗証番号を対応付けて管理している。さらに、着信側の携帯電話機の在圏情報を管理する。
端末情報選択部16cは、グループ端末識別情報獲得部16bで獲得した発信者と同じ家族として紐付けられた契約者番号の中から接続先の契約者番号を特定し、特定した契約者番号を着信側在圏情報問合わせ応答として回線交換機13に通知する。
通話履歴収集部16eは、契約者番号毎に通話履歴を管理する。具体的には、回線交換機13から着信側在圏情報の問い合わせが行われた時に、着側を選択した時間帯を保持する。グループ間電話サービス実施中、着側で接続が不成立の場合には、別の家族との接続を要求するための着信側在圏情報の問い合わせが回線交換機13により再度行われるため、必要に応じてこの着信側在圏情報の問合わせをトリガに通話履歴情報を更新すればよい。
また、契約者番号ごとに、当該契約者番号を有する電話機と当該契約者番号と同じ家族として紐付けられた契約者番号を有する電話機との最終通話履歴を収集し、これを契約者情報データベースに、契約者番号と対応付けて格納する。
次に、公衆電話機11から特別番号が発信されたときの各部の動作を説明する。
図4は、公衆電話機11から特別番号が発信されたときの各部の動作を表すシーケンス図である。
発信者が公衆電話機11で、グループ間電話サービスのサービス提供を受けるための特別番号を入力すると、この特別番号が公衆電話機11から発信され(P1)、この特別番号を受信したメディアGWサーバ12は、受信した特別番号がグループ間電話サービスを実行する番号として予め設定された番号であるか否かを判断する(P2)。ここで、特別番号は、予め設定された番号であって、例えば3桁の数字など利用者が記憶しやすい値に設定される。図4では、例えば、「XXX」と表記している。
なお、前述の「特番フラグ」は、グループ間電話サービスの実施に伴う情報であることを表すフラグである。この特番フラグがユーザ情報管理データベース装置16に通知されることにより、ユーザ情報管理データベース装置16は本サービスを認識した処理を実施することができる。
公衆電話機11は例えばプッシュホン式の電話であって、発信者が専用ガイダンスにしたがって、契約者番号およびNW暗証番号を入力すると、「発信者の契約者番号およびNW暗証番号+特番フラグ」からなる発信者情報が、メディアGWサーバ12に送信される(P11)。
メディアGWサーバ12は、発信者情報を受信すると、発信者情報とともに音声呼接続処理要求を回線交換機13に送信する(P12)。回線交換機13は、メディアGWサーバ12から音声呼接続処理要求を受信すると、ユーザ情報管理データベース装置16に対し、着信側在圏情報を問い合わせるための「着信側在圏情報問合せ」を送信する。回線交換機13は、着信側在圏情報問合せを送信する際には、この着信側在圏情報問合せとともに、受信端末識別情報としての発信者情報も送信する(P13)。
回線交換機13は、ガイダンス要求を受信すると、メディアサーバ15に対して、相手先に接続中であることを音声によりアナウンスするための予め設定された接続ガインダンスの送信要求を行う(P17)。メディアサーバ15は、接続ガイダンスの送信要求を受信すると、予め設定された接続ガイダンス情報を、ガイダンス要求応答として回線交換機13に出力する(P18)。
これにより、公衆電話機11には、接続ガイダンスとして、例えば、「契約者御本人様であることを確認しました。御家族へ接続中です。しばらくお待ちください。」などといったアナウンス音声が流れる。
さらに、回線交換機13は、着信側在圏情報問合せ応答として通知された接続先の電話番号を有する携帯電話機20と公衆電話機11との間での音声呼接続のための処理要求を、携帯電話用の回線交換機17に対して送信する(P31)。
ユーザ情報管理データベース装置16は、回線交換機13から着信側在圏情報問合せを再度受信すると、接続先の携帯電話機20との接続が不可であったと認識し、接続先特定処理を実行して次の接続先を特定し(P42)、再度着信側在圏情報問合せ応答を回線交換機13に送信する(P43)。つまり、発信者の家族として紐付けられた他の契約者番号を有する携帯電話機20の保持者との音声通信を図る。
次に、ユーザ情報管理データベース装置16で実行される接続先特定処理の処理手順を説明する。
図6は、接続先特定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
ユーザ情報管理データベース装置16は、回線交換機13から着信側在圏情報問合せを受信すると、この着信側在圏情報問合せとともに通知された発信者情報を参照し、まず、発信者情報において特番フラグが設定されているかを判断する(ステップS2)。
特番フラグが設定されていないときにはエラーと判断する。そして、回線交換機13に対してガイダンス要求処理を行い、公衆電話機11に対してエラーガイダンス案内を行う(ステップS3)。具体的には、回線交換機13に対してエラーガイダンス案内の送信要求を行う。これにより、回線交換機13はエラーガイダンス案内の送信要求をメディアサーバ15に対して行う。メディアサーバ15は、予め設定されたエラーガイダンス案内情報を獲得し、これを、メディアGWサーバ12を介して公衆電話機11に出力する。
一方ステップS2で、特番フラグが設定されている場合には、ステップS4に移行し、発信者の認証を行う。具体的には、発信者情報を参照し、発信者の契約者番号とNW暗証番号とが予め設定された所定の値であるかを判断する。
なお、図7は、「0X0−XXXX−XXX1」、「0X0−XXXX−XXX2」、「0X0−XXXX−XXX3」の契約者番号を家族Aと紐付けて管理し、「0Y0−YYYY−YYY1」の契約者番号を家族Bと紐付けて管理していることを表す。
これらが一致しないときにはエラーと判断する。エラーと判断した場合には、回線交換機13に対してガイダンス要求処理を行い、公衆電話機11に対してエラーガイダンス案内を行う(ステップS3)。すなわち、回線交換機13に対してエラーガイダンス案内の送信要求を行う。
これによって、公衆電話機11にはエラーを通知するアナウンス音声が流れ、ユーザは、発信者の契約者番号或いはNW暗証番号が誤りであることを認識し、再度設定しなおすなどの対応を行うことにより、グループ間電話サービスを受けることができる。
このステップS6では、接続先候補があるか否かを判断する。ここで、発信者情報として通知された発信者の契約者番号に紐付けられている家族と同一の家族に紐付けられている他の契約者番号を接続先候補とする。
そして、ステップS6の処理で、接続先候補がないと判断されるとき、すなわち、発信者の契約者番号と同じ家族に紐付けられた契約者番号が他に存在しない場合にはエラーと判断する。そして、回線交換機13に対してガイダンス要求処理を行い、公衆電話機11に対してエラーガイダンス案内を行う(ステップS3)。すなわち、回線交換機13に対して、エラーガイダンスの送信要求を行う。これにより、回線交換機13はエラーガイダンスの送信要求を、メディアサーバ15に対して行う。メディアサーバ15は、予め設定されたエラーガイダンス情報を獲得し、エラーガイダンス情報を、メディアGWサーバ12を介して公衆電話機11に出力する。
一方、ステップS6の処理で、接続先候補があると判断されるとき、すなわち、発信者の契約者番号と同じ家族に紐付けられた契約者番号が他に存在する場合にはステップS10に移行する。そして、接続先候補が複数存在するか否かを判断する。接続先候補が複数存在しないとき、すなわち、発信者の契約者番号と同じ家族に紐付けられた契約者番号が1つしか存在しない場合にはステップS12に移行し、この接続先候補を接続先として特定し、この接続先候補の契約者番号とともに着信側在圏情報問合せ応答を回線交換機13に対して送信する。また、接続ガイダンス要求を回線交換機13に対して送信する。
これによって、公衆電話機11のユーザは、家族の誰かに電話接続中であることを認識することができる。
一方、前記ステップS10の処理で、接続先候補が複数存在する場合には、これら複数の接続先候補の中から接続先を選択する接続先選択処理を実行する(ステップS22)。
ここで、前述のように、ユーザ情報管理データベース装置16では、契約者番号ごとに通話履歴を管理しており、例えば図8に示すように、契約者番号毎に、当該契約者番号の携帯電話機と、当該契約者番号と同一家族として紐付けられた契約者番号の携帯電話機との間で通話が行われた最終通話履歴日時を管理している。つまり、家族構成員ごとに、他の家族構成員との最終通話履歴日時が管理されている。
例えば、図8に示すように、発信者の契約者番号「0X0−XXXX−XXX1」の通話履歴に、発信者の契約者番号と同じ家族として紐付けられた接続先候補「0X0−XXXX−XXX2」および「0X0−XXXX−XXX3」、が相手番号として設定されている場合には、これら2つの相手番号のうち、最終通話履歴日時が新しい方を選択する。図8の場合、発信者の契約者番号「0X0−XXXX−XXX1」と、相手番号「0X0−XXXX−XXX2」との最終通話履歴日時は、「2011/08/15 13:15:38」であり、相手番号「0X0−XXXX−XXX3」との最終通話履歴日時は、「2011/09/26 21:35:44」である。発信者の契約者番号との最終通話日時は、相手番号「0X0−XXXX−XXX3」の方が新しいため、これが接続先として選択される。
これにより、回線交換機13は、接続先として指定された契約者番号宛に音声呼接続処理を行うとともに、接続ガイダンス情報の送信要求を、メディアサーバ15に対して行う。メディアサーバ15は、予め設定された接続ガイダンス情報を、メディアGWサーバ12を介して公衆電話機11に出力する。
そして、ユーザ情報管理データベース装置16は、回線交換機13から、所定時間内に着信側在圏情報問合せを受信しないとき、すなわち、回線交換機17からセッションタイムアウトなどによる呼の不確立の通知がなければ、携帯電話機20との接続が確立したと判断し(ステップS14)、接続先として指定した契約者番号の携帯電話機20と公衆電話機11との間で音声呼接続が確立したと認識し、接続先特定処理を終了する。
これにより、回線交換機13により、家族構成員と接続することができない旨のガイダンスが公衆電話機11に対して送信され、音声によりユーザに通知される。
そして、回線交換機13から再度所定時間内に着信側在圏情報問合せを受信したとき、すなわち、回線交換機17からのセッションタイムアウトなど、呼の不確立を意図する通知を受信したならば、着信側在圏情報問合せ応答として通知した接続先の携帯電話機20との接続が不可であったと判断し、次の接続先候補を検索しこれを通知する。そして、接続先候補が他に存在しなくなったとき、拒否ガイダンスの送信要求を行う。そして、着信先選択処理を終了する。
このように、第1実施形態においては、発信者が特別番号に電話をかけると、この発信者の契約者番号と同じ家族として紐付けられた契約者番号のうち、発信者の契約者番号との最終通話履歴が一番新しい契約者番号が特定され、この契約者番号に対して電話接続が行われる。つまり、発信者との最終通話履歴が一番新しい家族構成員の携帯電話番号に対して電話接続が行われる。
また、家族の誰かに対して電話接続を行った際に、相手が圏外である場合など電話接続を行うことができない場合には、家族の他の誰かに切り替えて電話接続を図るため、より確実に家族構成員との電話接続を図ることができる。したがって、災害時など特に自身の安否を家族に伝えたい場合などには、ある家族構成員との電話連絡ができない場合であっても、他の家族構成員との電話接続を自動的に図るため、発信者は特別番号に電話をかけるという一度の操作を行うだけで、家族のうちの電話接続可能な状態にある誰かと連絡をとることができる。
また、家族のうち、電話接続を最初に行う家族構成員として、発信者との最終通話履歴が一番新しい家族構成員への接続を図っており、すなわち、家族の中でも発信者と電話連絡を行った時期が一番新しく、つながりが比較的深いと予測される家族構成員への電話接続をまず図っているため、例えば、常日頃連絡をとりあっている親、あるいは、直近に電話連絡をした家族構成員など、安否を最も気にしているであろう家族構成員への電話連絡をまず一番に図ることができる。
また、家族構成員の誰かと音声通信が確立された後には、音声通信が終了した時点で家族間電話サービスを終了している。ここで、災害時などには、家族の誰かと連絡が付けば、この連絡が付いた家族構成員が他の家族構成員に対して発信者の安否を伝達することにより、発信者自身が各家族構成員に電話連絡をしなくても発信者の安否を各家族構成員は認識することができる。
これにより、特に、災害時など公衆電話機の利用者が多い状況下においては、とりあえず家族の誰かに発信者自身の安否を伝えるということが終了した時点で、この発信者による公衆電話機の利用を終了するよう仕向けることができる。その結果、一人当たりの公衆電話機の利用を必要最小限に抑えるようにすることができ、すなわち多くの人がより速やかに公衆電話機を利用することができるように仕向けることができ効果的である。
上記第1の実施の形態においては、電話接続を行う順番として、接続先候補のうち、発信者との最終通話履歴が最近である接続先候補から順に接続する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、ユーザ情報管理データベース装置16において、通話履歴情報がリセットされた場合など、通話履歴情報が契約者情報データベースに格納されていないときは、発信者のメールの通信履歴情報を参照して、発信者がメール通信した家族のうち、メール通信を行った時期が新しい家族から順に、電話接続を図るようにしてもよい。すなわち、携帯電話機20と他の携帯電話機20との間でメールの送受信処理を行うメールサーバを備えており、メールの送受信処理が可能である場合には、例えば、ユーザ情報管理データベース装置16において、契約者番号毎に、当該契約者番号と同一家族として紐付けられた他の契約者番号を有する携帯電話機20との間で通信したメールの通信履歴を収集する。この通信履歴をもとに、ユーザ情報管理データベース装置16において、契約者番号毎に、当該契約者番号と同一家族として紐付けられた契約者番号を有する携帯電話機20との最終メール送受信履歴を獲得し、これをこの携帯電話機20の契約者番号と紐付けて格納しておけばよい。また、通話履歴とメールの送受信履歴とのうち、通話またはメール送受信の最終履歴日時が新しい携帯電話機から順に優先順が高くなるように設定してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
(全体構成)
図9は、第2の実施形態におけるグループ間電話サービス提供システム1の一例を示す概略構成図である。
第2の実施形態におけるグループ間電話サービス提供システム1は、図1に示す第1の実施形態におけるグループ間電話サービス提供システム1において、さらにメールサーバ18と位置情報管理装置25とを備える。
メールサーバ18は、携帯電話機20と他の携帯電話機20との間でのメールの送受信処理を行う。
前記通信装置管理サーバは、例えば、特開2006−345580号公報に記載されている通信装置管理サーバのように、各携帯電話機20の存在位置に応じた当該携帯電話機20を管理する回線交換機などから、各携帯電話機20の位置情報を獲得する。
また、ユーザ情報管理データベース装置16では、接続先候補のいずれとも電話接続ができなかった場合、全ての接続先候補宛に、発信者より発信があった旨をメールサーバ18から通知させる。この通知は例えばSMS(short message service)によるメッセージを送信することにより行う。
なお、上記第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
次に、ユーザ情報管理データベース装置16で実行される第2の実施形態における接続先特定処理の処理手順を説明する。
図10は、第2の実施形態における接続先特定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6の第1の実施形態における接続先特定処理の処理手順の一例を示すフローチャートにおいて、ステップS19の処理が追加されている。また、接続先選択処理(ステップS22)の処理手順が異なる。
すなわち、この第2の実施形態における接続先特定処理では、ステップS22の接続先選択処理を、図11に示す手順で行う。
次いでステップS36に移行し、最遠方に存在する接続先候補が1つしか存在しない場合にはステップS38に移行し、この接続先候補を接続先として確定する。一方、最遠方に存在する接続先候補が複数存在する場合にはステップS40に移行し、この最遠方に存在する複数の接続先候補と発信者の契約者番号との通話履歴を参照し、最終通話履歴が一番新しい接続先候補を選択する。そして、選択した接続先候補の電話番号を接続先として特定する(ステップS42)。
まず、これら携帯電話機の位置情報を獲得する。そして、発信者の携帯電話機の現在位置から最も遠いものから優先順位を高くする。
具体的には、メール送信処理(ステップS19)では、接続先候補全て、すなわち家族構成員全て宛に、発信者から発信があったことをメール送信により通知する。なお、ここでいうメール送信とは、SMS(short message service)によるメッセージ送信であってもよく、また電子メールの送信であってもよい。
そして、ユーザ情報管理データベース装置16は、発信者の契約者番号から、この発信者の契約者番号と同一家族として紐付けられている接続先候補全てに対応するメールアドレスを獲得し、同一家族として紐付けられている接続先候補全てのメールアドレスと、発信者の契約者番号(電話番号)とをメールサーバ18に格納するとともに、メールの送信指示を行う。
なお、上記第2の実施形態において、位置情報管理装置25が位置情報収集部に対応し、図10のステップS19の処理がメール送信部に対応している。
このように、第2実施形態においても、発信者が特別番号に電話をかけると、この発信者の契約者番号と同一家族として紐付けられた契約者番号の中から、所定の優先順位にしたがって、電話接続が行われる。すなわち、発信者の家族構成員の電話番号に対して電話接続が行われるため、上記第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、この第2の実施形態では、発信者が設定した契約者番号を有する携帯電話機から最も遠方に存在する携帯電話機から順に、電話接続を図っている。
したがって、発信者の家族構成員は、発信者から電話連絡があったことを認識することができる。
上記第2の実施形態においては、発信者の携帯電話機から最も遠い位置にある携帯電話機に対して優先的に電話接続を図る構成とした場合について説明したが、これに限るものではなく、最も近い位置にある携帯電話機に対して優先的に電話接続を図る構成とすることも可能である。
また、例えば、電話接続を図る優先順位として、最も遠い位置にある携帯電話機を優先するか、最も近い位置にある携帯電話機を優先するかを、予めユーザが設定可能に構成しておき、ユーザ情報管理データベース装置16では、ユーザ設定された優先順位にしたがった順番で電話接続を図るように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態においても、何れの家族構成員とも電話接続できない場合に、各家族構成員に発信者の電話番号をメールで送信し、この電話番号から発信があった旨を家族構成員に通知するように構成することも可能である。
上記各実施携帯においては、公衆電話機11から特別番号を発信する場合について説明したが、これに限るものではなく固定電話機や、衛星電話機、他人の携帯電話機などから発信する場合であっても適用することができる。
また、上記各実施形態では、家族契約者情報データベースをユーザ情報管理データベース装置16において保持する場合について説明したが、例えば、家族割引サービスなど家族単位で提供する家族サービスがある場合には、この家族サービスにおいて管理している家族情報を流用して、家族構成員どうしを紐付けることも可能である。
また、家族構成員の誰かが携帯電話機の電話番号を変更した場合であっても、家族サービスの提供側において変更後の携帯電話機の電話番号に更新することによって、契約者情報データベースの対応する家族構成員の電話番号も自動的に変更されることになる。したがって、携帯電話機の電話番号を変更したことをまだ他の家族に通知していないような場合であってもこの電話番号を変更した家族構成員に対して確実に電話接続を図ることができる。
要は、契約者がある条件にしたがって既にグルーピングされている場合には、このグルーピング情報を流用することによって、ユーザは、家族間電話サービスを受けるにあたって何ら登録処理を行うことなく、グルーピングされた契約者間でサービス提供を受けることができる。
11 公衆電話機
12 メディアGWサーバ
13 回線交換機
15 メディアサーバ
16 ユーザ情報管理データベース装置
17 回線交換機
18 メールサーバ
20 携帯電話機
25 位置情報管理装置
Claims (9)
- 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報、または前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報、または前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報とし、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 電話番号を含み且つ当該電話番号に対応する電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース部と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき回線交換機から通知される当該回線交換機で受信した端末識別情報を受信端末識別情報として受信し、当該受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機との端末識別情報を前記データベース部から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機の現在の位置情報を収集する位置情報収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話間での最終メール送受信日時を収集する通信履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時若しくは前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号として前記回線交換機に通知する端末情報選択部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記回線交換機における、前記接続先電話番号を有する電話機である接続先電話機と前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機との間での呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であるとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機からより遠方に位置する電話機に対応する端末識別情報を新たな接続先端末識別情報として選択し、または前記発信者指定電話機からの距離が同等である電話機が複数存在するときには前記発信者指定電話機との間での最終通話日時若しくは前記発信者指定電話機との間での最終メール送受信日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を優先的に新たな接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として前記回線交換機に通知すること
を特徴とするデータベース装置。 - 前記端末識別情報は、電話番号および当該電話番号に対応する電話機の契約者を認証するための認証情報を含み、
前記受信端末識別情報を受信し、当該受信端末識別情報に含まれる前記電話番号および前記認証情報に基づき、前記発信元電話機から前記特別番号および前記端末識別情報を入力した発信者の認証を行う認証部を有し、
前記端末情報選択部は、前記認証部により前記発信者が認証されたときにのみ、前記接続先電話番号を前記回線交換機に通知することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のデータベース装置。 - 前記回線交換機での前記呼接続処理での結果、前記発信元電話機と前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の全てとの間での呼接続処理が不確立であるとき、電子メールを利用して前記発信者指定電話機と同一グループに属する電話機に対して、当該電話機宛に前記発信者指定電話機から着信要求があったことを通知するメール送信部を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のデータベース装置。
- 電話機の電話番号を含む当該電話機を識別するための端末識別情報と予め設定した同一グループに属する電話機を識別するグループ識別情報とを対応付けて記憶するデータベース装置と、
予め設定された特別番号および前記端末識別情報を受信したとき、受信した受信端末識別情報で特定される発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報を前記データベース装置から獲得するグループ端末識別情報獲得部と、
前記受信端末識別情報で特定される電話機および当該電話機と同一グループに属する電話機間での最終通話日時を収集する通話履歴収集部と、
前記グループ端末識別情報獲得部で獲得した、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を接続先電話番号とする端末情報選択部と、
前記接続先電話番号を有する電話機を接続先電話機とし、前記特別番号および前記端末識別情報を発信した発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続処理を行う回線交換機と、
前記回線交換機での前記呼接続処理の結果、前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であることを検出する呼制御不確立検出部と、
を備え、
前記端末情報選択部は、前記呼制御不確立検出部により前記発信元電話機と前記接続先電話機との間での呼接続が不確立であることが検出されたとき、前記発信者指定電話機と同一グループに属する他の電話機の端末識別情報のうち前記接続先端末識別情報として選択されていない端末識別情報の中から、前記発信者指定電話機との間での最終通話日時がより新しい電話機に対応する端末識別情報を新たな前記接続先端末識別情報として選択し、当該接続先端末識別情報で特定される電話番号を新たな接続先電話番号として更新設定すること
を特徴とするグループ間電話サービス提供システム。
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