JP5353570B2 - 安否確認装置、安否確認方法および安否確認プログラム - Google Patents

安否確認装置、安否確認方法および安否確認プログラム Download PDF

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Description

この発明は、安否確認装置、安否確認方法および安否確認プログラムに関する。
従来、地震などの災害が発生した際の被災者の安否を確認する安否確認システムが設けられている。例えば、安否確認システムでは、災害が発生した場合に、安否確認装置が被災者の携帯電話などに対して安否を確認するための安否確認メールを自動的に送信する。被災者は、携帯電話などに受信した安否確認メールに対する回答メールを安否確認装置に送信して自身の現状を報告する。そして、被災者の安否確認を所望する利用者は、安否確認装置に対して安否確認の結果を問い合わせることにより被災者の現状を知ることができる。安否確認システムは、短時間で多数の被災者の安否を確認できることから、主に企業などの団体が災害発生時の社員の被災状況を迅速に把握するために用いられている。
ここで、安否確認システムは、安否確認メールに対して回答メールが返信されない場合に、回答メールを督促するための督促メールを手動的または自動的に送信する。具体的には、手動的に督促メールを送信する場合には、安否確認システムは、利用者から督促要求を受信すると、安否確認システムが回答メールを受信していない被災者のメールアドレスに対して督促メールを送信する。自動的に督促メールを送信する場合には、安否確認システムは、安否確認メールを送信してから所定の時間が経過した後、安否確認システムが回答メールを受信していない被災者のメールアドレスに対して督促メールを自動的に送信する。
なお、ネットワーク障害を検知する技術として、例えば、着信先と繋がらない端末の割合が所定の閾値を超えた場合に、障害回線と判定する技術が知られている。また、ネットワーク上で通信を制限する技術として、例えば、端末装置がネットワークへ接続できる接続時間帯や接続先を限定する技術が知られている。
特開2003−186980号公報 特開2000−32160号公報 特開平10−285278号公報
http://www.e-anpi.jp/welcome/products(2009年8月12日現在) http://www.secom.co.jp/business/saigai/anpi/anpi.html(2009年8月12日現在) http://www.project-com.com/(2009年8月12日現在)
しかしながら、従来の安否確認システムは、ネットワークが正常に動作することを前提としており、災害によって発生するネットワークの障害については考慮されていない。したがって、災害によって発生したネットワークの障害が、安否確認に関するメールの送受信に影響を及ぼすという問題があった。具体的には、災害によりネットワークに損傷が生じたり、多数の被災者が一斉にアクセスしたりすることによって、安否確認に関するメールの送受信が影響を受ける。例えば、災害によってネットワークに障害が発生することにより、安否確認メールが正常に伝送されず、被災者から回答メールが送信されないことから、督促メールを送信する事態が発生する。また、被災者のアクセスが集中することによってネットワークに遅延が発生することにより、被災者が回答メールを送信したにも関わらず、安否確認システムに正常に伝送されず、安否確認システムが督促メールを送信する事態が発生する。
そこで、本開示の技術は、上述した従来技術の問題を鑑みて、ネットワークの障害を考慮して安否確認に関するメールを送受信することが可能となる安否確認装置、安否確認方法および安否確認プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この装置は、集計部が、安否を確認するための安否確認メールの送信数と、安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する。そして、回答率算出部が、集計部によって集計された安否確認メールの送信数に対する回答メールの受信数の割合である回答率をドメインごとに算出する。そして、障害判定部が、回答率算出部によって算出されたドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する。そして、出力制御部が、障害判定部によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる。
開示の装置は、ネットワークの障害を考慮して安否確認に関するメールを送受信することが可能となる。
図1は、実施例1にかかる安否確認装置の構成を説明するための説明図である。 図2は、実施例2にかかる安否確認装置の構成を説明するための説明図である。 図3は、電文の例を説明するための図である。 図4は、対象情報記憶部を説明するための図である。 図5は、送信状況記憶部を説明するための図である。 図6は、督促設定値記憶部を説明するための図である。 図7は、判定結果記憶部を説明するための図である。 図8は、メール送信部および回答メール受信部を説明するための図である。 図9は、督促制御部を説明するための図である。 図10は、出力制御部を説明するための図である。 図11は、実施例2にかかる安否確認装置による安否確認メール送信処理の手順を説明するための図である。 図12は、実施例2にかかる安否確認装置による安否確認処理の手順を説明するための図である。 図13は、実施例2にかかる安否確認装置による対象者のメールアドレスのキャリア別区分処理の手順を説明するための図である。 図14は、実施例2にかかる安否確認装置によるキャリア別回答率の算出処理の手順を説明するための図である。 図15は、実施例2にかかる安否確認装置による督促可否の判定処理の手順を説明するための図である。 図16は、実施例2にかかる安否確認装置によるネットワーク障害キャリア対応処理の手順を説明するための図である。 図17は、変形例を説明するための図である。 図18は、実施例2にかかる安否確認プログラムを実行するコンピュータを説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、本願の開示する安否確認装置、安否確認方法および安否確認プログラムの実施例を詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本実施例にかかる安否確認装置の構成を説明する。図1は、実施例1にかかる安否確認装置の構成を説明するための説明図である。
図1に示すように、安否確認装置1は、ネットワークDおよびネットワークAを介して携帯端末aと接続されている。また、安否確認装置1は、ネットワークDおよびネットワークBを介して携帯端末bと接続されている。また、安否確認装置1は、ネットワークDおよびネットワークCを介して携帯端末cと接続されている。そして、安否確認装置1は、通信部2と、メール送信部3と、回答メール受信部4と、集計部5と、回答率算出部6と、障害判定部7と、出力制御部8とを有する。
なお、図1においては、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cがそれぞれ一つのみ図示されているが、実際には複数の携帯端末aと複数の携帯端末bと複数の携帯端末cとが、それぞれネットワークA、ネットワークB、ネットワークCに接続されている。また、図1においては、ネットワークDと接続されるネットワークとして、ネットワークA、ネットワークBおよびネットワークCのみ図示されているが、実際にはさらに複数のネットワークがネットワークDに接続されている。
ネットワークDは、安否確認装置1と、携帯端末a、携帯端末b、携帯端末cとの間で送受信されるデータを中継する通信網である。例えば、ネットワークDは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などである。
ネットワークA、ネットワークBおよびネットワークCそれぞれは、通信サービスを提供する企業であるキャリア企業によってそれぞれ構築されたネットワークであり、安否確認装置1と、携帯端末との間で送受信するデータを中継する通信網である。具体的には、ネットワークAは、携帯端末aと安否確認装置1との間を送受信するデータを中継する通信網である。また、ネットワークBは、携帯端末bと安否確認装置1との間を送受信するデータを中継する通信網である。また、ネットワークCは、携帯端末cと安否確認装置1との間を送受信するデータを中継する通信網である。
携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cは、安否確認装置1から安否確認メールが送信され、所有者が回答メールを送信する端末装置である。携帯端末aは、特定のドメインを有するメールアドレスが割り当てらており、ネットワークAを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。また、携帯端末bは、特定のドメインを有するメールアドレスが割り当てらており、ネットワークBを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。また、携帯端末cは、特定のドメインを有するメールアドレスが割り当てらており、ネットワークCを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。
通信部2は、安否確認装置1と、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cとの間で通信を行なう。メール送信部3は、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cに対して安否を確認するための安否確認メールを送信する。回答メール受信部4は、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cによって安否確認メールに対して送信された回答メールを受信する。
集計部5は、安否確認メールの送信数と安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する。また、回答率算出部6は、集計部5によって集計された安否確認メールの送信数に対する回答メールの受信数の割合である回答率をドメインごとに算出する。
障害判定部7は、回答率算出部6によって算出されたドメインごとの回答率のなかで、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、抽出したドメインを含むメールアドレスで送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する。出力制御部8は、障害判定部7によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる。
上述したように、実施例1によれば、ネットワークAを経由して受信する回答メールの回答率が、ネットワークBおよびネットワークCそれぞれを経由して受信する回答メールの回答率よりも低い場合には、ネットワークAに障害が発生していると判定する。したがって、ネットワーク障害を考慮した安否確認に関するメールの送受信を可能にすることができる。
[実施例2にかかる安否確認装置の構成]
まず、実施例2にかかる安否確認装置10を、図2〜10を用いて説明する。図2は、実施例2にかかる安否確認装置の構成を説明するための説明図である。なお、以下では、安否確認装置が安否確認メールを送信する際の災害が地震である場合を説明する。
図2に示すように、安否確認装置10は、ネットワーク60およびネットワークAを介して携帯端末aと接続されている。また、安否確認装置10は、ネットワーク60およびネットワークBを介して携帯端末bと接続されている。また、安否確認装置10は、ネットワーク60およびネットワークCを介して携帯端末cと接続されている。さらに、安否確認装置10は、ネットワーク60を介して利用者端末70および災害情報送信装置80と接続されている。そして、安否確認装置10は、制御部20と、記憶部30と、入出力制御I/F部40と、通信部50とを有する。
なお、図2においては、携帯端末aが一つのみ図示されているが、実際には、複数の携帯端末aがネットワークAに接続されている。同様に、図2において、携帯端末bおよび携帯端末cがそれぞれ一つずつのみ図示されているが、実際には、複数の携帯端末bと複数の携帯端末cとがそれぞれネットワークBとネットワークCとに接続されている。また、図2においては、利用者端末70が一つのみ図示されているが、実際には、複数の利用者端末70がネットワーク60に接続されている。また、図2においては、災害情報送信装置80が一つのみ図示されているが、実際には、複数の災害情報送信装置80がネットワーク60に接続されている。
ネットワーク60は、安否確認装置10と、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cとの間で送受信されるデータや、安否確認装置10と、利用者端末70および災害情報送信装置80との間で送受信されるデータを中継する通信網である。例えば、ネットワーク60は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などである。
ネットワークA、ネットワークBおよびネットワークCそれぞれは、通信サービスを提供する企業であるキャリア企業によってそれぞれ構築されたネットワークであり、安否確認装置10と、携帯端末との間で送受信するデータを中継する通信網である。具体的には、ネットワークAは、携帯端末aと安否確認装置10との間を送受信するデータを中継する通信網である。例えば、ネットワークAは、「ドメイン:av.ne.jp」を含むメールアドレスによって送受信されるメールを中継する通信網である。
同様に、ネットワークBは、携帯端末bと安否確認装置10との間を送受信するデータを中継する通信網である。例えば、ネットワークBは、「ドメイン:dcm.ne.jp」を含むメールアドレスによって送受信されるメールを中継する通信網である。また、ネットワークCは、携帯端末cと安否確認装置10との間を送受信するデータを中継する通信網である。例えば、ネットワークCは、「ドメイン:sd.ne.jp」を含むメールアドレスによって送受信されるメールを中継する通信網である。
携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cは、安否確認装置10から安否確認メールを受信して、所有者が回答メールを送信する携帯端末である。携帯端末aは、「ドメイン:av.ne.jp」を含むメールアドレスが割り当てられており、ネットワークAを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。また、携帯端末bは、「ドメイン:dcm.ne.jp」を含むメールアドレスが割り当てられており、ネットワークBを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。また、携帯端末cは、「ドメイン:sd.ne.jp」を含むメールアドレスが割り当てられており、ネットワークCを介して安否確認メールおよび回答メールを送受信する。なお、携帯端末は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)端末、移動体通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
利用者端末70は、利用者が安否確認装置10による処理結果を参照したり、安否確認装置10に対して各種要求を入力したりする装置である。例えば、利用者端末70は、企業において利用者に割り当てられたPC(Personal Computer)やワークステーション、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)端末、移動体通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
災害情報送信装置80は、災害が発生した場合に、安否確認装置10に対して災害情報を送信する。具体的には、災害情報送信装置80は、災害に関する電文を安否確認装置10に対して送信する。図3は、電文を説明するための図である。例えば、災害情報送信装置80は、図3に示すように、「震度5:関東、震度3:東北、震度2:関西、震度1:北海道・沖縄」とする電文を安否確認装置10に対して送信する。
入出力制御I/F部40は、通信部50と、制御部20および記憶部30との間で送受信される種々の情報を中継するインターフェースである。通信部50は、携帯端末a、携帯端末b、携帯端末c、利用者端末70および災害情報装置80との間で通信を行なう。
記憶部30は、後述する制御部20による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する。また、記憶部30は、携帯端末a、携帯端末bおよび携帯端末cから受信した情報および後述する制御部20による各種処理の処理結果を記憶する。記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。そして、記憶部30は、図2に示すように、対象情報記憶部31と、送信状況記憶部32と、督促設定値記憶部33と、判定結果記憶部34とを有する。
対象情報記憶部31は、安否確認装置10が安否確認メールを送信する対象となる組織と、組織ごとに登録された個人のメールアドレスとを対象情報として記憶する。具体的には、対象情報記憶部31は、組織ごとに安否確認メールを送信する際の災害の基準を対応付けた対象情報を記憶する。図4は、対象情報記憶部を説明するための図である。図4の(A)に示すように、対象情報記憶部31は、組織ごとに地域と震度とを対応付けて記憶する。ここで、「地域」とは地震が発生した場所を意味し、「震度」とは安否確認メールを送信する際の基準となる地震の震度を意味する。
例えば、対象情報記憶部31は、図4の(A)に示すように、「組織:A」に対応付けて「地域:北海道、震度3、地域:―、震度:―」を記憶する。上述した場合には、「北海道」において「震度:3」以上の地震が発生した際に、「組織:A」に対応付けて登録されているメールアドレスに対して安否確認メールを送信することを示している。なお、「地域:―、震度:―」に示した「―」は、対象となる「地域」および「震度」がないことを示している。同様に、対象情報記憶部31は、図4の(A)に示すように、「組織:B〜D」それぞれに対応付けて、「地域:関東、震度4、地域:東北、震度:4」、「地域:関西、震度3、地域:関東、震度:4」、「地域:沖縄、震度4、地域:―、震度:―」を記憶する。
また、対象情報記憶部31は、組織ごとに安否確認メールを送信するメールアドレスを対応付けた対象情報も記憶する。例えば、対象情報記憶部31は、図4の(B)に示すように、「組織:A」に対応付けて、「メールアドレス:Aa@dcm.ne.jp, Ab@sd.ne.jp, Ac@av.ne.jp, ・・・」を記憶する。また、対象情報記憶部31は、図4の(B)に示すように、「組織:B」に対応付けて、「メールアドレス:Ba@dcm.ne.jp, Bb@sd.ne.jp, Bc@av.ne.jp, ・・・」を記憶する。同様に、対象情報記憶部31は、図4の(B)に示すように、「組織:C、メールアドレス:Ca@dcm.ne.jp, Cb@sd.ne.jp, Cc@av.ne.jp, ・・・」、「組織:D、メールアドレス:Da@dcm.ne.jp, Db@sd.ne.jp, Dc@av.ne.jp, ・・・」を記憶する。
送信状況記憶部32は、安否確認メールを送信したメールアドレスごとに、送信が完了したか否かの情報である送信状況を記憶する。送信状況記憶部32によって記憶された送信状況は、後述する制御部20によって格納される情報である。図5は、送信状況記憶部32を説明するための図である。図5に示すように、送信状況記憶部32は、宛先ごとに送信完了日時と、不達エラー状況を対応付けて記憶する。ここで、「宛先」とは安否確認メールを送信したメールアドレスを意味し、「送信完了日時」とは安否確認メールの送信が完了した日時を意味し、「不達エラー状況」とは、安否確認メールの送信が失敗した理由を意味する。
例えば、送信状況記憶部32は、図5に示すように、「宛先:Ba@sd.ne.jp」に対応付けて、「送信完了日時:20091104095010、不達エラー状況:―」を記憶する。上述した場合では、「宛先:Ba@sd.ne.jp」に対する安否確認メールの送信が、「2009年11月4日9時50分10秒」に完了したことを意味している。なお、「不達エラー状況:―」の「―」は、安否確認メールの送信が失敗していないことを意味している。
同様に、送信状況記憶部32は、図5に示すように、すべての宛先に対応付けて「送信完了日時」および「不達エラー状況」を記憶する。なお、「送信完了日時:―」の「―」は、対応付けられた宛先への安否確認メールの送信が完了していないことを意味している。また、「不達エラー状況:受信サーバ応答無」とは、安否確認メールを受信するサーバからの応答がないために安否確認メールの送信が失敗していることを意味している。また、「不達エラー状況:宛先不存在」とは、宛先のメールアドレスが現在使用されていないために安否確認メールの送信が失敗していることを意味している。
督促設定値記憶部33は、後述する制御部20によって実行される各種処理に用いられる設定値を記憶する。具体的には、督促設定値記憶部33は、後述する制御部20がネットワークの障害を判定したり、督促メールを送信したりする際に用いる設定値を記憶する。図6は、督促設定値記憶部を説明するための図である。図6に示すように、督促設定値記憶部33は、「障害推測乖離率(%)」および「回答難時間帯」を記憶する。ここで、「障害推測乖離率(%)」とは、ネットワーク障害が発生していると判定する回答メールの返信率の閾値を意味し、「回答難時間帯」とは、被災者が回答メールを返信することが困難な時間帯を意味する。
例えば、督促設定値記憶部33は、図6に示すように、「障害推測乖離率(%):80」および「回答難時間帯:21:45〜9:00」を記憶する。なお、「障害推測乖離率(%)」および「回答難時間帯」は、上述した閾値および時間帯に限られず、安否確認装置10の管理者によって任意に設定される。
判定結果記憶部34は、安否確認メールを送信したメールアドレスのドメインごとに、回答メールの回答状況を集計した集計結果を記憶する。判定結果記憶部34が記憶する集計結果は、後述する制御部20によって作成される。図7は、判定結果記憶部を説明するための図である。図7に示すように、判定結果記憶部34は、ドメインに対応付けてメールアドレス、総数、回答数、回答率および督促を記憶する。ここで、「ドメイン」とは、メールアドレスのドメインを意味し、「メールアドレス」とは、安否確認メールを送信したメールアドレスを意味し、「総数」とは、送信が完了した安否確認メール数を意味する。また、「回答数」とは、安否確認メールに対して返信された回答メール数を意味し、「回答率」とは、安否確認メール数に対する回答メール数の割合を意味し、「督促」とは、回答メールの督促を意味する。
例えば、判定結果記憶部34は、図7に示すように、「ドメイン:av.ne.jp」に対応付けて、「メールアドレス:Bc@av.ne.jp,Bd@av.ne.jp,・・・・、総数:44350、回答数:30158、回答率:68%、督促:可」を記憶する。同様に、判定結果記憶部34は、図7に示すように、「ドメイン:dcm.ne.jp」に対応付けて、「メールアドレス:Ca@dcm.ne.jp,Cb@dcm.ne.jp,・・・・、総数:69378、回答数:49250、回答率:71%、督促:可」を記憶する。また、判定結果記憶部34は、図7に示すように、「ドメイン:sd.ne.jp」に対応付けて、「メールアドレス:Bb@sd.ne.jp,Cc@sd.ne.jp,・・・、総数:73273、回答数:32970、回答率:45%、督促:否」を記憶する。
図2に戻って、制御部20は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。具体的には、制御部20は、災害情報送信装置80から受信した災害情報に基づいて、被災者の安否を確認するための各種処理を制御する。制御部20は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。図2に示すように、制御部20は、メール送信部21aと、送信状況判定部21bと、回答メール受信部22と、ネットワーク障害検知部23と、督促制御部24と、出力制御部25とを有する。
メール送信部21aは、災害情報送信装置80から受信した電文に基づいて、安否確認メールを送信するメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに対して安否確認メールを送信する。具体的には、メール送信部21aは、まず、災害情報送信装置80から受信した電文に基づいて、対象情報記憶部31によって記憶された組織のうち、安否確認メールを送信する組織を特定する。そして、メール送信部21aは、対象情報記憶部31によって記憶されたメールアドレスのうち、特定した組織に対応付けられたメールアドレスである対象メールアドレスを特定する。
例えば、災害情報送信装置80から図3に示す電文を受信した場合には、メール送信部21aは、図4の(A)に示す対象情報に「地域:関東、震度:4」と設定された「組織:B」および「組織:C」を、安否確認メールを送信する組織として特定する。そして、メール送信部21aは、図4の(B)に示す対象情報から「組織:B」に対応付けられた「メールアドレス:Ba@dcm.ne.jp, Bb@sd.ne.jp, Bc@av.ne.jp, ・・・」を、安否確認メールを送信する対象メールアドレスとして特定する。また、メール送信部21aは、図4の(B)に示す対象情報から、「組織:C」に対応付けられた「メールアドレス:Ca@dcm.ne.jp, Cb@sd.ne.jp, Cc@av.ne.jp, ・・・」を、安否確認メールを送信する対象メールアドレスとして特定する。
そして、メール送信部21aは、特定した対象メールアドレスを送信先として安否確認メールを送信する。例えば、メール送信部21aは、特定した「メールアドレス:Ba@dcm.ne.jp, Bb@sd.ne.jp, Bc@av.ne.jp, ・・・」および「メールアドレス:Ca@dcm.ne.jp, Cb@sd.ne.jp, Cc@av.ne.jp, ・・・」を送信先として安否確認メールを送信する。
メール送信部21aは、回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、抽出した送信先メールアドレスに対して回答メールを督促するための督促メールを送信する。具体的には、後述する督促制御部24によって決定された督促先に対して、督促メールを送信する。なお、督促メールの送信については、後に詳述する。
図8は、メール送信部および回答メール受信部を説明するための図である。図8の(A)に示すように、メール送信部21aは、「From anpi@hoge.hoge 11/4 9:40[要返信]安否確認 氏名と安否情報(現在地/怪我の有無等)を書き込んで至急回答願います。」などの情報を含んだ安否確認メールを携帯端末a〜cに送信する。また、メール送信部21aは、「(例 ”毛賀内太郎 新宿支店/怪我なく無事”)アドレスを複数登録されている場合、各アドレスに本メールが届きますが、いずれか一つの返信で結構です。」などの情報を含んだ安否確認メールを携帯端末a〜cに送信する。
送信状況判定部21bは、安否確認メールが送信されるごとに、安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する。具体的には、送信状況判定部21bは、メール送信部21aが安否確認メールを送信するごとに、送信した安否確認メールの送信が完了したか否かを判定し、判定結果である送信状況を送信状況記憶部32に格納する。例えば、送信状況判定部21bは、「メールアドレス:Ba@sd.ne.jp」に対して送信された安否確認メールの送信が完了した場合には、「宛先:Ba@sd.ne.jp、送信完了日時:20091104095010、不達エラー状況:―」を送信状況記憶部32に格納する。
回答メール受信部22は、携帯端末a、携帯端末bまたは携帯端末cの所有者によって送信された回答メールを受信する。例えば、回答メール受信部22は、図8の(B)に示すように、「To anpi@hoge.hoge Re:安否確認 武地花子 横浜支店/怪我なく無事」などの情報を含んだ回答メールを携帯端末a、携帯端末bまたは携帯端末cから受信する。
ネットワーク障害検知部23は、ネットワークA〜Cに障害が発生しているか否かを検知するための各種処理を実行し、図2に示すように、集計部23aと、回答率算出部23bと、障害判定部23cとを有する。
集計部23aは、安否確認メールの送信数と、安否確認メールに対する回答メールの受信数とをドメインごとに集計する。具体的には、集計部23aは、送信状況記憶部32が記憶する送信状況に基づいて送信が完了した安否確認メールの総数をドメインごとに集計し、集計した総数を判定結果記憶部34に格納する。また、集計部23aは、回答メール受信部22が受信した回答メールの回答数をドメインごとに集計し、集計した回答数を判定結果記憶部34に格納する。例えば、集計部23aは、図7に示す「ドメイン:av.ne.jp」について、送信が完了した安否確認メールの総数の集計結果「44350」と回答メールの回答数の集計結果「30158」とを判定結果記憶部34に格納する(図7参照)。
回答率算出部23bは、集計部23aによって集計された安否確認メールの送信数に対する回答メールの受信数の割合である回答率を、ドメインごとに算出する。具体的には、回答率算出部23bは、送信が完了した安否確認メールの総数に対する回答メールの回答数の割合を回答率として算出し、算出した回答率を判定結果記憶部34に格納する。例えば、集計部23aによって送信が完了した安否確認メールの総数「44350」と回答メールの回答数「30158」とが集計された場合には、回答率算出部23bは、「回答率:68%」を算出し、判定結果記憶部34に格納する(図7参照)。なお、回答率は、計算式「((回答数)/(総数))×100」により算出される。
障害判定部23cは、回答率算出部23bによって算出されたドメインごとの回答率のなかで、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出する。そして、障害判定部23cは、抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する。例えば、障害判定部23cは、回答率算出部23bによって算出されたドメインごとの回答率のなかで最高値である回答率に対して督促設定値記憶部33が記憶する障害推測乖離率を乗算した対象回答率を算出する。そして、障害判定部23cは、算出した対象回答率と回答率算出部23bによって算出された回答率とを比較し、回答率の数値が対象回答率の数値より低いドメインを抽出する。そして、障害判定部23cは、抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールのネットワークに障害が発生していると判定する。
例を挙げれば、障害判定部23cは、図7に示す回答率の中で最高値である「回答率:71%」に対して、図6に示す「障害推測乖離率(%):80」を乗算した「対象回答率:56.8%(=(71×80)/100)」を算出する。そして、障害判定部23cは、算出した「対象回答率:56.8%」と図7に示す回答率とを比較し、対象回答率の数値よりも低い数値である「回答率:45%」の「ドメイン:sd.ne.jp」を抽出する。そして、障害判定部23cは、抽出した「ドメイン:sd.ne.jp」を含むメールアドレスにより送受信されるメールのネットワークであるネットワークCに障害が発生していると判定する。なお、障害判定部23cは、対象回答率の数値よりも高い数値の回答率のドメインについては、ネットワーク障害が発生していないと判定する。
そして、障害判定部23cは、ネットワーク障害の有無を判定した判定結果に基づいて、督促メールの送信が可能であるか否かの情報である判定結果記憶部34の判定結果の督促欄に「可」または「否」を設定する。例えば、障害判定部23cは、ネットワーク障害が発生していると判定したネットワークCによって伝送されるメールの「ドメイン:sd.ne.jp」に対応付けられている判定結果記憶部34の判定結果の督促欄に督促メールの送信が困難であることを意味する「否」を設定する。
また、障害判定部23cは、障害が発生していないと判定したネットワークAおよびネットワークBそれぞれで伝送されるメールの「ドメイン:av.ne.jp」および「ドメイン:dcm.ne.jp」の督促欄に督促メールの送信が可能であることを意味する「可」を設定する。
督促制御部24は、障害判定部23cによって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するようにメール送信部を制御する。具体的には、督促制御部24は、判定結果記憶部34によって記憶された判定結果の督促に基づいて、督促メールの送信処理を中断するようにメール送信部21aを制御する。
図9は、督促制御部を説明するための図である。例えば、督促制御部24は、図9に示すように、督促が「否」である「ドメイン:sd.ne.jp」に対応付けられた「メールアドレス:Bb@sd.ne.jp,Cc@sd.ne.jp,・・・」に含まれるメールアドレスに対する督促メールの送信を中断するように制御する。なお、督促が「可」である「ドメイン:av.ne.jp」および「ドメイン:dcm.ne.jp」のメールアドレス「Bc@av.ne.jp,Bd@av.ne.jp,・・・・」および「Ca@dcm.ne.jp,Cb@dcm.ne.jp,・・・・」に含まれるメールアドレスに対する督促メールを送信するように制御する。
ここで、本実施例にかかる安否確認装置10は、ネットワークの復旧を判定し、督促メールの送信を再開するように制御する。以下では、上述した制御について説明をする。
障害判定部23cは、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が所定の閾値以上となった場合、伝送経路の障害が復旧したと判定する。具体的には、まず、集計部23aは、所定の時間が経過した後、再度回答メールの回答数を集計する。そして、回答率算出部23bは、集計部23aによって再度集計された回答数を用いて回答率を再度算出する。障害判定部23cは、回答率算出部23bによって再度算出された回答率が、対象回答率よりも高くなった場合に、ネットワーク障害が復旧したと判定する。例えば、図7に示す「45%」の回答率が、対象回答率の数値より高くなった場合に、障害判定部23cは、ネットワークCの障害が復旧したと判定する。
督促制御部24は、障害判定部23cによって障害が復旧されたと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を再開するようにメール送信部21aを制御する。例えば、督促制御部24は、ネットワーク障害が発生していると判定されていたネットワークCが復旧したと判定された場合に、「ドメイン:sd.ne.jp」を含むメールアドレスを送信先とした督促メールの送信を再開する。
ここで、督促制御部24は、督促メールを送信するように制御する際に、督促設定値記憶部33が記憶する回答難時間帯を参照し、さらに督促メールの送信を制御する。具体的には、督促制御部24は、ネットワークが復旧したと判定された時間が、督促設定値記憶部33が記憶する回答難時間帯の範囲内である場合に、督促メールを送信しないように制御する。例えば、ネットワークが復旧したと判定された時間が「23:30」であった場合には、督促制御部24は、図6に示す回答難時間帯「21:30〜9:00」を参照し、督促メールを送信しないようにメール送信部21aを制御する。
出力制御部25は、障害判定部23cによって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させるように制御する。具体的には、出力制御部25は、判定結果記憶部34によって記憶された判定結果を安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。
図10は、出力制御部を説明するための図である。例えば、出力制御部25は、図10の(A)に示すように、ネットワーク障害の情報として、「ドメイン:av.ne.jp、ネットワーク障害:無」を利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。同様に、出力制御部25は、「ドメイン:dcm.ne.jp、ネットワーク障害:無」および「ドメイン:sd.ne.jp、ネットワーク障害:有」を利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。
また、出力制御部25は、各メールアドレスからの回答メールの有無を安否確認の情報として、利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。例えば、出力制御部25は、図10の(B)に示すように、「メールアドレス:Ba@dcm.ne.jp、回答:有」、「メールアドレス:Bb@sd.ne.jp、回答:有」、「メールアドレス:Bc@av.ne.jp、回答:無」を利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。
[実施例2にかかる安否確認装置による処理の手順]
次に、図11〜16を用いて、実施例2にかかる安否確認装置による処理の手順を説明する。なお、以下では、まず、実施例2にかかる安否確認装置による処理の手順の概要を説明し、順に、各ステップにおける詳細な処理の手順を説明する。図11は、実施例2にかかる安否確認装置による安否確認メール送信処理の手順を説明するための図である。
[実施例2にかかる安否確認装置による安否確認メール送信処理の手順]
図11に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、災害情報送信装置80から電文を受信すると(ステップS101肯定)、メール送信部21aは、対象情報記憶部31を参照し、対象組織を特定する(ステップS102)。具体的には、メール送信部21aは、電文の災害情報から安否確認メールを送信する組織を特定する。なお、災害情報送信装置80から電文を受信しない場合には(ステップS101否定)、メール送信部21aは災害情報送信装置80から電文を受信するまで待機する。
そして、メール送信部21aは、対象情報記憶部31を参照して、特定した組織に対応付けられたメールアドレスである対象メールアドレスを特定する(ステップS103)。その後、メール送信部21aは、特定した対象メールアドレスを送信先として、安否確認メールを送信する(ステップS104)。
そして、送信状況判定部21bは、安否確認メールの送信が完了したか否かの情報である送信状況を送信状況記憶部32に格納する(ステップS105)。その後、回答メール受信部22は、回答メールの受信を開始し(ステップS106)、安否確認メールの送信処理を終了する。
[実施例2にかかる安否確認装置による安否確認処理の手順]
図12は、実施例2にかかる安否確認装置による安否確認処理の手順を説明するための図である。
図12に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、利用者から安否確認の参照要求を受信すると(ステップS201肯定)、集計部23aは、対象者のメールアドレスをキャリア別に区分する(ステップS202)。具体的には、集計部23aは、安否確認メールの送信が完了したメールアドレスをドメインごとに区分する。なお、対象者のメールアドレスのキャリア別区分については、図13を用いて後に詳述する。なお、利用者から参照要求を受信しない場合には(ステップS201否定)、集計部23aは利用者から参照要求を受信するまで待機する。
そして、集計部23aは、安否確認メールに対する回答メールの回答状況を集計する(ステップS203)。具体的には、集計部23aは、安否確認メールに対する回答メールを受信したか否かの情報をメールアドレスのドメインごとに集計する。その後、回答率算出部23bは、回答メールを督促する督促条件が成立したか否かを判定する(ステップS204)例えば、回答率算出部23bは、督促条件として、安否確認メールが送信されてから所定の時間が経過したか否か、または、利用者からの督促要求を受信したか否かを判定する。所定の時間としては、例えば、安否確認メールを送信してから24時間経過した後などである。
ここで、督促条件が成立していない場合には(ステップS204否定)、回答率算出部23bは、督促条件が成立するまで待機する。一方、督促条件が成立した場合には(ステップS204肯定)、回答率算出部23bは、キャリア別回答率を算出する(ステップS205)。具体的には、回答率算出部23bは、送信が完了した安否確認メールの総数に対する回答メールの回答数の割合である回答率をドメインごとに算出する。なお、キャリア別回答率の算出処理については、図14を用いて後に詳述する。
そして、障害判定部23cは、督促可否を判定する(ステップS206)。例えば、障害判定部23cは、回答率算出部23bによって算出されたドメインごとの回答率のなかで最高値の回答率に対して障害推測乖離率を乗算した対象回答率を算出し、算出した対象回答率と回答率算出部23bによって算出された回答率とを比較する。そして、障害判定部23cは、対象回答率と回答率の比較結果からキャリアごとのネットワークの障害の有無を判定し、回答メールを督促する督促メールの送信が可能であるか否かを判定する。なお、督促可否の判定処理については、図15を用いて後に詳述する。
そして、出力制御部25は、ネットワーク障害検知部23によって判定結果記憶部34に格納された判定結果を利用者に通知するように制御する(ステップS207)。具体的には、出力制御部25は、ネットワーク障害の有無や回答メールの回答状況などを利用者が参照する出力部にて出力させるように制御する。
その後、督促制御部24は、督促対象者に督促メールを送信するようにメール送信部21aを制御する(ステップS208)。具体的には、督促制御部24は、判定結果記憶部34によって記憶された判定結果の「督促」が「可」となっているドメインを有するメールアドレスのなかで、回答メールを受信していないメールアドレスを送信先として督促メールを送信するように制御する。
そして、ネットワーク障害検知部23は、ネットワーク障害があるか否かを判定する(ステップS209)。ここで、ネットワーク障害がある場合には(ステップS209肯定)、ネットワーク障害検知部23は、ネットワーク障害キャリア対応処理を起動する(ステップS210)。具体的には、ネットワーク障害検知部23は、回答メールの回答数を再度集計し、集計した回答数を用いてネットワーク障害が復旧したか否かを判定する。なお、ネットワーク障害キャリア対応処理については、図16を用いて後に詳述する。
一方、ネットワーク障害が無い場合には(ステップS209否定)、または、ネットワーク障害キャリア対応処理を起動した後、安否確認装置10は、終了条件が成立したか否かを判定する(ステップS211)。終了条件としては、例えば、回答メールの回答率が所定の値になったか否か、または、利用者から安否確認処理の終了要求を受信したか否かなどである。
ここで、終了条件が成立していない場合には(ステップS211否定)、ステップS204に戻って、回答率算出部23bは督促条件が成立したか否かを判定する、一方、終了条件が成立した場合には(ステップS211肯定)、安否確認装置10は処理を終了する。
[実施例2にかかる安否確認装置による対象者のメールアドレスのキャリア別区分処理の手順]
以下では、図12のステップS202にて実行される対象者のメールアドレスのキャリア別区分処理の手順について説明する。図13は、実施例2にかかる安否確認装置による対象者のメールアドレスのキャリア別区分処理の手順を説明するための図である。
図13に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、集計部23aは判定結果記憶部34を初期化する(ステップS301)。すなわち、集計部23aは、従前に実行された安否確認処理の処理結果を削除する。
そして、集計部23aは、送信状況記憶部32によって記憶された安否確認メールの送信が完了した対象者のメールアドレスを取得し、取得したメールアドレスに対して番号を設定する(ステップS302)。そして、集計部23aは、設定した番号nをn=1として(ステップS303)、n番目の対象者のメールアドレスのドメインを抽出する(ステップS304)。すなわち、集計部23aは、番号1のメールアドレスのドメインを抽出する。
その後、集計部23aは、判定結果記憶部34のドメイン欄を検索し(ステップS305)、同一のドメインがあるか否かを判定する(ステップS306)。ここで、同一のドメインがある場合には(ステップS306肯定)、集計部23aは、同一のドメインに対応付けてメールアドレスを判定結果記憶部34に格納する(ステップS307)。一方、同一のドメインが無い場合には(ステップS306否定)、集計部23aは、ドメインおよびメールアドレスを判定結果記憶部34に格納する(ステップS308)。具体的には、集計部23aは、ドメイン欄に新たにドメインを追加し、追加したドメインに対応付けてメールアドレスを格納する。
そして、集計部23aは、設定した番号nをn=n+1とし(ステップS309)、番号nがメールアドレス数より大きいか否かを判定する(ステップS310)。すなわち、集計部23aは、対象者のメールアドレスすべてについてドメインおよびメールアドレスの格納を行ったか否かを判定する。
ここで、番号nがメールアドレス数以下の場合には(ステップS310否定)、集計部23aは、ステップS304に戻って、n番目の対象者のメールアドレスのドメインを抽出する。すなわち、集計部23aは、直前に区分処理を行ったメールアドレスの次の番号のメールアドレスの区分処理を実行する。一方、番号nがメールアドレス数より大きい場合には(ステップS310肯定)、集計部23aは、各ドメインのメールアドレスの総数を判定結果記憶部34に設定し(ステップS311)、処理を終了する。
[実施例2にかかる安否確認装置によるキャリア別回答率の算出処理の手順]
以下では、図12のステップS205にて実行されるキャリア別回答率の算出処理の手順について説明する。図14は、実施例2にかかる安否確認装置によるキャリア別回答率の算出処理の手順を説明するための図である。
図14に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、集計部23aは、ドメインを取得し、番号を設定する(ステップS401)。具体的には、集計部23aは、判定結果記憶部34が記憶する判定結果のドメイン欄に格納されたすべてのドメインを取得し、取得したドメインに番号を設定する。
そして、集計部23aは、ドメインに設定された番号mをm=1として(ステップS402)、m番目のドメインのメールアドレスを抽出する(ステップS403)。すなわち、集計部23aは、番号1が設定されたドメインに対応付けられたすべてのメールアドレスを抽出する。
その後、集計部23aは、各メールアドレスの回答状況を取得し、回答数を判定結果記憶部34に設定する(ステップS404)。具体的には、集計部23aは、抽出したメールアドレスの回答状況を、記憶部30によって記憶されている回答結果から取得し、回答メールを受信したメールアドレス数である回答数を判定結果記憶部34に設定する。
そして、回答率算出部23bは、集計部23aによって集計された総数と回答数とを用いて回答率を算出する(ステップS405)。具体的には、回答率算出部23bは、安否確認メールの送信が完了したメールの総数に対する回答メールの回答数の割合を算出する。
そして、集計部23aは、ドメインに設定した番号mをm=m+1とし(ステップS406)、番号mがドメイン数より大きいか否かを判定する(ステップS407)。ここで、番号mがドメイン数以下の場合には(ステップS407否定)、集計部23aは、ステップS403に戻って、m番目のドメインのメールアドレスを抽出する。すなわち、集計部23aは、直前に回答率算出処理を行ったドメインの次の番号のドメインの回答率算出処理を実行する。一方、番号mがドメイン数より大きい場合には(ステップS407肯定)、集計部23aは、処理を終了する。
[実施例2にかかる安否確認装置による督促可否の判定処理の手順]
以下では、図12のステップS206にて実行される督促可否の判定処理の手順について説明する。図15は、実施例2にかかる安否確認装置による督促可否の判定処理の手順を説明するための図である。
図15に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、障害判定部23cは、督促設定値記憶部33によって記憶された督促設定値を取得する(ステップS501)。例えば、障害判定部23cは、督促設定値記憶部33によって記憶されたネットワーク障害を判定するための障害推測乖離率を取得する。
そして、障害判定部23cは、回答率算出部23bによって算出されたドメインごとの回答率のなかで、最高値となる回答率に障害推測乖離率を乗算した対象回答率を算出する(ステップS502)。その後、障害判定部23cは、判定結果記憶部34に格納されたドメインを取得し、取得したドメインに番号を設定する(ステップS503)。
そして、障害判定部23cは、ドメインに設定した番号mをm=1として(ステップS504)、m番目のドメインの回答率を抽出する(ステップS505)。すなわち、障害判定部23cは、番号1のドメインの回答率を抽出する。そして、障害判定部23cは、抽出した回答率が算出した対象回答率より大きいか否かを判定する(ステップS506)。
ここで、回答率が対象回答率より大きい場合には(ステップS506肯定)、障害判定部23cは、ネットワーク障害が発生していないと判定し、判定結果記憶部34が記憶する判定結果の督促欄に「可」を設定する(ステップS507)。一方、回答率が対象回答率より小さい場合には(ステップS506否定)、障害判定部23cは、ネットワーク障害が発生していると判定し、判定結果記憶部34が記憶する判定結果の督促欄に「否」を設定する(ステップS508)。
そして、障害判定部23cは、ドメインに設定した番号mをm=m+1として(ステップS509)、mがドメイン数より大きいか否かを判定する(ステップS510)。ここで、番号mがドメイン数以下の場合には(ステップS510否定)、障害判定部23cは、ステップS505に戻って、m番目のドメインの回答率を抽出する。すなわち、障害判定部23cは、直前に督促可否の判定処理を行ったドメインの次の番号のドメインの督促可否の判定処理を実行する。一方、番号mがドメイン数より大きい場合には(ステップS510肯定)、障害判定部23cは、処理を終了する。
[実施例2にかかる安否確認装置によるネットワーク障害キャリア対応処理の手順]
以下では、図12のステップS210にて起動されるネットワーク障害キャリア対応処理の手順を説明する。図16は、実施例2にかかる安否確認装置によるネットワーク障害キャリア対応処理の手順を説明するための図である。
図16に示すように、まず、実施例2にかかる安否確認装置10においては、集計部23aは督促が「否」のドメインの各メールアドレスの回答状況を取得し、回答数を判定結果記憶部34に設定する(ステップS601)。具体的には、集計部23aは、判定結果記憶部34によって記憶された判定結果において督促が「否」となっているドメインのメールアドレスを抽出し、抽出したメールアドレスの回答状況から、再度回答数を判定結果記憶部34に設定する。
そして、回答率算出部23bは、集計部23aによって集計された総数と、再度設定された回答数とを用いて回答率を算出する(ステップS602)。そして、障害判定部23cは、督促設定値記憶部33によって記憶された督促設定値を取得し(ステップS603)、障害推測乖離率を乗算した対象回答率を算出する(ステップS604)。
その後、障害判定部23cは、回答率が対象回答率より大きいか否かを判定する(ステップS605)。ここで、回答率が対象回答率以下の場合には(ステップS605否定)、集計部23aは、ステップS601に戻って、督促が「否」のドメインの各メールアドレスの回答状況を取得して、回答数を判定結果記憶部34に設定する(ステップS601)。
一方、回答率が対象回答率より大きい場合には(ステップS605肯定)、障害判定部23cは、ネットワーク障害が復旧したと判定し、判定結果記憶部34が記憶する判定結果のドメインの督促を「可」に変更する(ステップS606)。
そして、督促制御部24は、現在時刻を取得して(ステップS607)、回答難時間帯であるか否かを判定する(ステップS608)。ここで、回答難時間帯である場合には(ステップS608肯定)、督促制御部24は所定の時間待機して(ステップS609)、ステップS607に戻って、現在時刻を取得する(ステップS607)。一方、回答難時間帯ではない場合には(ステップS608否定)、督促制御部24はメール送信部21aを制御して、督促対象者に督促メールを送信させ(ステップS610)、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、集計部23aは、安否を確認するための安否確認メールの送信数と、安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する。そして、回答率算出部23bは、集計部23aによって集計された安否確認メールの送信数に対する回答メールの受信数の割合である回答率を、ドメインごとに算出する。そして、障害判定部23cは、回答率算出部23bによって算出されたドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出する。そして、障害判定部23cは、抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する。そして、出力制御部25は、障害判定部23cによって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる。したがって、災害によって障害が発生したネットワークを判定することができ、ネットワークの障害を考慮して安否確認に関するメールを送受信することが可能となる。
また、実施例2によれば、送信状況判定部21bは、安否確認メールが送信されるごとに、安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する。そして、集計部23aは、さらに、送信状況判定部21bによって送信が完了したと判定された送信済安否確認メールの送信数を集計する。そして、回答率算出部23bは、集計部23aによって集計された送信済安否確認メールの送信数に対する回答メールの受信数の割合を回答率として、ドメインごとに算出する。したがって、より精度が高い回答率を算出することができ、ネットワーク障害の判定の精度を向上させることが可能となる。
また、実施例2によれば、メール送信部21aは、回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、抽出した送信先メールアドレスに対して、回答メールを督促するための督促メールを送信する。そして、督促制御部24は、障害判定部23cによって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するようにメール送信部21aを制御する。したがって、無駄な督促メールを送信することを防止できる。また、例えば、ネットワーク障害により、安否確認システムが送信した安否確認メールが被災者に到達していなかったり、被災者が送信した回答メールが安否確認システムに到達していなかったりする状況において、安否確認システムが未回答と判断して督促メールを送信してしまい、対象者が督促メールの意味が判らず混乱する事態を回避することが可能となる。
また、実施例2によれば、障害判定部23cは、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が、所定の閾値以上となった場合、伝送経路の障害が復旧したと判定する。そして、督促制御部24は、障害判定部23cによって障害が復旧したと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を開始するようにメール送信部21aを制御する。したがって、対象者に対して督促メールを確実に送信することができ、督促メールを受信した対象者が混乱することなく回答メールを送信するようになり、回答メールの回答率を上昇させることが可能となる。
また、実施例2によれば、出力制御部25は、障害判定部23cによって判定された判定結果を、安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させる。したがって、安否の確認を所望する利用者が通信サービスを提供するキャリア企業のネットワークの状況を把握することが可能となる。
さて、これまで実施例1〜2について説明したが、上述した実施例1〜2以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、種々の異なる実施例を(1)〜(8)に区分けして説明する。
(1)督促制御部
上記した実施例1〜2では、障害が発生していると判定したネットワークにおける督促メールの送信を中断する場合について説明した。以下では、変形例として、障害が発生していないネットワークにおける督促メールの送信頻度を変化させる場合について説明する。督促制御部24は、障害判定部23cによって障害が発生していないと判定された伝送経路における督促メールの送信頻度を上昇させるようにメール送信部21aを制御する。具体的には、督促制御部24は、判定結果記憶部34によって記憶された判定結果の督促において「可」と設定されているドメインを含むメールアドレスに対して送信する督促メールの送信頻度を上昇させる。
図17は、変形例を説明するための図である。督促制御部24は、図17に示すように、督促が「可」である「ドメイン:av.ne.jp」に対応付けられた「メールアドレス:Bc@av.ne.jp,Bd@av.ne.jp,・・・・」に含まれるメールアドレスに対する督促メールの送信頻度を上昇させるように制御する。また、督促制御部24は、図17に示すように、督促が「可」である「ドメイン:dcm.ne.jp」に対応付けられた「メールアドレス:Ca@dcm.ne.jp,Cb@dcm.ne.jp,・・・・」に含まれるメールアドレスに対する督促メールの送信頻度を上昇させるように制御する。したがって、被災者から送信される回答メールの回答率をより迅速に上昇させることができ、災害が発生した際の安否の確認をより迅速に行うことが可能となる。
なお、上述した場合においても、督促制御部24は、督促が「否」である「ドメイン:sd.ne.jp」に対応付けられた「メールアドレス:Bb@sd.ne.jp,Cc@sd.ne.jp,・・・」に含まれるメールアドレスに対する督促メールの送信を中断するように制御する。また、督促頻度は、安否確認装置10の管理者によって任意に設定でき、例えば、回答メールを受信していないメールアドレスを送信先として、2時間ごとに督促メールを送信するようにしてもよい。
(2)回答率算出処理
上述した実施例1〜2では、送信が完了した安否確認メール数から回答率を算出する場合について説明したが、本実施例はこれに限定するものではなく、送信した安否確認メールの総数から回答率を算出する場合であってもよい。
(3)障害判定部
上述した実施例1〜2では、図7に示す回答率の中で最高値に対して、図6に示す「障害推測乖離率(%):80」を乗算した「対象回答率」を算出して、図7に示す回答率のうち、対象回答率の数値よりも低い数値の「ドメイン」を抽出する。そして、抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールのネットワークに障害が発生していると判定する場合について説明した。しかしながら、本実施例はこれに限定するものではなく、例えば、比較的高い回答率を示した複数ドメインにおける回答率の平均値に対する割合や、全ドメインを対象とした回答率のパーセンタイル値を用いて障害の発生を判定する場合であってもよい。
(4)督促メールの送信
上述した実施例1〜2では、ネットワーク復旧後、回答難時間帯ではないときにのみ督促メールを送信する場合について説明したが、本実施例はこれに限定するものではなく、回答難時間帯に督促メールを送信する場合であってもよい。
(5)対象情報記憶部
上記した実施例1〜2では、対象情報として組織ごとにメールアドレスを管理する場合について説明したが、本実施例はこれに限定するものではなく、組織内でさらに細分化して管理する場合であってもよい。
(6)災害
上記した実施例1〜2では、災害として地震が発生した場合について説明したが、本実施例はこれに限定するものではなく、例えば、水害が発生した場合であってもよい。
(7)システム構成等
また、上記の実施例において説明した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に更新することができる。例えば、督促設定値記憶部33が記憶する督促設定値を、適宜、追加したり更新したりすることが可能である。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示された構成要素と同一であることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態(例えば、図2の形態)は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、メール送信部21aと送信状況判定部21bとを一つの部として統合してもよく、一方、対象情報記憶部31を、対象組織を記憶する対象組織記憶部と対象となるメールアドレスを記憶する対象メールアドレス記憶部とに分散してもよい。また、ネットワーク障害検知部23を安否確認装置10の外部装置としてネットワーク60経由で接続するようにしてもよい。また、回答率算出部23b、障害判定部23cを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク60に接続されて協働することで、上記した安否確認装置10の機能を実現するようにしてもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともできる。例えば、図12におけるキャリア別の督促可否判定は手動で行ってもよい。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。例えば、図12における参照要求を受信してから開始される処理を、所定の時間が経過した後、自動で行ってもよい。
(8)安否確認プログラム
ところで、上記の実施例2では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行するようにしてもよい。そこで、以下では、図18を用いて上記の実施例2に示した安否確認装置と同様の機能を有する安否確認プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図18は、実施例2における安否確認プログラムを実行するコンピュータを説明するための図である。
図18に示すように、情報処理装置としてのコンピュータ1000は、キーボード1020、モニタ1030、RAM1040、HDD1050、CPU1060およびROM1070を有する。そして、キーボード1020、モニタ1030、RAM1040、HDD1050、CPU1060およびROM1070は、バス1010などで接続される。さらに、コンピュータ1000は、図18に示すように、通信部50およびネットワーク60を介して、利用者端末70および災害情報送信装置80と接続されている。また、コンピュータ1000は、図18に示すように、通信部50、ネットワーク60およびネットワークAを介して携帯端末aと接続されている。また、コンピュータ1000は、図18に示すように、通信部50、ネットワーク60およびネットワークBを介して携帯端末bと接続されている。また、コンピュータ1000は、図18に示すように、通信部50、ネットワーク60およびネットワークCを介して携帯端末cと接続されている。
ROM1070には、上記の実施例2に示した安否確認装置10と同様の機能を発揮する安否確認プログラム、つまり、図18に示すように、メール送信プログラム1071、送信状況判定プログラム1072が予め記憶されている。また、ROM1070には、回答メール受信プログラム1073、集計プログラム1074、回答率算出プログラム1075、障害判定プログラム1076、督促制御プログラム1077、出力制御プログラム1078が予め記憶されている。なお、これらのプログラム1071〜1078については、図2に示した安否確認装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU1060が、これらのプログラム1071〜1078をROM1070から読み出して実行することで、図18に示すように、プログラム1071は、メール送信プロセス1061として機能するようになる。また、各プログラム1072〜1076は、送信状況判定プロセス1062、回答メール受信プロセス1063、集計プロセス1064、回答率算出プロセス1065、障害判定プロセス1066として機能するようになる。また、プログラム1077およびプログラム1078は、督促制御プロセス1067、出力制御プロセス1068として機能するようになる。なお、各プロセス1061〜1068は、図2に示した、データ送信部21a、送信状況判定部21b、回答メール受信部22、集計部23a、回答率算出部23b、障害判定部23c、督促制御部24、出力制御部25にそれぞれ対応する。
また、HDD1050には、図18に示すように、対象情報記憶データ1051、送信状況記憶データ1052、督促設定値記憶データ1053、判定結果記憶データ1054が設けられる。この対象情報記憶データ1051、送信状況記憶データ1052、督促設定値記憶データ1053、判定結果記憶データ1054は、それぞれ図2に用いた対象情報記憶部31、送信状況記憶部32、督促設定値記憶部33、判定結果記憶部34に対応する。そして、CPU1060は、対象情報記憶データ1041、送信状況記憶データ1042、督促設定値記憶データ1043、判定結果記憶データ1044を、それぞれ対象情報記憶データ1051、送信状況記憶データ1052、督促設定値記憶データ1053、判定結果記憶データ1054に対して登録し、この対象情報記憶データ1041、送信状況記憶データ1042、督促設定値記憶データ1043、判定結果記憶データ1044を読み出してRAM1040に格納する。そして、CPU1060は、RAM1040に格納された対象情報記憶データ1041、送信状況記憶データ1042、督促設定値記憶データ1043、判定結果記憶データ1044に基づいて安否確認処理を実行する。
なお、上記した各プログラム1071〜1078については、必ずしも最初からROM1070に記憶させておく必要は無く、例えばコンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ1000の内外に備えられるHDDなどの「固定用物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の本実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計部と、
前記集計部によって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出部と、
前記回答率算出部によって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定部と、
前記障害判定部によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御部と、
を有することを特徴とする安否確認装置。
(付記2)前記安否確認メールが送信されるごとに、当該安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する送信状況判定部をさらに有し、
前記集計部は、さらに、前記送信状況判定部によって送信が完了したと判定された送信済安否確認メールの送信数を集計し、
前記回答率算出部は、前記集計部によって集計された前記送信済安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合を前記回答率として、前記ドメインごとに算出することを特徴とする付記1に記載の安否確認装置。
(付記3)回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、当該抽出した送信先メールアドレスに対して、回答メールを督促するための督促メールを送信するメール送信部と、
前記障害判定部によって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するように前記メール送信部を制御する督促制御部と、
をさらに有することを特徴とする付記1または2に記載の安否確認装置。
(付記4)前記督促制御部は、さらに、前記障害判定部によって障害が発生していないと判定された伝送経路にて伝送される督促メールの送信頻度を上昇させるように前記督促メール送信部を制御することを特徴とする付記3に記載の安否確認装置。
(付記5)前記障害判定部は、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が、前記所定の閾値以上となった場合、当該伝送経路の障害が復旧したと判定し、
前記督促制御部は、前記障害判定部によって障害が復旧したと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を開始するように前記メール送信部を制御することを特徴とする付記3に記載の安否確認装置。
(付記6)前記出力制御部は、前記障害判定部によって判定された判定結果を、前記安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させることを特徴とする付記1に記載の安否確認装置。
(付記7)安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計ステップと、
前記集計ステップによって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出ステップと、
前記回答率算出ステップによって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定ステップと、
前記障害判定ステップによって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御ステップと、
を含んだことを特徴とする安否確認方法。
(付記8)前記安否確認メールが送信されるごとに、当該安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する送信状況判定ステップをさらに含み、
前記集計ステップは、さらに、前記送信状況判定ステップによって送信が完了したと判定された送信済安否確認メールの送信数を集計し、
前記回答率算出ステップは、前記集計ステップによって集計された前記送信済安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合を前記回答率として、前記ドメインごとに算出することを特徴とする付記7に記載の安否確認方法。
(付記9)回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、当該抽出した送信先メールアドレスに対して、回答メールを督促するための督促メールを送信するメール送信ステップと、
前記障害判定ステップによって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するように前記メール送信部を制御する督促制御ステップと、
をさらに含むことを特徴とする付記7または8に記載の安否確認方法。
(付記10)前記督促制御ステップは、さらに、前記障害判定ステップによって障害が発生していないと判定された伝送経路にて伝送される督促メールの送信頻度を上昇させるように前記督促メール送信ステップを制御することを特徴とする付記9に記載の安否確認方法。
(付記11)前記障害判定ステップは、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が、前記所定の閾値以上となった場合、当該伝送経路の障害が復旧したと判定し、
前記督促制御ステップは、前記障害判定ステップによって障害が復旧したと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を開始するように前記メール送信ステップを制御することを特徴とする付記9に記載の安否確認方法。
(付記12)前記出力制御ステップは、前記障害判定ステップによって判定された判定結果を、前記安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させることを特徴とする付記7に記載の安否確認方法。
(付記13)安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計手順と、
前記集計手順によって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出手順と、
前記回答率算出手順によって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定手順と、
前記障害判定手順によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする安否確認プログラム。
(付記14)前記安否確認メールが送信されるごとに、当該安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する送信状況判定手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記集計手順は、さらに、前記送信状況判定手順によって送信が完了したと判定された送信済安否確認メールの送信数を集計し、
前記回答率算出手順は、前記集計手順によって集計された前記送信済安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合を前記回答率として、前記ドメインごとに算出することを特徴とする付記13に記載の安否確認プログラム。
(付記15)回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、当該抽出した送信先メールアドレスに対して、回答メールを督促するための督促メールを送信するメール送信手順と、
前記障害判定手順によって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するように前記メール送信手順を制御する督促制御手順と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記13または14に記載の安否確認プログラム。
(付記16)前記督促制御手順は、さらに、前記障害判定手順によって障害が発生していないと判定された伝送経路にて伝送される督促メールの送信頻度を上昇させるように前記督促メール送信手順を制御することを特徴とする付記15に記載の安否確認プログラム。
(付記17)前記障害判定手順は、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が、前記所定の閾値以上となった場合、当該伝送経路の障害が復旧したと判定し、
前記督促制御手順は、前記障害判定手順によって障害が復旧したと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を開始するように前記メール送信手順を制御することを特徴とする付記15に記載の安否確認プログラム。
(付記18)前記出力制御手順は、前記障害判定手順によって判定された判定結果を、前記安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させることを特徴とする付記13に記載の安否確認プログラム。
1 安否確認装置
2 通信部
3 メール送信部
4 回答メール送信部
5 集計部
6 回答率算出部
7 障害判定部
8 出力制御部
10 安否確認装置
20 制御部
21a メール送信部
21b 送信状況判定部
22 回答メール受信部
23 ネットワーク障害検知部
23a 集計部
23b 回答率算出部
23c 障害判定部
24 督促制御部
25 出力制御部
30 記憶部
31 対象情報記憶部
32 送信状況記憶部
33 督促設定値記憶部
34 判定結果記憶部
40 入出力制御I/F部
50 通信部

Claims (7)

  1. 安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計部と、
    前記集計部によって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出部と、
    前記回答率算出部によって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定部と、
    前記障害判定部によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御部と、
    を有することを特徴とする安否確認装置。
  2. 前記安否確認メールが送信されるごとに、当該安否確認メールの送信が完了したか否かを判定する送信状況判定部をさらに有し、
    前記集計部は、さらに、前記送信状況判定部によって送信が完了したと判定された送信済安否確認メールの送信数を集計し、
    前記回答率算出部は、前記集計部によって集計された前記送信済安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合を前記回答率として、前記ドメインごとに算出することを特徴とする請求項1に記載の安否確認装置。
  3. 回答メールが受信されなかった安否確認メールの送信先メールアドレスを抽出し、当該抽出した送信先メールアドレスに対して、回答メールを督促するための督促メールを送信するメール送信部と、
    前記障害判定部によって障害が発生していると判定された伝送経路における督促メールの送信処理を中断するように前記メール送信部を制御する督促制御部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の安否確認装置。
  4. 前記障害判定部は、障害が発生していると判定した伝送経路における回答率が、前記所定の閾値以上となった場合、当該伝送経路の障害が復旧したと判定し、
    前記督促制御部は、前記障害判定部によって障害が復旧したと判定された伝送経路における督促メールの送信処理を開始するように前記メール送信部を制御することを特徴とする請求項3に記載の安否確認装置。
  5. 前記出力制御部は、前記障害判定部によって判定された判定結果を、前記安否確認メールの送信を要求した利用者が参照する出力部にて出力させることを特徴とする請求項1に記載の安否確認装置。
  6. 安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計ステップと、
    前記集計ステップによって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出ステップと、
    前記回答率算出ステップによって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定ステップと、
    前記障害判定ステップによって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御ステップと、
    を含んだことを特徴とする安否確認方法。
  7. 安否を確認するための安否確認メールの送信数と、前記安否確認メールに対する回答メールの受信数とをメールアドレスに含まれるドメインごとに集計する集計手順と、
    前記集計手順によって集計された前記安否確認メールの送信数に対する前記回答メールの受信数の割合である回答率を、前記ドメインごとに算出する回答率算出手順と、
    前記回答率算出手順によって算出された前記ドメインごとの回答率の中で、所定の閾値より低い値となった回答率に対応するドメインを抽出し、当該抽出したドメインを含むメールアドレスにより送受信されるメールの伝送経路に障害が発生していると判定する障害判定手順と、
    前記障害判定手順によって判定された判定結果を所定の出力部にて出力させる出力制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする安否確認プログラム。
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