JP6390376B2 - 粘着剤および粘着シート - Google Patents
粘着剤および粘着シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP6390376B2 JP6390376B2 JP2014237249A JP2014237249A JP6390376B2 JP 6390376 B2 JP6390376 B2 JP 6390376B2 JP 2014237249 A JP2014237249 A JP 2014237249A JP 2014237249 A JP2014237249 A JP 2014237249A JP 6390376 B2 JP6390376 B2 JP 6390376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- acrylate
- meth
- pressure
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
また、特許文献2には、(メタ)アクリル酸アルキルエステル 60〜96質量%、ヒドロキシ(メタ)アクリル酸アルキルエステル 0.01〜5質量%、カルボン酸ビニルエステル 3〜30質量%、ビニル基含有酸無水物 0.1〜10質量%を共重合した重量平均分子量35万以下のアクリル系重合体と、イソシアネート系架橋剤を含有する粘着剤が開示されている。
前記モノマーを含む混合物が、炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリル酸エステルを含み、
前記アクリル系重合体が重量平均分子量40万〜100万であり、
25℃における粘度が2000〜20000mPa・s、かつ不揮発分が55〜75重量%である。
前記モノマーを含む混合物が、炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリル酸エステルを含み、
前記アクリル系重合体が重量平均分子量40万〜100万であり、
25℃における粘度が2000〜20000mPa・s、かつ不揮発分が55〜75重量%である。
本発明の粘着剤は、従来の高不揮発分・低粘度の粘着剤では得られなかった良好な塗工性と良好な耐熱性を実現できる。さらに本発明の粘着剤は、塗工することで粘着剤層を形成した、基材を備えた粘着テープに加工して使用することが好ましい。なお、本発明の粘着剤は、粘着テープだけでなく、いわゆる「糊」のようにそのままの液体で使用することを妨げるものではない。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)のポリスチレン換算による分子量である。なお、重量平均分子量は50万〜90万がより好ましく、60万〜80万がさらに好ましい。
酸性基含有モノマーは、モノマー全量100重量%のうち2〜8重量%を含むことが好ましく、2.5〜8重量%がより好ましく、3〜8重量%がさらに好ましい。酸性基含有単量体を上記の割合で含むことで凝集力が向上するため耐熱性が得やすい。
水酸基含有モノマーは、モノマー全量100重量%のうち0.05〜1重量%含むことが好ましい。0.1〜0.7重量%がより好ましく、0.2〜0.5重量%がさらに好ましい。
モノマーは、2種類以上使用することが好ましい。
炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリレートは、モノマー全量100重量%のうち1〜7.5重量%を含むことが好ましく、2〜7.5重量%がより好ましく、3〜7.5重量%がさらに好ましい。
2−エチルヘキシルアクリレートは、モノマー全量100重量%のうち30〜90重量%含むことが好ましく、40〜80重量%がより好ましく、45〜60重量%がさらに好ましい。2−エチルヘキシルアクリレートを30〜90重量%含むことで、アクリル系重合体の分子量アップに寄与しつつ、粘着剤の凝集力を保持し易くなり、さらに粘着剤の粘度を低くできることで良好な塗工性が得易くなる。
連鎖移動化合物を含むモノマー混合物を共重合するとアクリル系重合体の分子量の調節が容易になる。これにより高分子量かつ低粘度のアクリル系重合体が得易くなるため、粘着剤の塗工性がより向上する。なお、連鎖移動定数は、300以上がより好ましく、400以上がさらに好ましい。一方、連鎖移動定数の上限は、使用量を減らせば少量で分子量を調節できるため限定する必要は少ないが1000程度である。なお、分子量は、特に断りが無ければ重量平均分子量である。
ケトンは、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ヘキサノン、シクロヘキサノンメチルエチルケトン等の公知の化合物が挙げられる。これらの中でもメチルエチルケトン(MEK)が好ましい。なお、60℃における酢酸ビニルに対する連鎖移動定数は、メチルエチルケトンが738、トルエンが208.9、アセトンが117、酢酸エチルが33である。これらの数値は、J.brandrup,E.H.Immergut編“Polymer Handbook”,p.II−91,Interscience(1975年)
に基づく数値である。
連鎖移動化合物は、単独または2種類以上併用できる。
連鎖移動化合物に粘着付与樹脂を使用する場合、全モノマー100重量部に対して0.1〜10重量部を用いることが好ましく、0.1〜7重量部がより好ましく、0.1〜5重量部がさらに好ましい。
(数式1) C=(ktr/kp)×105
n種類の化合物(X1、X2、・・・Xnを)用いる際に、各化合物の連鎖移動定数をA1、A2・・・An、各化合物の含有割合(重量%)をB1、B2・・・Bnとすると、下記数式2で計算できる。
(数式2) 平均連鎖移動定数=A1×(B1/100)+A2×(B2/100)+
・・・+An×(Bn/100)
アゾ化合物は、例えば2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
過酸化物は、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等が好ましい。
重合開始剤は、単独または2種類以上併用できる。
溶液重合の温度は、適宜調整できるが一般的に70〜100℃程度である。
本発明において粘着付与樹脂は、溶液重合の際に使用することができるし、アクリル系重合体を得た後、配合することも出来る。溶液重合の後配合する場合は、粘着剤の粘着力をより向上させることができる。粘着付与樹脂は、軟化点80℃以上が好ましく、90℃以上が好ましく、100℃以上がさらに好ましい。また、軟化点の上限は、170℃以下が好ましく、160℃以下がより好ましく、155℃以下がさらに好ましい。粘着付与樹脂の軟化点が80〜170℃であることで粘着力と耐熱性を高いレベルで両立し易くなる。なお、軟化点は、JIS K5902に規定されている乾球法にしたがって測定した軟化温度である。
粘着付与樹脂は、単独または2種類以上併用できる。
イソシアネート硬化剤は、ジイソシアネートおよびジイソシアネートを変性した3官能以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネートが好ましい。
ジイソシアネートは、芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネートが好ましい。
芳香族ジイソシアネートとしては、例えば1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4'−ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等の公知の化合物が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネートとしては、例えばブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等の公知の化合物が挙げられる。
脂環族ジイソシアネートとしては、例えばシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4、4'−ジイソシアネート、1,3ービス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート等の公知の化合物が挙げられる。
ポリイソシアネートは、例えば、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体、ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体の公知の化合物が挙げられる。
アルミニウムキレート化合物は、例えばジイソプロポキシアルミニウムモノオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムビスオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムモノオレエートモノエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノラウリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノステアリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノイソステアリルアセトアセテート等の公知化合物が挙げられる。
硬化剤は、単独または2種類以上併用できる
脂肪族炭化水素は、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン等の公知の化合物が挙げられる。
脂環族炭化水素は、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、トリメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジエチルシクロヘキサン、デカヒドロナフタレン、ビシクロヘプタン、トリシクロデカン、ヘキサヒドロインデンシクロヘキサン、シクロオクタン、α−ピネン、ターピノーレン、リモネン等の公知の化合物が挙げられる。芳香族炭化水素としては、例えばトルエン、キシレン、ベンゼン、ソルベントナフサ等の公知の化合物が挙げられる。
エステルは、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル等の公知の化合物が挙げられる。
アルコールは、例えばn−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の公知の化合物が挙げられる。
ケトンは、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の公知の化合物が挙げられる。
粘着剤層は、基材上に粘着剤を塗工して形成する方法。または、剥離シート上に粘着剤を塗工して形成した粘着剤層を基材に転写する方法が一般的である。なお、粘着剤層の基材と接しない面には剥離シートを貼り合わせて保管するのが通常である。
基材の素材は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、セロファン等のプラスチック、上質紙、クラフト紙、クレープ紙、グラシン紙等の紙、織布、不織布等の布、エチレンプロピレンジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム等のゴム、表皮等が挙げられる。
基材の厚さは、通常25〜10000μm程度である。
粘着剤層の厚さは、コストと粘着性能のバランスを考慮すると通常20〜300μm程度であり、20〜100μm程度がより好ましい。
(1)PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に粘着剤層が形成された粘着シートを用意する。粘着剤層の厚みは50μmとする。
(2)金網を用意し、秤量する。この重量をW1とする。
(3)粘着シートを金網に貼り付け、全体の重量を秤量する。この重量をW2とする。
(4)酢酸エチル中に浸漬し、密栓して、50℃雰囲気下に24時間放置する。
(5)取り出して、100℃雰囲気下で20分間乾燥後、秤量する。この重量をW3とする。
(6)金網をはずし、さらにPETフィルムから粘着剤層を除去して、PETフィルムの重量を秤量する。この重量をW4とする。
(7)下記数式3により、ゲル分率を算出する。
(数式3) ゲル分率(%)=(W3−W1−W4)/(W2−W1−W4)×100
攪拌器、温度計、滴下管、還流冷却器を備えた重合装置を用い、ブチルアクリレート41部、2−エチルヘキシルアクリレート50部、メチルアクリレート3.0部、アクリル酸5.0部、メタクリルアミド0.5部、4−ヒドロキシブチルアクリレート0.5部、メチルエチルケトン25部、酢酸エチル41.7部、ベンゾイルパーオキシド0.1部を配合した原料混合物の半分を窒素雰囲気下、反応槽に仕込んだ。別途、滴下層に原料混合物の残りの半分を仕込んだ。次いで反応槽の加熱を開始した。重合反応開始を確認した後、滴下管から原料混合物を1時間かけて滴下し、さらに還流下で7時間溶液重合を継続した。反応終了後、冷却し、不揮発分60%のアクリル系重合体溶液を得た。得られたアクリル系重合体溶液は、重量平均分子量70万、分子量分散度5.5であった。さらにアクリル系重合体溶液の不揮発分100部に対して粘着付与樹脂(荒川化学社製ペンセルD−125)40.0部、希釈溶剤として酢酸エチル26.3部、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体の酢酸エチル溶液(不揮発分37.5%)を1部添加し、充分攪拌後、粘着剤を得た。この粘着剤の不揮発分は60%、粘度は8500mPa・sであった。
実施例1の原料および配合量を表1および表2に示す通りに変更した以外は実施例1と同様に行うことでそれぞれ実施例2〜18の粘着剤を得た。
ただし、実施例2、7、11および14は参考例である。
攪拌器、温度計、滴下管、還流冷却器を備えた重合装置を用い、ブチルアクリレート82部、2−エチルヘキシルアクリレート5部、イソブチルアクリレート13部、メチルエチルケトン20部、酢酸エチル33.8部、ベンゾイルパーオキシド0.1部を配合した原料混合物の半分を窒素雰囲気下、反応槽に仕込んだ。別途、滴下層に原料混合物の残りの半分を仕込んだ。そして反応槽の加熱を開始した。重合反応開始を確認した後、滴下管から原料混合物を1時間かけて滴下し、さらに還流下で7時間溶液重合を継続した。反応終了後、冷却し、不揮発分65%のアクリル系重合体溶液を得た。得られたアクリル系重合体溶液は、重量平均分子量90万、分子量分散度4.0であった。アクリル系重合体溶液の不揮発分100部に対して粘着付与樹脂(ペンセルD−135)30.0部、希釈溶剤として酢酸エチル14.5部、ヘキサメチレンジイソシアネ−トのアロファネート体の酢酸エチル溶液(不揮発分30.0%)を3部添加し、充分攪拌後、粘着剤を得た。この粘着剤の不揮発分は65%、粘度は24000mPa・sであった。
比較例1の原料および配合量を表2に示す通りに変更した以外は比較例1と同様に行うことでそれぞれ比較例2〜3の粘着剤を得た。なお比較例2は、溶液重合の際ゲル化したため、下記評価が出来なかった。
不揮発分は、電気オーブンで150℃―20分後の乾燥前後の重量比から求めた。
粘度は、25℃において、BL型粘度計により#3ローターを用いて12rpmで回転開始1分後に測定した値である。
重量平均分子量(Mw)は、GPCを使用して以下の条件で求めた。
GPC装置:SHIMADZU Prominence 型番LC−20AD(島津製作所社製)
カラム:TOSOH TSK−GEL GMHXL 7.8*300(東ソー社製)を2本使用
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.5ml/min
温度:40℃
試料濃度:0.2wt%
試料注入量:100μl
検出器:Refractive Index (波長254nm)、型番RID−10A
塗工性は、粘着剤をコンマコーターを使用して塗工速度30m/min、乾燥厚さが50μmになるように塗工して形成した粘着剤層の表面を下記基準で目視観察して評価した。
○:表面が平滑な塗工面が得られた。良好
×:塗工面にロールスジやハジキが発生した。実用不可
得られた粘着剤を市販の剥離シートにコンマコーターを使用して乾燥厚みが50μmになるよう塗工し、電気オーブンで100℃−2分間乾燥し、溶剤を除去した後に、粘着剤層に厚さ50μmのポリエスチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わせて粘着シートを得た。これを23℃−50%RH雰囲気の恒温恒湿室にて、7日間養生し硬化を完了させた上で、以下に示す物性を評価した。
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに切り取り試料とした。次いで23℃−50%RH雰囲気下、JIS Z 0237に準拠して、試料から剥離シートを剥がし、露出した粘着剤層を研磨したステンレス(SUS)板に貼着し、2kgロールで1往復圧着した後、引張試験機を使用して貼着24時間後に剥離速度300mm/min、剥離角度180°の条件で粘着力(N/25mm)を測定した。
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに切り取り試料とした。次いで23℃−50%RH雰囲気下、JIS Z 0237に準拠して、試料から剥離シートを剥がし、露出した粘着剤層の先端部幅25mm・長さ25mm部分を研磨したステンレス(SUS)板に貼着し、2kgロールで1往復圧着した後、80℃雰囲気で1kgの荷重をかけ、7万秒保持した。評価は、SUS板から試料が落下した場合はその秒数を示す。試料が落下しなかった場合は、粘着剤層とSUS板の接着先端部が、荷重により下にずれたmm数を示す。評価基準を以下に示す。
◎:試料のずれが2mm未満 優れている
○:試料のずれが2mm以上5mm未満 良好
△:試料のずれが5mm以上で落下しなかった 実用上問題なし
×:試料が落下した 実用不可
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに切り取り試料とした。次いで23℃−50%RH雰囲気下、JIS K 6859に準拠して、試料から剥離シートを剥がし、露出した粘着剤層の先端部の幅25mm・長さ50mm部分を研磨したSUS板に25mm×50mmの面積で粘着剤層を貼付し、2kgロールで1往復圧着、80℃雰囲気下で20分間放置を行い、直後に100gの荷重をかけて、同雰囲気下2時間加熱経時させた。試験開始から試料がSUS板から剥がれた距離を下記の基準で評価した。
◎:試料の剥がれが1mm未満 優れている
○:試料の剥がれが1mm以上、2mm未満 良好
△:試料の剥がれが2mm以上で落下しなかった。 実用上問題なし
×:試料が落下した 実用不可
BA:ブチルアクリレート
2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート
IBA:イソブチルアクリレート
IBMA:イソブチルメタクリレート
MA:メチルアクリレート
MMA:メチルメタクリレート
EA:エチルアクリレート
Vac:酢酸ビニル
AA:アクリル酸
AAm:アクリルアミド
MAAm:メタクリルアミド
HEA:2−ヒドロキシエチルアクリレート
4HBA:4−ヒドロキシブチルアクリレート
MEK:メチルエチルケトン
TDI−TMP溶液:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(不揮発分37.5%)
HDI−アロファネート溶液:ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体(不揮発分30.0%)
Claims (8)
- モノマーを含む混合物を溶液重合してなるアクリル系重合体、粘着付与樹脂、硬化剤、および有機溶剤を含み、
前記モノマーを含む混合物が、炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリレートと、水酸基含有モノマーと、60℃における酢酸ビニルに対する連鎖移動定数が250以上の化合物とを含み、
前記モノマー100重量%中、炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリレートは1〜7.5重量%、水酸基含有モノマーは0.05〜1重量%であって、
前記60℃における酢酸ビニルに対する連鎖移動定数が250以上の化合物はメチルエチルケトンであって、
前記アクリル系重合体が重量平均分子量40万〜100万であり、
25℃における粘度が2000〜20000mPa・s、ゲル分率が10〜70重量%、かつ不揮発分が55〜75重量%である、粘着剤。 - 前記アクリル系重合体の分子量分散度が3.5〜12である、請求項1記載の粘着剤。
- 前記モノマー100重量%中、酸性基含有モノマーを2〜8重量%含む、請求項1または2記載の粘着剤。
- 前記モノマー100重量%中、2−エチルヘキシルアクリレートを30〜90重量%含む、請求項1〜3いずれか1項記載の粘着剤。
- 前記粘着付与樹脂の含有量は、アクリル系重合体100重量部に対して10〜40重量部である、請求項1〜4いずれか1項記載の粘着剤。
- 粘着力が23.0(N/25mm)以上である、請求項1〜5いずれか1項記載の粘着剤。
- 基材、および請求項1〜6いずれか1項に記載の粘着剤から形成してなる粘着剤層を備えた、粘着シート。
- アクリル系重合体、粘着付与樹脂、硬化剤、および有機溶剤を含む粘着剤の製造方法であって、
炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリレートと、水酸基含有モノマーと、60℃における酢酸ビニルに対する連鎖移動定数が250以上の化合物とを含有するモノマーを含む混合物を溶液重合してアクリル系重合体を得る工程を備え、
前記モノマー100重量%中、炭素数1〜2のアルキル鎖を有する(メタ)アクリレートは1〜7.5重量%、水酸基含有モノマーは0.05〜1重量%であって、
前記60℃における酢酸ビニルに対する連鎖移動定数が250以上の化合物はメチルエチルケトンであって、
前記アクリル系重合体の重量平均分子量は40万〜100万であり、
25℃における粘度が2000〜20000mPa・s、ゲル分率が10〜70重量%、かつ不揮発分が55〜75重量%である、粘着剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014237249A JP6390376B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 粘着剤および粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014237249A JP6390376B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 粘着剤および粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016098335A JP2016098335A (ja) | 2016-05-30 |
JP6390376B2 true JP6390376B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=56077072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014237249A Active JP6390376B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 粘着剤および粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6390376B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6108023B1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-04-05 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
KR101739346B1 (ko) * | 2016-11-28 | 2017-05-24 | 주식회사 케이디 | 방향족 용제를 사용하지 않는 자동차 내장재용 점착제 조성물 및 이를 이용한 점착테이프. |
JP6969147B2 (ja) * | 2017-05-02 | 2021-11-24 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着剤組成物、粘着剤、粘着テープ並びに気密防水用粘着テープ |
JP6863870B2 (ja) * | 2017-10-10 | 2021-04-21 | リンテック株式会社 | 粘着シート |
JP7184144B2 (ja) * | 2018-02-09 | 2022-12-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート |
JP6996326B2 (ja) * | 2018-02-09 | 2022-01-17 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート |
CN108559427B (zh) * | 2018-05-23 | 2020-08-04 | 广东东立新材料科技股份有限公司 | 一种性能优异的耐高温压敏胶、压敏胶带及其制备方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4837311B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-12-14 | リンテック株式会社 | 血液バック用粘着シート |
WO2008111412A1 (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 粘着剤、両面粘着シート及び表示装置 |
JP5500787B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2014-05-21 | リンテック株式会社 | 接着剤組成物、接着シートおよび半導体装置の製造方法 |
JP5540219B2 (ja) * | 2009-09-15 | 2014-07-02 | 綜研化学株式会社 | 粘着剤組成物 |
WO2011136141A1 (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-03 | 日本合成化学工業株式会社 | アクリル系樹脂溶液、アクリル系粘着剤組成物、アクリル系粘着剤、粘着シート、光学部材用アクリル系粘着剤、粘着剤層付き光学部材 |
JP5721537B2 (ja) * | 2010-06-15 | 2015-05-20 | 日本合成化学工業株式会社 | 光学部材用アクリル系粘着剤及び粘着剤層付き光学部剤 |
JP2013185023A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 透明両面粘着シート及びこれを用いた画像表示装置 |
JP2013203791A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 粘着剤および粘着加工品 |
JP5942657B2 (ja) * | 2012-07-19 | 2016-06-29 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 研磨部材固定用両面粘着テープ |
-
2014
- 2014-11-25 JP JP2014237249A patent/JP6390376B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016098335A (ja) | 2016-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6108023B1 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP6390376B2 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP5522438B2 (ja) | 水分散型アクリル系粘着剤組成物及び粘着テープ | |
JP6296184B1 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
JP5561543B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP7338444B2 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP2018021127A (ja) | 粘着剤 | |
JP2006096958A (ja) | 粘着剤組成物 | |
JP6996326B2 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
JP6065486B2 (ja) | 発泡体用粘着剤 | |
JP2003277709A (ja) | 粘着剤組成物および粘着製品 | |
JP7151926B1 (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
JP2018159017A (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
JP6562279B2 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP6287285B2 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP2019104804A (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
JP2019172776A (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
JP6085200B2 (ja) | 樹脂発泡体用粘着剤および粘着テープ | |
JP6512348B1 (ja) | 粘着剤溶液および粘着シート | |
JP2020063376A (ja) | 粘着剤、粘着シート、および粘着剤の製造方法 | |
JP7040661B1 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
JP7184144B2 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
JP7131723B1 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
JP7310135B2 (ja) | 可塑剤含有塩化ビニルフィルム用粘着シートおよびアクリル系粘着剤 | |
WO2021166937A1 (ja) | ホットメルト型粘着剤組成物および粘着シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170804 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180806 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6390376 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |