JP7184144B2 - ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート - Google Patents
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Description
また、装飾シートのようにポリ塩化ビニル基材にアクリル系粘着剤を塗布またはラミネートした粘着シートの場合にも、ポリ塩化ビニル基材からの可塑剤移行により粘着力が低下し、剥がれが発生するという問題があった。
さらには、農業用フィルムや浴室の床材などで使用されるポリ塩化ビニルの貼り合わせに用いられる粘着シートには、高温高湿環境下に曝された場合でも粘着シートの粘着力が維持できる耐湿熱性が求められていた。
ニル用粘着剤により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、アルキル基の炭素数4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー、アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーおよびカルボキシル基含有モノマーを含むモノマー混合物の共重合物であるアクリル系ポリマー、ならびにイソシアネート化合物、エポキシ化合物および金属キレートから選ばれる少なくとも1種の硬化剤を含んでなるポリ塩化ビニル用粘着剤であって、上記粘着剤から形成された粘着剤層の周波数1Hz 、70℃での貯蔵弾性率が、0.05~1MPa
であることを特徴とするポリ塩化ビニル用粘着剤に関する。
好で、耐熱性だけでなく耐湿熱性が優れた粘着シートを形成できる粘着剤を提供できるようになった。
本発明のポリ塩化ビニル用粘着剤(単に「粘着剤」と略記することがある)は、アクリル系ポリマー、ならびにイソシアネート硬化剤、エポキシ硬化剤、金属キレート硬化剤から選ばれる少なくとも1種を含み、前記粘着剤から形成された粘着剤層の周波数1Hz
、70℃での貯蔵弾性率が、0.05~1MPaである。
び/または被着体にポリ塩化ビニルが用いられた場合の耐熱および耐湿熱試験中において、ポリ塩化ビニル中の可塑剤が粘着剤層に移行するのを抑制することが可能となる。また、0.05MPa未満であると可塑剤が粘着剤層に移行しやすいため粘着力が低下しやすく、1MPaより大きいと粘着剤層が硬すぎるため粘着力が不十分となる。
本発明で使用するアクリル系ポリマーは、アルキル基の炭素数4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー、アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーおよびカルボキシル基含有モノマーを含むモノマー混合物の共重合物である。
その他モノマーは、粘着剤の粘着力や凝集力を損なわないモノマーであれば良い。具体
的には、例えば、水酸基含有モノマー、アミド結合含有モノマー、エポキシ基含有モノマー、およびアミノ基含有モノマー等の反応性官能基を有するモノマー、アルキル基の炭素数1、2および4以外の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー、芳香環含有モノマー、アルコキシ(ポリ)アルキレンオキサイド含有モノマーおよびその他ビニルモノマー等が挙げられる。
これらの中でも、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチルが好ましい。
メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチルが好ましい。
溶剤は単独また2種類以上を併用できる。
(GPC)により測定したポリスチレン換算の値である。
連鎖移動剤は、モノマー混合物100質量部に対して0.01~1質量部程度を使用できる。
)、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチル-4-メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2'-アゾビス(2-メチ
ルプロピオネート)、4,4'-アゾビス(4-シアノバレリック酸)、2,2'-アゾビス(2-ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、および2,2'-アゾビス(2-(2-
イミダゾリン-2-イル)プロパン)等が挙げられる。
重合開始剤は単独または2種以上を併用できる。
本発明において硬化剤は、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレートを使用することが重要であり、イソシアネート化合物がより好ましい。硬化剤は単独または2種以上を併用できる。
トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、およびポリメチレンポリフェニルイソシアネート等のジイソシアネート、ならびにヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体等の分子内に2個のイソシアネート基を有する化合物;等が挙げられる。これらの中でも、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体が粘着物性を容易に調整できるため好ましい。なお、イソシアネート基の個数は平均個数である。
本発明の粘着シートは、基材、および本発明の粘着剤から形成した粘着剤層を備えていることが好ましい。また別の態様として、芯材の両面に粘着剤層を有する両面粘着シート、または基材および芯材を有さず粘着剤層のみで構成されたキャスト粘着シートも好ましい。前記粘着剤層は、粘着剤を基材上に塗工し、乾燥することで形成できる。または、粘着剤を剥離性シート上に塗工し、乾燥して粘着剤層を形成した後、基材を貼り合わせることで形成できる。
るものとする。
(合成例1)
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器(以下、単に「反応容器」と記述する。)に窒素雰囲気下、アクリル酸ブチル75部、アクリル酸エチル20部、アクリル酸5部、酢酸エチル85部、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(
以下「AIBN」と記述する。)0.02部を仕込んだ。撹拌しながら加熱を行い重合反応の開始を確認して還流温度で2時間反応した。次いで、AIBN 0.02部を反応溶
液に添加し2時間反応し、さらにAIBN 0.02部を反応溶液に添加し4時間反応を
継続した。その後、反応容器を冷却し酢酸エチル150部を加え、重量平均分子量113万のアクリル系ポリマー溶液を得た。
モノマーの種類及び配合量を表1の記載に従った他は、合成例1と同様に行うことで合成例2~19、23~26のアクリル系ポリマー溶液を得た。
反応容器に窒素雰囲気下、アクリル酸ブチル75部、アクリル酸エチル20部、アクリル酸5部、酢酸エチル160部、AIBN0.02部を仕込んだ。撹拌しながら加熱を行い重合反応の開始を確認して還流温度で2時間反応した。次いで、AIBN 0.02部
を反応溶液に添加し2時間反応し、さらにAIBN 0.02部を反応溶液に添加し4時
間反応を継続した。その後、反応容器を冷却し酢酸エチル75部を加え、重量平均分子量70万のアクリル系ポリマー溶液を得た。
反応容器に窒素雰囲気下、アクリル酸ブチル75部、アクリル酸エチル20部、アクリル酸5部、酢酸エチル60部、アセトン60部、AIBN0.02部を仕込んだ。撹拌しながら加熱を行い重合反応の開始を確認して還流温度で2時間反応した。次いで、AIBN 0.02部を反応溶液に添加し2時間反応し、さらにAIBN 0.02部を反応溶液に添加し4時間反応を継続した。その後、反応容器を冷却し酢酸エチル115部を加え、重量平均分子量167万のアクリル系ポリマー溶液を得た。
反応容器に窒素雰囲気下、アクリル酸ブチル75部、アクリル酸エチル20部、アクリル酸5部、アセトン120部、AIBN0.02部を仕込んだ。撹拌しながら加熱を行い重合反応の開始を確認して還流温度で2時間反応した。更に、AIBN 0.02部を反
応溶液に添加し、4時間反応を継続した。その後、反応容器を冷却し酢酸エチル115部を加え、重量平均分子量201万のアクリル系ポリマー溶液を得た。
得られたアクリル系ポリマー溶液の外観を目視で評価した。
Mw、Mw/Mnの測定はGPCを用いた。GPCは溶媒(THF;テトラヒドロフラン)に溶解した物質をその分子サイズの差によって分離定量する液体クロマトグラフィーであり、Mw、Mw/Mnの決定はポリスチレン換算で行った。
装置名 : 島津製作所製、LC-GPCシステム「Prominence」
カラム : 東ソー社製GMHXL 4本、東ソー(株)製HXL-H 1本を直列に連
結した。
移動相溶媒 : テトラヒドロフラン
流量 : 1.0ml/分
カラム温度 : 40℃
<アルキル基の炭素数4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー>
BA : アクリル酸ブチル
IBA : アクリル酸イソブチル
<アルキル基の炭素数8である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー>
2EHA : アクリル酸2-エチルヘキシル
<アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー>
MA : アクリル酸メチル
EA : アクリル酸エチル
MMA : メタクリル酸メチル
<カルボキシル基含有モノマー>
AA : アクリル酸
MAA : メタクリル酸
<水酸基含有モノマー>
HEA : アクリル酸2-ヒドロキシエチル
HEMA : メタクリル酸2-ヒドロキシエチル
合成例1で得られたポリマー溶液中のアクリル系ポリマー100部(不揮発分)に対して、イソシアネート硬化剤としてトリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体2部(不揮発分換算)配合し、更に溶剤として酢酸エチルを加えて不揮発分を20%に調整してポリ塩化ビニル用粘着剤を得た。前記粘着剤を、厚さ38μmの剥離性シート(ポリエチレンテレフタレート製)上に、乾燥後の厚さが25μmになるようにコンマコーターで塗工を行い、100℃で2分間乾燥することで粘着剤層を形成した。次いで、この粘着剤層に、厚さ80μmの基材(可塑剤としてフタル酸ジオクチルを36%含有するポリ塩化ビニル製基材(以下、PVCシートという))を貼り合せ、温度23℃相対湿度50%の条件で1週間熟成することで「剥離性シート/粘着剤層/PVCシート」という構成の粘着シート1を得た。また、上記の塗工、乾燥後の粘着剤層に、厚さ50μmの基材(ポリエチレンテレフタレート製基材(以下、PETシートという))を貼り合せ、温度23℃相対湿度50%の条件で1週間熟成することで「剥離性シート/粘着剤層/PETシート」という構成の粘着シート2を得た。
材料を表2、3の配合に従って変更した以外は、実施例1と同様に行うことで、実施例2~26および比較例1~4のポリ塩化ビニル用粘着剤、粘着シート1、粘着シート2をそれぞれ得た。
ただし、実施例6、7、10、16、20および22は参考例である。
表2、表3中の略号を以下に記載する。
<イソシアネート化合物>
TDI/TMP : トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体
IPDI/ヌレート : イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体
<エポキシ化合物>
TETRAD X : N,N,N',N'-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミン(三菱ガス化学社製)
<金属キレート>
アルミキレートA : アルミニウムトリスアセチルアセトネート(川研ファインケミカル社製)
実施例および比較例について、粘着シート1の手順にしたがって厚さ38μmの剥離性シート上に、乾燥後の厚さが25μmになるようにコンマコーターで塗工を行い、100℃で2分間乾燥することで粘着剤層を形成した。次いで、基材の代わりに厚さ75μmの別の剥離性シート(ポリエチレンテレフタレート製)を貼り合わせ、温度23℃相対湿度50%の条件で1週間熟成し、「剥離性シート/粘着剤層/剥離性シート」という構成の2枚の剥離性シートで挟まれた粘着剤層を作成した。次いで、片方の剥離性シートを剥がし、粘着剤層が重なるように積層を繰り返し、厚みが1mmの粘着剤層を得た。オートクレーブで気泡を除去した後、直径8mmの円柱形に型抜きして貯蔵弾性率測定用の試料を作成した。両側の剥離性シートを剥がし、この試料のねじり剪断法により、下記の条件で測定した。
YNAMIC ANALYZER RDA III」
周波数:1Hz
測定温度: -50℃から150℃まで測定し、70℃での貯蔵弾性率を読み取った
。
昇温速度: 10℃/分
得られた粘着シート1を幅25mm、長さ150mmの大きさに切り出した。23℃、相対湿度50%雰囲気下、切り出した粘着シート1から剥離性シートを剥がして露出した粘着剤層をステンレス(SUS)板に貼り付け、2kgロールにより1往復させて圧着後24時間放置した試料を作製した。この試料を引張試験機を用いて180度方向に300mm/分の速度で引き剥がす180°ピール試験によって粘着力を測定し、下記の評価基準に基づいて評価を行った。(JIS Z0237:2000に準拠)
◎:「粘着力が15N/25mm以上であり、非常に良好。」
○:「粘着力が10N/25mm以上15N/25mm未満であり、良好。」
△:「粘着力が5N/25mm以上10N/25mm未満であり、実用可能。」
×:「粘着力が5N/25mm未満または凝集破壊であり、実用不可。」
粘着シート1の替わりに粘着シート2を、SUS板の替わりに可塑剤としてフタル酸ジオクチルを48%含有する厚さ1.0mmのポリ塩化ビニル(PVC)板を使用した以外は、上記「粘着力1」と同様に粘着力を測定し、下記の評価基準に基づいて評価を行った。
◎:「粘着力が20N/25mm以上であり、非常に良好。」
○:「粘着力が15N/25mm以上20N/25mm未満であり、良好。」
△:「粘着力が10N/25mm以上15N/25mm未満であり、実用可能。」
×:「粘着力が10N/25mm未満であり、実用不可。」
得られた粘着シート1を幅25mm、長さ150mmの大きさに切り出した。切り出した粘着シート1から剥離性シートを剥がして露出した粘着剤層を、研磨した幅30mm、
長さ150mmのステンレス板の下端部幅25mm、長さ25mmの部分に貼着し、2kgロールで1往復させて圧着後、70℃雰囲気で粘着シートの下端部に1kgの荷重をかけ、7万秒放置することで保持力を測定した(JIS Z0237:2000に準拠)。
評価は、粘着シート1の貼付面上端部が元の位置から下にずれた長さを測定した。
評価基準
◎:「ずれた長さが0.1mm未満であり、非常に良好。」
○:「ずれた長さが0.1mm以上0.5mm未満であり、良好。」
△:「ずれた長さが0.5mm以上2.0mm未満であり、実用可能。」
×:「ずれた長さが2.0mm以上であり、実用不可。」
得られた粘着シート1を70℃、相対湿度5%で5日間放置した後、23℃、相対湿度50%雰囲気下にて24時間放置した。その後、上記粘着力1と同様に粘着力(耐熱後粘着力1とする)測定を行い、下記の評価基準に基づいて評価を行った。
保持率=(粘着力1/耐熱後粘着力1)×100
◎:「保持率90以上であり、非常に良好。」
○:「保持率75以上90未満であり、良好。」
△:「保持率50以上75未満であり、実用可能。」
×:「保持率50未満または凝集破壊のため保持率が算出できず、実用不可。」
得られた粘着シート2を上記粘着力2と同様に貼り付け圧着し、70℃、相対湿度5%で5日間放置した後、23℃、相対湿度50%雰囲気下にて24時間放置した。その後、上記粘着力2と同様に粘着力(耐熱後粘着力2とする)測定を行い、下記の評価基準に基づいて評価を行った。
保持率=(粘着力2/耐熱後粘着力2)×100
◎:「保持率90以上であり、非常に良好。」
○:「保持率75以上90未満であり、良好。」
△:「保持率50以上75未満であり、実用可能。」
×:「保持率50未満または凝集破壊のため保持率が算出できず、実用不可。」
得られた粘着シート1を70℃、相対湿度60%で3日間放置した後、23℃、相対湿度50%雰囲気下にて24時間放置した。その後、上記粘着力1と同様に粘着力(耐湿熱後粘着力1とする)測定を行い、下記の評価基準に基づいて評価を行った。
保持率=(粘着力1/耐湿熱後粘着力1)×100
◎:「保持率90以上であり、非常に良好。」
○:「保持率75以上90未満であり、良好。」
△:「保持率50以上75未満であり、実用可能。」
×:「保持率50未満または凝集破壊のため保持率が算出できず、実用不可。」
得られた粘着シート2を上記粘着力2と同様に貼り付け圧着し、70℃、相対湿度60%で3日間放置した後、23℃、相対湿度50%雰囲気下にて24時間放置した。その後、上記粘着力2と同様に粘着力(耐湿熱後粘着力2とする)測定を行い、下記の評価基準に基づいて評価を行った。
保持率=(粘着力2/耐湿熱後粘着力2)×100
◎:「保持率90以上であり、非常に良好。」
○:「保持率75以上90未満であり、良好。」
△:「保持率50以上75未満であり、実用可能。」
×:「保持率50未満または凝集破壊のため保持率が算出できず、実用不可。」
Claims (6)
- アルキル基の炭素数4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー、アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーおよびカルボキシル基含有モノマーを含むモノマー混合物の共重合物であるアクリル系ポリマー、ならびにイソシアネート化合物、エポキシ化合物および金属キレートから選ばれる少なくとも1種の硬化剤を含んでなるポリ塩化ビニル用粘着剤であって、
前記アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは、アクリル酸メチル、およびアクリル酸エチルの少なくともいずれかを含み、
前記モノマー混合物中の、前記アルキル基の炭素数1~2である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー含有量が18~55質量%および前記カルボキシル基含有モノマー含有量が3~10質量%であり、
前記アクリル系ポリマーの重量平均分子量が、95万~170万であり、
前記アクリル系ポリマーの分子量分散度が、5~10であり、前記粘着剤から形成された粘着剤層の周波数1Hz、70℃での貯蔵弾性率が、0.05~1MPaであることを特徴とするポリ塩化ビニル用粘着剤。 - 前記モノマー混合物中の、アルキル基の炭素数4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー含有量が30~75質量%であり、前記モノマー混合物が、さらにアルキル基の炭素数8である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを0~15質量%含む請求項1に記載のポリ塩化ビニル用粘着剤。
- 前記モノマー混合物が、さらに水酸基含有モノマーを0.01~0.5質量%含む請求項1または2に記載のポリ塩化ビニル用粘着剤。
- 前記モノマー混合物中のカルボキシル基含有モノマー含有量が、5~10質量%である請求項1~3いずれか1項に記載のポリ塩化ビニル用粘着剤。
- 硬化剤がイソシアネート化合物を含む場合は、アクリル系ポリマー100質量部に対してイソシアネート化合物を0.5~15質量部含み、
硬化剤がエポキシ化合物を含む場合は、アクリル系ポリマー100質量部に対してエポキシ化合物を0.01~1質量部含み、
硬化剤が金属キレートを含む場合は、アクリル系ポリマー100質量部に対して金属キレートを0.1~5質量部含む、
請求項1~4いずれか1項に記載のポリ塩化ビニル用粘着剤。 - 基材および請求項1~5いずれか1項に記載のポリ塩化ビニル用粘着剤から形成された粘着剤層を備えてなる粘着シート。
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