JP6390232B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、載置面上に載置された媒体の画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、画像読取装置では媒体(原稿)を載置する載置面が略水平に設置される横置き状態とし、載置面に載置された媒体を画像読取部で読み取ることが行われている。この状態では、画像読取装置の設置面積が大きいことから、当該画像読取装置の設置スペースの確保が問題となる。
この問題を解決すべく、画像読取装置を縦置きの状態で保持することができるスタンドを備えたものがある(特許文献1)。この画像読取装置では、縦置きの状態で画像を読み取ることができ、非使用時においても縦置き状態が保持されるので設置面積が小さくなり、画像読取装置の利便性と収納性が向上する。
また、載置面に載置された媒体(原稿)の読み取りは、画像読取センサを搭載した画像読取部を移動させて行う。画像読取部を移動させる駆動機構としては、画像読取装置の筐体に設けたモーターの駆動力をタイミングベルトに伝達して画像読取部を移動させる「ベルト駆動式」(特許文献1)や画像読取部に設けたモーターの駆動力をラックと噛合しているピニオンギアに伝達して画像読取部を移動させる「自走式」(特許文献2)などが知られている。
特開2006−186771号公報 特開2009−205134号公報
ところで、特許文献1に記載された画像読取装置において前記スタンドは、前記画像読取装置の筐体の裏面に取り付けられている。前記スタンドは、互いに連結された複数の部材から成り、使用状態と非使用状態とを切換可能に構成されている。前記スタンドは、使用状態において前記画像読取装置を設置面に対して傾斜した姿勢、つまり縦置きの状態で保持する。
一方、このスタンドは非使用状態では、互いに連結された複数の部材において一の部材が他の部材に対して回動することにより折り畳まれる。そして、前記スタンドは、画像読取装置の筐体の裏面に対して折り畳まれた状態となる。この画像読取装置では、載置面に直交する方向において複数の部材を折り畳んだ状態のスタンドの全体が筐体に収容されず、当該筐体の裏面に前記複数の部材を折り畳んだ状態のスタンドの一部が筐体に設けた収容部に収容されて取り付けられている。
また、画像読取部を移動させる駆動機構が「自走式」である画像読取装置(特許文献2)において、画像読取装置を縦置きの状態で保持することができる前記スタンドの収容部を、媒体(原稿)を載置する載置面と直交する方向から見た際に、画像読取部の駆動機構が移動する移動領域と重なるように配置すると、前記載置面に直交する方向における前記複数の部材を折り畳んだ状態のスタンドの寸法分だけ、画像読取装置が大型化することとなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、画像読取装置において当該画像読取装置を傾斜姿勢に保持するスタンドを備えるとともに、装置寸法の小型化を図ることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の画像読取装置は、載置面に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部を往復移動可能に内部に設けた筐体と、前記画像読取部の移動方向に沿って延び、前記画像読取部の移動を案内する案内部と、前記画像読取部に設けられ、前記案内部に沿って前記画像読取部を前記移動方向に移動させる駆動機構と、前記筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て前記筐体を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンドと、を備え、前記収容部が、前記画像読取部の前記移動方向と交差する方向において、前記駆動機構が移動する移動領域に対し反対側の領域に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記収容部を前記画像読取部の移動方向と交差する方向において、前記駆動機構が移動する移動領域に対し反対側の領域に配置したので、前記スタンドを収容する前記収容部と前記駆動機構とを重ねて配置する必要がなく、装置寸法、特に厚み方向寸法を抑えることができる。
本発明の第2の態様の画像読取装置は、第1の態様において、前記筐体が前記傾斜姿勢にある状態で、前記案内部は、傾斜方向と交差する方向に沿って延びているとともに、前記収容部が前記駆動機構の前記移動領域に対し上側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記筐体を傾斜姿勢にした際、傾斜方向と交差する方向に沿って延びている前記案内部に対して前記駆動機構の前記移動領域は傾斜方向下方側に位置している。これにより、傾斜姿勢における前記筐体の重心を下方側に下げることができ、前記筐体の傾斜姿勢における安定性を向上させることができる。
本発明の第3の態様の画像読取装置は、第1または第2の態様において、前記載置面と直交する方向において、前記載置面から前記収容部の少なくとも一部の部位までの距離と、前記載置面から前記駆動機構の少なくとも一部の部位までの距離と、が同じであることを特徴とする。
本態様によれば、前記載置面と直交する方向において、前記載置面から収容部の少なくとも一部の部位までの距離が前記駆動機構の少なくとも一部の部位までの距離と同じであることから、前記載置面と直交する方向において前記駆動機構と前記収容部とを積み上げて配置することがないので、前記載置面と直交する方向における装置寸法の小型化を図ることができる。
本発明の第4の態様の画像読取装置は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記スタンドは旋回軸を中心に旋回することにより、前記第1の状態と前記第2の状態とを切換可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記スタンドを前記筐体に対して旋回させれば、第1の状態と第2の状態とを切換可能であるので前記スタンドの操作性を向上させることができる。
本発明の第5の態様の画像読取装置は、第4の態様において、前記旋回軸は前記載置面と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする。
本態様によれば、前記旋回軸を前記載置面と直交する方向に対して傾斜させているので、前記旋回軸を支点に前記スタンドを前記筐体に対して旋回させて使用状態である前記第2の状態とした際、前記載置面と直交する方向において前記スタンドの自由端側と前記筐体の裏面との間の距離が大きくなる。つまり、前記筐体を傾斜姿勢にした際、前記筐体の設置面における接地位置と前記スタンドの前記設置面における接地位置との間の距離を大きくすることができるので、前記筐体の傾斜姿勢を安定させることができる。
本発明の第6の態様の画像読取装置は、第4または第5の態様において、前記スタンドは単一の部材として構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記スタンドを単一の部材として構成したので、前記スタンドの構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
本発明の第7の態様の画像読取装置は、第4から第6のいずれか一の態様において、前記収容部には庇状のロック部が形成され、前記スタンドには被ロック部が形成され、前記スタンドが前記収容部に収容された状態において、前記被ロック部は前記ロック部に潜り込んだ状態で前記スタンドの旋回方向の動きがロックされることを特徴とする。
本態様によれば、前記収容部に前記スタンドが収容された状態において、前記被ロック部が庇状の前記ロック部に潜り込んだ状態で前記スタンドの旋回方向にロックされるので、前記スタンドの旋回方向の動きがロックされるだけでなく、前記載置面と直交する方向の動きもロックされる。その結果、前記スタンドが前記収容部から旋回方向に不用意に引き出されるのを抑制できるとともに前記載置面と直交する方向における前記スタンドの前記筐体に対するバタつきを抑えることができる。
本発明の第8の態様の画像読取装置は、第1から第7のいずれか一の態様において、前記スタンドは前記収容部に収容された状態において、前記筐体の裏面の一部を構成することを特徴とする。
本発明の第9の態様の画像読取装置は、第4から第8のいずれか一の態様において、前記スタンドの前記第2の状態から前記第1の状態への切換を規制する規制手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置はスタンドの第2の状態から第1の状態への切換を規制する規制手段を備えているので、スタンドの第2の状態を維持することができる。つまり、スタンドが第2の状態から第1の状態へと旋回してスタンドの状態が切り換わることにより傾斜状態の筐体が倒れることを低減、あるいは防止する。これにより、画像読取装置の損傷を低減、あるいは防止することができる。
本発明の第10の態様の画像読取装置は、第9の態様において、前記収容部は前記移動方向に沿って設けられ、前記スタンドが前記第1の状態から前記第2の状態へ切り換わる際の旋回角度は90度以上であることを特徴とする。
本態様によれば、筐体をスタンドにより傾斜姿勢で保持すると、スタンドには画像読取装置の重量の一部が作用する。本態様では、スタンドを画像読取部の移動方向に延びる第1の状態から90度以上旋回させているので、第2の状態にあるスタンドに第2の状態から第1の状態にスタンドを旋回させようとする力が作用した際、スタンドに作用する画像読取装置の重量の一部がスタンドを旋回させようとする力の抗力として作用する。その結果、スタンドは前記力に抗して第2の状態を保持することができる。これにより、スタンドが第2の状態から第1の状態に切り換わることを低減、あるいは防止することができ、スタンドの状態が不用意に切り換わることによる画像読取装置の損傷を低減、あるいは防止することができる。
本発明の第11の態様の画像読取装置は、第9または第10の態様において、各種操作を行う操作部を備え、前記筐体が前記傾斜姿勢にある際、前記操作部に入力される力は前記スタンドを前記第1の状態から前記第2の状態へ切り換える方向に作用することを特徴とする。
本態様において、「入力される力」とは、例えば筐体において操作部に設けられたスイッチやボタンを押す力を意味している。
本態様によれば、前記操作部に入力される力は前記スタンドを前記第1の状態から前記第2の状態への切り換える方向に作用する。例えば、前記筐体を傾斜した姿勢で設置面に設置させた状態で前記画像読取装置を操作した際、前記筐体は前記スタンドの前記第2の状態から前記第1の状態への切換方向に押される。その結果、前記筐体を押すことにより前記スタンドには前記スタンドの自由端と設置面との間の摩擦で生じる反力が前記第1の状態から前記第2の状態への切り換わる方向へ作用する。つまり、前記操作部を操作すると、前記操作部に入力された力は前記スタンドを前記第1の状態から前記第2の状態へ切り換える方向に作用する。その結果、前記スタンドの前記第2の状態が維持される。したがって、前記筐体が傾斜した姿勢において前記操作部を操作した際、前記筐体が倒れることを抑制し、前記操作部の操作性を向上させることができ、前記画像読取装置の利便性を向上させることができる。
本実施例に係る画像読取装置の外観斜視図。 画像読取装置においてカバーが開いた状態を示す外観斜視図。 画像読取装置における筐体内の構造を載置面側から見た平面図。 本実施例に係る画像読取装置の側断面図。 画像読取装置の裏面を示す斜視図。 筐体に設けられた収容部においてスタンドの自由端側に対応する端部を示す斜視図。 (A)はスタンドを上方から見た斜視図であり、(B)はスタンドを下方から見た斜視図。 スタンドの第1の状態を示す斜視図。 収容室に収容されたスタンドのロック状態を示す断面図。 スタンドを第1の状態から第2の状態へと切り換える途中を示す斜視図。 スタンドの第2の状態を示す斜視図。 (A)はスタンドの第2の状態における規制手段を示す断面図であり、(B)はスタンドの第2の状態における規制手段を示す断面図。 筐体を傾斜姿勢とした際の筐体における接地側の端部を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本実施例に係る画像読取装置の外観斜視図であり、図2は画像読取装置においてカバーが開いた状態を示す外観斜視図であり、図3は画像読取装置における筐体内の構造を載置面側から見た平面図であり、図4は本実施例に係る画像読取装置の側断面図であり、図5は画像読取装置の裏面を示す斜視図であり、図6は筐体に設けられた収容部においてスタンドの自由端側に対応する端部を示す斜視図である。
図7(A)はスタンドを上方から見た斜視図であり、図7(B)はスタンドを下方から見た斜視図であり、図8はスタンドの第1の状態を示す斜視図であり、図9は収容室に収容されたスタンドのロック状態を示す断面図であり、図10はスタンドを第1の状態から第2の状態へと切り換える途中を示す斜視図であり、図11はスタンドの第2の状態を示す斜視図であり、図12(A)はスタンドの第2の状態における規制手段を示す断面図であり、図12(B)はスタンドの第2の状態における規制手段を示す断面図であり、図13は筐体を傾斜姿勢とした際の筐体における接地側の端部を示す断面図である。
各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が画像読取部の走査方向かつ装置幅方向、Y方向が「所定の移動方向」である画像読取部の移動方向かつ装置奥行き方向、Z方向が載置面に直交する方向を示している。尚、本明細書において+Y軸方向側を装置背面側とし、−Y軸方向側を装置前面側とする。
■■■画像読取装置の概要■■■■
図1ないし図5を参照して、画像読取装置10について説明する。画像読取装置10は、筐体12と、カバー14と、載置面16と、操作部18と、案内部20と、駆動機構22と、画像読取部24と、スタンド26とを備えている。
図2に示すように筐体12の上部には載置面16が設けられている。本実施例において載置面16は平坦かつ透明なガラス板により構成されており、その上面に画像を読み取る媒体を載置可能である。また、載置面16の周囲は筐体12を構成する前面フレーム17a、背面フレーム17b、側面フレーム17c、17dにより構成されている。つまり、これらのフレーム17a、17b、17c、17dに囲まれた載置面16は画像読取部24により媒体の読み取りが可能な読取領域として構成されている。
また、筐体12において装置前面側(図1及び図2における−Y軸方向側)には操作部18が設けられている。操作部18には、画像読取装置10を操作するための電源スイッチや設定切換ボタン等を備えて構成されている。本実施例では図1に示すように操作部18に設けられた複数のスイッチやボタンは、装置前面側(図1における−Y軸方向側)から装置背面側(図1における+Y軸方向側)へ押すように構成されている。
また、筐体12において装置背面側(図1及び図2における+Y軸方向側)の端部にはカバー14が筐体12に対して回動可能に取り付けられている。カバー14は、図1に示すように載置面16に対して閉じた姿勢と、図2に示すように載置面16に対して開いた姿勢とを切換可能に取り得る。また、カバー14の載置面16と対向する側には、媒体押さえ部材28が設けられている。媒体押さえ部材28は例えばスポンジのような弾性体により構成されている。
媒体押さえ部材28は、カバー14が載置面16に対して閉じた姿勢(図1参照)となった際、載置面16に載置された媒体を当該媒体が載置面16から浮かないように載置面16と反対側から一様に押圧する。そして、媒体押さえ部材28により押圧された媒体の被読取面が載置面16に密着する。尚、媒体押さえ部材28の大きさは、載置面16に載置される媒体の載置面16と反対側の面の全領域を押さえられるように載置面16の大きさと略同じ大きさに設定されている。
図3に示すように筐体12内には、装置奥行き方向(図3におけるY軸方向)において装置前面側(図3における−Y軸方向側)から装置背面側(図3における+Y軸方向側)に延びる案内部20が設けられている。案内部20において図3における+X軸方向側の側面にはラック30が形成されている。また、図4に示すように案内部20の上面(図4における+Z軸方向側)には装置奥行き方向に延びる凸部32が形成されている。
そして、案内部20には駆動機構22及び画像読取部24が装置奥行き方向(図3におけるY軸方向)に往復移動可能に取り付けられている。駆動機構22は駆動モーター34と、ピニオンギア36と、凹部38とを備えている。駆動モーター34は、その駆動力を図示しない複数のギアを介してピニオンギア36に伝達する。ピニオンギア36は案内部20のラック30と噛合している。つまり、ラック30とピニオンギア36とはラックアンドピニオン機構を構成している。このように構成することで、画像読取部24の移動領域内に駆動機構22を収めることが可能となり、画像読取装置10の小型化を図ることができる。
また、凹部38(図4参照)は、案内部20の凸部32を受け入れている。図4に示すように載置面16と直交する方向において駆動機構22の上部(図4における+Z軸方向側)には画像読取部24が取り付けられている。画像読取部24は、載置面16と直交する方向(図4におけるZ軸方向)における上方側(+Z方向側)に位置する載置面16に載置された媒体に光を照射し、該媒体からの反射光を受光して媒体の情報を読み取る光学ユニットとして構成されている。また、画像読取部24は、装置幅方向(図3及び図4におけるX軸方向)に延設されており、載置面16の装置幅方向における長さに対応している。
ここで、駆動機構22の駆動モーター34を駆動させると、その駆動力がピニオンギア36に伝達される。そして、駆動機構22は案内部20の凸部32に沿って画像読取部24を装置奥行き方向(図3におけるY軸方向)に移動させ、載置面16に載置された媒体の被読取面の画像や情報を読み取る。
■■■スタンド及び収容部について■■■■
再度、図3及び図4を参照するに、筐体12において、案内部20を挟んで駆動機構22と反対側の領域には、スタンド26の全体が収まるようにスタンド26を収納する収容部40が設けられている。収容部40は図4ないし図6に示すように、筐体12の裏面12a側において凹形状に設けられ、筐体12の裏面12a側に開口している。図6を参照するに、収容部40において装置奥行き方向(Y軸方向)の装置背面側(+Y軸方向側)の端部には旋回軸42と、第1規制部44と、第2規制部46とが設けられている。
図6において、本実施例に係る旋回軸42は載置面16に直交する方向に対して傾斜して設けられている。また、第1規制部44と第2規制部46とはスタンド26の後述する第2の状態において第1の状態への切り替わりを規制する規制手段48を構成している。第1規制部44及び第2規制部46については、後ほど詳説する。
また、収容部40において装置奥行き方向(Y軸方向)の装置前面側(−Y軸方向側)の端部にはロック部50が形成されている。ロック部50は収容部40の底面40aに対して庇状に形成されている。庇状のロック部50の先端には、フック50aが形成されている。
また、再度図4を参照するに、載置面16と直交する方向(図4におけるZ軸方向)において、収容部40の少なくとも一部が、筐体12内において駆動機構22の設けられた領域の少なくとも一部とが同じ位置に配置されている。言い換えると、装置幅方向(図4におけるX軸方向)から見て、収容部40の少なくとも一部が駆動機構22の設けられた領域の少なくとも一部と重なり合っている。つまり、載置面16と直交する方向(図4おけるZ軸方向)において、載置面16から収容部40の少なくとも一部の部位までの距離と、載置面16から駆動機構22の少なくとも一部の部位までの距離と、が同じである。
したがって、本実施例では、載置面16と直交する方向(図4におけるZ軸方向)において駆動機構22と収容部40とを積み上げて配置することがないので、載置面16と直交する方向(図4におけるZ軸方向)における画像読取装置10の装置寸法の小型化を図ることができる。
次いで、図7(A)及び図7(B)を参照してスタンド26について説明する。スタンド26は、本実施例では装置奥行き方向(Y軸方向)に延びる単一の部材として構成されている。本実施例では、スタンド26において図7(A)における側を上面26aとし、図7(B)における側を裏面26bとする。そして、装置奥行き方向においてスタンド26の装置背面側(図7(A)における+Y軸方向側)の端部には、収容部40に設けられた旋回軸42と嵌合する軸受部52が形成されている。
また、装置奥行き方向におけるスタンド26の装置背面側(図7(A)における+Y軸方向側)の端部において、軸受部52の装置幅方向における−X軸方向側には板ばね部54がスタンド26に一体に形成されている。具体的には、板ばね部54は図7(A)及び図7(B)における−Y軸方向側の端部はスタンド26に一体に形成され、+Y軸方向側の端部は自由端として構成されている。したがって、板ばね部54の前記自由端は図7(A)及び図7(B)におけるスタンド26の上面26a側と裏面26b側とを結ぶ方向に撓むことが可能である。
また、板ばね部54において、スタンド26を収容部40に収容した際、収容部40の底面40aと向かい合う側(図7(B)参照)には係合部54aが設けられている。また、スタンド26の裏面26b側において図7(B)における+X軸方向側の端部をサイドエッジ26cとする。
また、装置奥行き方向におけるスタンド26の装置前面側(図7(A)における−Y軸方向側)の端部(以下、自由端側端部という)には、被ロック部56が形成されている。被ロック部には傾斜面56aが設けられている。
また、本実施例ではスタンド26を単一の部材として構成したので、スタンド26の構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
また、図5に示すように、筐体12にスタンド26が取り付けられた状態では、スタンド26の軸受部52に収容部40に設けられた旋回軸42が嵌合されている。つまり、スタンド26は旋回軸42を支点として旋回軸42の周りを旋回可能である。また、本実施例において、収容部40は装置奥行き方向に沿って設けられている。そして、収容部40に収容されるスタンド26における自由端は、筐体12において操作部18が設けられた側、つまり装置前面側を向いており、スタンド26における軸受部52が設けられた側の端部は、装置背面側を向いている。
また、旋回軸42は載置面16に直交する方向に対して傾斜しているので、スタンド26を図8に示す収容部40に収容された状態から旋回軸42を支点に旋回させると、図10及び図11に示すように筐体12に対して傾斜しながら旋回することとなる。
ここで、図8に示す筐体12の収容部40にスタンド26が収容されている状態をスタンド26における第1の状態とし、図11に示すように筐体12を傾斜姿勢に保持する状態をスタンド26における第2の状態とする。尚、図4、図8及び図9に示すようにスタンド26が収容部40に収容された状態では、スタンド26は筐体12の裏面12aの一部を構成している。
つまり、本実施例ではスタンド26を収容部40に収容した第1の状態において、スタンド26は筐体12の裏面12aの一部を構成している。例えば、本実施例のように収容部40にスタンド26が収容された状態において、スタンド26が筐体12の裏面12aから突出する部位がないように構成する(図4参照)と、載置面16に直交する方向の寸法を小さくすることができるとともに筐体12を机等の設置面に載置面16が前記設置面に対して平行となるように置いたときの画像読取装置10の安定性を向上させることができる。さらに、スタンド26が筐体12の裏面12aから突出する部位がないので、スタンド26によって不意に引っ掛かりが生じることを抑制できる。
また、本実施例では、収容部40を画像読取部24の移動方向と交差する方向である装置幅方向において、案内部20を挟んで駆動機構22が移動する移動領域に対し反対側の領域に配置したので、スタンド26を収容する収容部40を筐体内に設けることができる。その結果、収容部40を筐体12の外側に配置する必要がないので画像読取装置10の装置寸法の小型化を図ることができる。
■■■スタンドの第1の状態と第2の状態との切換について■■■■
次いで、図8ないし図12を参照して筐体12に対するスタンド26の第1の状態と第2の状態との切換について説明する。図8において、画像読取装置10は、当該画像読取装置10を設置する設置面58に対して装置側面側の側面フレーム17cを下方にして傾斜した姿勢を取っている。この姿勢において、筐体12内の駆動機構22は案内部20に対して傾斜方向下方側に位置している。つまり、この姿勢においてスタンド26を収容する収容部40は案内部20に対して傾斜方向上方側に位置している。尚、図8、図10及び図11において画像読取装置10を傾斜させた姿勢におけるX軸方向を傾斜方向とする。
ここで、駆動機構22を案内部20に対して傾斜方向下方側に位置させた利点について説明する。例えば、駆動機構22を案内部20に対して傾斜方向上方側に位置させた場合では、駆動機構22は重力により案内部20に対して押し付けられた状態となる。具体的には、ラック30とピニオンギア36との噛み合いが深くなる。これにより、ラック30とピニオンギア36との間に生じる摩擦力が大きくなり、駆動機構22の駆動が円滑でなくなる。その結果、画像読取部24の装置奥行き方向(図8におけるY軸方向)への移動性が低下し、媒体の画像読み取りの品質の低下を招く虞がある。
そして、上記の構成に対し本実施例では、駆動機構22を案内部20に対して傾斜方向下方側に位置させている。筐体12を傾斜姿勢(図8、図10及び図11参照)にすると、駆動機構22は案内部20に対して傾斜方向下方側に位置しているので案内部20に設けられたラック30に対する駆動機構22のピニオンギア36の噛合距離を一定に維持することができる。これにより、案内部20に対する駆動機構22の駆動を円滑にすることができる。その結果、画像読取部24を装置奥行き方向(図8におけるY軸方向)に円滑に移動させることができるので、媒体の画像読み取りの品質の低下を抑制できる。
また、本実施例では筐体12を傾斜姿勢にした際、傾斜方向と交差する方向である装置奥行き方向(図8におけるY軸方向)に沿って延びている案内部20に対して駆動機構22の移動領域は傾斜方向下方側に位置しているので、傾斜姿勢における筐体12の重心を下方側に下げることができ、筐体12の傾斜姿勢における安定性を向上させることができる。
また、図9に示すように、スタンド26が収容部40に収容される第1の状態において、スタンド26の自由端側端部に設けられた被ロック部56の傾斜面56aは、収容部40においてスタンド26が収容された状態における自由端側に対応する位置に設けられた庇状のロック部50のフック50aと係合している。
ここで、スタンド26の被ロック部56は、載置面16に直交する方向において庇状のロック部50と収容部40の底面40aとの間に入り込んだ状態でロック部50によりロックされる。すなわち、被ロック部56は庇状のロック部50に潜り込んだ状態でロックされている。
また、この状態では、スタンド26を旋回軸42を支点にして図9における+X軸方向側に旋回させようとしてもロック部50のフック50aと被ロック部56の傾斜面56aとが係合しているので図9における+X軸方向側への旋回が規制される。さらに、被ロック部56は庇状のロック部50に潜り込んだ状態でロックされているので、載置面16に直交する方向におけるスタンド26の変位、つまりバタつきも規制される。
すなわち、本実施例において、収容部40にスタンド26が収容される際、被ロック部56が庇状のロック部50に潜り込んだ状態でスタンド26がロックされるので、スタンド26において旋回方向(図9における+X軸方向)の動きがロックされるだけでなく、載置面16と直交する方向の動きもロックされる。その結果、スタンド26が収容部40から旋回方向(図9における+X軸方向)に不用意に引き出されるのを抑制できるとともに載置面16と直交する方向におけるスタンド26の筐体12に対するバタつきを抑えることができる。
また、被ロック部56に対するロック部50のロックを解除するには、図9においてスタンド26を載置面16に直交する方向において載置面16側に押し込むとフック50aからスタンド26の傾斜面56aが離間し、係合状態が解除される。つまり、スタンド26における規制状態は解除されるので、スタンド26を図9における+X軸方向側に旋回させることができる。
そして、図10に示すように、スタンド26を収容部40から引き出し、旋回軸42の周りを図10における反時計周り方向に旋回させる。この際、旋回軸42は載置面16に直交する方向に対して傾斜して設けられているので、旋回するとともにスタンド26は筐体12の裏面12aに対して傾斜する。そして、スタンド26を旋回軸42の周りに90度以上旋回させると、スタンド26は第1規制部44及び第2規制部46から成る規制手段48により収容部40側への旋回を規制される第2の状態(図11参照)となる。
本実施例では、旋回軸42を載置面16と直交する方向(図11におけるZ軸方向)に対して傾斜させているので、旋回軸42を支点にスタンド26を筐体12に対して旋回させて使用状態である第2の状態とした際、載置面16と直交する方向(図11におけるZ軸方向)においてスタンド26の前記自由端側と筐体12の裏面との間の距離が大きくなる。つまり、筐体12を図11に示すように傾斜姿勢にした際、筐体12の設置面58における接地位置とスタンド26の設置面58における接地位置との間の距離を大きくすることができるので、筐体の12傾斜姿勢を安定させることができる。
<<<規制手段について>>>
ここで、図12(A)及び図12(B)を参照して第1規制部44及び第2規制部46から成る規制手段48について説明する。図6及び図12(A)に示すように第1規制部44は、収容部40の底面40aに形成され、案内面44aと、規制面44bとを備えている。
スタンド26を収容部40に収容された第1の状態から第2の状態に向けて旋回軸42を支点に旋回させると、板ばね部54の係合部54a(図7(B)及び図12(A)参照)は第1規制部44の案内面44aに沿って移動しつつ、スタンド26の上面26a側に撓む。そして、スタンド26を旋回軸42の周りに90度以上旋回させると、板ばね部54の係合部54aは案内面44aを乗り越えて、規制面44bと係合する。係合部54aと規制面44bとが係合すると、スタンド26における第2の状態から第1の状態への切換、つまり、図11における時計回り方向への旋回を規制する。
また、第2規制部46には、スタンド26が第2の状態となった際、スタンド26のサイドエッジ26cが乗り上げる。これにより、スタンド26における第2の状態において、スタンド26の上面26aと裏面26bとを結ぶ方向におけるスタンド26のバタつきを抑えることができる。また、サイドエッジ26cが第2規制部46に乗り上げることで、スタンド26には第2の状態から第1の状態へ切り換わる方向への旋回に対して抵抗を与えることができる。
つまり、本実施例では、第1規制部44及び第2規制部46から成る規制手段48は
スタンド26の第2の状態(図11参照)から第1の状態(図8参照)への切換を規制するので、スタンド26の第2の状態を維持することができる。したがって、スタンド26が第2の状態から第1の状態へと旋回してスタンド26の状態が切り換わることにより傾斜姿勢の筐体12が倒れることを低減、あるいは防止する。これにより、画像読取装置10の損傷を低減、あるいは防止することができる。
また、図11においてスタンド26が第2の状態にある際、スタンド26は傾斜姿勢の筐体12を支持している。この状態では、スタンド26に画像読取装置10の重量の一部が作用する。本実施例では、スタンド26を第1の状態から90度以上旋回させているので、第2の状態にあるスタンド26に作用する画像読取装置10の重量の一部は、スタンド26をさらに図11における時計回り方向に旋回させようと作用する。つまり、画像読取装置10の重量の一部は、スタンド26において第2の状態から第1の状態へと切り換わる方向と逆方向に作用する。
ここで、例えば、図11における装置奥行き方向において装置前面側(−Y軸方向側)から装置背面側(+Y軸方向側)へ筐体12を押す力が加わると、この力はスタンド26において第2の状態から第1の状態にスタンドを旋回させようと作用する。しかしながら、スタンド26には画像読取装置10の重量の一部が第2の状態から第1の状態へと切り換わる方向と逆方向に作用しているので、この力の抗力として作用する。その結果、スタンド26は第2の状態から第1の状態へスタンド26を切り換えようとする力に抗して第2の状態を保持することができる。これにより、スタンド26が第2の状態から第1の状態に切り換わることを低減、あるいは防止することができ、スタンド26の状態が不用意に切り換わることによる画像読取装置10の損傷を低減、あるいは防止することができる。
ここで、スタンド26を第2の状態から第1の状態に切り換える場合、ユーザーは設置面58に対して傾斜姿勢を取る筐体12を持ち上げ、あるいは筐体12の傾斜姿勢を変化させることによりスタンド26を設置面58から離間させる。そして、スタンド26に第2の状態から第1の状態へ切り換える方向に力を加える。
この際、スタンド26には筐体の重量が作用していないので、容易に第2規制部46とサイドエッジ26cとの係合状態が解除される。さらに、スタンド26に第2の状態から第1の状態へ切り換える方向に力を加えると、板ばね部54がスタンド26の上面26a側に撓み、第1規制部44の規制面44bと板ばね部54の係合部54aとの係合が解除される。
そして、スタンド26を第2の状態から第1の状態へ切り換える方向へ旋回させると、係合部54aは第1規制部44の案内面44aに沿って動き、板ばね部54の撓みは解消される。そして、スタンド26を収容部40に向けて旋回させながら押し込むと、被ロック部56がロック部50に潜り込んでロックされ、スタンド26の収容部40への収容が完了する。
つまり、本実施例では、スタンド26を筐体12に対して旋回させることにより、第1の状態と第2の状態とを切換可能に構成したので、スタンド26の操作性を向上させることができる。
<<<側面フレームの構造について>>>
また、図13には筐体12が傾斜姿勢にある際の傾斜方向下方側における筐体12の端部を示している。筐体12が傾斜姿勢を取る際、載置面16の傾斜方向下方側には側面フレーム17cが位置している。側面フレーム17cには、載置面16と当接する部分に案内面60が設けられている。案内面60は、載置面16に直交する方向に対して傾斜して設けられている。具体的には、案内面60は載置面16に近づくにつれて筐体12の外側に向けて傾くように構成されている。
すなわち、図13に示すように筐体12を傾斜した姿勢にした際、載置面16に媒体をセットすると媒体における傾斜方向下方側の端部は、案内面60と当接する。さらに媒体における傾斜方向下方側の端部は、案内面60により載置面16に当接する方向へ案内される。したがって、筐体12を傾斜姿勢とした際でも画像読取装置10の載置面16に媒体をセットし、媒体の画像や情報を読み取ることができる。つまり、画像読取装置10は、スタンド26により傾斜姿勢で維持された状態においても、使用することができる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、操作部18においてボタンやスイッチ等を押す入力方向は装置背面側に向かう方向に設定されている。つまり、前記入力方向は、スタンド26における第1の状態から第2の状態への切換方向(装置奥行き方向における+Y軸方向)に設定されている。この構成に代えて、操作部18における入力方向をスタンド26における第2の状態から第1の状態への切換方向(装置奥行き方向における−Y軸方向)に作用する方向に設定してもよい。言い換えると、図8において操作部18を収容部40に収容されたスタンド26の自由端側に配置した状態からスタンド26の回動軸側に配置した状態としてもよい。
このように構成すると、操作部18の前記入力方向は、スタンド26の第2の状態から第1の状態への切換方向(装置奥行き方向における−Y軸方向)に作用する方向となる。そして、図11に示すように筐体12を傾斜した姿勢において操作部18(この変更例では図11において操作部18が図11における装置背面側に配置され、カバー14の回動軸が装置前面側に配置されることとなる。)を操作した際、筐体12はスタンド26の第2の状態から第1の状態への切換方向(装置奥行き方向における−Y軸方向)に押される。
その結果、筐体12を押すことによりスタンド26にはスタンド26の自由端と設置面58との間の摩擦で生じる反力が第1の状態から第2の状態への切り換わる方向(装置奥行き方向における+Y軸方向)へ作用する。つまり、操作部18を操作すると、操作部18に入力された力はスタンド26を第1の状態から第2の状態へ切り換える方向に作用する。これにより、スタンド26の第2の状態が維持される。したがって、筐体12が傾斜した姿勢において操作部18を操作した際、筐体12が倒れることを抑制し、操作部18の操作性を向上させることができ、当該画像読取装置10の利便性を向上させることができる。
(2)本実施例において駆動機構22をラックピニオン機構(ラック30及びピニオンギア36)で構成したが、この構成に代えて画像読取部24に直線往復動作をさせる駆動機構としてもよい。そのような駆動機構の一例としてタイミングベルトを用いた駆動機構により構成してもよい。
(3)本実施例においては、スタンド26を収容部40に収容した第1の状態において、スタンド26は筐体12の裏面12aの一部を構成したが、この構成に代えて、スタンド26は筐体12の裏面12aの一部を構成せず、スタンド26は筐体12の裏面12aと比較して凹んだ状態で構成してもよい。
上記説明をまとめると、本実施例における画像読取装置10は、載置面16に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部24と、当該画像読取部24を往復移動可能に内部に設けた筐体12と、画像読取部24の移動方向である装置奥行き方向(Y軸方向)に沿って延び、当該装置奥行き方向に案内する案内部20と、画像読取部24に設けられ、案内部20に沿って画像読取部24を装置奥行き方向に移動させる駆動機構22と、筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て筐体12を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンド26とを備えている。
画像読取装置10において収容部40は、装置奥行き方向と交差する方向である装置幅方向において、駆動機構22が移動する領域に対し反対側の領域に配置されている。
また、画像読取装置10において筐体12が傾斜姿勢にある状態で、案内部20は、傾斜方向と交差する方向である装置奥行き方向に沿って延びているとともに、収容部40が駆動機構22の移動領域に対し上側に位置している。
また、画像読取装置10において、載置面16と直交する方向において、載置面16から収容部40の少なくとも一部の部位までの距離と、載置面16から駆動機構22の少なくとも一部の部位までの距離と、が同じである。また、スタンド26は旋回軸42を中心に旋回することにより、第1の状態と第2の状態とを切換可能である。そして、旋回軸42は載置面16と直交する方向に対して傾斜している。また、スタンド26は単一の部材として構成されている、
また、画像読取装置10において収容部40には庇状のロック部50が形成されている。また、スタンド26には被ロック部56が形成されている。スタンド26が収容部40に収容された状態において、被ロック部56はロック部50に潜り込んだ状態でスタンド26の旋回方向の動きがロックされる。
スタンド26は収容部40に収容された状態において、筐体12の裏面12aの一部を構成する。また、画像読取装置10はスタンド26の第2の状態から第1の状態への切換を規制する規制手段48を備えている。
収容部40は画像読取部24の移動方向である装置奥行き方向に沿って設けられている。スタンド26が第1の状態から第2の状態へ切り換わる際の旋回角度は90度以上である。
画像読取装置10は各種操作を行う操作部18を備えている。筐体12が傾斜姿勢にある際、操作部18に入力される力はスタンド26を第1の状態から第2の状態へ切り換える方向に作用する。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 画像読取装置、12 筐体、12a、26b 裏面、14 カバー、16 載置面、17a 前面フレーム、17b 背面フレーム、17c 側面フレーム、
17d 側面フレーム、18 操作部、20 案内部、22 駆動機構、
24 画像読取部、26 スタンド、26a 上面、26c サイドエッジ、
28 媒体押さえ部材、30 ラック、32 凸部、34 駆動モーター、
36 ピニオンギア、38 凹部、40 収容部、40a 底面、42 旋回軸、
44 第1規制部、44a、60 案内面、44b 規制面、46 第2規制部、
48 規制手段、50 ロック部、50a フック、52 軸受部、54 板ばね、
54a 係合部、56 被ロック部、56a 傾斜面、58 設置面

Claims (7)

  1. 載置面に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部を往復移動可能に内部に設けた筐体と、
    前記画像読取部の移動方向に沿って延び、前記画像読取部の移動を案内する案内部と、
    前記画像読取部に設けられ、前記案内部に沿って前記画像読取部を前記移動方向に移動させる駆動機構と、
    前記筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て前記筐体を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンドと、を備え、
    前記収容部は、前記画像読取部の前記移動方向と交差する方向において、前記駆動機構が移動する移動領域に対し、前記案内部を挟んで反対側の領域に配置されており、
    前記筐体が第2の状態である前記傾斜姿勢において、前記案内部は、傾斜方向と交差する方向に沿って延びているとともに、前記収容部が前記駆動機構の前記移動領域に対し、前記案内部を挟んで傾斜方向上方側に位置している、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 載置面に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部を往復移動可能に内部に設けた筐体と、
    前記画像読取部の移動方向に沿って延び、前記画像読取部の移動を案内する案内部と、
    前記画像読取部に設けられ、前記案内部に沿って前記画像読取部を前記移動方向に移動させる駆動機構と、
    前記筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て前記筐体を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンドと、を備え、
    前記収容部は、前記画像読取部の前記移動方向と交差する方向において、前記駆動機構が移動する移動領域に対し、前記案内部を挟んで反対側の領域に配置されており、
    前記載置面と直交する方向において、前記載置面から前記収容部の少なくとも一部の部位までの距離と、前記載置面から前記駆動機構の少なくとも一部の部位までの距離と、が同じである、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記載置面と直交する方向において、前記載置面から前記収容部の少なくとも一部の部位までの距離と、前記載置面から前記駆動機構の少なくとも一部の部位までの距離と、が同じである、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載の画像読取装置において、前記駆動機構はモーターを備えるとともに、前記画像読取部に取り付けられている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 載置面に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部を往復移動可能に内部に設けた筐体と、
    前記画像読取部の移動方向に沿って延び、前記画像読取部の移動を案内する案内部と、
    前記画像読取に取り付けられ、モーターを備えるとともに、前記案内部に沿って前記画像読取部を前記移動方向に移動させる駆動機構と、
    前記筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て前記筐体を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンドと、を備え、
    前記載置面と直交する方向において、前記載置面から前記収容部の一部の部位までの距離と、前記載置面から前記駆動機構の一部の部位までの距離と、が同じである、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 載置面に載置された媒体の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部を往復移動可能に内部に設けた筐体と、
    前記画像読取部の移動方向に沿って延び、前記画像読取部の移動を案内する案内部と、
    前記画像読取に取り付けられ、モーターを備えるとともに、前記案内部に沿って前記画像読取部を前記移動方向に移動させる駆動機構と、
    前記筐体に設けられた収容部に収容された第1の状態と前記収容部から出て前記筐体を傾斜姿勢に保持可能な第2の状態とを切換可能であるスタンドと、を備え、
    前記収容部は、前記画像読取部の前記移動方向と交差する方向おいて、前記駆動機構が移動する移動領域に対し、前記案内部を挟んで反対側の領域に配置されている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項5に記載の画像読取装置において、前記筐体が第2の状態である前記傾斜姿勢において、前記収容部が前記駆動機構の移動領域に対し、前記案内部を挟んで傾斜方向上方側に位置している、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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