JP5994414B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像読取装置及び画像形成装置に関する。
近年、紙媒体だけでなく、例えば写真のネガフィルム等の画像も読取可能な画像読取装置や、樹脂製で紙媒体よりも剛性が高いディスクメディア等に対しても画像を形成可能な画像形成装置が求められている。一方で、これらのフィルム等の画像を読み取ったり、ディスクメディアに画像を形成したりするに当たっては、紙媒体とは性状が異なることから、紙媒体に画像の形成を行う場合等とは異なる装置等が別途必要となる。
そこで、特許文献1に開示された画像形成装置は、ディスクメディアを載置可能なメディアトレイを付属部品として備えている。そして、ディスクメディアに対して画像を形成する際には、ディスクメディアを載置した状態でメディアトレイを画像形成装置内に挿入する。こうして、この画像形成装置では、紙媒体以外に、ディスクメディアに対しても画像を形成することが可能となっている。
特開2004‐42384号公報
しかし、付属部品は、紙媒体以外から画像を読み取ったり、紙媒体以外に画像を形成したりする場合にのみ使用される。このため、不使用時には付属部品を保管しておく必要がある。この点、上記従来のような画像形成装置では、付属部品を紛失することが懸念される他、保管時に付属部品が損傷することも懸念され、利便性が低い。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、安定した状態で付属部品を収容空間に保管でき、利便性が高い画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
前記原稿カバー及び前記揺動部材の少なくとも一方には、前記原稿カバーが前記第1位置と前記第2位置との間を変位する際、又は前記原稿カバーが前記第2位置に停止している状態で、前記付属部品を前記収容空間内に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする。
本発明の画像読取装置は揺動部材を備えており、この揺動部材と原稿カバーとの間に収容空間が形成される。そして、揺動部材が第3位置に変位することにより、揺動部材の他端側が原稿カバーから離間して間隙が形成される。これにより、この画像読取装置では、間隙を介して収容空間に付属部品を収容し、付属部品を画像読取装置内に保管することが可能となる。このように、この画像読取装置では、画像読取装置の載置場所と付属部品の保管場所とが同一となることから、付属部品の紛失を好適に防止することが可能である。
また、この画像読取装置では、原稿カバーが第1位置から第2位置へ向けて変位するに従って、揺動部材は自重によって第4位置から第3位置へ向けて変位する。そして、原稿カバーによって原稿載置面が覆われる、つまり、原稿カバーが第1位置となることで、揺動部材は原稿台によって押圧されて第4位置へ変位する。このように、この画像読取装置では、収容空間へ付属部品を収容するに当たって、使用者は揺動部材を操作する必要がない。つまり、原稿カバーを第1位置から第2位置に変位させることで、揺動部材を第3位置に変位させることができ、付属部品を収容できる状態とすることができる。また、付属部品を収容した後も原稿カバーを第1位置に変位させる操作を行うだけで揺動部材を第4位置に変位させることができることから、間隙を閉鎖するために揺動部材の操作を行う必要もない。その結果、本発明の画像読取装置では、付属部品の収容作業及びその保管が容易である。
さらに、この画像読取装置では、収容空間に付属部品を収容した状態で原稿カバーを第1位置から第2位置へ向けて変位させたり、第2位置のままで原稿カバーを停止させたりした場合であっても、保持手段が付属部品を収容空間内に保持する。このため、この画像読取装置では、例えば、原稿カバーを開いて原稿載置面を開放しても、付属部品が収容空間から落下したり、付属部品が収容空間を超えて移動した結果、原稿カバーと原稿台との間に挟まったりするような事態が生じ難く、保管時における付属部品の損傷を防止可能である。
したがって、本発明における画像読取装置は、安定した状態で付属部品を収容空間に保管でき、高い利便性を発揮する。
保持手段は、第1位置において、付属部品を他端側から一端側に向かって登り傾斜とさせることが好ましい。この場合、原稿カバーが第1位置にある場合に、付属部品は、収容空間内において他端側から一端側に向かって登り傾斜の姿勢となる。付属部品がこのような姿勢であれば、原稿カバーを第2位置に変位させた際に、収容空間を構成する原稿カバーや揺動部材が他端側から一端側へ下り傾斜をなす姿勢になっても、収容空間内の付属部品は、上記のように傾斜した原稿カバーや揺動部材と比較して、より水平に近い状態となる。これにより、この画像読取装置では、付属部品を収容空間内に精度良く収容しておくことができる。
上記の場合、保持手段は、揺動部材における一端側に設けられ、収容空間に収容される付属部品と当接可能に原稿カバーに向かって突出する突出部であり得る。この場合には、揺動部材における一端側で突出部が付属部品と当接することで、収容空間内において付属部品を他端側から一端側に向かって登り傾斜の姿勢に保持することができる。なお、揺動部材に設けられる突出部の数は、付属部品や揺動部材の形状等に応じて適宜設計することが可能である。
また、突出部は、揺動部材の他端側から一端側に向かって延び得る。そして、突出部の突出量は、揺動部材の他端側から一端側にかけて次第に大きくなっていることが好ましい。この場合、突出部上を他端側から一端側に滑らせつつ、付属部品を収容空間内に収容させること可能となり、付属部品を収容空間内に収容させ易くなる。また、収容空間内で突出部に沿って付属部品が収容されることで、収容空間内において、付属部品は自然に他端側から一端側に向かって登り傾斜の姿勢となる。
さらに、保持手段は、揺動部材における一端側に設けられ、揺動部材における他端側から一端側に向けて原稿カバーに近づくように傾斜する傾斜面であり得る。この場合も、収容空間内で傾斜面に沿って付属部品が移動することで、収容空間内において、付属部品は自然に他端側から一端側に向かって登り傾斜の姿勢となる。
上記のように、突出部や傾斜面と付属部品とが当接することにより、当該箇所には摩擦力が生じる。このため、この摩擦力を大きくし、収容空間に収容された付属部品が収容空間内を移動することを抑制することが好ましい。これは、例えば、突出部や傾斜面において付属部品と当接する箇所の面積が大きくなるように、突出部や傾斜面の形状を設計したり、突出部や傾斜面に摩擦力が大きくなる部材を設けたりすることで実現可能である。これにより、原稿カバーが第1位置と第2位置との間で繰り返し変位しても、収容空間に収容されている付属部品が収容空間内を移動することを抑制できる。
本発明の画像読取装置において、揺動部材は、原稿カバーが第1位置にある際に原稿を原稿載置面に向けて押圧可能な押圧部材であり得る。そして、押圧部材における原稿載置面側には弾性部材が設けられていることが好ましい。この場合、原稿の画像を読み取る際に、原稿が原稿載置面を移動したり、読み取った画像に不必要な影等が生じたりし難くなることから、原稿の画像の読み取り精度が高くなる。また、画像読取装置において有用な押圧部材を利用することで、専用の部材を用いること無く付属部品を収容する空間を形成できるため、装置の小型化に有効である。
また、揺動部材は、一端側から他端側に延びる一対の側壁面を有する矩形をなし得る。さらに、各側壁面には、係合部が設けられ得る。また、原稿カバーには、各係合部と係合しつつ、揺動部材の揺動方向に各係合部を摺動可能に案内する被係合部が設けられ得る。そして、各係合部は各側壁面における略中央に設けられていることが好ましい。
この場合、各係合部及び各被係合部が揺動部材の他端側から離れた位置に設けられる。このため、この画像読取装置では、各被係合部内において各係合部が摺動可能な距離を短くしても、揺動部材が第3位置に揺動した際に、揺動部材の他端側が大きく揺動し、原稿カバーと揺動部材の他端側との間に形成される間隙が大きくなる。このため、この画像読取装置では、各係合部及び各被係合部の小型化と付属部品の収容の容易化とを両立させることが可能となる。
さらに、原稿カバーにおける第1揺動軸心側の端部には、原稿載置面と交差する方向に延び、収容空間に収容される付属部品が当接可能な当接部が設けられていることが好ましい。この場合、保持部材に加えて、付属部品の挿入方向先端は当接部と当接することで、収容空間を超えて移動することが防止される。このため、この画像読取装置では、原稿カバーの第2位置への変位等に伴う、付属部品の収容空間からの落下等を好適に防止可能であるとともに、付属部品の損傷も防止可能となる。
揺動部材における他端側には、収容空間に付属部品を収容する際に付属部品を間隙に誘い込む誘い込み部が設けられていることが好ましい。この場合、間隙を介して収容空間に付属部品を収容し易くなることから、付属部品の収容作業が容易となる。
誘い込み部には、収容空間に付属部品を収容する際における挿入方向の上流側から下流側に向けて傾斜する案内面が形成され得る。そして、案内面は、挿入方向に沿って原稿カバーから離間するように傾斜し、原稿カバーが第1位置にある際、原稿カバーとの干渉を回避可能に形成されていることが好ましい。この場合、第1位置にある原稿カバーによって原稿載置面を確実に覆うことが可能となるとともに、原稿カバーと誘い込み部との干渉による原稿カバーや誘い込み部の損傷を防止することも可能となる。
本発明の画像読取装置において、揺動部材には、付属部品を突出部へ案内可能なガイド部が設けられ得る。また、ガイド部は、付属部品が収容空間に収容される際、付属部品の幅方向の外側で対向する位置に立設され得る。そして、突出部は、対向する一対のガイド部の内側に設けられていることが好ましい。
この場合、ガイド部によって、付属部品を突出部に導き易くなる。そして、対向する一対のガイド部の内側に突出部が設けられることから、ガイド部によって導かれた付属部品を確実性高く突出部と当接させることが可能となる。なお、ガイド部は一対以上設けられていれば良く、その数や形状等については、付属部品や揺動部材の形状等に応じて適宜設計することが可能である。
また、上記の場合、突出部は、対向する一対のガイド部からの距離が等しくなる位置に設けられていることが好ましい。この場合、付属部品の幅方向の一方に偏った状態で付属部品と突出部とが当接することがなく、収容空間内で付属部品を安定した状態で保持することが可能となる。
誘い込み部はガイド部に一体で形成されていることが好ましい。この場合には、画像読取装置の部品点数を削減することが可能となり、低コスト化を実現できる。
また、本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
前記原稿カバーにおける前記第1揺動軸心側の端部には、前記原稿載置面と交差する方向に延び、前記収容空間に収容される前記付属部品が当接可能な当接部が設けられ、
前記当接部は、前記収容空間に前記付属部品が収容された状態で前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位した際に、前記付属部品が前記揺動部材の前記一端側に移動することを防止し、
前記揺動部材には、前記収容空間に収容される前記付属部品を前記当接部に導く案内部が設けられていることを特徴とする。
この画像読取装置も上記の画像読取装置と同様、画像読取装置内へ付属部品を容易に保管することが可能である。
さらに、この画像読取装置では、原稿カバーにおける第1揺動軸心側の端部に当接部が設けられている。そして、収容空間に収容される付属部品と当接部とが当接することにより、付属部品を収容空間内で保持することが可能である。この際、この画像読取装置では、揺動部材に設けられた案内部によって、収容空間に収容される付属部品の挿入方向の先端側を当接部に導くことが可能となる。このため、この画像読取装置では、収容空間に収容される付属部品を確実に当接部と当接させることが可能となる。これにより、この画像読取装置も、収容空間に付属部品を収容した状態で原稿カバーを第1位置から第2位置へ向けて変位等させた際における収容空間からの付属部品の落下等を防止可能であり、付属部品の損傷も防止可能である。したがって、本発明の画像読取装置も安定した状態で付属部品を収容空間に保管でき、高い利便性を発揮できる。
案内部としては、上記の保持手段と同様の突出部や傾斜面等を採用することが可能である他、上記のガイド部を採用することも可能である。また、これらの突出部、傾斜面及びガイド部を適宜組み合わせて案内部とすることも可能である。
また、本発明の画像読取装置は、原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
前記原稿カバーが前記第1位置にある際、前記収容空間の前記一端側における高さ方向の間隔は、前記他端側よりも狭いことを特徴とする。
この画像読取装置も上記の各画像読取装置と同様、画像読取装置内へ付属部品を容易に保管することが可能ある。
また、この画像読取装置では、原稿カバーが第1位置にある際、収容空間の一端側における高さ方向の間隔が他端側よりも狭くなる。このため、原稿カバーを第2位置に変位させることで、収容空間を構成する原稿カバーや揺動部材が他端側から一端側へ下り傾斜をなす姿勢となった場合であっても、収容空間内に収容された付属部品は収容空間の一端側から収容空間を超えて収容空間や揺動部材の外部に移動し難くなる。これにより、この画像読取装置も、収容空間に付属部品を収容した状態で原稿カバーを第1位置から第2位置へ向けて変位等させた際における収容空間からの付属部品の落下等を防止可能あり、付属部品の損傷も防止可能である。したがって、本発明の画像読取装置も安定した状態で付属部品を収容空間に保管でき、高い利便性を発揮できる。
この画像読取装置において、例えば、揺動部材の一端側に上記の傾斜面を設けることで、原稿カバーが第1位置にある際に、収容空間の一端側における高さ方向の間隔を他端側よりも狭くすることが可能となる。また、このような傾斜面を設けた場合には、原稿カバーを第2位置に変位させた場合であっても、収容空間内における付属部品は水平に近い状態となる。このため、付属部品の収容空間から落下等をより好適に防止可能である。
本発明の画像形成装置は、原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、
被記録媒体に前記画像を形成する画像形成手段と、を備え、
前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
前記原稿カバー及び前記揺動部材の少なくとも一方には、前記収容空間内に位置し、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位する際に前記付属部品を前記収容空間内に保持する保持手段が設けられ、
前記付属部品は、前記被記録媒体が特定の性状を有する特定被記録媒体である場合に使用されるトレイであることを特徴とする。
この画像形成装置は、被記録媒体が特定の性状を有する特定被記録媒体である場合の画像形成おいて使用されるトレイを付属部品として備えていることから、画像形成手段によって画像を形成可能な被記録媒体の種類を多くすることが可能となる。ここで、特定被記録媒体とは、被記録媒体状のうちで、その材質、形状及び厚さ等が特定の性状を有している被記録媒体を指す。
また、この画像形成装置では、上記の画像読取装置と同様に、不使用時にトレイを原稿カバーと揺動部材との間に容易に保管することが可能である。さらに、トレイは保持手段によって収容空間内で保持されることから、この画像形成装置では、収容空間にトレイを収容した状態で原稿カバーを第1位置から第2位置へ向けて変位等させた場合であっても、収容空間からのトレイの落下等を防止可能であり、トレイの損傷を防止可能である。したがって、本発明の画像形成装置も安定した状態で付属部品を収容空間に保管でき、高い利便性を発揮できる。
実施例1の複合機を示す斜視図である。 実施例1の複合機に係り、メディアトレイを示す上面図である。 実施例1の複合機に係り、原稿カバー及び押圧部材等を示す背面からの斜視図である。 実施例1の複合機に係り、第1位置にある原稿カバー及び第4位置にある押圧部材等を示す部分断面側面図である。 実施例1の複合機に係り、第2位置にある原稿カバー及び第3位置にある押圧部材等を示す部分断面側面図である。 実施例1の複合機に係り、押圧部材を示す斜視図及び誘い込み部を示す拡大正面図である。 実施例1の複合機に係り、係合孔及び係合突起を示す断面図である。(A)は押圧部材が第3位置にある際の係合孔及び係合突起を示している。(B)は押圧部材が第4位置にある際の係合孔及び係合突起を示している。 実施例1の複合機に係り、メディアトレイの収容時を示す断面図である。 実施例1の複合機の一部及び比較例の複合機の一部を示す模式断面図である。(A)は、実施例1の複合機において、原稿カバーが第1位置にある状態を示している。(B)は、実施例1の複合機において、原稿カバーが第2位置にある状態を示している。(C)は、比較例の複合機において、原稿カバーが第1位置にある状態を示している。(D)は、比較例の複合機において、原稿カバーが第2位置にある状態を示している。 実施例2の複合機に係り、押圧部材及び誘い込み部を示す拡大正面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2及び比較例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に実施例1の複合機1を示す。複合機1は、画像読取装置及び画像形成装置として機能し、原稿の画像を読み取りが可能であるとともに、被記録媒体であるシート(紙媒体の用紙やOHPシート等)の他、特定被記録媒体であるディスクメディア(CD−R等)に対し、読み取った画像や他の画像を形成することが可能である。
この複合機1は、装置本体1Aと、装置本体1Aに対して揺動可能に取り付けられた原稿カバー3とを備えている。以下、実施例1及び実施例2では、複合機1について、使用者が操作する際の手前側を前方、奥側を後方とそれぞれ定義する。また、複合機1の前後方向の他、上下方向及び左右方向については、各図面中に適宜記載する。そして、原稿カバー3において、上下方向に移動可能な端部が本発明における一端側に相当し、原稿カバー3の揺動軸心M1側が本発明における他端側に相当している。
<装置本体の概説>
装置本体1Aの上部には原稿台5が設けられている。この原稿台5は、上面が原稿載置面7とされるガラス板5Aと、ガラス板5Aの周囲に設けられ、ガラス板5Aを支持する枠体5Bとを有している。また、ガラス板5Aの下方には、原稿載置面7に載置された原稿の画像を読み取るスキャナ部9が設けられている。原稿台5の下方には、紙媒体やディスクメディア等に対し、スキャナ部9によって読み取られた画像等を形成するプリンタ部11が設けられている。スキャナ部9及びプリンタ部11は、それぞれ本発明における読取手段及び画像形成手段の一例である。なお、スキャナ部9及びプリンタ部11は公知の構成と同様であり、これらについての詳細な説明を省略する。
また、装置本体1Aには、スキャナ部9やプリンタ部11を操作するための操作部1Bが設けられている他、シートを載置する給紙トレイ1Cや、画像が形成されたシートが排出される排出口1Dが設けられている。
<メディアトレイの説明>
複合機1は、図2に示すように、付属部品としてのメディアトレイ13を備えている。このメディアトレイ13は、プリンタ部11においてディスクメディアに対して画像を形成する際に用いられる。このメディアトレイ13は矩形の薄板状に形成されている。また、メディアトレイ13の表面13Aの略中央には、ディスクメディアを載置する載置部13Bが形成されている。さらに、メディアトレイ13の表面13Aの後端側には、複合機1や後述する収容空間29に対するメディアトレイ13の挿入方向を示す刻印13Cが形成されている。図3に示すように、メディアトレイ13の裏面13Dにも同様の刻印13Eが形成されている。
<原稿カバーの説明>
原稿カバー3は略矩形であり、平板状に形成された平面部3Aと、平面部3Aの周囲で下方(図1における原稿カバー3側から装置本体1A側に相当する。)に向かって延び、平面部3Aの4つの辺を囲む第1壁部3Bとを有している。この第1壁部3Bは、前後左右の4つの壁面により構成されている。また、原稿カバー3の後端側には、ヒンジ3C、3Dが形成されている。このヒンジ3C、3Dを介して原稿カバー3は装置本体1Aに取り付けられている。これにより、装置本体1Aの上部において、原稿カバー3の前端がヒンジ3C、3Dを支点として、第1揺動軸心M1周りで揺動可能となる。具体的には、図4に示すように、原稿カバー3が略水平の状態となり、原稿載置面7を覆う第1位置と、図5に示すように、原稿カバー3が前端側から後端側に向かって下り傾斜の状態となり、原稿載置面7を開放する第2位置とに変位する。
また、図3に示すように、第1壁部3Bの後端側には、原稿カバー3の平面部3Aの下方、すなわち、平面部3Aから直交する方向に延びる四つの当接部14が設けられている。これらの各当接部14は板状であり、第1壁部3Bの後壁面と一体に形成されている。
さらに、原稿カバー3の平面部3Aには、第1壁部3Bの内側で第1壁部3Bと同方向に延びる第2壁部3Eが形成されている。この第2壁部3Eも前後左右の4つの壁面により構成されている。第2壁部3Eのうち、左右に位置する壁面には、それぞれ係合孔3Fが形成されている。係合孔3Fは、本発明における被係合部の一例である。また、第2壁部3Eの前壁面には、平面部3Aに向かって凹む切欠き3Gが形成されている。図4に示すように、第2壁部3Eの後壁面にも同様の切欠き3Hが形成されている。
<押圧部材の説明>
図3に示すように、原稿カバー3には、押圧部材15が組み付けられている。押圧部材15は、第2壁部3Eを構成する4つの壁面の内側に配置されている。この押圧部材15は矩形の箱型に形成されており、平面部15Aと、平面部15Aの周囲から原稿カバー3の平面部3Aに向かって延びる第3壁部15Bとを有している。また、平面部15Aの下面(原稿載置面7と対向する面)には、本発明における弾性部材の一例であるスポンジ板17が貼着されている。このスポンジ板17は、図1に示すガラス板5Aとほぼ同形であり、原稿カバー3を第1位置とした際、ガラス板5Aと全域で当接する。
図6に示すように、第3壁部15Bは、平面部15Aの左右側で、押圧部材15の後端側から前端側に向かって延びる一対の側壁面150A、150Bを有している。また、第3壁部15Bは、押圧部材15の前端側に位置する前壁面150Cと、押圧部材15の後端側に位置する後壁面150Dとを有している。前壁面150C及び後壁面150Dの略中央には、切欠き150E、150Fがそれぞれ形成されている。
後壁面150Dには、先端が後方に向く爪部19A、19Bが立設されている。また、各側壁面150A、150Bには、それぞれ略中央で幅方向の外側に向かって突出する係合突起21A、21Bが形成されている。図7に示すように、各係合突起21A、21Bの先端には下向きに突出する係止片21Cが形成されている。
さらに、平面部15Aの上面には、図6に示すように、突出部23A、23Bと、ガイド部25A〜25Hとが形成されている。突出部23A、23Bは、本発明における案内部の一例である。なお、突出部23A、23Bのうちいずれか一方のみを形成しても良く、左右方向に三つ以上並べて形成しても良い。
各突出部23A、23Bは、平面部15Aの最後端側に位置し、幅を有するとともに、平面部15Aの上面から原稿カバー3に向って突出している(図4、5参照)。より詳細には、図6に示すように、各突出部23A、23Bは、平面部15Aにおける前後方向の中央よりもやや後端側から平面部15Aの最後端側に向かって延びており、各突出部23A、23Bの突出量は、最後端に向かって次第に大きくなっている。つまり、各突出部23A、23Bの形状は、左右方向から見た場合に前端側から後端側に向かって登り傾斜となる略直角三角形となっている。
各ガイド部25A〜25Hは、それぞれ平面部15Aの上面から原稿カバー3に向って突出する板状に形成されている。各ガイド部25A〜25Hは、平面部15Aの前端側から後端側にかけて、それぞれ直線状に整列して配置されている。各ガイド部25A〜25Hのうち、ガイド部25A〜25Dは平面部15Aの右側に配置されており、ガイド部25Aからガイド部25Dまで順に平面部15Aの後端側から前端側に向かって配置されている。また、ガイド部25E〜25Hは平面部15Aの左側に配置されており、ガイド部25Eからガイド部25Hまで順に平面部15Aの後端側から前端側に向かって配置されている。これらのガイド部25A〜25Dとガイド部25E〜25Hとは、上記のメディアトレイ13の幅方向よりもやや広い間隔を空けつつ、対向して配置されている。
また、上記の各突出部23A、23Bは、ガイド部25Aとガイド部25Eとの間に配置されており、突出部23Aとガイド部25Aとの距離と、突出部23Bとガイド部25Eとの距離とは等しくなっている。
さらに、ガイド部25C、25Gの内側には、補助ガイド部251、252がそれぞれ形成されている。補助ガイド部251は、ガイド部25Cの上方に形成されており、対向するガイド部25G側に向かって突出している。一方、補助ガイド部252は、ガイド部25Gの上方に形成されており、対向するガイド部25C側に向かって突出している。また、平面部15Aの前端側に位置するガイド部25D、25Hには、それぞれ誘い込み部27A、27Bが一体で形成されている。
図3に示すように、各誘い込み部27A、27Bは、それぞれ上記の切欠き150E内に位置している。各誘い込み部27A、27Bは、垂直方向の断面が略L字形状とされている。誘い込み部27Aは、前端側から後端側にかけて下り傾斜となるように形成された上面271Aと、上面271Aから下方に向かって延びる案内面272Aとを有している。誘い込み部27Bも同様に、上面272Aと案内面272Bとを有している。
図3に示すように、各誘い込み部27A、27Bは、前辺150C(第3壁部15B)よりも前端側に向かって揺動部材15から突出するように形成されている。また、各案内面272A、272Bは、前端側から後端側(メディアトレイ13の挿入方向の上流側から下流側に相当する。)にかけて傾斜するように形成されている。
この押圧部材15と原稿カバー3との組み付けは以下のように行う。まず、図6に示すように、後壁面150Dに形成された各爪部19A、19Bについて、それぞれ図3に示す原稿カバー3の第2壁部3Eに係止させる。より詳細には、第2壁部3Eに形成された係止部(図示略)に対して、各爪部19A、19Bを係止させる。次に、図7に示すように、係合突起21A、21Bをそれぞれ係合孔3Fに挿通させ、係合突起21A、21Bを係合孔3F内で摺動可能な状態で係止させる。これにより、押圧部材15と原稿カバー3との組み付けが完了する。
原稿カバー3に押圧部材15を組み付けることにより、図4に示すように、原稿カバー3と押圧部材15との間には、メディアトレイ13を収容可能な収容空間29が形成される。上記の各突出部23A、23B及びガイド部25A〜25Hは、この収容空間29内に位置している。このように各突出部23A、23Bが設けられることにより、原稿カバー3が第1位置にある際、収容空間29の後端側における高さ方向の間隔は、各突出部23A、23Bが形成された位置において、前端側よりも狭くなっている。また、原稿カバー3に押圧部材15を組み付けることで、第2壁部3Eにおける切欠き3G、3Hと、第3壁部15Bにおける切欠き150E、150Fとがそれぞれ対向する。これにより、上記の誘い込み部27A、27Bは、切欠き3Gと切欠き150Eとの間に位置する。
さらに、押圧部材15は、その後端側(爪部19A、19Bと第2壁部3Eとの係止位置)を支点として、前端側が原稿カバー3に対して第2揺動軸心M2周りで揺動可能となる。具体的には、押圧部材15は、図5に示すように、その前端側が原稿カバー3から離間する第3位置と、図4に示すように、前端側が原稿カバー3に近接する第4位置とに変位する。なお、図3に示すように、第2揺動軸心M2は第1揺動軸心M1と平行である。
この押圧部材15における第4位置から第3位置への変位(図5参照)は、原稿カバー3が第1位置から第2位置へ変位すること(原稿カバー3をそのまま第2位置で維持させる場合を含む。)に従って、自重により行われる。この際、図7の(A)に示すように、係合突起21A、21Bは、同図の白色矢印で示す押圧部材15の揺動方向で、係合孔3F内を下方に向かって摺動する。
また、図4に示すように、原稿カバー3が第2位置から第1位置へ変位すること(原稿カバー3を第1位置で維持させる場合を含む)により、押圧部材15は原稿台5と当接して押圧される。これにより、押圧部材15は第4位置から第3位置へ変位する。この際、図7の(B)に示すように、係合突起21A、21Bは、同図の白色矢印で示す押圧部材15の揺動方向で、係合孔3F内を上方に向かって摺動する。
図5に示すように、押圧部材15が第3位置に変位し、押圧部材15の前端側が原稿カバー3から離間することで、第2壁部3Eにおける切欠き3Gと、第3壁部15Bにおける切欠き150Eとが離間する。これにより、第2壁部3Eと第3壁部15Bとの間(切欠き3Gと切欠き150Eとの間)には、収容空間29と収容空間29の外部と連通する間隙31が形成される。そして、図4に示すように、押圧部材15が第4位置に変位し、押圧部材15の前端側が原稿カバー3に近接することで、上記の間隙31は閉鎖される。
<画像読取動作及び画像形成動作の概説>
この複合機1では、以下のようにして画像読取動作及び画像形成動作を行う。画像読取動作を開始させるに当たり、使用者は、原稿カバー3を揺動させ、図4に示す第1位置から図5に示す第2位置に変位させる。次に、使用者は、原稿載置面7に原稿を載置し、原稿カバー3を再び揺動させ、図4に示す第1位置に変位させる。そして、使用者が操作部1Bにおいて所定の操作を行う。これにより、スキャナ部9により原稿の画像の読み取りが行われる。ここで、スキャナ部9により読み取られた画像をシートやディスクメディアに形成する、いわゆるコピーの場合には、続いて以下のようにプリンタ部11により画像の形成動作が行われる。
プリンタ部11において、上記の画像が形成される対象がシートである場合には、給紙トレイ1C内に載置されたシートがプリンタ部11に搬送され、画像が形成される。画像が形成されたシートは、排出口1Dから排出され、シートに対する画像形成動作が完了する。
他方、上記の画像が形成される対象がディスクメディアである場合には、図2に示すメディアトレイ13が使用される。使用者は、このメディアトレイ13の載置部13Bにディスクメディアを載置する。この状態で、メディアトレイ13を複合機1の所定の位置に挿入する。これにより、ディスクメディアに対して画像の形成が行われる。その後、複合機1からメディアトレイ13を引き出してディスクメディアを回収することで、ディスクメディアに対する画像形成動作が完了する。なお、ここでは、スキャナ部9によって読み取られた画像をシートやディスクメディアに形成する場合を説明しているが、スキャナ部9によって読み取られた画像以外の画像をシート等に形成する場合もほぼ同様に行われる。
ここで、この複合機1は押圧部材15を備えており、この押圧部材15と原稿カバー3との間に収容空間29が形成されている。そして、図5に示すように、原稿カバー3が第2位置に変位し、押圧部材15が第3位置に変位することによって形成された間隙31を介し、図8に示すように、収容空間29内にはメディアトレイ13を収容することが可能となっている。つまり、この複合機1では、メディアトレイ13を複合機1内に保管することが可能となっている。このように、この複合機1では、複合機1の載置場所とメディアトレイ13の保管場所とが同一となることから、メディアトレイ13の紛失を好適に防止することが可能となっている。
また、この複合機1では、原稿カバー3が第1位置から第2位置へ向けて変位するに従って、押圧部材15は自重によって第4位置から第3位置へ向けて変位する。そして、原稿カバー3が第1位置となることで、押圧部材15は原稿台5によって押圧されて第4位置へ変位する。このため、この複合機1では、収容空間29へメディアトレイ13を収容するに当たって、使用者は押圧部材15を操作する必要がない。つまり、図5に示すように、原稿カバー3を第1位置から第2位置に変位させることで、押圧部材15を第3位置に変位させることができ、メディアトレイ13を収容できる状態とすることができる。また、メディアトレイ13を収容した後も原稿カバー3を第1位置に変位させる操作を行うだけで押圧部材15を第4位置に変位させることができることから、間隙31を閉鎖するために押圧部材15の操作を行う必要もない(図4参照)。このため、この複合機1では、メディアトレイ13の収容作業及びその保管が容易となっている。
特に、この複合機1では、図8に示すように、メディアトレイ13の前後方向の長さは、押圧部材15の前後方向よりも長く形成されている。このため、メディアトレイ13はその後端側が収容空間29の後端側からはみ出した状態で収容されることとなる。具体的には、図4に示すように、メディアトレイ13の後端は、第2壁部3Eにおける切欠き3Gと、第3壁部15Bにおける切欠き150Fとの間から原稿カバー3の後端に向かって突出する。そして、このメディアトレイ13の後端は、各当接部14と当接する。これにより、この複合機1では、収容空間29にメディアトレイ13を収容した状態で原稿カバー3を第1位置から第2位置へ向けて変位させたり、第2位置のままで原稿カバー3を停止させたりした場合であっても、メディアトレイ13が押圧部材15の後端側に移動することが防止され、メディアトレイ13が収容空間29から落下し難くなっている。また同様に、メディアトレイ13が収容空間29を超えて移動した結果、原稿カバー3と原稿台5との間に挟まるような事態も生じ難くなっている。このため、この複合機1では、保管時におけるメディアトレイ13の損傷を防止できる。
さらに、図6に示すように、押圧部材15における平面部15Aの後端側には突出部23A、23Bが形成されている。これにより、収容空間29に収容されるメディアトレイ13の後端は、各突出部23A、23B上を他端側から一端側に滑ることにより、各突出部23A、23Bによって原稿カバー3の平面部3A側に持ち上げられた状態で、各当接部14へ確実に導かれることとなる。
ここで、各突出部23A、23Bは、平面部15Aの中央部よりもやや後端側から平面部15Aの最後端に向かって延び、かつ、その突出量は、最後端に向かって次第に大きくなる略直角三角形である。さらに、平面部25Aには、各ガイド部25A〜25Hが形成されている。そして、各突出部23A、23Bは、対向する一対のガイド部25A、25Eの間に形成され、突出部23Aからガイド部25Aまでの距離と、突出部23からガイド部25Eまでの距離とは等しくなっている。
これらのため、間隙31からメディアトレイ13を収容空間29に収容させる際、図8に示すように、メディアトレイ13は各ガイド部25A〜25Hに案内されつつ、各突出部23A、23Bに導かれる。この間、各ガイド部25A〜25Hによる幅方向の規制だけでなく、ガイド部25C、25Gに形成された補助ガイド部251、252により、高さ方向の規制も行われる。そして、各突出部23A、23Bに導かれたメディアトレイ13は、略直角三角形に傾斜する各突出部23A、23Bの形状により、各突出部23A、23Bと好適に当接する。このため、この複合機1では、収容空間29に収容されるメディアトレイ13の後端を精度良く各当接部14と当接させることが可能となっている。
そして、各突出部23A、23Bに当接することにより、図4に示すように、原稿カバー3が第1位置にある場合、メディアトレイ13は、収容空間29内において前端側から後端側に向かって登り傾斜の姿勢を自然に取ることになる。これにより、この複合機1では、次のような効果を発揮する。以下、図9を基に比較例と対比しつつ、具体的に説明する。
図9(C)に示す比較例の複合機ように、各突出部23A、23Bを設けずに構成することにより、原稿カバー3が第1位置にある場合、原稿カバー3とメディアトレイ13と押圧部材15とが平行な状態となる。また、この際、メディアトレイ13の後端は当接部14の下端で当接する。そして、比較例の複合機では、図9(D)に示すように、原稿カバー3を第2位置に変位させれば、収容空間29内のメディアトレイ13は、原稿カバー3や押圧部材15とほぼ同様の角度で傾斜することとなる。この場合における水平線HLに対するメディアトレイ13の傾斜角度はθ2となる。
このように、メディアトレイ13の傾斜角度が大きくなることで、比較例の複合機では、原稿カバー3を第2位置に変位させれば、メディアトレイ13が後端側に向かって滑ろうとする力が強くなる。このため、比較例の複合機では、メディアトレイ13と各当接部14との当接が解除され、メディアトレイ13が収容空間29の後端側に向かって移動し、メディアトレイ13が収容空間29(押圧部材15の後端)から落下する等のおそれがある。
これに対し、実施例1の複合機1では、図9(A)に示すように、実施例1の複合機1では、原稿カバー3が第1位置にある場合において、メディアトレイ13が収容空間29内で前端側から後端側に向かって登り傾斜の姿勢となる。また、メディアトレイ13の後端は当接部14の上端に近い位置で当接する。ここで、実施例1の複合機1においても、図9(B)に示すように、原稿カバー3を第2位置に変位させた際に、収容空間29を構成する原稿カバー3や押圧部材15が前端側から後端側へ下り傾斜をなす姿勢となる。しかし、実施例1の複合機1では、このように、原稿カバー3や押圧部材15が前端側から後端側へ下り傾斜をなす姿勢になっても、収容空間29内のメディアトレイ13は、上記のように傾斜した原稿カバー3や押圧部材15と比較して、より水平に近い状態となる。この場合における水平線HLに対するメディアトレイ13の傾斜角度はθ1となり、図9(D)に示す比較例におけるメディアトレイ13の傾斜角度θ2よりも小さい。
このようにメディアトレイ13の傾斜角度が小さければ、原稿カバー3を第2位置に変位させる際に、メディアトレイ13が後端側に向かって滑ろうとする力も小さくなる。さらに、メディアトレイ13の後端は、当接部14の上端に近い位置で当接している。これにより、実施例1の複合機1では、メディアトレイ13と各当接部14との当接が解除され難い。このため、実施例1の複合機1では、メディアトレイ13が収容空間29から落下する等の事態が生じ難い。
また、図6に示すように、各突出部23A、23は、一定の厚みを持って形成されていることから、各突出部23A、23とメディアトレイ13とが当接する箇所の面積が大きくなっており、摩擦力が大きくなっている。このため、この複合機1では、収容空間29に収容されたメディアトレイ13が収容空間29内を移動することが抑制されている。同様に、この複合機1では、原稿カバー3が第1位置と第2位置との間で繰り返し変位しても、収容空間29に収容されているメディアトレイ13が収容空間29内を移動することも抑制されている。また、上記のように原稿カバー3が第1位置となり、押圧部材15が第4位置となることで、間隙31が閉鎖される。このため、原稿カバー3が第1位置にある際に、メディアトレイ13が間隙31から収容空間29の外部に移動することもない。
さらに、実施例1の複合機1では、押圧部材15やスポンジ板17により、原稿カバーが第1位置にある際に原稿を原稿載置面7に向けて押圧可能となっている。このため、この複合機1では、原稿の画像を読み取る際に、原稿が原稿載置面7を移動したり、読み取った画像に不必要な影等が生じたりし難くいことから、原稿の画像の読み取り精度が高くなっている。また、複合機1において有用な押圧部材15を利用することで、専用の部材を用いること無くメディアトレイ13を収容する収容空間29を形成していることから、小型化を実現している。
また、実施例1の複合機1では、各係合突起21A、21B及び係合孔3Fを押圧部材15の後端側から離れた位置に設けられている。これにより、この複合機1では、図7に示すように、各係合孔3F内において各係合突起21A、21Bがそれぞれ摺動可能な距離が短くても、押圧部材15が第3位置に揺動した際に押圧部材15の前端側が大きく揺動し、間隙31が大きく形成される。このため、この複合機1では、各係合突起21A、21B及び係合孔3Fの小型化と、メディアトレイ13の収容の容易化とを両立させている。
さらに、実施例1の複合機1では、ガイド部25D、25Hにそれぞれ一体で形成された誘い込み部27A、27Bによって、この複合機1では、間隙31を介して収容空間29にメディアトレイ13を収容し易くなっており、メディアトレイ13の保管が容易となっている。
また、実施例1の複合機1では、各誘い込み部27A、27Bにおける案内面272A、272Bが前端側から後端側にかけて傾斜するように形成されている。このため、間隙31に対して各誘い込み部27A、27Bによりメディアトレイ13を挿入し易くなっている。さらに、この複合機1では、原稿カバー3が第1位置にある際に、各案内面272A、272Bが第2壁部3E等と干渉することが回避されている。これにより、この複合機1では、第1位置にある原稿カバー3によって、原稿載置面7を確実に覆うことが可能となっているとともに、干渉による原稿カバー3や各誘い込み部27A、27Bの損傷が防止されている。
したがって、実施例1の複合機1は、安定した状態でメディアトレイ13を収容空間29に保管でき、高い利便性を発揮する。
(実施例2)
実施例2では、実施例1における押圧部材15に換え、図10に示す押圧部材16を採用している。この押圧部材16は、平面部16A及び第3壁部16Bを有している。この平面部16Aの上面には、傾斜面23Cが形成されている。この傾斜面23Cも案内部の一例である。
傾斜面23Cは、平面部16Aの最後端に位置し、メディアトレイ13の幅方向の長さとほぼ同じ幅を有して、上面部16Aの上面から原稿カバー3に向って突出している。より詳細には、傾斜面23Cは、平面部16Aの中央部よりもやや後端側から平面部16Aの最後端に向かって延びており、傾斜面23Cの突出量は、最後端に向かって次第に大きくなっている。なお、平面部16Aの全体が前端から後端に向かって登り傾斜となるように平面部16Aを形成し、平面部16Aの全体を傾斜面23Cとして構成しても良い。この押圧部材16における他の構成は実施例1における押圧部材15と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
この押圧部材16を原稿カバー3に組み付けることにより、係止面23Cが収容空間29内に位置する。このため、実施例1と同様、原稿カバー3が第1位置にある際、収容空間29の後端側における高さ方向の間隔は、前端側よりも狭くなっている。
この押圧部材16を採用することで、収容空間29に収容されるメディアトレイ13の後端は、傾斜面23Cによって、原稿カバー3の平面部3A側に持ち上げられつつ、各当接部14へ確実に導かれることとなる。そして、この傾斜面3Cにより、原稿カバー3が第1位置にある場合に、メディアトレイ13は、収容空間29内において前端側から後端側に向かって登り傾斜の姿勢を自然に取ることになる。実施例2の複合機1における他の作用効果は実施例1と同様である。したがって、実施例2の複合機1もメディアトレイ13を備えつつ、高い利便性を発揮する。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、本発明では、押圧部材15、16の前後方向よりも短く形成された付属部品、すなわち、収容時に収容空間29内に全て収まる付属部品を収容空間29に収容しても良い。このような場合、各突出部23A、23B及び傾斜面23Cは、保持部材として機能する。これにより、収容空間29に上記の付属部品を収容した状態で原稿カバー3を第1位置から第2位置へ向けて変位させたり、第2位置のままで原稿カバー3を停止させたりした場合であっても、各突出部23A、23B及び傾斜面23Cによって、付属部品を収容空間29内で保持することが可能となる。このため、押圧部材15、16の前後方向よりも短く形成された付属部品を収容空間29に収容した場合であっても、その付属部品が収容空間29から落下したり、原稿カバー3と原稿台5との間に挟まったりするような事態が生じ難くなる。
また、第2壁部3Eに押圧部材15、16側に向かって突出する係合突起21A、21Bを設けるとともに、各側壁面150A、150Bに各係合孔3Fを設ける構成としても良い。この場合、係合突起21A、21Bが被係合部とされ、各係合孔3Fが係合部とされる。
さらに、各突出部23A、23B及び傾斜面23C以外にも、保持手段としては、種々の手段を採用可能である。例えば、収容空間29内に配置される滑り止めマット、収容空間29内でメディアトレイ13を係止可能な係止部材等を採用することが可能である。また、収容空間29内に磁石を設けるとともに、メディアトレイ13を磁着可能に構成し、収容空間29内でメディアトレイ13と磁石とを磁着させてメディアトレイ13の保持を行っても良い。
さらに、原稿カバー3と押圧部材15との間に形成される収容空間29が、図9(A)に示されるように、前端側に対して後端側が狭くなるように形成するに当たり、各突出部23A、23B及び傾斜面23Cやその形状に限らず、他の形状、他の手段を用いても良い。
本発明は画像読取装置又は画像形成装置等に利用可能である。
1…画像読取装置、画像形成装置(複合機)、7…原稿載置面、5…原稿台、9…読取手段(スキャナ部)、M1…第1揺動軸心、3…原稿カバー、M2…第2揺動軸心、15…押圧部材(揺動部材)、13…付属部品(メディアトレイ)29…収容空間、31…間隙、23A、23C…突出部(案内部材)、23C…傾斜面(案内部材)、17…弾性部材(スポンジ板)、150A、150B…側壁面、21A、21B…係合部(係合突起)、3F…被係合部(係合孔)、3H…当接部、27A、27B…誘い込み部、272A、272B…案内面、25A〜25H…ガイド部、11…画像形成手段(プリンタ部)

Claims (16)

  1. 原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
    前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
    前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
    前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
    前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
    前記原稿カバー及び前記揺動部材の少なくとも一方には、前記原稿カバーが前記第1位置と前記第2位置との間を変位する際、又は前記原稿カバーが前記第2位置に停止している状態で、前記付属部品を前記収容空間内に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記保持手段は、前記第1位置において、前記付属部品を前記他端側から前記一端側に向かって登り傾斜とさせる請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記保持手段は、前記揺動部材における前記一端側に設けられ、前記収容空間に収容される前記付属部品と当接可能に前記原稿カバーに向かって突出する突出部である請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記突出部は、前記揺動部材の前記他端側から前記一端側に向かって延び、
    前記突出部の突出量は、前記揺動部材の前記他端側から前記一端側にかけて次第に大きくなっている請求項3項記載の画像読取装置。
  5. 前記保持手段は、前記揺動部材における前記一端側に設けられ、前記揺動部材における前記他端側から前記一端側に向けて前記原稿カバーに近づくように傾斜する傾斜面である請求項2記載の画像読取装置。
  6. 前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置にある際に前記原稿を前記原稿載置面に向けて押圧可能な押圧部材であり、
    前記押圧部材における前記原稿載置面側には弾性部材が設けられている請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像読取装置。
  7. 前記揺動部材は、前記一端側から前記他端側に延びる一対の側壁面を有する矩形をなし、
    前記各側壁面には、係合部が設けられ、
    前記原稿カバーには、各前記係合部と係合しつつ、前記揺動部材の揺動方向に各前記係合部を摺動可能に案内する被係合部が設けられ、
    各前記係合部は各前記側壁面における略中央に設けられている請求項1乃至6のいずれか1項記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿カバーにおける前記第1揺動軸心側の端部には、前記原稿載置面と交差する方向に延び、前記収容空間に収容される前記付属部品が当接可能な当接部が設けられている請求項1乃至7のいずれか1項記載の画像読取装置。
  9. 前記揺動部材における前記他端側には、前記収容空間に前記付属部品を収容する際に前記付属部品を前記間隙に誘い込む誘い込み部が設けられている請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像読取装置。
  10. 前記誘い込み部には、前記収容空間に前記付属部品を収容する際における挿入方向の上流側から下流側に向けて傾斜する案内面が形成され、
    前記案内面は、前記挿入方向に沿って前記原稿カバーから離間するように傾斜し、前記原稿カバーが前記第1位置にある際、前記原稿カバーとの干渉を回避可能に形成されている請求項9記載の画像読取装置。
  11. 前記保持手段は、前記揺動部材における前記一端側に設けられ、前記収容空間に収容される前記付属部品と当接可能に前記原稿カバーに向かって突出する突出部であり、
    前記揺動部材には、前記付属部品を前記突出部へ案内可能なガイド部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記付属部品が前記収容空間に収容される際、前記付属部品の幅方向の外側で対向する位置に立設され、
    前記突出部は、対向する一対の前記ガイド部の内側に設けられている請求項3、4及び6乃至10のいずれか1項記載の画像読取装置。
  12. 前記突出部は、対向する一対の前記ガイド部からの距離が等しくなる位置に設けられている請求項11記載の画像読取装置。
  13. 前記揺動部材における前記他端側には、前記収容空間に前記付属部品を収容する際に前記付属部品を前記間隙に誘い込む誘い込み部が設けられ、
    前記誘い込み部は前記ガイド部に一体で形成されている請求項11又は12記載の画像読取装置。
  14. 稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
    前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
    前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
    前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
    前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
    前記原稿カバーにおける前記第1揺動軸心側の端部には、前記原稿載置面と交差する方向に延び、前記収容空間に収容される前記付属部品が当接可能な当接部が設けられ、
    前記当接部は、前記収容空間に前記付属部品が収容された状態で前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位した際に、前記付属部品が前記揺動部材の前記一端側に移動することを防止し、
    前記揺動部材には、前記収容空間に収容される前記付属部品を前記当接部に導く案内部が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  15. 原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
    前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
    前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、を備え、
    前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
    前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
    前記原稿カバーが前記第1位置にある際、前記収容空間の前記一端側における高さ方向の間隔は、前記他端側よりも狭いことを特徴とする画像読取装置。
  16. 原稿が載置される原稿載置面を有する原稿台と、
    前記原稿載置面に載置された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記原稿台の一端側に位置する第1揺動軸心周りで揺動可能な原稿カバーと、
    前記原稿カバーに支持され、前記第1揺動軸心と平行な第2揺動軸心周りで揺動可能な揺動部材と、
    被記録媒体に前記画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    前記原稿カバーと前記揺動部材との間には付属部品を収容可能な収容空間が形成され、
    前記原稿カバーは、前記第1揺動軸心周りで揺動することにより、前記原稿載置面を覆う第1位置と、前記原稿載置面を開放する第2位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、他端側が前記第2揺動軸心周りで揺動することにより、前記他端側が前記原稿カバーから離間して前記原稿カバーと自己との間に前記収容空間と外部とを連通する間隙を形成する第3位置と、前記他端側が前記原稿カバーに近接して前記間隙を閉鎖する第4位置との間で変位し、
    前記揺動部材は、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位するに従って、自重により前記第4位置から前記第3位置へ向けて変位し、
    前記原稿カバー及び前記揺動部材の少なくとも一方には、前記収容空間内に位置し、前記原稿カバーが前記第1位置から前記第2位置へ向けて変位する際に前記付属部品を前記収容空間内に保持する保持手段が設けられ、
    前記付属部品は、前記被記録媒体が特定の性状を有する特定被記録媒体である場合に使用されるトレイであることを特徴とする画像形成装置。
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