JP2014153674A - 原稿読取装置及び記録装置 - Google Patents

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秀峰 河田
Yoshiyuki Okazawa
善行 岡澤
Toshio Miyake
俊生 三宅
Masashi Furuyama
将史 古山
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Abstract

【課題】変形可能なカバーを有する原稿読取装置において、原稿押さえ部材の平坦性を維持し、また小さい操作力でカバーを変形させることを可能とする。
【解決手段】原稿読取装置は原稿を載置する原稿載置面と、回動軸を中心に回動することにより原稿載置面を開閉するとともに、回動軸から離れた端部である自由端と回動軸との間の領域で原稿載置面側に凸となる曲げ変形が可能なカバーと、カバーの内面に設けられ、カバーの曲げ変形領域を含みカバーの内面に沿って拡がる形態を成し、少なくとも曲げ変形領域より回動軸の側の第1端部、及び曲げ変形領域より自由端の側の第2端部においてカバーに連結される原稿押さえ部材とを備える。原稿押さえ部材は、第1端部及び第2端部の少なくともいずれか一方が、カバーの曲げ変形に応じてカバーの内面に対し相対的に変位可能に連結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿読取装置及びこれを備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
スキャナーと呼ばれる原稿読取装置においては、原稿を載置する原稿載置面に対してカバーが開閉可能に設けられている。そしてさらに、カバーは、原稿載置面にセットされた原稿を押さえるクッション材(原稿押さえ部材)を備えている(特許文献1〜5)。
特開昭61−252543号公報 特開昭59−166936号公報 実開昭63−164742号公報 特開平09−54373号公報 特開2000−137302号公報
クッション材は原稿の形状に追従可能な柔軟性を有することに加え、特に薄手の原稿を効果的に押さえる観点で、長期に渡って平坦性が失われないことが好ましい。しかしながら特許文献1〜3記載のクッション材は使用に際して変形することを前提に設けられており、長期に渡る平坦性の確保の観点からは好ましいとは言い難い。
一方、特許文献4、5に示される様に、開閉可能なカバーには使用時の便宜を考慮して途中で折れ曲がりが可能に構成されたものもある。しかしながらこの様なカバーにクッション材を設けると、カバーの変形に追従してクッション材も顕著に折れ曲がる。特にカバーをクッション材の側とは反対側(外方向)に曲げた際には折れ曲がり部分でクッション材が潰れ、容易に癖がつき、当該クッション材の平坦性が容易に損なわれる虞がある。加えて、クッション材の変形により、操作者がカバーを折り曲げる際に操作者に大きな抵抗感を与えてしまうことになる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は変形可能なカバーを有する原稿読取装置において、原稿押さえ部材の平坦性を維持し、また小さい操作力でカバーを変形させることを可能とすることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の原稿読取装置は、原稿を載置する原稿載置面と、回動軸を中心に回動することにより前記原稿載置面を開閉するとともに、前記回動軸から離れた端部である自由端と前記回動軸との間の領域で前記原稿載置面側に凸となる曲げ変形が可能なカバーと、前記カバーの内面に設けられ、前記カバーの曲げ変形領域を含み前記カバーの内面に沿って拡がる形態を成し、少なくとも前記曲げ変形領域より前記回動軸の側の第1端部、及び前記曲げ変形領域より前記自由端の側の第2端部において前記カバーに連結される原稿押さえ部材と、を備え、前記原稿押さえ部材は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくともいずれか一方が、前記カバーの曲げ変形に応じて前記カバーの内面に対し相対的に変位可能に連結されることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーは前記原稿載置面側に凸となるように曲げ変形可能であるので、カバーを閉じる際に、原稿を押さえた手を残したまま、カバーが原稿を押さえる位置まで当該カバーを閉じることができる。即ちカバーを閉じる過程において、カバーが原稿を押さえる前に原稿を押さえている手を引き抜く必要がなく、原稿が適切な位置から動いてしまうことを防止できる。また、カバーの一部が閉じた状態において、カバーの一部を開くことができるので、原稿の一部をカバー及び原稿押さえ部材により保持しつつ、原稿載置面における原稿の位置を確認することができる。
そして、本態様によれば、原稿押さえ部材は、前記回動軸側の第1端部と前記自由端側の第2端部との少なくともいずれか一方が、前記カバーの曲げ変形に応じて前記カバーの内面に対し相対的に変位可能であるので、前記カバーが曲げ変形する際、原稿押さえ部材がこれに追従して変形することを防止し、或いは変形量を抑制できる。即ち前記カバーの曲げ変形量に対し原稿押さえ部材の曲げ変形量を抑制できるので、原稿押さえ部材の平坦性が損なわれることを防止し、或いは抑制することができる。
加えて、前記カバーを変形させる際の原稿押さえ部材の変形が抑えられることで、前記カバーを軽い力で容易に変形させることができる。
尚、本明細書において、前記カバーの「曲げ変形」とは、折り曲げによる変形や湾曲による変形、或いは複数部材が連結部を介して連結されている場合には当該連結部を介した変形などを含み、前記カバーの自由端と前記回動軸との間の領域で前記原稿載置面側に凸となる様な全ての変形を意味するものである。
本発明の第2の態様の原稿読取装置は、第1の態様において、前記カバーは、前記回動軸側に位置する、前記第1端部が連結される第1のカバー部材と、当該第1のカバー部材に対して相対的に回動可能に連結され、前記自由端を形成するとともに前記第2端部が連結される第2のカバー部材と、を備えて構成され、前記カバーが、前記第2のカバー部材と前記第1のカバー部材とが相対的に回動することにより曲げ変形することを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーは、前記回動軸側に位置する第1のカバー部材と前記自由端を形成する第2のカバー部材とを備えて構成され、前記第2のカバー部材と前記第1のカバー部材とが相対的に回動することにより曲げ変形するので、前記カバーを無理なく曲げ変形させることができる。即ち、前記カバーの曲げ変形に伴って前記カバーを構成する部材の塑性変形や破損などが生じることを防止できる。
本発明の第3の態様の原稿読取装置は、第1のまたは第2の態様において、前記原稿押さえ部材は、前記第1端部が前記カバーに対し固定的に連結され、前記第2端部が前記カバーに対し変位可能に連結されることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーを閉じる過程において最初に前記原稿押さえ部材の固定的に連結された側(第1端部)が原稿載置面に接触し、その後、変位可能に連結された側(第2端部)が原稿載置面に接触する。このため、前記カバーを閉じる過程において前記原稿押さえ部材が原稿載置面に対し動き難く、原稿載置面に載置された原稿が動いてしまうことを防止し、或いはその動きを抑制できる。
本発明の第4の態様の原稿読取装置は、第3の態様において、前記原稿載置面には原稿読取原点が設定され、前記原稿読取原点は、前記カバーの自由端側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、カバーが曲げ変形された状態から元の状態に戻る際、原稿押さえ部材の自由端側の端部も前記カバーに対してスライド移動した状態から前記カバーの自由端側に移動する。この際、原稿押さえ部材は、原稿載置面に載置された原稿をカバーの自由端側すなわち原稿読取原点に向けて押すこととなる。即ち、原稿が原稿読取原点からずれた場合でも、このずれが矯正されることが期待できる。
本発明の第5の態様の原稿読取装置は、第3の態様において、前記原稿載置面には原稿読取原点が設定され、前記原稿読取原点は、前記カバーの回動軸側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーを閉じる過程において最初に前記原稿押さえ部材の固定的に連結された側(第1端部)が原稿載置面に接触し、つまり原稿読取原点に対し原稿を押さえる。従って前記カバーを閉じる過程において原稿が原稿読取原点からずれることを防止し、或いはそのずれを抑制できる。
本発明の第6の態様の原稿読取装置は、第2から第5のいずれか一の態様において、前記回動軸と前記自由端とを結ぶ方向における前記第2のカバー部材の長さは、前記第1のカバー部材の長さよりも短いことを特徴とする。
本態様によれば、自由端側を構成する第2のカバー部材が、回動軸側を構成する第1のカバー部材より短いので、カバーを開く際に最初に軽い力で第2のカバー部材を開くことができ、操作性が良好となる。加えて、カバーが閉じた状態において、前記第1のカバー部材を閉じたまま前記第2のカバー部材だけを開いて原稿の位置を確認する際、第1のカバー部材の面積が大きく、即ち原稿載置面にセットされた原稿のより多くの部分が第1のカバー部材によって押さえられている状態であるので、原稿載置面にセットされた原稿が容易にずれることを防止できる。
本発明の第7の態様の原稿読取装置は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記カバーが曲げ変形した状態から平坦状に戻る様に前記カバーに外力を与える第1の付勢部材を備えていることを特徴とする原稿読取装置。
本態様によれば、前記カバーの曲げ変形を戻すような付勢力が前記カバーに作用することから、ユーザーは前記カバーを容易に元の状態に戻すことができる。加えて、カバーが曲げ変形した状態のまま放置され難く、前記原稿押さえ部材に曲がり癖が付き難くなる。
本発明の第8の態様の原稿読取装置は、第1から第7のいずれか一の態様において、前記原稿押さえ部材の前記第1端部及び前記第2端部のうち前記カバーに対して変位可能な端部は、スライダー部材に固定され、前記スライダー部材は、前記カバーに設けられたカバー側係合部に対しスライド可能に係合するスライダー側係合部を有することを特徴とする。
本態様によれば、原稿押さえ部材の回動軸側の端部及び自由端側の端部の少なくとも一方をカバーの回動軸及び自由端に対してスライド移動させる構成を簡素なものとすることができる。
本発明の第9の態様の原稿読取装置は、第8の態様において、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記スライダー部材のスライド方向と交差する方向において複数設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記スライダー部材のスライド方向と交差する方向において複数設けられるので、前記スライダーがスライド動作する際の斜行を防止でき、前記スライダーを円滑にスライドさせることができる。
本発明の第10の態様の原稿読取装置は、第8または第9の態様において、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記カバーの内面において前記原稿押さえ部材により覆われていることを特徴とする。
本態様によれば、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記カバーの内面において前記原稿押さえ部材により覆われているので、ユーザーが係合部に触れることにより前記カバー側係合部と前記スライダー側係合部との係合状態が解除されることを防止することができる。
本発明の第11の態様の原稿読取装置は、第1から第10のいずれか一の態様において、前記原稿押さえ部材の前記第1端部及び前記第2端部のうち前記カバーに対して変位可能な端部を、前記原稿押さえ部材が伸長する方向に付勢する第2の付勢部材を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記原稿押さえ部材の前記第1端部及び前記第2端部のうち前記カバーに対して変位可能な端部を、前記原稿押さえ部材が伸長する方向に付勢する第2の付勢部材を備えているので、前記原稿押さえ部材が平坦な状態に戻ることが促される。これにより、前記原稿押さえ部材に曲がり癖が付き難くなるとともに、前記カバーが閉じた際に前記原稿押さえ部材が平坦になり易く、原稿載置面に載置された原稿を適切に押さえることができる。また、原稿押さえ部材が平坦状に戻る傾向が付与されることで、カバーに対しても、曲げ変形した状態から平坦状に戻る傾向が与えられる。これにより、カバーが平坦状に戻る方向に付勢する付勢手段を省略して構成の簡素化を図ることも可能となる。
本発明の第12の態様の原稿読取装置は、第8から第11のいずれか一の態様において、前記スライダー部材は前記原稿押さえ部材を貼り着ける貼り着け面に複数のリブを備える、
ことを特徴とする。
本態様によれば、前記スライダー部の貼り着け部を複数のリブで構成することにより、前記原稿押さえ部材との接触面積が減少し、該原稿押さえ部材が前記リブにめり込みやすくなる。その結果、原稿載置面にセットされた原稿を前記原稿押さえ部材により押さえる際、前記原稿押さえ部材の形状が原稿の形状に追従し易くなり、より適切に原稿を押さえることができる。
本発明の第13の態様の記録装置は、被記録媒体に記録を実行する記録装置本体と、前記記録装置本体に対し設けられた、第1から第12のいずれか一の態様における原稿読取装置とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、第1から第11のいずれか一の態様の作用効果と同様の効果を得ることができる。
本発明に係るプリンターを示す斜視図。 第1の実施例においてカバーを開いた状態を示す斜視図。 第1の実施例におけるカバーの側断面図。 第1の実施例において第2のカバー部材を開いた場合の状態を示す斜視図。 第1の実施例におけるカバーの裏面を示す斜視図。 第1の実施例におけるスライダー部材の斜視図。 (A)は第1の実施例における第1の案内部及び第1のフック部を示す斜視図であり、(B)は第1の実施例における第2の案内部及び第2のフック部を示す斜視図。 第1の実施例におけるカバーが曲げ変形した際の側断面図。 第2の実施例におけるカバーの平面図。 第3の実施例におけるスライダー部材の斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターを示す斜視図であり、図2は第1の実施例においてカバーを開いた状態を示す斜視図であり、図3は第1の実施例におけるカバーの側断面図であり、図4は第1の実施例において第2のカバー部材を開いた場合の状態を示す斜視図であり、図5は第1の実施例におけるカバーの裏面を示す斜視図である。
図6は第1の実施例におけるスライダー部材の斜視図であり、図7(A)は第1の実施例における第1の案内部及び第1のフック部を示す斜視図であり、図7(B)は第1の実施例における第2の案内部及び第2のフック部を示す斜視図であり、図8は第1の実施例におけるカバーが曲げ変形した際の側断面図であり、図9は第2の実施例におけるカバーの平面図であり、図10は第3の実施例におけるスライダー部材の斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録装置の奥行き方向、Y方向が記録装置の幅方向、Z方向が記録装置の高さ方向を示している。尚、各図において−X向を装置前面側とし、+X方向側を装置背面側とする。
図1を参照して、記録装置10の構成要素について説明する。記録装置10は、装置本体12と、原稿読取装置14とを備えている。装置本体12は、外観を構成するハウジング16と、該ハウジングの前面においてハウジング16に対して開閉可能な蓋体18と、ハウジング16の前面に設けられた操作部20とを備えている。図示しないが、蓋体18を開いた状態にした際、ハウジング16の内部に設けられた用紙収容部(図示せず)にアクセス可能となる。
また、ハウジング16内には、図示しないが前記用紙収容部と、記録部と、排出部と、前記用紙収容部から前記記録部を介して前記排出部に記録媒体を搬送する搬送経路とが設けられている。尚、図示しないが操作部20はハウジング16に対して装置前方側に回動可能に構成されている。
操作部20をハウジング16に対して装置前方側に回動させた際、ハウジング内の前記排出部にアクセス可能となり、前記記録部(図示せず)において記録が実行された前記記録媒体を装置本体12から排出することができる。また、操作部20は、プリンター10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン、表示パネル等を備えて構成されている。
■■■第1の実施例■■■■
次いで、図1ないし図8を参照して第1の実施例に係る原稿読取装置14について詳説する。原稿読取装置14は、原稿載置面22(図2参照)と、カバー24と、原稿押さえ部材26と、スライダー部材28と、図示しない光学走査部を備えている。
原稿載置面22は、装置本体12の上部に設けられている。原稿載置面22は、透明なガラス板により形成されている。本実施例では、原稿載置面22の−X方向側の端部すなわちカバー24の自由端24a側に前記光学走査部が原稿載置面22に載置された原稿を読み取るための原稿読取原点Pが設定されている。尚、原稿載置面22の周囲は原稿載置面22より一段高くなっており、これにより原稿読取原点Pに対し、原稿角部を突き当てて位置決めすることができる様になっている。
原稿載置面22の下方には、当該原稿載置面に載置された原稿を読み取るための光学走査部(図示せず)が設けられている。
前記光学走査部は、図示しないが読取部と駆動機構とを備えている。前記駆動機構は、前記読取部を図2におけるY方向(装置幅方向)に駆動させて原稿載置面22に載置された原稿を読み取ることができる。
カバー24は、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とを備えている(図1及び図3参照)。カバー24において、第1のカバー部材30は図1における+X方向側、即ちカバー24の基端側(回動軸側)に位置し、第2のカバー部材32は−X方向側、即ちカバー24の自由端側に位置している。
第1のカバー部材30において、+X方向側の端部34には回動部36が設けられている(図3参照)。回動部36には回動軸38が形成されている。すなわち、第1のカバー部材30の+X方向側の端部34は、カバー24の回動軸として機能する。また、第2のカバー部材32の−X方向側の端部40は、カバー24の自由端24aとして機能する。
このため、カバー24は、装置本体12の上部に設けられた原稿載置面22に対して閉じている状態(図1参照)と開いている状態(図2参照)とを取りうる。すなわち、カバー24は、装置本体12の上部に設けられた軸受け部42に嵌合された回動軸38を回動支点として原稿載置面22に対して回動可能に構成されている。
また、第1のカバー部材30の−X方向側の端部44と第2のカバー部材32の+X方向側の端部46とは、「曲げ変形領域」を構成するヒンジ部48(図3参照)を介して相対的に回動可能に連結されている。また、第1のカバー部材30の+X方向側の端部34と第2のカバー部材32の−X方向側の端部40とを結ぶ方向すなわちカバー24における回動軸38と自由端24aとを結ぶ方向(X軸方向)における第2のカバー部材32の長さL2は、第1のカバー部材30の長さL1よりも短く設定されている(図3参照)。
また、カバー24は、図4に示すように第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とを相対的に回動させることにより曲げ変形させられる。具体的には、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とが相対的に回動すると、第2のカバー部材32はカバー24の外面側すなわち原稿載置面22と対向する側と反対の側に曲がることとなり、カバー24は全体として、原稿載置面22側に凸となるように変形する。このため、カバー24の自由端24aである第2のカバー部材32の−X方向側の端部40は、カバー24の回動軸38に近づくように変形する(図4及び図8参照)。
この様にカバー24が曲げ変形可能であるため、例えばカバー24を閉じる際に、原稿を押さえた手を残したまま、カバー24が原稿を押さえる位置まで当該カバー24を閉じることができる。即ちカバー24を閉じる過程において、カバー24が原稿を押さえる前に原稿を押さえている手を引き抜く必要がなく、原稿が適切な位置から動いてしまうことを防止できる。また、カバー24の一部が閉じた状態において、カバー24の一部を開くことができるので、原稿の一部をカバー24及び原稿押さえ部材26により保持しつつ、原稿載置面22における原稿の位置を確認することができる。
また、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とがヒンジ部48を介して相対的に回動することによりカバー24が曲げ変形するから、カバー24は、無理なく曲げ変形させることができ、カバー24を構成する部材に塑性変形や破損を生じさせる虞を低減する。
また、第2のカバー部材32の長さ(X軸方向長さ)が、第1のカバー部材30の長さより短いので、カバー24を開く際に最初に軽い力で第2のカバー部材32を開くことができ、操作性が良好となる。加えて、カバー24が閉じた状態において、第1のカバー部材30を閉じたまま第2のカバー部材32だけを開いて原稿の位置を確認する際(図4)、第1のカバー部材30の面積が大きく、即ち原稿載置面22にセットされた原稿のより多くの部分が第1のカバー部材30によって押さえられている状態であるので、原稿載置面22にセットされた原稿が容易にずれることを防止できる。
次に、カバー24の内面すなわち原稿載置面22と対向する側には原稿押さえ部材26が設けられている(図2及び図3参照)。原稿押さえ部材26は、カバー24の内面に拡がる形態すなわち図2においてY軸方向に延びるとともにカバー24の回動軸38と自由端24aとを結ぶ方向においても延びており、その大きさは原稿載置面22に対応する大きさに設定されている。原稿押さえ部材26は、弾性を有するウレタン等の材質により構成されている。
また、原稿押さえ部材26は、第1端部26aと第2端部26bとを備えている(図3参照)。第1端部26aはヒンジ部48よりも回動軸38側すなわち第1のカバー部材30の+X方向側の端部34側に位置している。また、第2端部26bはヒンジ部48よりも自由端24a側に位置している。第1端部26aは第1のカバー部材30の内面に貼り着けられて固定されている。また、第2端部26bは、第2のカバー部材32の内面にスライダー部材28を介して変位可能に連結されている。
さらに図5を参照するに、第1のカバー部材30の内面には複数のリブ50が設けられている。また、第2のカバー部材32の内面にも同様に複数のリブ52が設けられている。カバー24の内面において、リブ50及びリブ52が設けられた領域は、原稿押さえ部材26の大きさに対応している。このため、リブ50及びリブ52は原稿押さえ部材26を支持している。尚、図5における二点鎖線の矩形領域は原稿押さえ部材26を示している。この様に第1のカバー部材30及び第2のカバー部材32において原稿押さえ部材26と対向する面には複数のリブが設けられているので、原稿を押さえる際に、原稿押さえ部材26が潰れ易く、変形し易くなり、原稿の形状に良好に適合することができる。
さらに、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32との間には、第1の付勢部材53が設けられている。第1の付勢部材53は、カバー24が曲げ変形した状態から平坦な状態へと戻るようにカバー24に外力を作用させている。すなわち、ユーザーは曲げ変形したカバー24を容易に平坦な状態に戻すことができる。加えて、カバー24が曲げ変形した状態のまま放置され難く、原稿押さえ部材26に曲がり癖が付き難くなる。
次に、本実施例では、第2のカバー部材32には、図5におけるX軸方向に沿って第2のカバー部材32に対してスライド移動するスライダー部材28が取り付けられている。
図6を参照するに、スライダー部材28は、図6におけるY軸方向すなわちスライダー部材28がスライドする方向と交差する方向に延びる平板状の部材として構成されている。本実施例では、Y軸方向すなわち前記交差する方向においてスライダー部材28の中央部28aには、スライダー側係合部54aが設けられ、両端部28bには、スライダー側係合部54bが設けられている。
スライダー側係合部54aは、平板状に形成され、図6及び図7(A)におけるX軸方向に延びている。また、スライダー側係合部54bは、図6及び図7(B)を参照するにZ軸方向に開放され、X軸方向に延びる枠状に形成されている。さらに枠状のスライダー側係合部54bにおいて、枠内は後述するカバー側係合部58bに案内される案内部位54cとして構成されている。さらに、案内部位54cにはZ軸方向におけるカバー側係合部58bの変位を規制する規制部位54dが設けられている。
また、中央部28aに設けられたスライダー側係合部54aと両端部28bに設けられたスライダー側係合部54bとの間には、Y軸方向に延びる貼り着け部56が設けられている。貼り着け部56において、第2のカバー部材32に取り付けられた際に原稿載置面22と対向する側には貼り着け面56aが設けられている。貼り着け面56aには原稿押さえ部材26の第2端部26bが貼り着けられる。
また、図5及び図7(A)を参照するに、第2のカバー部材32の内面には、スライダー部材28のスライダー側係合部54aに対応する位置にカバー側係合部58aが設けられている。カバー側係合部58aには図7(A)におけるX軸方向に沿ってカバー側係合部58aを貫通する案内部60を備えている。スライダー側係合部54aは、カバー側係合部58aの案内部60に挿入されている。このため、スライダー側係合部54aは、案内部60に案内されて図7(A)におけるX軸方向に沿ってスライド移動することができる。
また、図5及び図7(B)を参照するに、第2のカバー部材32の内面には、スライダー部材28の両端部28bに設けられたスライダー側係合部54bに対応するそれぞれの位置にカバー側係合部58bが設けられている。カバー側係合部58bは庇状部材として形成されている。
カバー側係合部58bは、枠状のスライダー側係合部54bの枠内に挿入されている。スライダー部材28は、案内部位54cとカバー側係合部58bとが相対移動することにより、また案内部60とスライダー側係合部54aとが相対移動することにより、図7(A)におけるX軸方向に沿ってスライド移動することができる。
また、スライダー側係合部54aの両側にスライダー側係合部54bが設けられ、即ちスライダー部材28がスライドする方向(図5におけるX軸方向)と交差する方向(図5におけるY軸方向)に間隔をおいて、複数のスライダー側係合部(54a、54b)とカバー側係合部(58a、58b)が設けられている。このため、スライダー部材28ひいては原稿押さえ部材26をX軸方向にスライド移動させる際の斜行を抑制することができる。
ここで、図3及び図8を参照して、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とが相対的に回動する際のカバー24に対する原稿押さえ部材26の動きについて説明する。
図3において、カバー24において第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とは平坦な状態にある。すなわち、カバー24が曲げ変形していない状態にある。このため、原稿押さえ部材26もカバー24の内面において平坦な状態にある。この状態において原稿押さえ部材26の第2端部26bが貼り着けられたスライダー部材28は、図3におけるX軸方向においてX1の位置にある。
カバー24において図3における平坦な状態から、操作者が第2のカバー部材32の自由端を掴んで引き上げると、第1のカバー部材30と第2のカバー部材32とが相対的に回動し、カバー24が曲げ変形した状態となる。この際、スライダー部材28は、カバー24の曲げ変形に伴い、カバー24に対して相対移動する。
尚、スライダー部材28のスライド量は、カバー24の曲げ変形における曲げ角度に応じて設定されている。具体的には、カバー24の曲げ角度が大きくなる際、スライダー部材28のスライド量も大きくなるように設定されている。
この際、スライダー部材28は、第2のカバー部材32に沿ってヒンジ部48側にスライド移動する。これによりスライダー部材28は、図8におけるX軸方向における位置X1から位置X2に移動する。即ち、原稿押さえ部材26の第2端部26bは、カバー24の内面に対し相対移動し、これによりカバー24の曲げ変形に追従して引っ張られることなく、自然な曲げ状態が形成される。
換言すれば、スライダー部材28のスライド量すなわち位置X1から位置X2までの移動距離は、原稿押さえ部材26におけるヒンジ部48に対応する位置での曲げ変形を緩やかなものとするように設定されている。これにより、カバー24が曲げ変形する際に原稿押さえ部材26に潰れ、曲げ癖、折れ目などがつくことを抑制することができる。その結果、原稿押さえ部材26は長期に渡って平坦性を維持することができ、特に薄手の原稿であっても効果的に押さえることができる。
また、本実施形態において原稿押さえ部材26は、回動軸側の第1端部26aがカバー24に対し固定的に連結され、自由端側の第2端部26bがカバー24に対し変位可能に連結されている。即ちカバー24を閉じる過程において最初に固定的に連結された第1端部26aが原稿載置面22に接触し、その後、変位可能に連結された第2端部26bが原稿載置面22に接触する。このため、カバー24を閉じる過程において原稿押さえ部材26が原稿載置面22に対し動き難く、原稿載置面22に載置された原稿が動いてしまうことを防止し、或いはその動きを抑制できる。
また、原稿読取原点Pは、カバー24の自由端側に位置しているので、以下の様な作用効果が得られる。即ち、カバー24が曲げ変形された状態から元の状態に戻る際、原稿押さえ部材26の自由端側の第2端部26bもカバー24に対してスライド移動した状態からカバー24の自由端側に移動する。この際、原稿押さえ部材26は、原稿載置面22に載置された原稿をカバー24の自由端側すなわち原稿読取原点Pに向けて押すこととなる。即ち、原稿が原稿読取原点Pからずれた場合でも、このずれが矯正されることが期待できる。
但し、その逆に原稿読取原点Pがカバー24の回動軸側にあっても良い。この場合、カバー24を閉じる過程において最初に原稿押さえ部材26の固定的に連結された側(第1端部26a)が原稿載置面22に接触し、つまり原稿読取原点Pに対し原稿を押さえる。従ってカバー24を閉じる過程において原稿が原稿読取原点Pからずれることを防止し、或いはそのずれを抑制できる。
<<<第1の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において原稿押さえ部材26に対し両側に設けられたスライダー側係合部54b及びカバー側係合部58bは、原稿押さえ部材26から外側の領域にあるが、このような配置に代えて、原稿押さえ部材26の内側の位置、即ち原稿押さえ部材26により覆われる位置に設けても良い。これにより、ユーザーがスライダー側係合部54b及びカバー側係合部58bに容易に触れることを防止でき、スライダー側係合部54bとカバー側係合部58bとの係合状態が不用意に解除されることを防止することができる。
(2)本実施例において原稿押さえ部材26は、自由端側の第2端部26bがカバー24に対しスライド可能となる様に設けられているが、その逆に基端側(回動軸側)の第1端部26aがカバー24に対しスライド可能となる様に設けても良い。
或いは、第1端部26a及び第2端部26bの双方がカバー24に対しスライド可能となる様に設けても良い。この場合原稿押さえ部材26は、第1端部26a及び第2端部26bの間の適宜の位置で、カバー24に対し固定的に連結されることが好ましい。
(3)本実施例では、1つのカバー側係合部58aと、その両側にカバー側係合部58bを設ける構成としたが、この様な係合部の配置数、配置場所は、その他適宜変更することができる。
(4)また、本実施例におけるカバー側係合部58a及びカバー側係合部58bをスライダー部材28に設け、スライダー側係合部54a、54bをカバー24に設ける構成としてもよい。
(5)本実施例においてカバー24は、外面が凹となる様な曲げ変形(図4、図8)が可能に構成されているが、これに加え、或いはこれに代えて逆方向の曲げ変形(外面が凸となる様な曲げ変形)が可能に構成されていても良い。この場合でも、原稿押さえ部材26はカバー24の曲げ変形には完全に追従しないから、原稿押さえ部材26の曲がり癖や潰れなどを抑制することができる。
■■■第2の実施例■■■■
続いて図9を参照して、第2の実施例に係る原稿読取装置14について説明する。第2の実施例は、スライダー部材28を付勢する第2の付勢部材62が設けられている点で第1の実施例と相違する。
第2の実施例において、スライダー部材28は第1の実施例と同様に第2のカバー部材32に取り付けられ、カバー24に対してスライド移動可能に構成されている。スライダー部材28と第2のカバー部材32との間には複数の第2の付勢部材62が設けられている。尚、図9における二点鎖線の矩形の領域は原稿押さえ部材26を示している。
第2の付勢部材62は、スライダー部材28をカバー24の自由端24a側すなわち第2のカバー部材32の−X方向側の端部40に向けて付勢している。換言すれば、原稿押さえ部材26を伸長する方向に付勢している。これにより、スライダー部材28がカバー24の回動軸38側にスライド移動している状態において、スライダー部材28をカバー24の自由端24a側(−X方向側の端部40)に戻そうと作用する。
したがって、第2の付勢部材62は、原稿押さえ部材26を曲げ変形した状態から平坦な状態に戻すことを促す。これにより、原稿押さえ部材26は曲がり癖が付き難くなるとともに、カバー24を原稿載置面22に対して閉じた際、平坦な状態になり易く、原稿載置面22に載置された原稿を適切に押さえることができる。また、原稿押さえ部材26が平坦状に戻る傾向が付与されることで、カバー24に対しても、曲げ変形した状態から平坦状に戻る傾向が与えられる。これにより、カバー24が平坦状に戻る方向に付勢する付勢手段(上記第1の実施例において第1の付勢部材53)を省略して構成の簡素化を図ることも可能となる。
<<<第2の実施例の変更例>>>
カバー24に対し原稿押さえ部材26の第1端部26aがスライド可能な場合には、当該第1端部26aに対し、原稿押さえ部材26が伸長する方向の付勢力を与えても良い。或いは、原稿押さえ部材26の両端がスライド可能な場合には、当該両端に対し、原稿押さえ部材26が伸長する方向の付勢力を与えても良い。
■■■第3の実施例■■■■
続いて図10を参照して、第3の実施例に係る原稿読取装置14について説明する。第3の実施例は、スライダー部材28の貼り着け部56において複数のリブが設けられている点で第1の実施例と相違する。
第3の実施例において、スライダー部材28の貼り着け部56において、第2のカバー部材32に取り付けられた際に原稿載置面22と対向する側にはスライダー部材28がスライドする方向と交差する方向(図10においてY軸方向)に複数のリブ64が設けられている。
貼り着け部56の複数のリブ64には、原稿押さえ部材26の第2端部26bが貼り着けられている。複数のリブ64に第2端部26bを貼り着けることにより、原稿押さえ部材26との接触面積が減少する。これにより、原稿押さえ部材26がリブ64にめり込み易くなる。その結果、原稿押さえ部材26により原稿載置面22に載置された原稿を押さえる際、原稿押さえ部材26は、前記原稿の形状に原稿押さえ部材26の形状が追従し易くなり、より適切に原稿を押さえることができる。
その他、上記各実施例では本発明に係る原稿読取装置14を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 原稿読取装置、16 ハウジング、
18 蓋体、20 操作部、22 原稿載置面、24 カバー、24a 自由端、
26 原稿押さえ部材、26a 第1端部、26b 第2端部、28 スライダー部材、
28a 中央部、28b 両端部、30 第1のカバー部材、32 第2のカバー部材、
34 第1のカバー部材の+X方向側の端部、36 回動部、38 回動軸、
40 第2のカバー部材の−X方向側の端部、42 軸受け部、
44 第1のカバー部材の−X方向側の端部、
46 第2のカバー部材の+X方向側の端部、
48 ヒンジ部、50、52、64 リブ、53 第1の付勢部材、
54a、54b スライダー側係合部、54c 案内部位、54d 規制部位、
56 貼り着け部、56a 貼り着け面、58a、58b カバー側係合部、
60 案内部、62 第2の付勢部材、L1 第1のカバー部材の長さ、
L2 第2のカバー部材の長さ、P 原稿読取原点、X1 スライダー部材の位置、
X2 スライダー部材の位置

Claims (13)

  1. 原稿を載置する原稿載置面と、
    回動軸を中心に回動することにより前記原稿載置面を開閉するとともに、前記回動軸から離れた端部である自由端と前記回動軸との間の領域で前記原稿載置面側に凸となる曲げ変形が可能なカバーと、
    前記カバーの内面に設けられ、前記カバーの曲げ変形領域を含み前記カバーの内面に沿って拡がる形態を成し、少なくとも前記曲げ変形領域より前記回動軸の側の第1端部、及び前記曲げ変形領域より前記自由端の側の第2端部において前記カバーに連結される原稿押さえ部材と、を備え、
    前記原稿押さえ部材は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくともいずれか一方が、前記カバーの曲げ変形に応じて前記カバーの内面に対し相対的に変位可能に連結される、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 請求項1に記載の原稿読取装置において、前記カバーは、前記回動軸側に位置する、前記第1端部が連結される第1のカバー部材と、当該第1のカバー部材に対して相対的に回動可能に連結され、前記自由端を形成するとともに前記第2端部が連結される第2のカバー部材と、を備えて構成され、
    前記カバーが、前記第2のカバー部材と前記第1のカバー部材とが相対的に回動することにより曲げ変形する、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の原稿読取装置において、前記原稿押さえ部材は、前記第1端部が前記カバーに対し固定的に連結され、前記第2端部が前記カバーに対し変位可能に連結される、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  4. 請求項3に記載の原稿読取装置において、前記原稿載置面には原稿読取原点が設定され、
    前記原稿読取原点は、前記カバーの自由端側に位置している、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  5. 請求項3に記載の原稿読取装置において、前記原稿載置面には原稿読取原点が設定され、
    前記原稿読取原点は、前記カバーの回動軸側に位置している、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、前記回動軸と前記自由端とを結ぶ方向における前記第2のカバー部材の長さは、前記第1のカバー部材の長さよりも短い、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、前記カバーが曲げ変形した状態から平坦状に戻る様に前記カバーに外力を与える第1の付勢部材を備えている、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、前記原稿押さえ部材の前記第1端部及び前記第2端部のうち前記カバーに対して変位可能な端部は、スライダー部材に固定され、
    前記スライダー部材は、前記カバーに設けられたカバー側係合部に対しスライド可能に係合するスライダー側係合部を有する、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  9. 請求項8に記載の原稿読取装置において、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記スライダー部材のスライド方向と交差する方向において複数設けられる、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  10. 請求項8または9に記載の原稿読取装置において、前記スライダー側係合部及び前記カバー側係合部は、前記カバーの内面において前記原稿押さえ部材により覆われている、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、前記原稿押さえ部材の前記第1端部及び前記第2端部のうち前記カバーに対して変位可能な端部を、前記原稿押さえ部材が伸長する方向に付勢する第2の付勢部材を備えている、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  12. 請求項8から11のいずれか一項に記載の原稿読取装置において、前記スライダー部材は前記原稿押さえ部材を貼り着ける貼り着け面に複数のリブを備える、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  13. 被記録媒体に記録を実行する記録装置本体と、
    前記記録装置本体に対し設けられた、請求項1から12のいずれか1項に記載の原稿読取装置と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
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