JP6387608B2 - パウチおよび注液補助パーツ - Google Patents

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Description

本発明は、パウチ、および、パウチの内部に配置される注液補助パーツに関する。
従来のパウチの一形態は、内部に注ぎ口が形成された突出部を含む。注ぎ口は、パウチの内部に収容されている内容物を、容器等に注ぎやすくするために形成される。このようなパウチによれば、注ぎ口を形成しているシートの内面に内容物が付着することにより、注ぎ口の通路面積が小さくなることがある。この場合、内容物が注ぎ口を通過しにくくなる。このため、利便性の点において改善することが望まれる。
特許文献1は、上記の課題を解決する技術の一例を開示している。特許文献1のパウチによれば、筒状体が突出部の内部に配置されている。筒状体の内部の空間は、注ぎ口としての役割を果たす。筒状体は、シートよりも高い剛性を有している。このため、特許文献1のパウチによれば、筒状体を含まない従来のパウチと比較して、内容物が注ぎ口を通過しやすい。
特開2007−284136号公報
使用者は、パウチの内部に内容物が残留しているとき、パウチの内部の空間を押しつぶし、内容物をパウチの外部に絞り出す。筒状体を含まない従来のパウチによれば、内部の空間を容易に押しつぶすことができる。このため、パウチの内部に残留している内容物を絞り出しやすい。
一方、特許文献1の筒状体は、使用者が力を加えても実質的に変形しない。このため、使用者がパウチを押しつぶす力を加えても、筒状体の内部、および、筒状体の周囲に残留している内容物を絞り出すことが難しい。このため、液残りが生じやすい。なお、この課題は、内容物の粘度が高い場合に特に顕著に現れる。
本発明の目的は、注ぎ口が閉塞しにくく、かつ、液残りが生じにくいパウチ、および、注液補助パーツを提供することである。
〔1〕本パウチの独立した一形態は、次の事項を含む。重ね合わせられたシート同士が互いに接着されたパウチであって、前記パウチが、突出部を含み、注ぎ口が、前記突出部の内部に形成され、注液補助パーツが、前記注ぎ口に配置され、板状の物体に湾曲部分が形成されたパーツ、または、板状の物体に屈曲部分が形成されたパーツであり、前記注ぎ口を構成するシート同士を互いに接近させる力が加えられることにより、前記湾曲部分、または、前記屈曲部分が変形して前記注ぎ口の通路の方向に伸張するパウチ。
本パウチによれば、注液補助パーツの湾曲部分または屈曲部分が、注ぎ口を形成するシート同士を互いに分離する。このため、注ぎ口が閉塞されにくくなる。このため、内容物が注ぎ口を通過しやすい。また、本パウチによれば、使用者が内容物を外部に送り出すために注ぎ口を押しつぶす力を加えたとき、注液補助パーツの湾曲部分または屈曲部分が変形して注ぎ口の通路の方向に伸張する。このため、注ぎ口を形成するシート同士が互いに接近し、注ぎ口に滞留している内容物がパウチの外部に押し出される。このため、液残りが生じにくくなる。
〔2〕前記パウチに従属する一形態は、次の事項を含む。前記注液補助パーツが、平板部分を含み、前記平板部分が、前記シートに接着されている。
平板部分は、シートとシールされる面積を確保しやすい。本パウチによれば、このような平板部分が、シートにヒートシールされているため、注液補助パーツおよびシートのシール強度が大きくなる。このため、注液補助パーツがシートから分離しにくい。
〔3〕前記パウチに従属する一形態は、次の事項を含む。前記パウチが、内容物が供給される収容空間を含み、前記注ぎ口が、前記収容空間と連通し、前記平板部分が、前記シートのうちの前記収容空間を形成している部分に接着されている。
平板部分は、シート同士を互いに接近させる力が加えられても実質的に変形しない。このため、平板部分が注ぎ口に配置されていると仮定した場合、内容物をパウチの外部に送り出すために特に力が加えられる部分に、使用者が力を加えても変形しない物体が存在することになる。このような構成は、変形しやすい湾曲部分または屈曲部分が注ぎ口のより広い範囲に存在している構成と比較して、内容物を絞り出す作業が使用者により行われているときに、内容物を絞り出している感覚を使用者に与えにくくなるおそれがある。
本パウチによれば、このような平板部分が、収容空間を形成しているシートの一部にヒートシールされている。このため、内容物を絞り出している感覚が、使用者に付与されやすくなる。
〔4〕前記パウチに従属する一形態は、次の事項を含む。前記パウチが、切取部を含み、前記注ぎ口が、前記突出部の内部に形成されている通路であり、前記切取部が、前記突出部の先端部分と連続し、前記注ぎ口を閉塞し、ガイド線が、前記突出部および前記切取部の境界に形成され、前記注液補助パーツの先端部分が、前記ガイド線の近くに存在している。
本パウチによれば、注液補助パーツの先端部分が、ガイド線の近く、すなわち、注ぎ口の開口の近くに存在している。このため、注ぎ口のより広い範囲において、注ぎ口が閉塞されにくくなる。このため、内容物が注ぎ口を通過しやすくなる。
〔5〕本パウチの独立した一形態は、次の事項を含む。重ね合わせられたシート同士が互いに接着されたパウチであって、前記パウチが、収容部を含み、前記収容部が、内容物が供給される収容空間を形成し、注ぎ口が、前記収容部の縁に形成され、注液補助パーツが、前記注ぎ口の近くに配置され、板状の物体に湾曲部分が形成されたパーツ、または、板状の物体に屈曲部分が形成されたパーツであり、前記収容部を構成するシート同士を互いに接近させる力が加えられることにより、前記湾曲部分、または、前記屈曲部分が変形して前記注ぎ口の方向に伸張するパウチ。
本パウチによれば、注液補助パーツの湾曲部分または屈曲部分が、注ぎ口を形成するシート同士を互いに分離する。このため、注ぎ口が閉塞されにくくなる。このため、内容物が注ぎ口を通過しやすい。また、本パウチによれば、使用者が内容物を外部に送り出すため、収容部のうちの注ぎ口の近くの部分を押しつぶす力を加えたとき、注液補助パーツの湾曲部分または屈曲部分が変形して注ぎ口の方向に伸張する。このため、収容部を形成するシート同士が互いに接近し、収容空間に滞留している内容物が注ぎ口を通過してパウチの外部に押し出される。このため、液残りが生じにくくなる。
〔6〕前記パウチに従属する一形態は、次の事項を含む。前記湾曲部分、または、前記屈曲部分に穴が形成されている。
本パウチによれば、内容物が、穴を通過して注ぎ口の開口に向けて移動することができる。このため、注ぎ口に滞留している内容物が、パウチの外部にさらに送り出されやすくなる。このため、液残りを生じにくくする効果がより高められる。
〔7〕本注液補助パーツは、前記〔1〕〜〔6〕に記載された事項の少なくとも一部を含む。
本パウチ、および、本注液補助パーツによれば、注ぎ口が閉塞しにくく、かつ、液残りが生じにくくなる。
第1実施形態のパウチの正面図。 (a)第1実施形態の注液補助パーツの平面図、(b)注液補助パーツの側面図。 図1のD3−D3線の断面図。 第1実施形態の内容物封入パウチの正面図。 第1実施形態の内容物封入パウチの正面図。 第1実施形態の内容物封入パウチおよび容器の正面図。 (a)第1実施形態の内容物封入パウチの断面図、(b)内容物封入パウチの断面図。 (a)第2実施形態の注液補助パーツの平面図、(b)注液補助パーツの側面図。 (a)第3実施形態の注液補助パーツの平面図、(b)注液補助パーツの側面図。 (a)第4実施形態の注液補助パーツの平面図、(b)注液補助パーツの側面図。 (a)第5実施形態の注液補助パーツの平面図、(b)注液補助パーツの側面図。
(第1実施形態)
図1を参照して、パウチ10の構成について説明する。
スタンディングパウチであるパウチ10は、第1シート11、第2シート12(図3参照)、および、ガゼットシート13の一部が互いにヒートシールされた構造を有している。各シート11〜13は、同一の層構造を有する積層シートである。なお、図1および図4〜図6に示されているドットは、ヒートシールされた部分を示している。
積層シートの一例は、最外層、中間層、および、最内層を含む。最外層の材料の一例は、ポリエチレンテレフタレートである。中間層の一例は、印刷層、第1接着層、延伸ナイロン層、および、第2接着層を含む。印刷層は、最外層の内側に形成されている。印刷層は、外面に絵柄および商品説明のテキスト等が印刷される。第1接着層は、印刷層の内側に形成されている。延伸ナイロン層は、第1接着層の内側に形成されている。第2接着層は、延伸ナイロン層の内側に形成されている。最内層は、第2接着層の内側に形成されている。最内層の材料の一例は、無延伸ポリプロピレンである。
パウチ10は、収容部20、突出部30、切取部40、底ガゼット50、および、注液補助パーツ100を含む。収容部20、突出部30、および、切取部40は、第1シート11および第2シート12の一部分である。
収容部20は、内容物150(図4参照)が供給される収容空間21を形成している。シール予定部22が、収容部20の上部に形成されている。シール予定部22は、第1シート11および第2シート12がヒートシールされていないことにより開口した部分である。内容物150(図4参照)は、シール予定部22の開口を介して収容空間21に供給される。
突出部30は、第1シート11および第2シート12のうちの収容部20を構成している部分と連続した第1シート11および第2シート12の別の部分であり、収容部20の上方部分から突出している。注ぎ口31が、突出部30の内部に形成されている。注ぎ口31は、収容空間21と連通している。
切取部40は、第1シート11および第2シート12のうちの突出部30を構成している部分と連続した第1シート11および第2シート12の別の部分であり、注ぎ口31を閉じる役割を持つ。ノッチ41およびガイド線42が、切取部40および突出部30の境界部分に形成されている。切取部40および突出部30の境界部分が切断されることにより、切取部40が突出部30から分離される。
注液補助パーツ100は、樹脂材料により形成されている。樹脂材料は、使用者から加えられる比較的弱い力により変形する性質を持つ。樹脂材料の好ましい一例は、ポリプロピレンまたはポリエチレンテレフタレートである。注液補助パーツ100は、主として注ぎ口31に配置されている。注液補助パーツ100の先端は、注ぎ口31のうち、ガイド線42よりも収容空間21側に配置されている。注液補助パーツ100の一部は、収容空間21に配置されている。注液補助パーツ100は、注ぎ口31が閉塞することを抑制する役割、および、内容物を注ぎ口31から絞り出しやすくする役割を持つ。隙間LAが、注液補助パーツ100の縁と突出部30の内縁30Aとの間に形成されている。内縁30Aは、第1シート11および第2シート12におけるヒートシール部分のうちの注ぎ口31側の縁である。なお、一例として、隙間LAの長さは、突出部30のシール幅LBよりも長い。
図2を参照して、注液補助パーツ100の構成について説明する。
図2(a)に示されるとおり、注液補助パーツ100は、平板部分110および湾曲部分120を含む。平板部分110は、湾曲部分120と連続して形成されている。平板部分110は、好ましいシール強度が確保される面積を有している。
図2(b)に示されるとおり、湾曲部分120は、3つの山121を含む。湾曲部分120は、山121を潰す力が加えられることにより、注ぎ口31の通路の方向に延伸する。注液補助パーツ100の長手方向における湾曲部分120の長さは、平板部分110の長さよりも長い。山121は、注ぎ口31の通路面積が好ましい大きさに維持される高さを有している。
図3は、各シート11,12と注液補助パーツ100との関係を示している。
平板部分110が、収容空間21に配置されている。平板部分110が、第1シート11とヒートシールされている。湾曲部分120の先端が、注ぎ口31が開口する部分の近くに配置されている。なお、一例として、湾曲部分120の先端およびガイド線42の距離LCは、図1に示される隙間LAの長さよりも短い。
図4を参照して、内容物封入パウチ1の製造工程について説明する。
第1工程において、注液補助パーツ100の平板部分110が、単体の第1シート11にヒートシールされる。第2工程において、注液補助パーツ100が接着された第1シート11、単体の第2シート12、および、単体のガゼットシート13が、互いにヒートシールされる。第3工程において、ノッチ41およびガイド線42が形成される。第4工程において、内容物150の一例であるシャンプーが、シール予定部22から収容空間21に供給される。第5工程において、シール予定部22がヒートシールされる。第5工程が終了することにより、パウチ10の全体が密封され、内容物封入パウチ1が完成する。
図5〜図7を参照して、内容物封入パウチ1の作用について説明する。
図5に示されるとおり、内容物150が容器160に供給されるとき、切取部40が、使用者により突出部30から切り取られる。このため、注ぎ口31が開口する。
図6に示されるとおり、注ぎ口31が容器160に向けられる。このため、収容空間21に収容されている内容物150が、注ぎ口31を通過して容器160に供給される。内容物150の大部分が容器160に供給された状態においても、内容物150の一部がパウチ10の内部に残留することがある。この内容物150は、主として、第1シート11および第2シート12のうちの注ぎ口31を形成している部分、ならびに、注液補助パーツ100に付着している。このように内容物150の一部がパウチ10の内部に残留する状態は、一般に液残りと呼ばれている。内容物150の粘度が高いほど、液残りが生じやすい。
使用者は、液残りが生じているとき、パウチ10の内部の空間を押しつぶし、残留している内容物150をパウチ10の外部に絞り出す。図7(a)および(b)は、このような作業の経過の一例を示している。
図7(a)に示されるとおり、突出部30の根本部分あたりを押す力が、使用者により各シート11,12に加えられる。このとき、注液補助パーツ100の湾曲部分120が、使用者から加えられた力を受ける。このため、湾曲部分120が、注液補助パーツ100の長手方向に伸張する。このため、使用者が大きな力をパウチ10に加えなくとも、注ぎ口31の一部、および、収容空間21の一部が押しつぶされる。これらの部分が押しつぶされることにより、残留している内容物150が、注ぎ口31の出口に向けて送り出される。
図7(b)に示されるとおり、突出部30の根本部分が押しつぶされた後、突出部30の中間部分および先端部分を押す力が、使用者により各シート11,12に加えられる。このとき、湾曲部分120が、上記と同様に注液補助パーツ100の長手方向に伸張する。このため、使用者が大きな力をパウチ10に加えなくとも、注ぎ口31の一部が押しつぶされる。このため、残留している内容物150が、注ぎ口31の開口からパウチ10の外部に絞り出される。
第1実施形態のパウチ10は、以下の効果を奏する。
(1)注液補助パーツ100の湾曲部分120が、注ぎ口31を形成している第1シート11および第2シート12を互いに分離する。このため、注ぎ口31が閉塞されにくくなる。このため、内容物150が注ぎ口31を通過しやすい。また、使用者が内容物150を外部に送り出すために注ぎ口31を押しつぶす力を加えたとき、注液補助パーツ100の湾曲部分120が変形して注ぎ口31の通路の方向に伸張する。このため、注ぎ口31を形成している第1シート11および第2シート12が互いに接近し、注ぎ口31に滞留している内容物150がパウチ10の外部に押し出される。このため、液残りが生じにくくなる。
(2)平板部分110が、好ましいシール強度が確保される面積を有している。この平板部分110が、第1シート11にヒートシールされている。このため、注液補助パーツ100および第1シート11のシール強度が大きくなる。このため、注液補助パーツ100が第1シート11から分離しにくい。
(3)平板部分110は、第1シート11および第2シート12を互いに接近させる力が加えられても実質的に変形しない。このため、平板部分110が注ぎ口31に配置されていると仮定した場合、内容物150をパウチ10の外部に送り出すために特に力が加えられる部分に、使用者が力を加えても変形しない物体が存在することになる。このような構成は、変形しやすい湾曲部分120が注ぎ口31のより広い範囲に存在している構成と比較して、使用者が内容物150を絞り出す作業を実行しているときに、内容物150を絞り出している感覚を使用者に与えにくくなるおそれがある。
パウチ10によれば、このような平板部分110が、収容空間21を形成している第1シート11の一部にヒートシールされている。このため、内容物150を絞り出している感覚が、使用者に付与されやすくなる。
(4)注液補助パーツ100の先端部分が、ガイド線42の近く、すなわち、注ぎ口31の開口の近くに存在している。このため、注ぎ口31のより広い範囲において、注ぎ口31が閉塞されにくくなる。このため、内容物150が注ぎ口31を通過しやすくなる。
(5)特許文献1に記載のパウチは、筒状体が突出部の内面と密着する構造を有している。このようなパウチは、多くの場合、次の手順により製造される。最初に、パウチを構成する一方のシートに筒状体が載せられる。次に、パウチを構成する他方のシートが、一方のシートおよび筒状体に載せられる。次に、各シートの縁がヒートシールされる。このとき、突出部の内側のシール部分に比較的大きな応力が生じる。このため、各シートがヒートシールされた後に、突出部のシール部分が剥離するおそれがある。
一方、パウチ10は、注液補助パーツ100の縁と突出部30の内縁30Aとの間に隙間LAが形成されている。このため、各シート11,12がヒートシールされるとき、突出部30のシール部分に大きな応力が生じにくい。このため、突出部30のシール部分が剥離しにくい。
(第2実施形態)
第2実施形態のパウチ10は、次の点において第1実施形態のパウチ10と相違し、その他の点において第1実施形態のパウチ10と同じ構成を有する。第2実施形態のパウチ10は、図1に示される注液補助パーツ100に代えて、図8に示される注液補助パーツ200を有する。なお、第2実施形態のパウチ10において、第1実施形態のパウチ10と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図8を参照して、注液補助パーツ200の構成について説明する。
図8(a)に示されるとおり、注液補助パーツ200は、平板部分210および屈曲部分220を含む。平板部分210は、屈曲部分220と連続して形成されている。なお、注液補助パーツ200は、第1実施形態の注液補助パーツ100と同様の材料により形成されている。
図8(b)に示されるとおり、屈曲部分220は、3つの山221を含む。6個の穴222が、屈曲部分220のうち、3つの山221を除く部分に形成されている。屈曲部分220は、山221を潰す力が加えられることにより、注ぎ口31の通路の方向に延伸する。注液補助パーツ200の長手方向における屈曲部分220の長さは、平板部分210の長さよりも長い。山221は、注ぎ口31の通路面積が好ましい大きさに維持される高さを有している。
第2実施形態のパウチ10は、第1実施形態のパウチ10により得られる(1)〜(5)の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(6)穴222が、注液補助パーツ200に形成されている。このため、内容物150が、穴222を通過して注ぎ口31の開口に向けて移動することができる。このため、注ぎ口31に滞留している内容物150が、パウチ10の外部にさらに送り出されやすくなる。このため、液残りを生じにくくする効果がより高められる。
(第3実施形態)
第3実施形態のパウチ10は、次の点において第1実施形態のパウチ10と相違し、その他の点において第1実施形態のパウチ10と同じ構成を有する。第3実施形態のパウチ10は、図1に示される注液補助パーツ100に代えて、図9に示される注液補助パーツ300を有する。なお、第3実施形態のパウチ10において、第1実施形態のパウチ10と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図9を参照して、注液補助パーツ300の構成について説明する。
図9(a)に示されるとおり、注液補助パーツ300は、平板部分310、第1屈曲部分320A、および、第2屈曲部分320Bを含む。平板部分310は、第1屈曲部分320Aと連続して形成されている。第1屈曲部分320Aと第2屈曲部分320Bとは一体的に成形されている。第1屈曲部分320Aと第2屈曲部分320Bとは並べて配置されている。なお、注液補助パーツ300は、第1実施形態の注液補助パーツ100と同様の材料により形成されている。
図9(b)に示されるとおり、第1屈曲部分320Aおよび第2屈曲部分320Bは、それぞれ、1つの山321A,321Bを含む。第1屈曲部分320Aおよび第2屈曲部分320Bは、山321A,321Bを潰す力が加えられることにより、注ぎ口31の通路の方向に延伸する。注液補助パーツ300の長手方向における第1屈曲部分320Aおよび第2屈曲部分320Bの長さは、平板部分310の長さよりも長い。山321A,321Bは、注ぎ口31の通路面積が好ましい大きさに維持される高さを有している。なお、第3実施形態のパウチ10は、第1実施形態のパウチ10により得られる(1)〜(5)の効果を奏する。
(第4実施形態)
第4実施形態のパウチ10は、次の点において第1実施形態のパウチ10と相違し、その他の点において第1実施形態のパウチ10と同じ構成を有する。第4実施形態のパウチ10は、図1に示される注液補助パーツ100に代えて、図10に示される注液補助パーツ400を有する。なお、第4実施形態のパウチ10において、第1実施形態のパウチ10と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図10を参照して、注液補助パーツ400の構成について説明する。
図10(a)および(b)に示されるとおり、注液補助パーツ400は、平板部分410、第1屈曲部分420A、および、第2屈曲部分420Bを含む。平板部分410は、第1屈曲部分420Aと連続して形成されている。第1屈曲部分420Aと第2屈曲部分420Bとは一体的に成形されている。第1屈曲部分420Aと第2屈曲部分420Bとは重ねて配置されている。なお、注液補助パーツ400は、第1実施形態の注液補助パーツ100と同様の材料により形成されている。
図10(b)に示されるとおり、第1屈曲部分420Aおよび第2屈曲部分420Bは、それぞれ、1つの山421A,421Bを含む。第1屈曲部分420Aおよび第2屈曲部分420Bは、山421A,421Bを潰す力が加えられることにより、注ぎ口31の通路の方向に延伸する。注液補助パーツ400の長手方向における第1屈曲部分420Aおよび第2屈曲部分420Bの長さは、平板部分410の長さよりも長い。山421A,421Bは、注ぎ口31の通路面積が好ましい大きさに維持される高さを有している。なお、第4実施形態のパウチ10は、第1実施形態のパウチ10により得られる(1)〜(5)の効果を奏する。
(第5実施形態)
第5実施形態のパウチ10は、次の点において第1実施形態のパウチ10と相違し、その他の点において第1実施形態のパウチ10と同じ構成を有する。第5実施形態のパウチ10は、図1に示される注液補助パーツ100に代えて、図11に示される注液補助パーツ500を有する。なお、第5実施形態のパウチ10において、第1実施形態のパウチ10と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図11を参照して、注液補助パーツ500の構成について説明する。
図11(a)に示されるとおり、注液補助パーツ500は、平板部分510、湾曲部分520、および、筒530を含む。平板部分510は、湾曲部分520と連続して形成されている。筒530は、湾曲部分520の先端部分と連続して形成されている。筒530は、注ぎ口31を形成している各シート11,12とは接着されていない。穴531が、筒530に形成されている。なお、注液補助パーツ500は、第1実施形態の注液補助パーツ100と同様の材料により形成されている。
図11(b)に示されるとおり、湾曲部分520は、3つの山521を含む。4個の穴522が、湾曲部分520のうち、3つの山521を除く部分に形成されている。湾曲部分520は、山521を潰す力が加えられることにより、注ぎ口31の通路の方向に延伸する。注液補助パーツ500の長手方向における湾曲部分520の長さは、平板部分510の長さよりも長い。山521は、注ぎ口31の通路面積が好ましい大きさに維持される高さを有している。なお、第5実施形態のパウチ10は、第1実施形態のパウチ10により得られる(1)〜(5)の効果を奏する。
(その他の実施形態)
本パウチは、上記の第1実施形態〜第5実施形態とは別の実施形態を含む。以下、その他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・平板部分110が、湾曲部分120のうちの収容部20側の端部と連続して形成され、注ぎ口31に配置される。または、平板部分110が、湾曲部分120の山121と山121との間に形成され、注ぎ口31に配置される。または、平板部分110が、湾曲部分120のうちの切取部40側の端部に形成され、注ぎ口31に配置される。これらの変形例の平板部分110は、第1シート11および第2シート12の少ないとも一方のうちの注ぎ口31を構成する部分にヒートシールされる。
・平板部分110が、第2シート12、または、第1シート11および第2シート12の両方とヒートシールされている。
・注液補助パーツ100が、平板部分110に代えて、曲面が形成された接着用部分を有する。この接着用部分が、第1シート11および第2シート12の少なくとも一方とヒートシールされる。
・注液補助パーツ100の先端部分が、切取部40の内部に形成された空間に配置されている。
・平板部分110が、注液補助パーツ100から省略される。
・湾曲部分120が、1つ、2つ、または、4つ以上の山121を含む。
・突出部30が、パウチ10から省略される。注ぎ口31に代わる別の注ぎ口が、収容部20の外縁の一部に形成される。切取部40に代わる別の切取部が、外縁の一部と連続して形成され、上記別の注ぎ口を閉塞する。ガイド線42が、外縁の一部、および、上記別の切取部の境界部分に形成される。上記別の切取部が、外縁の一部から切り取られることにより、上記別の注ぎ口が開放される。注液補助パーツ100が、収容空間21のうちの上記別の注ぎ口の近くに配置される。
・湾曲部分120の山121が、第1シート11および第2シート12の一方または両方とシールされる。なお、山121が各シート11,12の少なくとも一方とヒートシールされる場合、平板部分110を省略すること、または、平板部分110と各シート11,12の少なくとも一方とのヒートシールを省略することができる。
・内容物封入パウチ1が、シャンプーとは別の内容物を収容する。別の内容物の一例は、ボディソープおよび化粧水である。
・パウチ10が、スタンディングパウチの形態に代えて、平パウチの形態を有する。
・パウチ10が、複数のシート同士が互いにヒートシールされた構造に代えて、1枚のシートが折られ、一部がヒートシールされた構造を有する。
1…内容物封入パウチ、10…パウチ、11…第1シート、12…第2シート、13…ガゼットシート、20…収容部、21…収容空間、22…シール予定部、30…突出部、30A…内縁、31…注ぎ口、40…切取部、41…ノッチ、42…ガイド線、50…底ガゼット、100…注液補助パーツ、110…平板部分、120…湾曲部分、121…山、150…内容物、160…容器、200…注液補助パーツ、210…平板部分、220…屈曲部分、221…山、222…穴、300…注液補助パーツ、310…平板部分、320A…第1屈曲部分、320B…第2屈曲部分、321A…山、321B…山、400…注液補助パーツ、410…平板部分、420A…第1屈曲部分、420B…第2屈曲部分、421A…山、421B…山、500…注液補助パーツ、510…平板部分、520…湾曲部分、521…山、522…穴、530…筒、531…穴。

Claims (7)

  1. 内容物を収容する収容部、および、前記収容部から突出する突出部が構成されるように第1シートと第2シートとがシールされたパウチであって、
    前記収容部内の内容物を注ぎ出すために前記突出部内に形成された注ぎ口に設けられた注液補助パーツを備え、
    前記注液補助パーツは、板状の物体に湾曲部分または屈曲部分が形成されたパーツであり、
    前記湾曲部分または前記屈曲部分は、前記突出部を構成する前記第1シートの内面と前記第2シートの内面とが離れるように前記第1シートの内面および前記第2シートの内面のそれぞれと接触する部分を含み、前記注ぎ口が閉じるように前記第1シートおよび前記第2シートに力が加えられた場合に前記注ぎ口の開口から前記内容物を絞り出すことができるように前記注液補助パーツの形状が前記板状の物体の形状に近づくように、かつ、前記板状の物体の先端が前記開口に接近するように変形する
    パウチ。
  2. 前記注液補助パーツは、前記湾曲部分または前記屈曲部分と繋がる平板部分をさらに含み、
    前記平板部分は、前記第1シートおよび前記第2シートの一方に接着される
    請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記平板部分は、前記収容部を構成する前記第1シートおよび前記第2シートの一方に接着される
    請求項2に記載のパウチ。
  4. 前記注ぎ口を閉塞するように前記突出部の先端部に設けられた切取部をさらに備え、
    前記注液補助パーツの先端部分は、前記突出部と前記切取部との境界に形成されたガイド線の近くに配置される
    請求項3に記載のパウチ。
  5. 内容物を収容する収容部が構成されるように第1シートと第2シートとがシールされたパウチであって、
    前記収容部内の内容物を注ぎ出すために前記収容部の縁に形成された注ぎ口に設けられた注液補助パーツを備え、
    前記注液補助パーツは、板状の物体に湾曲部分または屈曲部分が形成されたパーツであり、
    前記湾曲部分または前記屈曲部分は、前記注ぎ口を構成する前記第1シートの内面と前記第2シートの内面とが離れるように前記第1シートの内面および前記第2シートの内面のそれぞれと接触する部分を含み、前記注ぎ口が閉じるように前記第1シートおよび前記第2シートに力が加えられた場合に前記注ぎ口の開口から前記内容物を絞り出すことができるように前記注液補助パーツの形状が前記板状の物体の形状に近づくように、かつ、前記板状の物体の先端が前記開口に接近するように変形する
    パウチ。
  6. 前記湾曲部分または前記屈曲部分は山、谷、および、前記山と前記谷との間に形成された穴を含む
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の注液補助パーツ。
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