JP6384844B1 - 手持ち式のテープカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着テープの先端を引き出し易くするとともに、貼着された粘着テープの用済み後の粘着テープを引剥し易くすることができる手持ち式のテープカッターを提供する。
【解決手段】テープロール2の粘着テープTを巻装する支持軸3と、前記粘着テープTを切断するカッター4との間に、前記粘着テープTの先端の粘着面を仮止めするテープセット部材6を配置してなるテープカッターであって、
前記テープセット部材6は、前記粘着テープTの先端の粘着面に対して下向きに起立する仮止め面7aを有する前部7と、前記支持軸3を設ける保持板5に固定される左右一対の側部8、8と、よりなり、
前記前部7は左右に分割され、左右の前記前部7のそれぞれ一端を前記カッター4の方向に往復移動ができるよう前記側部8、8に設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、粘着テープを貼り付け、包装、密封等への使用される手持ち式のテープカッターに関するものである。
周知の一面に粘着面を有する粘着テープは、家庭用、事務用、商業用、工業用等の各種用途に広く汎用され、特に、商店・百貨店・スーパー等での買物の商品包装の封、書類・図面等の一時的位置決め、ポスター・表等の掲示等である。
このような粘着テープを取付ける粘着テープカッターは、粘着テープを粘着面側から切断し、切断後の粘着テープの先端をカッターに付着させるものが多い。 また、粘着テープを引き出しやすいように、粘着テープの先端を折り返したり、粘着テープの先端部分に紙片等を貼付する方法を取っている。(特許文献1)
特開平10−250904号公報
従来の粘着テープカッターにおいて、粘着テープを粘着面側から切断し、切断後の粘着テープの先端をカッターに付着させたままにする方法は、粘着テープをカッターから剥がしにくく、粘着面の糊がカッターに付着するため、カッターの切れ味が悪くなる欠点を生ずる。しかも、指先で粘着テープの粘着面に触れるので、指紋が粘着テープに付きやすい。
また、粘着テープの先端を折り返したり、あるいは、粘着テープの先端部分に紙片等を貼付する方法は、粘着テープを引き出しやすいが、折り返したり、紙片等の貼付の際に、粘着テープをよじれさせて、手間がかかる難点が生ずる。
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、粘着テープの先端を折り返したり、あるいは、粘着テープの先端部分に紙片等を貼付する手間をなくし、作業性を良くするとともに、簡単な構造で、カッターから容易に粘着テープを剥がし、粘着テープを引き出しやすくでき、しかも、貼着後の用済み粘着テープの引き剥しを容易にする手持ち式のテープカッターを提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、テープロールの粘着テープを巻装する支持軸と、前記粘着テープを切断するカッターとの間に、前記粘着テープの先端の粘着面を仮止めするテープセット部材を配置してなるテープカッターであって、
前記テープセット部材は、前記粘着テープの先端の粘着面に対して下向きに起立する仮止め面を有する前部と、前記支持軸を設ける保持板に固定される左右一対の側部と、前記側部の下端に一体に設けた下部と、よりなり、
前記前部の上端を屈曲して前記カッター方向に突出させ前記粘着テープを折り返すガイド部とし、
前記前部は左右に分割され、左右の前記前部の一側となるそれぞれ一端を前記側部の側端に一体に設け、前記前部を前記粘着テープの幅方向に屈曲し、この屈曲箇所で前記仮止め面に貼着した前記粘着テープの引き出しにより前記カッター側の前方に移動した前記前部がスプリングバックにより元の位置に戻ることを特徴とする手持ち式のテープカッターである。
請求項2に記載の発明は、前記テープセット部材は、前記前部を前記側部の側端に一体に設けるとともに、前記側部の左右を互いに連結する後部を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の手持ち式のテープカッターである。
請求項3に記載の発明は、前記テープセット部材の前記前部と、前記側部及び前記後部とを板厚0,1〜0,3mmの薄板でプレス加工により一体に成形することを特徴とする請求項2に記載の手持ち式のテープカッターである。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、テープロールの粘着テープを巻装する支持軸と、前記粘着テープを切断するカッターとの間に、前記粘着テープの先端の粘着面を仮止めするテープセット部材を配置してなるテープカッターであって、
前記テープセット部材は、前記粘着テープの先端の粘着面に対して下向きに起立する仮止め面を有する前部と、前記支持軸を設ける保持板に固定される左右一対の側部と、前記側部の下端に一体に設けた下部と、よりなり、
前記前部の上端を屈曲して前記カッター方向に突出させ前記粘着テープを折り返すガイド部とし、
前記前部は左右に分割され、左右の前記前部の一側となるそれぞれ一端を前記側部の側端に一体に設け、前記前部を前記粘着テープの幅方向に屈曲し、この屈曲箇所で前記仮止め面に貼着した前記粘着テープの引き出しにより前記カッター側の前方に移動した前記前部がスプリングバックにより元の位置に戻るので、貼着テープの切断縁がテープロール自体に貼着してしまうということがなく、前記カッターで切り取られた後の粘着テープの先端を引き出した状態を維持でき、前記テープセット部材の前記ベース面に貼着した粘着テープを容易に剥がし易くなる。
更に、前記仮止め面から粘着テープを引き出す際、まず、前記前部が粘着テープに引かれて前方に移動し、その後、前記前部の粘着テープの先端が剥がれると、前記前部が元の位置に戻り、粘着テープの先端が前記仮止め面から簡単に剥がれることになる。
また、前記前部の前記仮止め面が粘着テープの先端の粘着面に対して下向きに起立することにより、前記仮止め面から粘着テープを引き出す際、粘着テープの先端を摘まむと粘着テープの先端に折り返しができるので、指先に粘着テープの粘着面に触れることがなく、指紋が粘着テープに付かなくなる。しかも、粘着テープの先端に折り返しがあると、一旦貼着された粘着テープの用済み後に折り返しを引っ張ることで、粘着テープの引剥しが容易になる。
請求項2に記載の発明では、前記テープセット部材は、前記前部を前記側部の側端に一体に設けるとともに、前記側部の左右を互いに連結する後部を備えてなるので、ヒンジ等の連結具が必要なく構造が簡単にでき、しかも、側部を保持板に固定する際、水平方向において左右の側部の固定位置が上下にずれることがなく、粘着テープの先端を前記前部に貼着する粘着テープの先端には皺や捻じれが生じ難くなる。
請求項3に記載の発明では、前記テープセット部材の前記前部と、前記側部及び前記後部とを板厚0,1〜0,3mmの薄板でプレス加工により一体に成形するので、前記テープセット部材の製作が容易になるとともに、既製のテープカッターに簡単に取付けできる。
手持ち式のテープカッターの全体構成を示す側面図である。 第1の実施形態における手持ち式のテープカッターを示す斜視図である。 第2の実施形態における手持ち式のテープカッターのテープセット部材を示す斜視図である。 テープセット部材における粘着テープの引出し状態の断面図である。 テープセット部材における粘着テープの切断状態の断面図である。 第2の実施形態における手持ち式テープカッターのテープセット部材の展開図である。 第3の実施形態における手持ち式のテープカッターのテープセット部材を示す斜視図である。 テープセット部材における粘着テープの引出し状態の断面図である。 第3の実施形態における手持ち式テープカッターのテープセット部の展開図である。
以下、この発明の手持ち式のテープカッターの実施の形態について説明する。
この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
この実施形態の手持ち式のテープカッターのテープカッター本体を、図1乃至図9に基づいて説明する。図1はテープカッター本体の全体構成を示す側面図である。
前記テープカッター本体1は、粘着剤が塗布されたテープロール2の粘着テープTが巻装される支持軸3と、前記粘着テープTを切断するカッター4とを備え、前記支持軸3は左右一対の保持板5、5により支持される。
そして、第1の実施形態のテープカッター本体1のテープセット部材6は、前記粘着テープTの先端の粘着面に対して下向きに起立する仮止め面7aを有する前部7と、前記支持軸3を設ける前記保持板5、5に固定される左右一対の側部8、8と、よりなる。
前記前部7は左右に分割され、分割した左右の前部7のそれぞれ一端を前記側部8、8の側端に一体に設け、粘着テープTの幅方向に屈曲し、前記カッター4の方向に前後移動ができるようにする。なお、前記前部7のそれぞれ一端は、前記側部8、8の側端にヒンジにより連結し、前記カッター4の方向に前後移動ができるようにしてもよい。
また、分割した前記前部7の互いの間は、粘着テープTの幅方向中央が摘まめる間隔にする。この間隔より粘着テープTの先端を摘まむと、前記仮止め面7aが粘着面に対して下向きに起立しているので、粘着テープTの先端に折り返しができる。
これにより、前記仮止め面7aから粘着テープTを引き出す際、まず、前記前部7が粘着テープTに引かれて前方に移動し、その後、前記前部7の粘着テープTの先端が剥がれると、前記側部8、8より屈曲した前記前部7がスプリングバックで前記前部7が元の位置に戻り、粘着テープTの先端が前記仮止め面7aから容易に剥がれることになる。
以上の構成よりなる手持ち式のテープカッターにおいて、粘着テープTを商品包装の封、書類・図面等の一時的位置決め、ポスター・表等の掲示等に使う際、粘着テープTを前記カッター4まで引き出して切断し、切断された粘着テープTを必要箇所に貼着する。
そして、テープロール2側の粘着テープTの先端は、前記前部7の前記仮止め面7aに貼着され、前記カッター4で切り取られた後の粘着テープTの先端はテープロール2より引き出した状態を維持し、粘着テープTの切断端が前記テープロール2側に貼着してしまうことがなく、貼着テープTの切断端が見付け難くなり、切断端の剥ぎ起こしが簡単にできなくなってしまうことはなくなる。
次に、粘着テープTの先端が前記前部7の前記仮止め面7aに貼着した粘着テープの先端を引き出す際は、左右の前記前部7よりなる間隔に臨む粘着テープTの幅方向中央の非粘着面Tbを指先で摘み、前記粘着テープTの先端を前記カッター4まで引き出すことになる。
前記仮止め面7aから粘着テープTを引き出す際、まず、前記前部7が粘着テープTに引かれて前方に移動し、その後、前記前部7の粘着テープTの先端が剥がれると、前記側部8、8より屈曲した前記前部7がスプリングバックで前記前部7が元の位置に戻り、粘着テープTの先端が前記仮止め面7aから容易に剥がれることになる。
また、前記仮止め面7aから粘着テープTを引き出す際、前記仮止め面7aが粘着テープTの先端の粘着面Taに対して下向きに起立するので、粘着テープTの先端を摘まむと粘着テープTの先端に折り返しができ、指先に粘着テープTの粘着面Taに触れることがなく、指紋が粘着面Taに付かなくなり、しかも、粘着テープTの先端に折り返しがあると、貼着された粘着テープTの用済み後に折り返しを引っ張ることができ、粘着テープTの引剥しが容易になる。
さらに、第2の実施態様は、図6の展開図に示すように板厚0,1〜0,3mmの薄い一枚板のプレス加工によりなるテープセット部材6で、このテープセット部材6は、粘着テープTの先端の粘着面Taに対して起立する仮止め面7aを有する前記前部7と、前記支持軸3を設ける前記保持板5、5に固定される左右一対の側部8と、左右の前記側部8、8を互いに連結する後部9と、よりなる。
前記後部9の左右端には、前記側部8、8が一体に設けられるとともに、前記側部8、8の側端8a、8aを屈曲して前記前部7とされる。左右の前記前部7の互いの間は、粘着テープTの幅方向中央が摘まめる間隔Bになっている。 なお、符号14は軽量化のために前記後部9に穿設した複数の貫通穴である。
前記前部7の上端より前ガイド7bを突出し、粘着テープTの先端を前記仮止め面7aに貼着する際、前記前ガイド7bにより粘着テープTに折り返しTcができる。
前記側部8、8の下端8b、8bには下部11を一体に設け、これを屈曲して、前記テープロール2より引き出された粘着テープTの垂れ下がりを規制し、粘着テープTの粘着面Taが前記下部11に貼着するので、粘着テープTを前記カッター4により切断した直後、粘着テープTの先端が前記テープロール2側に戻ることがなくなる。なお、前記下部11の側縁を下方に屈曲し、粘着テープTの接触面積を増加させる。
こうして、前記前部7の前記仮止め面7aに貼着した粘着テープTの引き出しにつれて前記前部7が前記カッター4の方向に移動し、粘着テープTの先端が前記仮り止め面7aより剥がれると、前記側部8、8より屈曲した前記前部7はスプリングバックにより元の位置に戻る。
以上の構成よりなる手持ち式のテープカッターにおいて、粘着テープTを使う際、図3に示すように、粘着テープTを前記カッター4まで引き出して切断し、切断された粘着テープTを必要箇所に貼着する。
そして、粘着テープTを前記カッター4により切断した直後、前記テープロール2より引き出された粘着テープTは垂れ下がるが、図4に示すように、粘着テープTの粘着面Taが前記下部11に貼着し、粘着テープTの先端が前記テープロール2側に戻ることがなくなる。
図5に示すように、テープロール2側の粘着テープTの先端は、前記前部7の前記仮止め面7aに貼着され、粘着テープTの先端を前記前部7に貼着する粘着テープTには前記前ガイド7bにより折り返しができ、前記カッター4で切り取られた後の粘着テープTの先端はテープロール2より引き出した状態を維持し、粘着テープTの切断端が前記テープロール2側に貼着してしまうことがなく、貼着テープTの切断端が見付け難くなり、切断端の剥ぎ起こしが簡単にできなくなってしまうことはなくなる。
さらに、粘着テープTの先端が前記前部7の前記仮止め面7aに貼着した粘着テープの先端を引き出す際は、左右の前記前部7よりなる前記間隔Bに臨む粘着テープTの幅方向中央の非粘着面Tbを指先で摘み、前記粘着テープTの先端を前記カッター4まで引き出すことになる。
前記前部7が粘着テープTに引かれて前方に移動するが、前記側部8、8に屈曲された前記前部7はスプリングバックにより元の位置に戻ることになり、前記粘着テープTが前記仮止め面7aから容易に剥がれることになる。
さらに、第3の実施形態について、図7乃至図9に基づいて説明する。この実施形態において第1の実施形態と同じ構成は同一の符号を付している。
この実施形態の前記テープセット部材6は、第2の実施形態の前記テープセット部材6に対し、さらに、粘着テープTの先端の非粘着面Tbに対して平行な覆い面10aを有する上部10と、この上部10の前記覆い面10aの後端に上方に延出する後部9と、を追加してなる。
前記前部7と前記上部8とにより隙間12を形成し、この隙間12を粘着テープTの先端が通過する。そして、前記前部7の上端より前記前ガイド7bと、前記上部10の覆い面10aの前端より上ガイド10bとを突出し、粘着テープTの先端を前記仮止め面7aに貼着する際、前記前ガイド7bにより粘着テープTに折り返しTcができる。
前記覆い面10aを有する前記上部10には、前記粘着テープTの幅方向中央が摘まめるよう前記カッター4の方向に開口する切欠き13を設けるとともに、左右の前記前部7の互いの間は、粘着テープTの幅方向中央が摘まめる前記間隔Bになっている。この間隔Bは前記切欠き13の開口と同じ幅にする。
以上の構成よりなる手持ち式のテープカッターにおいて、粘着テープTを図3に示すように、前記前部7と前記上部10とで形成した隙間12より粘着テープTの先端を通過させ、この粘着テープTを前記カッター4まで引き出して切断し、切断された粘着テープTを必要箇所に貼着する。
そして、テープロール2側の粘着テープTの先端は、前記前部7の前記仮止め面7aに貼着され、前記カッター4で切り取られた後の粘着テープTの先端は引き出した状態を維持し、貼着テープTの切断端が前記テープロール2側に貼着してしまうことがなく、貼着テープTの切断端が見付け難くなり、切断端の剥ぎ起こしが簡単にできなくなってしまうことはなくなる。
さらに、粘着テープTの先端が前記前部7の前記仮止め面7aに貼着した粘着テープの先端を引き出す際は、前記上部10の前記覆い面10aの切欠き13と、前記前部7の前記仮止め面7aの前記間隔Bとに臨む粘着テープTの先端の非粘着面Tbを指先で摘み、前記粘着テープTの先端を前記カッター4まで引き出すことになる。
前記前部7が粘着テープTに引かれて前方に可動するが、屈曲された前記前部7はスプリングバックにより元の位置に戻り、前記粘着テープTが前記仮止め面7aから容易に剥がれることになる。
また、この上部10の前記覆い面10aの後端と、この後端より上方に延出する後部9との折り曲がりがスプリングバックを生じることにより、通過する粘着テープTには皺や捻じれが生じ難くなる。
以上のように、前記粘着テープTの先端を前記前部7に貼着することにより、切り取られた後の粘着テープTの先端を引き出した状態のままを維持でき、貼着テープTの切断端が前記テープロール2側に貼着してしまうことがなく、貼着テープTの切断端が見付け難くなり、切断端の剥ぎ起こしが簡単にできなくなってしまうことはなくなる。
しかも、前記仮止め面7aから粘着テープTを引き出す際、まず、前記前部7が粘着テープTに引かれて前方に移動し、その後、前記前部7の粘着テープTの先端が剥がれると、前記前部7が元の位置に戻り、粘着テープTの先端が前記仮止め面7aから簡単に剥がれることになる。
また、前記上部8の後端より上方に延出する前記後部9の左右端には、前記支持軸3を設ける前記保持板5、5に固定される前記側部10、10を一体に設け、この側部10、10の側端を屈曲して前記前部7とすることにより、前記テープセット部材6を薄い一枚板でプレス成形ができて製作が容易になり、そして、製作された前記テープセット部材6を簡単に既製のテープカッター本体1に組み付けることができる。
そして、粘着テープTの先端が通過する隙間12を前記前部7の上端と前記上部8の先端とにより形成するとともに、前記前部7の上端には前記カッター4の方向に突出する前ガイド7bを設けることにより、前記前部7と前記上部8とによりなる隙間12を通過する粘着テープTには皺や捻じれが生じ難くなる。
さらに、粘着テープTの先端を前記前部7に貼着する粘着テープTには前ガイド7bにより折り返しができ、これにより粘着テープTを摘まみ易くなるとともに、指先が粘着テープTの粘着面Taに触れなく、指紋が粘着テープTに付くことはなくなる。
左右の前記前部7の間隔Bを粘着テープTの幅方向中央に位置させることにより、粘着テープTの先端が前記前部7の前記仮止め面7aに貼着した粘着テープTの先端を引き出す際は、前記前部7の前記間隔Bが臨む粘着テープTの幅方向中央の非粘着面Tbを指先で摘み、粘着テープTの先端を前記カッター4まで引き出すことができ、この粘着テープTの先端を引き出し易くなる。
また、前記前部7の前記仮止め面7aが粘着テープTの先端の粘着面Taに対して下向きに起立するので、前記仮止め面7aから粘着テープを引き出す際、粘着テープTの先端を摘まむと粘着テープTの先端に折り返しができ、これにより指先に粘着テープTの粘着面に触れることがなく、指紋が粘着テープに付かなくなり、しかも、粘着テープTの先端に折り返しがあると、一旦貼着された粘着テープTの用済み後に引剥がしたい場合、折り返しを引っ張ることにより、粘着テープの引剥しが容易になる。
商品包装の封、ポスター・表等の掲示等において使用する粘着テープが使い易い状態で好適に引き出すことができる手持ち式のテープカッターである。
1 テープカッター本体
2 テープロール
3 支持軸
4 カッター
5、5 保持板
6 テープセット部材
7 前部
7a 仮止め面
7b 前ガイド
8、8 側部
8a、8a 側端
9 後部
10 上部
10a 覆い面
10b 上ガイド
11 下部
12 隙間
13 切欠き
14 貫通穴
B 間隔
T 粘着テープ
Ta 粘着面
Tb 非粘着面
Tc 折り返し
























Claims (3)

  1. テープロールの粘着テープを巻装する支持軸と、前記粘着テープを切断するカッターとの間に、前記粘着テープの先端の粘着面を仮止めするテープセット部材を配置してなるテープカッターであって、
    前記テープセット部材は、前記粘着テープの先端の粘着面に対して下向きに起立する仮止め面を有する前部と、前記支持軸を設ける保持板に固定される左右一対の側部と、前記側部の下端に一体に設けた下部と、よりなり、
    前記前部の上端を屈曲して前記カッター方向に突出させ前記粘着テープを折り返すガイド部とし、
    前記前部は左右に分割され、左右の前記前部の一側となるそれぞれ一端を前記側部の側端に一体に設け、前記前部を前記粘着テープの幅方向に屈曲し、この屈曲箇所で前記仮止め面に貼着した前記粘着テープの引き出しにより前記カッター側の前方に移動した前記前部がスプリングバックにより元の位置に戻ることを特徴とする手持ち式のテープカッター。
  2. 前記テープセット部材は、前記前部を前記側部の側端に一体に設けるとともに、前記側部の左右を互いに連結する後部を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の手持ち式のテープカッター。
  3. 前記テープセット部材の前記前部と、前記側部及び前記後部とを板厚0,1〜0,3mmの薄板でプレス加工により一体に成形することを特徴とする請求項2に記載の手持ち式のテープカッター。
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