JP3215264U - トイレットペーパー - Google Patents
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Abstract
【課題】より審美性に優れたトイレットペーパーを提供すること。また、製造に適し、かつ簡便に使用できるトイレットペーパーを提供すること。また、より清潔に使用することができるトイレットペーパーを提供すること。【解決手段】トイレットペーパー1は、所定の間隔で切取線21が設けられたトイレットペーパー本体部2と、凸状部材3と、を備え、凸状部材3は、トイレットペーパー1を切取線21にそって切り取ったときのトイレットペーパー本体部2の残部22側に、切取線21を横断するように設けられている。【選択図】図2
Description
本考案はトイレットペーパーに関する。
先端部分が三角形状に折られたトイレットペーパーは、日本のホテルやオフィスなど様々な場所でみることができる。この先端部分が三角形状に折られたトイレットペーパーは、三角折りと呼ばれ、日本のホテルやオフィスなどでは『清掃の完了』の目印として用いられている。
また、次に使う人への気遣いから、トイレの使用者が先端部分を三角形状に折りたたむ行為も広く行われている。
しかしながら、トイレの使用者が先端部分を三角形状に折りたたむ行為は、不特定多数の人が使う場では不潔であると考えられていた(非特許文献1)。
一方で、三角形状の先端を有するトイレットペーパー自体は、その見栄えの良さから清楚な印象を与えるものである。
一方で、三角形状の先端を有するトイレットペーパー自体は、その見栄えの良さから清楚な印象を与えるものである。
このような事情から、衛生面の良さを維持しつつ、三角形状の先端を有するトイレットペーパーを提供する技術が求められていた。
衛生面の良さを維持しつつも三角形状の先端を有するトイレットペーパーを提供する技術としては、以下のものが知られている。
特許文献1には、先端に肉厚の凸状部材を有し、後端部に切断用ミシン目を有するトイレットペーパー単体を複数備え、1のトイレットペーパー単体の後端縁を他のトイレットペーパー単体の状表面における凸状部材3の略後部に貼着したことを特徴とする、ロール式トイレットペーパーが開示されている。
また、特許文献2には、V字形のミシン目を有するトイレットペーパーが開示されている。
また、非特許文献2には、先端部の三角形状を自動で形成するトイレットペーパー三角折り装置が開示されている。
「トイレの"三角折り"なぜ感染症のリスク」、[online]、2017年6月16日、Nippon Television Network Corporation、[平成29年12月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.news24.jp/articles/2017/06/16/07364471.html〉
「日本すごい!トイレットペーパー三角折り装置が製品化」、[online]、2015年12月21日、株式会社グレイプ、[平成29年12月1日検索]、インターネット〈URL:https://grapee.jp/124769〉
特許文献1に記載のロール式トイレットペーパーは、1のトイレットペーパー単体の後端縁を他のトイレットペーパー単体の状表面における凸状部材の略後部に貼着した形態であるため、凸状部材を備えるトイレットペーパーの製造に適した形態ではなかった。
また、特許文献1に記載のロール式トイレットペーパーは、凸状部材の形状の自由度が低いものであった。
また、特許文献1に記載のロール式トイレットペーパーは、凸状部材の形状の自由度が低いものであった。
また、特許文献2に記載のV字形のミシン目を有するトイレットペーパーは、切るときにミシン目にかかる力が均一ではないため、綺麗に破くことができない場合があった。
そして綺麗に破くことができないため、V字形の先端を形成することができず、審美性に欠けるものであった。
そして綺麗に破くことができないため、V字形の先端を形成することができず、審美性に欠けるものであった。
また、非特許文献2に記載のトイレットペーパー三角折り装置は、トイレットペーパーホルダそのものを取り換える必要があるため、小規模事業者や一般家庭には導入しにくいものであった。
このような状況に鑑みなされた本考案は、より審美性に優れたトイレットペーパーを提供することを課題とする。また、本考案は、製造に適し、かつ簡便に使用できるトイレットペーパーを提供することを課題とする。また、本考案の好ましい形態では、より清潔に使用することができるトイレットペーパーを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本考案は、
所定の間隔で切取線が設けられたトイレットペーパー本体部と、
凸状部材と、
を備え、
前記凸状部材は、トイレットペーパーを前記切取線にそって切り取ったときのトイレットペーパー本体部の残部側に、前記切取線を横断するように設けられていることを特徴とする、トイレットペーパーである。
所定の間隔で切取線が設けられたトイレットペーパー本体部と、
凸状部材と、
を備え、
前記凸状部材は、トイレットペーパーを前記切取線にそって切り取ったときのトイレットペーパー本体部の残部側に、前記切取線を横断するように設けられていることを特徴とする、トイレットペーパーである。
本考案のトイレットペーパーは、トイレットペーパーを切り取ったときに、トイレットペーパーの残部と共に凸状部材が自然に現れるため、より審美性に優れる。
また、本考案のトイレットペーパーは、凸状部材がトイレットペーパー本体部に設けられている構成であるため、既存の設備をそのまま利用し製造することができる。具体的には、トイレットペーパーの巻き込み工程の前のトイレットペーパー本体部に、凸状部材を設けることにより、簡便に製造することができる。
また、本考案のトイレットペーパーは、トイレットペーパーそのものが凸状部材を備える構成であることにより、既設のトイレットペーパーホルダを使用できるため、より簡便に使用することができる。
また、本考案のトイレットペーパーは、凸状部材がトイレットペーパー本体部に設けられている構成であるため、既存の設備をそのまま利用し製造することができる。具体的には、トイレットペーパーの巻き込み工程の前のトイレットペーパー本体部に、凸状部材を設けることにより、簡便に製造することができる。
また、本考案のトイレットペーパーは、トイレットペーパーそのものが凸状部材を備える構成であることにより、既設のトイレットペーパーホルダを使用できるため、より簡便に使用することができる。
また、前記凸状部材は、トイレットペーパー本体部が巻かれた状態の、前記トイレットペーパー本体部の裏面に設けられていることが好ましい。
前記凸状部材が、トイレットペーパー本体部が巻かれた状態の、前記トイレットペーパー本体部の裏面に設けられているトイレットペーパーによれば、トイレの使用者が凸状部材に触れることなくトイレットペーパーを切り取ることができるため(図5 参照)、より清潔に使用することができる。
前記凸状部材が、トイレットペーパー本体部が巻かれた状態の、前記トイレットペーパー本体部の裏面に設けられているトイレットペーパーによれば、トイレの使用者が凸状部材に触れることなくトイレットペーパーを切り取ることができるため(図5 参照)、より清潔に使用することができる。
また、前記凸状部材は、前記切取線にそってトイレットペーパーを切り取ったときの、トイレットペーパー本体部の端部に設けられていることが好ましい。
このような形態のトイレットペーパーは、前記切取線にそってトイレットペーパーを切り取ったときに、前記凸状部材がより顕著に現れるため、より審美性に優れる。
このような形態のトイレットペーパーは、前記切取線にそってトイレットペーパーを切り取ったときに、前記凸状部材がより顕著に現れるため、より審美性に優れる。
また、前記凸状部材の少なくとも先端部分は、三角形であることが好ましい。
また、前記凸状部材は、折りたたまれた紙材により形成されていることが好ましい。
また、前記凸状部材は、正方形の対角線にそって2回折りたたまれた紙材により形成されていることが好ましい。
このような形態の凸状部材を備えるトイレットペーパーは、従来の手で折られた三角形が備える美観を表出するものであるため、より審美性に優れる。
このような形態の凸状部材を備えるトイレットペーパーは、従来の手で折られた三角形が備える美観を表出するものであるため、より審美性に優れる。
本考案によれば、より審美性に優れたトイレットペーパーを提供することができる。また、本考案によれば、製造に適し、かつ簡便に使用できるトイレットペーパーを提供することができる。また、本考案の好ましい形態によれば、より清潔に使用することができるトイレットペーパーを提供することができる。
ことができる。
ことができる。
以下、本実施例のトイレットペーパー1について説明するが、本考案の技術的範囲は実施例に限定されないことはいうまでもない。
本実施例のトイレットペーパー1は、所定の間隔で切取線21が設けられたトイレットペーパー本体部2と、凸状部材3とを備える。
そして、凸状部材3は、トイレットペーパーを切取線21にそって切り取ったときのトイレットペーパー本体部2の残部22側に、切取線21を横断するように設けられている(図1〜図2 参照)。
本実施例のトイレットペーパー1は、トイレットペーパー本体部2を切り取ったときに、トイレットペーパー本体部2の残部22と共に凸状部材3が自然に現れるため、より審美性に優れる。
また、本実施例のトイレットペーパー1は、凸状部材3がトイレットペーパー本体部2に設けられている構成であるため、既存の設備をそのまま利用し製造することができる。
また、本実施例のトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1そのものが凸状部材3を備える構成であることにより、既設のトイレットペーパーホルダ4を使用できるため、より簡便に使用することができる(図5 参照)。
また、本実施例のトイレットペーパー1は、凸状部材3がトイレットペーパー本体部2に設けられている構成であるため、既存の設備をそのまま利用し製造することができる。
また、本実施例のトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1そのものが凸状部材3を備える構成であることにより、既設のトイレットペーパーホルダ4を使用できるため、より簡便に使用することができる(図5 参照)。
また、図2に示すように、本実施例の凸状部材3は、トイレットペーパー本体部2が巻かれた状態の、トイレットペーパー本体部2の裏面に設けられている。
凸状部材3がトイレットペーパー本体部2の裏面に設けられていることで、使用者が凸状部材3を触れることなくトイレットペーパー本体部2を切り取ることができるため(図5 参照)、より衛生的である。
凸状部材3がトイレットペーパー本体部2の裏面に設けられていることで、使用者が凸状部材3を触れることなくトイレットペーパー本体部2を切り取ることができるため(図5 参照)、より衛生的である。
また、図2に示すように、本実施例の凸状部材3は、切取線21にそってトイレットペーパー本体部2を切り取ったときの、トイレットペーパー本体部2の残部22側端部に設けられている。
凸状部材3が切取線21にそってトイレットペーパー本体部2を切り取ったときのトイレットペーパー本体部2の残部22側端部に設けられていることで、切取線21にそってトイレットペーパーを切り取ったときの凸状部材3がより顕著に現れるため、より審美性に優れる(図5 参照)。
凸状部材3が切取線21にそってトイレットペーパー本体部2を切り取ったときのトイレットペーパー本体部2の残部22側端部に設けられていることで、切取線21にそってトイレットペーパーを切り取ったときの凸状部材3がより顕著に現れるため、より審美性に優れる(図5 参照)。
また、図1に示すように、本実施例のトイレットペーパー1は、トイレットペーパー本体部2が備える全ての切取線21ごとにそれぞれ凸状部材3が設けられている。ただし、必ずしもトイレットペーパー本体部2が備える全ての切取線21近傍にそれぞれ凸状部材3が設けられている必要はなく、例えば、トイレットペーパー本体部2が備える5割以上、より好ましくは7割以上、さらに好ましくは9割以上の切取線21近傍に凸状部材3が設けられている形態であっても良い。
なお、本実施例において凸状部材3は、接着剤を用いた接着により固定されている。接着剤を用いた接着により固定されているトイレットペーパー1は、より簡便に製造することができる。
ここで、凸状部材3の固定手段に特に制限はなく、例えば、縫製による固定、圧着による固定、溶融による固定等の手段をとることができる。
ここで、凸状部材3の固定手段に特に制限はなく、例えば、縫製による固定、圧着による固定、溶融による固定等の手段をとることができる。
トイレットペーパー本体部2には、通常の製造方法により製造されるトイレットペーパーを用いることができる。
以下、図3を参照し、本実施例のトイレットペーパー本体部2に設けられた凸状部材3のさらに好ましい形態について説明する。
本実施例の凸状部材3は、正方形の紙材を対角線にそって2回折りたたむことにより形成された三角形状である。
ただし、凸状部材3は全体が三角形状である必要はなく、少なくとも先端部分が三角形であればよい。具体的には、凸状部材3は、トイレットペーパー本体部2への固定に用いられる固定部31と、先端部分の舌片部32を備える形態であることがより好ましい。
ただし、凸状部材3は全体が三角形状である必要はなく、少なくとも先端部分が三角形であればよい。具体的には、凸状部材3は、トイレットペーパー本体部2への固定に用いられる固定部31と、先端部分の舌片部32を備える形態であることがより好ましい。
ここで固定部31の幅は、トイレットペーパー本体部2の幅と略一致することが好ましい。固定部31の幅がトイレットペーパー本体部2の幅と略一致することで、より強固に固定された凸状部材3を備えるトイレットペーパー1を提供することができる。
また、凸状部材3における三角形状の形成は、必ずしも正方形の紙材を対角線にそって2回折りたたむことによりなされる必要はなく、例えば、任意の形状の紙材を三角形状に折りたたむことにより形成される形態であっても良い。
また、凸状部材3の形状にも特に制限はなく、略正方形、略長方形、略台形、菱型等の略四角形、略円形等の何れであってもよい。
本実施例の凸状部材3の厚みは、トイレットペーパー本体部2の厚みに対し、4倍の厚みである。
ここで、凸状部材3の厚みの下限に特に制限はなく、トイレットペーパー本体部2の厚みに対し、好ましくは2倍以上、さらに好ましくは3倍以上であってもよい。
凸状部材3の厚みが下限以上であることで、次のトイレの使用者がトイレットペーパーを引き出しやすい。
凸状部材3の厚みが下限以上であることで、次のトイレの使用者がトイレットペーパーを引き出しやすい。
また、凸状部材3の厚みの上限に特に制限はなく、トイレットペーパー本体部2の厚みに対し、好ましくは6倍以下、さらに好ましくは5倍以下であってもよい。
凸状部材3の厚みが上限以下であることで、トイレットペーパー1の全体形状が凸状部材3の厚みにより崩れることがない。
凸状部材3の厚みが上限以下であることで、トイレットペーパー1の全体形状が凸状部材3の厚みにより崩れることがない。
本実施例の凸状部材3の色は、トイレットペーパー本体部2と同じ色でもよく、相違する色であってもよい。
ここで、本実施例の凸状部材3の色がトイレットペーパー本体部2の色と相違する形態であることがより好ましい。これは、凸状部材3の色がトイレットペーパー本体部2の色と相違する形態であることで、トイレットペーパー本体部2の切取線21の位置が、凸状部材3によって明確にわかるためである。
ここで、本実施例の凸状部材3の色がトイレットペーパー本体部2の色と相違する形態であることがより好ましい。これは、凸状部材3の色がトイレットペーパー本体部2の色と相違する形態であることで、トイレットペーパー本体部2の切取線21の位置が、凸状部材3によって明確にわかるためである。
本実施例のトイレットペーパー1は、例えば、通常のトイレットペーパーの製造工程における、巻き込み工程前のトイレットペーパー本体部2に凸状部材3を設けることにより製造することができる(図2 参照)。
本考案は、トイレットペーパーに応用することができる。
1 トイレットペーパー
2 トイレットペーパー本体部
21 切取線
22 残部
23 切取部
3 凸状部材
31 固定部
32 舌片部
4 トイレットペーパーホルダ
2 トイレットペーパー本体部
21 切取線
22 残部
23 切取部
3 凸状部材
31 固定部
32 舌片部
4 トイレットペーパーホルダ
Claims (6)
- 所定の間隔で切取線が設けられたトイレットペーパー本体部と、
凸状部材と、
を備え、
前記凸状部材は、トイレットペーパー本体部を前記切取線にそって切り取ったときのトイレットペーパー本体部の残部側に、前記切取線を横断するように設けられていることを特徴とする、トイレットペーパー。 - 前記凸状部材が、トイレットペーパー本体部の巻かれた状態の、前記トイレットペーパー本体部の裏面に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットペーパー。
- 前記凸状部材が、前記切取線にそってトイレットペーパー本体部を切り取ったときのトイレットペーパー本体部の端部に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のトイレットペーパー。
- 前記凸状部材の少なくとも先端部分が三角形であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のトイレットペーパー。
- 前記凸状部材が、折りたたまれた紙材により形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のトイレットペーパー。
- 前記凸状部材が、正方形の対角線にそって2回折りたたまれた紙材により形成されていることを特徴とする、請求項5に記載のトイレットペーパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005822U JP3215264U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | トイレットペーパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005822U JP3215264U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | トイレットペーパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3215264U true JP3215264U (ja) | 2018-03-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017005822U Expired - Fee Related JP3215264U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | トイレットペーパー |
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-
2017
- 2017-12-26 JP JP2017005822U patent/JP3215264U/ja not_active Expired - Fee Related
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