JP2006247311A - キッチンタオルロール - Google Patents

Abstract

【課題】 市販のキッチンタオルロールは、手で切断するためのミシン孔ラインが幅方向のみに開けられていて、長手方向には開けられていないので、ロール幅の一部を簡単に狭幅に切り裂いて使用することは困難である。
【解決手段】長手方向にもミシン孔を開け、その部分を切り裂くことにより、タオルロールの幅方向の半分ないし１部を容易に使用することが出来るようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、手で小片に切り裂いて使用することが可能な、キッチンタオルロールに関するものである。

従来のキッチンタオルロールは、ミシン孔（手裂き用切り込み孔）ラインが周期的に幅方向のみに刻み込まれている。またその周期は切断したタオルがほぼ正方形になるように、タオルの幅とほぼ同じものが多い。

このようなキッチンタオルロールは、切り裂いて大型のプレートに乗せたり、広口の容器をカバーしたりする時には適しているが、小皿に乗せたり、口の小さな容器をカバーする時には不向きである。敢えてタオルを手で小さく切り裂こうとすると、形がいびつになるのみならず、切断時に紙埃が飛散したりする。

本発明は、上記欠点を排除し、キッチンタオルの小片が容易に手で切り取れるようにしたものである。

本発明では、目的を具体化させるために、キッチンタオルロールに対し、ミシン孔ラインを、従来の幅方向のみならず、長手方向にも付加させた。この長手方向の孔を利用して、タオルを長手方向に切り裂くことにより、幅の狭いタオルとして使用することが出来る。

このように、キッチンタオルロールの長手方向にミシン孔ラインを付加しておくと、タオルロール幅の半分または一部のみを使用することが可能で、節約にもなる。また全体を折り畳んで、２重にして用いる時も、ミシン孔ラインがあると、折りたたみが容易である。また、これに加え、幅方向のミシン孔ライン間のピッチを狭くしておくと、タオルは一層小さく切り裂いて、使用することが出来る。タオルが小片に切り取れると、小物のカバーのみならず、小さな汚れを拭き取るときにも便利である。

以下、本発明の実施の形態を、図１〜図５の実施例を用いて説明する。

図３は従来のキッチンタオルロールの例である。図において１−ｂはタオルロール、２−ｂは幅方向に走るミシン孔ラインである。

図４はこのタオルロールの１部を切り取るためにミシン孔ライン２−ｂに沿って切り裂いていく状態を示す。このキッチンタオルロールからは、幅方向の１部を狭く切り取ることは難しい。

図２は本発明による、キッチンタオルロールの例である。図において１−ａはタオルロール、２−ｂは幅方向に走るミシン孔ライン、２−ａは長手方向に走る本発明により付加されたミシン孔ラインである。なお幅方向のミシン孔ライン間のピッチはここでは従来の半分になっている。

図１は、図２のタオルロールから小片を切り取る状態を示す。手で、長手方向に走るミシン孔ライン２−ａに沿ってタオルを切り裂いた後に、横方向のミシン孔ライン２−ｂに沿って切り裂くと、タオル小片が得られる。

図５は別の実施例で、長手方向のミシン孔ライン本数を増やし、同時に幅方向のミシン孔ライン間のピッチも狭くしたものである。このように、縦横のミシン孔ラインを増やし、碁盤の目のようにしておくと、さらに小さな紙タオル片または短冊が得られ、小物の拭き取り・鍋の油の吸い取りなどにも便利である。

本発明によるキッチンタオルロールから小片を切り取るために、ロールを長手方向に走るミシン孔ラインに沿って切り裂いた後に、横方向のミシン孔ラインに沿って切り裂いていく状態を示す。 本発明による、キッチンタオルロールの例である。 従来のキッチンタオルロールの例である。 図３のタオルロールの１部を切り取るために、ミシン孔ラインに沿って切り裂いていく状態を示す。 縦横のミシン孔ライン本数を増やし、碁盤の目のようにした、本発明によるキッチンタオルロールの例である。

符号の説明

１ーａ 本発明によるキッチンタオルロール。
１−ｂ 従来のキッチンタオルロール。
２ーａ 長手方向に走るミシン孔ライン。
２−ｂ 幅方向に走るミシン孔ライン。

Claims (1)

1. 幅方向に加え、長手方向にミシン孔（手裂き用切り込み孔）ラインが入ったキッチンタオルロール。

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