JP6383917B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで本願発明は、遊技者に投入数変更の操作負担を強いることなく、自然な形で投入数を切り替え可能な遊技機を提供することを課題とする。
すなわち、本発明に係る遊技機(スロットマシンS)は、外周面に複数種類の図柄が付された複数の回転リール61〜63と、回転リール61〜63を回転開始させるためのスタートスイッチ20と、回転リール61〜63を停止させるための停止スイッチ31〜33と、所定の図柄組合せが対応付けられた役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段120と、スタートスイッチ20の操作に基づいて回転リール61〜63を回転させ、停止スイッチ31〜33の操作に基づいて回転中の回転リール61〜63を停止させるリール制御手段130と、を少なくとも備え、1回の遊技に掛けることができる遊技媒体数である規定数の遊技媒体の投入に基づいてスタートスイッチ20の操作が有効化され、停止スイッチ31〜33の操作により回転リール61〜63が停止したときに、役に対応付けられた図柄組合せが入賞の態様で表示された場合に、入賞に応じた利益が付与されるように形成されている。またこの遊技機は、役として、入賞により遊技媒体が払い出される小役と、入賞により次遊技を行うための遊技媒体が自動的に投入された扱いとなるリプレイと、入賞によりボーナス遊技が行われる第一ボーナス、第二ボーナス及び第三ボーナスとを備え、遊技状態として、規定数が第一の投入数と第二の投入数とで選択可能に設定された通常状態と、第一ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技が行われる状態であって規定数が第一の投入数以外の投入数に設定された第一特別状態とを備え、第一特別状態は、特定回数の小役の入賞又は2回以上である所定回数のボーナス遊技の終了により終了し、その後通常状態に移行するように形成されている。そして、役抽選手段120は、通常状態において第一の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、小役、リプレイ、第一ボーナス及び第三ボーナスが当選可能な役抽選を行い、通常状態において第二の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、少なくとも第二ボーナスが当選可能な役抽選を行い、第一ボーナスの入賞に基づく第一特別状態において、小役及びリプレイが当選可能であって、かつリプレイの当選確率が小役の当選確率よりも高くなるように役抽選を行い、リプレイが入賞して第一特別状態が終了した場合には、通常状態に移行した遊技において、第二の投入数に相当する遊技媒体が自動的に投入された扱いとされるように形成され、第三ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技によって付与される利益は、第二ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技によって付与される利益よりも大きいことを特徴とする。
またここで、「第一ボーナス」は、当選状態が次遊技以降に持ち越されないボーナスであり、役抽選の結果がいずれの結果であっても小役が当選状態となることにより通常状態よりも小役が入賞しやすくなる1回のボーナス遊技が行われるCB(チャレンジボーナス)や、通常状態よりも小役の当選確率が高く設定されることにより通常状態よりも小役が入賞しやすくなる1回のボーナス遊技が行われるSB(シングルボーナス)とすることができる。なお、「第一ボーナス」は、当選状態が次遊技以降に持ち越され、所定回数の遊技の終了により終了するRB(レギュラーボーナス)であってもよい。
このように形成した場合には、第一ボーナスが入賞することに端を発して、遊技状態が通常状態よりも不利な第二ボーナス成立状態に移行することになる。この際、遊技者に遊技媒体の投入数の変更を強要することなく、自動的に投入数を切り替えることができ、不利な遊技状態に移行させまいとして遊技者が投入数変更のナビに従わず遊技状態の移行が円滑に行われないといった不都合を防止することができる。
また、第二特別状態が、小役の配当以下の遊技媒体の払い出し終了により終了するように形成すると、1回又は2回の遊技期間で終了するものとなり、通常状態で第二の投入数に相当する遊技媒体を投入して遊技を行い第二ボーナスが入賞した場合には、第二ボーナス成立状態よりも有利な通常状態へ早期に移行させることができる。
このように形成した場合には、通常状態及び通常状態よりも有利なリプレイ高確率状態と、通常状態よりも不利な第二ボーナス成立状態との間で、遊技状態が移行するものとなり、遊技性を高めることができる。
このように形成した場合には、遊技状態が通常状態又はリプレイ高確率状態である場合と、遊技状態が第二ボーナス成立状態である場合とで、有利度により大きな差を設けることができる。
このように形成した場合には、演出状態に応じて、遊技状態を移行させることができる。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図1に示すように、正面側(遊技者と対向する前面側)に開口部を有する方形の筐体Bと、この筐体Bの開口部を塞ぐ前扉Dを備えている。
筺体Bの内部には、スロットマシンSの作動を制御するための制御装置1、外周面に複数の図柄が付された3個の回転リール61,62,63を有するリールユニット2、メダルを貯留するとともに貯留されているメダルを払い出すためのホッパーユニット3、スロットマシンSに備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置4等が設置されている。
スタートスイッチ20は、上下方向に揺動可能なレバースイッチであって、スタートスイッチ200の筐体内部側には、押下操作によるレバーの位置移動を検出する検知部が設けられており、検知部の検出信号がスタートスイッチ20の操作信号として扱われるようになっている。
停止スイッチ31〜33は、前後方向に移動可能なボタンスイッチであって、各停止スイッチ31〜33の筐体内部側には、特に図示しないが、押圧操作によるボタンの位置移動を検出する検知部がそれぞれ設けられており、検知部の検出信号が各停止スイッチ31〜33の操作信号として扱われるようになっている。
なお、操作部Cに設けられる操作スイッチとして、遊技者が演出内容を選択することができる演出スイッチを設けてもよい。
制御装置1は、図示しないメイン基板ケースにメイン基板を収納したメイン基板ユニットと、図示しないサブ基板ケースにサブ基板を収納したサブ基板ユニットとから構成される。メイン基板及びサブ基板は、IC等の各種電子部品を搭載した制御基板であり、メイン基板はスロットマシンSの遊技に関する制御を行うメイン制御装置100(図2参照)を構成し、サブ基板は演出や報知に関する制御を行うサブ制御装置200(図2参照)を構成する。また、メイン制御装置100とサブ制御装置200との間では、メイン制御装置100からサブ制御装置200への一方へ向けてのみコマンドやデータが出力され、サブ制御装置200からメイン制御装置100へ向けてはコマンドやデータが出力されないようになっている。
メイン制御装置100は、スタートスイッチ20及び停止スイッチ31〜33の操作に基づき、回転リール61〜63の回転及び停止を制御するものである。
メイン制御装置100の入力側には、図2に示すように、メダルセンサ7A、リールセンサ2A、払い出しセンサ3A、ベットスイッチ10、スタートスイッチ20、停止スイッチ61〜63及び精算スイッチ40が接続されている。ここで、メダルセンサ7Aは、図1に示すように、メダルセレクター7に設けられた検知部であって、メダル投入口5から投入されホッパーユニット3に移送されるメダルを検出するためのものである。リールセンサ2Aは、図示しないが、リールユニット2の枠体に設けられた検知部であって、回転リール61〜63に設けられたスタートインデックスを検出して回転リール61〜63の回転を検知するためのものである。払い出しセンサ3Aは、図示しないが、ホッパーユニット3に設けられた検知部であって、メダル払出装置から払い出されるメダルを検出するためのものである。
投入制御手段110は、メダル投入口5からのメダルの投入又はベットスイッチ10の操作(以下投入操作という)と、遊技結果判定手段140の判定結果に基づいて、1回の遊技を行うためのメダルが掛けられた状態(ベット状態)を設定するためのものである。
具体的には、投入制御手段110は、メダル投入口5からメダルが投入されメダルセンサ7Aがメダルを検出することに伴って、規定数を限度として、検出された数のメダルをベットされたメダルとして取り扱い、ベット状態を設定する。ここで、規定数とは、1回の遊技に掛けることができるメダルの数であり、本実施の形態においては、規定数が3である場合と3又は2である場合と1である場合が存在するが、詳細については後述する。なお、投入されたメダル数に応じて、ベット表示部11にはベット表示が行われる。また、規定数のベット状態が設定されることにより、スタートスイッチ20の操作に基づく回転リール61〜63の回転開始が許容される。
なお、ベットスイッチ10を1回操作するごとに1枚のメダルがベットされるシングルベットスイッチのみを設けてもよい。あるいは、マックスベットスイッチとは別に、シングルベットスイッチを設けてもよい。
なお、再遊技の作動中にメダル投入口5からメダルが投入された場合には、クレジットが最大貯留可能数未満であることを条件として、投入されたメダルをクレジットに移行させるようにしてもよい。
役抽選手段120は、回転リール61〜63に付されている図柄による所定の図柄組合せが対応付けられた「役」について、当選か否かの役抽選を行うものであり、図示しないが、ループカウンタ、カウント値抽出手段、役抽選テーブル、判定手段及び当選状態設定手段を備えている。ループカウンタは、一定時間に所定(例えば0から65535)の数字を繰り返してカウントするカウンタであり、カウント値抽出手段は、スタートスイッチ20の操作信号を入力したタイミングで、ループカウンタのカウント値を読み取って記憶するものである。役抽選テーブルは、ループカウンタがカウントする数値を全領域として各役についての当選領域を規定したものである(図17、図18参照)。判定手段は、カウント値抽出手段の読み取ったカウント値と役抽選テーブルの当選領域とを照合し、カウント値が所定の当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、カウント値がいずれの不当選の領域に属する場合には、「ハズレ」の決定をするものである。当選状態設定手段は、判定手段が当選を決定した場合に、当該当選に対応する当選フラグを成立させることにより当選状態を設定するものである。なお、当選状態設定手段は、判定手段の判定結果に関わらず当選状態を設定する場合があるがこれについては後述する。
本実施の形態においては、図4に示すように、ボーナスとして、「赤7・赤7・赤7」の図柄組合せが対応付けられたBB1(ビッグボーナス1)と、「ベル・ベル・赤7」「ベル・ベル・チェリー」「ベル・ベル・ダミー」の3個の図柄組合せが対応付けられたBB2(ビッグボーナス2)と、「リプレイa・ベル・ベル」の図柄組合せが対応付けられたCB(チャレンジボーナス)が設けられている。ボーナスが入賞すると、次遊技からボーナス遊技が開始される。ボーナス遊技では、役抽選の抽選結果に関わらず小役が当選状態になるとともに、少なくとも1個の回転リール(本実施の形態では右側の回転リール63)について、後述するスベリコマ数が最大スベリコマ数よりも少ないコマ数以下となる。
また、規定数により、当選及び入賞可能なボーナスが分けられている。BB1及びCBは、メダルを3枚投入して行う3枚掛け遊技においてのみ当選しかつ入賞可能であり、BB2は、メダルを2枚投入して行う2枚掛け遊技においてのみ当選しかつ入賞可能な設定となっている。
なお、上記した役抽選テーブルの構成や当選確率は一例であって、上記した態様や数値に限られるものではない。例えば、BBテーブルに小役やリプレイの当選領域が設けられていてもよい。また、2枚掛け用の通常テーブルや2枚掛け用の内部1テーブル、内部2テーブルに不当選の領域が設けられていてもよく、2枚掛け用又は3枚掛け用のRTテーブルに不当選の領域が設けられていてもよい。
リール制御手段130は、スタートスイッチ20及び停止スイッチ31〜33の操作信号に基づいて、回転リール61〜63の回転及び停止を制御するためのものである。以下、リール制御手段130による回転リール61〜63の回転制御及び停止制御について説明する。
(回転制御)
リール制御手段130は、スタートスイッチ20の有効な操作信号を入力した場合に、リールユニット2のモータ駆動回路2Bに、所定の間隔で駆動パルスを出力することにより、リールモータM1〜M3を駆動させて回転リール61〜63を回転させるものである。すなわち、規定数のメダルがベットされている状態でスタートスイッチ20の操作信号を入力した場合には、前遊技における回転リール61〜63の回転開始から一定時間(4.1秒、いわゆるウエイト時間)が経過していることを条件に、全ての回転リール61〜63を一斉に、あるいは所定の順番で回転開始させる。そして、全ての回転リール61〜63の回転速度が、停止操作を可能とするためにあらかじめ設定された定常回転速度(例えば80rpm)に達すると、この定常回転速度を維持する定常回転を行わせるものとなっている。
リール制御手段130は、リールセンサ2A(図2参照)の検出信号に基づき回転リール61〜63の回転角度を把握しつつ、停止スイッチ31〜33の作動時点(停止スイッチ31〜33の操作が検出された時点=停止操作のタイミング)での回転リール61〜63の回転角度から、有効ライン上に位置している図柄を特定することができるようになっている。そして、リール制御手段130は、停止操作がされた時点において所定位置(例えば上段位置)にある回転リール61〜63の図柄を基準図柄として、回転リール61〜63の回転角度が前記基準図柄をあらかじめ定められたコマ数(最大スベリコマ数、例えば4コマ)だけ回転方向に移動させたコマ数(引き込み可能コマ数、例えば5コマ)の範囲内となるように、回転リール61〜63を停止させることができる。
打順ベルのうち、図5に示すベルA〜ベルFのいずれかのベル役群が当選した場合の停止制御について説明する。
本実施の形態においては、ベルA〜ベルFのベル役群に共通して存在するベル1の図柄組合せに含まれる図柄(ベル図柄)は、全ての回転リール61〜63においてボーナス作動状態以外における最大スベリコマ数(4コマ)を超える間隔をあけずに配置されている。また、ベルA〜ベルFのベル役群に共通して存在するベル5の個々の図柄組合せに含まれる各図柄は、同種の図柄が全ての回転リール61〜63において4コマを超える間隔をあけずに配置されているわけではないが、中央の回転リール62に対応するリプレイb図柄、ダミー図柄、チェリー図柄を合わせると、ベル5に対応する図柄組合せに含まれる各図柄は全体として全ての回転リール61〜63において4コマを超える間隔をあけずに配置されるものとなっている。つまり、ベル1及びベル5は、最大スベリコマ数が4コマに設定されている制御中(ボーナス作動状態以外)においては、停止操作のタイミングに関わらず入賞可能な設定となっている。一方、ベルA〜ベルFに存在するベル2〜ベル4及びベル6の図柄組合せに含まれる図柄は、回転リール62、61のいずれかにおいて4コマを超える間隔をあけて配置されており、ベル2〜ベル4及びベル6が単独で当選したとしても目押しをしないと入賞できない(取りこぼす場合がある)設定となっている。
すなわち、「ベルA+CB」〜「ベルC+CB」の当選時に、中央に位置する停止スイッチ32を最初に操作する打順(中押し)で停止操作された場合、「ベルD+CB」〜「ベルF+CB」の当選時に、右側に位置する停止スイッチ33を最初に操作する打順(右押し)で停止操作された場合には、払出優先判定により停止位置候補についての優先度を求め、ベル1の図柄組合せに含まれる図柄を、他のベル役の図柄組合せに含まれる図柄に優先して有効ライン上に引き込んで停止させる。
また、「ベルD+CB」〜「ベルF+CB」の当選時に、中押しで停止操作された場合には、上記と同様に組合せ優先判定により停止位置候補についての優先度を求め、ベル1乃至ベル4の図柄組合せに含まれる図柄を、ベル5の図柄組合せに含まれる図柄に優先して有効ライン上に引き込んで停止させる。この際、停止操作のタイミングで、ベル2〜ベル4に対応する図柄組合せに含まれる図柄(中央の回転リール62のリプレイb図柄、ダミー図柄、チェリー図柄)を有効ライン上に引き込めない場合には、所定のハズレの出目(図柄組合せ)であるブランクを表示させる。
また、リール制御手段130は、遊技状態がBB1内部中であり、3枚掛け遊技が行われる場合には、打順にかかわらず払出優先判定により停止位置候補についての優先度を求める。これにより、BB1内部中における「ベルA」〜「ベルF」の当選時には、打順にかかわらずベル1が入賞するものとなる。
まず、ベルG〜ベルIのベル役群に共通して存在するベル7の個々の図柄組合せに含まれる各図柄は、同種の図柄が全ての回転リール61〜63において最大スベリコマ数を超える間隔をあけずに配置されているわけではないが、右側の回転リール63に対応するBAR図柄、スイカ図柄、リプレイa図柄を合わせると、ベル7に対応する図柄組合せに含まれる図柄は全体として全ての回転リール61〜63において最大スベリコマ数を超える間隔をあけずに配置されるものとなっている。つまり、ベル7は、ボーナス作動状態以外においては、停止操作のタイミングに関わらず入賞可能な設定となっている。
次に、図5に示すリプレイA〜リプレイDのいずれかのリプレイ役群が当選した場合の停止制御について説明する。リプレイA〜リプレイDは、通常状態又はリプレイ高確率状態において3枚掛け遊技が行われる場合に抽選対象とされる(図17参照)。この場合、払出優先判定により停止位置候補についての優先度を求めても、組合せ優先判定により停止位置候補についての優先度を求めても、最も優先度の高い停止位置候補が複数となるので、停止テーブルを参照して停止位置候補が決定される。
以上のように、「リプレイA」〜「リプレイD」のいずれかの当選領域が当選した場合には、左押しで停止操作するとリプレイ1が必ず入賞し、中押し又は右押しで停止操作するとリプレイ2又はリプレイ3が必ず入賞するようになっている。
遊技結果判定手段140は、停止スイッチ31〜33の操作によって回転リール61〜63が全て停止したときに、当該遊技の結果を判定するためのものである。
具体的には、回転リール61〜63が停止したときに所定の記憶部に記憶される停止図柄の情報に基づき、有効ライン上に揃った図柄の組合せが、所定の役に対応付けられたものか否かを判断する。そして、所定の役に対応付けられた図柄組合せが有効ライン上に表示されたと判断した場合には入賞と判定し、その判定結果情報を、払出制御手段150及び遊技状態移行手段160に送信する。また、有効ライン上に揃った図柄の組合せが、ブランクに係る図柄組合せである場合には、その判定結果情報を遊技状態移行手段160に送信する。
払出制御手段150は、遊技結果判定手段140の判定結果及び精算スイッチ40の操作に基づいて、ホッパーモータ3Bを作動させてホッパーユニット3からメダルを払い出させるものである。すなわち、遊技結果判定手段140が小役の入賞を判定した場合には、当該小役の入賞に応じたメダルを払い出させ、クレジットが1以上ある場合に精算スイッチ40の操作信号を入力したときには、クレジットとして貯留されているメダルを払い出させるようになっている。
なお、入賞により払い出されるメダルを、クレジットに電子的に貯留し、クレジットを超過する払い出し分をホッパーユニット3から払い出させるようにしてもよい。
遊技状態移行手段160は、所定条件に基づいて遊技状態の移行を決定するものである。そして、遊技状態移行手段160の決定に基づき、役抽選手段120が遊技状態やベット状態(投入メダル数)に応じた役抽選テーブルを取得して役抽選を行うことにより、図7に示す各遊技状態が発動する。以下、遊技状態移行手段160による遊技状態の移行の決定について説明する。
通常状態又はリプレイ高確率状態において、「BB1」が当選した場合には、遊技状態移行手段160は、通常状態からBB1内部中への移行を決定し、BB1内部中において、BB1が入賞した場合には、BB1作動中への移行を決定する。そして、240枚を超える払い出しが終了した場合には、BB1作動中から通常状態への移行を決定する。
なお、通常状態及びリプレイ高確率状態の2枚掛け遊技において、リプレイが単独で当選するように形成することもできる。このように形成した場合には、当該遊技でリプレイが当選すると、次遊技で2枚のメダルが自動ベットされるため、引き続き2枚掛け遊技を行うこととなる。
サブ制御装置200は、メイン制御装置100から出力されるコマンドやデータ(遊技制御情報)に基づいて、画像表示部70やランプ80やスピーカ90等を制御する演出制御手段である。メイン制御装置100がサブ制御装置200に出力する遊技制御情報としては、スタートスイッチ20等の操作スイッチの操作に関する情報や、役抽選の抽選結果に関する情報や、回転リール61〜63の回転及び停止に関する情報や、リールユニット2の作動情報や、停止図柄の表示態様などの遊技結果に関する情報や、遊技状態の移行に関する情報がある。
演出状態移行手段210は、サブ制御装置200の制御に基づく演出状態の移行を制御するためのものである。
演出状態は、図8に示すように、大きく分けて、役抽選の抽選結果に関する情報等が報知されるAT状態(報知演出状態)と、AT状態以外の状態である非AT状態とがある。非AT状態には、ボーナス状態と、通常準備状態と、サブ通常状態とがあり、AT状態には、ART状態と、ART準備状態と、復帰待ち状態とがある。ボーナス状態は、遊技状態がBB1内部中、BB1作動中である場合の演出状態であり、サブ通常状態は、遊技状態がCB作動中、CB終了後の通常状態及びBB2内部中である場合の演出状態である。また、通常準備状態は、遊技状態が通常状態又はリプレイ高確率状態であってかつ演出状態がAT状態でない場合にCBが当選するまでの演出状態である。そして、ART状態は、遊技状態がリプレイ高確率状態である場合の演出状態であり、ART準備状態は、サブ通常状態において後述するART抽選に当選してから遊技状態がBB2作動中、通常状態を経てリプレイ高確率状態に移行するまでの演出状態である。復帰待ち状態は、ART状態中に遊技状態が通常状態に移行(転落)した場合に滞在する演出状態である。
そして、演出状態移行手段210は、AT状態中(以下AT中と省略)にBB1が当選した場合には、演出状態をボーナス状態に移行させる。そして、BB1の入賞に基づくボーナス遊技が終了した場合には、ARTの遊技回数が残っていることを条件に、演出状態をART準備中に移行させる。ARTの遊技回数が残っていない場合には、復帰待ち状態に移行させる。また、通常準備状態中にBB1が当選した場合には、演出状態をボーナス状態に移行させ、ボーナス遊技が終了した場合には、演出状態を通常準備状態移行させる。
さらに、演出状態移行手段210は、ART中又は復帰待ち状態中にCBが入賞した場合には、演出状態をサブ通常状態に移行させるようになっている。
演出実行制御手段220は、画像表示部70やランプ80やスピーカ90等の演出装置の作動を制御するためのものであり、以下に述べるAT制御手段230や、図示しない演出決定手段の決定に基づき、ROMに記憶されている演出データをもとに、AT中に行われる打順ナビや、投入数ナビや、ボーナス(BB1)に対応する演出その他の演出を行わせる。
投入数ナビは、画像表示部70に、遊技者に対して所定数のメダルを投入して遊技を行うよう促すものである。例えば「2枚のメダルを投入してください」などの文字を表示したり、そのような内容をスピーカ90から音声により指示したりすることなどにより行われる。
AT制御手段230は、図示しないが、AT抽選手段、遊技回数管理手段、報知実行手段を備え、メイン制御装置100から出力される遊技制御情報や演出状態等に基づき、ATの開始及び終了を制御する。
ART抽選は、サブ通常状態において、特定抽選結果が発生(例えば「スイカ」や「チェリー」や「特殊」などの特定役が当選)した場合に、AT状態に移行させるか否かを抽選により決定するものである。
上乗せ抽選は、AT中に、特定抽選結果が発生した場合に、ARTの遊技回数の上乗せの有無及び上乗せ回数を、抽選により決定するものである。
引き戻し抽選は、通常準備状態において、AT(ART)を再開するか否かを抽選により決定するものである。
具体的には、遊技回数管理手段は、ART抽選に当選してAT状態への移行が確定すると、ATカウンタにARTの遊技回数を最低保障回数(例えば40回)分だけ設定して記憶する。そして、演出状態がART状態へと移行することに伴い、ATカウンタの記憶値を、遊技開始ごとに1ずつ減算する。また、AT中に上乗せ抽選に当選した場合には、ATカウンタの記憶値に抽選で決定された数値を加算する。これにより、ARTの遊技回数が上乗せされる。また、通常準備状態において引き戻し抽選に当選した場合には、ATカウンタにARTの遊技回数を最低保障回数分だけ設定して記憶する。
また、ART中にブランクが表示され又はリプレイ2が入賞して遊技状態が通常状態に転落して、演出状態が復帰待ち状態に移行した場合には、ATカウンタの記憶値を保持する(クリアしない)が、復帰待ち状態においては遊技ごとにATカウンタの減算を行う。また、復帰待ち状態中において打順ベルの当選時にベル1が入賞しなかった場合には、ATカウンタを初期化(0クリア)する。そして、遊技回数管理手段は、ART中にCBが入賞した場合にも、ATカウンタを初期化する。
移行ナビは、ART準備中及び復帰待ち状態中に行われるものである。ART準備中に行われる移行ナビは、遊技状態がBB2内部中であるときにBB2が入賞可能となる打順(図8(C)の右→中→左)をナビするとともに、遊技状態が通常状態であるときに打順リプレイの当選時にリプレイ3が入賞する打順(図6(D)の中押し、右押し)をナビするものである。復帰待ち状態中に行われる移行ナビは、打順リプレイの当選時にリプレイ3が入賞する打順をナビするものである。
転落回避ナビは、ART準備中、ART中及び復帰待ち状態中に行われるものである。ART中に行われる転落回避ナビは、打順リプレイの当選時にリプレイ2が入賞しない打順(リプレイ1又はリプレイ3が入賞する打順)をナビするものである。ART準備中及び復帰待ち状態中に行われる転落回避ナビは、打順ベルの当選時にCBが入賞又はブランクが表示されない打順(図6(A)の左→中→右及び左→右→中以外の打順)をナビするものである。
本実施の形態では、既述したように、非AT状態において2枚掛け遊技を行い打順ベルの当選時に右→中→左で停止操作してBB2が入賞した場合には、BB2の終了後に、2枚掛け遊技を促す投入数ナビ(2枚掛けナビ)を行うようになっているが、この2枚掛けナビに従わない場合には、所定期間、AT抽選(ART抽選、上乗せ抽選、引き戻し抽選)が行われない。
上記構成を有するスロットマシンSの、メイン制御装置100の制御に基づく1遊技における遊技制御処理の概略を、図9のフローに基づき説明する。
まず、規定数のメダルがベットされた場合には(S100でYes)、スタートスイッチ20がONとなる(操作信号を入力する)ことに伴って、役抽選処理が行われる(S101、S102)。その後、回転リール61〜63の回転開始処理が行われ(S103)、いずれかの停止スイッチ31〜33がONとなった場合には、対応する回転リール61〜63についての回転停止処理が行われる(S104、S105)。全ての回転リール61〜63が停止するまでS104、105が繰り返され(S104〜S106)、全ての回転リール61〜63が停止した場合には、遊技結果判定処理及び判定結果に応じた処理が行われる(S107、S108)。具体的には、小役が入賞したと判定された場合には対応するメダルの払い出し処理が行われ、ボーナスが入賞したと判定された場合にはボーナス作動状態に移行するための処理(ボーナス用の役抽選テーブルの取得等)が行われる。また、ボーナスの当選に係る遊技でボーナスが入賞しなかったと判定された場合には、ボーナス内部中状態に移行するための処理が行われる。また、リプレイが入賞したと判定された場合には、再遊技の作動の処理(自動ベット処理)が行われる。さらに、遊技状態の移行契機となっている役(リプレイ2、リプレイ3)が入賞したと判定された場合や、遊技状態の移行契機となっている図柄組合せ(ブランク)が表示されたと判定された場合には、遊技状態を移行するための処理(通常状態やリプレイ高確率状態用の役抽選テーブルの取得等)が行われる。そして、1回の遊技が終了する。
図10は、遊技状態がBB2内部中である場合の処理を示すものである。遊技状態がBB2内部中である場合の正規の演出状態は、サブ通常状態、ART準備状態のいずれかである。図10(A)は、BB2内部中において3枚掛け遊技が行われる場合、すなわち、3枚のメタルがベットされた3ベット状態が設定されているときにスタートスイッチ20が操作された場合の処理を示し、図10(B)は、BB2内部中において2枚掛け遊技が行われる場合、すなわち、2枚のメタルがベットされた2ベット状態が設定されているときにスタートスイッチ20が操作された場合の処理を示している。
一方、遊技開始時に演出状態がART準備状態である場合(S200でYes)には、当該遊技の終了後に、次遊技を2枚掛けで行うことを促す投入数ナビが実行される(S205)。なお、遊技開始時に演出状態がART準備状態である場合とは、前回以前の遊技でART抽選に当選し2枚掛けナビが行われたものの、遊技者が3枚掛け遊技を行った場合や、ART準備状態においてCBが入賞してしまい遊技状態が2枚掛けの通常状態を経てBB2内部中に移行した場合が想定される。
一方、演出状態がART準備状態でない場合(S300でNo)、すなわちサブ通常状態である場合には、打順ベルが当選しても逆押しナビは行われない。したがって、例えば、残りクレジット数が2のときにベットスイッチ10を操作して2ベット状態が設定され、そのままスタートスイッチ20を操作して2枚掛け遊技を行ったときに打順ベルが当選したような場合には、逆押しナビは行われないので、故意に逆押しをしない限りBB2が入賞することはない。
遊技開始時に遊技状態が通常状態である場合において、演出状態がART準備状態でない場合(S400でNo)には、演出状態が復帰待ち状態であれば(S401でYes)復帰待ち状態中の処理が行われる(S402)。また、演出状態が通常準備状態であれば(S403でYes)、通常準備状態中の処理が行われる(S404)。
遊技開始時に遊技状態がリプレイ高確率状態である場合において、演出状態がART状態でない場合(S500でNo)には、演出状態が通常準備状態であれば(S501でYes)通常準備状態中の処理が行われる(S502)。遊技状態がリプレイ高確率状態で演出状態が通常準備状態である場合とは、ART状態が終了しているものの、遊技状態がまだ通常状態に移行していない場合である。また、演出状態がART状態である場合(S500でYes)には、ATカウンタの記憶値が1減算される(S503)。
また、当該遊技で打順ベルが当選した場合(S508でYes)には、ベルナビが実行される(S509)。その結果、ブランクが表示された場合(S510でYes)には、復帰待ち状態の設定が行われる(S507)が、当該遊技でATカウンタが0になっている場合には、通常準備状態の設定が行われる(S517、518)。また、CBが入賞した場合(S511でYes)は、ATカウンタが初期化(0クリア)され、サブ通常状態の設定が行われる(S512)。
さらに、当該遊技で特定役が当選した場合(S513でYes)には、上乗せ抽選処理が行われる(S514)。
一方、遊技開始時に演出状態がART状態でも通常準備状態でもない場合(S501でNo)には、そのまま処理を終了する。これは、演出状態がサブ通常状態である場合であり、BB2内部中に2枚掛け遊技を行ってBB2が作動したことに伴い遊技状態が通常状態に移行し、さらに通常状態においてリプレイ3が入賞して遊技状態がリプレイ高確率状態に移行した場合が想定される。このような場合には、上記と同様に転落回避ナビやベルナビや上乗せ抽選の実行契機に該当してもそれらは行われない。
なお、サブ制御装置200は、CBの当選及び入賞、BB2の当選及び入賞についても判定を行っているが、CB又はBB2が当選又は入賞することによって、実行する演出態様を変化させることはあるが、演出状態を移行させることはしていない。
復帰待ち状態においては、遊技開始時にATカウンタの記憶値が減算される(S700)とともに、当該遊技の役抽選で打順リプレイが当選した場合には、リプレイ3が入賞する打順をナビする移行ナビが行われ(S701、702)、リプレイ3が入賞した場合にはART状態の設定が行われる(S703、704)。ただし、当該遊技でATカウンタの記憶値が0になった場合には、通常準備状態の設定が行われる(S711、712)。また、当該遊技で打順ベルが当選した場合にはベルナビが実行され(S605、606)、特定役が当選した場合には上乗せ抽選処理が行われる(S709、710)が、当該遊技でATカウンタの記憶値が0になった場合には、通常準備状態の設定が行われる(S711、712)。
通常準備状態においては、役抽選で打順ベルが入賞した場合(S800でYes)に引き戻し抽選処理が行われ(S801)、引き戻し抽選に当選した場合(S802でYes)には、AT状態の設定が行われ、ATカウンタに最低保障遊技回数がセットされる(S803)とともに、CB回避ナビが実行される(S804)。ここでAT状態の設定においては、遊技状態が通常状態である場合にはART準備状態、遊技状態がリプレイ高確率状態である場合にはART状態への移行処理が行われる。CB回避ナビはベルナビであってもよい。またここで、図12のS502には、遊技状態が通常状態である場合の通常準備状態において、打順リプレイの当選時に変則押しをして遊技状態がリプレイ高確率状態に移行している場合が含まれるが、このような場合にはペナルティが設定されるので、引き戻し抽選処理は行われない。
なお、上記フローでは、打順ベルの当選時に引き戻し抽選を行う例を示しているが、遊技毎に引き戻し抽選を行うようにしてもよい。この場合は、当該遊技で引き戻し抽選に当選することを条件として、当該遊技の役抽選において、打順ベルが当選したらCB回避ナビを行い、打順リプレイが当選したら移行ナビ又は転落回避ナビを行い、特定役が当選したら上乗せ抽選処理を行うようにすることができる。
ボーナス状態において、遊技状態がBB1内部中である場合(S900でYes)は、BB1内部中に対応する内部中演出が行われる(S901)。内部中演出としては、例えば、ボーナス(BB1)が当選していることを示唆する演出や、ボーナスの当選を告知するボーナス確定報知演出や、小役やリプレイの当選時それらの役が当選していることを告知し、抽選結果が不当選の場合に当選告知を行わないことでBB1が入賞可能であることを報知する演出が行われる。
なお、本実施の形態では、BB1が当選した次遊技からATカウンタの減算を中断するようにしてあるが、内部中演出でボーナス確定報知演出を行うまでは、ATカウンタの減算を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、通常状態よりも多くの入賞メダルを獲得可能なBB1作動中(第三特別状態)に移行するBB1(第三ボーナス)が当選可能な遊技状態(通常状態、リプレイ高確率状態)においてAT(ART)を行い、AT(ART)が終了した場合には、ボーナス遊技で必ずリプレイが入賞するCB(第一ボーナス)を入賞させる。そして、CB終了後の通常状態で再遊技の作動により2枚掛け遊技を行わせて、2枚掛け専用のボーナスであるBB2(第二ボーナス)を当選させ、BB1が入賞し得ないとともに通常状態よりも出玉的に不利な状態であるBB2内部中(第二ボーナス成立状態)に移行させる。BB2内部中では、演出状態がサブ通常状態となる。このようにして、演出状態がAT状態である場合とサブ通常状態である場合とで、出玉に大きな差を設けることができる。
そして、CB作動中(第一特別状態)においては規定数が1に設定されるとともに、役抽選によってリプレイが100パーセントの確率で当選し、リプレイに対応付けられた図柄が小役に対応付けられた図柄に優先して有効ライン上に引き込まれるよう停止制御が行われる。このため、CBが終了した次遊技は必ず再遊技が作動するようになっているが、CB終了後に移行する通常状態では、規定数が2又は3であるところ、CB中のリプレイの入賞に基づく自動ベット処理では、2枚のメダルをベットするものとしてある。
このようして、初期状態である場合やAT(ART)が終了した場合は、特別な打順での停止操作を行うことやメダルの投入数を変えるなどの、遊技を行うための別途の動作を遊技者に強要することなく、自然な形で遊技状態を移行させることが可能となる。
上記した実施の形態では、CB作動中は規定数が1である設定としてあるが、CB作動中の規定数を2に設定してもよい。この場合には、CB作動中の役抽選において、通常状態及びリプレイ高確率状態の2枚掛け遊技と同等の確率でBB2が当選し、それ以外はリプレイが当選するように形成する。すなわち、役抽選テーブルのうちのCBテーブルについて、BB2の当選領域とリプレイの当選領域を設ける。このように形成した場合には、CB作動中にBB2が当選した場合には、BB2と全ての小役の重複当選状態となり、小役優先で停止制御が行われるため当該遊技ではBB2は入賞せず、結果として、CB終了後の次遊技から遊技状態がBB2内部中に移行するものとなる。役抽選でリプレイが当選した場合は、上記した実施の形態と同様に、再遊技の作動により通常状態において2枚のメダルが自動ベットされる。
ここで、CBテーブルにリプレイ以外の役の単独当選領域を設ける場合には、当該役が当選した場合、CB終了後の遊技で自動的に規定数を2にすることはできない。したがって、遊技状態を早期にBB2内部中に移行させるために、CB終了後の遊技(通常状態)において2枚掛けナビを行わせる。そして、この2枚掛けナビに従わない場合には、所定期間、AT抽選を行わないように形成するのが好ましい。
上記した実施の形態及び変形例は、通常状態及びリプレイ高確率状態において2枚掛け遊技を行うことによりBB2が当選して遊技状態がBB2内部中に移行し、BB2内部中に2枚掛け遊技を行いかつ特定の打順で停止操作するとBB2が入賞してその後遊技状態が通常状態に移行するように形成してあったが、本発明は、かかる遊技状態の移行態様を備えた遊技機に限定されるものではない。
さらに本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
20 スタートスイッチ 31〜33 停止スイッチ
61〜63 回転リール 110 投入制御手段
120 役抽選手段 130 リール制御手段
230 AT制御手段
Claims (7)
- 外周面に複数種類の図柄が付された複数の回転リールと、
回転リールを回転開始させるためのスタートスイッチと、
回転リールを停止させるための停止スイッチと、
所定の図柄組合せが対応付けられた役について当選か否かの役抽選を行う役抽選手段と、スタートスイッチの操作に基づいて回転リールを回転させ、停止スイッチの操作に基づいて回転中の回転リールを停止させるリール制御手段と、を少なくとも備え、
1回の遊技に掛けることができる遊技媒体数である規定数の遊技媒体の投入に基づいてスタートスイッチの操作が有効化され、停止スイッチの操作により回転リールが停止したときに、役に対応付けられた図柄組合せが入賞の態様で表示された場合に、入賞に応じた利益が付与されるように形成された遊技機において、
役として、入賞により遊技媒体が払い出される小役と、入賞により次遊技を行うための遊技媒体が自動的に投入された扱いとなるリプレイと、入賞によりボーナス遊技が行われる第一ボーナス、第二ボーナス及び第三ボーナスとを備え、
遊技状態として、規定数が第一の投入数と第二の投入数とで選択可能に設定された通常状態と、第一ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技が行われる状態であって規定数が第一の投入数以外の投入数に設定された第一特別状態とを備え、
第一特別状態は、特定回数の小役の入賞又は2回以上である所定回数のボーナス遊技の終了により終了し、その後通常状態に移行するように形成され、
役抽選手段は、通常状態において第一の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、小役、リプレイ、第一ボーナス及び第三ボーナスが当選可能な役抽選を行い、通常状態において第二の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、少なくとも第二ボーナスが当選可能な役抽選を行い、第一ボーナスの入賞に基づく第一特別状態において、小役及びリプレイが当選可能であって、かつリプレイの当選確率が小役の当選確率よりも高くなるように役抽選を行い、
リプレイが入賞して第一特別状態が終了した場合には、通常状態に移行した遊技において、第二の投入数に相当する遊技媒体が自動的に投入された扱いとされるように形成され、
第三ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技によって付与される利益は、第二ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技によって付与される利益よりも大きいことを特徴とする遊技機。 - 第一特別遊技状態においては、規定数が第二の投入数に設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 第一特別状態においては、規定数が第一の投入数とも第二の投入数とも異なる第三の投入数に設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 遊技状態として、第二ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技が行われる第二特別状態と、第二ボーナスの当選状態が持ち越されている状態であって規定数が第一の投入数と第二の投入数とで選択可能に設定された第二ボーナス成立状態とを備え、
第二特別状態は、所定の終了条件に該当することにより終了し、第二特別状態の終了後は通常状態に移行するように形成され、
役抽選手段は、通常状態において第二の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、小役又はリプレイと第二ボーナスとが重複して当選するように役抽選を行い、
リール制御手段は、小役又はリプレイと第二ボーナスとが重複して当選した遊技で、小役又はリプレイが入賞するように回転中の回転リールを停止させ、第二ボーナス成立状態において第二の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、第二ボーナスが入賞するように回転中の回転リールを停止させ、
第二ボーナス成立状態は、利益付与に関して通常状態よりも不利になるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。 - 遊技状態として、規定数が第一の投入数と第二の投入数とで選択可能に設定され、通常状態において所定の移行契機に該当した場合に移行するリプレイ高確率状態を備え、
役抽選手段は、リプレイ高確率状態において、第一の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技では、通常状態と同等の確率で小役及び第一ボーナスが当選するとともに通常状態よりも高い確率でリプレイが当選するように役抽選を行い、第二の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技では、通常状態と同等の確率で小役及び第二ボーナスが重複して当選するように役抽選を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。 - 遊技状態として、第三ボーナスの入賞に基づくボーナス遊技が行われる第三特別状態を備え、
第三特別状態は、所定の終了条件に該当することにより終了し、第三特別状態の終了後は通常状態に移行するように形成され、
役抽選手段は、通常状態及びリプレイ高確率状態において第一の投入数に相当する遊技媒体が投入された遊技で、第三ボーナスが当選可能な役抽選を行い、
第三特別状態は、1遊技あたりの遊技媒体の獲得数に関して通常状態よりも有利になるよう設定されていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。 - 演出の実行を制御する演出制御手段を備え、
演出状態として、遊技に関する情報を遊技者に報知する報知演出状態と、報知演出状態以外の演出状態である非報知演出状態とを備え、
演出制御手段は、
遊技状態が第二ボーナス成立状態である場合には、演出状態を非報知演出状態に設定するとともに、第二ボーナス成立状態において、演出状態を非報知演出状態から報知演出状態に移行させるか否かを決定可能であり、
第二ボーナス成立状態において演出状態が報知演出状態となった場合に、第二の投入数に相当する遊技媒体の投入を遊技者に促す報知を行うように形成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の遊技機。
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