JP6382552B2 - 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 - Google Patents
溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6382552B2 JP6382552B2 JP2014073087A JP2014073087A JP6382552B2 JP 6382552 B2 JP6382552 B2 JP 6382552B2 JP 2014073087 A JP2014073087 A JP 2014073087A JP 2014073087 A JP2014073087 A JP 2014073087A JP 6382552 B2 JP6382552 B2 JP 6382552B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- case
- cover
- axial direction
- damper device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
重なりが深くなる方向に前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方を押圧しながら、前記重なり部分を溶融させ、前記重なり部分での溶融は、前記第1部材あるいは前記第2部材に介して軸線方向から前記重なり部分に印加された超音波により行われることを特徴とする。
ーの端部との間の軸線方向の寸法が短く済むという利点がある。
図1は、本発明を適用した流体ダンパ装置10が搭載された洋式便器1を備えた洋式トイレユニット100の説明図である。図2は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の説
明図であり、図2(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、および流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図である。
図3は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は各々、ケース20からロータ30等を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図、およびロータ30の回転軸40から弁体80を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図である。図4は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の断面図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、流体ダンパ装置10を軸線Lに沿って切断したときの断面図、流体ダンパ装置10のダンパ室11を軸線Lに対して直交する方向で切断した状態を軸線L方向の他方側L2からみたときの断面図、および流体ダンパ装置10の姿勢保持機構を軸線Lに対して直交する方向で切断した状態を軸線L方向の他方側L2からみたときの断面図である。
接する環状の仕切り壁25と、仕切り壁25から他方側L2に突出する円筒部26とを有している。仕切り壁25は、胴部22より外径および内径が小である。仕切り壁25において、他方側L2に向く端面251には、他方側L2に向けて開口する2つの円弧状の凹部254が形成されており、2つの凹部254は、180°ずれた角度位置に形成されている。また、ケース20において、胴部22の内周面220から径方向内側には2つの仕切り用凸部23が突出している。2つの仕切り用凸部23は、周方向で180°ずれた角度位置に形成されている。仕切り用凸部23は、軸線L方向に延在している。なお、胴部22の他方側L2の端部からは、径方向外側に向けて連結部29が突出している。
このように構成した流体ダンパ装置10において、起立していた便蓋6や便座5が自重により倒れる際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第1方向Aに回転する。その結果、弁体80は、流体圧を受けて回転し、変位する。従って、弁体80および弁体支持用凸部46によって、第2方向Bへの流体の移動が阻止されるので、ロータ30(回転軸40)には負荷(抗力)が加わる。その際、流体の一部は、ロータ30とケース20との隙間を介して第2方向Bに漏れるため、ロータ30(回転軸40)は、低速での回転が許容される。これに対して、平伏していた便蓋6や便座5を起立させる際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向Bに回転する。その結果、弁体80は、流体圧を受けて変位し、弁体支持用凸部46の凸部461、462の間が開放状態になる。従って、ロータ30(回転軸40)には負荷が加わらない。
図3および図4(a)、(c)に示すように、回転軸40の第2軸部42の外周面には、角度が180°ずれた位置に断面円弧状の溝421が形成されており、溝421には、シャフト91が装着されている。この状態で、シャフト91は、回転軸40の第2軸部42の外周面から径方向外側に一部が突出し、ケース20の円筒部26の内周面に当接している。
図5は、本発明を適用した溶着方法の説明図であり、図5(a)、(b)は、本発明を適用した流体ダンパ装置10に用いたケース20と第2カバー60とを溶着する前の状態を示す説明図、およびケース20と第2カバー60とを溶着した後の状態を示す説明図である。
18を構成するケース20の胴部22の内周面220には、軸線L方向において第2カバー60が位置する他方側L2に向く環状の溶着用第1段部225を形成しておく。また、重なり部分18を構成する第2カバー60の第1筒部62の外周面620には、ケース20が位置する一方側L1に向いて溶着用第1段部225に軸線L方向で対向する環状の溶着用第2段部625を形成しておく。本形態では、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625を1個所のみに形成しておく。従って、胴部22の内周面220には、溶着用第1段部225の軸線L方向の両側に環状の被溶着面220a、220bが形成される。また、第1筒部62の外周面620には、溶着用第2段部625の軸線L方向の両側に環状の被溶着面620a、620bが形成される。
以上説明したように、本形態では、ケース20(第1部材)の胴部22の他方側L2の端部の内側に第2カバー60(第2部材)の第1筒部62を差し込み、この状態で、胴部22と第1筒部62との重なり部分18を溶融させて溶着する。ここで、重なり部分18を構成するケース20の胴部の内周面220および第2カバー60の第1筒部62の外周面620の周面には、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625が形成されているため、重なり部分18は、軸線L方向において溶着用第1段部225および溶着用第2段部625によって複数個所に分割されている。このため、1つの重なり部分18(溶着部分18aの1つ分、溶着部分18bの1つ分)は、軸線L方向の長さが短い。従って、ケース20と第2カバー60の第1筒部62との径方向での重なりが浅い状態で、重なりが深くなる方向にケース20および第2カバー60の少なくとも一方を押圧しながら、重なり部分18を溶融させて溶接する際、重なり部分18全体の軸線L方向の長さを長くして溶着強度を高めた場合でも、第2カバー60との軸線L方向の移動距離が短い。それ故、溶着にかかる時間が短く済む等、径方向での重なり部分を効率よく溶着により固定することができる。
方向で十分に離間させる必要があるが、本形態では、ケース20と第2カバー60の第1筒部62との径方向での重なりが浅い状態でも、被溶着面220bと被溶着面620aとが重なる位置まで、ケース20の内側に第2カバー60の第1筒部62を差し込んでから溶着を開始する。このため、第2カバー60の第1筒部62を長くして第2カバー60の端部609と摺動用カバー側段部628とを軸線L方向で十分に離間させる必要がない等、第2カバー60の設計の自由度が高い。
図6は、本発明を適用した流体ダンパ装置10に用いたケース20と第2カバー60とを溶着した後の別の状態を示す説明図である。上記実施の形態では、溶着後、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625とが重なった状態で残る非溶着部分18dが形成されていたが、図6に示すように、非溶着部分18dでは、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625と隙間を介して離間した状態で残っていてもよい。
上記実施の形態では、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625を各々、1個所に設けたが、複数個所に設けてもよい。
11 ダンパ室
15 自立保持機構
18 重なり部分
18a 溶着部分
18b 溶着部分
18d 非溶着部分
20 ケース(第1部材)
22 胴部
220 胴部の内周面
220a、220b 被溶着面
225 溶着用第1段部
30 ロータ
40 回転軸(第3部材)
415 摺動用回転軸側段部
50 第1カバー
60 第2カバー(第2部材)
62 第1筒部
620 第1筒部側の外周面
620a、620b 被溶着面
625 溶着用第2段部
628 摺動用カバー側段部
80 弁体
Claims (11)
- 筒状の第1部材と第2部材の筒部との重なり部分を溶着により固定するにあたって、
前記重なり部分を構成する前記第1部材側の周面には、軸線方向において前記第1部材に対して前記第2部材が位置する側に向く環状の溶着用第1段部を形成し、前記溶着用第1段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、前記重なり部分を構成する前記筒部側の周面には、軸線方向において前記第2部材に対して前記第1部材が位置する側に向いて前記溶着用第1段部に軸線方向で対向する環状の溶着用第2段部を形成し、前記溶着用第2段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、
前記第1部材と前記筒部との径方向での重なりが浅い状態で、当該重なりが深くなる方向に前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方を押圧しながら、前記重なり部分を溶融させ、
前記重なり部分での溶融は、前記第1部材あるいは前記第2部材に介して軸線方向から前記重なり部分に印加された超音波により行われることを特徴とする溶着方法。 - 前記溶着用第1段部の軸線方向の一方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の一方側の溶着面とが溶着された第1の溶着部分と、前記溶着用第1段部の軸線方向の他方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の他方側の溶着面とが溶着された第2の溶着部分と、が軸線方向で隣り合う位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の溶着方法。
- 前記溶着用第1段部および前記溶着用第2段部は各々、1個所に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の溶着方法。
- 前記第1部材および前記第2部材のうち、押圧される側の部材と隣り合う位置には、当該部材と同一の材料からなる第3部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の溶着方法。
- 溶着後、前記溶着用第1段部と前記溶着用第2段部とは隙間を介して軸線方向で対向していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の溶着方法。
- 請求項1乃至5の何れか一項に記載の溶着方法を用いた流体ダンパ装置の製造方法であ
って、
前記ダンパ装置は、筒状のケースと、該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、前記ダンパ室に充填された流体と、前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、を有し、
前記ケースが前記第1部材であり、
前記カバーが前記2部材であることを特徴とする流体ダンパ装置の製造方法。 - 前記筒部の内周面には、軸線方向において前記カバーに対して前記ケースが位置する側に向く環状の摺動用カバー側段部が形成され、
前記回転軸の外周面には、軸線方向において前記ケースに対して前記カバーが位置する側に向いて前記摺動用カバー側段部と摺動面を構成する摺動用回転軸側段部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の流体ダンパ装置の製造方法。 - 筒状のケースと、
該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、
前記ダンパ室に充填された流体と、
前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、
を有し、
前記重なり部分では、前記ケースと前記カバーとの溶着部分が軸線方向で隣り合う複数個所に設けられ、
前記複数個所の溶着部分のうち、軸線方向で隣り合う溶着部分の間には、前記カバーと前記ケースとが軸線方向で対向する非溶着部分が存在することを特徴とする流体ダンパ装置。 - 前記非溶着部分では、前記カバーと前記ケースとの間に隙間があいていることを特徴とする請求項8に記載の流体ダンパ装置。
- 前記溶着部分は、軸線方向で隣り合う2箇所に設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載の流体ダンパ装置。
- 前記筒部の内周面には、軸線方向において前記カバーに対して前記ケースが位置する側に向く環状の摺動用カバー側段部が形成され、
前記回転軸の外周面には、軸線方向において前記ケースに対して前記カバーが位置する側に向いて前記摺動用カバー側段部と摺動面を構成する環状の摺動用回転軸側段部が形成されていることを特徴とする請求項8乃至10の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014073087A JP6382552B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014073087A JP6382552B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015193182A JP2015193182A (ja) | 2015-11-05 |
JP6382552B2 true JP6382552B2 (ja) | 2018-08-29 |
Family
ID=54432696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014073087A Expired - Fee Related JP6382552B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6382552B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4917861A (ja) * | 1972-06-08 | 1974-02-16 | ||
JPH07323480A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 管体の接続方法 |
JP2002218685A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Isuzu Motors Ltd | 永久磁石集積体及びその製造方法 |
JP5751880B2 (ja) * | 2011-03-25 | 2015-07-22 | 日本電産サンキョー株式会社 | ダンパー装置およびダンパー装置の製造方法 |
JP5657453B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-01-21 | 日本電産サンキョー株式会社 | ダンパ装置 |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014073087A patent/JP6382552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015193182A (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6396689B2 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
KR101577899B1 (ko) | 자동 변속기에 있어서의 시일 구조 | |
JP6396688B2 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP6611544B2 (ja) | 接合体、流体圧シリンダ、及び接合体の製造方法 | |
KR102278655B1 (ko) | 머플러 | |
JP6400932B2 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP2014009774A (ja) | ダンパー装置 | |
JP6382552B2 (ja) | 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 | |
WO2016194687A1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
CN108852131B (zh) | 流体阻尼装置及带阻尼的设备 | |
JP5751880B2 (ja) | ダンパー装置およびダンパー装置の製造方法 | |
JP6571551B2 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
WO2016129537A1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP2015194231A (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP5406760B2 (ja) | 液体封入式防振装置の製造方法および液体封入式防振装置 | |
WO2018207341A1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
WO2017130848A1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP6890312B2 (ja) | 伝達軸 | |
WO2016129539A1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP6285084B1 (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP6413346B2 (ja) | 便座ユニット | |
JP2016142406A (ja) | トルクリミッタ | |
JP2016148442A (ja) | 流体ダンパ装置およびダンパ付き機器 | |
JP6755622B2 (ja) | 変速機ケースにおける開口の封止構造 | |
JP4657083B2 (ja) | 回転ダンパ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6382552 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |