JP6382552B2 - 溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 - Google Patents

溶着方法、流体ダンパ装置の製造方法、および流体ダンパ装置 Download PDF

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本発明は、筒状の第1部材と第2部材の筒部との径方向での重なり部分での溶着方法、該溶着方法を利用した流体ダンパ装置の製造方法、および当該製造方法により製造された流体ダンパ装置に関するものである。
ダンパ装置は、筒状のケース、ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータ、ダンパ室に充填された流体、およびカバー等を有しており、ケースとカバーとが固定されて、ケースに対する密閉を図っている(特許文献1参照)。
特開平6−147249号公報
本願発明者は、特許文献1に示すダンパ装置等において、ケースとカバーとを固定するにあたって、ケースとケースに対して径方向内側で重なるカバーの筒部とを超音波溶着することを検討している。その場合、ケースの内側にカバーの筒部の先端を差し込み、この状態で、カバーをケースに向けて押圧しながら超音波を印加する。
ここで、溶着後の固定部分に十分な強度を確保しようとすると、溶着部分を軸線方向で長くすることになる。しかしながら、その場合、ケースの内側にカバーの筒部の先端を差し込んでから、溶着し終えるまでのカバーの軸線方向への移動距離が長いため、溶着にかかる時間が長いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、2つの部材の径方向での重なり部分を効率よく溶着により固定することのできる溶着方法、該溶着方法を利用した流体ダンパ装置の製造方法、および当該製造方法により製造された流体ダンパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る溶着方法は、筒状の第1部材と第2部材の筒部との重なり部分を溶着により固定するにあたって、前記重なり部分を構成する前記第1部材側の周面には、軸線方向において前記第1部材に対して前記第2部材が位置する側に向く環状の溶着用第1段部を形成し、前記溶着用第1段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、前記重なり部分を構成する前記筒部側の周面には、軸線方向において前記第2部材に対して前記第1部材が位置する側に向いて前記溶着用第1段部に軸線方向で対向する環状の溶着用第2段部を形成し、前記溶着用第2段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、前記第1部材と前記筒部との径方向での重なりが浅い状態で、当該
重なりが深くなる方向に前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方を押圧しながら、前記重なり部分を溶融させ、前記重なり部分での溶融は、前記第1部材あるいは前記第2部材に介して軸線方向から前記重なり部分に印加された超音波により行われることを特徴とする。
本発明では、重なり部分を構成する第1部材側の周面および筒部側の周面には、溶着用第1段部および溶着用第2段部が形成されている。そして、溶着用第1段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、溶着用第2段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられているため、重なり部分は、軸線方向において溶着用第1段部および溶着用第2段部によって複数個所に分割されている。このため、1つの重なり部分は、軸線方向の長さが短い。従って、第1部材と第2部材の筒部との径方向での重なりが浅い状態で、重なりが深くなる方向に第1部材および第2部材の少なくとも一方を押圧しながら重なり部分を溶融させて溶着する際、重なり部分全体の軸線方向の長さを長くして溶着強度を高めた場合でも、第1部材と第2部材との軸線方向の相対移動距離が短い。それ故、溶着にかかる時間が短く済む等、径方向での重なり部分を効率よく溶着により固定することができる。
本発明において、前記溶着用第1段部の軸線方向の一方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の一方側の溶着面とが溶着された第1の溶着部分と、前記溶着用第1段部の軸線方向の他方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の他方側の溶着面とが溶着された第2の溶着部分と、が軸線方向で隣り合う位置に形成されている。
本発明において、前記溶着用第1段部および前記溶着用第2段部は各々、1個所に設けられていることが好ましい。溶着用第1段部および溶着用第2段部の数が増える程、第1部材側の周面および筒部側の周面において、径が切り換わる個所が増えることになる。従って、溶着用第1段部および溶着用第2段部の数を最小限に抑えれば、径が切り換わる個所が少なく済むので、第1部材側および筒部側において重なり部分を構成する部位の径を細くすることができる。
本発明は、前記第1部材および前記第2部材のうち、押圧される側の部材と隣り合う位置には、当該部材と同一の材料からなる第3部材が配置されている場合に適用すると効果的である。同一材料からなる部材同士が隣り合っている場合、部材同士が誤って接すると、溶着されてしまう場合がある。しかるに本発明では、溶着時に押圧される部材の移動距離が短いため、押圧される側の部材と他の部材とが誤って溶着されるという事態の発生を抑制することができる。
本発明において、溶着後、前記溶着用第1段部と前記溶着用第2段部とは隙間を介して軸線方向で対向していることが好ましい。かかる構成によれば、溶着時に発生したバリが隙間内に入り込むため、適正に溶着を行うことができる。
本発明に係る溶着方法は、ダンパ装置の製造方法に利用することができる。この場合、前記ダンパ装置は、筒状のケースと、該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、前記ダンパ室に充填された流体と、前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、を有し、前記ケースが前記第1部材であり、前記カバーが前記2部材である。
本発明に係る製造方法により得られたダンパ装置は、筒状のケースと、該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、前記ダンパ室に充填された流体と、前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、を有し、前記重なり部分では、前記ケースと前記カバーとの溶着部分が軸線方向で隣り合う複数個所に設けられ、前記複数個所の溶着部分のうち、軸線方向で隣り合う溶着部分の間には、前記カバーと前記ケースとが軸線方向で対向する非溶着部分が存在する。すなわち、重なり部分が軸線方向において溶着用第1段部および溶着用第2段部によって複数個所に分割されている結果、溶着後、重なり部分では、溶着部分が軸線方向で隣り合う複数個所に設けられることになる。
本発明は、ダンパ装置において、前記筒部の内周面には、軸線方向において前記カバーに対して前記ケースが位置する側に向く環状の摺動用カバー側段部が形成され、前記回転軸の外周面には、軸線方向において前記ケースに対して前記カバーが位置する側に向いて前記摺動用カバー側段部と摺動面を構成する摺動用回転軸側段部が形成されている場合に適用すると効果的である。かかる構成の場合、溶着を開始する際、軸線方向においてケース側に位置するカバーの端部が摺動用回転軸側段部より軸線方向においてケース側に位置する必要があるが、本発明によれば、ケースに対するカバーの軸線方向の相対移動距離が短いため、カバーでは、摺動用カバー側段部と軸線方向においてケース側に位置するカバ
ーの端部との間の軸線方向の寸法が短く済むという利点がある。
本発明に係るダンパ装置において、前記非溶着部分では、前記カバーと前記ケースとの間に隙間があいていることが好ましい。かかる構成によれば、溶着時に発生したバリが隙間内に入り込むため、適正に溶着を行うことができる。
本発明に係るダンパ装置において、前記溶着部分は、軸線方向で隣り合う2箇所に設けられていることが好ましい。すなわち、溶着用第1段部および溶着用第2段部は各々、1個所に設けられていることが好ましい。溶着用第1段部および溶着用第2段部の数が増える程、第1部材側の周面および筒部側の周面において、径が切り換わる個所が増えることになる。従って、溶着用第1段部および溶着用第2段部の数を最小限に抑えれば、径が切り換わる個所が少なく済むので、ケース側およびカバーの筒部側において重なり部分を構成する部位の径を細くすることができる。
本発明では、重なり部分を構成する第1部材側(ケース)の周面および第2部材(カバー)の筒部側の周面には、溶着用第1段部および溶着用第2段部が形成されている。そして、溶着用第1段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、溶着用第2段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられているため、重なり部分は、軸線方向において溶着用第1段部および溶着用第2段部によって複数個所に分割されている。すなわち、重なり部分では、溶着部分が軸線方向で隣り合う複数個所に設けられている。このため、1つの重なり部分(1つの溶着部分)は、軸線方向の長さが短い。従って、第1部材(ケース)と第2部材(カバー)の筒部との径方向での重なりが浅い状態で、重なりが深くなる方向に第1部材(ケース)および第2部材(カバー)の少なくとも一方を押圧しながら、重なり部分を溶融させて溶着する際、重なり部分全体の軸線方向の長さを長くして溶着強度を高めた場合でも、第1部材(ケース)と第2部材(カバー)との軸線方向の相対移動距離が短い。それ故、溶着にかかる時間が短く済む等、径方向での重なり部分を効率よく溶着により固定することができる。
本発明を適用した流体ダンパ装置が搭載された洋式便器を備えた洋式トイレユニットの説明図である。 本発明を適用した流体ダンパ装置の説明図である。 本発明を適用した流体ダンパ装置の分解斜視図である。 本発明を適用した流体ダンパ装置の断面図である。 本発明を適用した溶着方法の説明図である。 本発明を適用したダンパ装置に用いたケースと第2カバーとを溶着した後の別の状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、第1部材と第2部材との溶着方法として、流体ダンパ装置10のケース20(第1部材)に第2カバー60の第1筒部62を溶着する場合を例示する。また、溶着時に押圧される第2カバー60に隣り合う第3部材が回転軸40である場合を例示する。また、以下の説明では、ロータ30において、回転軸40の中心軸が延在する方向を軸線L方向とし、軸線L方向において、ケース20が位置する側を一方側L1とし、ケース20が位置する側とは反対側(回転軸40が突出している側)を他方側L2として説明する。
(ダンパ付き機器および流体ダンパ装置10の全体構成)
図1は、本発明を適用した流体ダンパ装置10が搭載された洋式便器1を備えた洋式トイレユニット100の説明図である。図2は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の説
明図であり、図2(a)、(b)は各々、流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、および流体ダンパ装置10を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図である。
図1に示す洋式トイレユニット100は、洋式便器1(ダンパ付き機器)および水タンク3を備えている。洋式便器1は、便器本体2、樹脂製の便座5(蓋材)、樹脂製の便蓋6(蓋材)、およびユニットカバー7等を備えている。ユニットカバー7の内部には、後述する流体ダンパ装置が弁座用および弁蓋用として内蔵されており、便座5および便蓋6は各々、流体ダンパ装置を介して便器本体2に連結されている。
図2に示すように、流体ダンパ装置10は、一方側L1に円柱状の流体ダンパ装置本体10aを有している。流体ダンパ装置本体10aから他方側L2には、回転軸40が開口を向けており、回転軸40の開口を利用して、回転軸に便座5あるいは便蓋6に連結される。かかる流体ダンパ装置10は、起立している便座5や便蓋6が便器本体2に被さるように倒れようとする際、それに抗する力(負荷)を発生させ、便座5や便蓋6が倒れる速度を低下させる。また、流体ダンパ装置10は、自立している便座5や便蓋6の姿勢を保持する自立保持機構を内蔵している。
(流体ダンパ装置10の構成)
図3は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は各々、ケース20からロータ30等を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図、およびロータ30の回転軸40から弁体80を外した状態を軸線L方向の他方側L2からみた分解斜視図である。図4は、本発明を適用した流体ダンパ装置10の断面図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、流体ダンパ装置10を軸線Lに沿って切断したときの断面図、流体ダンパ装置10のダンパ室11を軸線Lに対して直交する方向で切断した状態を軸線L方向の他方側L2からみたときの断面図、および流体ダンパ装置10の姿勢保持機構を軸線Lに対して直交する方向で切断した状態を軸線L方向の他方側L2からみたときの断面図である。
図3および図4(a)、(b)に示すように、流体ダンパ装置10は、軸線L方向に延在する筒状のケース20と、一方側L1がケース20の内側に配置されたロータ30と、ケース20の一方側L1の端部を塞ぐ第1カバー50と、ケース20の他方側L2の端部を塞ぐ第2カバー60とを有している。
第1カバー50、ケース20および第2カバー60はいずれも同一材料からなる。例えば、第1カバー50、ケース20および第2カバー60は、同一の樹脂材料や同一の金属材料からなる。本形態において、第1カバー50、ケース20および第2カバー60はいずれも同一の樹脂材料からなる。第1カバー50は、底板部51と、底板部51の外縁から他方側L2に延在する円筒状の筒部52とを有している。底板部51には、軸線L上において他方側L2に向けて開口する凹部53と、凹部53に対して径方向外側で他方側L2に向けて開口する2つの円弧状の凹部54とが形成されており、2つの凹部54は、180°ずれた角度位置に形成されている。
第2カバー60は、円環状のフランジ部61と、フランジ部61から軸線L方向の一方側L1に延在する円筒状の第1筒部62と、フランジ部61から軸線L方向の他方側L2に延在する円筒状の第2筒部63とを有している。ここで、第1筒部62の内周面626には、一方側L1に向く環状の摺動用カバー側段部628が形成されている。なお、フランジ部61からは、径方向外側に向けて凸部69が突出している。
ケース20は、軸線L方向に延在する円筒状の胴部22と、胴部22に一方側L1で隣
接する環状の仕切り壁25と、仕切り壁25から他方側L2に突出する円筒部26とを有している。仕切り壁25は、胴部22より外径および内径が小である。仕切り壁25において、他方側L2に向く端面251には、他方側L2に向けて開口する2つの円弧状の凹部254が形成されており、2つの凹部254は、180°ずれた角度位置に形成されている。また、ケース20において、胴部22の内周面220から径方向内側には2つの仕切り用凸部23が突出している。2つの仕切り用凸部23は、周方向で180°ずれた角度位置に形成されている。仕切り用凸部23は、軸線L方向に延在している。なお、胴部22の他方側L2の端部からは、径方向外側に向けて連結部29が突出している。
ロータ30は、軸線L方向の一方側L1がケース20の内側に配置された回転軸40と、回転軸40に保持された弁体80とを備えている。回転軸40は、ケース20の胴部22の内側に位置する第1軸部41と、第1軸部41より一方側L1で延在する第2軸部42と、第1軸部41より他方側L2で延在する第3軸部43とを有している。第2軸部42の一方側L1の端部には軸部49が形成されている。本形態において、ケース20と同一材料からなる。従って、本形態において、回転軸40は、第1カバー50、ケース20および第2カバー60と同一の樹脂材料からなる。例えば、回転軸40、第1カバー50、ケース20および第2カバー60は、ガラス繊維入りのポリブチレンテレフタレートからなる。
回転軸40の中心には、他方側L2に向けて開口する穴48が形成されており、かかる穴48は、第3軸部43から第2軸部42の内側まで届いている。また、軸部49は、円筒状に形成されている。このように、本形態の回転軸40は、樹脂成形時のヒケを緩和する構造になっている。
回転軸40において第1軸部41と第2軸部42との間には、周溝44が形成されており、第1軸部41と第3軸部43との間には、周溝45が形成されている。従って、周溝44にOリング16を装着し、周溝45にOリング17を装着して回転軸40の第1軸部41をケース20の内側に配置すれば、Oリング16がケース20の仕切り壁25の内周面に当接し、Oリング17が第2カバー60の第1筒部62の内周面に当接する。その結果、ケース20の胴部22と回転軸40の第1軸部41とに挟まれた空間は、ダンパ室11として密閉される。その際、ダンパ室11にはオイル等の流体12(粘性流体)が充填される。この状態で、回転軸40の軸部49は、第1カバー50の底板部51の凹部53に回転可能に支持されているとともに、第3軸部43が第2カバー60の内周面に回転可能に支持される。
ここで、回転軸40の第1軸部41の外周面416には、他方側L2に向く環状の摺動用回転軸側段部415が形成されており、摺動用回転軸側段部415は、摺動用カバー側段部628と軸線L方向で重なって摺動面を構成している。
回転軸40の第1軸部41の外周面において、周方向で180°ずれた角度位置からは、径方向外側に2つの弁体支持用凸部46が形成されており、かかる2つの弁体支持用凸部46の各々に弁体80が支持されている。弁体支持用凸部46は、軸線L方向に延在しており、弁体支持用凸部46の径方向外側部分では、軸線L方向で離間する2つの凸部461、462が形成されている。
また、弁体80は、軸線L方向に延在する板状部81に対して軸線L方向で離間する2つの穴811、812が形成されており、穴811、812に弁体支持用凸部46の凸部461、462が嵌ることにより、弁体80が弁体支持用凸部46に支持されている。また、弁体80は、板状部81に対して、軸線L周りの第1方向Aおよび第2方向Bのうち、第1方向Aに遮蔽板部83を有している。
(ダンパ動作)
このように構成した流体ダンパ装置10において、起立していた便蓋6や便座5が自重により倒れる際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第1方向Aに回転する。その結果、弁体80は、流体圧を受けて回転し、変位する。従って、弁体80および弁体支持用凸部46によって、第2方向Bへの流体の移動が阻止されるので、ロータ30(回転軸40)には負荷(抗力)が加わる。その際、流体の一部は、ロータ30とケース20との隙間を介して第2方向Bに漏れるため、ロータ30(回転軸40)は、低速での回転が許容される。これに対して、平伏していた便蓋6や便座5を起立させる際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向Bに回転する。その結果、弁体80は、流体圧を受けて変位し、弁体支持用凸部46の凸部461、462の間が開放状態になる。従って、ロータ30(回転軸40)には負荷が加わらない。
(自立保持機構15の構成)
図3および図4(a)、(c)に示すように、回転軸40の第2軸部42の外周面には、角度が180°ずれた位置に断面円弧状の溝421が形成されており、溝421には、シャフト91が装着されている。この状態で、シャフト91は、回転軸40の第2軸部42の外周面から径方向外側に一部が突出し、ケース20の円筒部26の内周面に当接している。
また、ケース20の円筒部26は、角度が180°ずれた位置にスリット261が形成されている。スリット261には、シャフト92が装着されているとともに、円筒部26の周りには、環状弾性部材90が装着されている。この状態で、シャフト92は、円筒部26の内外周面から径方向内側に一部が突出しているとともに、環状弾性部材90によって径方向外側で弾性をもって支持されている。
従って、便蓋6や便座5を起立させた状態から前方に倒れようとする際、回転軸40とともにシャフト92が矢印Aで示す方向に回転しようとするが、その際、シャフト91がシャフト92を乗り越える際に負荷が発生する。このため、便蓋6や便座5の自立姿勢が保持される。このようにして、本形態の流体ダンパ装置10には、自立保持機構15が構成されている。
(ケース20と第2カバー60との溶着方法)
図5は、本発明を適用した溶着方法の説明図であり、図5(a)、(b)は、本発明を適用した流体ダンパ装置10に用いたケース20と第2カバー60とを溶着する前の状態を示す説明図、およびケース20と第2カバー60とを溶着した後の状態を示す説明図である。
図4(a)に示すように、ケース20と第2カバー60とを連結するにあたっては、ケース20の胴部22の他方側L2の端部の内側に第2カバー60の第1筒部62を差し込み、この状態で、胴部22と第1筒部62との重なり部分18を溶融させて溶着する。その際、ケース20の胴部22の内側に第2カバー60の第1筒部62を浅く差し込み、この状態から重なりが深くなる方向にケース20および第2カバー60の少なくとも一方を押圧しながら、重なり部分18を溶融させる。本形態では、ケース20の胴部22の内側に第2カバー60の第1筒部62を浅く差し込み、この状態から重なりが深くなる方向に第2カバー60をケース20に向けて押圧しながら、第2カバー60を介して軸線L方向から重なり部分18に超音波を印加することにより、重なり部分18を溶融させて溶着させる。
かかる方法を採用するにあたって、本形態では、図5(a)に示すように、重なり部分
18を構成するケース20の胴部22の内周面220には、軸線L方向において第2カバー60が位置する他方側L2に向く環状の溶着用第1段部225を形成しておく。また、重なり部分18を構成する第2カバー60の第1筒部62の外周面620には、ケース20が位置する一方側L1に向いて溶着用第1段部225に軸線L方向で対向する環状の溶着用第2段部625を形成しておく。本形態では、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625を1個所のみに形成しておく。従って、胴部22の内周面220には、溶着用第1段部225の軸線L方向の両側に環状の被溶着面220a、220bが形成される。また、第1筒部62の外周面620には、溶着用第2段部625の軸線L方向の両側に環状の被溶着面620a、620bが形成される。
そして、ケース20の胴部22の内側に第2カバー60の第1筒部62を浅く差し込み、この状態から重なりが深くなる方向に第2カバー60をケース20に向けて押圧しながら、第1カバー60を介して軸線L方向から重なり部分18に超音波を印加すると、重なり部分18を溶融させることができる。その結果、図5(b)に示すように、胴部22の被溶着面220aと第1筒部62の被溶着面620aとが溶着された溶着部分18aと、胴部22の被溶着面220bと第1筒部62の被溶着面620bとが溶着された溶着部分18bとが軸線L方向で隣り合う位置に形成される。その際、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625とは溶着されないので、溶着後、溶着部分18aと溶着部分18bとの間には、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625とが溶着せずに、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625とが重なった状態で残る非溶着部分18dが形成される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ケース20(第1部材)の胴部22の他方側L2の端部の内側に第2カバー60(第2部材)の第1筒部62を差し込み、この状態で、胴部22と第1筒部62との重なり部分18を溶融させて溶着する。ここで、重なり部分18を構成するケース20の胴部の内周面220および第2カバー60の第1筒部62の外周面620の周面には、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625が形成されているため、重なり部分18は、軸線L方向において溶着用第1段部225および溶着用第2段部625によって複数個所に分割されている。このため、1つの重なり部分18(溶着部分18aの1つ分、溶着部分18bの1つ分)は、軸線L方向の長さが短い。従って、ケース20と第2カバー60の第1筒部62との径方向での重なりが浅い状態で、重なりが深くなる方向にケース20および第2カバー60の少なくとも一方を押圧しながら、重なり部分18を溶融させて溶接する際、重なり部分18全体の軸線L方向の長さを長くして溶着強度を高めた場合でも、第2カバー60との軸線L方向の移動距離が短い。それ故、溶着にかかる時間が短く済む等、径方向での重なり部分を効率よく溶着により固定することができる。
また、溶着中の第2カバー60の軸線L方向の移動距離が短いため、第2カバー60に対して軸線Lで隣り合う位置に、同一材料からなる回転軸40(第3部材)が位置する場合でも、第2カバー60と回転軸40とが溶着するという事態の発生を抑制することができる。
また、流体ダンパ装置10において、第2カバー60の第1筒部62の内周面626には環状の摺動用カバー側段部628が形成され、回転軸40の第1軸部41の外周面416には摺動用カバー側段部628と摺動面を構成する摺動用回転軸側段部415が形成されている。このような場合、第2カバー60の他方側L2の端部609が摺動用回転軸側段部415より一方側L1に位置しないと、第2カバー60の他方側L2の端部609が摺動用回転軸側段部415と溶着するおそれがある。それには、第2カバー60の第1筒部62を長くして、第2カバー60の端部609と摺動用カバー側段部628とを軸線L
方向で十分に離間させる必要があるが、本形態では、ケース20と第2カバー60の第1筒部62との径方向での重なりが浅い状態でも、被溶着面220bと被溶着面620aとが重なる位置まで、ケース20の内側に第2カバー60の第1筒部62を差し込んでから溶着を開始する。このため、第2カバー60の第1筒部62を長くして第2カバー60の端部609と摺動用カバー側段部628とを軸線L方向で十分に離間させる必要がない等、第2カバー60の設計の自由度が高い。
また、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625は各々、1個所に設けられている。溶着用第1段部225および溶着用第2段部625の数が増える程、ケース20筒部22の内周面220および第2カバー60の第1筒部62側の外周面620において、径が切り換わる個所が増えることになる。従って、本形態のように、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625の数を最小限に抑えれば、径が切り換わる個所が少なく済むので、ケース20の筒部22および第2カバー60の第1筒部62において重なり部分18を構成する部位の径を細くすることができる。
(非溶着部分18dの別の形態)
図6は、本発明を適用した流体ダンパ装置10に用いたケース20と第2カバー60とを溶着した後の別の状態を示す説明図である。上記実施の形態では、溶着後、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625とが重なった状態で残る非溶着部分18dが形成されていたが、図6に示すように、非溶着部分18dでは、溶着用第1段部225と溶着用第2段部625と隙間を介して離間した状態で残っていてもよい。
かかる構成によれば、溶着時に発生したバリが非溶着部分18d(隙間)内に入り込むため、適正に溶着を行うことができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、溶着用第1段部225および溶着用第2段部625を各々、1個所に設けたが、複数個所に設けてもよい。
上記実施の形態では、流体ダンパ装置10のケース20と第2カバー60との溶着に本発明を適用したが、ポンプ等、他の装置を製造する際の筒状第1部材と第2部材の筒部との溶着に本発明を適用してもよい。
10 流体ダンパ装置
11 ダンパ室
15 自立保持機構
18 重なり部分
18a 溶着部分
18b 溶着部分
18d 非溶着部分
20 ケース(第1部材)
22 胴部
220 胴部の内周面
220a、220b 被溶着面
225 溶着用第1段部
30 ロータ
40 回転軸(第3部材)
415 摺動用回転軸側段部
50 第1カバー
60 第2カバー(第2部材)
62 第1筒部
620 第1筒部側の外周面
620a、620b 被溶着面
625 溶着用第2段部
628 摺動用カバー側段部
80 弁体

Claims (11)

  1. 筒状の第1部材と第2部材の筒部との重なり部分を溶着により固定するにあたって、
    前記重なり部分を構成する前記第1部材側の周面には、軸線方向において前記第1部材に対して前記第2部材が位置する側に向く環状の溶着用第1段部を形成し、前記溶着用第1段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、前記重なり部分を構成する前記筒部側の周面には、軸線方向において前記第2部材に対して前記第1部材が位置する側に向いて前記溶着用第1段部に軸線方向で対向する環状の溶着用第2段部を形成し、前記溶着用第2段部の軸線方向の両側に環状の被溶着面が設けられ、
    前記第1部材と前記筒部との径方向での重なりが浅い状態で、当該重なりが深くなる方向に前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方を押圧しながら、前記重なり部分を溶融させ
    前記重なり部分での溶融は、前記第1部材あるいは前記第2部材に介して軸線方向から前記重なり部分に印加された超音波により行われることを特徴とする溶着方法。
  2. 前記溶着用第1段部の軸線方向の一方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の一方側の溶着面とが溶着された第1の溶着部分と、前記溶着用第1段部の軸線方向の他方側の被溶着面と、前記溶着用第2段部の軸線方向の他方側の溶着面とが溶着された第2の溶着部分と、が軸線方向で隣り合う位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の溶着方法。
  3. 前記溶着用第1段部および前記溶着用第2段部は各々、1個所に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の溶着方法。
  4. 前記第1部材および前記第2部材のうち、押圧される側の部材と隣り合う位置には、当該部材と同一の材料からなる第3部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の溶着方法。
  5. 溶着後、前記溶着用第1段部と前記溶着用第2段部とは隙間を介して軸線方向で対向していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の溶着方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の溶着方法を用いた流体ダンパ装置の製造方法であ
    って、
    前記ダンパ装置は、筒状のケースと、該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、前記ダンパ室に充填された流体と、前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、を有し、
    前記ケースが前記第1部材であり、
    前記カバーが前記2部材であることを特徴とする流体ダンパ装置の製造方法。
  7. 前記筒部の内周面には、軸線方向において前記カバーに対して前記ケースが位置する側に向く環状の摺動用カバー側段部が形成され、
    前記回転軸の外周面には、軸線方向において前記ケースに対して前記カバーが位置する側に向いて前記摺動用カバー側段部と摺動面を構成する摺動用回転軸側段部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の流体ダンパ装置の製造方法。
  8. 筒状のケースと、
    該ケースの内周面との間にダンパ室を構成する回転軸を備えたロータと、
    前記ダンパ室に充填された流体と、
    前記ケースとの径方向での重なり部分で当該ケースと溶着された筒部を備えたカバーと、
    を有し、
    前記重なり部分では、前記ケースと前記カバーとの溶着部分が軸線方向で隣り合う複数個所に設けられ、
    前記複数個所の溶着部分のうち、軸線方向で隣り合う溶着部分の間には、前記カバーと前記ケースとが軸線方向で対向する非溶着部分が存在することを特徴とする流体ダンパ装置。
  9. 前記非溶着部分では、前記カバーと前記ケースとの間に隙間があいていることを特徴とする請求項8に記載の流体ダンパ装置。
  10. 前記溶着部分は、軸線方向で隣り合う2箇所に設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載の流体ダンパ装置。
  11. 前記筒部の内周面には、軸線方向において前記カバーに対して前記ケースが位置する側に向く環状の摺動用カバー側段部が形成され、
    前記回転軸の外周面には、軸線方向において前記ケースに対して前記カバーが位置する側に向いて前記摺動用カバー側段部と摺動面を構成する環状の摺動用回転軸側段部が形成されていることを特徴とする請求項8乃至10の何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
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