JP6377924B2 - ハロゲン二次電池 - Google Patents

ハロゲン二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6377924B2
JP6377924B2 JP2014051505A JP2014051505A JP6377924B2 JP 6377924 B2 JP6377924 B2 JP 6377924B2 JP 2014051505 A JP2014051505 A JP 2014051505A JP 2014051505 A JP2014051505 A JP 2014051505A JP 6377924 B2 JP6377924 B2 JP 6377924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogen
negative electrode
secondary battery
positive electrode
electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014051505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015176704A (ja
Inventor
アルツゲ ラシカ ダサナヤケ
アルツゲ ラシカ ダサナヤケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2014051505A priority Critical patent/JP6377924B2/ja
Publication of JP2015176704A publication Critical patent/JP2015176704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6377924B2 publication Critical patent/JP6377924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、ハロゲン二次電池に関する。
小型化、軽量化が要求される携帯電話やノートパソコン等の電源としてリチウムイオン二次電池が広く使用されている(例えば、特許文献1)。リチウムイオン二次電池は、鉛蓄電池、ニッケル水素電池に比べて、エネルギー密度及び起電力が高い利点を有する。しかしながら、電解質として使用されるリチウム塩には、化学的安定性及び熱安定性が比較的低いこと、リチウムが資源として高コストであること等の問題がある。
特開2006−318674号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二次電池に配置された正極−負極間において電荷を輸送するイオンとしてハロゲンイオン又はその錯体を使用したハロゲン二次電池の提供を課題とする。
[1]正極と、金属を含有する負極と、ハロゲンイオン又はハロゲンイオンが配位子の錯体を含有する電解質と、を有するハロゲン二次電池。
[2]放電時の電気化学反応として、前記ハロゲンイオン又は前記錯体が、前記正極から放出され、前記負極へ流入される、前記[1]に記載のハロゲン二次電池。
[3]前記負極に含まれる金属が合金である、前記[1]又は[2]に記載のハロゲン二次電池。
[4]前記負極が、前記合金からなる粒子、ペレット又は板によって構成されている、前記[3]に記載のハロゲン二次電池。
[5]前記負極が、前記金属と、導電助剤と、集電体とを含む、前記[1]〜[4]の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
[6]前記ハロゲンイオンがフッ素イオンである、前記[1]〜[5]の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
[7]前記電解質がイオン液体である、前記[1]〜[6]の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
[8]前記正極が金属ハロゲン化物を含有する、前記[1]〜[7]の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
本発明にかかるハロゲン二次電池は、リチウムイオンに代えてハロゲンイオン又はその錯体を使用しているため、製造コストを低減することができる。また、負電荷を有するハロゲンイオンが正極−負極間の電荷を移動するため、二次電池の高容量化を実現することができる。
本発明のハロゲン二次電池の実施形態の一例を示す断面模式図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されない。
《ハロゲン二次電池》
本発明の第一実施形態のハロゲン二次電池1は、図1に例示するように、正極11と、金属を含有する負極13と、ハロゲンイオン又はハロゲンイオンが配位子の錯体を含有する電解質12と、を有する。
ハロゲン二次電池1が放電する際には、負極13と電解質12との接触面において、前記ハロゲンイオン又は前記錯体が電解質12から負極13に電気化学的に流入するとともに、正極11と電解質12との接触面において、前記ハロゲンイオン又は前記錯体が正極11から電解質12に電気化学的に放出される。したがって、電池全体としては、正極11から電解質12を介して負極13へ前記ハロゲンイオン又は前記錯体が移動する。この電気化学反応により、正極11から外部回路を介して負極13へ電流が流れる。
一方、ハロゲン二次電池1を充電する場合には、各電極において、前述した放電の場合とは逆方向の電気化学反応が起こる。すなわち、ハロゲン二次電池1の充電時には、前記ハロゲンイオン又は前記錯体が、負極13から電解質12を介して正極11へ移動する。
《負極》
ハロゲン二次電池1のエネルギー密度を向上させる観点から、負極13を構成する材料として、金属を使用することが好ましい。負極13を構成する金属は、典型元素であってもよいし、遷移元素(遷移金属)であってもよい。
通常、負極13を構成可能な金属の反応性は高いため(例えば、空気や水分に接触すると短時間で酸化してしまうため)、電池製造時及び使用時に空気や水分との接触を避けることが好ましい。この場合、電池製造をドライルーム内で行ったり、電解質12の媒体として非水系溶媒を使用したりする。
また、負極13と電解質12の接触面積を増やして電気化学反応の効率を高めるためには、負極13を構成する金属の表面積を拡大することが有効であるが、金属の表面積を大きくするとその反応性が一層高くなるため、電池製造をドライルーム内で行う必要が生じる。
したがって、負極13の構成材料として、単体の金属よりも安定な合金を使用することが好ましい。化学的に安定で扱いやすい合金を使用することにより、ドライルームを使用せずに電池を製造したり、電解質12の溶媒として水系溶媒を使用したりすることも可能となる。さらに、当該ハロゲン二次電池の容量を高めるとともに、負極13の表面積を容易に拡大することができる。
負極13の表面積を拡大する方法としては、前記合金からなる粒子同士又は前記合金からなるペレット同士、或いは前記合金からなる粒子とペレットとを、公知の樹脂バインダーで結着する方法によって負極13を作製する方法が挙げられる。負極13として合金の板又は薄膜を使用しても構わないが、合金板を使用するよりも、合金からなる粒子又はペレット(粒子よりも大きい粒)を使用した方が、電解質12に接触する負極13の表面積を大きくすることができる。合金の粒子又はペレットを使用して負極13を作製した場合は、負極13を多孔質構造にすることが容易である。
前記粒子の形状は特に限定されず、例えば、球状、針状、繊維状の微粒子が挙げられる。
前記粒子の一次粒子径の平均、即ち平均粒子径の好適な範囲は、通常、10nm〜50μmが好ましく、10nm〜10μmがより好ましく、10nm〜1μmが更に好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、粒子の取り扱いが比較的容易であり、負極13を製造し易い。上記範囲の上限値以下であると、負極13の構造的強度を維持し易い。
前記粒子の平均粒子径を求める方法としては、例えばレーザー回折式粒度分布測定装置の測定により得られた体積平均径の分布のピーク値として決定する方法やSEM観察によって複数の粒子の長径を測定して平均する方法が挙げられる。前記粒子の平均粒子径は前記SEM観察によって測定することが好ましい。
前記ペレットの形状は特に限定されず、例えば、球状、棒状、ブロック状、削り状のペレットが挙げられる。
前記ペレットの直径(長径)の平均、即ち平均径の好適な範囲は、通常、10nm〜1mmが好ましく、10nm〜100μmがより好ましく、100nm〜10μmが更に好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、ペレットの取り扱いが比較的容易であり、負極13を製造し易い。上記範囲の上限値以下であると、負極13の構造的強度を維持し易い。
前記ペレットの平均径を求める方法としては、例えば、光学拡大鏡観察によって複数のペレットの長径を測定して平均する方法が挙げられる。
負極13の構成材料として、1種類の粒子又はペレットが単独で使用されてもよいし、2種以上の粒子又はペレットが併用されてもよい。
前記合金の種類としては、充放電時に電解質12から出入りする前記ハロゲン又は前記錯体を吸収及び放出することが可能な合金が好ましく、例えば、従来の水素吸蔵合金として知られる合金が適用可能である。具体的には、例えば、LaNi、LaCoNi等が挙げられるが、これらに限定されない。
負極13を構成する材料として、前記合金とともに、該合金以外の材料を導電助剤として使用しても構わない。このような材料として、従来のリチウムイオン二次電池において使用される負極材料が挙げられる。前記導電助剤としては、例えば、チタン、白金、金、銀、銅、アルミ、コバルト、鉄、マグネシウム、ニッケル、亜鉛等の金属や、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化コバルト、酸化銅、酸化鉄、炭化チタン、炭化バナジウム、炭化タングステン等の金属化合物や、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバー、活性炭、グラファイト等の炭素材料などが挙げられる。
負極13の一例として、前記金属としての合金粒子と、前記導電助剤と、集電体とを含む負極が挙げられる。この負極13の作製方法の一例を以下に説明する。まず、前記合金粒子、前記導電助剤、樹脂バインダーを所定の割合で均一に混合したペースト状の組成物を作製する。混合方法は特に制限されず、例えば公知の混合機、混練機等を使用して混合すればよい。この組成物を、導電性の集電体上に塗布して、所定温度で乾燥することにより、前記合金粒子及び導電助剤が結着した広い表面積を有する負極活物質が前記集電体上に配置されてなる負極13が得られる。
前記合金粒子及び導電助剤と前記バインダー樹脂との混合物を前記集電体上に塗布して乾燥することにより得られる、前記集電体上の負極活物質層は、板状の合金板よりも広い表面積を有し、多孔質層を形成することもできる。多孔質の負極活物質層を有する負極13を使用することにより、負極13における電気化学反応を向上させ、ハロゲン二次電池1の電池性能を向上させることができる。
前記集電体としては、リチウムイオン二次電池で使用される公知の集電体が適用可能であり、例えば、銅、アルミ、金などの金属からなる薄板状の集電体が挙げられる。
前記集電体及び負極13の形状は特に制限されず、ハロゲン二次電池1の筐体内又は電解質槽の中に収納できる形状であることが好ましい。具体的には、例えばシート状、板状、柱状等の形状が挙げられる。
前記金属、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記負極活物質を構成する前記金属の質量としては、前記負極活物質の総質量に対して、例えば20〜98質量%が好ましく、50〜90質量%がより好ましく、70〜90質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴ってバインダー樹脂の含有量を高めることにより、負極13を構成する負極活物質層の構造的強度を高めることができる。
前記金属、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記負極活物質を構成する前記導電助剤の質量としては、前記負極活物質の総質量に対して、例えば0〜15質量%が好ましく、0〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、ハロゲン二次電池1の負極13における電気化学反応の効率を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴って前記金属の含有量を充分に確保することにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。
前記金属、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記負極活物質を構成する前記バインダー樹脂の質量としては、前記負極活物質の総質量に対して、例えば0〜20質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましく、4〜10質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、前記負極活物質層の構造的強度を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴って前記金属及び導電助剤の含有量を充分に確保することにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。
前記バインダー樹脂は、前記粒子又はペレットを結着させることができる樹脂であれば特に制限されない。具体的には、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体(PVDF−HFP)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリルニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)等が挙げられる。
負極13において、1種のバインダー樹脂が単独で使用されてもよいし、2種以上のバインダー樹脂が併用されてもよい。
《電解質》
正極11と負極13との間に介在する電解質12は、ハロゲンイオン及びハロゲンイオンが配位子の錯体の少なくとも一方を含有する。電解質12の形態は特に制限されず、液体、ゲル、固体の何れであってもよい。通常、液体(電解液)又はゲル(ゲル電解質)の方が固体(固体電解質)よりもイオン移動度が高くなるため、電池性能が向上する。
前記ハロゲンイオンとしては、例えばフッ素イオン(F-)、塩素イオン(Cl-)、臭素イオン(Br-)、ヨウ素イオン(I-)が挙げられる。これらの中でもフッ素イオンが好ましい。フッ素イオンは電気陰性度の最も高い分子であるため、高電位を得られやすい
前記錯体としては、ハロゲンイオンが配位結合や水素結合により結合して形成された錯体であれば特に制限されず、例えば、上記のハロゲンイオンと正電荷を有するカウンターイオンとからなる塩(錯塩)が挙げられる。カウンターイオンの価数は1価であっても良いし、2価以上であってもよい。前記錯塩は電荷を有する錯イオンであってもよい。
前記錯体の具体例としては、例えば、フッ化テトラメチルアンモニウム(TMAF)が挙げられるが、それに限定されない。
電解質12として、イオン液体(常温溶融塩)も好適である。イオン液体は、不揮発性、不燃性、耐熱性等の電池の電解質として好ましい性質を有するものが多数知られており、これらの中で上記のハロゲンイオンを有するイオン液体を適用することができる。
前記イオン液体の具体例としては、例えば、フッ化テトラメチルアンモニウム(TMAF)等が挙げられる。
電解質12における前記ハロゲンイオン又は前記錯体の濃度としては、ハロゲン二次電池1の電池性能を高める観点から、0.1〜10M(mol/L)が好ましく、0.5〜10Mがより好ましく、1〜5Mが更に好ましい。
電解質12において、1種の前記ハロゲンイオン又は前記錯体が単独で使用されてもよいし、2種以上の前記ハロゲンイオン又は前記錯体が併用されてもよい。
電解質12には、本発明の趣旨を損なわない限りにおいて、前記ハロゲンイオン及び前記錯体以外の材料が含まれてもよい。このような材料としては、例えば、公知のリチウムイオン二次電池で使用される、溶媒、ゲル化剤、充填剤、増粘剤、滑剤等が挙げられる。
前記溶媒は、水系溶媒であってもよいし、非水系溶媒であってもよく、例えば、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ガンマブチルラクトン(GBL)等が好適な溶媒として挙げられる。
《正極》
ハロゲン二次電池1の正極11は、放電時に前記ハロゲンイオン又は前記錯体を放出する機能、及び、充電時に前記ハロゲンイオン又は前記錯体を受け入れる機能の少なくとも一方を有することが好ましい。これらの機能を有する正極11を構成する材料として、電池のエネルギー密度を向上させる観点から、金属ハロゲン化物を使用することが好ましい。
前記金属ハロゲン化物を構成する金属は、典型元素であってもよいし、遷移元素(遷移金属)であってもよいが、典型元素であることが好ましい。具体的には、銅(Cu)、(ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ビスマス(Bi)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)等の金属が挙げられる。
前記金属ハロゲン化物を構成するハロゲンは、電解質12に含まれるハロゲンイオンと同じ種類のハロゲンであることが好ましい。この場合、ハロゲン二次電池1の放電時に正極11から電解質12へハロゲンイオンを補充することができる。この結果、ハロゲン二次電池1の電池特性および定格容量を一層高めることができる。
正極11において、前記金属ハロゲン化物を構成するハロゲンは1種類が単独で使用されてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
前記金属ハロゲン化物としては、例えば、CuF、CuCl、CuBr、CuI、NiF、NiCl、NiBr、NiI、CoF、CoCl、CoBr、CoI、BiF、BiCl、BiBr、BiI、PbF、PbCl、PbBr、PbI、SbF、SbCl、SbBr、SbI等が挙げられる。これらの中でも、CuF、NiF、CoF、PbF、SbIが好ましく、CuF、NiF、CoF、がより好ましく、CuFがさらに好ましい。
正極11において、前記金属ハロゲン化物は1種類が単独で使用されてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
正極11と電解質12の接触面積を増やして電気化学反応の効率を高めるためには、正極11を構成する金属ハロゲン化物の表面積を拡大することが有効である。正極11の表面積を拡大する方法としては、前記金属ハロゲン化物からなる粒子同士又は前記金属ハロゲン化物からなるペレット同士を、公知の樹脂バインダーで結着する方法によって正極11を作製する方法が挙げられる。正極11として金属ハロゲン化物の板を使用しても構わないが、板を使用するよりも、粒子又はペレット(粒子よりも大きい粒)を使用した方が、電解質12に接触する正極11の表面積を大きくすることができる。金属ハロゲン化物の粒子又はペレットを使用して正極11を作製した場合は、正極11を多孔質構造にすることが容易である。
前記金属ハロゲン化物を含む粒子の形状は特に限定されず、例えば、球状、針状、繊維状の微粒子が挙げられる。
前記粒子の一次粒子径の平均、即ち平均粒子径の好適な範囲は、通常、5nm〜100μmが好ましく、100nm〜50μmがより好ましく、100nm〜10μmが更に好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、粒子の取り扱いが比較的容易であり、正極11を製造し易い。上記範囲の上限値以下であると、正極11の構造的強度を維持し易い。
前記粒子の平均粒子径を求める方法としては、例えばレーザー回折式粒度分布測定装置の測定により得られた体積平均径の分布のピーク値として決定する方法やSEM観察によって複数の粒子の長径を測定して平均する方法が挙げられる。前記粒子の平均粒子径は前記SEM観察によって測定することが好ましい。
前記金属ハロゲン化物を含むペレットの形状は特に限定されず、例えば、球状、棒状、ブロック状、削り状のペレットが挙げられる。
前記ペレットの直径(長径)の平均、即ち平均径の好適な範囲は、通常、10nm〜1mmが好ましく、10nm〜100μmがより好ましく、100nm〜10μmが更に好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、ペレットの取り扱いが比較的容易であり、正極11を製造し易い。上記範囲の上限値以下であると、正極11の構造的強度を維持し易い。
前記ペレットの平均径を求める方法としては、例えば、光学拡大鏡観察によって複数のペレットの長径を測定して平均する方法が挙げられる。
正極11の構成材料として、1種類の粒子又はペレットが単独で使用されてもよいし、2種以上の粒子又はペレットが併用されてもよい。
正極11を構成する材料として、前記金属ハロゲン化物とともに、該金属ハロゲン化物以外の材料を導電助剤として使用しても構わない。このような材料として、従来のリチウムイオン二次電池において使用される正極材料が挙げられる。前記導電助剤としては、例えば、チタン、白金、金、銀、銅、アルミ、コバルト、鉄、マグネシウム、ニッケル、亜鉛等の金属や、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化コバルト、酸化銅、酸化鉄、炭化チタン、炭化バナジウム、炭化タングステン等の金属化合物や、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンファイバー、活性炭、グラファイト等の炭素材料などが挙げられる。
正極11の一例として、前記金属ハロゲン化物を含む粒子と、前記導電助剤と、集電体とを含む正極が挙げられる。この正極11の作製方法の一例を以下に説明する。まず、前記粒子、前記導電助剤、樹脂バインダーを所定の割合で均一に混合したペースト状の組成物を作製する。混合方法は特に制限されず、例えば公知の混合機、混練機等を使用して混合すればよい。この組成物を、導電性の集電体上に塗布して、所定温度で乾燥することにより、前記粒子及び導電助剤が結着した広い表面積を有する正極活物質が前記集電体上に配置されてなる正極11が得られる。
前記金属ハロゲン化物を含む粒子と前記バインダー樹脂との混合物を前記集電体上に塗布して乾燥することにより得られる正極活物質層は、広い表面積を有する多孔質層として形成することもできる。多孔質の正極活物質層を有する正極11を使用することにより、正極11における電気化学反応を向上させ、ハロゲン二次電池1の電池性能を向上させることができる。
前記集電体としては、リチウムイオン二次電池で使用される公知の集電体が適用可能であり、例えば、銅、アルミ、金などの金属からなる薄板状の集電体が挙げられる。
前記集電体及び正極11の形状は特に制限されず、ハロゲン二次電池1の筐体内又は電解質槽の中に収納できる形状であることが好ましい。具体的には、例えばシート状、板状、柱状等の形状が挙げられる。
前記金属ハロゲン化物、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記正極活物質を構成する前記金属ハロゲン化物の質量としては、前記正極活物質の総質量に対して、例えば20〜98質量%が好ましく、50〜90質量%がより好ましく、70〜90質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴ってバインダー樹脂の含有量を高めることにより、正極11を構成する正極活物質層の構造的強度を高めることができる。
前記金属ハロゲン化物、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記正極活物質を構成する前記導電助剤の質量としては、前記正極活物質の総質量に対して、例えば0〜15質量%が好ましく、0〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、ハロゲン二次電池1の正極11における電気化学反応の効率を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴って前記金属ハロゲン化物の含有量を充分に確保することにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。
前記金属ハロゲン化物、導電助剤及びバインダー樹脂を含む前記正極活物質を構成する前記バインダー樹脂の質量としては、前記正極活物質の総質量に対して、例えば0〜20質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましく、4〜10質量%がさらに好ましい。なお、前記総質量には前記集電体の質量は含まれない。
上記範囲の下限値以上にすることにより、前記正極活物質層の構造的強度を高めることができる。上記範囲の上限値以下にすることに伴って前記金属ハロゲン化物の含有量を充分に確保することにより、ハロゲン二次電池1の定格容量を高めることができる。
前記バインダー樹脂は、前記粒子、ペレット及び導電助剤を結着させることができる樹脂であれば特に制限されない。具体例としては、前述の負極活物質層を構成可能なバインダー樹脂と同じものが挙げられる。
<電極の作製>
正極11および負極13を作製する際の前記組成物には、希釈用溶媒を配合してもよい。各成分及び溶媒を混合した後、電極の作製過程において希釈用溶媒を乾燥等によって除去してもよい。ここで、「希釈用溶媒」とは、電極中に実質的に残存しない溶媒を意味する。この場合の希釈用溶媒は、配合成分のいずれかを十分に溶解又は分散させることができる溶媒が好ましく、有機溶媒であってもよいし、水系溶媒又は水であってもよい。具体的な溶媒の種類及び添加量は、前記組成物を構成する各成分の種類、濃度やその溶解性に応じて適宜調整すればよい。
前記組成物を混合する方法は特に限定されず、例えば、撹拌子、撹拌翼、ボールミル、スターラー、自公転ミキサー等を使用する公知の方法が適用可能である。前記組成物を混合する方法は、複数種類の混合方法を併用してもよい。
混合温度、混合時間等の混合条件は、各種方法に応じて適宜設定すればよい。通常は、混合時の温度は15〜85℃であることが好まく、混合時間は0.5〜36時間であることが好ましい。
前記組成物を混合した後、前記組成物を所望の形状の電極に成型することができる。成型方法は特に制限されず、例えば射出成型、押出成型、モールド成型等の公知方法が適用可能である。これらの成型方法は、混合後の前記組成物が十分に高い粘度を有する場合に特に適する。
また、前記組成物を混合した後、所望の基材に塗布して、前記基材と一体化した電極を形成することができる。電極の形成後に、前記基材を電極から剥がしても構わないし、一体化した形態で電極として使用してもよい。前記基材は特に制限されないが、公知の集電材等の導電性基材であることが好ましい。導電性基材を介することにより電極から電子を容易に収集することができる。
前記電極から前記希釈用溶媒を除去する方法は特に限定されず、例えば、ドライボックス、真空デシケータ、減圧乾燥機等を使用する公知の乾燥方法が適用可能である。
以上の方法により、本発明にかかる電極を作製することができる。
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[実施例1]
<負極の作製>
粒子状のLaNi5(アルドリッチ社製)0.75gと、カーボンブラック0.15gと、N−メチルピロリドン(NMP)中にPVDFが10wt%で溶解されたPVDF溶液1gと、を混合し、自転回転装置にて5分間分散して、負極材を得た。
銅箔からなる厚さ18μmの集電体上に、乾燥後の厚さが30μmとなるように、ミニコーター(宝仙社製「MC20」)を用いて、上記で得られた負極材を塗布し、これを50℃のホットプレートを用いて2時間乾燥させ、さらに真空乾燥機を用いて50℃で24時間真空乾燥させた。
次いで、ロールプレス機(テスター産業社製)を用いて、集電体上の乾燥後の負極材を、1500Nの圧力でプレスした後、グローブボックスの乾燥炉内で、50℃で6時間乾燥させることで、Cu集電体上に合金を含む負極活物質層が形成された負極を得た。
<正極の作製>
0.75gのCuF2と、0.15gのカーボンブラックと、NMP中にPVDFが10wt%で溶解されたPVDF溶液1gと、を混合し、自転回転装置にて5分間分散した。さらに、NMP溶媒に溶かした10wt%PVDF溶液1gを追加した後、改めて自転回転装置にて5分間分散して、正極材を得た。
銅箔からなる厚さ18μmの集電体上に、乾燥後の厚さが30μmとなるように、ミニコーター(宝仙社製「MC20」)を用いて、上記で得られた正極材を塗布し、この正極材を、50℃のホットプレートを用いて2時間乾燥させ、さらに真空乾燥機を用いて100℃で24時間真空乾燥させた。
次いで、ロールプレス機(テスター産業社製)を用いて、集電体上の乾燥後の負極材を、1500Nの圧力でプレスした後、グローブボックスの乾燥炉内で、100℃で6時間乾燥させることで、集電体上に金属ハロゲン化物を含有する正極活物質層が形成された正極を得た。
<電解液の作製>
テトラメチルアンモニウム・フルオリド(略称:TMAF、アルドリッチ社製)2.73gをプロピレンカーボネート(岸田化学社製)27.57gに溶解した、1MのTMAF/PC電解液を得た。
<フッ素イオン二次電池の製造>
上記で得られた負極及び正極を、それぞれ直径16mmの円盤状に打ち抜いた。また、電解液が透過可能なポリプロピレン製セパレータ(積水化学社製)を直径17mmの円盤状に打ち抜いた。得られた正極、セパレータ及び負極を、この順にSUS製の電池容器(CR2032)内で積層し、上記で得られた電解液を、セパレータ、負極及び正極に含浸させ、さらに負極上に、SUS製の板(厚さ1.2mm、直径16mm)を載せ、蓋をすることにより、コイン型セルであるフッ素イオン二次電池を製造した。
[実施例2]
実施例1における粒子状のLaNi5(アルドリッチ社製)0.75gを、粒子状のLa2Co1Ni9(アルドリッチ社製)0.75gに変更して使用した以外は、実施例1と同様に、正極、負極を作製し、コイン型セルのフッ素イオン二次電池を製造した。
[実施例3]
<負極の作製>
グローブボックス内において、油中に保存された削り状のLa(高純度化学社製)1gを、高純度NMP溶媒に投入して撹拌することにより、NMPによって洗浄された削り状のLaを濾過により回収した。この洗浄工程を5回繰り返した後、室温で3時間真空乾燥を行い、完全に油が洗い落とされた、単体のLa削り状を得た。
次いで、La削り状0.75gと、カーボンブラック0.15gと、NMP中にPVDFが10wt%で溶解されたPVDF溶液1gと、を混合した後、さらに自転回転装置にて5分間分散して、負極材を得た。
実施例3で得られた負極材を使用して、実施例1と同様の方法でCu集電体上に比較例1の負極材からなる負極活性物質が形成された負極を得た。
<フッ素イオン二次電池の製造>
上記で得られた実施例3の負極と、実施例1と同じ正極及び電解液を使用して、実施例1と同様の方法でコイン型セルのフッ素イオン二次電池を製造した。
<電池性能の評価>
上記で得られた二次電池について、25℃において0.2Cの定電流定電圧充電を、上限電圧3.0Vとして電流値が0.1Cに収束するまで行った後、0.2Cの定電流放電を1.0Vまで行った。その後、同じ条件で充放電サイクルを繰り返し行い、10サイクル後の容量維持率((10サイクル目の放電容量(mAh)/1サイクル目の放電容量(mAh))×100)(%)を算出した。この結果を表1に示す。
Figure 0006377924
電解質としてフッ化テトラメチルアンモニウムを使用し、正極に金属ハロゲン化物を含み、負極に遷移金属を含む、実施例1〜3のハロゲン二次電池は何れも優れた容量維持率を示した。電池性能に関しては、実施例1〜3のハロゲン二次電池の優劣をつけ難いが、単体のLaを負極材に使用する実施例3のハロゲン二次電池は、その負極の作製をドライルーム内で行う必要があった。ドライルームの使用は電池製造コストを高めてしまうため、実施例1〜2のように、合金を使用することが好ましい。実施例1〜2においては、化学的に安定な合金を使用することにより、ドライルームを使用せずに負極を作製することができた。
以上で説明した各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は各実施形態によって限定されることはなく、請求項(クレーム)の範囲によってのみ限定される。
本発明に係るハロゲン二次電池は、携帯電話、パソコン等の電子機器の電源として広く利用可能である。
1…ハロゲン二次電池、11…正極、12…電解質、13…負極、14…筐体(ケース)、15…絶縁性ガスケット、16…キャップ

Claims (7)

  1. 正極と、合金であるLaNi又はLaCoNiを含有する負極と、ハロゲンイオン又はハロゲンイオンが配位子の錯体を含有する電解質と、を有するハロゲン二次電池。
  2. 放電時の電気化学反応として、前記ハロゲンイオが、前記正極から放出され、前記負極へ流入される、請求項1に記載のハロゲン二次電池。
  3. 前記負極が、前記合金からなる粒子、ペレット又は板によって構成されている、請求項1又は2に記載のハロゲン二次電池。
  4. 前記負極が、前記合金と、導電助剤と、集電体とを含む、請求項1〜3の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
  5. 前記ハロゲンイオンがフッ素イオンである、請求項1〜4の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
  6. 前記電解質がイオン液体である、請求項1〜5の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
  7. 前記正極が金属ハロゲン化物を含有する、請求項1〜6の何れか一項に記載のハロゲン二次電池。
JP2014051505A 2014-03-14 2014-03-14 ハロゲン二次電池 Active JP6377924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051505A JP6377924B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 ハロゲン二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051505A JP6377924B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 ハロゲン二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015176704A JP2015176704A (ja) 2015-10-05
JP6377924B2 true JP6377924B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=54255737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014051505A Active JP6377924B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 ハロゲン二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6377924B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6285264B2 (ja) * 2014-04-17 2018-02-28 トヨタ自動車株式会社 フッ化物イオン電池用電解液およびフッ化物イオン電池
JP6285263B2 (ja) * 2014-04-17 2018-02-28 トヨタ自動車株式会社 フッ化物イオン電池用電解液およびフッ化物イオン電池
JP2017084506A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 株式会社豊田中央研究所 フッ化物イオン二次電池

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04238815A (ja) * 1991-01-14 1992-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd フッ化物イオン伝導体およびそれを用いた電気化学素子
JPH05325973A (ja) * 1992-05-18 1993-12-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質並びにそれを用いた電池
RU2295177C2 (ru) * 2005-04-21 2007-03-10 Общество с ограниченной ответственностью "Высокоэнергетические батарейные системы" (ООО "ВЭБС") Способ изготовления вторичного твердотельного источника тока
RU2295178C2 (ru) * 2005-04-21 2007-03-10 Общество с ограниченной ответственностью "Высокоэнергетические батарейные системы" (ООО "ВЭБС") Твердотельный вторичный источник тока
KR101503759B1 (ko) * 2006-03-03 2015-03-18 캘리포니아 인스티튜트 오브 테크놀로지 불화물이온 전기화학 셀
KR20140105871A (ko) * 2006-03-03 2014-09-02 캘리포니아 인스티튜트 오브 테크놀로지 불화물이온 전기화학 셀
US9166249B2 (en) * 2010-12-22 2015-10-20 California Institute Of Technology Fluoride ion battery compositions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015176704A (ja) 2015-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7427149B2 (ja) 電池極板の調製方法
TWI649121B (zh) Conductive carbon material dispersant and conductive carbon material dispersion
CN107004834B (zh) 钙基二次电池用电解质和包含该电解质的钙基二次电池
JP5195749B2 (ja) リチウムイオン二次電池電極用スラリーの製造方法
Chen et al. Perchlorate based “oversaturated gel electrolyte” for an aqueous rechargeable hybrid Zn–Li battery
TWI618722B (zh) 形成電極的組成物
JP2010218848A (ja) リチウムイオン二次電池用の負極、それを用いたリチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用の負極の製造方法および製造に用いるスラリー
JP2016506055A (ja) リチウム−硫黄電池用正極活物質およびその製造方法
JP2013012410A (ja) 非水電解質二次電池用正極材料及び非水電解質二次電池用正極材料の製造方法
CN102576862A (zh) 正极合剂、正极及非水电解质二次电池
CN107112503B (zh) 钙基二次电池及包含该钙基二次电池的蓄电池
JP6355488B2 (ja) ハロゲン二次電池
JP6377924B2 (ja) ハロゲン二次電池
CN112615111A (zh) 一种高保液自修复隔膜及其制备方法、锂离子电池
JP2011014262A (ja) 非水電解質二次電池用電極の製造方法
JP7110986B2 (ja) 導電性組成物
JP5440242B2 (ja) ナトリウム二次電池
JP2015022983A (ja) ナトリウム二次電池
JP6539029B2 (ja) リチウムイオン二次電池の製造方法
CN110311081A (zh) 一种锂硫电池改性隔膜及其制备方法
JP2016103407A (ja) 二次電池および二次電池の製造方法
JP2009187819A (ja) リチウムイオン二次電池用ペーストの製造方法
CN115224231A (zh) 一种固态锂电池正极及其制备方法和应用
KR101660091B1 (ko) 리튬 이차전지용 양극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP2009224188A (ja) リチウムイオン二次電池およびその正極板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6377924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151